JP2008223257A - ヒンジ - Google Patents
ヒンジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008223257A JP2008223257A JP2007059949A JP2007059949A JP2008223257A JP 2008223257 A JP2008223257 A JP 2008223257A JP 2007059949 A JP2007059949 A JP 2007059949A JP 2007059949 A JP2007059949 A JP 2007059949A JP 2008223257 A JP2008223257 A JP 2008223257A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- restricting
- hinge
- mounting
- restricting portion
- axial direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Hinge Accessories (AREA)
Abstract
【解決手段】ヒンジHにおいて、回動範囲Rを規制するストッパSは、回動軸線Lに平行な軸線方向で両軸受部11,21の間に配置されて枢支軸30に装着される装着部40と、装着部40から軸線方向で軸受部11側に第1突出量で突出している規制部50と、装着部40から軸線方向で軸受部21側に第2突出量で突出している規制部60とを有する。蝶板10が軸受部11よりも径方向外方で規制部50に当接し、かつ蝶板20が軸受部21よりも径方向外方で規制部60に当接することにより、回動範囲が規制される。規制部50は第1突出量以上の周方向長さを有し、規制部60は第2突出量以上の周方向長さを有する。
【選択図】図3
Description
しかしながら、規制部が軸線方向に突出する細長い棒状部材である場合には、その細長い形状の故に、規制部の強度を高めることは困難である。さらに、装着部と該装着部に結合される規制部との結合力を高めるためには、装着部と規制部との結合部の長さを軸線方向で長くする必要があるので、装着部が軸線方向に大型化する。このため、既に基体や可動体に取り付けられているヒンジにストッパを装着すると、両蝶板間の軸線方向での間隔が過度に大きくなることがあり、そのような場合には、既存のヒンジに該ストッパを適用することができない。
また、規制部が蝶板の軸受部に当接することにより、回動範囲が規制されるストッパでは、規制部が該軸受部よりも径方向外方で蝶板に当接する場合に比べて、規制部には一層大きな荷重が作用するため、規制部の強度を確保することが一層困難になって、ストッパの耐久性の低下を招来する。そのうえ、ストッパを装着するためには、軸受部を規制部が当接するための形状に加工する必要があることから、既存のヒンジに、該ストッパを容易に、しかも低コストで適用することができない。
一方、ストッパが枢支軸に装着される円筒状の装着部と、装着部から径方向外方に突出する規制部とを有するものでは、規制部の所要の強度を確保するためには、軸線方向での規制部の幅、したがって軸線方向での装着部の幅を大きくする必要があることから、該装着部が軸線方向で大型化する。このため、前述したのと同様の理由によって、既存のヒンジにストッパを適用できないことがある。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のヒンジにおいて、前記装着部は、前記回動軸線に対する周方向位置および径方向位置が前記第1規制部および前記第2規制部と同じである重合部を有し、前記第1規制部および前記第2規制部は前記重合部から前記軸線方向に突出しているものである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のヒンジにおいて、前記第1規制部は前記第1取付部材と当接する第1当接部を有し、前記第2規制部は前記第2取付部材と当接する第2当接部を有し、前記第1当接部または前記第2当接部の周方向位置および径方向位置は、前記重合部の形成範囲内にあるものである。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のヒンジにおいて、前記重合部は、前記枢支部材を周方向で部分的に囲む前記形成範囲に渡って径方向外方に突出する突出部であり、前記第1規制部および前記第2規制部は前記形成範囲と同じ周方向範囲に渡って設けられるものである。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載のヒンジにおいて、前記軸線方向での前記装着部の幅は前記第1突出量および前記第2突出量よりも小さく、前記第1規制部および前記第2規制部は半周以上の周方向範囲に渡って設けられるものである。
さらに、各規制部は各中心部よりも径方向外方で取付部材に当接することから、規制部が中心部に当接する場合に比べて、各取付部材を通じて規制部に作用する荷重が小さくなり、該荷重に基づいて規制部に作用する接触圧力が減少するので、規制部の耐久性の向上に寄与する。
請求項2記載の事項によれば、第1,第2規制部はいずれも重合部で結合されるので、各規制部の強度が重合部により高められる。しかも、第1,第2規制部が周方向位置および径方向位置で同じ位置を占めることを利用して、重合部が第1,第2規制部に共通の部分とされることから、軸線方向で装着部の幅が大きくなることが防止される。
請求項3記載の事項によれば、第1取付部材が当接する第1当接部または第2取付部材が当接する第2当接部の強度が重合部により高められる。この結果、第1,第2規制部が装着部から軸線方向で互いに反対方向に突出していることを利用して、第1,第2規制部のうちの一方の規制部の強度を他方の規制部により高めることができて、第1,第2規制部の耐久性が向上する。
請求項4記載の事項によれば、第1規制部は第2規制部の突出量の分だけ軸線方向での幅が大きくなり、第2規制部は第1突出量の分だけ軸線方向での幅が大きくなるので、第1,第2規制部の強度が一層高められる。また、第1取付部材が装着部を越えて第2取付部材まで軸線方向に延びている場合、または第2取付部材が装着部を越えて第1取付部材まで軸線方向に延びている場合には、第2取付部材が第1,第2規制部に当接し、または第1取付部材が第1,第2規制部に当接するようにできるので、第2取付部材と第2規制部との接触圧力または第1取付部材と第1規制部との接触圧力を低減できるので、第1,第2規制部の耐久性が一層向上する。
請求項5記載の事項によれば、軸線方向での装着部の幅が小さいにも拘わらず、半周以上の周方向範囲に渡って延びている第1,第2規制部により、装着部の所要の強度が確保される。この結果、軸線方向での装着部の幅が小さいことから、既存のヒンジに対する適用性を高めることができる。
図1,図2を参照すると、本発明が適用されたヒンジHは、例えば建具に使用され、基体としての枠体1および該枠体1に対して可動体としての扉2を回動軸線L回りに回動可能に連結する。
各蝶板10,20、枢支軸30、ストッパSおよび各プラグ35,36は、鋼から形成されるが、他の金属または合成樹脂により形成されてもよい。
蝶板20は、枢支軸30が挿入されて回動軸線Lの周囲に配置される第2中心部としての軸受部21と、円筒状の軸受部21から径方向外方に延びていると共にネジ3が挿入される複数の取付孔23が設けられた板状の取付部22とを有する。枢支軸30は、軸線方向の貫通孔である収容空間24を形成する軸受部21に、軸受部21との間で相対的に回動可能に挿入される。
両蝶板10,20は同一形状であり、各蝶板10,20の軸受部11,21および取付部12,22は単一の板材により一体成形され、軸受部11,21は曲げ加工により形成される。
そして、軸線方向での本体部41および突出部42の幅W1,W2は等しい。また、各幅W1,W2は突出量W3および突出量W4よりも小さく、また幅W5は、各規制部50,60の径方向幅W6,W7に等しい。
ここで、部分円筒状とは、円筒の一部が周方向で除去された形状を意味する。
また、この実施形態では、周方向範囲A5,A6は約225°であり、周方向範囲A5,A6以外の周方向での範囲内で設定される回動範囲Rは鈍角、例えば約116°である。
ヒンジHのストッパSは、軸線方向で両軸受部11,21の間に配置されて枢支軸30に装着される装着部40と、装着部40から軸線方向で軸受部11側に突出量W3で突出して設けられる規制部50と、装着部40から軸受部21側に突出量W4で突出して設けられる規制部60とを有し、蝶板20が軸受部21よりも径方向外方で規制部60に当接し、かつ蝶板10が軸受部11よりも径方向外方で規制部50に当接することにより回動範囲Rが規制され、規制部50は突出量W3以上の周方向長さW11を有し、規制部60は突出量W4以上の周方向長さW12を有することにより、両規制部50,60は、それぞれ、その突出量W3,W4以上の長さW11,W12で周方向に延びていることで装着部40と結合されることから、装着部40と各規制部50,60との所要の結合力を確保するために軸線方向での装着部40の幅W1を大きくすることなく、各規制部50,60の強度を高めることができて、各規制部50,60の耐久性が向上する。この結果、各規制部50,60の周方向長さW11,W12を突出量W3,W4以上とするという簡単な構造で、規制部50,60の強度を高めながら、装着部40の軸線方向での小型化が可能になるので、既に枠体1および扉2に取り付けられている既存のヒンジHにストッパSを容易に、かつ低コストで適用できる。
さらに、各規制部50,60は各軸受部11,21よりも径方向外方で蝶板10,20に当接することから、規制部50,60が軸受部11,21に当接する場合に比べて、各蝶板10,20を通じて規制部50,60に作用する荷重が小さくなり、該荷重に基づいて規制部50,60に作用する接触圧力が減少するので、規制部50,60の耐久性の向上に寄与する。
枢支部材および可動体が相対回動不能または相対移動不能に一体化され、枢支部材に対して基体が相対回動可能であってもよい。そして、枢支部材および可動体、または枢支部材および基体が相対移動不能の場合、枢支部材および可動体、または枢支部材および基体が一体成形されてもよい。
規制部50,60の当接面51,61は、前記端面に設けられる緩衝材を含んでいてもよい。
回動範囲Rは、90°以下または180°以上に設定されてもよい。
装着部40は、図4(a)に二点鎖線で示されるように、全周に渡って突出部42の外径を有する円環状の部材であってもよい。
ストッパSと、軸受部11または軸受部21との間には、枢支軸30に挿入されたワッシャが設けられてもよい。
図5に一点鎖線で示されるように、自由端面52または自由端面62が、重合部44よりも周方向に突出していてもよい。そして、この場合にも、当接面61および当接面51の少なくとも一方の周方向位置および径方向位置は、重合部44の形成範囲A4内にある。
さらに、図5に二点鎖線で示されるように、重合部44の周方向長さW13が両規制部50,60および突出部42の周方向長さW10,W11,W12よりも短くてもよい。
H…ヒンジ、L…回動軸線、R…回動範囲、S…ストッパ、W1,W2,W5,W6,W7…幅、W3,W4…突出量、W10,W11,W12,W13…周方向長さ、A4,A5,A6…範囲。
Claims (5)
- 基体に対して可動体を回動軸線回りに回動可能に連結するヒンジであって、前記基体に取り付けられる第1取付部材と、前記可動体に取り付けられる第2取付部材と、前記第2取付部材が前記第1取付部材に対して前記回動軸線回りに回動可能となるように前記第1取付部材と前記第2取付部材とを連結する枢支部材と、前記基体に対する前記可動体の回動範囲を規制するストッパとを備え、前記第1取付部材および前記第2取付部材は、前記回動軸線の周囲に配置される第1中心部および第2中心部をそれぞれ有するヒンジにおいて、
前記ストッパは、前記回動軸線に平行な軸線方向で前記第1中心部および前記第2中心部の間に配置されて前記枢支部材に装着される前記装着部と、前記装着部から前記軸線方向で前記第1中心部側に第1突出量で突出して設けられる前記第1規制部と、前記装着部から前記軸線方向で前記第2中心部側に第2突出量で突出して設けられる第2規制部とを有し、
前記第2取付部材が前記第2中心部よりも径方向外方で前記第2規制部に当接し、かつ前記第1取付部材が前記第1中心部よりも径方向外方で前記第1規制部に当接することにより前記回動範囲が規制され、
前記第1規制部は前記第1突出量以上の周方向長さを有し、前記第2規制部は前記第2突出量以上の周方向長さを有することを特徴とするヒンジ。 - 前記装着部は、前記回動軸線に対する周方向位置および径方向位置が前記第1規制部および前記第2規制部と同じである重合部を有し、前記第1規制部および前記第2規制部は前記重合部から前記軸線方向に突出していることを特徴とする請求項1記載のヒンジ。
- 前記第1規制部は前記第1取付部材と当接する第1当接部を有し、前記第2規制部は前記第2取付部材と当接する第2当接部を有し、前記第1当接部または前記第2当接部の周方向位置および径方向位置は、前記重合部の形成範囲内にあることを特徴とする請求項2記載のヒンジ。
- 前記重合部は、前記枢支部材を周方向で部分的に囲む前記形成範囲に渡って径方向外方に突出する突出部であり、前記第1規制部および前記第2規制部は前記形成範囲と同じ周方向範囲に渡って設けられることを特徴とする請求項3記載のヒンジ。
- 前記軸線方向での前記装着部の幅は前記第1突出量および前記第2突出量よりも小さく、前記第1規制部および前記第2規制部は半周以上の周方向範囲に渡って設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のヒンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007059949A JP2008223257A (ja) | 2007-03-09 | 2007-03-09 | ヒンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007059949A JP2008223257A (ja) | 2007-03-09 | 2007-03-09 | ヒンジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008223257A true JP2008223257A (ja) | 2008-09-25 |
Family
ID=39842190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007059949A Pending JP2008223257A (ja) | 2007-03-09 | 2007-03-09 | ヒンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008223257A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017024284A1 (en) * | 2015-08-06 | 2017-02-09 | Clevermade, Llc | Collapsible workstation |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61184074A (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-16 | ア−ルシ−エ− コ−ポレ−ション | データ減少方法およびそれに使用する電子カメラ |
JP2006257659A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Kinmatsu:Kk | 蝶番 |
-
2007
- 2007-03-09 JP JP2007059949A patent/JP2008223257A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61184074A (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-16 | ア−ルシ−エ− コ−ポレ−ション | データ減少方法およびそれに使用する電子カメラ |
JP2006257659A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Kinmatsu:Kk | 蝶番 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017024284A1 (en) * | 2015-08-06 | 2017-02-09 | Clevermade, Llc | Collapsible workstation |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7526835B2 (en) | Stable hinge | |
US7870644B2 (en) | Hinge and interference assembly thereof | |
US20060191104A1 (en) | Hinge assembly for flat panel display appliance | |
EP2840211B1 (en) | Door opening/closing device | |
US6804859B2 (en) | Securing device for a laptop computer hinge to avoid damping of a screen when the screen is away from mainframe of the laptop computer | |
US20100139042A1 (en) | Hinge and collapsible device utilizing the same | |
US8020255B2 (en) | Hinge | |
US8006347B2 (en) | Hinge | |
US8429796B2 (en) | Tilt hinge | |
JP4440930B2 (ja) | 扉開閉装置 | |
JP2009270262A (ja) | 蝶番装置 | |
US20020162192A1 (en) | Clip-type friction hinge device | |
US20100269296A1 (en) | Hinge | |
JP7281700B2 (ja) | チェッカ付きドアヒンジ、および該ドアヒンジを備えた車両 | |
JP2008223257A (ja) | ヒンジ | |
US20040250380A1 (en) | Hinge assemble for flat panel display appliance | |
US7661176B2 (en) | Hinge assembly | |
EP4180604A1 (en) | One-way damping hinge | |
JP7078659B2 (ja) | 本体側ユニットおよびワイヤハーネスの配索構造 | |
KR200279159Y1 (ko) | 마찰 힌지장치 | |
WO2020230521A1 (ja) | ヒンジ装置 | |
US20110154612A1 (en) | Hinge | |
US20100031472A1 (en) | Hinge | |
JP7405638B2 (ja) | ドア側ユニットおよびワイヤハーネスの配索構造 | |
US20090178501A1 (en) | Rotating axle with anti-shaking function |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090219 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090421 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110510 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20111004 |