JP2008212015A - スカリ - Google Patents

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Abstract

【課題】水中では十分な通水性を備えることで捕獲魚を生かすことができ、引き上げ時には安定して確実に十分な水量を保持して捕獲魚を生かすことができ、他の容器に水を移す際には、足元等周囲に水をこぼすこともない、いわば水汲みバケツとしても利用できる優れたスカリを提供することを課題とする。
【解決手段】水中と容器内を通水するための通水部を有し、上部に紐状の把持部を有する容器からなるスカリにおいて、容器は上面と底面と周面とを有し、底面全体は通水部を有せず、上面は通水部を有し、周面の下方は通水部を有しない保持部とし、周面のうち前側部は通水部を有さず、後側部は保持部を除いた全体に通水部を有し、右側部と左側部は、保持部を除いた後側部寄りの位置に通水部を備えたスカリを、課題を解決するための手段とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、釣りにおいて釣上げた魚を生かした状態で海水に浸して保持するスカリであって、釣り用水汲みバケツに兼用可能なスカリに関する。
従来、釣上げた魚を生かした状態で海水に浸して保持するための容器として、種々のスカリが公知である。スカリは網等の通水性を有する素材を備えることによって、外部から十分な酸素量を有する海水を内部へ取り入れて魚の状態を良好に保つものであり、通常、釣った魚をスカリ内に入れ、スカリごと海水に浸して使用する。
例えば、捕獲した魚を収納して水面下に吊りおろし、水を出入させることにより、魚を生きた状態で保存する円筒状の容器から成るスカリにおいて、前記円筒状の容器の上面及び底面を網により、周面をシート材により形成したスカリ(例えば、特許文献1参照。)が公知である。
また、袋状の網体と、その網体の内側に配備されてその網体を保形するための骨格部材とを備え、紐体が上記網体に連結されている釣り用網かごにおいて、上記網体が、網材でなる胴体部と、この胴体部の下端に連結されて生き餌又は捕獲魚を泳がせ得る広さの水溜め空間を形成するための可撓性素材でなる有底の底部材とを備え、上記骨格部材は、螺旋部の下端と上端とのそれぞれに円形のリング部が連設された伸縮可能なコイル巻き形状の弾性線材でなり、その弾性線材の下端側リング部が上記底部材の内側下端に配備されてその配備箇所である網体の底周縁部を円形に保形し、その弾性線材の上端側リング部が上記胴体部の上端に近い箇所の内側に配備されてその配備箇所である網体の胴中間部を円形に保形し、その弾性線材の螺旋部が上下の上記リング部の間の箇所でその配備箇所である網体の胴体部を筒状に保形するようになっている魚釣り用網かご(例えば、特許文献2参照。)が公知である。
一方、釣りにおいて使用する水汲み用の容器として、上方に開口部が形成された容器本体を有し、開口部より底面部を小さくするとともに、容器本体に起立及び倒伏可能にハンドル部を取付けた釣り用水汲みバケツが公知である。
特許第2983974号公報 実用新案登録第3091819号公報 特開2006−271280号公報
上記特許文献1に係るスカリは、円筒状容器の上面及び底面を網により、周面をシート材により形成した構成とすることで、シート材で形成された周面によって岩等の突起に引っ掛かることなく、スムーズに引き上げられるようにしたのである。このため、水中からスムーズに引き上げることにおいて効果を得ることができるが、スカリとしての機能から通水性を必要とするため、底部を網状としている。底部を網状とするスカリは、水中で魚を収納しているぶんには魚を生かすことができるが、引き上げるとスカリ内に水を保持することは当然にできず、魚を生かすことができない欠点がある。
また、特許文献2に係る考案は、袋状の網体と、その網体の内側に配備されてその網体を保形するための骨格部材とを備え、紐体が上記網体に連結されている釣り用網かごを前提とし、上記網体が、網材でなる胴体部と、この胴体部の下端に連結されて生き餌又は捕獲魚を泳がせ得る広さの水溜め空間を形成するための可撓性素材でなる有底の底部材とを備えている。このため、当該釣り用網かごを水中から引き上げても一時的に捕獲魚を生かすことができる。
しかしながら、生き餌又は捕獲魚を泳がせ得る広さの水溜め空間を形成するものの、釣り用網かごの骨格部材は、螺旋部の下端と上端とのそれぞれに円形のリング部が連設された伸縮可能なコイル巻き形状の弾性線材でなり、その弾性線材の下端側リング部が上記底部材の内側下端に配備されてその配備箇所である網体の底周縁部を円形に保形し、その弾性線材の上端側リング部が上記胴体部の上端に近い箇所の内側に配備されてその配備箇所である網体の胴中間部を円形に保形し、その弾性線材の螺旋部が上下の上記リング部の間の箇所でその配備箇所である網体の胴体部を筒状に保形する構造であるから、安定して多量の水を保持しながら引き上げるには好適とは言えない。当該構造は、水を溜めた状態では下端が極端に重くなるため、引き上げ時においては、いわゆる振り子のように左右に揺れやすく、螺旋部によって上下方向の変動も生ずる。このため引き上げ時に水がこぼれる可能性も高い。特に高所から水中へ釣り用網かごを浸けたり、高所から水を汲み上げる用途には全く適さない。
また、特許文献3に係る発明のように、釣り用水汲みバケツをスカリに兼用することも考えられる。しかしながら、当該釣り用水汲みバケツのように、上部のみに通水性を有するものとすると、水中にスカリを置いたつもりであっても上面が水面より高い位置として置かれると、換水ができず、魚を生かすことができなくなる。また仮に、釣り用水汲みバケツの側面に通水手段を設けるとすると、釣り用水汲みバケツから他の容器へ水を移す際に側面に形成した通水手段から水がこぼれ、足元をぬらし、折角汲み上げた水の量も減少する。
本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、水中では十分な通水性を備えることで捕獲魚を生かすことができ、引き上げ時には安定して確実に十分な水量を保持して捕獲魚を生かすことができ、他の容器に水を移す際には、足元等周囲に水をこぼすこともない、いわば水汲みバケツとしても利用できる優れたスカリを提供することを、発明が解決しようとする課題とする。
水中と容器内を通水するための通水部を有し、上部に紐状の把持部を有する容器からなるスカリにおいて、容器は上面と底面と周面とを有し、底面全体は通水部を有せず、上面は通水部を有し、周面の下方は通水部を有しない保持部とし、周面のうち前側部は通水部を有さず、後側部は保持部を除いた全体に通水部を有し、右側部と左側部は、保持部を除いた後側部寄りの位置に通水部を備えたことを特徴とするスカリを、課題を解決するための手段とする。
また、水中と容器内を通水するための通水部を有する容器と該容器の上部に提げ紐を備えるスカリにおいて、容器は上面と底面と周面とを有し、底面は通水部を有せず、上面は通水部を有し、周面の下方は通水部を有しない保持部とし、周面のうち前側部は前記保持部を除いた上方に通水部を有し、後側部は前記保持部を除いた全体に通水部を有し、右側部と左側部は、前記保持部を除いた後側部寄りの位置に通水部を備えたことを特徴とするスカリを、課題を解決するための手段とする。
請求項1に係る発明によれば、水中と容器内を通水するための通水部を有する容器と該容器の上部に提げ紐を備えるスカリにおいて、容器は上面と底面と周面とを有し、底面は通水部を有せず、上面は通水部を有し、周面の下方は通水部を有しない保持部とし、周面のうち前側部は通水部を有さず、後側部は前記保持部を除いた全体に通水部を有し、右側部と左側部は、前記保持部を除いた後側部寄りの位置に通水部を備えたから、水中につけた状態から提げ紐を引き上げると保持部によって十分な水量を汲み上げることができる。また容器の上部は通水部を形成してあるため、過剰量となる水量を汲み上げても、通水部から放水することとなり、過剰な水量となることを防止し、安全性を高めるとともに、容易に水汲み作業を行うことができる。
そして、汲み上げた水を他の容器に移し替える際には、前側部の上縁を給水口として下方へ倒すことで、右側部と左側部は、通水部の形成されている部分にまで水位が上がらず、保持部によって右側部と左側部から水がこぼれることがなく、足元等を不慮に濡らすことがなく、確実に他の容器へ水を移し替えることができる。
また請求項2に係る発明によれば、通水部を有する開閉可能なフラップを備え、該フラップの開放状態の保持手段を備えたことによって、スカリを用いて水を汲み上げた後、他の容器へ給水するに際して、開放状態としたフラップが給水時に急に垂れ下がり、給水を阻害する不具合を防止し、他の容器への確実な給水を実現することができる。
また請求項3に係る発明によれば、請求項1に係る発明の作用効果を備えた上で、上面における通水部は、上面全体を開口部として形成したことによって、フラップ等の上蓋の開閉操作が不要であるから、スカリとしての機能を有しながら、より一層、効率のよい水汲み作業を行うことができる。
水中と容器内を通水するための通水部を有する容器と該容器の上部に提げ紐を備えるスカリにおいて、容器は上面と底面と周面とを有し、底面は通水部を有せず、上面は通水部を有し、周面の下方は通水部を有しない保持部とし、周面のうち前側部は通水部を有さず、後側部は前記保持部を除いた全体に通水部を有し、右側部と左側部は、前記保持部を除いた後側部寄りの位置に通水部を備え、前記上面は、通水部を有する開閉可能なフラップを備え、該フラップの開放状態の保持手段を備えたことによって、水中においては、前側面及び底面を除いた四面に通水手段を有しているため、スカリ内では十分な換水を行うことができ、底面と周面の下方とで形成された保持部と、周面の上方の通水部によって一回の汲み上げ操作で過剰な水量の汲み上げを防止し、安定して十分な一定量の水を汲み上げることができ、他の容器へ汲み上げた水(若しくは水及び捕獲魚)を移す際には、容器を傾けた状態としても、右側部と左側部は、通水部の形成されている部分にまで水位が上がらず、保持部によって該右側部と左側部から水がこぼれることがなく、よって足元等を不慮に濡らすことがなく、確実に他の容器へ水を移し替えることができ、水汲みバケツとしても利用できる優れたスカリの提供を実現した。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1に係るスカリ1の前側部20、右側部22、上面24を示す斜視図、図2は同実施例1に係るスカリ1の後側部21、左側部23、底面25を示す斜視図、図3は図1における上面24のフラップ240を開口した状態を示す斜視図、図4は同実施例1に係るスカリ1の容器2の前側部20を示す正面図、図5は同実施例1に係るスカリ1の容器2の右側面図、図6は同実施例1に係るスカリ1の容器2の背面図、図7は同実施例1に係るスカリ1の容器2の左側面図、図8は同実施例1に係るスカリ1の容器2の上面24を示す平面図、図9は同実施例1に係るスカリ1の容器2の底面図、図10は本発明の実施例1に係るスカリにおける水を汲み上げて傾斜させた状態を示す斜視図、図11は同実施例1に係るスカリの提げ紐3に吊紐6を連結した状態を示す斜視図である。
本発明の実施例1に係るスカリ1は、截頭四角錐形状を有する容器2と、該容器2の上部に取付けた提げ紐3を備えた折り畳み可能なスカリ1である。容器2は、底面25が240mm四方、高さが225mm程度、上面24が205mm四方程度の大きさである。提げ紐3と容器2は連結金具4によって連結している。尚、高所から水中へスカリ1を下ろして使用する際には、図11に示すように、提げ紐3に他の吊紐6を連結して使用することができる。
容器2は、上面24と底面25と周面2Aを有し、周面2Aはシート部材からなり、前側部20、右側部22、後側部21、左側部23とを有する。シート部材の両端は前側部20で水密状態を確保して連結してある。上面24を形成する各辺はフレームによって補強している。また、底面25は全体を板状部材で形成してある。周面を構成する前側部20、右側部22、後側部21、左側部23は夫々折畳みを容易とするための折目26を備えている。また底面25には滑り止め部材250を取付けてある。
そして、周面2A下方(本実施例1では底面25から高さ100mmまで)と底面25は、通水部を有しない保持部2Bとしてある。前側部20は、全体が通水部を有しない。右側部22と左側部23は、前記保持部2Bを除いた後側部21寄りの位置に通水部220,230を設けている。また、後側部21は上方側に通水部210を有している。これらの通水部はいずれも網目状シートとしている。
右側部22と左側部23に形成した通水部220,230は、その輪郭を台形状とし、その台形の上辺が下辺よりも長く、且つ台形の側辺のうち前側部20寄りとなる一方が傾斜してある。この傾斜した辺の位置は、他の容器2へ給水すべく注ぎ口となる前側部20の上部を前方へ傾斜させる際に、内部に保持される水の水位よりも高い位置とする。即ち、右側部22と左側部23における通水部220、230の横の隣接位置部分は、容器2を傾斜させた状態で保持部2Bとして機能する。
上面24はシート部材からなり、開閉可能な舌片状のフラップ240を備えている。舌片状のフラップ240の開放時先端側は注ぎ口側(前側部20側)に配置し、フラップ240の開放時基端側は後側部側としてある。フラップ240はシートで形成し、通水部として直径8mm程度の通水穴241を多数配設している。そしてフラップ240の中央には浮き部材242を取付けてある。浮き部材242は、EVA(エチレンビニルアルコール繊維)製のメッシュ部材で泡棉を内包した構成である。
また、フラップ240を閉じた状態を保持できるように、フラップ240とフラップ240を除く上面24との境界部分に、スライドファスナー手段245を取着してある。具体的には、務歯列247を有するスライドファスナーテープ248の一方をフラップ240の縁部に取付け、他方をフラップ240に隣接するシート部材の縁部に取付け、スライダー246の摺動によって双方の務歯列を連結、離脱させることで、フラップ240を上面24に対して開閉可能とする構成である。本実施例1におけるスライドファスナー手段245は、スライダー246を二つ備えたものを使用してある。
更に、フラップ240の開放時先端側となる上部にはスナップボタン243を設けてあり、フラップ240の開放時基端側となる上部位置に前記スナップボタン243と係脱可能なスナップボタン244が設けてある。これらのスナップボタン243、244はフラップ240の開放状態の保持手段として機能する。フラップ240を開放した状態において前記スナップボタン相互を係着することで、フラップ240の開放状態を保持することができ、スカリ1で汲み上げた水を他の容器2に移す際に、フラップ240が給水時の障害となることを防止する。尚、図2及び図6に示すように、スナップボタン244は後側部にも設けてあり、該後側部のスナップボタン244をフラップのスナップボタン243と係着させることで、フラップを全開状態で保持することができる。
以上の本実施例1に係るスカリ1によれば、水中においては、右側部22、左側部23、後側部21及び上面24の計四面に通水手段を有しているため、スカリ1内では十分な換水を行うことができる。そして、底面25と周面2Aの下方とで形成された保持部2Bによって、例えば本実施例1では汲み上げ時には約5.4kgの重量となり、一回の汲み上げ操作で多量の水を汲み上げることができる。また、他の容器2へ汲み上げた水(若しくは水及び捕獲魚)を移す際には、右側部22と左側部23における通水部220、230の横の隣接位置部分が、容器2を傾斜させた状態で保持部2Bとして機能するため、右側部22と左側部23は、通水部220,230の形成されている部分にまで傾斜時の水位5が上がらず(図10参照。)、保持部2Bによって右側部22と左側部23から水がこぼれることがなく、足元等を不慮に濡らすことがなく、確実に他の容器2へ水を移し替えることができる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2に係るスカリ1を示す。図12は本発明の実施例2に係るスカリ1の斜視図である。尚、実施例1との共通部分については、同一符号を付して説明する。
本実施例2に係るスカリ1は、基本構成については上記実施例1に係るスカリ1と共通する。特に、本実施例2に係るスカリ1は、周面のうち前側部は保持部を除いた上方に通水部を有した点において相違するものである。
より具体的には、本実施例2に係るスカリ1は、周面のうち前側部において、保持部を除いた上方位置に、上方側が幅広の逆二等辺三角形となる輪郭形状を有する網目状シートを設けた構成である。
当該構成とすることにより、底面を下方とした通常状態では、実施例1に係るスカリ1と同様の保持部を形成できるため、十分な量の水を汲み上げることができる。
更に、実施例2に係るスカリ1は、同構成によって、実施例1に係るスカリ1に比べてより水中での換水機能を高めることができる。また、全ての周面に通水部を有することで、水中に浸けた状態において、大波が発生した際の揺れを小さくすることができる。
また、当該スカリ1から他の容器2へ汲み上げた水(若しくは水及び捕獲魚)を移す際には、スカリ1の容器2の傾け具合を加減しながら水等を移すこととなるが、本実施例2における前側部の保持部を除いた上方位置に設けた通水部は、その輪郭形状を上方側が幅広となる輪郭形状としたことによって、容器2の傾斜を大きくすればするほど、使用する通水部の幅が大きくなるため、多くの水を効率よく確実に移すことができる。
尚、本実施例2に係るスカリの上面24は、フラップ240を有さず、常時開口した開口部249を形成し、該開口部249が通水部として機能する構成としている。
(実施例3)
更に、上記実施例2と同様に、周面のうち前側部において、保持部を除いた上方位置に、上方側が幅広となる輪郭形状を有する通水部200を設けた構成を示すものとして、実施例3に係るスカリを示す。尚、図13は実施例3に係るスカリの前側部、右側部、上面を示す斜視図、図14は同実施例3に係るスカリにおける容器の前側部を示す正面図、同実施例3に係るスカリにおける容器の背面図、図15は同実施例3に係るスカリにおける容器の右側面図、図17は同実施例3係るスカリにおける容器の上面を示す平面図、図18は同実施例3に係るスカリにおける容器の底面図を示す。
本実施例3に係るスカリは、実施例1及び実施例2と基本構成を同じくするものである。本実施例3では、周面に形成される各通水部を、複数の通水用穴を形成した構成としたものである。また、右側部と左側部における通水部は、後側部寄りの位置のみならず、前側部寄りの位置にまで及ぶように、形成してある。
即ち、本発明において、「右側部と左側部は、前記保持部を除いた後側部寄りの位置に通水部を備えた」構成とは、主として後側部よりの位置に通水部を備えていれば良く、右側部及び左側部の前側部より位置にまで通水部が及んでも良い。これは、本願の「右側部と左側部は、前記保持部を除いた後側部寄りの位置に通水部を備えた」構成の本質とは、図16に仮想線で示した注水時上限27のように、容器2を傾けた状態で、通水部を逃して、右側部及び左側部から水がこぼれることを防止し、足元等を不慮に濡らすことがなく、確実に他の容器へ水を移し替えることができるようにする点にあるからである。
尚、上記実施例1乃至実施例3では、容器2と提げ紐3との連結手段として連結金具4を使用したが、本発明においては、連結金具4は常に必要とするものではなく、例えば、容器2の連結金具取付位置に紐通し穴を連結し、当該箇所に提げ紐3を直接連結することもできる。
また、実施例1乃至実施例3では、上記したように、底面25は全体を板状部材で形成してあるが、本発明はこれに限るものではなく、底面25は上面24と同様に各辺をフレームで形成し、これにシート部材を張った構成とすることもできる。
更に、実施例1及び実施例3では、舌片状のフラップ240の開放時先端側は注ぎ口側(前側部20寄りの位置)とし、フラップ240の開放時基端側は後側部寄りの位置としてあるが、本発明はこれに限定するものではなく、フラップ240は開放時の基端側、先端側を、容器2の左側部寄りの位置、右側部寄りの位置とすることもできる。同様に、他の実施例として図19及び図20に示すように、フラップ240の開放時基端側は注ぎ口側(前側部20寄りの位置)とし、開放時先端側は後側部寄りの位置とすることもできる。尚、実施例1のようにフラップ240の開放時先端側は注ぎ口側(前側部20側)とし、開放時基端側は後側部寄りの位置とすることで、使用者は開放する方向が容易に判別でき、便利である。また、他の容器2へ給水する際にも、障害となりにくく、構成として非常に優れている。
また実施例1及び実施例3では、上面24の通水部として、フラップ240に通水穴241を形成しているが、これに代えて、図19及び図20に示すように、網目状シートを使用することができる。
更に、実施例1では、フラップ240の上面24に浮き部材242を設けているが、本発明においては、当該構成について特に必須とするものではない。尚、実施例1における上面24に浮き部材242を設けた構成によっては、水中でのスカリ1の姿勢安定性をより一層良好とすることができる。
また、上記実施例1で示した各部の寸法は一例を示すものであり、本発明に係るスカリ1の大きさを限定するものではない。
更に、本発明によれば、デザインや表示、色彩等によって、使用者が注ぎ口の位置の判別を容易とすることができる。
また、本実施例1及び実施例3では容器2の形状を截頭四角錐形状としたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、図21に示した容器2のように、円筒形状等とすることもできる。円筒形状とした場合、周面のうち注ぎ口側を前側部20、その反対側を後側部21、残る左右を夫々、左側部23、右側部22とし、底面25は通水部を有せず、上面24は通水部を有し、周面2Aの下方は通水部を有しない保持部2Bとし、周面2Aのうち前側部20は通水部を有さず、後側部21は前記保持部2Bを除いた全体に通水部210を有し、右側部22と左側部23は、前記保持部2Bを除いた後側部21寄りの位置に通水部220,230を備えた構成とすることができる。
本発明の実施例1に係るスカリの前側部、右側部、上面を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係るスカリの後側部、左側部、底面を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係るスカリの前側部、右側部、上面を示し、上面のフラップを開口した状態を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係るスカリにおける容器の前側部を示す正面図である。 本発明の実施例1に係るスカリにおける容器の右側面図である。 本発明の実施例1に係るスカリにおける容器の背面図である。 本発明の実施例1に係るスカリにおける容器の左側面図である。 本発明の実施例1に係るスカリにおける容器の上面を示す平面図である。 本発明の実施例1に係るスカリにおける容器の底面図である。 本発明の実施例1に係るスカリにおける水を汲み上げて傾斜させた状態を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係るスカリの提げ紐3に吊紐6を連結した状態を示す斜視図である。 本発明の実施例2に係るスカリの前側部、右即部、上面を示す斜視図である。 本発明の実施例3に係るスカリの前側部、右側部、上面を示す斜視図である。 本発明の実施例3に係るスカリにおける容器の前側部を示す正面図である。 本発明の実施例3に係るスカリにおける容器の背面図である。 本発明の実施例3に係るスカリにおける容器の右側面図である。 本発明の実施例3係るスカリにおける容器の上面を示す平面図である。 本発明の実施例3に係るスカリにおける容器の底面図である。 本発明の他の実施例に係るスカリの後側部、左側部、上面を示す斜視図である。 本発明の他の実施例に係るスカリの後側部、左側部、上面を示し、上面のフラップを開口した状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施例に係る円筒状の容器を示す斜視図である。
符号の説明
1 スカリ
2 容器
2A 周面
2B 保持部
20 前側部
200 通水手段
21 後側部
210 通水部
211 スナップボタン
22 右側部
220 通水部
23 左側部
230 通水部
24 上面
240 フラップ
241 通水穴
242 浮き部材
243 スナップボタン
244 スナップボタン
245 スライドファスナー手段
246 スライダー
247 務歯列
248 スライドファスナーテープ
249 開口部
25 底面
250 滑り止め部材
26 折目
27 注水時上限
3 提げ紐
4 連結金具
5 水位(容器傾斜時)
6 吊紐

Claims (5)

  1. 水中と容器内を通水するための通水部を有する容器と該容器の上部に提げ紐を備えるスカリにおいて、
    容器は上面と底面と周面とを有し、
    底面は通水部を有せず、上面は通水部を有し、
    周面の下方は通水部を有しない保持部とし、
    周面のうち前側部は通水部を有さず、後側部は前記保持部を除いた全体に通水部を有し、
    右側部と左側部は、前記保持部を除いた後側部寄りの位置に通水部を備えたことを特徴とするスカリ。
  2. 水中と容器内を通水するための通水部を有する容器と該容器の上部に提げ紐を備えるスカリにおいて、
    容器は上面と底面と周面とを有し、
    底面は通水部を有せず、上面は通水部を有し、
    周面の下方は通水部を有しない保持部とし、
    周面のうち前側部は前記保持部を除いた上方に通水部を有し、
    後側部は前記保持部を除いた全体に通水部を有し、
    右側部と左側部は、前記保持部を除いた後側部寄りの位置に通水部を備えたことを特徴とするスカリ。
  3. 前側部の前記保持部を除いた上方に形成した通水部の輪郭形状は、上方側が幅広となる輪郭形状としたことを特徴とする請求項2記載のスカリ。
  4. 上面は、通水部を有する開閉可能なフラップを備え、該フラップの開放状態の保持手段を備えたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のスカリ。
  5. 上面における通水部は、上面全体を開口部として形成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載のスカリ。
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