JP2008230359A - Vehicle body structure of electric automobile - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は電気自動車の車体構造に関し、特に車両強度と衝突時のエネルギ吸収を確保する車体構造に関する。 The present invention relates to a vehicle body structure of an electric vehicle, and more particularly to a vehicle body structure that ensures vehicle strength and energy absorption at the time of a collision.
従来、特許文献1に開示されているように、本出願人は、電気自動車の車体構造を提案している。この公報には、ロアサイドシルとロアフロントクロスメンバとロアリアクロスメンバにより井桁状の車体フロアを形成している。ロアフロントクロスメンバの車幅方向中央からは、前輪を支持するフロントサスペンションアームを支持するロアサポートメンバが車両前方に延在されている。
しかしながら、上記従来技術にあっては下記の課題が見出された。すなわち、操案性を確保すべくフロントサスペンションの取り付け強度を強くし、ロアサポートメンバの強度も強くすると、前方衝突時において車輪とサスペンションとの取り付け部分が先に破損するおそれがあり、また、破損しない場合であっても高い減速度が発生する。このとき、衝突エネルギは車輪を介して直接車体フロアもしくはフロントピラーに入力され、必要な潰れストローク及びエネルギ吸収が得られない。車輪のホイルは非常に硬く、エネルギ吸収体としての機能を期待することはできないからである。 However, the following problems have been found in the above prior art. In other words, if the mounting strength of the front suspension is increased to ensure operability and the strength of the lower support member is increased, the mounting portion between the wheel and the suspension may be damaged first in the event of a forward collision. Even if not, a high deceleration occurs. At this time, the collision energy is directly input to the vehicle body floor or the front pillar via the wheels, and the necessary crushing stroke and energy absorption cannot be obtained. This is because the wheel foil is very hard and cannot function as an energy absorber.
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、エネルギ吸収構造の確保と、操案性の確保の両立を図ることが可能な電気自動車の車体構造を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to the above problems, and an object of the present invention is to provide a vehicle body structure for an electric vehicle capable of ensuring both an energy absorbing structure and a maneuverability. There is.
上述の目的を達成するため、本発明では、井桁状に形成された複数のメンバから成る車体フロアと、該車体フロアの車幅方向中心から車両前方に延在されたロアサポートメンバと、該ロアサポートメンバの左右に取り付けられ前輪を支持するフロントサスペンションアームと、を備えた電気自動車の車体構造において、前記車体フロアの車両前後方向に向けて貫通するセンタメンバを設け、前記ロアサポートメンバは、前記センタメンバが前記車体フロアの車両前方に位置されたメンバを貫通して車両前方に延在されたメンバであり、前記センタメンバ上であって、前記フロントサスペンションアームより車両後方の位置に衝突エネルギ吸収構造を形成したことを特徴とする。 In order to achieve the above-mentioned object, in the present invention, a vehicle body floor composed of a plurality of members formed in a cross beam shape, a lower support member extending forward from the vehicle width direction center of the vehicle body floor, and the lower A front suspension arm attached to the left and right of the support member and supporting a front wheel, and a vehicle body structure of an electric vehicle, provided with a center member penetrating in the vehicle front-rear direction of the vehicle body floor, the lower support member, A center member is a member that extends through the member positioned in front of the vehicle on the vehicle body floor and extends forward of the vehicle, and absorbs collision energy at a position on the center member and behind the front suspension arm. A structure is formed.
よって、本発明にあっては、センタメンバ構造を採用し、センタメンバの延在部にフロントサスペンションを取り付け、フロントサスペンションアームより車両後方の位置に衝突エネルギ吸収構造を形成したことで、衝突時の潰れストロークを確保することが可能となり、エネルギ吸収効果を高めることができる。 Therefore, in the present invention, the center member structure is adopted, the front suspension is attached to the extending portion of the center member, and the collision energy absorbing structure is formed at a position behind the vehicle from the front suspension arm. It is possible to ensure a crushing stroke and enhance the energy absorption effect.
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明する。 Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described based on the first embodiment.
まず、構成を説明する。
図1は本発明の電気自動車の車体構造を電気自動車の側面図であって、実施例1の電気自動車は、図示しないモータが装着されたている。
First, the configuration will be described.
FIG. 1 is a side view of a vehicle body structure of an electric vehicle according to the present invention. The electric vehicle of Example 1 is provided with a motor (not shown).
左右サイドシル1,1は、車体の左右下部に配置され、それぞれ前後方向に延設されている。左右サイドシル1,1の前端部間は車幅方向に延びるロアフロントクロスメンバ2により連結されている。また、左右サイドシル1,1の後端部間は車幅方向に延びるロアリアクロスメンバ3により連結されている。ロアフロントクロスメンバ2とロアリアクロスメンバ3は、車幅方向中央位置に配置され、車両前後方向に延びるセンタメンバ4により連結されている。
The left and
このセンタメンバ4の前端部4aは、ロアフロントクロスメンバ2を貫通し、車両前方側へと突出している。一方、このセンタメンバ4の後端部4bは、ロアリアクロスメンバ3を貫通し、車両後方側へと突出している。この後端部4bにはシートベルトアンカー24が形成されている。このシートベルトアンカー24には、シートベルト23を固定するシートベルトバックル22が取り付けられている。
The
左右サイドシル1,1、ロアフロントクロスメンバ2、ロアリアクロスメンバ3およびセンタメンバ4により形成される空間は、モータの駆動源であるバッテリキャリア(不図示)が収納される。また、左右サイドシル1,1の内側空間は、車体フロアが設定され、図示しない運転席が設置されている。
A space formed by the left and
左右サイドシル1,1の前端部には、左右サイドシル1,1からそれぞれ上方に延びる左右フロントピラー5,5が取り付けられている。左右フロントピラー5,5は、上方が車両前方側に傾斜した状態で左右サイドシル1,1に立設されている。
Left and right
左右フロントピラー5,5には、左右サイドピラー6,6の前端部が取り付けられている。この左右サイドピラー6,6は、略U字状に形成され、その後端部は左右サイドシル1,1の後端部から後傾して立設された左右リアピラー7,7に支持されている。サイドシル1とサイドピラー6とで囲まれた空間に車室内が設定される。
Front end portions of the left and right side pillars 6 and 6 are attached to the left and right
左右リアピラー7,7間は、車幅方向に延びるリアクロスメンバ8により連結されている。リアクロスメンバ8には、左右ショックアブソーバ9,9の上端部を支持するブラケット10,10が取り付けられている。なお、左右ショックアブソーバ9,9の下端部は、ロアリアクロスメンバ3に取り付けられたトレーリングアーム式の左右リアサスペンションアーム11,11の後端と連結されている。
The left and right
左右フロントピラー5,5および左右サイドピラー6,6の車幅方向内側には、補強プレート(補強板)12,12がそれぞれ取り付けられている。この補強プレート12,12間には、車幅方向に延びる第1アッパクロスメンバ13が架設されている。
Reinforcing plates (reinforcing plates) 12 and 12 are attached to the inner sides in the vehicle width direction of the left and right
第1アッパクロスメンバ13は、左右補強プレート12,12の上端部であって、車室内に配置され、図外のステアリングを支持するステアリングコラム支持部材14が取り付けられている。
The first
左右フロントピラー5,5は、第2アッパクロスメンバ15により連結されている。この第2アッパクロスメンバ15は、一般的な車両のバンパ高さ、例えば、500〜600mm程度の高さに配置されている。なお、第2アッパクロスメンバ15とフロントピラー5との接合部は、上述した補強プレート12により補強されている。
The left and right
左右フロントピラー5,5は、その上端部同士が、車幅方向に延びる第3アッパクロスメンバ18により連結されている。この第3アッパクロスメンバ18の両端付近には、ショックアブソーバ19の上端部を支持するフロントサスペンション固定部20が取り付けられている。また、ショックアブソーバ19の下端部は、センタメンバ前端部4aに取り付けられたブラケット21に取り付けられたフロントサスペンションアーム19aにより支持されている。フロントサスペンション固定部20とブラケット21間は、サポートメンバ22により補強されている。
The upper ends of the left and right
図2は車体フロア部分の構成を表す斜視図である。尚、この斜視図では、フロントサスペンションアーム19a及びリアサスペンションアーム11共に左側のみ図示されており、右側の図示は省略されている。実際には左右同じ構成が設けられることは言うまでもない。また、図2の斜視図は同じ対象を異なる視点から示したものであり、図2(a)は車両左前方上方から、図2(b)は車両左後方上方からの視点に基づく。
FIG. 2 is a perspective view showing the configuration of the vehicle body floor portion. In this perspective view, only the left side of the
車体フロアは、各メンバ1,2,3により井桁状に形成されている。ここで、サイドシル1は、バッテリを格納する領域を確保する観点から、車幅方向において車輪と略同じ位置に配置されている。この車体フロアの車幅方向中心には、センタメンバ4がロアフロントクロスメンバ2及びロアリアクロスメンバ3を貫通して配置されている。車体フロア内には、このセンタメンバ4の左右いずれか一方または両方にバッテリBATが複数搭載されている。尚、バッテリは一つであってもよく、特に限定しない。
The vehicle body floor is formed in a cross beam shape by the
前端部4aは、車体フロアから車両前方に延在されたロアサポートメンバとして機能し、この前端部4aの左右には、前端部4aを中心に回動可能に取り付けられたフロントサスペンションアーム19aが取り付けられている。フロントサスペンションアーム19aには、モータを備えた前輪1FR,1FLがアクスル部材を介して支持され、図外の転舵機構により転舵可能に構成されている。
The
また、車体フロアの車両後方には、ロアリアクロスメンバ3を中心に回動可能に取り付けられたトレーリングアーム式のリアサスペンションアーム11が構成されている。また、車体フロアから車両後方に貫通して延在させたセンタメンバ4の後端部4bにはシートベルトアンカー24が設けられている。
In addition, a trailing arm type
図3は前端部4aの構成を表す部分拡大斜視図である。この拡大図では主に前端部4aとロアフロントクロスメンバ2との接合部の構造について説明する。ロアフロントクロスメンバ2には、センタメンバ4が貫通する貫通孔2aが設けられている。この貫通孔2aはセンタメンバ4の外形よりも大きめに形成されている。この貫通孔2aは内側に延在された延在部2bが設けられ、この延在部2bとセンタメンバ4(前端部4a)とが溶接により部分的に接合されている。
FIG. 3 is a partially enlarged perspective view showing the configuration of the
ロアフロントクロスメンバ2の側面2cと、前端部4aの上面との間には、補強部材30が溶接により固定されている。この補強部材30は、前端部4aの上面部と溶接されるセンタメンバ結合部30aと、このセンタメンバ結合部30aの両側からロアフロントクロスメンバ2の側面2cに向けて斜めに延びるロアフロントクロスメンバ連結部30bから構成された板状の部材である。
A reinforcing
前端部4aには、フロントサスペンションアーム19aが取り付けられていることから、転舵時等において車輪に作用するコーナリングフォースが横方向の荷重として入力される。このとき、前端部4aには左右方向に曲げようとする曲げモーメントが発生し、曲げモーメントによって前端部4aが変形すると操案性を確保することが困難となる。そこで、この左右方向への曲げモーメントに対して強度を確保可能な板状の補強部材30が取り付けられている。
Since the
この板状の補強部材30は、左右方向への曲げモーメントに対しては引っ張り圧縮の関係で作用するため強度が高いものの、車両前後方向の入力に対しては折れ曲がることで容易に変形可能とされている。
The plate-like reinforcing
前端部4aの上面と下面には、それぞれ潰れ促進ビード31が形成されている。上面側の潰れ促進ビード31は、センタメンバ結合部30aとロアフロントクロスメンバ2との間であって、フロントサスペンションアーム19aの取り付け点よりも車両後方に設けられている。下面側の潰れ促進ビードは、上面側の潰れ促進ビード31と対向する位置に設けられている。尚、前端部4aの全周に亘って形成してもよく特に限定しない。
A
次に、上記構成に基づく作用について説明する。
(センタメンバのフロント側作用について)
図4は車体フロアとセンタメンバとの衝突時の作用を表す概略図である。車両が衝突バリアに衝突し、車輪に荷重が作用した際のセンタメンバ4の潰れ部を表す。
Next, the operation based on the above configuration will be described.
(About the front side action of the center member)
FIG. 4 is a schematic view showing the action at the time of collision between the vehicle body floor and the center member. It represents a collapsed portion of the
フロントサスペンションアーム19aと前端部4aとの接合部を弱く形成すると、操案性を確保できない。また、車輪に入力された衝突入力がフロントサスペンションアーム19aを介することなく、直接車輪を介してロアフロントクロスメンバ2やサイドシル1に伝達されてしまうと、車輪のホイル等は非常に硬い構成物であり、潰れによる吸収効果が望めないことから、衝撃吸収ができない。
If the joint portion between the
そこで、フロントサスペンションアーム19aと前端部4aとの取り付け強度を確保して車輪に入力された衝突入力をフロントサスペンションアーム19aからセンタメンバ4(前端部4a)に入力することとした。ここで、フロントサスペンションアーム19aをAアームにより構成し、前端部4aと2点で連結すると、トー剛性を確保する上で有利であると共に、車輪に前方から作用する衝突入力を効率よく前端部4aに伝達できる。しかしながら、Aアームを採用し、2点で連結すると、この連結点と車体フロアとの前後方向距離を確保できず、十分な潰れストロークを確保できない虞がある。
Thus, the collision strength input to the wheel is input from the
そこで、センタメンバ4とロアフロントクロスメンバ2とを部分的に接合することとした。すなわち、実施例1の電気自動車では、前方衝突時において、バンパ17等に衝突入力が成されると共に、車輪に大きな力が作用する。このとき、車輪に伝達された衝突入力は、フロントサスペンションアーム19aを介して前端部4aに入力される。すると、潰れ促進ビード31を起点として車両後方に向けてちょうちん座屈が発生する。
Therefore, the
実施例1では、基本的に全てのメンバがアルミの中空材料で形成されており、また、貫通孔2aとセンタメンバ4とが溶接により部分的に接合されていることから、ロアフロントクロスメンバ2内部においてもちょうちん座屈することが可能となり、Aアームを採用した場合であっても、潰れストロークを確保することができる。
In the first embodiment, all the members are basically formed of an aluminum hollow material, and the through
上記貫通孔2aとの部分接合と、潰れ促進ビード31と、補強部材30によって衝突エネルギ吸収構造を形成している。言い換えると、センタメンバ4上であって、フロントサスペンションアーム19aより車両後方の位置に衝突エネルギ吸収構造を形成していると言える。
A collision energy absorbing structure is formed by the partial joint with the through
(センタメンバのリア側作用について)
一方、車両後方にあっては、車体フロアからリアピラー7が車両後方側に傾斜して立設されており、更に、ロアリアクロスメンバ3に後輪を支持するリアサスペンションアーム11が取り付けられている。このリアサスペンションアーム11はトレーリングアーム式とされており、一端はロアリアクロスメンバ3に対し回動可能に支持され、他端はリアピラー7に設けられたストラットとの間にショックアブソーバ9を介して取り付けられている。
(About the rear side action of the center member)
On the other hand, at the rear of the vehicle, the
上述のように、リアサスペンションアーム11をトレーリングアーム式とし、リアピラー7を後傾させているため、シートベルト23のバックル22の位置から斜め下後方エリアには、車体フロアと一体の強度部材が無い。よって、シートベルトアンカーを取り付けるべき位置における強度を確保することが困難である。
As described above, since the
そこで、車体フロアから車両後方に貫通して延在させたセンタメンバ4である後端部4bにシートベルトアンカー24を設定した。車体フロアを貫通する一本のセンタメンバ4を構成しているため十分に強度を確保することが可能となり、強度部材を容易に確保することができる。
Therefore, the
以上説明したように、実施例1にあっては下記に列挙する作用効果を得ることができる。 As described above, the effects listed below can be obtained in the first embodiment.
(1)車体フロアの車両前後方向に向けて貫通するセンタメンバ4を設け、サスペンションアーム19aを支持するロアサポートメンバとして、センタメンバ4が車体フロアの車両前方に位置されたロアフロントクロスメンバ2を貫通して車両前方に延在された前端部4aであり、センタメンバ4上であって、フロントサスペンションアーム19aより車両後方の位置に衝突エネルギ吸収構造を形成した。
(1) A
これにより、サスペンションアーム19aとセンタメンバ4との取り付け強度を確保したとしても、衝突エネルギ吸収構造により潰れストロークを確保することが可能となり、サスペンションアームと車輪の取り付け部が破損して車輪から車体フロアに直接衝撃が入力されることがない。また、サスペンションアーム19aとセンタメンバ4との取り付け強度を確保することで操案性を確保することができる。
As a result, even if the attachment strength between the
(2)車体フロアの車両前方側に位置するロアフロントクロスメンバ2に形成され、センタメンバ4より大径の貫通孔2aと、貫通孔2a内周より延在され、センタメンバ4と貫通孔2aとを部分的に連結する延在部2bとを設けた。これにより、ロアフロントクロスメンバ2内でのちょうちん座屈を達成でき、潰れストロークを確保することができる。
(2) It is formed in the lower
(3)センタメンバ4の車体フロアから車両前方に貫通して延在させた延在部分である前端部4aとロアフロントクロスメンバ2との間に、前端部4aの左右方向の曲げモーメントに対して強く、前後方向に弱い板状の補強部材30を設定した。これにより、左右方向の曲げモーメントに強いにもかかわらず、前方衝突時の潰れストロークを確保することができる。また、衝撃吸収材として機能することもできる。
(3) Between the
(4)衝突エネルギ吸収構造として、センタメンバ4(前端部4a)上であってフロントサスペンションアーム19aよりも車両後方に潰れ促進ビード31を設けた。よって、車輪に伝達された衝突入力をフロントサスペンションアーム19aを介してセンタメンバ4に伝達した際、確実にちょうちん座屈による衝撃吸収効果を得ることができる。
(4) As the collision energy absorbing structure, a crushing
(5)フロントサスペンションアーム19aをAアームとした。Aアームとすることで、前端部4aに対して2点支持することが可能となり、トー剛性を確保することができる。このとき、潰れストロークはロアフロントクロスメンバ2内で確保しているため、2点支持により車体フロアとの距離が確保できない場合であっても問題はない。
(5) The
(6)車体フロアに回動可能に取り付けられたトレーリングアーム式のリアサスペンションアーム11と、車体フロアの車両後方から後傾して立設されたリアピラー7と、リアサスペンションアーム11の後端とリアピラー7の上部との間に設置されたショックアブソーバ9と、を設け、車体フロアから車両後方に貫通して延在させたセンタメンバ4にシートベルトアンカー24を設定した。よって、車体フロアを貫通する一本のセンタメンバ4を構成しているため十分に強度を確保することが可能となり、強度部材を容易に確保することができる。
(6) A trailing arm type
(他の実施例)
以上、本発明を実施するための最良の形態を、実施例1に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は、実施例1に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
(Other examples)
The best mode for carrying out the present invention has been described based on the first embodiment. However, the specific configuration of the present invention is not limited to the first embodiment and does not depart from the gist of the present invention. Any change in the design of the range is included in the present invention.
(7)センタメンバ4の車体フロアから車両前方に貫通して延在させた延在部分の車両前後方向潰れ強度を、前記センタメンバの前記車体フロア内を貫通する車体フロア部分の車両前後方向潰れ強度よりも低く設定してもよい。これにより、安定した衝撃吸収効果を得ることができる。
(7) The vehicle front-rear direction crushing strength of the extended portion of the
(8)車両前後方向潰れ強度の設定方法としては、延在部分である前端部4aの断面積を車体フロア部分のセンタメンバ4の断面積うよりも小さくしてもよい。
(8) As a method of setting the vehicle front-rear direction crushing strength, the cross-sectional area of the
(9)また、延在部分である前端部4aの板厚を車体フロア部分のセンタメンバ4の板厚より薄くしてもよい。また、上記(8),(9)を適宜組み合わせてもよい。
(9) Further, the plate thickness of the
1 サイドシル
2 ロアフロントクロスメンバ
2a 貫通孔
2b 延在部
2c 側面
3 ロアリアクロスメンバ
4 センタメンバ
4a 前端部
4b 後端部
5 フロントピラー
6 サイドピラー
7 リアピラー
8 リアクロスメンバ
9 ショックアブソーバ
11 リアサスペンションアーム
12 補強プレート
13 第1アッパクロスメンバ
14 ステアリングコラム支持部材
15 第2アッパクロスメンバ
18 第3アッパクロスメンバ
19 ショックアブソーバ
19a フロントサスペンションアーム
20 フロントサスペンション固定部
21 ブラケット
22 シートベルトバックル
22 サポートメンバ
22 バックル
23 シートベルト
24 シートベルトアンカー
30 補強部材
30a センタメンバ結合部
30b ロアフロントクロスメンバ連結部
31 促進ビード
DESCRIPTION OF
Claims (9)
該車体フロアの車幅方向中心から車両前方に延在されたロアサポートメンバと、
該ロアサポートメンバの左右に取り付けられ前輪を支持するフロントサスペンションアームと、
を備えた電気自動車の車体構造において、
前記車体フロアの車両前後方向に向けて貫通するセンタメンバを設け、
前記ロアサポートメンバは、前記センタメンバが前記車体フロアの車両前方に位置されたメンバを貫通して車両前方に延在されたメンバであり、
前記センタメンバ上であって、前記フロントサスペンションアームより車両後方の位置に衝突エネルギ吸収構造を形成したことを特徴とする電気自動車の車体構造。 A vehicle body floor composed of a plurality of members formed in a cross beam shape,
A lower support member extending forward of the vehicle from the vehicle width direction center of the vehicle body floor;
A front suspension arm attached to the left and right of the lower support member and supporting the front wheel;
In the body structure of an electric vehicle equipped with
Providing a center member penetrating in the vehicle longitudinal direction of the vehicle body floor;
The lower support member is a member in which the center member extends through the member positioned in front of the vehicle on the vehicle body floor and extends in front of the vehicle,
A vehicle body structure for an electric vehicle, wherein a collision energy absorbing structure is formed on the center member and at a position behind the vehicle from the front suspension arm.
前記車体フロアの車両前方側に形成され、前記センタメンバより大径の貫通孔と、
該貫通孔内周より延在され、前記センタメンバと前記貫通孔とを部分的に連結する連結部と、
を設けたことを特徴とする電気自動車の車体構造。 In the vehicle body structure of the electric vehicle according to claim 1,
A through hole having a diameter larger than that of the center member;
A connecting portion extending from the inner periphery of the through hole and partially connecting the center member and the through hole;
A vehicle body structure for an electric vehicle, characterized by comprising:
前記センタメンバの前記車体フロアから車両前方に貫通して延在させた延在部分と前記車体フロアとの間に、前記延在部分の左右方向の曲げモーメントに対して強く、前後方向に弱い板状の補強部材を設定したことを特徴とする電気自動車の車体構造。 The electric vehicle body structure according to claim 1 or 2,
A plate that is strong against a bending moment in the lateral direction of the extending portion and weak in the front-rear direction between the extending portion of the center member that extends through the vehicle front from the vehicle body floor and the vehicle body floor. A vehicle body structure for an electric vehicle, characterized in that a reinforcing member having a shape is set.
前記衝突エネルギ吸収構造は、前記センタメンバ上であって前記フロントサスペンションアームよりも車両後方に形成された潰れ促進ビードであることを特徴とする電気自動車の車体構造。 In the vehicle body structure of the electric vehicle according to any one of claims 1 to 3,
The electric vehicle body structure according to claim 1, wherein the collision energy absorbing structure is a crush-promoting bead formed on the center member and behind the front suspension arm.
前記フロントサスペンションアームを、Aアームとしたことを特徴とする電気自動車の車体構造。 In the vehicle body structure of the electric vehicle according to any one of claims 1 to 4,
An electric vehicle body structure, wherein the front suspension arm is an A arm.
前記センタメンバの前記車体フロアから車両前方に貫通して延在させた延在部分の車両前後方向潰れ強度を、前記センタメンバの前記車体フロア内を貫通する車体フロア部分の車両前後方向潰れ強度よりも低く設定したことを特徴とする電気自動車の車体構造。 The vehicle body structure of an electric vehicle according to any one of claims 1 to 5,
The vehicle front-rear direction crushing strength of the extended portion of the center member extending through the vehicle front from the vehicle body floor is greater than the vehicle front-rear direction crushing strength of the vehicle body floor portion passing through the vehicle body floor of the center member. The body structure of an electric vehicle, which is characterized by being set low.
前記延在部分は前記車体フロア部分よりも断面積を小さくしたことを特徴とする電気自動車の車体構造。 In the vehicle body structure of the electric vehicle according to claim 6,
A vehicle body structure for an electric vehicle, wherein the extending portion has a smaller cross-sectional area than the vehicle body floor portion.
前記延在部分は前記車体フロア部分よりも板厚を薄くしたことを特徴とする電気自動車の車体構造。 In the vehicle body structure of the electric vehicle according to claim 6 or 7,
A vehicle body structure for an electric vehicle, wherein the extension portion is thinner than the vehicle body floor portion.
前記車体フロアに回動可能に取り付けられたトレーリングアーム式のリアサスペンションアームと、
前記車体フロアの車両後方から後傾して立設されたリアピラーと、
前記リアサスペンションアームの後端と前記リアピラーの上部との間に設置されたリアサスペンションと、
を設け、
前記車体フロアから車両後方に貫通して延在させた前記センタメンバにシートベルトアンカーを設定したこと
を特徴とする電気自動車の車体構造。 The vehicle body structure of an electric vehicle according to any one of claims 1 to 8,
A trailing arm type rear suspension arm rotatably attached to the vehicle body floor;
A rear pillar erected from the vehicle rear side of the vehicle body floor,
A rear suspension installed between a rear end of the rear suspension arm and an upper portion of the rear pillar;
Provided,
A vehicle body structure for an electric vehicle, wherein a seat belt anchor is set on the center member extending through the vehicle body floor from the vehicle rear side.
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