JP2008225877A - ブレイン・コンピュータ・インタフェース - Google Patents

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Abstract

【課題】脳波を利用したブレイン・コンピュータ・インタフェースにおいて、単一試行の下で計測された脳波でも、試行の違いを、計測された脳波から識別できるようにする。
【解決手段】単一試行の下、多チャネルで計測された脳波に独立成分分析を適用して独立成分に分解する独立成分分析実行部12と、各独立成分を各チャネル上に射影する独立成分射影実行部13と、射影された元々の多チャネル脳波データにダイポール解析を適用し、各独立成分に関連する脳内活動の時空間的特徴を推定するダイポール解析実行部14と、これらの推定結果を時間軸に関して分割し、推定された脳内部位及び試行回数の3次元データとする独立成分分析・ダイポール解析結果蓄積部15と、この3次元データに動的確率ネットワークあるいは3ウェイ・カテゴリカルデータ解析を適用し、各試行に対応する脳内活動の時空間パターンを学習する脳活動パターン学習部16と、を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザの脳活動(脳波など)を観測することによってユーザの意図を外界へ伝えるためのブレイン・コンピュータ・インタフェースに関し、特に、単一試行の下で計測された脳波であっても、計測された脳波からその試行の違いを識別できるブレイン・コンピュータ・インタフェースに関する。
ブレイン・コンピュータ・インタフェース(Brain-Computer Interface、以後、BCIと略す)とは、脳活動を反映してヒトの頭皮、(大脳)皮質表面あるいは脳内から直接検出可能な電気信号を、ユーザの意図を外界へ伝える出力に変換する方法である(非特許文献1)。非特許文献1に記載されたBCIでは、脳波特定のための特定の電極位置(C3とC4)で計測されたraw EEG(生の脳波図(electroencephlogram))を周波数分析し、特定の周波数帯(μ波:8〜12Hzあるいはβ波:18〜26Hz)の振幅値の重み付き線形和の値によって、ディスプレイ画面上の2次元的なカーソル移動を実現しようとしている。しかしながら、上記重み係数は各試行の度に更新しなければならず、適切なカーソル移動を実現できるようにするためにはかなりの訓練を要する。
非特許文献2に記載されたBCIでは、運動イメージタスク遂行時にraw EEGを多チャネルで計測している。しかしながら非特許文献2に記載の方法では、raw EEGに対して独立成分分析(Independent Component Analysis、以後、ICAと略す)とダイポール解析を適用する前に、ラプラス(Laplacian)空間フィルタリングと時間−周波数解析とを実行することが必要であり、リアルタイム性に欠ける。さらに、1番目の独立成分のみのダイポール解析から、イメージする手と同側の体性感覚・運動皮質にダイポールが推定された時に正答としており、そのため、識別率は決して良くない。
なお、特表2006−524157号公報(WO2004/083972)(特許文献1)には、車両等の運転を支援するために、車両の運転者の脳内電流信号を検出して例えばブレーキを始動させることが開示されている。特開2006−280421号公報(特許文献2)には、検出信号に含まれる不必要成分を除去して脳機能信号による計測を高精度に行えるようにした脳機能情報モニタリング装置が開示されている。特開2003−84793号公報(特許文献3)には、脳波信号への適用に適した独立成分分析方法及び装置が開示されている。
特表2006−524157(WO2004/083972) 特開2006−280421 特開2003−84793 ウルポー・J・R、マックファランド・D・J、「コントロール・オブ・ア・ツー・ディメンジョナル・ムーブメント・シグナル・バイ・ア・ノンインベイシブ・ブレイン−コンピュータ・インタフェース・イン・ヒューマンズ(Control of a two-dimensional movement signal by a noninvasive brain-computer interface in humans)」,プロシィーディングス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシィーズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ,2004年,Vol.101、p.17849−17854 クウィン・L、ディン・L、ヘ・B、「モーター・イマジェリィ・クラシフィケーション・バイ・ミーンズ・オブ・ソース・アナリシス・フォー・ブレイン−コンピュータ・インタフェース・アプリケーションズ(Motor imagery classification by means of source analysis for brain-computer interface applications)」,ジャーナル・オブ・ニューラル・エンジニアリング、2004年、Vol.1,p.135−141 カルドソ・J.−F、ソーローミアック・A、「ブラインド・ビーム−フォーミング・フォー・ガウシャン・シグナルズ(Blind beam-forming for Gaussian signals)」、アイ・イー・イー・プロシィーディングス−エフ、1993年、Vol.140,p.362−370 ヒベライネン・A、オジャ・E、「ア・ファスト・フィックスド−ポイント・アルゴリズム・フォー・インディペンデント・コンポーネント・アナリシス(A fast fixed-point algorithm for independent component analysis)」、ニューラル・コンピュテーション、1997年、Vol.9、No.7、p.1483−1492 アマリ・S、チェン・T、チチョッキ・A、「ノンホロノミック・オーソゴナル・ラーニング・アルゴリズム・フォー・ブラインド・ソース・セパレーション(Nonholonomic orthogonal learning algorithm for blind source separation)」、ニューラル・コンピュテーション、2000年、Vol.12、p.1463−1484 チョイ・S、チチョッキ・A、アマリ・S、「フレキシィブル・インディペンデント・コンポーネント・アナリシス(Flexible independent component analysis)」、ジャーナル・オブ・ブイエルエスアイ・シグナル・プロセシィング、2000年、Vol.26、No.1/2、p.25−38 フリードマン・N、マーフィー・K、ラッセル・S、「ラーニング・ザ・ストラクチャー・オブ・ダイナミック・プロバビリスティック・ネットワークス(Learning the structure of dynamic probabilistic networks)」、プロシィーディングス・オブ・フォーティーンス・カンファレンス・オン・アンサートゥンティ・イン・アーティフィシャル・インテリジェンス(UAI98)、1998年、p.139−147 シュバルツ・G、「エスティメイティング・ザ・ディメンジョン・オブ・ア・モデル(Estimating the dimension of a model)」、アナルズ・オブ・スタティスティクス、1978年、p.461−464 フリードマン・N、「ザ・ベイジィアン・ストラクチャル・イーエム・アルゴリズム(The Bayesian structural EM algorithm)」、フォーティーンス・カンファレンス・オン・サートゥンティ・イン・アーティフィシャル・インテリジェンス(UAI−98)、1998年 山ノ井高洋、瀋旅家、「3−wayデータ数量化の1手法について」、北海道大学研究報告、No.132、1986年、p.155−160
本発明の目的は、ブレイン・コンピュータ・インタフェースにおける上記した従来技術の問題点を除くためになされたものであって、単一試行の下で計測された脳波を用いて、相異なる各試行に対応する脳内活動の時空間パターンを検出できるブレイン・コンピュータ・インタフェースを提供することにある。
本発明のブレイン・コンピュータ・インタフェースは、ユーザから計測された複数チャネルのデジタル脳波データに対して独立成分分析を適用する独立成分分析実行部と、独立成分分析実行部から出力される各独立成分を各チャネル上に射影し、脳波計測時の電極位置における独立成分ごとの脳波の振幅値を算出する独立成分射影実行部と、独立成分射影実行部によって射影された多チャネル脳波データにダイポール解析を適用するダイポール解析部と、独立成分分析実行部、独立成分射影実行部及びダイポール解析部で得られた結果に基づき、各独立成分に対する、試行、時間、及びダイポールが推定された脳内部位からなる3次元データを生成する独立成分分析・ダイポール解析結果蓄積部と、3次元データを学習する脳活動パターン学習部と、を有する。
本発明のブレイン・コンピュータ・インタフェースでは、複数個の電極を用いてユーザの脳波を複数チャネルで計測し、計測された脳波信号をアナログ/デジタル変換してデジタル脳波データとする脳波計測部をさらに設けてもよい。また、脳活動学習部は、動的確率ネットワークを利用して脳活動パターンを学習する動的確率ネットワーク構築部を備えていてもよく、あるいは、3ウェイ・カテゴリーデータ解析を利用して脳活動パターンを学習する3ウェイ・カテゴリーデータ解析部を備えていてもよい。
以下、本発明のブレイン・コンピュータ・インタフェースを構成する各構成要素について説明する。
(1)脳波計測部: 例えば、脳波計測用電極を、複数個、ヒト頭皮表面に接着し、あるいは脳波計測電極が貼り付けられたキャップ(帽子)(いわゆる電極キャップ)をヒト頭部に装着し、各電極を通じて計測されるアナログ信号を生体信号用アンプで増幅し、アナログ/デジタル(A/D)変換してデジタル信号データ(デジタル脳波データx)として蓄積するものである。
(2)独立成分分析実行部: デジタル脳波データxに独立成分分析を適用するものである。具体的には、u=Wxを満たす行列Wを算出する。ただし、uは独立成分である。また、電極数をn、サンプリング点の数をp、独立成分の数をkとすれば、xはn×p次の行列であり、uはk×p次の行列である。
(3)独立成分射影実行部: 独立成分ujが寄与する、元々の電極位置における脳波の振幅値をxj=W+jによって算出するものである。ただし、W+はWの一般化逆行列であり、ujは行列uのj番目の行のみで、それ以外はすべて0からなる行列とする。
(4)ダイポール解析実行部: 射影された多チャネル脳波データにダイポール解析を適用するものである。解析結果は、各サンプリング点における脳内活動の場所・向き・大きさである。
(5)独立成分分析・ダイポール解析結果蓄積部: 独立成分分析実行部、独立成分射影実行部及びダイポール解析実行部から得られる結果は、推定されたダイポールの向きと大きさを無視すれば、各独立成分に対する、試行、時間(サンプリング点)、ダイポールが推定された脳内部位からなる3次元データとすることができる。独立成分分析・ダイポール解析結果蓄積部は、このような3次元データを生成する。
(6)脳活動パターン学習部: 動的確率ネットワークを利用して、あるいは3ウェイ・カテゴリーデータ解析を利用して、独立成分分析・ダイポール解析結果蓄積部で得られた脳活動パターンを学習する。
本発明のBCI(ブレイン・コンピュータ・インタフェース)では、単一試行遂行時に多チャネルで計測されたraw EEGに対して即座にICAおよびダイポール解析を適用し、ダイポールが推定された脳内部位を、時間と試行の関数として捉え、この3次元データに対して動的確率ネットワークあるいは多変量解析を適用することにより、各試行に対応する脳内活動の時空間パターンを学習する。これにより、単一試行の下で計測された脳波でも、試行の違いを、計測された脳波から精度良くかつ効率的に識別することが可能になる。
本発明により、ノイズ混入が十分考えられる、単一試行の下で計測された脳波でも、単一試行に対応する脳内活動の時空間パターンを精度良くかつ効率的に検出して識別することができる。本発明は、BCIの実用化に有用なものであるばかりではなく、新たなBCIに関する研究の進展に役立つ。
次に、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態において用いられるBCI(ブレイン・コンピュータ・インタフェース)の構成を示すブロック図である。このBCIは、複数個の電極を用いてユーザの脳波を複数チャネルで計測し、計測された脳波信号をデジタル信号データとする脳波計測部11と、デジタル信号データに対して独立成分分析を適用する独立成分分析実行部12と、独立成分分析実行部12から出力される各独立成分を各チャネル上に射影し、脳波計測時の電極位置における独立成分ごとの脳波の振幅値を算出する独立成分射影実行部13と、独立成分射影実行部によって射影された多チャネル脳波データにダイポール解析を適用するダイポール解析部14と、独立成分分析実行部、独立成分射影実行部及びダイポール解析部で得られた結果に基づき、各独立成分に対する、試行、時間、及びダイポールが推定された脳内部位からなる3次元データを生成する独立成分分析・ダイポール解析結果蓄積部15と、3次元データを学習する脳活動パターン学習部16と、を備えている。
以下では、図2に示す3種類の線画刺激(それぞれ、"rare target"、"rare non-target"及び"frequent non-target"と称する)を、ランダムに、それぞれ20%(rare target)、20%(rare non-target)、60%(frequent non-target)の時間頻度でディスプレイ画面上に提示する。そして被験者に対しては、線画刺激がrare targetの時には自分の右手で線画の右手と握手するイメージをし、rare non-targetの時には自分の左手で線画の左手と握手するイメージをし、frequent non-targetの時に何もしないように被験者に教示する。各試行の遂行時に、複数チャネル(例えば32チャネル)の、被験者の頭部に装着された電極キャップを使って、被験者の頭皮上からraw EEGを計測する。こうして得られる単一試行EEGデータを利用して、右手イメージと左手イメージに対応する脳内活動の時空間パターンを学習し、試行の違い(右手/左手イメージ)を識別する方法を述べる。脳波計測のための具体的構成は、図3に示されている。
なお、図3に示すものでは、電磁シールド室内に被験者を配置し、脳波図(EEG)のほかに眼球運動図(EOG)及び筋電図(EMG)も取得するようにしている。脳波図は、電極キャップあるいは複数の電極を被験者の頭部に装着することによって取得され、生体信号用アンプで増幅され、A/D(アナログ/デジタル)変換されるようになっている。眼球運動図および筋電図はポリグラフによって増幅されてA/D変換される。また、電極の位置を計測する電極位置センサが設けられている。被験者に対して線画刺激を与えるために、AVタキストスコープ(瞬間露出器)が設けられている。一般的にはパーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)からなるEEG測定システムが設けられており、AVタキストスコープからのトリガ信号、電極位置センサからの信号、デジタル化された脳波図、眼球運動図及び筋電図信号は、このEEG測定システムに入力する。したがって、EEG測定システムは、本実施形態における独立成分分析実行部12、独立成分射影実行部13、ダイポール解析部14、独立成分分析・ダイポール解析結果蓄積部15及び脳活動パターン学習部16としての機能を果たすことになる。図3には、32チャネルの脳波測定を行う際の頭皮における電極の配置も示されている。
次に、脳波計測部11、独立成分分析実行部12、独立成分射影実行部13、ダイポール解析部14、独立成分分析・ダイポール解析結果蓄積部15及び脳活動パターン学習部16のそれぞれについて、詳細に説明する。
脳波計測部11:
電極キャップとしては、例えばECI社製Electrocapを利用することができる。各電極から計測されるアナログ信号を生体信号用アンプ(例えば、日本GEマルケット社製Biotop 6R12-4)で増幅し、A/D変換して、デジタル信号データxを得る(図3参照)。ここでは、電極数を32とし、各試行において、線画刺激のオンセット(onset)前100msからオンセット後600msまでの脳波を計測するものとして、脳波測定におけるサンプリング周波数を1kHzとする。この時、デジタル信号データxは、各試行に対して、32×700次の行列となる。
独立成分分析実行部12:
次に、脳波計測部11から出力されるデジタル信号データxに対して、独立成分分析実行部12において、ICA(独立成分分析)を適用する。ICAは高次オーダ統計量に基づいて相互独立性を探索するアルゴリズムである。具体的には
u=Wx
として、uが独立成分となるように行列Wを求めることに帰着される。独立成分の数をkとすれば、Wはk×n次の行列となる。Wを求めるアルゴリズムとしては、JADE(robust joint approximate diagonalization of eigen matrices)(非特許文献3)、Fast ICA(非特許文献4)、SANG(self adaptive natural gradient algorithm with nonholonomic constraints)(非特許文献5)、NG−FICA(natural gradient-flexible ICA)(非特許文献6)など、さまざまなものが知られている。コンピュータソフトウェアであるMATLAB Toolbox上で実行可能な、アカデミックフリーなソフトウエア(例えば、ICALAB for Signal Processing, http://www.bsp.brain.riken.jp/ICALAB/ ICALABSignalProc/)を利用することができる。
上記の独立成分分析の結果から、元々の行列xは
x=W+
と再構成できる。ただしW+は、一般にk≠n(kは最大でp)なので、Wの一般化逆行列(n×k次)であり、uはk×p次の行列である。
独立成分射影実行部13:
独立成分射影実行部13は、独立成分分析実行部12で求めた行列Wに対して、射影演算を実行し、多チャンネル脳波データxjを求める。独立成分uj(j=1,…,k)が寄与する、元々の電極位置における脳波の振幅値は、
j=W+j
で求めることができる。ただしujは、行列uのj番目の行以外はすべて0とする行列である。
ダイポール解析実行部14:
ダイポール解析実行部14は、各独立成分(j)に対して独立成分射影実行部13において射影された多チャネル脳波データxjに対し、ダイポール解析を適用する。ダイポール解析には、例えば、NEC製ダイポール解析ソフトウエア「SynaCenter」を利用することができる。
独立成分分析・ダイポール解析結果蓄積部15:
独立成分分析・ダイポール解析結果蓄積部15は、ICAとダイポール解析の結果を蓄積し、それらに基づいて、脳内活動の時空間パターンを求める。
ダイポールモデルとして、非制約ダイポール(unconstrained dipoles)を仮定すれば、すべてのサンプリング点のそれぞれに対して、ダイポールを推定することができる。しかしながら、図4に例示したように、ICAを適用した直後の各独立成分の時間変化は、ある時刻において、1つあるいは2つの極値を有する傾向にあるので、それらの時刻においてのみ、1つあるいは2つのunconstrained dipolesを仮定して、ダイポール解析を適用する。このとき、推定時刻は、0〜100ms、101ms〜200ms、201ms〜300ms、301ms〜400ms、401ms〜500ms、501ms〜600ms、すなわち、6個の区間のいずれかに割り当てられた。また、電極数が32なので、独立成分の数はせいぜい32である。しかしながら、本発明者らの実験によれば、実データにICAを適用した結果、意味ある(すなわちノイズではない)独立成分の数は、最大でも20であることが判明した。結局、各試行に対して、上記すべての時間幅においてダイポール解析が実行されると仮定すれば、20(独立成分の数)×1〜2(ダイポール数)×6(時間幅の個数)=120〜240個の推定結果(脳内部位)が得られることになる。こうして、各試行に対して、脳内活動の時空間パターンが得られることになる。これらの結果を図5のようにモデル化する。
脳活動パターン学習部16:
脳活動パターン学習部16は、独立成分分析・ダイポール解析結果蓄積部15において得られた各試行に対する脳内活動の時空間パターンを使って、2種類の試行(右手イメージと左手イメージ)に対応する動的確率ネットワーク(dynamic probabilistic network、以後、DPNと略す)を構築する。第1の実施形態においては、脳活動パターン学習部16内には、DPNを構築するための動的確率ネットワーク構築部21が設けられている。DPNとは、時間的な推移過程をモデル化するために、固定された確率変数集合上の確率分布を記述する確率ネットワーク(probabilistic network、以後、PNと略す)を拡張した表現である(非特許文献7)。
ここで、PNおよびDPNを詳細に説明する前に、以下では、若干のノーテーション準備をする。
離散的な確率変数の集合X上の分布を考える。ただし、各変数Xiは1つの有限集合からの値をとり、それをVal(Xi)と書くことにする。Val(Xi)のサイズを‖Xi‖と記す。X,Y、Zのような大文字で変数名を、x,y,zのような小文字でそれらの変数がとる値を表す。1つのネットワークが与えられたとき、X={X1,…,Xn}は、トポロジー的な順序を有するネットワークの変数を表し、PはX内の変数上の同時確率分布を表す。
PNは、アノテート(annotate)されたDAG(閉路を含まない有向グラフ:directed acyclic graph)であり、X上の同時確率分布をエンコードするものである。形式的には、Xに対するPNは、B=(G,Θ)で表される。ただし、GはDAGであり、その頂点は確率変数X1,…,Xnに対応する。それらの確率変数は、以下の条件付独立性仮定の集合をエンコードする。この仮定とは、G内で親Pa(Xi)が与えられた時、各変数Xiはその非子孫とは独立である、というものである。Θは、そのネットワークを定量化するパラメータの集合を表す。最も簡単な場合、それは、Xiの各とり得る値kiとPa(Xi)の各とり得る値をjiの集合に対して、パラメータ
を含む。GとΘが与えられると、1つのPNであるBは、X上の同時確率分布を一意に定義し、それは
で与えられる。
DPNは、時間過程をモデル化するために、PNを拡張した表現である。簡単のため、非負の整数によって指標化される離散的な時間点の間で変化が生じることを仮定する。その際、X={X1,…,Xn}はその過程が変化する属性の集合であることを仮定する。Xi[t]は、その確率変数であり、時刻tにおけるその属性Xiの値を表し、X[t]は、確率変数Xi[t]の集合である。
その過程のとり得る軌跡について信じられることを表現するために、確率変数X[0]∪X[1]∪X[2]∪…上の確率分布が必要である。もちろn、そのような1つの分布は非常に複雑である可能性が高い。そこで、その過程がXに関してマルコフ性を有すること、すなわち、
P(X[t+1]|X[0],…,X[t])=P(X[t+1]|X[t])
を仮定する。さらに、その過程が定常的、すなわち推移確率P(X[t+1]|X[t])がtに依存しないことを仮定する。
マルコフ性と定常性の仮定の下で、1つの過程のとり得る軌跡すべてにわたる同時分布を表すDPNは、以下の2つの部分から構成される:
・B0:事前ネットワーク、初期状態X[0]上の1つの分布を特定する;
・B:推移ネットワーク、すべてのtに対して推移確率P(X[t+1]|X[t])を特定するための変数X[0]∪X[1]上の分布。
図6に簡単な例を示す。推移ネットワーク(しかし事前ネットワークではない)においては、X[0]の中の変数は親を持たない。そのようなネットワーク(NW)によってインプライ(imply)される推移確率は、
で与えられる。
(B0,B)によって定義されるDPNは、変数X[0],…,X[∞]上の半無限ネットワークに対応する。実際には、有限な区間0,…,Tについてのみ推論する。このために、そのDPN構造をX[0],…,X[T]上の1つのPNへ概念的に“アンロール(unroll)”することができる。スライス(slice)0の中で、Xi[0]の親は事前ネットワークB0の中で特定された親である;スライスt+1の中では、Xi[t+1]の親はスライスtとスライスt+1の中のノードであり、Bの中でXi[1]の親に対応する。同様にして、これらの変数に対する条件付分布をコピーする。図6(b)は、図6(a)のネットワーク(NW)を3つの時間スライス(time slices)に対してアンロールした結果を示している。1つのDPNモデルを与えれば、X[0],…,X[T]上の同時分布は、
で与えられる。ただし、
は、その推移モデルから、明らかな方法で得られる。
図5と図6を比較することにより、本発明では、X1,X2,…が、例えば、視覚野、視覚前野などの相異なる脳内部位に対応し、t=0,1,…が、例えば、〜100ms、〜200ms、…などに対応することが分かる。
以下では、学習すべきデータが、(a)完全データの場合と(b)不完全データの場合とに分けて記載する。
(a) 完全データからDPNを学習する手順
PNを学習する問題は以下のように定式化される:
「Xのインスタンス(instances)から成る学習セットDが与えられた時、Dに最も適合する(best match)するネットワーク B=(G,Θ)を探す」
best matchの概念は、スコア関数を使って定義される。最もよく使われるスコア関数はBIC(Bayesian Information Criteria)とBDeである。これらのスコア関数は共にネットワークに従ったデータの尤度
L(B:D)=log Pr(D|B)
に、ネットワークの複雑さに関係するあるペナルティ(penalty)を組み合わせる。PNの構造を学習する時、複雑性ペナルティは本質的である。なぜなら、最尤ネットワークは、たいてい、完全結合ネットワークだからである。
BICとBDeスコアはネットワーク構造の事後確率から導出される。確率変数Gが、事実、現実世界で得られるかも知れない可能なネットワーク構造上の範囲にあるとする。このとき、ベイズ則を使って、G上の事後分布は、
Pr(G|D)∝Pr(D|G)Pr(G)
を満たす。ただし、1つのネットワーク構造が与えられたとき、データの尤度は、関連するネットワークパラメータ上で、条件付きにすることにより計算することが可能である:
Pr(D|G)=∫Pr(D|G,Θ)Pr(Θ|G)dΘ (2)
事前パラメータを特定しこの積分を評価することは、明らかに困難である可能性がある。(2)式の積分の完全な計算を避けるための1つのアプローチは、この項の漸近的な挙動を調べることである。大多数のデータ点が与えられた時、(事前確率が任意の事象に対して確率0を与えることはないと仮定して)事後確率は、事前確率の選択に敏感ではない。非特許文献8では、ウェル・ビヘーブド(well-behaved)な事前確率に対する以下の漸近推定量を導出している:
ただし、
は、データの尤度を最大にする、Gに対するパラメータセッティングである。また、Nは学習インスタンスの数、#GはGの次元(完全データの場合には、パラメータの数になる)、O(1)は、NやGとは独立な定数項である。BICスコアは、候補ネットワーク構造をランク付けするために、(3)式を使う。これにより、事前パラメータの必要性が未然に防がれ、構造上の事前確率はパラメータをカウントすることに帰着される。
(i) DPNに対するBICスコアの計算方法
seq個の完全な観測列からなる学習セットが与えられたと仮定する。そのようなl番目の列の長さNlを有し、変数xl[0],…,xl[Nl]に対する値を特定する。そのような1つのデータセットは初期スライスのNseq個のインスタンスと、推移の
個のインスタンスを与える。前者のインスタンスからB0を学習し、後者のインスタンスからBを学習することができる。
ここでいくつかのノーテーションを導入する。
同様にして、t=1,…,Tに対して、
また、各ファミリ(family)に対して、十分統計量に対するあるノーテーションを必要とする:
ただし、I(・;xl)はインジケータ(indicator)関数であり、もし事象・が列xlの中で生じたならば値1をとり、それ以外では値0をとる。
(1)式を使い、そして各項を再配置することにより、正にPNと同じように、尤度関数がDPNの構造に従って以下のように分解されることを見い出す:
こうして、対数尤度は
で与えられる。
多項分布に対する標準的な最尤推定量を使って、
に対する以下の表現を得る:
そして、推移ネットワークの場合にも同様にして得られる。条件付き確率テーブル(Conditional probability tables)の場合、ネットワークにおけるパラメータの数は
#G=#G0+#G
によって与えられる。ただし、
そして、推移ネットワークの場合に対しても同様である。
最後に、(3)式に代入して、BICスコアは、
BIC(G:D)=BIC0+BIC (6a)
で与えられる。ただし、
(ii) DPNに対するBDeスコアの計算方法
非特許文献8に詳しく述べられているので、ここでは省略する。
(b) 不完全データからDPNを学習する手順
部分的な観測からの学習に伴う主な困難さは、(4)式のスコア分解の性質をもはや有しないうことにある。これは、そのネットワークの一部における最適なパラメータの選択がそのネットワークの他の部分におけるパラメータ選択に依存する、ということである。この問題を緩和するために最もよく使われる方法が、EM(Expectation-Maximization)法である。EMのEステップは、カウントの期待値を計算することによりそのデータを完全にするために、現在推定されたパラメータを使う。Mステップは、それから、そのカウントの期待値が真の観測されたカウントであるかのように、最尤パラメータ値を再推定する。
結局、BICをスコア関数として用いた場合の、完全データあるいは不完全データDにbest matchするDPNを求める手順は、以下のようにまとめられる:
《1》 できる限りランダムに、(B0 0,B 0)を選択する;
《2》 以下、(B0 n+1,B n+1)=(B0 n,B n)を満たすまで、n=0,1,…を繰り返す。EM法を使って、(B0 n,B n)のパラメータを改変し、(B0 n,B n)の下で計算されるカウント数の期待値に基づいて、可能なDPN構造すべてを探索する。具体的には、非特許文献9の結果のアナロジーから、不完全データの場合、DPNのスコアの期待値の大小関係によって、DPNの真のスコアの大小関係が保証されるので、BICの計算にはこれら期待値を代用する。すなわち、Dが完全データの場合にはBICの計算に(6a)-(6c)式をそのまま利用するが、Dが不完全データの場合には、(5')式、(5")式、(6b)式、(6c)式内の
を、以下で与えられるそれらの期待値に置き換える:
《3》 《2》において、最良なBICスコア値を有するDPNを(B0 n+1,B n+1)と置く。もし、(B0 n+1,B n+1)=(B0 n,B n)ならば(B0 n+1,B n+1)を返して終了し、そうでなければnをn+1として《2》へ戻る。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態のBCIは、第1の実施形態のものと同様のものであるが、脳活動パターン学習部16において、DPNの構築を行う代わりに3ウェイ・カテゴリカルデータ解析を行う点で、第1の実施形態のものと異なっている。したがって、第2の実施形態のBCIは、図1に示した構成において、脳活動パターン学習部16内に、動的確率ネットワーク構築部21の代わりに3ウェイ・カテゴリカルデータ解析部22が設けられている。
カテゴリカルデータ解析の一手法として林の数量化理論がある。この手法は、個体と1つの属性のアイテム・カテゴリーからなる、いわゆる2ウェイ(2-way)データの解析を目的としている。これは、個体・1属性の観点に関するデータ解析法である。しかしながら、一般に得られるカテゴリカルデータは、必ずしも属性が1種類とは限らない。このため、非特許文献10では、数量化II類の拡張である3ウェイ・カテゴリカルデータ解析法が提案されている。
サンプル数がn個の個体Pi(i=1,…,n)に関して、2組の観点(Qj,Rk)(j=1,…,l k=1,…,m)から測定された同時パターンδi(j,k)が与えられているとする。ただし、δi(j,k)は、
と定義する。ここで、n個の個体はg個のグループに分かれているものとする。この3ウェイ・データに対して、以下の問題を考える:
<問題> 与えられた同時パターンδi(j,k)とグループの情報とをもとに、グループが未知の同時パターンdh(j,k)を持つ個体Phをグループに分類する。
本実施形態では、Piが各試行、Qjが相異なる脳内部位、Rkが時間区間、グループが右手/左手イメージ、dh(j,k)がテストデータとして計測された単一試行(single-trial)EEGに対してICAおよびダイポール解析を適用した結果であり、右手イメージ、左手イメージ、あるいはそれら以外のグループに分類すべきデータに対応する。
この問題を解くための準備として以下の諸量を定義する:
i(α)≡δi(j,k)
α≡m(j−1)+k
L≡l×m
なお、α,β,γがとり得る範囲については、それぞれ、α=1,…,L;β=1,…,M(=l+m);γ=1,…,gとする。さらに、同時パターンの各セルに対するダミー変数をbjk、同時パターンの行と列に対するダミー変数を、それぞれ、cj,dkとする。また、各グループに対するダミー変数をaγとすれば、これらにより、個体Piに関するグループによる値yiと、同時パターンによる値ziを次のように定義するものとする。
さらに、ダミー・ベクトルとして次の諸量を導入する。
a≡[a1,a2,…,ag
b≡[b11,b12,…,b1m,b21,…,b2m,…bl1,bl2,…,blm
数量化の目的から、yi、ziの相関が最大となるように、ダミー・ベクトルbを決定すれば、(6.2.2)式によりziの数量化が行える。この場合の相関は正準相関であるので、数量化の際の基準として、
をとることにする。ただし、Σ11,Σ22,Σ21は、以下のように定義される分散・共分散行列である:
しかしながら、δi(γ)に
なる条件があることから、上記の分散・共分散行列にはランク落ちがある。したがって、任意の1要素ずつを取り除く必要がある。そこで、δi(γ)とaに関してg番目、Di(α)とbに関してはL番目の要素を取り除いたものを、それらのベクトルや行列を表す文字の上に「〜」を付けて表すこととする。すると、(6.2.3)式は
となる。この式を以下の条件:
の下で最大化することを考える。ラグランジュ(Lagrange)の未定乗数λ,μを用いると
とおける。これにより、
から
を得る。なお、条件式(6.2.5),(6.2.6)を考慮すると、λ=μとなる。結局、これは、
となる一般固有値問題に帰着できる。この式から
を求め、(6.2.7)式、(6.2.8)式とあわせて
を得る。これと(6.2.2)式により、同時パターンPhに対する数量化が
として求まる。ただし、パターンベクトルは
である。
本発明の第1及び第2の実施形態において用いられるBCI(ブレイン・コンピュータ・インタフェース)の構成を示すブロック図である。 脳波計測実験で利用した3種類の線画刺激を示す図である。 脳波計測のための配置の一例を示す図である。 独立成分分析の適用例と独立成分を射影した結果の例を示す図である。 独立成分分析にさらにダイポール解析を行った結果の例を示す図である。 動的確率ネットワークモデルの例を示す図である。
符号の説明
11 脳波計測部
12 独立成分分析実行部
13 独立成分射影実行部
14 ダイポール解析実行部
15 独立成分分析・ダイポール解析結果蓄積部
16 脳活動パターン学習部
21 動的確率ネットワーク構築部
22 3ウェイ・カテゴリカルデータ解析部

Claims (4)

  1. 脳波を利用したブレイン・コンピュータ・インタフェースであって、
    ユーザから計測された複数チャネルのデジタル脳波データに対して独立成分分析を適用する独立成分分析実行部と、
    前記独立成分分析実行部から出力される各独立成分を各チャネル上に射影し、脳波計測時の電極位置における独立成分ごとの脳波の振幅値を算出する独立成分射影実行部と、
    前記独立成分射影実行部によって射影された多チャネル脳波データにダイポール解析を適用するダイポール解析部と、
    前記独立成分分析実行部、前記独立成分射影実行部及び前記ダイポール解析部で得られた結果に基づき、前記各独立成分に対する、試行、時間、及びダイポールが推定された脳内部位からなる3次元データを生成する独立成分分析・ダイポール解析結果蓄積部と、
    前記3次元データを学習する脳活動パターン学習部と、
    を有する、ブレイン・コンピュータ・インタフェース。
  2. 前記脳活動学習部は、動的確率ネットワークを利用して脳活動パターンを学習する動的確率ネットワーク構築部を備える、請求項1に記載のブレイン・コンピュータ・インタフェース。
  3. 前記脳活動学習部は、3ウェイ・カテゴリーデータ解析を利用して脳活動パターンを学習する3ウェイ・カテゴリーデータ解析部を備える、請求項1に記載のブレイン・コンピュータ・インタフェース。
  4. 複数個の電極を用いてユーザの脳波を複数チャネルで計測し、計測された脳波信号をアナログ/デジタル変換して前記デジタル脳波データとする脳波計測部をさらに備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のブレイン・コンピュータ・インタフェース。
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