JP2008231621A - 成型機の部品供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】成型機における部品の連絡通路内での目詰りと打設部への空送りを解消する。
【解決手段】生地1の両面に置いた部品3.6を組合すために、両部品を加圧して生地を部品で貫通し一体化する成型装置に、貯蔵装置16と連絡通路18と押し棒装置31からなる部品供給装置15を装着する際、連絡通路内に間歇送り装置21を設置し、両部品の一体化の進行に合わせて、少なくとも1個の部品を間歇送り装置から押し棒装置に送り出し、連絡通路から押し棒装置の開口部33に到達した部品が、開口部と押し棒の位置に関係なく開口部を越え、直ちに押し棒下面に潜り込む構成とした。
【選択図】図6

Description

本発明は、凸形部材と凹形部材で構成するスナップと呼ぶ留め具の成型機もしくはハト目と呼ぶリング状補強材の成型機の部品供給装置に関するものである。
衣服のあきをとめる留め具に、ボタン・ファスナー・スナップ・フックアンドアイ等があり夫々目的に合わせ使い分ける。スナップは比較的小さい留め具で一方を凹形に他方を凸形とした部材を組合せ使用する。両部材の嵌合せ部分の内外径に差を持たせて接続するため、接続部に強い力が作用する場合の使用には適さない。凹形もしくは凸形部材のいずれかを装飾材として使う例外もある。スナップは衣類の片面に縫い付けて固定するか衣類を挟んで固定する場合がある。後者の場合、凹形と凸形を各々複数の部品で構成するが、サイズや形状および材質は使用目的で異なり、衣類への取付けには成型機を使用する。
成型機は手動式と半自動式の構成が多く使われる。手動式は成型に必要な部品の供給作業と部品を一体化する作業及び製品の取出し作業の全てを人が行う。半自動式は成型に必要な部品の供給作業と部品を一体化する作業を自動化し、打設のタイミングと製品の取出し作業を人が行う。半自動式の成型機は供給と打設の他に動力及び制御の各部分を適宜組合せ構成する。供給部は部品の貯蔵と打設部への送り機能を備え、打設部には複数の部品を一体化する加圧機能を内蔵する。前記機能は凹形または凸形両部材を構成する部品双方に対応することが可能である。
部品の供給装置を構成する貯蔵装置から打設部に通ずる押し棒装置の間には、部品が自重で自力移動できるように長く落差のあるシュートを連絡通路として使用する。スナップを構成する凹形と凸形の両部材の形態は、概ね薄い円板状の部品と円板にピンを付けたT字形の部品からなり形状的に共通点があるので、シュート内の誘導路断面は部品の形状に沿う逆T字形として、脚に相当する端の部分を開放して使用するのでシュート内の部品状態の確認もできる。
成型機は自動化が進むほど、打設部に対する部品の供給が正確且つ円滑さが必須の要件
になる。特許文献1はハト目打設装置についての考案で改良されたハト目の上下部品の供給装置に関する技術を開示し、特許文献2はスナップ用部品の供給装置に関する本願の出願人の先願発明で、供給装置を構成するシュートの出口に部品を安定して供給する技術を開示する。ハト目は鞄や靴や天幕等の生地に開けた紐通し孔周囲の補強が主目的であるのに対して、スナップと呼ぶ留め具では生地に孔を空けるというよりも、織糸を片寄せてつくる孔を利用して生地両面の部品を接続する。然し、スナップもハト目も成型機自体は略同じである。
実用新案登録3068398号公報 特開2001−348717号公報
スナップにはサイズ・形状・材質の組合せから多くの種類があるが、成型機の部品の供給装置は原則として種類毎に対応し、種類を変更する際には全て交換される。然し、部品は見た目が同じでも円板の外径や高さ等の形状に精度上のバラツキがあるため、供給装置を構成するシュート内が部品で満たされると、図1(A)のように部品がシュートに沿い円板部分が重なることなく一列に順に並ぶ単列配置と図1(B)のように一列ではあるが前後の部品同士が重なり干渉しあう重列配置が起こる。後者の現象は部品の台座部分にあたる円板の厚みが薄くなるほど起こりやすい。この状態では、シュート内を円滑に移動するのに必要な姿勢が保てないので目詰りを起こす原因になりやすい。
シュートの落差を利用してシュート内を自力で移動する部品は、シュートの勾配が緩くなる次工程の入口に近づくと減速する。このため、部品の整列状態によりシュートの途中から出口の範囲で目詰りが起きやすい。この問題はシュートを取外す分解作業により簡単に解消できるが、この作業は成型機の運転作業者には難しく、整備技術者に頼らざるをえない。従って、目詰まりの解消という生産に寄与しない時間が増加して、成型機の稼働率は確実に低下する。また、職種の異なる人員の確保も必要になる。
部品が次工程の入口に近づいて減速すると、シュートから打設部に通ずる押し棒装置の誘導路に円滑に移動しないことがある。この原因は、部品の整列状態からくる摩擦抵抗の増加の他に、部品が軽い材質のとき自身の移動速度が不足することが挙げられる。また、押し棒装置の押し棒がシュート出口を閉鎖する際に部品を強制的に一時停止するため、閉鎖が解けた後に元の移動速度に戻り難いことも挙げられる。その結果、押し棒前方の誘導路に部品が供給されないので、打設部への供給動作が空送りとなり作業停止を引起こす。
この問題は、特許文献1と同2に開示の考案または発明の技術を超えるため、本願の発明者は問題点を慎重に検討し、シュートの目詰りと押し棒の空送りを同時に解決する策を見出した。目詰りには部品同士の絡み防止と落差を有効に利用のために、シュート内の部品数を最小限にとどめる間歇送り装置をシュート間に挿入した。空送りにはシュート出口が押し棒で閉鎖から開放に至る何れの状態に置かれていても、誘導路内に部品を送り込むことが可能な形状を押し棒に採用した。
本発明は、生地1の両面に置いた部品3.6を組合せ、両部品を加圧して生地を貫通し一体化する成型機11に取付けた貯蔵装置16と連絡通路18及び押し棒装置31からなる部品供給装置15において、連絡通路の間に間歇送り装置21を設置し、両部品の一体化の進行状態に合わせて、間歇送り装置が貯蔵装置から少なくとも1個の部品を取出し、連絡通路の端に繋がる押し棒装置に供給する構成とした成型機の部品供給装置であり、
生地1の両面に置いた部品3.6を組合せ、両部品を加圧して生地を貫通し一体化する
成型機11に取付けた貯蔵装置16と連絡通路18及び押し棒装置31からなる部品供給装置15において、貯蔵装置から連絡通路を経た部品が押し棒装置の開口部33に到達すると、直ちに開口部を開閉するように動く押し棒下面39に潜り込む構成とした成型機の部品供給装置であり、
生地1の両面に置いた部品3.6を組合せ、両部品を加圧して生地を貫通し一体化する
成型機11に取付けた貯蔵装置16と連絡通路18及び押し棒装置31からなる部品供給装置15において、連絡通路の間に間歇送り装置21を設置し、両部品の一体化の進行状態に合わせて、間歇送り装置が貯蔵装置から少なくとも1個の部品を取出し、連絡通路の端に繋がる押し棒装置に供給し、部品が押し棒装置の開口部33に到達すると、直ちに開口部を開閉するように動く押し棒下面39に潜り込む構成とした成型機の部品供給装置である。
本発明のスナップ成型機の部品供給装置は、シユート目詰りの解消と打設部への安定した部品供給を可能にするという成果を提供した。一方の成果でも稼働率は向上するが、両成果は相関関係にあるので、双方を同時解決すると相乗効果が得られて稼働率を大きく向上する。また、シュート内の部品数の制限は、部品種類の変更に伴って必要とする交換作業の時間の短縮に役立ち稼働率の向上に寄与する。また、稼働率の向上は製品コストの引き下げと作業者にかかる負担の軽減にも寄与する。
成型機を順調に稼動させるには、成型機の貯蔵装置と連絡通路及び押し棒装置からなる部品供給装置内で起こりやすい部品の目詰まりと空送りを解消することである。この問題は、貯蔵装置から押し棒装置に至る間の連絡通路内を移動する部品同士の干渉をなくすこと、移動中に連絡通路の落差から得る速度の低下防止手段を施すことで解消することができる。このため、連絡通路を移動する部品を少なくとも1個に制限し、連絡通路内の部品が排出されて、連絡通路内に部品がなくなると始めて補充する仕組みを付加した。これにより連絡通路内の部品の移動速度は安定を保ち、連絡通路以降の押し棒装置への部品移動も容易になる。
目詰まりを防止するため、連絡通路を構成するシュートの間に間歇送り装置を挿入すると好ましい結果が得られる。上シュートは貯蔵装置から排出される部品の整列に必要な長さにとどめ、下シュートは部品に大きな落下速度(落差)を与える長さにする。間歇送り装置の役割は上シュート内の部品を少なくとも1個取出して横方向に移動し、下シュートに移載して押し棒装置に送ることである。上下シュートの中心間距離は部品数に換算して1〜5個の範囲、好ましくは1〜2個の範囲から選択する。間歇送り装置を動かすタイミングと動力は、部品を一体化する打設部の動きからカム・リンク等を介して機械的に直接取出すか、打設部の動きを電気信号に変換してソレノイドコイル等で間接取出す公知の方法によればよい。
部品が下シュート内を降下し同出口と接する押し棒装置の開口部に達すると、押し棒装
置の胴体内の誘導路を往復運動する押し棒と誘導路に面して設けた開口部との相対的な位置関係に基づく開閉状態に影響されることなく、開口部に達した部品全体もしくは一部分が誘導路内に直ちに進出できることが望ましい。
押し棒は、先端から後方にかけての長さ方向Lに押し棒が下シュートに接続する誘導路の開口部を閉じる長さ、幅方向Wには1/3幅から全幅に至る範囲、高さ方向Hには対象部品から夫々選択し、得られたサイズからなる立方体を誘導路底面に接する押し棒下面から切除した形状とするのがよい。押し棒の形状は下面だけでなく、必要に応じて除去した部分の下面から立ち上がる側面の一つに、水平線となす外角αを50〜85度の範囲、好ましくは55〜70度の範囲から選択した斜面を形成すると、空送り防止に好結果を与える。本形状の押し棒は、部品の一部分が押し棒下面と誘導路の底面の間の空間に部品が潜り込むことを許容する他に、押し棒の動きが部品に回転を与えるので、押し棒が後退して誘導路が空くと、部品は回転の効果で誘導路に確実に進出する。(図8.9.11参照)
本段落以降で実施例と従来例について説明する。
<実施例>
図2(A.B.C)は凹形部材と構成部品の斜視図である。図3(A.B.C)は凸形部材と構成部品の斜視図である。図4(A.B.C.D)は成型機の打設部の成型動作の説明図である。図5は成型機の側面図である。図6は貯蔵装置以降の連絡通路と押し棒装置の正面図である。図7は貯蔵装置から押し棒装置に至る組立斜視図である。図8は図7の分解した部品斜視図である。図9(A.B.C)はシュート断面図と上下の押し棒の断面図である。図10(A.B.C.D.E)は間歇送り装置の動作図と断面図である。図11(A.B.C)は下シユートと下側の押し棒装置の動作図、図12(A.B.C)は下シユートと上側の押し棒装置の動作図である。
図2(A)の凹形部材2と図3(A)の凸形部材8は直径D部分で嵌合し、一対で使用するスナップと呼ぶ留め金具の一種を示した。両部材は図2(B.C)と図3(B.C)に示す二種類の部品からなり、何れも衣服等の生地(省略)を挟み両側に部品を配置し成型機により固定する。この段階で使用する二種類の部品は夫々複数の部品で組立てる場合がある。両部材の形状は嵌め合いに必要な凹凸部分の違いを除くと構造的に酷似する部分が多いので、形状的に特徴のある凹形部材を対象にして装置の動きを説明する。
図4(A)は、ピン4を円板5の中心に立てたT字形の部品3(以下ホック)を、成型機11の打設部43に置いた生地1の下側の加圧ヘッド44に供給した状態である。図4(B)は、円板7の中心にピンとの嵌合孔を持つ部品6(以下キャップ)を生地の上側の加圧ヘッド44に供給した状態である。図4(C)は、図4(A)から進行してピンが生地を貫き、図4(B)のキャップの嵌合孔に達した状態である。図4(D)は上下のヘッドの加圧操作でピンが潰され一体化が完了した状態である。図2に示した成型動作は、凸形部材でも紐孔を補強するハト目と呼ぶリング部材(図なし)でも同じである。尚、図中の部品形状は図2〜図4を除き単純化した形状で示した。
図5のように、成型機11はフレーム12の側面の主動力装置13から、向き合うように配置したフレームの間に動力伝達機構を組込み、打設部43の上下の加圧用ヘッド44に夫々上下往復運動(矢印方向)を、打設部に部品を送り込む押し棒装置31に水平往復運動(矢印方向)を与える。また、二組の押し棒装置には夫々同じ働きを持つ二系統の部品供給装置を接続するので、同装置を構成する貯蔵装置16と間歇送り装置21にも動力を提供する。尚、成型機の動作説明は本発明に関連する部分に限定する。
図6から図8に示す二系統の貯蔵装置以降の連絡通路18は、夫々上シュート19と間歇送り装置21と下シュート27からなり、シュート沿いに部品が移動し押し棒装置31に至る。両系統は押し棒装置を上下に配置しているために、夫々に必要な連絡通路の位置が前後するので、全体の正面外観は左右配置で、シュート等の取付け位置は前後と上下にずれる。また、シュート断面の内部通路のサイズと形状も部品により異なる場合があるが機能は同じである。従って、主にホック3の系統を対象に説明し、キャップ6の系統は異なる部分の説明にとどめる。
貯蔵装置16で向きを一致させたホック3は貯蔵装置出口17から上シュート19に移動する。図9(A)のように、シュート内の通路は逆T字状を呈し、T字の脚部分29にホックのピン4が入り込む、脚端は開放されているのでホックの整列状態が外から確認できる。間歇送り装置21の胴体22の入口23と出口24に、夫々上シュート出口20と下シュート入口28を接続する。胴体内の摺動板26が横(矢印方向)に動くと、ホックは上シュート出口から下シュート入口に移動し、下シュートを落下自走して同出口30に進み、下側の押し棒装置31を経て打設部43の下側の加圧ヘッド44に達する。間歇送り装置は成型機11のリンクの動作から取出した信号でソレノイドコイル48をオン・オフさせ、オン時にリンク46を介して摺動板を引張ると同時に同板と胴体間のばね47に緊張を与え、オフ時にばねの弾力で摺動板を復帰させる。
押し棒装置31は誘導路34つき胴体32と誘導路を往復する押し棒36とからなる。押し棒の往復運動を正確に維持する凹凸状の嵌合構造42を誘導路内に設け、誘導路側面に下シュート出口28と接続する開口部33をつける。同開口部は誘導路内を往復運動する押し棒により閉鎖と開放が繰り返されるが、部品の動きが押し棒側面から受ける影響を少なくするため、先端37から後方38に至る下面39を図9(B)のように切除した。押し棒下面の切除部分の全体形状は、開口部の開閉に必要な長さLと下面の全幅W並びにホック3の円板5の厚み以上の高さHからなる立方体に相当する。更に、下面から立ち上がる二側面40の一つに、下面から上方に向かう角度α=60度の斜面41を形成した。下シュート出口と接する開口部が押し棒で閉鎖状態にあるとき、ホック3がシュート出口に到達すると、勢いで円板5の部分が押し棒下面に潜り込み、ピン4が側面もしくは斜面に接するとホックの動きは停止する。前記状態のホックは押し棒が動くと接触部分から回転力を受けて、開口部が開放されたとき誘導路に出やすくなる。その後、押し棒先端がピンを押してホックを打設部43に送りだす。(段落0016.0017参照)
キャップ6の場合、ホック3のピン4相当部分がないかあっても短い等、形が異なる。従って、押し棒下面39の幅全てが切除されているとキャップが誘導路34に出た後、押し棒先端37で押せない場合が生じて作業の継続に支障を来たすので、図9(C)のようにキャップ用の押し棒下面の切除幅は全幅の60%としている。切除幅を縮小しても誘導路底面35に接する押し棒下面の一部が残るので、同部分にキャップが接するとホック同様に回転力が得られる。(段落0017参照)
図10(A.B.C.D.E)で間歇送り装置21の動作を説明する。図10(A)は胴体22内を移動する摺動板26が右端にあるときに、上シュート19内のホック3を摺動板内に1個受入れた状態である。図10(B)は胴体と摺動板とシュートでつくる誘導路34を摺動板と共に移動中のホックである。図10(C)は摺動板が左端に到達しホックを下シュート27内に払い出した状態である。摺動板内部にはシュートと同じ孔が開けられている。本例は摺動板が移動する距離(両シュートの通路中心距離)をホックの円板5の1.3倍に設定した。(段落0015参照)尚、図10(D.E)に同図(A)のa−aとb−bに沿う縦横方向の断面図を示した。
図11(A.B.C)で下側の押し棒装置31の動作を説明する。図11(A)は押し棒装置の開口部33を押し棒36で閉鎖したときに下シユート出口30にホック3が到達した状態である。図11(B)は閉鎖した開口部から押し棒下面39に円板5の一部が潜り込みピン4が押し棒側面40もしくは斜面41に接触した状態を示し、この状態で押し棒が図と直角方向に動くと、円板とピンは接触面により回転される。図11(C)は押し棒が後退して開口部が開放されて、ホックが押し棒の誘導路34に移載した状態である。
ホックの回転は誘導路に移載する際の動きにプラスする。
図12(A.B.C)で上側の押し棒装置31A(下側と区分するためAを添付)の動作を説明する。図12(A)は押し棒36Aの側面で閉鎖した押し棒装置の開口部33A(下シユート出口29A)にキャップ6が到達した状態である。図11(B)は閉鎖した開口部から押し棒下面39Aにキャップ円板7が潜り込んだ状態を示し、この状態で押し棒が図と直角方向に動くと、キャップは押し棒下面の切除されていない端面との接触面により回転される。図12(C)は押し棒が後退して開口部が開放になり、キャップが押し棒の誘導路34Aに移載した状態である。キャップの回転は誘導路に移載する際の動きにプラスする。
二系統の供給装置で使用するホック3とキャップ6は、各系統の押し棒装置から最終の打設部に一個宛送り込むと、打設部の動きを基にして間歇送り装置が下シュートにホックとキャップを一個宛送り出し、ホックとキャップは下シュートを降下して出口から押し棒装置の誘導路に移動する。下シュート内を部品が一個宛降下するので部品同士の干渉が解消し、樹脂等の軽量材でできた部品でも目詰りがなくなる。また、長い下シュートの落差を有効に利用できるので、押し棒下面の潜り込みに必要な移動速度も得られるので、打設部に部品の供給が途切れることがない。
前記各段落では、スナップと呼ぶ図2(A)の凹形部材2と図3(A)の凸形部材8を一対で使用する留め金具のうち、主に凹形部材を構成する部品について説明した。同説明の大部分は凸形部材を構成する部品に対して適用することができるし、はと目のようなリング状の部材でも部品通路のサイズと断面形状が異なるだけで、成型機自体の基本構成は変わらない。また、図10で目詰り防止のため一個送りとした間歇送り装置21の動作を説明したが、目詰りの起こらない範囲で摺動板26の内部通路に複数個の部品を格納し、摺動板の一回の動作で多数の部品を送ってもよい。その場合、下シユート内に部品が累積しないようにする必要がある。従って、間歇送り装置は下シユート内の部品数がゼロであることを検出した時点で摺動板を動かし補充すればよい。
<従来例>
図13は現用されている貯蔵装置以降の連絡通路と押し棒装置の正面図である。図14(A.B)は押し棒で閉鎖されたシユート出口の部品状態図である。
図13には、実施例の間歇送り装置に相当する部分がなく、貯蔵装置51から押し棒装置53までの間に置いた一本のシュート52が連絡通路の役目を担うため、シュート全長を系統毎に図2(A)の凹形部材2を構成する部品3か6もしくは図3(A)の凸形部材8を構成する部品で埋め尽くすことになる。従って、部品3を対象にすると公差次第で図14(A)の部品が整然と並ぶ目詰りの起こりにくい単列配置または図14(B)の部品が不規則に重なる目詰りを起こしやすい重列配置が生ずる。
重列配置は落差の大きいシュート52を使用しても、部品が低精度で特に軽量である場合、重列配置による抵抗増に落差の効果が負けて部品の動きが悪くなり、シュート出口から途中の間で目詰りを起こし部品の移動が止まる。また、押し棒54の先端周辺の下面に実施例に示す切込みがないので、部品3が押し棒装置53の開口部55に到達した時、開口部が押し棒の側面で閉鎖されていると部品の移動が一時的に停止し、閉鎖が解除されても十分な移動速度まで回復するとは限らないので、押し棒装置における部品の空送りの問題が解消し難い。目詰りは部品のサイズ・形状・材質等から影響を受ける。
長いシュート52で起きる目詰りや押し棒装置53の開口部55で起きる目詰りと空送りの問題は、成型機の分解なしに解消することは難しい。従って、問題の解決には成型機の停止が必要になるので稼働率の低下を招く。また、この処置は成型機の運転者が代行するには負担が重過ぎるので整備担当者が対応せざるを得ないという問題も残される。
(A.B)は部品の配列状態図である。 (A.B.C)は凹形部材と構成部品の斜視図である。(実施例) (A.B.C)は凸形部材と構成部品の斜視図である。 (A.B.C.D)は成型機の打設部の成型動作の説明図である。 成型機の側面図である。 貯蔵装置以降の連絡通路と押し棒装置の正面図である。 貯蔵装置から押し棒装置に至る組立斜視図である。 図7の分解した部品斜視図である。 (A.B.C)はシュート断面図と上下の押し棒断面図である。 (A.B.C.D.E)は間歇送り装置の動作図である。 (A.B.C)は下シユートと下側の押し棒装置の動作図である。 (A.B.C)は下シユートと上側の押し棒装置の動作図である。 貯蔵装置以降の連絡通路と押し棒装置の正面図である。(従来例) (A.B)は押し棒で閉鎖されたシユート出口の部品状態図である。
符号の説明
1 生地
2 凹形部材
3 部品(ホック)
6 部品(キャップ)
8 凸形部材
11 成型機
12 フレーム
13 主動力装置
15 部品供給装置
16 貯蔵装置
18 連絡通路
19 上シュート
21 間歇送り装置
22 胴体
25 誘導路
26 摺動板
27 下シュート
30 脚部分
31 押し棒装置
32 胴体
33 開口部
34 誘導路
35 底板
36 押し棒
43 打設部
44 加圧ヘッド
45 動力装置
46 リンク
47 ばね
48 ソレノイドコイル

Claims (9)

  1. 生地(1)の両面に置いた部品(3.6)を組合せ、両部品を加圧して生地を貫通し一体化する成型機(11)に取付けた貯蔵装置(16)と連絡通路(18)及び押し棒装置(31)からなる部品供給装置(15)において、連絡通路の間に間歇送り装置(21)を設置し、両部品の一体化の進行状態に合わせて、間歇送り装置が貯蔵装置から少なくとも1個の部品を取出し、連絡通路の端に繋がる押し棒装置に供給する構成とした成型機の部品供給装置。
  2. 生地(1)の両面に置いた部品(3.6)を組合せ、両部品を加圧して生地を貫通し一
    体化する成型機(11)に取付けた貯蔵装置(16)と連絡通路(18)及び押し棒装置(31)からなる部品供給装置(15)において、貯蔵装置から連絡通路を経た部品が押し棒装置の開口部(33)に到達すると、直ちに開口部を開閉するように動く押し棒下面(39)に潜り込む構成とした成型機の部品供給装置。
  3. 生地(1)の両面に置いた部品(3.6)を組合せ、両部品を加圧して生地を貫通し一体化する成型機(11)に取付けた貯蔵装置(16)と連絡通路(18)及び押し棒装置(31)からなる部品供給装置(15)において、連絡通路の間に間歇送り装置(21)を設置し、両部品の一体化の進行状態に合わせて、間歇送り装置が貯蔵装置から少なくとも1個の部品を取出し、連絡通路の端に繋がる押し棒装置に供給し、部品が押し棒装置の開口部(33)に到達すると、直ちに開口部を開閉するように動く押し棒下面(39)に潜り込む構成とした成型機の部品供給装置。
  4. 連絡通路(18)を上シュート(19)と間歇送り装置(21)と下シュート(27)で構成し、間歇送り装置を上下シュートで挟むように配置すると共に、貯蔵装置(16)出口(17)と上シュート入口を、押し棒装置(31)の開口部(33)と下シュート出口(29)を夫々接続した請求項1から3の何れかに記載の成型機の部品供給装置。
  5. 間歇送り装置(21)を胴体(22)と摺動板(26)と動力装置(45)で構成し、胴体に上シュート(19)の出口(23)と下シュート(27)の入口(24)並びに部品と摺動板を移動するための誘導路(25)を設け、摺動板が誘導路内を往復運動する毎に、少なくとも1個の部品を上シュートの出口から下シュートの入口に移載する請求項1か3か4の何れかに記載の成型機の部品供給装置。
  6. 動力装置(45)をリンク(46)とばね(47)とソレノイドコイル(48)で構成し、摺動板(26)とソレノイドコイルの間をリンクで接続し、電源オンでソレノイドコイル側に摺動板を引き寄せ、電源オフで摺動板と胴体の間のばねが摺動板を元の位置に戻す請求項5に記載の成型機の部品供給装置。
  7. 押し棒装置(31)を胴体(32)と押し棒(36)と動力装置で構成し、胴体内の誘導路(34)を往復運動する押し棒が、押し棒下面(39)の先端から後方に至る一部を切り欠かれた形状とし、その形状が、押し棒進行方向には押し棒が下シュート(27)に接続する誘導路の開口部(33)を閉じるに要する長さ、幅方向には1/3幅から全幅に至る範囲、高さ方向には対象部品の厚みから、夫々選択したサイズで囲まれる立方体相当分を誘導路底面(35)に接する押し棒下面から切除したものである請求項2か3か4の何れかに記載の成型機の部品供給装置。
  8. 開口部(33)に面する切除した押し棒下面(39)から立ち上がる側面に、下面を基準にした外角αの斜面(41)を付与した請求項7に記載の成型機の部品供給装置。
  9. 斜面(41)に付与する外角αを50〜85度の範囲から選択した請求項8に記載の成型機の部品供給装置。
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CN104256983A (zh) * 2014-08-12 2015-01-07 浙江伟星实业发展股份有限公司 一种打模模具

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