JP2008218175A - 照明装置、照明付き速度計、照明付き計器、照明付き表示装置、照明付き時計 - Google Patents

照明装置、照明付き速度計、照明付き計器、照明付き表示装置、照明付き時計 Download PDF

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Abstract

【課題】観察者と被照射体との間に配置されて使用される照明装置であって種々の用途に適用可能な照明装置、および当該照明装置を有した照明付き速度計等を提供することである。
【解決手段】照明装置50は、透光性基板60上に複数の発光素子部100を備えている。発光素子部100は発光層と発光層の一方側に遮光層を有している。発光素子部100の出射光の色が他の発光素子部の出射光の色と異なる発光素子部を含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置、照明付き速度計、照明付き計器、照明付き表示装置、および照明付き時計に係り、特に観察者と被照射体との間に配置されて使用される照明装置、ならびに当該照明装置を有した照明付き速度計、照明付き計器、照明付き表示装置、および照明付き時計に関する。
反射型の液晶表示装置には、外光が不十分な環境下での使用のために、液晶パネルを前面から照らすフロントライト装置を有するものがある。また、このフロントライト装置に用いられる照明装置として、有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子を有したものがある(特許文献1,2参照)。この照明装置は液晶パネルの前面に対向配置され、上記有機EL素子は例えば格子状に発光するように形成されている。
特開2006−154402号公報 特開2000−267097号公報
液晶表示装置のフロントライト装置として用いられる照明装置は、その用途から、出射光が白色のものである。しかし、観察者と被照射体との間に配置されて被照射体を照明するという使用形態に鑑みれば、上記照明装置には、液晶表示装置だけでなく、種々の用途への適用が考えられる。
本発明の目的は、観察者と被照射体との間に配置されて使用される照明装置であって種々の用途に適用可能な照明装置を提供すること、ならびに当該照明装置を有した照明付き速度計、照明付き計器、照明付き表示装置、および照明付き時計を提供することである。
本発明に係る照明装置は、透光性基板上に複数の発光素子部を備えた照明装置であって、前記発光素子部は発光層と前記発光層の一方側に遮光層を有し、前記発光素子部の出射光の色が他の発光素子部の出射光の色と異なる発光素子部を含むことを特徴とする。上記構成によれば、照明装置全体としての出射光すなわち照明光の色を種々に設定可能である。このため、種々の用途に適用可能な照明装置を提供することができる。
また、前記透光性基板に設けられ前記発光素子部に電力を供給する電力供給部をさらに備え、前記電力供給部は複数の電力供給系統を含み、前記出射光の色が異なる発光素子部は前記複数の電力供給系統のうちの異なる系統に接続されていることが好ましい。上記構成によれば、電力供給系統ごとの制御によって、出射光の色が異なる発光素子部を互いに独立に制御することが可能である。これにより、照明光の色を種々に設定することができる。
また、前記発光素子部はカラーフィルタを有し、前記出射光の色が異なる発光素子部は前記カラーフィルタの色が互いに異なることが好ましい。上記構成によれば、発光素子部の出射光の色を異ならせることができる。
また、前記出射光の色が異なる発光素子部は、前記発光層での発光の色が互いに異なることが好ましい。上記構成によれば、発光素子部の出射光の色を異ならせることができる。
また、前記複数の電力供給系統のそれぞれに対する供給電力を制御するコントローラをさらに備えることが好ましい。上記構成によれば、照明光の強度等を調整することができる。
また、前記隣接する発光素子部の間に設けられた絶縁層をさらに備え、前記絶縁層によって前記複数の電力供給系統のうちの少なくとも一部が互いに絶縁されていることが好ましい。上記構成によれば、簡便に電源供給系統を複数にすることができる。
本発明に係る照明付き速度計は、前記照明装置を備える照明付き速度計であって、前記コントローラは、計測速度に応じて前記複数の電力供給系統のそれぞれに対する前記供給電力を制御することを特徴とする。上記構成によれば、計測速度に応じて照明光の色等が変化する。このため、例えば速度超過等の認知性を向上可能である。
本発明に係る照明付き計器は、前記照明装置を備えることを特徴とする。上記構成によれば、計器について表示の認知性を向上可能である。
本発明に係る照明付き表示装置は、前記照明装置を備えることを特徴とする。上記構成によれば、表示装置について表示の認知性を向上可能である。
本発明に係る照明付き時計は、前記照明装置を備えることを特徴とする。上記構成によれば、時計について表示の認知性を向上可能である。
以下に、本発明に係る実施の形態について図面を用いて説明する。
図1に、実施の形態に係る照明装置50を説明する模式図を示す。照明装置50は被照射体と観察者との間に配置されて使用される装置であり、観察者は照明装置50を通して被照射体を観察する。
照明装置50は、透光性基板60と、複数の発光素子部100と、当該複数の発光素子部へ電力を供給する、すなわち各発光素子部100へ電力を供給する電力供給部700とを含んでいる。
透光性基板60は、例えばガラス板等で構成可能である。ここでは、透光性基板60の主面が長方形の場合を例示するが、当該基板60の形状はこれに限られるものではない。透光性基板60の一方の主面側に、複数の発光素子部100および電力供給部700が設けられている。
発光素子部100は互いに間隔をあけて透光性基板60に分散して設けられている。換言すれば、複数の発光素子部100は透光性基板60の主面の平面視において平面的に配列されている(二次元配列されている)。このため、照明装置50によれば、被照射体は面状に照らされる。ここでは、複数の発光素子部100が透光性基板60の長辺および短辺に平行に整列してマトリクス配列された場合を例示する。但し、発光素子部100の配列形態は、この例示に限られるものではない。なお、透光性基板60の長辺および短辺を「基板長辺」および「基板短辺」とそれぞれ表現することにする。
上記複数の発光素子部100は、出射光が赤色(R)の発光素子部100と、出射光が緑色(G)の発光素子部100と、出射光が青色(B)の発光素子部100とを含んでいる。但し、発光素子部100の出射光の色および数は当該例示に限られるものではない。なお、図1中の「R」、「G」および「B」はその発光素子部100の出射光の色を表している。また、以下の説明では、例えば出射光が赤色の発光素子部100を「Rの発光素子部100」のように表現する。
ここでは、基板長辺に平行な方向にR、GおよびBの発光素子部100が繰り返し配列され、基板短辺に平行な方向には出射光の色が同じである発光素子部100が配列されている場合を例示する。なお、基板短辺に平行に配列された発光素子部100の各列を「発光素子部列110」と呼ぶことにする。例示の配列では、Rの発光素子部列110と、Gの発光素子部列110と、Bの発光素子部列110とが、これらの列110に交差する(ここでは直交する)方向に繰り返し並んでいる。なお、隣接する発光素子部列110のピッチは例えば200μmである。但し、各色の発光素子部100の配列は、当該例示に限られるものではない。例えば、R、GおよびBの発光素子部列110を基板長辺に平行に構成することも可能である。
各発光素子部100は、薄膜発光素子、例えば有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子を利用して構成可能である。発光素子部100の例は後述する。
電力供給部700は、配線72,74,76,78を含んでいる。配線76は、ここでは3本在り、それぞれを区別する場合は符号76−1,76−2,76−3を用いることにする。
配線72,74は対を成して発光素子部列110のそれぞれに設けられており、各発光素子部列110において配線72,74間に発光素子部100が並列接続されている。図示の例では、配線72,74は基板短辺に平行に延伸している。配線72はそれぞれ、発光素子部100の配置範囲を越えて一方の基板長辺側へ延伸し、発光素子部100の配置範囲の外側の周辺領域において配線76に接続されている。また、これに対して、配線74はそれぞれ、発光素子部100の配置範囲を越えて他方の基板長辺側へ延伸し周辺領域において配線78に接続されている。換言すれば、配線76から各配線72が分岐し、配線78から各配線74が分岐している。
配線76は、図示の例では、周辺領域に配置されており、基板長辺に平行に延伸し一方の基板短辺付近に一端が設けられている。当該一端を介して配線76にはプラス(+)電位が供給される。配線78は、図示の例では、周辺領域に配置されており、基板長辺に平行に延伸し上記一方の基板短辺付近から当該基板短辺に平行に延伸し、配線76の上記一端付近に一端が設けられている。配線78の当該一端を介して配線78にはマイナス(−)電位が供給される。
なお、図中では配線72,74,76,78を直線状に例示しているが、これらの配線72,74,76,78の形状(平面パターン)はこれに限られるものではない。例えば、局所的に屈曲した形状であってもよい。また、配線76,78の上記一端の配置位置は上記の例示に限られるものではない。
照明装置50では、3本の配線76において、第1の配線76−1はRの発光素子部列110の配線72と接続され、第2の配線76−2はGの発光素子部列110の配線72と接続され、第3の配線76−3はBの発光素子部列110の配線72と接続されている。なお、配線76−1,76−2,76−3の配列順序は図示の例に限られるものではない。
このため、照明装置50では、第1の配線76−1と、Rの発光素子部100に接続された配線72,74と、配線78とによって、Rの発光素子部100のそれぞれへ電力を供給する第1の電力供給系統70−1が構成されている。また、第2の配線76−2と、Gの発光素子部100に接続された配線72,74と、配線78とによって、Gの発光素子部100のそれぞれへ電力を供給する第2の電力供給系統70−2が構成されている。また、第3の配線76−3と、Bの発光素子部100に接続された配線72,74と、配線78とによって、Bの発光素子部100のそれぞれへ電力を供給する第3の電力供給系統70−3が構成されている。なお、各電力供給系統70−1,70−2,70−3を区別しない場合には符号70を用いることにする。
すなわち、複数の発光素子部100は3つの電力供給系統70−1,70−2,70−3に分散して設けられており、R、GおよびBの発光素子部100は異なる電力供給系統70−1,70−2,70−3に接続されている。
配線72,74は、発光素子部100の配置範囲に配置されているので、いずれも透光性導電材料で構成することが好ましく、例えばITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)等で構成可能である。配線72,74を透光性の導電材料で構成することによって、発光素子部100から出射し被照射体で反射した光をより多く観察者側へ導くことが可能である。すなわち、透過率が向上する。
配線76,78も透光性導電材料で構成することが可能であり、これによれば透過率が向上する。また、配線76,78を周辺領域に配置する場合には、透過率への影響が小さいと考えられるので、遮光性の導電材料で配線76,78を構成することも可能である。例えば銅(Cu)等の金属を適用可能である。銅等の金属によれば、ITO等よりも導電率が高いので、電力損失を低減することができる。すなわち、照明装置50の消費電力を低減することができる。
図2に、発光素子部100およびその付近の拡大平面図を示す。また、図3に、図2中の3−3線における断面図を示す。ここでは、発光素子部100が有機EL素子を含んで構成される場合を例示する。また、発光素子部100からの出射光Aが透光性基板60を通して取り出される構造(いわゆるボトム・エミッション(bottom emission)型)を例示する。
発光素子部100は、透光性基板60の上記一方主面の側に、カラーフィルタ152と、陽極72aと、発光層160と、陰極170と、遮光層172とを含んでいる。
カラーフィルタ152は、発光層160での発光を着色して発光素子部100の出射光Aの色を規定する。このため、発光素子部100ごとに、出射光Aの色に応じた色のカラーフィルタ152が設けられる。すなわち、カラーフィルタ152の色の違いによって、発光素子部100の出射光Aの色を異ならせることができる。カラーフィルタ152は、各発光素子部100の位置に局所的に設けられており、ここでは透光性基板60の上記主面上に配置されている。
陽極72aはカラーフィルタ152上に配置され、発光層160は陽極72a上に配置されている。陽極72aは例えばITO、IZO等で構成可能である。ここで、発光素子部100では、配線72がカラーフィルタ152上を通って配置されており、配線72の一部を利用して陽極72aが構成されている。すなわち、発光層160は配線72を介してカラーフィルタ152に対向して配置されており、配線72は発光層160との接触部分において陽極72aを構成している。発光層160は例えば正孔輸送層と有機発光層と電子輸送層とが積層された構成を有し、当該各層の材料によって発光層160での発光色が規定される。ここでは、全ての発光素子部100について発光層160が同じ材料、例えば白色(W)を発光する材料で構成されている場合を例示する。なお、発光層160の上記各層は公知の各種材料を適用可能であり、ここでは詳細な説明は省略する。
陰極170は、発光層160上と配線74上とを覆って配置されている。これにより、発光層160と配線74とが接続されている。陰極170は、例えばアルミニウム(Al)で構成され、マグネシウム−銀合金(Mg−Ag合金)、リチウム−アルミニウム合金(Li−Al合金)、マグネシウム−インジウム合金(Mg−In合金)、金(Au)、銀(Ag)等で構成することも可能である。
陰極170は、発光層160での発光に対して遮光層として機能することが好ましい。これによれば、発光層160での発光が透光性基板60とは反対側すなわち観察者側へ出射されるのを防止することができる。例えば上記例示の材料によれば、陰極170を遮光層として機能させることが可能である。
また、陰極170は、発光層160での発光に対して反射層として機能することが好ましい。これによれば、発光層160での発光が透光性基板60側へ反射され、発光素子部100からの出射光Aの強度(または光量)を相対的に大きくすることができる。例えば上記例示の材料によれば、陰極170を反射層として機能させることが可能である。
遮光層172は、陰極170上に配置されており(図3参照)、陰極170の全体に重なっている(図2参照)。遮光層172は、発光層160での発光が陰極170を透過して観察者に観察されるのを防止する。また、遮光層172は、外光が陰極170で反射して観察者に観察されるのを防止し、この意味においては反射防止層として機能する。遮光層172は、例えば酸化クロム、黒色顔料を含有した各種樹脂等によって構成可能である。この例示の材料によれば、上記の遮光機能と反射防止機能との両方を実現可能である。
照明装置50は、図3に示すように、透光性基板60の上記一方主面の側に、絶縁層154と、封止層174とを含んでいる。
絶縁層154は、陰極170と透光性基板60との間、隣接する発光素子部100の間等に設けられている。絶縁層154は、透光性の絶縁材料、例えば酸化シリコンで構成可能である。絶縁層154は単層構造であってもよいし、多層構造であってもよい。
ここで、図4に配線72と配線76との交差部分(図1中の破線の円で囲んだ部分を参照)の断面図を示す。なお、図4には配線72の延伸方向に直交する断面を図示している。上記のように3本の配線76は上記一方の基板長辺付近に集められており、それぞれ所定の配線72に接続されている。このため、配線72と配線76とに交差が生じうる。当該交差部分では、絶縁層154を層間絶縁膜として利用することによって、配線72,76を絶縁している。これにより、簡便に電源供給系統を複数にすることができる。配線72,76間の絶縁層154は、交差部分ごとに設けてもよいし、複数の交差部分にわたって設けてもよい。
封止層174は、発光素子部100、配線72,74,76,78等を覆っている。封止層174は、透光性の絶縁材料、例えば低温プロセスによる窒化シリコン、エポキシ系等の各種樹脂等によって構成可能である。封止層174は単層構造であってもよいし、多層構造であってもよい。
なお、封止層174上に透光性基板をさらに配置して、当該基板と透光性基板60とによって発光素子部100等を挟む構成にしてもよい。
照明装置50は、コントローラ90を含んで構成することが可能である。なお、図1には説明のために電源40を図示しているが、電源40を含めて照明装置50を構成することも可能である。また、コントローラ90は電源40に内蔵させてもよい。
コントローラ90は、電源40の出力端と照明装置50の配線76−1,76−2,76−3,78との間に接続されている。これにより、電源40からの出力はコントローラ90を介して照明装置50の各電力供給系統70−1,70−2,70−3へ供給される。コントローラ90は各電力供給系統70−1,70−2,70−3への供給電力量をそれぞれ調整可能に構成されている。なお、発光素子部100は有機EL素子を利用しているので、供給電力量は、供給電流量に対応する。
なお、図1ではコントローラ90を1つ図示しているが、例えば電力供給系統70ごとにコントローラを設けてもよく、この場合は当該3つのコントローラによって上記コントローラ90が構成される。
照明装置50全体としての出射光すなわち照明光は、各発光素子部100の出射光Aの集合によって構成される。照明装置50では、照明光を、R、GおよびBの各色ならびにR、GおよびBのうちの複数色を合成(混色)した色に設定可能である。
照明装置50では、複数の発光素子部100は3つの電力供給系統70−1,70−2,70−3に分散して設けられている。このため、各電力供給系統70−1,70−2,70−3の選択によって、電力供給系統70ごとに(電力供給系統70の単位で)発光素子部100を互いに独立に点灯させることができる。ここで、電力供給系統70−1,70−2,70−3には、出射光Aの色が異なる発光素子部100が接続されている。このため、電力供給系統70−1,70−2,70−3の選択によって、R、GおよびBの発光素子部100を互いに独立に点灯させることができる。つまり、電力供給系統70−1,70−2,70−3を1つ以上選択することによって、照明光の色を種々に設定することができる。
電力供給系統70−1,70−2,70−3の選択は、コントローラ90による電力供給によって可能である。例えば、供給電力量を発光素子部100の発光しきい値以上に制御することによって、その電力供給系統70を選択状態にすることができる。また、供給電力量を発光しきい値以下に制御することによって、その電力供給系統70を非選択状態にすることができる。
ここで、供給電力量の制御によれば、発光素子部100の出射光Aの強度調整(調光)を電力供給系統70ごとに行うことができる。このため、例えば、供給電力量を全ての電力供給系統70で同様の割合で変化させることによって、照明光を調光することができる。また、例えば、供給電力量を各電力供給系統70で独立に制御することによって、照明光の色を調整することができる。
図5に、照明装置50を各種の機器30に適用した照明付き機器200を説明する模式図を示す。機器30は、例えば計器、表示装置、時計等で構成可能であり、本体部32と表示部34とを含んでいる。
計器の例として速度計、燃料計、電圧計、電流計、圧力計、流量計等が挙げられる。計器は、例えば電気テスターのようにそれ単体で使用可能なものであってもよいし、例えば自動車、電車等の車両に装備される速度計等のように各種の装置・設備に組み込まれて使用されるものであってもよい。計器の本体部32とは、計測を行う機構等が相当する。計器の表示部34とは、計測結果等の情報を表示する計器盤が相当する。計器の表示部34における表示形式は例えば、指針による形式であってもよいし、数値を文字、数字、記号、図形等で表示する形式であってもよい。
表示装置の例として液晶表示装置、電気泳動表示装置、プラズマディスプレイ装置等が挙げられ、自発光型と非自発光型とのいずれであってもよい。表示装置の表示部34とは、動画、静止画、文字、数字、記号、図形等の各種情報が表示される表示面が相当する。表示装置の本体部32とは、上記表示面を構成する画素、当該画素を駆動する回路等が相当する。
時計の例として腕時計、置き時計、掛け時計等が挙げられる。時計には、時刻を示すものだけでなく、時間を計るもの(いわゆるストップ・ウオッチ等)も含まれるものとする。時計の本体部32とは、計時機構等が相当する。時計の表示部34とは、時刻等の情報を表示する部分が相当し、例えばアナログ時計の文字盤が相当する。時計の表示部34における表示形式は例えば、指針による形式であってもよいし、数値を文字、数字、記号、図形等で表示する形式であってもよい。
照明装置50は、表示部34に対向配置されている。これにより、照明装置50の照明光Cによって、表示部34が照明される。すなわち、表示部34が被照射体に相当する。観察者は照明装置50を通して表示部34を観察する(矢印Pを参照)。なお、図5では照明装置50が表示部34から離して配置される場合を例示しているが、照明装置50を表示部34に接触させて配置してもよい。
上記のように照明装置50は照明光Cの色を種々に調整できるので、種々の用途、例えば上記に例示した計器、表示装置、時計に適用可能である。また、照明装置50を有する照明付き機器200によれば、表示部34での表示内容の認知性を向上可能である。
図6に、照明付き機器の他の例を説明する模式図を示す。この照明付き機器202は上記機器200においてコントローラ90が本体部32にも接続された構成を有している。本機器202では、コントローラ90が本体部32からの情報に基づいて各電力供給系統70−1,70−2,70−3への供給電力量を制御可能に構成されている。なお、かかる制御は例えば各種の演算処理回路を利用することによって可能である。
照明付き機器202によれば、表示部34での表示内容と照明装置50の照明光Cの色とを連動させることができる。例えば、機器30が車両の速度計である場合、計測速度値を表示部34に表示するとともに、計測速度値に応じて照明光Cの色を変化させることが可能である。これにより例えば、車両速度が所定値を超えている旨、車両速度が経済的速度である旨等について、観察者の認知性を向上させることが可能である。なお、照明光Cの色に替えてまたは加えて、照明光Cの光強度を変化させてもよい。
図7に発光素子部の他の例を説明する断面図を示す。この発光素子部102は上記発光素子部100からカラーフィルタ152を取り除いた構成を有している。このため、陽極72aは透光性基板60上に配置されている。また、発光素子部102は、上記発光素子部100の発光層160を発光層162に替えた構成を有している。発光層162は例えばR、GまたはBの色の光を発光し、これによりR、GおよびBの各発光素子部102が構成される。すなわち、発光層162の発光色の相違によって、発光素子部102の出射光Aの色を異ならせることができる。R、GまたはBの色の光を発光する材料は公知の各種材料を適用可能であり、ここでは詳細な説明は省略する。
上記ではボトム・エミッション型の発光素子部100,102を例示したが、いわゆるトップ・エミッション(top emission)型の発光素子部を照明装置50に適用することも可能である。トップ・エミッション型では、透光性基板60とは反対側から、発光素子部の出射光Aが取り出される。このため、トップ・エミッション型の照明装置50は、封止層174を被照射体に向けて配置される。以下に、トップ・エミッション型の発光素子部104,106を例示する。
図8に発光素子部104を説明する断面図を示す。発光素子部104は、遮光層172と、反射層176と、配線72を利用した陽極72aと、発光層160と、陰極170と、カラーフィルタ152とを含んでいる。なお、上記発光素子部100,102と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明はここでは省略する。
遮光層172は、発光素子部104では、透光性基板60上に配置されている。遮光層172上に反射層176が配置されている。配線72は反射層176上を通って延伸し、配線74は遮光層172上を通って延伸している。発光素子部104の遮光層172は絶縁性材料で構成される。
反射層176は、発光層160での発光を透光性基板60とは反対側へ反射する。これにより、発光素子部104からの出射光Aの強度を相対的に大きくすることができる。反射層176は、例えばアルミニウム(Al)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、Mo(モリブデン)、金(Au)、銀(Ag)等で構成可能である。
反射層176は、発光層160での発光に対して遮光層として機能することが好ましい。これによれば、反射層176によって、または、遮光層172との組み合わせによって、遮光性能を向上させることが可能である。上記例示の材料によれば、遮光機能を実現可能である。
陽極72aを兼ねた配線72はITO等で形成され、配線72による陽極72a上に発光層160が配置されている。発光層160上と配線74上とにわたって陰極170が配置されている。陰極170は遮光層172の配置範囲内に配置されている。発光素子部104では、発光層160での発光を陰極170を通して取り出すため、陰極170は透光性を有して構成されている。上記に例示した陰極材料についても例えば層厚の制御によって透光性膜を構成することは可能である(いわゆる半透過膜)。カラーフィルタ152は、発光層160に対向して陰極170上に配置されている。発光素子部104では、カラーフィルタ152の色によって出射光Aの色を異ならせている。
図9に発光素子部106を説明する断面図を示す。発光素子部106は、上記発光素子部104においてカラーフィルタ152を取り除き発光層160を発光層162に替えた構成を有している。発光素子部106では、発光層162の発光色の色によって出射光Aの色を異ならせている。
なお、カラーフィルタ152と例えばR、GまたはBの発光層162とを組み合わせることも可能である。
図10に照明装置の他の例を説明する平面図を示す。この照明装置52は、上記照明装置50において発光素子部100を発光素子部108に替えた構成を有している。全ての発光素子部108が同じ色の光、例えば白色(W)の光を出射する。発光素子部108は、例えば上記発光素子部102,106(図7および図9参照)の発光層162をWの発光層160に替えることによって構成可能である。なお、出射光の色は白色以外であってもよい。
照明装置52によれば、任意の1つの電力供給系統70のみに電力を供給する場合と、任意の2つの電力供給系統70に同時に電力を供給する場合と、全ての電力供給系統70に同時に電力を供給する場合との3段階の階調で調光可能である。すなわち、電力供給系統70−1,70−2,70−3の選択の仕方によって、照明装置52の照明光を調光することが可能である。
照明装置52は、照明装置50に替えて上記照明付き機器200,202(図5および図6参照)に適用可能である。
機器200に適用した場合、電力供給系統70の選択と選択した電力供給系統70への供給電力量の制御との組み合わせによって、調光の階調数を上記3段階よりも増やすことが可能である。
機器202に適用した場合、表示部34での表示内容と照明装置52の照明光の強度とを連動させることが可能である。例えば、計測速度値を表示部34に表示するとともに計測速度値に応じて照明光Cを調光することによって、車両速度が所定値を超えている旨等について、観察者の認知性を向上させることが可能である。
ここでは電力供給系統70が3系統である場合を例示したが、当該電力供給系統70の数はこれに限られるものではない。すなわち、電力供給系統70の数によって、当該系統70の選択による階調数を種々に設定可能である。この点に鑑みれば、上記のカラー照明装置50において各色用の電力供給系統70−1,70−2,70−3をそれぞれ複数にすることも可能である。これにより、電力供給系統70の選択による調光を各色について実施することができる。
ここで、照明装置50,52では配線78を3つの電力供給系統70で共有する場合を例示したが、各電力供給系統70−1,70−2,70−3のそれぞれに配線78を設けてもよい。この場合、各電力供給系統70は互いに独立した構成になる。
また、発光素子部100等を、有機EL素子に替えて、無機ELや発光ダイオード(LED)等の他の発光素子で構成することも可能である。
また、上記では各発光素子部100等がドット状である場合を例示した。これに対して、例えば、一対の配線72,74に対して設けられた複数の発光素子部100等を繋げることによって、ライン状(線状)の発光素子部を形成してもよい。
また、照明装置50,52は例えば書類等の上に載せることによって当該書類等を照らす場合にも利用可能である。
実施の形態について、照明装置を説明する模式図である。 実施の形態について、発光素子部を説明する平面図である。 図2中の3−3線における断面図である。 実施の形態について、照明装置を説明する断面図である。 実施の形態について、照明付き機器を説明する模式図である。 実施の形態について、照明付き機器の第2例を説明する模式図である。 実施の形態について、発光素子部の第2例を説明する断面図である。 実施の形態について、発光素子部の第3例を説明する断面図である。 実施の形態について、発光素子部の第4例を説明する断面図である。 実施の形態について、照明装置の第2例を説明する平面図である。
符号の説明
50,52 照明装置、60 透光性基板、70,70−1,70−2,70−3 電力供給系統、90 コントローラ、100,102,104,106,108 発光素子部、152 カラーフィルタ、154 絶縁層、160,162 発光層、172 遮光層、200,202 照明付き機器、700 電力供給部、A 出射光。

Claims (10)

  1. 透光性基板上に複数の発光素子部を備えた照明装置であって、
    前記発光素子部は発光層と前記発光層の一方側に遮光層を有し、前記発光素子部の出射光の色が他の発光素子部の出射光の色と異なる発光素子部を含むことを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置であって、
    前記透光性基板に設けられ前記発光素子部に電力を供給する電力供給部をさらに備え、
    前記電力供給部は複数の電力供給系統を含み、前記出射光の色が異なる発光素子部は前記複数の電力供給系統のうちの異なる系統に接続されていることを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の照明装置であって、
    前記発光素子部はカラーフィルタを有し、
    前記出射光の色が異なる発光素子部は前記カラーフィルタの色が互いに異なることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の照明装置であって、
    前記出射光の色が異なる発光素子部は、前記発光層での発光の色が互いに異なることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の照明装置であって、
    前記複数の電力供給系統のそれぞれに対する供給電力を制御するコントローラをさらに備えることを特徴とする照明装置。
  6. 請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の照明装置であって、
    前記隣接する発光素子部の間に設けられた絶縁層をさらに備え、
    前記絶縁層によって前記複数の電力供給系統のうちの少なくとも一部が互いに絶縁されていることを特徴とする照明装置。
  7. 請求項5に記載の照明装置を備える照明付き速度計であって、
    前記コントローラは、計測速度に応じて前記複数の電力供給系統のそれぞれに対する前記供給電力を制御することを特徴とする照明付き速度計。
  8. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の照明装置を備えることを特徴とする照明付き計器。
  9. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の照明装置を備えることを特徴とする照明付き表示装置。
  10. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の照明装置を備えることを特徴とする照明付き時計。
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