JP2008236047A - 中継システムとこの中継システムに用いられる親局装置および子局装置 - Google Patents

中継システムとこの中継システムに用いられる親局装置および子局装置 Download PDF

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Abstract

【課題】周波数が異なる複数の搬送波のRF信号を中継することができ、その消費電力は従来のものより小さく、さらに、低コストである中継システムを提供すること。
【解決手段】中継システムにおいて、親局装置10で受信されたRF信号は、キャリア周波数検出部12を経由してミキサ13へ供給される。キャリア周波数検出部12では、キャリア周波数が検出される。キャリア周波数は、キャリア周波数情報に変換され、制御部15でローカル周波数となり、ミキサ13に出力される。RF信号は、ミキサ13でローカル周波数により規定の周波数のIF信号に変換され、その周波数のみを通過させる帯域通過フィルタ16を通過した後、キャリア周波数情報とともに子局装置20へ伝送される。子局装置20は、伝送されたキャリア周波数情報に基づいて、IF信号を親局装置10で受信されたRF信号と同一のRF信号に再変換し、送信部29から再送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばRF(Radio Frequency)信号の不感エリアをカバーする中継システムと、この中継システムに用いられる親局装置および子局装置に関する。
近時、陸上移動通信のシステムにおける不感地対策、あるいは基地局のカバーエリアの拡大等を目的として、基地局とアンテナとの間を中継システムにて中継する技術の適用が進んでいる。中継システムでは、基地局からのRF(Radio Frequency)信号を受信し、中継システム内部の周波数変換部によりIF(Intermediate Frequency)帯の信号に変換して伝送し、前述とは別の周波数変換部により再度RF信号に変換した後、送信アンテナから再送信する(例えば、特許文献1を参照)。
また、基地局とアンテナとの間をROF(Radio Over Fiber)システムを用いた中継システムにて中継する方法もある。ROFシステムは、基地局からのRF(Radio Frequency)信号を親局装置において光信号に変換して中継した後、子局装置にて再度RF信号に変換して送信アンテナから送受信する。光信号を伝送する光ファイバは伝送損失が小さいため、ROF技術を用いることにより、数kmの範囲にわたってアンテナを配置することが可能になる。また、基地局機能を集約化するために数十kmの光中継を行うことも実現されている。さらにROF技術は、高層ビルやイベントホール等の電波不感エリアをカバーするために、比較的低出力のアンテナを複数分散配置して不感エリア対策を行う場合などにおいても有効に利用できる。
ところで、この種の中継システムでは通信事業者(キャリア)毎に割り当てられたRF信号の搬送波帯域が、所定の伝送帯域を周波数軸上で例えば4つに分割され、その分割されたいずれかの帯域で基地局と携帯電話端末との間で通信を行う。キャリア毎の帯域割り当てに対して、これらの帯域の全てをカバーすべく中継システムを設計する必要がある。また更に、携帯電話用の通信帯域が複数の通信事業者に割り当てられる場合には、更にそのカバーする帯域を広く取らねばならない。そのため、既存の技術では、例えば内部フィルタなどに、全ての帯域をカバー可能な特性を持つものを使用している。しかしながら、周知のようにデバイスの帯域が広がるとその消費電力は大きくなり、価格も高くなる。
特開平11−27194号公報
以上述べたように既存の中継システムは、全ての搬送波帯域をカバーするために、消費電力が大きく、価格の高価なデバイスとならざるを得ない。また、現実的には1つのキャリアのみ、従って、1つの搬送波のみを取り扱うことができれば十分な場合が多いにも拘わらず、現場では複数のキャリアに対する使用を想定しなければならない。このため、本来不要なコスト上昇を招いているおそれがあり、何らかの対処が望まれている。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、キャリアごとの帯域割り当ての変更に備え、かつ、消費電力が小さく、低コストな中継システムとこのシステムに用いられる親局装置および子局装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、無線信号を親局装置で受信し、当該親局装置に接続される子局装置から前記無線信号を再放射することで前記無線信号を中継する中継システムにおいて、前記親局装置は、前記受信した無線信号の搬送波の周波数を検出する検出部と、前記検出部で検出された周波数に基づいて前記無線信号を規定の周波数のIF(Intermediate Frequency:中間周波数)信号に変換する周波数変換部と、前記周波数を示す周波数情報と前記IF信号とを多重して前記子局装置に伝送する多重部とを具備し、前記子局装置は、前記親局装置から伝送された信号を前記周波数情報と前記IF信号とに分離する分離部と、前記分離部で分離された周波数情報に基づいて前記IF信号から前記無線信号を再生する再生部とを具備する。
このようにして、親局装置は、検出部で検出した無線信号の搬送波の周波数に基づいて、受信した無線信号を規定の周波数のIF信号に変換し、このIF信号と搬送波の周波数を示す周波数情報とを多重し、子局装置へ伝送する。子局装置は、この周波数情報に基づいてIF信号を、親局装置が受信した無線信号と同一の無線信号に変換して送信する。これにより、搬送波帯域が異なる無線信号が受信されても、規定の周波数のIF信号だけを用いて、親局装置と子局装置との間で交信することが可能となる。
以上のように本発明にかかわる中継システムでは、搬送波帯域が異なる無線信号を、規定の周波数のIF信号に変換することが可能であるため、周波数を選択するためのデバイスが1つで、周波数の異なる複数の搬送波へ対応できる。これにより、複数の搬送波帯域の割り当ての変更に備え、かつ、消費電力が小さく、低コストな中継システムとこのシステムに用いられる親局装置および子局装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る中継システムの概略構成を示すブロック図である。なお、RF信号の搬送波帯域はキャリアごとに予め決められており、図1におけるRF信号は、複数ある中のいずれか1つの搬送波帯域で伝送されるRF信号を示す。
図1において、RF信号は、親局装置10で受信され、IF信号に変換される。このIF信号は、子局装置20へ伝送される。子局装置20では、IF信号は、親局装置10で受信されたRF信号と同一の周波数のRF信号に再変換されて再送信される。
親局装置10において、受信部11で受信されたRF信号は、キャリア周波数検出部12を経由し、ミキサ13に供給される。キャリア周波数検出部12は、このRF信号の搬送波の周波数をキャリア周波数として検出し、記憶部14に出力する。記憶部14は、このキャリア周波数に基づいて、このキャリア周波数と対応するキャリア周波数情報を制御部15に出力する。このとき、記憶部14は、出力したキャリア周波数情報を記憶する。
制御部15において、キャリア周波数情報は、ローカル周波数生成部151と変調部152とに供給される。ローカル周波数生成部151は、入力されたキャリア周波数情報と対応したローカル周波数を生成し、ミキサ13へ出力する。変調部152は、入力されたキャリア周波数情報を変調する。なお、変調部152におけるキャリア周波数情報の変調方式には、周波数変調方式や振幅変調方式等を用いることができ、その他の方法を用いても同様に実施可能である。
ミキサ13は、ローカル周波数生成部151で生成されるローカル周波数により、供給されたRF信号をIF帯の信号にダウンコンバートする。その後、IF信号は、その周波数帯の信号のみを通過させる帯域通過フィルタ16を通過し、多重部17において変調部152で変調されたキャリア周波数情報を多重された後、出力部18により、子局装置20へ出力される。
子局装置20において、入力部21から入力された信号は、2系統に分岐され、一方がIF信号のみを通過させる帯域通過フィルタ22に出力され、他方がキャリア周波数情報の変調信号のみを通過させる帯域通過フィルタ23に出力される。帯域通過フィルタ22を通過したIF信号は、ミキサ24に供給される。帯域通過フィルタ23を通過したキャリア周波数情報の変調信号は、復調部25でキャリア周波数情報に復調され、記憶部26を介し制御部27へ出力される。記憶部26は、復調部25から入力されたキャリア周波数情報を記憶する。制御部27は、入力されたキャリア周波数情報からローカル周波数を生成し、ミキサ24へ出力する。
ミキサ24は、制御部27で生成されるローカル周波数により、供給されたIF信号を、受信部11で受信されたRF信号と同一のRF信号にアップコンバートする。その後、RF信号は、不要な周波数成分を除去する帯域通過フィルタ28を通過し、送信部29から送信される。
次に、上記構成における中継システムにおいて、そのRF信号の中継動作を詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る中継システムにおいて受信されるRF信号を示す模式図である。図2(a)はRF信号の周波数分布を示し、図2(b)は記憶部14に記憶されている検出キャリア周波数とキャリア周波数情報の各値を示している。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る中継システムにおけるRF信号の周波数変換の模式図を示すものであり、(a)はキャリア周波数検出部12で検出されるRF信号#1の模式図、(b)はRF信号#1が周波数aのIF信号にダウンコンバートされる模式図、(c)は周波数aのIF信号がRF信号#1にアップコンバートされる模式図、(d)はRF信号毎のローカル周波数を示す図である。
親局装置10の受信部11でRF信号が受信されると、キャリア周波数検出部12は、そのRF信号の搬送波のキャリア周波数を検出する。本実施例では、RF信号がRF信号#1である場合を説明する。RF信号#1の搬送波の検出キャリア周波数は“f=Rf0+d1”であり、図3(a)に示すようになっている。この検出キャリア周波数“f=Rf0+d1”に基づいて、記憶部14からその検出キャリア周波数に対応するキャリア周波数情報“ch1”が出力され、ローカル周波数生成部151に供給される。ローカル周波数生成部151は、キャリア周波数情報“ch1”のRF信号を、周波数aのIF信号に変換するべくローカル周波数“f=Rf0+d1−a”を生成し、ミキサ13に供給する。ミキサ13は、ローカル周波数“f=Rf0+d1−a”により、図3(b)に示すように、RF信号#1を周波数aのIF信号にダウンコンバートする。
このとき、IF信号の周波数は、受信部11で受信されるRF信号が、図2および図3におけるRF信号#0、#1、#2、#3のどれであっても同一の周波数aとなるようにしている。
子局装置20において、入力部21から入力された信号は、帯域通過フィルタ22,23によりキャリア周波数情報“ch1”の変調信号とIF信号とに分離される。キャリア周波数情報“ch1”の変調信号は、復調部25で復調された後、制御部27に供給され、IF信号はミキサ24に供給される。制御部27は、周波数aのIF信号を、キャリア周波数情報“ch1”のRF信号に変換するべくローカル信号“f=Rf0+d1−a”を生成し、ミキサ24に供給する。ミキサ24は、ローカル信号“f=Rf0+d1−a”により、図3(c)に示すように、周波数aのIF信号をRF信号#1にアップコンバートする。
以上のように、上記実施形態では、親局装置10が、搬送波の周波数がそれぞれ異なるRF信号を、いずれも同一の周波数aのIF信号にダウンコンバートしてその周波数帯だけを通過させる帯域通過フィルタ16を通過させた後、キャリア周波数情報の変調信号と多重させて子局装置20に伝送している。子局装置20では、キャリア周波数情報に基づき、このIF信号を、親局装置10が受信したRF信号と同一のRF信号にアップコンバートして送信することにより、RF信号を中継している。これにより、キャリア毎の搬送波帯域割り当ての変更がある場合でも、受信されたRF信号を一定周波数のIF信号に変換することにより、親局装置10と子局装置20との間における信号伝送の帯域を狭くできる。
したがって、親局装置10と子局装置20との間における信号伝送の帯域を狭くできるため、内部フィルタ等によりキャリア毎の搬送波帯域を全てカバーする必要がなくなり、かつ、搬送波帯域割り当ての変更に対応できるようになる。また、親局装置10における帯域通過フィルタは規定の周波数のIF信号のみを通過させるフィルタのみでよいため、消費電力の低下、回路規模の縮小、および低コスト化が可能となる。
(第2の実施形態)
信号伝送における下り方向はダウンリンク、上り方向はアップリンクと称され、第1の実施形態ではダウンリンクの信号伝送について詳しく説明した。本実施形態ではダウンリンクの信号伝送と共に、アップリンクの信号伝送も可能な中継システムの説明をする。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る中継システムの概略構成を示すブロック図である。なお、図4は、アップリンクの信号伝送のための構成のみを記載しており、ダウンリンクの信号伝送のための構成は図1と同様であるとの理由により省略してある。また、図1と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。
本実施形態において、ダウンリンクの搬送波帯域とアップリンクの搬送波帯域とは、それぞれのキャリア毎に予め設定されているシステムを想定する。つまり、ダウンリンクの搬送波帯域とアップリンクの搬送波帯域との対応が決まっているので、ダウンリンクの搬送波帯域を把握できれば、必然的にアップリンクの搬送波帯域をも把握できることになる。
図4において、アップリンクにおけるRF信号であるアップリンクRF信号は、子局装置20の受信部29で受信され、ミキサ24に出力される。
記憶部26は、ダウンリンクで親局装置10から伝送されたキャリア周波数情報261を記憶しており、このキャリア周波数情報を制御部27へ出力する。制御部27は、このキャリア周波数情報と対応したローカル周波数を生成し、ミキサ24へ出力する。
ミキサ24は、制御部27で生成されるローカル周波数により、供給されたアップリンクRF信号を規定の周波数のアップリンクIF信号にダウンコンバートする。このとき、アップリンクIF信号の周波数は、第1の実施形態におけるIF信号の周波数とは異なる。アップリンクIF信号は、その周波数帯の信号のみを通過させる帯域通過フィルタ210を通過し、出力部211から親局装置10へ出力される。
アップリンクIF信号は、親局装置10の入力部19から入力され、ミキサ13に供給される。
子局装置20の記憶部26と同様、記憶部14にも、ダウンリンクで使用されたキャリア周波数情報が記憶されており、記憶部14は、そのキャリア周波数情報を制御部15に供給する。制御部15のローカル周波数生成部151は、入力されたキャリア周波数情報と対応したローカル周波数を生成し、ミキサ13に供給する。
ミキサ13は、ローカル周波数生成部151で生成されたローカル周波数により、供給されたアップリンクIF信号を、子局装置20の受信部29で受信されたアップリンクRF信号を同一のアップリンクRF信号にアップコンバートする。
その後、アップリンクRF信号は、不要な周波数成分を除去する帯域通過フィルタ110を通過し、送信部111から送信される。
以上のように、ダウンリンクの搬送波帯域とアップリンクの搬送波帯域との対応が決まっている場合には、ダウンリンクでのキャリア周波数情報がわかれば、子局装置は、アップリンクのアップリンクRF信号をアップリンクIF信号にダウンコンバートするためのローカル周波数を、アップリンクRF信号のキャリア周波数を検出せずに生成することが可能となる。また、親局装置はアップリンクで到来するアップリンクIF信号をアップリンクRF信号に再生するためのローカル周波数を、子局装置からの情報を必要とせずに生成することが可能となる。
したがって、アップリンクでは、子局装置10においてアップリンクRF信号のキャリア周波数を検出せずとも、アップリンクRF信号のダウンコンバートが可能となる。つまり、子局装置10には、キャリア周波数を検出するための機能が不要となるため、中継システムの消費電力のさらなる低下、回路規模の縮小および低コスト化が可能となる。また、子局装置から親局装置へキャリア周波数情報を通知せずとも、親局装置においてアップリンクIF信号をアップリンクRF信号にアップコンバートすることができる。つまり、子局装置にはキャリア周波数情報を多重させるための機能が必要なくなるため、これもまた、上述のように、中継システムの消費電力のさらなる低下、回路規模の縮小および低コスト化を可能とする。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係る中継システムの概略構成を示すブロック図である。なお、図5は、図1と同様、中継システムのダウンリンクを示しており、図1と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。
図5において、RF信号は、親局装置10で受信され、IF信号に変換された後、デジタル信号に変換されて子局装置20へ伝送される。子局装置20では、デジタル信号は、IF信号に変換された後、親局装置10で受信されたRF信号と同一の周波数のRF信号に再変換されて送信される。
親局装置10において、ミキサ13から出力されるIF信号は、帯域通過フィルタ16を通過し、アナログ/デジタル変換部(A/D)112でデジタル信号に変換され、フレーミング部113に出力される。
フレーミング部113は、供給されたデジタル信号と、記憶部14から出力されるキャリア周波数情報とをデジタル多重して出力部18に供給する。このとき、フレーミング部113は、デジタル信号のペイロードにキャリア周波数情報を書き込む等により、デジタル信号とキャリア周波数情報とを多重する。デジタル信号とキャリア周波数信号とが多重された信号は、出力部18から子局装置20へ出力される。
子局装置20において、入力部21から入力された信号は、デマルチプレクサ部(DEMUX)212でフレーム同期がなされ、デジタル信号とキャリア周波数情報とに分離される。デジタル信号は、デジタル/アナログ変換部(D/A)213に供給され、キャリア周波数情報は、記憶部26に供給される。
デジタル信号は、デジタル/アナログ変換部213でアナログのIF信号に戻され、ミキサ24に供給される。IF信号は、ミキサ24で、制御部27からのローカル周波数によりアップコンバートされてRF信号となり、帯域通過フィルタ28を通過し、送信部29から送信される。
以上のように、上記実施形態では、親局装置10において、受信されたRF信号をIF信号にダウンコンバートした後、デジタル化して子局装置20に伝送している。子局装置20は、伝送されたデジタル信号をIF信号にアナログ変換した後、このIF信号が親局装置10で受信したRF信号と同一のRF信号となるべくアップコンバートして、外部に送信している。これにより、キャリア毎の搬送波帯域割り当ての変更がある場合でも、受信されたRF信号を一定周波数のIF信号に変換することにより、親局装置10と子局装置20との間における信号伝送の帯域を狭くできる。
したがって、親局装置10と子局装置20との間における信号伝送の帯域を狭くできるため、内部フィルタ等によりキャリア毎の搬送波帯域を全てカバーする必要がなくなり、かつ、搬送波帯域割り当ての変更に対応できるようになる。また、親局装置10における帯域通過フィルタは規定の周波数のIF信号のみを通過させるフィルタのみでよいため、消費電力の低下、回路規模の縮小、および低コスト化が可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第2の実施形態では、親局装置10と子局装置20とがアナログ接続されているアップリンクの信号伝送について説明したが、親局装置10と子局装置20とがデジタル接続されているアップリンクの信号伝送についても実施可能である。このときのシステム構成は、図4の帯域通過フィルタ210と出力部211との間にアナログ/デジタル変換部が設置され、入力部19とミキサ13との間にデジタル/アナログ変換部が設置されたものとなる。
また、上記実施形態では、親局装置10で受信した搬送波のRF信号を変換したIF信号を電気信号のまま子局装置20に出力する例について説明したが、親局装置10に電/光変換器を設置し、子局装置20に光/電変換器を設置することにより、電気信号を光信号に変換し、光伝送路を介して子局装置20に伝送する場合でも同様に実施可能である。
さらに、本発明は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明に係る中継システムの第1の実施形態の構成を示すブロック図。 上記実施形態において受信されるRF信号を示す図。 上記実施形態において受信されるRF信号の周波数変換の模式図。 本発明に係る中継システムの第2の実施形態の構成を示すブロック図。 本発明に係る中継システムの第3の実施形態の構成を示すブロック図。
符号の説明
10…親局装置、20…子局装置、11…受信部、12…キャリア周波数検出部、13,24…ミキサ、14,26…記憶部、15,27…制御部、151…ローカル周波数生成部、152…変調部、16,110,22,23,28,210…帯域通過フィルタ、17…多重部、18,211…出力部、19,21…入力部、111,29…送信部、112…A/D、113…フレーミング部、25…復調部、212…DEMUX、213…D/A、261…キャリア周波数情報。

Claims (16)

  1. 無線信号を親局装置で受信し、当該親局装置に接続される子局装置から前記無線信号を再送信する中継システムにおいて、
    前記親局装置は、
    前記受信した無線信号の搬送波の周波数を検出する検出部と、
    前記検出部で検出された周波数に基づいて前記無線信号を規定の周波数のIF(Intermediate Frequency:中間周波数)信号に変換する周波数変換部と、
    前記周波数を示す周波数情報と前記IF信号とを多重して前記子局装置に伝送する多重部と
    を具備し、
    前記子局装置は、
    前記親局装置から伝送された信号を前記周波数情報と前記IF信号とに分離する分離部と、
    前記分離部で分離された周波数情報に基づいて前記IF信号から前記無線信号を再生する再生部と
    を具備することを特徴とする中継システム。
  2. 前記親局装置は、前記周波数情報を周波数変調する周波数変調部を具備し、
    前記多重部は、前記規定の周波数のIF信号と前記周波数変調された周波数情報とを多重して前記子局装置に伝送することを特徴とする請求項1に記載の中継システム。
  3. 前記親局装置は、前記周波数情報を振幅変調する振幅変調部を具備し、
    前記多重部は、前記規定の周波数のIF信号と前記振幅変調された周波数情報とを多重して前記子局装置に伝送することを特徴とする請求項1に記載の中継システム。
  4. 前記親局装置は、
    前記規定の周波数のIF信号をデジタル変換してデジタルデータを生成するアナログ−デジタル変換部を具備し、
    前記多重部は、前記デジタルデータに前記周波数情報を書き込むことで当該周波数情報を多重し、
    前記分離部は、前記デジタルデータから前記周波数情報を抽出し、
    前記子局装置は、前記デジタルデータをアナログ変換してアナログのIF信号を生成するデジタル−アナログ変換部を具備することを特徴とする請求項1に記載の中継システム。
  5. 前記親局装置と前記子局装置とは、光伝送路によって接続され、
    前記親局装置は、前記多重部から出力される信号を光信号に変換して前記光伝送路に出力する電気−光変換手段を具備し、
    前記子局装置は、前記光伝送路からの前記光信号を、前記周波数情報と前記IF信号とが多重された信号に変換して前記分離部に出力する光−電気変換手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の中継システム。
  6. 前記親局装置から前記子局装置への下り方向に用いられる搬送波の周波数と、前記子局装置から前記親局装置への上り方向に用いられる搬送波の周波数との対応関係がキャリア毎に定められている場合に、
    前記子局装置は、
    前記上り方向で伝送すべき無線帯域の上り信号を、前記IF信号とは周波数の異なる上りIF信号に変換して前記親局装置に向け前記上り方向で伝送する伝送手段を備え、
    前記親局装置は、
    前記検出部で検出された周波数と前記対応関係とに基づいて前記子局装置からの前記上りIF信号を周波数変換して、当該上りIF信号から前記上り信号を再生する信号再生部を備えることを特徴とする請求項1に記載の中継システム。
  7. 無線信号を親局装置で受信し、当該親局装置に接続される子局装置から前記無線信号を再送信する中継システムに用いられる前記親局装置において、
    前記受信した無線信号の搬送波の周波数を検出する検出部と、
    前記検出部で検出された周波数に基づいて前記無線信号を規定の周波数のIF(Intermediate Frequency:中間周波数)信号に変換する周波数変換部と、
    前記周波数を示す周波数情報と前記IF信号とを多重して前記子局装置に伝送する多重部と
    を具備することを特徴とする親局装置。
  8. 前記周波数情報を周波数変調する周波数変調部を具備し、
    前記多重部は、前記規定の周波数のIF信号と前記周波数変調された周波数情報とを多重して前記子局装置に伝送することを特徴とする請求項7に記載の親局装置。
  9. 前記周波数情報を振幅変調する振幅変調部を具備し、
    前記多重部は、前記規定の周波数のIF信号と前記振幅変調された周波数情報とを多重して前記子局装置に伝送することを特徴とする請求項7に記載の親局装置。
  10. 前記規定の周波数のIF信号をデジタル変換してデジタルデータを生成するアナログ−デジタル変換部を具備し、
    前記多重部は、前記デジタルデータに前記周波数情報を書き込むことで当該周波数情報を多重することを特徴とする請求項7に記載の親局装置。
  11. 光伝送路によって前記子局装置に接続され、
    前記多重部から出力される信号を光信号に変換して前記光伝送路に出力する電気−光変換手段を具備することを特徴とする請求項7に記載の親局装置。
  12. 前記親局装置から前記子局装置への下り方向に用いられる搬送波の周波数と、前記子局装置から前記親局装置への上り方向に用いられる搬送波の周波数との対応関係がキャリア毎に定められ、前記子局装置が、前記上り方向で伝送すべき無線帯域の上り信号を、前記IF信号とは周波数の異なる上りIF信号に変換して前記親局装置に向け前記上り方向で伝送する伝送手段を具備する中継システムに用いられる前記親局装置であって、
    前記検出部で検出された周波数と前記対応関係とに基づいて前記子局装置からの前記上りIF信号を周波数変換して、当該上りIF信号から前記上り信号を再生する信号再生部を備えることを特徴とする請求項7に記載の親局装置。
  13. 無線信号を親局装置で受信し、当該親局装置に接続される子局装置から前記無線信号を再送信する中継システムであって、前記親局装置が、前記受信した無線信号の搬送波の周波数を検出する検出部と、前記検出部で検出された周波数に基づいて前記無線信号を規定の周波数のIF(Intermediate Frequency:中間周波数)信号に変換する周波数変換部と、前記周波数を示す周波数情報と前記IF信号とを多重して前記子局装置に伝送する多重部とを具備する中継システムに用いられる前記子局装置であって、
    前記親局装置から伝送された信号を前記周波数情報と前記IF信号とに分離する分離部と、
    前記分離部で分離された周波数情報に基づいて前記IF信号から前記無線信号を再生する再生部と
    を具備することを特徴とする子局装置。
  14. 前記親局装置が、前記規定の周波数のIF信号をデジタル変換してデジタルデータを生成するアナログ−デジタル変換部を具備し、前記多重部が、前記デジタルデータに前記周波数情報を書き込むことで当該周波数情報を多重する場合に、
    さらに、前記デジタルデータをアナログ変換してアナログのIF信号を生成するデジタル−アナログ変換部を具備し、
    前記分離部は、前記デジタルデータから前記周波数情報を抽出することを特徴とする請求項13に記載の子局装置。
  15. 光伝送路によって前記親局装置に接続され、前記親局装置が、前記多重部から出力される信号を光信号に変換して前記光伝送路に出力する電気−光変換手段を具備する場合に、
    前記光伝送路からの前記光信号を、前記周波数情報と前記IF信号とが多重された信号に変換して前記分離部に出力する光−電気変換手段を具備することを特徴とする請求項13に記載の子局装置。
  16. 前記親局装置から前記子局装置への下り方向に用いられる搬送波の周波数と、前記子局装置から前記親局装置への上り方向に用いられる搬送波の周波数との対応関係がキャリア毎に定められている場合に、
    前記上り方向で伝送すべき無線帯域の上り信号を、前記IF信号とは周波数の異なる上りIF信号に変換して前記親局装置に向け前記上り方向で伝送する伝送手段を備えることを特徴とする請求項13に記載の子局装置。
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