JP2008232076A - Fuel supply device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、燃料タンク内の燃料を内燃機関等に供給する燃料供給装置に関する。 The present invention relates to a fuel supply device that supplies fuel in a fuel tank to an internal combustion engine or the like.
従来より種々の燃料供給装置が提案されている。特許文献1は、その一例としての燃料供給装置を開示するもので、この燃料供給装置は、燃料ポンプ、チャンバ、燃料フィルタ、およびレギュレータバルブを備えており、燃料タンク内の燃料を清浄化して内燃機関に送出する。
Conventionally, various fuel supply devices have been proposed.
チャンバに貯留された燃料が燃料ポンプによって吸引されて吐出されると、その燃料は、燃料フィルタを通過した後、燃料供給通路(主燃料通路)を介して内燃機関に供給されるものと、レギュレータバルブによってリターン通路を介して燃料タンク内に戻されるものとに分配される。 When the fuel stored in the chamber is sucked and discharged by the fuel pump, the fuel passes through the fuel filter and is then supplied to the internal combustion engine via the fuel supply passage (main fuel passage). It is distributed to what is returned to the fuel tank through a return passage by a valve.
レギュレータバルブは、燃料供給通路内の燃料圧を制御して内燃機関の燃料噴出弁の噴出圧を制御する。このレギュレータバルブから排出された燃料がリターン通路に導入されるようになっている。 The regulator valve controls the fuel pressure in the fuel supply passage to control the injection pressure of the fuel injection valve of the internal combustion engine. The fuel discharged from the regulator valve is introduced into the return passage.
リターン通路に流出した燃料は、燃料タンク内の燃料を燃料ポンプのチャンバに導入するジェットポンプに供給される。 The fuel that has flowed out into the return passage is supplied to a jet pump that introduces the fuel in the fuel tank into the fuel pump chamber.
ジェットポンプは、リターン通路から流出する燃料をジェットノズルからスロート部に噴出させて、そのスロート部の入口周囲に負圧を発生させ、その負圧によって燃料タンク内の燃料をチャンバに送給するようになっている。
ところで、このような燃料供給装置では、内燃機関に供給する燃料が少ない、すなわちレギュレータバルブ経由で燃料タンク内に戻す燃料の流量が多い場合には、レギュレータバルブ下流のジェットノズル等による通路抵抗により、ジェットノズルの上流側の圧力、すなわちレギュレータバルブの下流側の圧力が高くなる。 By the way, in such a fuel supply device, when the amount of fuel supplied to the internal combustion engine is small, that is, when the flow rate of fuel returned to the fuel tank via the regulator valve is large, the passage resistance by the jet nozzle etc. downstream of the regulator valve The pressure on the upstream side of the jet nozzle, that is, the pressure on the downstream side of the regulator valve is increased.
ここで、この種のレギュレータバルブは、その構造上、下流側の圧力が高くなりすぎると最大開弁量に達して、更に圧力が高くなっても弁体が動かなくなり、レギュレータバルブが十分に機能しなくなり、内燃機関の燃料噴出弁の噴出圧に悪影響を及ぼしてしまう。そこで、このような事態を回避するために、リターン通路にリリーフ弁を設置してレギュレータバルブの下流側の圧力を制御し、その圧力が必要以上に高くなるのを避けるようになっている。 Here, because of the structure of this type of regulator valve, the maximum valve opening amount is reached if the pressure on the downstream side becomes too high, and the valve body does not move even if the pressure increases further, and the regulator valve functions sufficiently. This will adversely affect the injection pressure of the fuel injection valve of the internal combustion engine. Therefore, in order to avoid such a situation, a relief valve is installed in the return passage to control the pressure on the downstream side of the regulator valve, and the pressure is prevented from becoming higher than necessary.
しかしながら、このリリーフ弁から排出される燃料は、ジェットポンプを経由せずに燃料タンク内に排出されてしまうので、その排出燃料の分だけ、レギュレータバルブからジェットポンプへ供給される駆動流体としての燃料が少なくなってしまい、ジェットポンプの吸込み効率が低下してしまうという問題がある。 However, since the fuel discharged from the relief valve is discharged into the fuel tank without going through the jet pump, fuel corresponding to the discharged fuel is used as the driving fluid supplied from the regulator valve to the jet pump. There is a problem that the suction efficiency of the jet pump decreases.
そこで、本発明は、ジェットポンプの吸込み効率を向上させることができる燃料供給装置を提供することを目的とする。 Then, an object of this invention is to provide the fuel supply apparatus which can improve the suction efficiency of a jet pump.
請求項1に記載の発明は、燃料タンク内に設けられ、燃料を貯留するチャンバと、前記チャンバ内の燃料を吸引して燃料供給通路に送る燃料ポンプと、前記燃料供給通路内の燃料圧を制御する第1の圧力制御弁から排出される燃料が流れるリターン通路と、前記リターン通路から供給される燃料を駆動流体としてスロート部内に噴出することによって前記燃料タンク内の燃料を移送するジェットポンプと、前記リターン通路内の燃料圧を制御する第2の圧力制御弁と、前記第2の圧力制御弁を通過する燃料を前記ジェットポンプの駆動流体として前記スロート部に供給する供給構造と、を備えることを特徴とする燃料供給装置である。
The invention described in
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料供給装置において、前記ジェットポンプは、前記リターン通路から供給される燃料をスロート部内に噴出するジェットノズルを備える一方、前記第2の圧力調整弁は、前記リターン通路からの燃料が導入される導入口を有し、この導入口の周縁部が弁座となっている燃料導入室と、前記ジェットノズルが設けられ、前記燃料導入室に移動自在に遊嵌されて前記弁座に離着座する弁体と、前記供給構造として機能し、前記燃料導入室内の燃料を前記スロート部内に噴出する燃料噴出口と、前記弁体を閉弁方向に付勢する付勢部材と、を備えることを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the fuel supply device according to the first aspect, the jet pump includes a jet nozzle that ejects fuel supplied from the return passage into a throat portion, while the second pressure is provided. The adjustment valve has an introduction port through which fuel from the return passage is introduced, a fuel introduction chamber in which a peripheral portion of the introduction port serves as a valve seat, and the jet nozzle are provided. A valve body that is freely fitted and detachably seated on the valve seat, a fuel injection port that functions as the supply structure and that ejects fuel in the fuel introduction chamber into the throat portion, and a valve closing direction of the valve body And an urging member for urging the lens.
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の燃料供給装置において、前記ジェットポンプは、前記リターン通路から供給される燃料をスロート部内に噴出するジェットノズルを備える一方、前記第2の圧力調整弁は、前記供給構造として機能し、前記リターン通路からの燃料を前記ジェットノズルに導入する導入口と、この導入口を規定の通路面積を確保しつつ開閉する弁体と、この弁体を閉弁方向に付勢する付勢部材と、を備えることを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, in the fuel supply device according to the first aspect, the jet pump includes a jet nozzle that ejects fuel supplied from the return passage into a throat portion, while the second pressure is provided. The regulating valve functions as the supply structure, and introduces an inlet for introducing fuel from the return passage into the jet nozzle, a valve body for opening and closing the inlet while ensuring a predetermined passage area, and the valve body. And an urging member for urging in the valve closing direction.
本発明によれば、第2の圧力制御弁を通過する燃料をジェットポンプの駆動流体としてスロート部に供給する供給構造を備えるので、ジェットポンプの吸込み効率を向上させることができる。 According to the present invention, since the supply structure for supplying the fuel passing through the second pressure control valve to the throat portion as the driving fluid for the jet pump is provided, the suction efficiency of the jet pump can be improved.
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を図1ないし図7に基づいて説明する。図1は、本実施形態の燃料供給システムの概略構成を示す断面図、図2は、燃料供給装置の断面図、図3は、燃料供給装置の展開断面図、図4は、燃料供給装置のメインケースの平面図、図5は、燃料タンク内の燃料を燃料ポンプのチャンバに導入するジェットポンプの拡大断面図、図6は、ジェットポンプに組み込まれるリリーフ弁の弁体の側面図、図7は、図5に示すジェットポンプの作動状態を示す拡大断面図である。
[First Embodiment]
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 is a cross-sectional view showing a schematic configuration of the fuel supply system of the present embodiment, FIG. 2 is a cross-sectional view of the fuel supply device, FIG. 3 is a developed cross-sectional view of the fuel supply device, and FIG. FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view of a jet pump that introduces fuel in the fuel tank into the fuel pump chamber, FIG. 6 is a side view of a valve body of a relief valve incorporated in the jet pump, and FIG. These are expanded sectional views which show the operating state of the jet pump shown in FIG.
本実施形態の燃料供給装置1は、図1に示すように内燃機関としての自動車用エンジン60に対して燃料を供給するシステムに適用されており、燃料供給装置1は、車両に搭載された燃料タンク2に取り付けられている。
The
燃料タンク2は、メインタンク2mとサブタンク2sとを有する鞍型タンクとして構成されており、燃料供給装置1は、メインタンク2mの上面側に固定されるとともに、該メインタンク2m内に垂下されており、ケース3、燃料を貯留するチャンバ4、燃料フィルタ5、およびチャンバ4内の燃料を吸引して後述する燃料供給通路16に送る燃料ポンプ6等を一体化して備えている。
The fuel tank 2 is configured as a vertical tank having a main tank 2m and a sub tank 2s, and the
また、本実施形態では、第1の圧力調整弁としてのレギュレータバルブ7(図3参照)が燃料供給装置1に一体化して設けられており、これにより、本実施形態では、燃料を供給する燃料配管8のみ存在し、自動車用エンジン60からのリターン配管の無い、所謂ノンリターン方式の燃料供給系統が構築されている。
In the present embodiment, a regulator valve 7 (see FIG. 3) as a first pressure regulating valve is provided integrally with the
図2に示すように、ケース3は、上側から、取付ブラケット3a、スペーサ3b、およびメインケース3cを有しており、例えば、各々を樹脂材料で成形した後、それらを溶着、接着等することで形成される。
As shown in FIG. 2, the
取付ブラケット3aは、燃料タンク2の上面側に設けられた開口を閉塞するように取付られており、その上面には、自動車用エンジン60への燃料配管8を接続するためのパイプ9や、燃料ポンプ6等の燃料タンク2内の電装部品を通電するためのコネクタ10が設けられている。
The
スペーサ3bは取付ブラケット3aの下面に接合されており、そのスペーサ3bの下面に接合されるメインケース3cには、燃料ポンプ6や、燃料を清浄化する燃料フィルタ5等、燃料供給装置1に一体化される各種部品が装着されるとともに、各部品間の燃料通路が形成されている。尚、燃料ポンプ6は、サクションフィルタ12を介してチャンバ4内の燃料を吸入するようになっている。
The
図3に示すように、メインケース3cには、複数の燃料通路16,17,19,21,22が形成されている。ここで、燃料通路16は、燃料を自動車用エンジン60に供給する燃料供給通路、燃料通路17は、分岐通路、燃料通路19は、燃料通路(燃料供給通路)16内の燃料圧を制御するレギュレータバルブ7から排出される燃料が流れるリターン通路であり、以後、これら燃料通路16,17,19を、燃料供給通路16、分岐通路17、リターン通路19とも言う。また、図4に示すように、これら燃料通路16,17,19,21,22は、燃料タンクおよび燃料フィルタ5の形成される領域(図4では左側)の片側(同右側)でまとめて適切にレイアウトされており、メインケース3c、ひいては燃料供給装置1が径方向に大きくなるのが抑制されている。
As shown in FIG. 3, a plurality of
更に、このメインケース3cには、燃料ポンプ6に隣接する位置に、上面を開口として下方に伸びる有底円孔13が形成されており、その有底円孔13に燃料フィルタ5が嵌挿される。この燃料フィルタ5の入口は、横方向に伸びる燃料通路14によって燃料ポンプ6の吐出ポート6aと連通している。
Further, a bottomed
そして、燃料フィルタ5の出口となる有底円孔13の底部領域は、横方向に伸びる燃料通路15を経由して、燃料供給通路16と連通しており、この燃料供給通路16は、スペーサ3bおよび取付ブラケット3aも貫通するように設けられており、その上端で、取付ブラケット3aのパイプ9内と連通している。
The bottom region of the bottomed
また、燃料供給通路16は、その下側で分岐通路17に連通しており、その分岐通路17は、メインケース3cの下端に形成された穴18の上底部に接続されている。そして、この穴18に下側からレギュレータバルブ7が嵌装されて固定される。
The
穴18の上底部は、更にリターン通路19に連通しており、このリターン通路19の上端部は、スペーサ3bとメインケース3cとの接合面に形成される燃料溜まり20へと連なる。
The upper bottom portion of the
そして、燃料ポンプ6から吐出された燃料は、吐出ポート6aから燃料通路14を経て燃料フィルタ5内に導入され、燃料フィルタ5を上から下に通過して清浄化された後、燃料通路15を経て燃料供給通路16に到達する。
Then, the fuel discharged from the fuel pump 6 is introduced into the
このとき、燃料供給通路16の燃料は、パイプ9および燃料配管8(図1参照)を経由して自動車用エンジン60の燃料噴出弁に供給されるものと、レギュレータバルブ7、リターン通路19を経由して燃料タンク2内(チャンバ4内)に戻るものとに分配される。本実施形態ではノンリターン方式であるため、燃料ポンプ6から吐出された燃料のうち、自動車用エンジン60側に供給されないものは、全てレギュレータバルブ7に流れ込み、レギュレータバルブ7から排出された燃料は、リターン通路19を経て燃料溜まり20に導入されることになる。
At this time, the fuel in the
燃料溜まり20には、更に二つの燃料通路21,22が連通している。それら燃料通路21,22のうち一方の燃料通路21には、メインタンク2m内の燃料をチャンバ4に供給する第1のジェットポンプJ1が設けられ、他方の燃料通路22には、サブタンク2s内の燃料をメインタンク2mに供給する第2のジェットポンプJ2が設けられる。これら第1および第2のジェットポンプJ1,J2は、リターン通路19から供給される燃料を駆動流体として作動し、燃料タンク2内の燃料を移送するものである。
Two
一方の燃料通路21は、チャンバ4に形成された燃料通路23に連通しており、具体的には、メインケース3cの燃料溜まり20から下方に突設されたパイプ24が、チャンバ4の底面から上方に突設されたパイプ25内に嵌挿されており、これらパイプ24,25の内部が燃料通路21,23となっている。
One
ここで、パイプ25の下端には貫通孔26が形成されており、この貫通孔26にジェットポンプJ1のノズルユニット27が下から嵌挿されている。このノズルユニット27には、リターン通路19から供給された燃料を噴出する筒状のジェットノズル27aが設けられている。このジェットノズル27aから噴出されたリターン燃料は、ジェットポンプJ1のスロート部41内に導入されてそのスロート部41の入口周囲に負圧を発生させる。
Here, a through
そして、その発生した負圧によってスロート部41の燃料導入口41aからメインタンク2m内の燃料を吸引して、その吸引したタンク内燃料をノズルユニット27から噴出したリターン燃料とともにチャンバ4内に送給するようになっている。
Then, the generated negative pressure sucks the fuel in the main tank 2 m from the
尚、パイプ24の外周には、パイプ24の根元とパイプ25の先端部との間で、付勢部材としてのコイルスプリング28が巻回されており、このコイルスプリング28により、チャンバ4が燃料タンク2の底面に押し付けられるようになっている。
A
また、他方の燃料通路22は、燃料溜まり20から下方に伸びるパイプ29に設けられており、その開口部には第2のジェットポンプJ2のジェットノズル30が嵌挿されて、このジェットノズル30の下流が上記燃料通路22となっている。
The
そして、ジェットノズル30の噴出口30aは、燃料通路31を介してサブタンク2sからの燃料チューブ32が接続される導入パイプ33と連通する一方、燃料通路22の下端がチャンバ4の内側に開放している。
The jet port 30 a of the
従って、燃料溜まり20内のリターン燃料がジェットノズル30の噴出口30aから噴出することにより、スロート部としてのパイプ29の入口周囲に負圧を発生させて、その発生した負圧により燃料通路31からサブタンク2s内の燃料を吸引して、燃料通路22からチャンバ4内に送給するようになっている。
Accordingly, when the return fuel in the
ここで、本実施形態では、図5に示すように、第1のジェットポンプJ1に、リターン通路19に連なる燃料溜まり20内の余剰圧力を放出し、その放出燃料をスロート部41に噴出する第2の圧力調整弁としてのリリーフ弁R1が一体に設けられている。このように設置されたリリーフ弁R1は、リターン通路19内の燃料圧を制御する。
Here, in the present embodiment, as shown in FIG. 5, the first jet pump J1 discharges the excess pressure in the
リリーフ弁R1は、ノズルユニット27に組み込まれるようになっている。そのリリーフ弁R1は、図5に示すようにリターン通路19(燃料溜まり20)からのリターン燃料が導入されてその導入口43の周縁部が弁座44となっている燃料導入室42と、この燃料導入室42に移動自在に遊嵌されて弁座44に離着座する弁体37と、上記燃料導入室42内の燃料をスロート部41内に噴出する燃料噴出口45と、弁体37を閉弁方向に付勢する付勢部材としてのスプリング38と、を備えて構成される。ここで、本実施形態では、燃料噴出口45が、リリーフ弁R1を通過する燃料をジェットポンプJ1の駆動流体としてスロート部41に供給する供給構造として機能している。
The relief valve R <b> 1 is incorporated in the
燃料導入室42は、ノズルユニット27のハウジング40から突設した略円筒状の筒状収納部36内に形成され、その筒状収納部36内に有底筒状に形成した弁体37が筒状収納部36内周との間に適宜隙間を設けて遊嵌されるとともに、筒状収納部36の先端開口部には蓋体39が加締め固定される。
The
弁体37の底部中央部には、上記導入口43に連通するジェットノズル27aが突設されている。このジェットノズル27aの先端部は蓋体39の中央部に形成した開口部39aに適宜隙間を設けて挿通してあり、それらジェットノズル27aと開口部39aとの間の隙間が燃料噴出口45となっている。
A
また、スプリング38は、弁体37の底部と蓋体39との間に縮設され、そのスプリング38の付勢力で弁体37の底部を弁座44に密着させてある。
The
このとき、図6に示すように弁体37の先端には複数の突起部37aが設けられ、弁体37が蓋体39に当接した際にも突起部37aの間からリターン燃料が通過できるようになっている。
At this time, as shown in FIG. 6, a plurality of
従って、第1のジェットポンプJ1では、レギュレータバルブ7を通過したリターン通路19内の燃料圧が低い場合は、図5に示すようにリリーフ弁R1の弁体37はスプリング38の付勢力により弁座44に密接した状態にあり、燃料溜まり20から排出されるリターン燃料は燃料通路23から導入口43を通過してジェットノズル27aからスロート部41に噴出し、その噴出流により、スロート部41の入口周囲に負圧が発生する。
Therefore, in the first jet pump J1, when the fuel pressure in the
一方、リターン通路19内の燃料圧がスプリング38の付勢力で決定される設定圧よりも高くなった場合は、図7に示すように燃料圧が弁体37の底部に作用して、その弁体37をスプリング38の付勢力に抗して押し出して弁体37の底部と弁座44との間に隙間を形成し、その隙間から流入したリターン燃料は、弁体37の外周と筒状収納部36の内周との間の隙間を通過して燃料導入室42に導入され、その燃料導入室42内の燃料は燃料噴出口45からスロート部41内に噴出される。
On the other hand, when the fuel pressure in the
以上説明した本実施形態の燃料供給装置1によれば、第1のジェットポンプJ1に、リターン通路19(燃料溜まり20)内の余剰圧力を放出し、その放出燃料をスロート部41に噴出するリリーフ弁R1を構成したので、そのリリーフ弁R1の取付けスペースが少なくて済むため、燃料供給装置1の大型化が来されるのを避けることができる。
According to the
また、リリーフ弁R1でリターン通路19内の余剰圧力が放出されることにより、レギュレータバルブ7の下流側の圧力が過剰に高まるのを防止して、レギュレータバルブ7の制御(調圧)機能が損なわれるのを避けることができるとともに、リリーフ弁R1の放出燃料をスロート部41に噴出したことにより、そのスロート部41の入口周囲により大きな負圧を発生させてジェットポンプJ1の吸込み効率を向上させることができる。
Further, the excess pressure in the
また、本実施形態ではリリーフ弁R1をノズルユニット27内にコンパクトに収納でき、燃料供給装置1の組付け作業をより簡素化できる。
Further, in the present embodiment, the relief valve R1 can be accommodated in the
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図8および図9に基づいて説明する。図8は、タンク内の燃料を燃料ポンプのチャンバに導入するジェットポンプの拡大断面図、図9は、図8に示すジェットポンプの作動状態を示す拡大断面図である。なお、第1の実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 8 is an enlarged cross-sectional view of a jet pump that introduces fuel in a tank into a fuel pump chamber, and FIG. 9 is an enlarged cross-sectional view showing an operating state of the jet pump shown in FIG. Note that the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted.
本実施形態の燃料供給装置は、基本的に第1の実施形態の燃料供給装置1と略同様の構成となり、メインタンク2m内の燃料をチャンバ4(図3参照)に供給する第1のジェットポンプJ1に、リターン通路19に連なる燃料溜まり20内の余剰圧力を放出し、その放出燃料をスロート部41に噴出するリリーフ弁R2を構成してある。このように設置されたリリーフ弁R2は、リターン通路19内の燃料圧を制御する。
The fuel supply device of the present embodiment has basically the same configuration as the
リリーフ弁R2は、第1の実施形態と同様にノズルユニット27に組み込まれるようになっている。リリーフ弁R2は、図8に示すようにリターン通路19(燃料溜まり20)からのリターン燃料がジェットノズル27bに導入される導入口43を規定の通路面積を確保しつつ開閉する円錐状の弁体46と、この弁体46を閉弁方向に付勢する付勢部材としてのスプリング38Aと、を備えて構成してある。ここで、本実施形態では、導入口43が、リリーフ弁R2を通過する燃料をジェットポンプJ1の駆動流体としてスロート部41に供給する供給構造として機能している。
The relief valve R2 is incorporated in the
ジェットノズル27bは、ハウジング40に形成した導入口43の周縁部から筒状として一体に突設されており、その導入口43に対向するハウジング40の側面に弁体46の収納部47が形成される。
The
収納部47は、底部39を設けた有底筒状に形成される一方、弁体46は、収納部47内に密接して摺動自在に嵌合されるガイド部48が拡径して形成され、その拡径した段部48aの内側と上記底部39との間にスプリング38Aが縮設され、そのスプリング38Aで弁体46を弁座となる導入口43を閉弁する方向に付勢する。尚、底部39には、空気抜き穴39aが形成されている。
The
また、収納部47の開放側端部(図中左端部)に、ガイド部48の段部48aに係合して弁体46の飛び出しを阻止する係止部47aを形成してある。この係止部47aによって弁体46がスプリング38Aの付勢力で閉弁した位置にあっても、その弁体46と導入口43との間には最小限の燃料通過を許容する隙間が形成されるようになっている。
In addition, a locking
従って、本実施形態の燃料供給装置によれば、リターン通路19(燃料溜まり20)内の圧力が低い場合は、リターン通路19内のリターン燃料が弁体46との間に確保された規定の通路面積から導入口43に流入して、その流入した燃料がジェットノズル27bからスロート部41内に噴出して通常のジェットポンプとして機能する。
Therefore, according to the fuel supply device of the present embodiment, when the pressure in the return passage 19 (fuel pool 20) is low, the prescribed passage in which the return fuel in the
一方、リターン通路19内の圧力が設定値よりも高くなると、弁体46がスプリング38Aの付勢力に抗して収納部47内に押し込められて、導入口43を大きく開口するためジェットポンプJ1に流入する燃料、つまり、ジェットノズル27bに流入する燃料を増大できる。このため、流入する燃料が増大した分、ジェットノズル27bからスロート部41内に噴出する燃料が多くなって、そのスロート部41の入口周囲の負圧をより大きくでき、ジェットポンプJ1の吸込み効率を向上させることができる。
On the other hand, when the pressure in the
なお、本発明は、上記実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。例えば、上述した第1・第2の実施形態では、メインタンク2m内の燃料をチャンバ4に移送する第1のジェットポンプJ1にリリーフ弁R1,R2を適用した場合を例示したが、これに限ることなくサブタンク2s内の燃料をメインタンク2mに移送する第2のジェットポンプJ2にリリーフ弁R1,R2を適用しても良い。この場合には、レギュレータバルブ7の機能を確保しつつその第2のジェットポンプJ2の吸込み効率を高めることができる。
The present invention is not limited to the above embodiment, and various other embodiments can be adopted without departing from the gist of the present invention. For example, in the first and second embodiments described above, the case where the relief valves R1 and R2 are applied to the first jet pump J1 that transfers the fuel in the main tank 2m to the
1…燃料供給装置
2…燃料タンク
6…燃料ポンプ
7…レギュレータバルブ(第1の圧力調整弁)
16…燃料供給通路
19…リターン通路
27a,27b…ジェットノズル
37,46…弁体
38,38A…スプリング(付勢部材)
41…スロート部
43…導入口(供給構造)
44…弁座
45…燃料噴出口(供給構造)
J1…ジェットポンプ
R1,R2…リリーフ弁
DESCRIPTION OF
16 ...
41 ...
44 ...
J1 ... Jet pump R1, R2 ... Relief valve
Claims (3)
前記チャンバ内の燃料を吸引して燃料供給通路に送る燃料ポンプと、
前記燃料供給通路内の燃料圧を制御する第1の圧力制御弁から排出される燃料が流れるリターン通路と、
前記リターン通路から供給される燃料を駆動流体としてスロート部内に噴出することによって前記燃料タンク内の燃料を移送するジェットポンプと、
前記リターン通路内の燃料圧を制御する第2の圧力制御弁と、
前記第2の圧力制御弁を通過する燃料を前記ジェットポンプの駆動流体として前記スロート部に供給する供給構造と、
を備えることを特徴とする燃料供給装置。 A chamber provided in the fuel tank and storing fuel;
A fuel pump that sucks the fuel in the chamber and sends it to a fuel supply passage;
A return passage through which fuel discharged from a first pressure control valve that controls the fuel pressure in the fuel supply passage;
A jet pump that transfers the fuel in the fuel tank by ejecting the fuel supplied from the return passage as a driving fluid into the throat portion;
A second pressure control valve for controlling the fuel pressure in the return passage;
A supply structure for supplying fuel passing through the second pressure control valve to the throat portion as a driving fluid of the jet pump;
A fuel supply device comprising:
前記第2の圧力調整弁は、
前記リターン通路からの燃料が導入される導入口を有し、この導入口の周縁部が弁座となっている燃料導入室と、
前記ジェットノズルが設けられ、前記燃料導入室に移動自在に遊嵌されて前記弁座に離着座する弁体と、
前記供給構造として機能し、前記燃料導入室内の燃料を前記スロート部内に噴出する燃料噴出口と、
前記弁体を閉弁方向に付勢する付勢部材と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。 While the jet pump includes a jet nozzle that jets fuel supplied from the return passage into the throat portion,
The second pressure regulating valve is
A fuel introduction chamber having an introduction port through which fuel from the return passage is introduced, and a peripheral portion of the introduction port serving as a valve seat;
A valve body provided with the jet nozzle, movably fitted in the fuel introduction chamber, and detachably seated on the valve seat;
A fuel jet that functions as the supply structure and jets the fuel in the fuel introduction chamber into the throat portion;
A biasing member that biases the valve body in a valve closing direction;
The fuel supply device according to claim 1, further comprising:
前記第2の圧力調整弁は、
前記供給構造として機能し、前記リターン通路からの燃料を前記ジェットノズルに導入する導入口と、
この導入口を規定の通路面積を確保しつつ開閉する弁体と、
この弁体を閉弁方向に付勢する付勢部材と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。 While the jet pump includes a jet nozzle that jets fuel supplied from the return passage into the throat portion,
The second pressure regulating valve is
An inlet that functions as the supply structure and introduces fuel from the return passage into the jet nozzle;
A valve body that opens and closes the inlet while ensuring a prescribed passage area;
A biasing member that biases the valve body in the valve closing direction;
The fuel supply device according to claim 1, further comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007075483A JP2008232076A (en) | 2007-03-22 | 2007-03-22 | Fuel supply device |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007075483A JP2008232076A (en) | 2007-03-22 | 2007-03-22 | Fuel supply device |
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ID=39905174
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013100764A (en) * | 2011-11-08 | 2013-05-23 | Denso Corp | Jet pump |
JP2016142210A (en) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | 愛三工業株式会社 | Pressure control device |
Citations (1)
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JP2002516950A (en) * | 1998-05-26 | 2002-06-11 | マールワール システムス | Device for deriving fuel from automobile fuel tank |
-
2007
- 2007-03-22 JP JP2007075483A patent/JP2008232076A/en active Pending
Patent Citations (1)
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