JP2008236384A - 音声ミキシング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない演算量で音声合成が可能な音声ミキシング装置を提供する。
【解決手段】2入力の音声データを合成する音声ミキシング装置であって、各々が、スケール調整処理で用いられるスケール調整係数マトリックスとダウンミックス処理で用いられるダウンミックス係数マトリックスとを、所定の周期で1つのミキシング係数マトリックスに合成する2個の係数生成部90および91と、2個のミキシング係数マトリックスのスムージング処理を行うスムージング部100と、スムージング部100でスムージング処理が施された2個のミキシング係数マトリックスと2入力の音声データとの間でそれぞれマトリックス演算を行うマトリックス演算部110と、マトリックス演算部110での2個の演算結果を1つの音声データに合成する音声合成部120とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、広くはディジタル信号処理技術に関し、特に複数入力の音声データを合成して出力するオーディオミキシング処理を行う音声ミキシング装置に関するものである。
Blu−rayディスクやHD−DVD(High Definition DVD)ディスクと呼ばれる次世代光ディスクには、例えば映画の場合、映画の本編部分を収録した音声ストリームとは別に映画監督のコメンタリ部分を収録した音声ストリームが記録されている。次世代光ディスク再生装置ではそれらの音声ストリームをそれぞれ復号した後、1つの音声データに合成して出力することが可能である。
しかしながら、音声の合成を行うためには、復号された複数の音声データそれぞれのすべてのサンプルに対して、音声ストリーム中または外部指定の係数を用いたスケール調整処理を行う必要がある。また、該スケール調整処理で用いるスケール調整係数が前回のスケール調整処理で用いたスケール調整係数と異なっている場合には、スケールの変化を滑らかに行うために、前回のスケール調整係数から該スケール調整係数まで所定の割合で変化させていくスムージング処理を行う必要がある。さらに、音声ストリームに記録されているチャンネル数と出力されるチャンネル数が異なっている場合には、復号された複数の音声データに対して音声ストリーム中または外部指定のダウンミックス係数を用いたダウンミックス処理を行う必要がある。
以下、図面を参照しながら、従来技術について説明する。
図2は、従来の音声ミキシング装置の一構成例を示すブロック図である。
音声ミキシング装置は、オーディオ入力バッファ10および11と、オーディオ復号部20および21と、オーディオ出力バッファ30および31と、係数スムージング部40および41と、スケール調整部50および51と、ダウンミックス部60および61と、音声合成部70と、スピーカ80とから構成される。
オーディオ入力バッファ10および11は、音声ストリームAおよび音声ストリームBをそれぞれ記憶する記憶装置である。
オーディオ復号部20および21は、オーディオ入力バッファ10および11に保存されている音声ストリームAおよび音声ストリームBを復号し、音声データCおよびDとしてオーディオ出力バッファ30および31にそれぞれ保存する。
係数スムージング部40および41は、音声ストリーム中からまたは外部から指定されたスケール調整係数マトリックスEおよびFが前回のスケール調整係数マトリックスと異なっていた場合、所定の割合でスケール調整係数マトリックスをそれぞれ増加させていく。
スケール調整部50および51は、スムージングを行ったスケール調整係数マトリックスGおよびHとオーディオ出力バッファ30および31に保存されている音声データCおよびDとを用いて、音声データCおよびDのスケール調整処理をそれぞれ行う。
ダウンミックス部60および61は、音声ストリーム中からまたは外部から指定されたダウンミックス係数マトリックスKおよびLとスケール調整処理を施した後の音声データIおよびJを用いて、音声データIおよびJのダウンミックス処理を行い、音声データMおよびNをそれぞれ出力する。
音声合成部70は、ダウンミックス処理を施した後の音声データMおよびNの合成処理を行い、スピーカ80から音声合成後の音声データOを出力する。
スケール調整部50におけるスケール調整処理で用いられるスケール調整係数マトリックスEは、音声データのチャンネル数がZであれば、最大でZ行Z列のマトリックス係数となる。例えば、音声データのチャンネル数が6チャンネルであれば、下記のような6行6列のマトリックスとなる。なお、スケール調整係数マトリックスFも同様である。
Figure 2008236384
ここで、前回のスケール調整処理で用いたスケール調整係数マトリックスが、スケール調整係数マトリックスEとは異なる下記のような6行6列のスケール調整係数マトリックスE2であった場合には、スケール調整係数マトリックスのスムージング処理を行う必要がある。
Figure 2008236384
例えば、スケール調整処理を100サンプルの音声データに対して行っている間に、スケール調整係数マトリックスをスケール調整係数マトリックスE2からスケール調整係数マトリックスEまでスムージングする場合、1サンプル目のスケール調整処理で用いられるスケール調整係数マトリックスGは下記のようになる。
Figure 2008236384
ここで、スケール調整係数マトリックスGの1行1列目の要素m1の値は、下記のようになる。
m1=a1+(g1−a1)÷100
同様に、2行1列目の要素n1の値は、
n1=b1+(h1−b1)÷100
となる。
また、次サンプルのスケール調整処理で用いられるスケール調整係数マトリックスの1行1列目の要素の値は、上記m1と同様に、
m1+(g1−a1)÷100
の式で表される。
このように、係数スムージング処理では、前回と今回のスケール調整処理で用いられるスケール調整係数マトリックスの差分を所定のサンプル数で除算した値をサンプル毎に1つ前のサンプルに対するのスケール調整処理で用いたスケール調整係数マトリックスに対して加算する必要がある。このため、チャンネル数Zの音声データを2種類合成する場合には、2×Z×Z回の加算演算が発生する。
スケール調整部50におけるスケール調整処理では、前記スムージング処理を施した後のスケール調整係数マトリックスと音声データとのマトリックス演算を行う必要がある。スケール調整部51におけるスケール調整処理でも同様である。
該サンプルの音声データCを下記のように表すと、
Figure 2008236384
スムージング処理を施した後のスケール調整係数マトリックスGとチャンネル数6の音声データCとのマトリックス演算を表す行列式は下記のようになる。
Figure 2008236384
ここで、マトリックス演算を施した後の音声データIの要素LF2は下記の式で求められる。
LF2=m1×LF1+m2×RF1+m3×LS1+m4×RS1+m5×CF1+m6×LFE1
同様に、要素RF2は下記の式で求められる。
RF2=n1×LF1+n2×RF1+n3×LS1+n4×RS1+n5×CF1+n6×LFE1
このように、スケール調整処理では、スケール調整係数マトリックスと音声データとのマトリックス演算を毎サンプル行う必要があり、チャンネル数Zの音声データ2種類を合成する場合、2×Z×Z回の積和演算が発生する。
音声ストリームに記録されているチャンネル数と出力されるチャンネル数が異なっている場合には、復号された音声データに対してダウンミックス処理を行う必要がある。
ダウンミックス部60におけるダウンミックス処理で用いられるダウンミックス係数は、音声データのチャンネル数が6チャンネルでれば下記のような6行6列のダウンミックス係数マトリックスKとなる。ダウンミックス部61におけるダウンミックス処理でも同様である。
Figure 2008236384
ダウンミックス係数マトリックスKとスケール調整処理を施した後のチャンネル数6の音声データIとのマトリックス演算を表す行列式は下記のようになる。
Figure 2008236384
ここで、マトリックス演算を施した後の音声データMの要素LF3は下記の式で求められる。
LF3=s1×LF2+s2×RF2+s3×LS2+s4×RS2+s5×CF2+s6×LFE2
同様に、音声データMの要素RF2は下記の式で求められる。
RF3=t1×LF2+t2×RF2+t3×LS2+t4×RS2+t5×CF2+t6×LFE2
このように、ダウンミックス処理では、ダウンミックス係数マトリックスと音声データとのマトリックス演算を毎サンプル行う必要があり、チャンネル数Zの音声データ2種類を合成する場合、2×Z×Z回の積和演算が発生する。
音声合成処理では、上記のスムージング処理、スケール調整処理、ダウンミックス処理が合成する複数の音声データに対して施された後、それらの音声データを合成する。
Figure 2008236384
上記のように表される音声データNと音声データMを合成する場合、合成後の音声データOの要素LF5は下記の式で求められる。
LF5=LF3+LF3
同様に、音声データOの要素RF5は下記の式で求められる。
RF5=RF3+RF4
Figure 2008236384
このように、音声合成処理では、複数の音声データの加算処理を毎サンプル行う必要があり、チャンネル数Zの音声データ2種類を合成する場合、2×Z回の加算演算が発生する。
特許文献1は次世代光ディスク再生装置において、複数の音声データを合成した後の出力方法に関するもので、合成された音声データを再符号化して出力することを特徴としている。
特開2006−197391号公報
複数の音声データを合成し出力する場合、スケール調整に用いる係数のスムージング処理、スケール調整処理、ダウンミックス処理をそれぞれの音声データに対して行い、それらの処理を施した後の音声データを合成する必要がある。例えば、チャンネル数Zの音声データ2本を合成する場合、以下の(1)から(4)の演算を1サンプル毎に行なう必要がある。
(1)スムージング処理はZ×Z×2=2Z2回の加算演算
(2)スケール調整処理はZ×Z×2=2Z2回の積和演算
(3)ダウンミックス処理はZ×Z×2=2Z2回の積和演算
(4)音声データ合成処理は、Z回の加算演算
このため、音声データのサンプリング周波数が48kHzであった場合は、1秒当たり48000×(6Z2+Z)回の演算が必要となり、演算量が膨大であるという問題がある。
ここで、スケール調整処理およびダウンミックス処理で用いる係数は、音声データのチャンネル数や出力されるチャンネル数により異なるため、組み込むシステムに応じた係数を選択する処理部をソフトウェアで実現する必要がある。
しかしながら、スムージング処理、マトリックス演算、音声合成処理は音声データのチャンネル数や出力されるチャンネル数に関わらず、常に加算演算や積和演算のみを行えば良い。
そこで、スケール調整係数およびダウンミックス係数はソフトウェアを用いて所定の周期で合成し、スムージング処理、マトリックス演算、音声合成処理はソフトウェアではなく他の機構、例えばハードウェアで実現することにより、ソフトウェアの演算量を減らすことが可能となる。
本発明は、スムージング処理、マトリックス処理、音声合成処理を他の機構で行い、加算演算および積和演算の回数を減らすことで、少ない演算量で音声合成が可能な音声ミキシング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る音声ミキシング装置は、Y(Yは2以上の整数)入力の音声データを合成する音声ミキシング装置であって、各々が、スケール調整処理で用いられるスケール調整係数マトリックスとダウンミックス処理で用いられるダウンミックス係数マトリックスとを、所定の周期で1つのミキシング係数マトリックスに合成するY個のミキシング係数マトリックス生成手段と、Y個の前記ミキシング係数マトリックスのスムージング処理を行うスムージング手段と、前記スムージング手段でスムージング処理が施された前記Y個のミキシング係数マトリックスと前記Y入力の音声データとの間でそれぞれマトリックス演算を行うマトリックス演算手段と、前記マトリックス演算手段でのY個の演算結果を1つの音声データに合成する音声合成手段とを備える。
この装置によると、ミキシング係数マトリックス生成手段の処理での、スケール調整係数マトリックスとダウンミックス係数マトリックスとの合成処理は、所定の周期で行なわれる。このため、従来のように、サンプリング周期でスムージング処理、スケール調整処理およびダウンミックス処理を行なう場合に比べ、少ない演算量で音声ミキシング処理を行なうことができる。
好ましくは、上述の音声ミキシング装置は、さらに、Y入力の音声ストリームを復号し、前記Y入力の音声データを生成するオーディオ復号手段を備え、前記スムージング手段、前記マトリックス演算手段および前記音声合成手段の少なくとも1つは、前記オーディオ復号手段で実行される処理のバックグラウンドで処理を実行する。
より具体的には、前記バックグラウンドで実行される処理は、ハードウェアにより実現される。
スムージング処理、前記マトリックス演算手段および前記音声合成手段は、常に加算演算や積和演算のみを行えば良い処理部であるため、これらの手段はハードウェアで実現可能である。よって、これらの手段のうちの少なくとも1つをハードウェアで実現することにより、音声ミキシング処理を高速にすることができる。
本発明の音声ミキシング装置によれば、少ない演算量で複数入力の音声データの合成処理を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る音声ミキシング装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る音声ミキシング装置の一構成例を示すブロック図である。図1の音声ミキシング装置はオーディオ入力バッファ10および11と、オーディオ復号部20および21と、オーディオ出力バッファ30および31と、係数生成部90および91と、スムージング部100と、マトリックス演算部110と、音声合成部120と、スピーカ80とから構成されている。
オーディオ復号部20および21は、オーディオ入力バッファ10および11に保存されている音声ストリームAおよび音声ストリームBを復号し、音声データCおよびDとしてオーディオ出力バッファ30および31に保存する。
係数生成部90および91は、音声ストリーム中または外部から指定されたスケール調整係数マトリックスEとダウンミックス係数マトリックスK、スケール調整係数マトリックスFとダウンミックス係数マトリックスLを所定のサンプル単位でそれぞれ1つに合成し、ミキシング係数マトリックスPおよびQをそれぞれ出力する。
例えば、音声データのチャンネル数が6であった場合、スケール調整係数マトリックスEとダウンミックス係数マトリックスKを1つのミキシング係数マトリックスPに合成するマトリックス演算を表す行列式は下記のようになる。
Figure 2008236384
ここで、1つに合成されたミキシング係数マトリックスPの1行1列目の要素を表す式は下記の式で求められる。
aa1=a1×s1+a2×t1+a3×u1+a4×v1+a5×w1+a6×x1
同様に、ミキシング係数マトリックスPの2行1列目の要素を表す式は下記の式で求められる。
ab1=b1×s1+b2×t1+b3×u1+b4×v1+b5×w1+b6×x1
Figure 2008236384
このように、スケール調整係数マトリックスEとダウンミックス係数マトリックスKとを1つのミキシング係数マトリックスPに合成するためにマトリックス演算を行なう。よって、チャンネル数Zの音声データ2種類について、2つのミキシング係数マトリックスPおよびQに合成する場合、2×Z×Z回の積和演算が発生する。
ただし、スムージング部100が、前回合成したミキシング係数マトリックスPと今回合成したミキシング係数マトリックスPとの差分から、該サンプルで用いるべきミキシングマトリックス係数を算出する。このため、上記のマトリックス演算は所定の周期でのみ行えばよい。
例えば、スケール調整処理を100サンプルの音声データに対して行っている間に、前回合成されたミキシング係数マトリックスPから今回合成されたミキシング係数マトリックスPまでスムージングする場合、上記マトリックス演算は100サンプルに1度のみで良いことになる。
係数生成部90および91は、上記のように合成したミキシング係数マトリックスPおよびQをスムージング部100にそれぞれ入力する。
スムージング部100は、入力されたミキシング係数マトリックスPおよびQが前回入力されたミキシング係数マトリックスと異なっている場合に、スムージング処理を行い、ミキシング係数マトリックスRおよびSをそれぞれ出力する。
マトリックス演算部110は、スムージング処理が施されたミキシング係数マトリックスRおよびSとオーディオ出力バッファ30および31に保存されている音声データCおよびDとを用いて、ミキシング係数マトリックスRと音声データC、ミキシング係数マトリックスSと音声データDのマトリックス演算をそれぞれ行い、音声データTおよびUを出力する。
音声合成部120は、マトリックス演算が施された音声データTおよびUの合成処理を行い、スピーカ80から音声データOを出力する。
以上述べた実施の形態により、2種類の音声データを合成する場合の1サンプル当たりの演算量は、係数生成部90および91では、
Z×Z×2÷(所定のサンプル数)=2Z2÷(所定のサンプル数)回の積和演算
スムージング部100では、
Z×Z×2=2Z2回の加算演算、
マトリックス演算部110では、
Z×Z×2=2Z2回の積和演算、
音声合成部120では、
Z回の加算演算
の演算量が必要となる。
例えば、係数生成部90および91が100サンプル単位で動作するシステムであり、音声データのサンプリング周波数が48kHzである場合は、1秒当たり
48000×(4Z2+2Z2÷100+Z)回
の演算回数で音声データの合成が可能であり、従来の48000×(6Z2+Z)回と比べて少ない演算量で音声データの合成処理を実現することが可能となる。
なお、スムージング部100、マトリックス演算部110および音声合成部120をハードウェアで実現すれば、同条件の音声データの合成処理で必要となる演算量は、
48000×Z×Z×2÷100=960×Z2
の積和演算およびハードウェアの動作時間のみとなり、従来の
48000×(6Z2+Z)回
と比べて大幅に少ない演算量で複数入力の音声データを合成する音声ミキシング装置を提供することが可能となる。
これにより、従来の音声ミキシング装置より少ない演算量で音声データの合成処理を実現することが可能となる。
さらに、ハードウェアで構成されたスムージング部100、マトリックス演算部110および音声合成部120が動作している間に、音声ストリームの復号処理や他の音響処理を実行し、ハードウェアのバックグラウンド処理を実現すれば、同条件の音声データの合成処理で必要となる演算量は、
48000×Z×Z×2÷100=960×Z2
の積和演算のみとなり、従来の音声ミキシング装置と比べてさらに少ない演算量で音声データの合成処理を実現することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、低価格なディジタル信号処理用LSI(Large Scale Integration)を搭載した音声ミキシング装置として有用である。
本発明の実施の形態に係る音声ミキシング装置の一構成例を示す回路ブロック図である。 従来の音声ミキシング装置の一構成例を示す回路ブロック図である。
符号の説明
10、11 オーディオ入力バッファ
20、21 オーディオ復号部
30、31 オーディオ出力バッファ
40、41 係数スムージング部
50、51 スケール調整部
60、61 ダウンミックス部
70、120 音声合成部
80 スピーカ
90、91 係数生成部
100 スムージング部
110 マトリックス演算部
A、B 音声ストリーム
C、D 音声データ
E、F スケール調整係数マトリックス
G、H スムージング処理後のスケール調整係数マトリックス
I、J スケール調整処理後の音声データ
K、L ダウンミックス係数マトリックス
M、N ダウンミックス処理後の音声データ
O 音声合成後の音声データ
P、Q ミキシング係数マトリックス
R、S スムージング処理後のミキシング係数マトリックス
T、U マトリックス演算後の音声データ

Claims (6)

  1. Y(Yは2以上の整数)入力の音声データを合成する音声ミキシング装置であって、
    各々が、スケール調整処理で用いられるスケール調整係数マトリックスとダウンミックス処理で用いられるダウンミックス係数マトリックスとを、所定の周期で1つのミキシング係数マトリックスに合成するY個のミキシング係数マトリックス生成手段と、
    Y個の前記ミキシング係数マトリックスのスムージング処理を行うスムージング手段と、
    前記スムージング手段でスムージング処理が施された前記Y個のミキシング係数マトリックスと前記Y入力の音声データとの間でそれぞれマトリックス演算を行うマトリックス演算手段と、
    前記マトリックス演算手段でのY個の演算結果を1つの音声データに合成する音声合成手段と
    を備える音声ミキシング装置。
  2. さらに、Y入力の音声ストリームを復号し、前記Y入力の音声データを生成するオーディオ復号手段を備え、
    前記スムージング手段、前記マトリックス演算手段および前記音声合成手段の少なくとも1つは、前記オーディオ復号手段で実行される処理のバックグラウンドで処理を実行する
    請求項1に記載の音声ミキシング装置。
  3. 前記バックグラウンドで実行される処理は、ソフトウェアにより実現される
    請求項2に記載の音声ミキシング装置。
  4. 前記バックグラウンドで実行される処理は、ハードウェアにより実現される
    請求項2に記載の音声ミキシング装置。
  5. 前記Y個のミキシング係数マトリックス生成手段は、各々が、前記所定の周期で、スケール調整処理で用いられるスケール調整係数マトリックスとダウンミックス処理で用いられるダウンミックス係数マトリックスとの行列積を求める
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の音声ミキシング装置。
  6. 前記マトリックス演算手段は、前記スムージング手段でスムージング処理が施された前記Y個のミキシング係数マトリックスと前記Y入力の音声データとの間でそれぞれ行列積演算を行なう
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の音声ミキシング装置。
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