JP2008211476A - 無線通信装置及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、キャリヤ毎に偏波調整が可能で、片偏波のみを使用している他システムと帯域共用が可能な無線通信装置及び無線通信システムを提供する。
【解決手段】2偏波面で受信した参照信号から伝搬路行列推定回路(110)により伝搬路行列(H)を推定し、送信情報を2送信系統に分岐し、各送信系統の情報を複数のキャリヤに分割し、キャリヤ毎に独立に変調し、2系統の変調信号として出力し、前記2系統の変調信号において、どちらか一方の系統の周波数帯域には変調信号が存在するが、他系統の同じ周波数帯域には信号が存在しない変調信号の少なくとも1つに関して、前記推定された伝搬路行列に対応した補償行列を乗じる(19)。
【選択図】図1

Description

本発明は2偏波の複数のキャリヤ信号を送受する無線通信装置及び無線通信システムに関し、特に、キャリヤ毎に偏波調整が可能で、片偏波のみを使用している他システムと帯域共用が可能な無線通信装置及び無線通信システムに関する。
図3(a)に従来のマルチキャリヤ偏波多重信号を伝送する無線通信装置の構成例を、図3(b)に従来のRF偏波制御機構を備えた無線通信装置の構成例をそれぞれ示す。図3(a)は非特許文献1を、図3(b)に非特許文献2の無線通信装置の構成を参考としている。
図3(a)の受信系は受信アンテナ21a,21b、受信機27a,27b、周波数分波回路22a,22b、干渉補償回路24、伝搬路行列推定回路23、複数キャリヤ復調回路25a,25b、合成回路26から構成される。一方、送信系は分岐回路28、複数キャリヤ変調回路29a,29b、周波数合波回路210a,210b、送信機211a,211b、送信アンテナ212a,212bから構成される。
次に無線通信装置内での信号の流れを説明する。受信アンテナ21aと21bは無線通信装置の2つの偏波受信アンテナである。無線通信装置の2つの偏波面で受信された信号はそれぞれ後段の受信機27a,27bに入力され、そこで、フィルタリング、アンプ処理、周波数変換等がなされる。受信機27a,27bからの出力はそれぞれ周波数分波回路22a,22bに入力され、キャリヤ単位の信号に周波数分波される。周波数分波回路で分波された各キャリヤの信号は、伝搬路行列推定回路23でそれぞれのキャリヤに含まれるトレーニング信号から伝搬路行列Hをキャリヤ毎に推定する。伝搬路行列推定方法は非特許文献4に示す従来技術と同様である。2つの偏波を垂直/水平偏波とすると、送信垂直/水平偏波信号にトレーニング信号を挿入し、受信側で受信垂直/水平偏波信号にトレーニング信号を検出した時にマッチトパルスを出力するマッチトフィルタを適用する。受信垂直偏波信号において、送信垂直偏波のトレーニング信号に対するマッチトパルスをh11とし、受信垂直偏波信号において、送信水平偏波のトレーニング信号に対するマッチトパルスをh12とし、受信水平偏波信号において、送信垂直偏波のトレーニング信号に対するマッチトパルスをh21とし、受信水平偏波信号において、送信水平偏波のトレーニング信号に対するマッチトパルスをh22とし、伝搬路行列の個別要素を推定することができる。
キャリヤ単位で検出された伝搬路行列Hを用いて受信信号の干渉補償を干渉補償回路24で行う。干渉補償は非特許文献3に説明されている従来技術であるMMSEを適用することで実現できる。干渉補償された信号はそれぞれ複数キャリヤの復調回路25a,25bに入力され、キャリヤ単位で復調処理がなされる。複数キャリヤ復調回路からはマルチキャリヤ信号それぞれの情報信号が独立に出力されるので、合成回路26で1系統の信号に変換し、送信された情報信号を復元する。
一方、送信系は送信される情報信号を分岐回路28で2系統の信号に分岐する。それぞれの系統の信号を複数キャリヤ変調回路29a,29bで複数キャリヤの信号に分割し、キャリヤ単位で変調処理を行う。複数キャリヤ変調回路29a,29bで独立に変調された2系統の複数キャリヤの信号はそれぞれ周波数合波回路210a,210bに入力され、周波数多重される。周波数多重処理された信号はそれぞれ送信機211a,211bで独立して周波数変換、増幅がなされ、2つの偏波面を有するアンテナ212a,212bから送信される。
図3(a)に示す従来の無線通信装置は、RF偏波追尾機能(図3(b)の214a,214b,215)が受信機、送信機に存在しない。その代わり偏波追尾機能はベースバンド受信信号を用いて、伝搬路行列推定回路23で伝搬路行列Hを推定し、干渉補償回路24で偏波間干渉を補償することで実現している。以上が従来の無線通信装置例1である。
また、従来の無線通信装置の別の実施形態として、図3(b)にRF偏波追尾機能を備えた無線通信装置を示す。図3(b)は受信アンテナ213a、偏波制御量設定回路215、偏波制御回路214a,214b、受信機216、復調回路217、変調回路218、送信機219、送信アンテナ213bから構成される。簡単のため無線通信として衛星通信を想定する。Ku帯の衛星通信では一般に両偏波信号が使用されており、無線通信装置の偏波面を衛星中継局の偏波面と一致するように自局の偏波軸を機械的に調整し、通信を開始する。この場合、無線通信装置の偏波制御量設定回路215は別途衛星から受信されるビーコン波や自局の位置データであるGPSデータを元に、自局の無線通信装置の偏波軸と衛星中継局固有の偏波軸の差分を検出し、偏波制御量を決定する。その後、偏波制御回路214aでその偏波制御量だけ偏波面を回転させて自局の偏波面と衛星中継局の偏波面を一致させる。偏波制御された信号は受信機216で増幅、周波数変換、フィルタ処理等が施される。その後、復調回路217で復調され、送信された情報信号を復元する。
一方、送信系では情報信号を変調回路218で変調し、送信機220で周波数変換やフィルタ処理、増幅後に出力する。送信機220から出力される信号は偏波制御回路214bで無線通信装置の偏波面と衛星中継器の偏波面が一致するように調節され、送信アンテナ213bから片偏波の信号として出力される。このように、図3(b)に示す従来の無線通信装置はRF系統で送信キャリヤを区別することなく一括して偏波制御を実施することを特徴としている。
図4に従来のマルチキャリヤ偏波多重信号の無線通信装置を用いた偏波多重通信システム実現時の課題を示す。図4は従来の無線通信装置とそれと通信を行う中継局で構成されるシステムである。この例では衛星通信を想定し、無線通信装置と中継局間の通信例を用いて説明するが、一般的な地上無線通信を想定する場合、中継局の代わりに基地局を用いてもよい。図4は複数キャリヤ変調回路29aと29bから独立した2送信系統で図4(a)に示すようなキャリヤ1、キャリヤ2、キャリヤ3の変調信号が個別に出力され、それらの信号を中継局が受信する状況を表している。
図4においてキャリヤ1は同じ周波数帯域の異なる系統に信号A1とA2がそれぞれ配置されているが、キャリヤ2は送信系統1のB1にのみ、キャリヤ3は送信系統2のC2にのみ信号を配置する。次にこれらの信号は送信系統毎に設けられた周波数合波回路210a,210bで、A1,A2が周波数f1に、B1が周波数f2に、C2が周波数f3となるようにそれぞれ周波数多重され、図4(b)のような2系統の周波数多重信号となる。図4(b)において、キャリヤ2の送信系統2とキャリヤ3の送信系統1にはそれぞれ信号が配置されておらず、送信系統1のf3と送信系統2のf2は空き帯域となる。これらの2系統の周波数多重信号はそれぞれ送信機211a,211bで周波数変換やフィルタ処理、増幅処理がなされ、送信系統毎に設けられたアンテナ212a,212bから中継局に対して送出される。ここでアンテナ212aは送信系統1の信号をこの無線通信装置固有の垂直偏波で送信するアンテナであり、アンテナ212bは送信系統2の信号をこの無線通信装置固有の水平偏波で送信するアンテナである。
一方、これらの無線通信装置固有の垂直偏波と水平偏波で送出された送信系統1と送信系統2の信号は、空間伝搬後、中継局214の受信機において中継局固有の垂直偏波アンテナ215a、と中継局固有の水平アンテナ215bで受信される。例えば、図4に示すように中継局の送信機と無線通信装置の受信機の間の伝搬路行列をHとし、伝搬路の相反性が成立すれば、無線通信装置の送信機から中継局の受信機に対する伝搬路行列は理想的にはH(Hの転置行列)となる。
次に無線通信装置の送信系統1の周波数f2で送出されるB1に着目する。図5に示すように信号B1は無線通信装置固有の水平偏波アンテナで送出される。一方中継局では中継局に備えられている垂直偏波アンテナ215aと水平偏波アンテナ215bでこのB1の信号を受信する。ここで無線通信装置と中継局の偏波面は物理的に互いで独立であるため、通常両者の偏波軸は一致しない。したがって図5に示すようにB1はB1aとB2aにベクトル分解されて中継局で受信される。これを式で表すと
Figure 2008211476
となる。同様に周波数f3の信号C2に着目すると、送信系統2のアンテナ212bから送信された信号C2は伝搬過程で
Figure 2008211476
となる。上式(2)は1系統から送信された信号C2が中継受信局ではC2aとC2bの2系統に分かれて存在することを意味する。
この場合、2系統の中継局受信系統の周波数多重信号は図4(c)のようになる。周波数f2に関し、無線通信装置はB1を送信1系統(片偏波)で送信したにも関わらず、無線通信装置と中継局の偏波面の不一致に起因して、B1が中継局においてB1aとB1bとして2系統を専有することになり、周波数f2を別ユーザと帯域共有できなかった。
同様にf3の周波数に関しても、C2を1系統で送信したにも関わらず、中継局においてC2aとC2bとして中継局受信2系統を専有することになり、周波数f3を別ユーザと帯域共有をすることができなかった。
以上で説明したように、従来の無線通信装置に対して、図4(a)に示すキャリヤ2やキャリヤ3のような送信1系統だけ帯域を利用するような帯域割当てをしても、送受偏波面の不一致により中継局で受信された信号は2系統を1つの信号が分かれて専有する。したがって従来のマルチキャリヤ偏波多重伝送において、1部の伝送キャリヤに送信1系統の割当てを混在させることは周波数利用効率上、望ましくなかった。逆にいえば、マルチキャリヤ偏波多重伝送ユーザに対しては、A1,A2のような同一周波数両偏波信号のキャリヤを対として割当る方が望ましいという帯域割当て制約を意味しており、様々なユーザで1つのシステム帯域を共有する場合に、帯域割当ての柔軟性を確保する観点で問題があった。
たとえば図4(d)に示すように、ユーザDが従来技術を用いて自局の送信系統2を中継局受信系統2に一致するように偏波調整後、信号D2を送信しているとする。一方で図4(e)に示すようにユーザEが従来技術を用いて自局の送信系統1が中継局受信系統1に一致するように偏波調整後、信号E1を送信しているとする。この場合、信号B1bと信号C2aがそれぞれ信号D2と信号E1と同一周波数干渉となるため、ユーザDとEの使用を中止するか、無線通信装置においてB1とC2の使用を中止するかどちらかを選択しなければならなかった。つまり、従来のマルチキャリヤ偏波多重信号の無線通信装置ユーザと既存片偏波ユーザは、周波数帯域を共用することができなかった。
一方、別の従来技術として図3(b)を用いて述べたRF偏波制御機構を有する無線通信装置は、RFでマルチキャリヤ信号を一括して偏波調整するため、キャリヤ単位で偏波調整できない問題があった。また、RFにおける偏波制御は温度特性や経年劣化の影響をうけるため、偏波制御精度を維持するためには調整が必要などの調整性の点で課題があった。
山下他"偏波・周波数分割多重方式(VPFDM)の提案と衛星通信への適用"、電子情報通信学会 信学技報SAT2005−44 飯田 尚志、"衛星通信"、オーム社、PP.142 大鐘他"MIMOチャネルにおける空間分割多重方式とその基本特性"、電子情報通信学会論文誌B Vol.J87−B No.9 pp.1162−1173,2004.9 F.Yamashita,et al,"Variable Polarization/Frequency Division Multiplexing(VPFDM) for satellite communications", IEEE VTC−FALL international conference 2006, 2P−4
本発明の目的は、キャリヤ毎に偏波調整が可能で、片偏波のみを使用している他システムと帯域共用が可能な無線通信装置及び無線通信システムを提供することにある。
本発明による無線通信装置および無線通信システムは1ユーザが2偏波の複数の独立したキャリヤ信号を送受信する無線通信装置において、前記無線通信装置が複数の参照信号を前記ユーザ固有の2偏波面で受信し、前記参照信号から伝搬路状態を推定する伝搬路推定手段と、
送信情報を2送信系統に分岐し、各送信系統の情報を複数のキャリヤに分割し、キャリヤ毎に独立に変調し、2系統の変調信号として出力する変調手段と、
前記2系統の変調信号において、どちらか一方の系統の周波数帯域には変調信号が存在するが、他系統の同じ周波数帯域には信号が存在しない変調信号の少なくとも1つに関して、前記伝搬路推定手段で推定される伝搬路行列に対応した補償行列を乗じる制御手段を備えることを最大の特徴とする。
図3(a)に示す従来の無線通信装置および無線通信システムとは複数キャリヤの2送信系統の送信変調信号に対し、どちらか一方の系統の周波数帯域には変調信号が存在するが、他系統の同じ周波数帯域には信号が存在しない変調信号の少なくとも1つに対して、参照信号の受信情報から推定される伝搬路行列に対応した補償行列を乗じる制御手段を備える点が異なる。
また、図3(b)に示す従来の無線通信装置とは送受信の偏波制御をRF回路で送受信帯域一括して行うのではなく、参照信号の受信情報からキャリヤ単位に伝搬路行列を推定し、その情報を元にキャリヤ単位に送信偏波制御を行う点が異なる。
本発明の無線通信装置および無線通信システムによれば、マルチキャリヤ偏波多重信号を送受信するユーザが、一部のキャリヤの送信偏波軸を受信信号から推定される伝搬路行列を用いて制御することで、既存システムで片偏波を使用している別ユーザと帯域共用できるので、結果としてユーザに対する帯域割当ての柔軟性が向上する。
本発明の無線通信装置および無線通信システムにより、マルチキャリヤ偏波多重信号を送受信するユーザに対する帯域割当ての柔軟性が向上すれば、周波数利用効率が向上するため、1ユーザあたりの伝送速度の高速化もしくは、ユーザ収容者数の増加につながる。
図1に本発明の実施形態を示す。
図1の無線通信システムは、参照信号としてトレーニング信号を含む制御信号を送出する制御信号生成回路とマルチキャリヤ偏波多重信号を送受信する無線通信装置と無線通信装置に対して制御信号を送信および、無線通信装置からの信号を受信する中継局から構成される。本発明の実施例は無線通信の1つである衛星通信を想定し、無線通信装置と中継局間の信号の送受信を想定している。一般的な地上の無線通信を想定する場合、本例の中継局を基地局と置き換えて考えることもできる。
制御信号生成回路117はトレーニング信号を含む制御信号を生成し、中継局送信機にその制御信号を受け渡す。ただしこの制御装置と中継局間の信号の受け渡しは有線であっても無線を使っても良い。一般に衛星通信を想定した場合、制御装置は地上の基地局にあるため、制御信号の受け渡しは地上の基地局と、衛星中継局間で無線で行われる。
中継局は中継局送信機116と中継局受信機120、中継局送信系統1の信号を送信する中継局送信アンテナ115a、中継局送信系統2の信号を送信する中継送信アンテナ115bから構成される。本発明の実施例では2つのアンテナからそれぞれ中継局の垂直偏波と中継局の水平偏波面で信号を送出することを想定するが、本発明はこの偏波面に限定するものではなく、例えば2つの旋回方向の円偏波も可能である。
一方、無線通信装置の受信系は受信アンテナ11a,11b、受信機12a,12b、周波数分波回路13a,13b、干渉補償回路14、伝搬路行列推定回路110、複数キャリヤ復調回路15a,15b、合成回路16から構成され、2偏波面の受信信号を受信する。また、送信系は、分岐回路17、複数キャリヤ変調回路18a,18b、偏波制御回路19、偏波制御キャリヤ選別回路111、周波数合波回路112a,112b、送信機113a,113b、送信アンテナ114a,114bから構成され、送信される信号を2偏波面で送信する。
次に図1の無線通信装置および無線通信システムにおける信号の流れを説明する。制御信号生成回路117で垂直偏波信号CSCV、水平偏波信号CSCHがそれぞれ生成され、図2(a)に示すように同時に異なる周波数fvとfhで送信されるとする。簡単のため、異なる周波数にこの制御信号、つまり参照信号、を割当てる。ただし、垂直/水平偏波の制御信号に直交符号を適用する場合は、受信回路にて制御信号の符号分離が可能であるため、同一周波数に垂直偏波の制御信号CSCVと水平偏波の制御信号CSCHを割当ててもよい。
一方、無線通信装置は図2(b)に示すように無線通信装置固有の垂直/水平偏波面でCSCV,CSCHの制御信号を同時に受信する。その際、無線通信装置と中継局の偏波面が一致していないため、伝搬過程でCSCV,CSCHに対して伝搬路行列Hが乗じられた形で受信される。この受信状況は以下の式(3)で表現される。
Figure 2008211476
式(3)の右辺に含まれる行列因子の4成分はそれぞれ異なる独立した信号として受信される。偏波毎に受信機で増幅、周波数変換、フィルタ処理がなされ、偏波毎に備えられた周波数分波回路でキャリヤ単位に周波数分波がなされる。周波数分波された信号のうち、キャリヤ周波数fvとキャリヤ周波数fh相当の制御信号を抽出し、伝搬路行列推定回路110で伝搬路行列Hの個別要素であるh11,h12,h21,h22の成分をそれぞれ抽出する。なお、伝搬路行列の抽出については非特許文献4に示す従来技術と同様である。2つの偏波を垂直/水平偏波とすると、送信垂直/水平偏波信号にトレーニング信号を挿入し、受信側で受信垂直/水平偏波信号にトレーニング信号を検出した時にマッチトパルスを出力するマッチトフィルタを適用する。受信垂直偏波信号において、送信垂直偏波のトレーニング信号に対するマッチトパルスをh11とし、受信垂直偏波信号において、送信水平偏波のトレーニング信号に対するマッチトパルスをh12とし、受信水平偏波信号において、送信垂直偏波のトレーニング信号に対するマッチトパルスをh21とし、受信水平偏波信号において、送信水平偏波のトレーニング信号に対するマッチトパルスをh22とし、伝搬路行列の個別要素を推定することができる。
一方、図2(a)(b)では説明を割愛しているが、実際の通信では、中継局から送信される信号には制御信号生成回路117から送信される制御キャリヤ以外の帯域には他ユーザと通信している信号がある。これらの信号に対しても制御キャリヤと全く同様に偏波毎に周波数分波がなされ、伝搬路行列推定回路でキャリヤ毎に伝搬路行列Hが推定される。その後、干渉補償回路14で伝搬路行列Hを用いて受信信号における偏波間干渉がキャリヤ毎に補償される。干渉補償アルゴリズムには幾つか存在するが、従来技術と同様にMMSEが適用可能である。MMSEの動作原理に関しては非特許文献3に記載されているので説明を割愛する。
偏波間干渉がキャリヤ毎に補償された信号はそれぞれ、後段の複数キャリヤ復調器に入力され、キャリヤ毎に復調される。キャリヤ毎に復調された信号は合成回路16でそれまでに偏波毎に処理されていた信号が合成され、もとの1系統の情報信号に復元される。
一方、送信系では、送信情報が分岐回路17で2系統の信号(送信系統1、送信系統2)に分岐され、各送信系統の信号は送信系統毎に独立にマルチキャリヤ信号に分割後、キャリヤ毎の変調処理がなされる。一例として従来技術の説明で述べた図4(a)と同様に、キャリヤ1には2つの送信系統で同じ帯域幅の異なる信号A1,A2を配置し、キャリヤ2には送信系統1にのみ信号B1を、キャリヤ3には送信系統2にのみ信号C2を配置する。A1,A2,B1,C2は偏波制御回路19にそれぞれ入力されるが、本発明では偏波制御キャリヤ選別回路111でどちらか一方の送信系統にしか配置されていない信号を判別する。つまり、B1とC2の信号に対し、偏波制御回路19で以下の偏波制御処理を適用する。
B1は送信系統1にのみ配置され、送信系統2の同じ周波数には信号が存在しない。したがって、制御信号の受信時に補償行列として、伝搬路行列推定回路110で推定された伝搬路行列Hの転置行列の逆行列をこの入力に対して乗じると偏波制御回路19からの出力は下式(4)で表される。
即ちB1は送信系統1のB1a’と送信系統2のB1b’の2成分に分かれる。
Figure 2008211476
一方でC2は送信系統2にのみ存在し、送信系統1は信号が存在しない。したがって補償行列として、制御信号より推定された伝搬路行列Hの転置逆行列をこの入力に対して乗じると偏波制御回路19からの出力は下式(5)で表されるように送信系統1ではC2a’と送信系統2ではC2b’に分かれる。
Figure 2008211476
一方でA1,A2は両偏波の信号であるため、図1の偏波制御回路19はバイパスし、偏波制御が行われない。以上をまとめると、偏波制御回路からの出力は図2(d)のように表される。それぞれのキャリヤの信号は送信系統毎に独立に備わる周波数合波回路112a,112bで周波数f1,f2,f3の信号として周波数多重される。この時の周波数特性を図2(e)に示す。周波数多重された各送信系統の信号はそれぞれ送信機113a,113bに入力され、周波数変換、増幅、フィルタ処理後にアンテナ114a,114bから送信される。
ここで、制御装置から無線通信装置への伝搬路行列をHに対し、無線通信装置から制御装置の伝搬路に相反性が成立すると仮定すれば、無線通信装置から制御装置への伝搬路行列はHTで表現される。したがって、送信アンテナ114a,114bから送出された信号がHTの伝搬路を介して中継局で受信される周波数f2の信号は式(6)で表現される。
Figure 2008211476
また中継局で受信される周波数f3の信号は式(7)で表現される。
Figure 2008211476
従って、無線通信装置の送信系統1、送信系統2から送信された2系統の信号が伝搬路を介して中継局で受信された結果、2系統の中継受信系統の周波数特性は図2(f)のようになる。
従来技術ではキャリヤ毎の送信偏波制御をしないため、図4(c)に示すように中継器受信系統1と2の周波数f1,f2では空き帯域は生じず、マルチキャリヤ偏波多重無線通信装置は別ユーザD,Eと帯域を共有することができなかった。
しかしながら本発明の技術を適用すると偏波制御回路19で補償行列を用いてキャリヤ毎に送信偏波制御するため、図2(f)に示すように、中継局受信系統において、中継局受信系統2の周波数f2のキャリヤと中継局受信系統1の周波数f3のキャリヤに空き帯域を生成できる。したがって図2(g)に示すようにそれぞれの中継局受信系統の空き帯域を利用して、別ユーザDおよびユーザEが通信可能となる。
この場合、本発明によるキャリヤ毎の偏波制御の結果として図2(h)に示すように、周波数f1,f2,f3の3つのキャリヤ信号に対し、無線通信装置からの信号A1a,A1b,B1,C2と別ユーザDからの信号D2、ならびに別ユーザEからの信号E1が併存できる。
従来は図4(d)を用いて説明したようにD2とE1がB1bとC2aと同一周波数干渉となるため、これらは帯域を共有して同時に通信できなかった。しかしながら本発明技術を用いれば、無線通信装置が送信するマルチキャリヤ偏波多重信号と既存別ユーザのD2とE1が同時に通信可能となり、マルチキャリヤ偏波多重ユーザに対するチャネル割当ての柔軟性が向上する。
本発明の無線通信装置および無線通信システムの実施例のブロック図である。 図1の装置における各部のスペクトラムを示す。 従来の無線通信装置を示す。 従来のマルチキャリヤ偏波多重信号用無線通信装置およびシステムの問題点を示す図である。 送受偏波面不一致による伝搬路行列の発生を示す図である。
符号の説明
11a,11b 受信アンテナ
12a,12b 受信機
13a,13b 周波数分波回路
14 干渉補償回路
15a,15b 複数キャリヤ復調回路
16 合成回路
17 分岐回路
18a,18b 複数キャリヤ変調回路
19 偏波制御回路
111 偏波制御キャリヤ選別回路
112a,112b 周波数合成回路
113a,113b 送信機
114a,114b 送信アンテナ
115a,115b 送信アンテナ
116 中継局送信機
117 制御信号生成回路
119a,119b 受信アンテナ
120 中継局受信機

Claims (6)

  1. 各ユーザが2偏波の複数の独立したキャリヤ信号を送受信する無線通信装置において、
    各偏波に対応する2つの受信系統と2つの送信系統を具備し、
    前記受信系統が2偏波面で受信した参照信号から伝搬路状態を推定する伝搬路推定手段(110)を有し、
    前記送信系統は、送信される情報信号を2つの送信系統に分岐する分岐回路(17)と、分岐された各送信系統の情報信号を複数のキャリヤに対応して分割し、各キャリヤ毎に独立に変調して2系統の変調信号として出力する変調手段(18a,18b)と、該変調手段の出力に接続され、一方の系統のあるキャリヤの周波数帯域には変調信号が存在するが、他系統の同じキャリヤの周波数帯域には信号が存在しない変調信号の少なくとも一つに関して、前記伝搬路推定手段で推定される伝搬路行列に対応した補償行列を乗じる制御手段(19)を、備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記補償行列が伝搬路行列の転置逆行列であることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記参照信号は、前記無線通信装置に情報信号を送信する側において、一方の偏波は第1の制御信号(CSCV)を有し、他方の偏波は第2の制御信号(CSCH)を有する請求項1から請求項2のいずれかに記載の無線通信装置。
  4. 前記第1の制御信号(CSCV)と前記第2の制御信号(CSCH)は、無線通信装置の2偏波で第1の受信制御信号と第2の受信制御信号として受信され、前記第1の受信制御信号と第2の受信制御信号を用いて、伝搬路行列の個別要素の成分を抽出する請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 無線通信システムにおいて、
    前記制御装置は、一方の偏波に第1の制御信号(CSCV)を有し、他方の偏波に第2の制御信号(CSCH)を有する制御信号を送信し、
    前記無線通信装置は、
    各ユーザが2偏波の複数の独立したキャリヤ信号を送受信し、各偏波に対応する2つの受信系統と2つの送信系統を具備し、
    前記受信系統が2偏波面で受信した参照信号から伝搬路状態を推定する伝搬路推定手段(110)を有し、
    前記送信系統は、送信される情報信号を2つの送信系統に分岐する分岐回路(17)と、分岐された各送信系統の情報信号を複数のキャリヤに対応して分割し、各キャリヤ毎に独立に変調して2系統の変調信号として出力する変調手段(18a,18b)と、該変調手段の出力に接続され、一方の系統のあるキャリヤの周波数帯域には変調信号が存在するが、他系統の同じキャリヤの周波数帯域には信号が存在しない変調信号の少なくとも一つに関して、前記伝搬路推定手段で推定される伝搬路行列に対応した補償行列を乗じる制御手段(19)を、備えることを特徴とする無線通信システム。
  6. 前記補償行列が伝搬路行列の転置逆行列であることを特徴とする請求項5記載の無線通信システム。
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