JP2008210366A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが任意のタイミングでテストデータを収集することが可能なテスト回路を備えた半導体集積回路を提供する。
【解決手段】テスト回路9のテスト実行部20には、通信回路8が受信してデータバッファ19に転送されたデータのうち、「ヘッダ」,「アドレス」及び「コマンド」データが転送され、カウンタは21、転送されたデータのうち「サイクル」データが転送されてシステムクロックに基づくカウント動作を開始する。テスト実行部20は、「ヘッダ」により転送データが「テスト用」であることを示し且つ「コマンド」が「データ収集指示」である場合、カウンタ21のカウント動作が完了すると「アドレス」に基づくデコード結果を収集イネーブル信号としてテスト対象回路に出力し、データバッファ17には、収集イネーブル信号が与えられることでテスト対象回路より転送されたデータが格納される。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部とシリアル通信するための通信回路を介して受信したデータに基づき、内部機能をテストするためのデータを収集するテスト回路を備える半導体集積回路に関する。
例えば、マイクロコンピュータなどにおいてその回路機能をテストするため、動作モードをテストモードに設定してテストプログラムを実行させることは一般に行われている。また、そのテストのためのデータを収集したり設定したりするのに、シリアル通信を使用することも特許文献1などに開示されている。
特開平5−36904号公報
一般に、シリアル通信によって通信先よりデータを収集する場合には、通信先がデータ収集を要求するコマンドを含む通信データを受信すると、その時点で収集対象に保持されているデータを収集して返信する、という流れになっている。従って、基本的に、上記コマンドを受信した時点で、収集対象となる回路に保持されているデータしか収集することができず、様々なタイミングで発生したデータを収集できないという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザが任意のタイミングでテストデータを収集することが可能なテスト回路を備えた半導体集積回路を提供することにある。
請求項1記載の半導体集積回路によれば、テスト回路のテスト実行部には、外部より通信回路が受信してデータバッファに転送されたデータのうち、「ヘッダ」,「アドレス」及び「コマンド」データが転送され、カウンタは、前記転送データのうち「サイクル」データが転送されるとシステムクロックに基づくカウント動作を開始する。そして、テスト実行部は、「ヘッダ」により転送データが「テスト用」であることを示し且つ「コマンド」が「データ収集指示」である場合、カウンタのカウント動作が完了すると、「アドレス」に基づくデコード結果を収集イネーブル信号としてテスト対象回路に出力し、データバッファには、収集イネーブル信号が与えられることでテスト対象回路より転送されたデータが格納される。尚、「冗長」は、テストフレームの通信処理結果についてエラーチェックを行うために使用されるデータを意味する。エラーチェックの結果、異常があれば「ヘッダ」,「アドレス」,「コマンド」,「データ」,「サイクル」は、テスト回路に転送されない。
即ち、半導体集積回路に対して外部よりテスト用データを送信すると、その送信時からカウンタによるカウント動作が完了するまでの時間が経過した時点で、テスト対象回路が保持しているデータがデータバッファに格納される。従って、カウンタに与える「サイクル」データを適宜設定することで、テスト対象回路の様々なタイミングにおける動作状態が反映されたデータを、データバッファに格納することができる。また、テスト回路が通信回路とは独立に構成されているので、通信回路がテストは直接関係が無い内容の通信を行っている間でも、テスト回路は任意のタイミングでテストデータを取得することができる。
請求項2記載の半導体集積回路によれば、テスト実行部は、「コマンド」が「データ収集実行」を示す場合は、データバッファに格納されているデータを通信回路側に転送する。従って、半導体集積回路に対して外部より「データ収集実行」コマンドを与えれば、データバッファに格納されているデータを、通信回路を介して取得することができる。
請求項3記載の半導体集積回路によれば、テスト実行部は、「コマンド」が「データ設定」を示す場合は、カウンタのカウント動作が完了すると「アドレス」に基づくデコード結果を設定イネーブル信号としてテスト対象回路に出力し、転送データにおける「データ」の内容をテスト対象回路に出力して設定する。従って、外部からテスト対象回路にテスト用データを設定する場合も、請求項1と同様に、カウンタに与える「サイクル」データを適宜設定することで、様々なタイミングで設定を行なうことができる。
請求項4記載の半導体集積回路によれば、テスト対象回路として通信回路も選択可能となるように構成されるので、通信回路についても、データを取得したりデータを設定したりすることでその機能をテストすることができる。
請求項5記載の半導体集積回路によれば、テスト回路のデータバッファをFIFOとして構成するので、テスト対象回路より複数のデータを連続して取得したり、或いはテスト対象回路に複数のデータを連続して設定することが可能となり、テストの効率を向上させることができる。
請求項6記載の半導体集積回路によれば、通信回路が外部とシリアル通信を行う場合のデータを、共通の信号線によって送受信するための通信トランシーバを備えるので、双方向通信を行うための信号線を共通化して削減することができる。
請求項7記載の半導体集積回路によれば、通信トランシーバを、外部とシリアル通信を行う信号線が1本となるように構成するので、双方向通信を行うための信号線数を最小限にすることができる。
請求項8記載の半導体集積回路によれば、テスト回路は、「ヘッダ」が「モード設定用」である場合は、受信データフレームに配置されているモード設定用データをモード決定回路に出力し、モード決定回路は、与えられたデータをデコードして対応するモード信号を出力する。したがって、外部より送信されるデータにより、半導体集積回路の動作モードを設定することができる。
請求項9記載の半導体集積回路によれば、モード決定回路は、外部に接続されている他の半導体集積回路に対しても、その動作モードを指定するためのモード信号を出力するように構成される。すなわち、テスト回路が搭載されている半導体集積回路と、他の半導体集積回路とが同一の基板に搭載されているマルチチップ構成の場合に、モード決定回路により他の半導体集積回路の動作モードも設定することが可能となる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本発明をマイクロコンピュータに適用した場合の第1実施例であり、マイクロコンピュータの構成を示すものである。マイコン(半導体集積回路)1は、CPU2を中心としてROM3やRAM4等のメモリ、例えばタイマ5やPWM回路6などのI/Oを備えており、それらはバス7や読出し,書込みの制御信号線を介して相互に接続されている。また、マイコン1は、例えばLIN(登録商標)やCAN(登録商標)のような車内LAN,若しくは一般的なUART等のシリアル通信に対応した通信回路8を備えており、この通信回路8を介して外部とシリアル通信を行うようになっている。
更に、マイコン1は、テスト回路9を備えている。このテスト回路9は、通信回路8を介して受信したデータに基づいて、テスト用データの収集や設定を行うための回路である。以下、通信回路8並びにテスト回路9の内部構成について説明する。通信回路8が外部より受信端子10を介して受信したシリアルデータは、パラレルデータに変換されて受信データバッファ11に格納される。その受信データバッファ11に格納されたデータは、CPU2がトランスファゲート12に対してイネーブル信号(読出し制御)を与えることで、読み込むことができるようになっている。
また、トランスファゲート12より出力されるデータは、通信制御部13の内部にあるマルチプレクサ(MPX)14,15を介して、記憶素子16に設定するデータとしても与えられる。ここで、記憶素子16とは、通信回路8の機能を制御するためのコントロールレジスタやステータスレジスタなどである。マイコン1が外部に送信するデータは、送信データバッファ17に格納され、通信制御部13を介してシリアルデータに変換されると、送信端子18を介して外部に送信される。
尚、データをシリアル/パラレルに相互変換する部分については図示を省略している。また、CPU2が、通信回路8の受信データバッファ11や送信データバッファ17に対してアクセスを行うパスについても、煩雑になるのを避けるため図示を省略している。
次に、テスト回路9について説明する。テスト回路9は、データバッファ19,テスト実行部20,カウンタ21,マルチプレクサ22などを備えている。データバッファ19は、テストデータの送受信を行なうため、通信回路8の受信データバッファ11,送信データバッファ17との間でデータが転送されるようになっている。
ここで、テストデータのフレーム(テストフレーム)は、図中に示すように、「ヘッダ」,「アドレス」,「コマンド」,「データ」,「サイクル」,「冗長」の各ブロックで構成されており、これらは夫々以下の内容を示す。
「ヘッダ」:マイコン1の通常動作時のデータ,テストデータの別を示す。
「アドレス」:データ送信先のアドレス
「コマンド」:データ設定,収集指示,収集実行などのコマンドを示す。
「データ」:送信,受信データ本体
「サイクル」:後述するように、上記コマンドの実行タイミングを指定するデータ
「冗長」:例えばパリティ,チェックサム,
CRC(Cyclic Redundancy Check)等のチェックコード
但し、「冗長」については通信データが正常か異常か判断するために用いられ、データバッファ19に転送されない。
そして、「冗長」によるエラーチェックの結果、異常がなければ、データバッファ19に格納された受信データの内、「ヘッダ」,「アドレス」,「コマンド」はテスト実行部20に与えられ、「サイクル」はカウンタ21に与えられるようになっている。テスト実行部20は、「ヘッダ」がテストデータであることを示す場合に「アドレス」のデコードを行い、カウンタ21は、ロードされた「サイクル」データをマイコン21のシステムクロックによりダウンカウントし、そのカウント値が「0」になるとテスト実行部20にイネーブル信号を出力する。すると、テスト実行部20は、「アドレス」のデコード結果が示すテスト対象回路に対し、「コマンド」の内容に応じて設定ネーブル信号又は収集選択信号を出力する。
つまり、本実施例では、テストフレームがデータバッファ19に格納された後、カウンタ21による「サイクル」データのダウンカウントが終了した時点で、テスト対象となる回路についてデータの設定や収集が行われるようになっている。
設定イネーブル信号は、「コマンド」の内容が「データ設定」を示す場合に、タイマ5やPWM回路6、或いは通信回路8に対してデータバッファ19に格納された「データ」を書込んで設定するためのイネーブル信号である。尚、通信回路8に対して出力される設定ネーブル信号は、マルチプレクサ14の選択切替信号として与えられると共に、ORゲート23を介してマルチプレクサ15の選択切替信号としても与えられている。そして、ORゲート23の他方の入力端子には、CPU2からの書込み制御信号が与えられている。
また、データバッファ19に格納された「データ」の設定用バス24は、タイマ5やPWM回路6に接続されており、通信回路8においては、マルチプレクサ14の一方の入力端子に接続されている。
一方、収集選択信号は、「コマンド」の内容が「収集指示」を示す場合に、タイマ5やPWM回路6、或いは通信回路8よりデータを読み出して、データバッファ19に格納して収集するための選択信号である。そして、タイマ5,PWM回路6,通信回路8内部の記憶素子16に夫々接続されている収集用バス25,26,27は、テスト回路9内部のマルチプレクサ22の入力端子に夫々接続されており、マルチプレクサ22の出力端子は、データバッファ19の「データ」に接続されている。
また、記憶素子16に接続されている収集用バス27は、トランスファゲート12の入力端子と共に、マルチプレクサ15の入力端子にも接続されている。このマルチプレクサ15の入力端子を介したデータパスは、外部より記憶素子16に対して直接データ設定を行なう場合に使用される。
テスト実行部20が出力する収集選択信号は、マルチプレクサ22に選択切替信号として与えられており、また、3入力ORゲート28の入力端子に夫々接続されており、ORゲート28の出力端子は、データバッファ19の「データ」に対する収集イネーブル信号を与えるようになっている。
次に、本実施例の作用について図2及び図3も参照して説明する。図2は、マイコン1に対して、LSIテスタなどのテスト装置を通信回路8を介して接続し、機能テストを行う場合の処理手順を示すフローチャートであり、図3はその処理手順に対応したタイミングチャートの一例を示すものである。先ず、テスト装置によってマイコン1の動作モードをテストモードに設定すると(ステップS1)、通信回路8のコントロールレジスタ(記憶素子16)にテスト用通信の設定(通信レートや通信手順等に関する)を行う(ステップS2)。
それから、「テスト用通信1」を行うためのテストフレームを設定する(ステップS3)。即ち、テスト対象とする回路や、テストの内容(データ設定/収集等)、また、上述したようにデータを設定,収集するまでの時間等に応じて、「ヘッダ」,「アドレス」,「コマンド」,「データ」,「サイクル」,「冗長」の各ブロックのデータ値を設定すると、そのテストフレームをマイコン1側に送信する。
すると、マイコン1側では、通信回路8を介してテスト回路9のデータバッファ19にテストフレームが格納され、テスト対象回路(被検査回路)のテスト動作が開始される(ステップS4)。ここで、テスト対象回路が通信回路8である場合について説明する。テスト装置側よりテストフレームが送信されると、通信回路8は、その受信動作を開始することになる(図3(b)参照)。そして、データバッファ19にテストフレームが格納されると、その「アドレス」は、通信回路8の記憶素子16(複数のレジスタの内、何れか1つ)を示すものとなっている。また、「コマンド」は「データ設定」であるとする。
そして、テストフレームの「サイクル」データはカウンタ21にロードされて、カウンタ21によるダウンカウント動作が開始され、そのカウント値が「0」になると、テスト実行部20は、通信回路8に対する設定イネーブル信号をアクティブにする。すると、テストフレームの「データ」は、設定用バス24よりマルチプレクサ14及び15を介して記憶素子16に書き込まれ、設定される(ステップS5)。
即ち、通信回路8は、テストフレームを受信した時点から通信動作を開始するが、その動作中にカウンタ21のカウント値が「0」になれば、テストフレームの「データ」は、通信動作中に記憶素子16に書き込まれることになる。従って、通信回路8が受信処理中であるとすれば、その処理結果に応じて「正常受信」や「エラー」等のステータスが決定されるが、その動作中に記憶素子16に「データ」が設定されたことに対して、通信回路8が適切に対処したか否かをテストすることが可能となる。
通信回路8について行うテストの一例としては、例えば、通信実行中において、1ビットの通信時間を変更したり、通信データ長を16ビットから8ビットに変更したりするなど、通常の動作としては行なわれることはないと想定されるイレギュラーな動作を行なわせたりする。そして、イレギュラーな動作を実行させた結果が、「冗長」部分に正しく反映されるかどうかについても確認を行う。
尚、「コマンド」が「データ収集」である場合は、通信回路8の送信処理中にステップS5においてカウンタ21のカウント値が「0」になると、テスト実行部10が収集イネーブル信号を出力することで、記憶素子16に保持されているデータが、収集用バス27,マルチプレクサ22を介してデータバッファ19に転送される。
続くステップS6は、「テスト用通信1」において送信された「コマンド」が「データ収集」である場合にだけ実行される。即ち、上記のようにしてデータバッファ19に転送され保持されている「データ」を、テスト装置が通信回路8を介して収集する。その場合、テストフレームにおける「アドレス」及び「サイクル」は指示する必要がないので、「ダミー」データをセットする。そして、上記テストフレームが受信されると、データバッファ19の内容は通信回路8の送信データバッファ17に転送され、送信端子(TX)18を介してテスト装置に送信される(図3(c)参照)。
以上のように本実施例によれば、マイコン1の内部において、テスト回路9のテスト実行部20には、通信回路8が受信してデータバッファ19に転送されたデータのうち、「ヘッダ」,「アドレス」及び「コマンド」データが転送され、カウンタ21には、転送されたデータのうち「サイクル」データがセットされてシステムクロックに基づくカウント動作を開始する。
そして、テスト実行部20は、「ヘッダ」により転送データが「テスト用」であることを示し且つ「コマンド」が「データ収集指示」である場合、カウンタ21のカウント動作が完了すると、「アドレス」に基づくデコード結果を収集イネーブル信号としてテスト対象回路に出力し、送信データバッファ17には、収集イネーブル信号が与えられることでテスト対象回路より転送されたデータが格納される。従って、カウンタ21に与える「サイクル」データを適宜設定することで、テスト対象回路の様々なタイミングにおける動作状態を反映したデータを、送信データバッファ17に格納することができる。
また、テスト実行部20は、「コマンド」が「データ収集実行」を示す場合は、送信データバッファ17に格納されているデータを通信回路8側に転送するので、テスト装置は、前記データを、通信回路8を介して取得することができる。更に、テスト実行部20は、「コマンド」が「データ設定」を示す場合は、カウンタ21のカウント動作が完了すると「アドレス」に基づくデコード結果を設定イネーブル信号としてテスト対象回路に出力し、転送データにおける「データ」の内容をテスト対象回路に出力して設定するので、カウンタ21に与える「サイクル」データを適宜設定すれば、様々なタイミングで設定を行なうことができる。
そして、テスト対象回路に通信回路8も選択可能としたので、通信回路8についても、データを取得したりデータを設定したりすることでその機能をテストすることができる。加えて、テスト回路9が通信回路8とは独立に構成されているので、通信回路8がテストは直接関係が無い内容の通信を行っている間でも、テスト回路9は、任意のタイミングでテストデータを取得することができる。
(第2実施例)
図4及び図5は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施例のマイコン(半導体集積回路)31では、テスト回路9が備えていたデータバッファ17に替えて、FIFO(データバッファ)32を備えてなるテスト回路33が配置されている。その他の構成については、第1実施例と同様である。
次に、第2実施例の作用について図5も参照して説明する。第2実施例では、FIFO32を備えたことで、図2のステップS3における通信で、テストフレームを連続して複数送信し、順次FIFO32に格納することができる。そして、FIFO32に格納されたテストフレームは、最初にフレームAの「コマンド」及び「サイクル」がテスト実行部20及びカウンタ21に転送されて、フレームAの「サイクル」データのカウントが終了すると、記憶素子16に「データ」が設定される。
この時、カウンタ21におけるカウント動作が終了した時点で、FIFO32に対する次のフレームBの転送要求が出力されて、フレームBの「コマンド」及び「サイクル」がテスト実行部20及びカウンタ21に転送される。即ち、両者の間でハンドシェイク処理が行われるように構成されている。そして、フレームBが転送された時点から、当該フレームBの「サイクル」データのカウントが終了すると、記憶素子16に次の「データ」が設定される。続くフレームCについても、同様に実行される。
一方、「コマンド」が「データ収集指示」である場合は、フレームA,B,Cを上記と同様に順次実行することで、記憶素子16より収集された「データ」は、FIFO32の空きが生じた領域に順次転送される。そして、テスト通信2により「データ収集実行」が送信されると(ステップS6)、FIFO32に格納されているフレームA,B,Cがテスト装置に順次送信される。
以上のように第2実施例によれば、テスト回路33のデータバッファをFIFO32として構成したので、テスト対象回路より複数のデータを連続して取得したり、或いはテスト対象回路に複数のデータを連続して設定することが可能となり、テストの効率を向上させることができる。
(第3実施例)
図6は本発明の第3実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分のみ説明する。第3実施例は、本発明を、CPUを備えていないカスタムロジック回路(半導体集積回路)41に適用した場合である。ロジック回路(半導体集積回路)41が備える回路部42,43は、例えば、シーケンサ,或いはステートマシンやレジスタ等を含むゲートアレイなどであり、第1実施例のタイマ5,PWM回路6に置き換わるように配置されている。また、通信回路8の制御は、回路部42の内部ロジックによって行われる。そして、回路部42,43の内部レジスタに対しては、テスト回路9を介して第1実施例と同様に「データ」の設定/収集が行われる。
以上のように構成される第3実施例によれば、カスタムロジック回路41に本発明を
適用するので、CPUが搭載されておらず、テスト用のインストラクションをCPUに与えてテストを行うことができない回路についても、通信回路8及びテスト回路9を介してテストを様々なパターンで行なうことが可能となる。
(第4実施例)
図7及び図8は本発明の第4実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分のみ説明する。第4実施例のマイコン(半導体集積回路)51は、通信回路8と外部との間に通信トランシーバ52を備えている。通信トランシーバ52は、通信回路8と外部との間で行う双方向通信を、共通の信号線(通信バス)によって行うもので、外部のバスとは送受信端子53を介して接続され、通信回路8との間は受信信号線RXと送信信号線TXとで接続されている。この場合、送受信端子53に接続されている通信バスは、1本の信号線のみとなっている。
図8は、通信トランシーバ52の具体構成例を示すものである。電源とグランドとの間には、抵抗素子54及びNチャネルMOSFET55の直列回路と、抵抗素子56及び57の直列回路とが接続されており、これらの直列回路の共通接続点は、送受信端子53を介して外部のバスに接続されている。FET55のゲートには、通信回路8より送信信号TX(負論理)が与えられるようになっている。
また、抵抗素子56及び57の共通接続点は、コンパレータ58の非反転入力端子に接続されており、コンパレータ58の反転入力端子には、受信信号レベル比較用の基準電圧59が与えられている。そして、コンパレータ58の出力端子は、通信回路8に対して受信信号RXを与えるようになっている。
すなわち、外部より送信されてマイコン51が受信する信号の電圧は、抵抗素子56及び57により分圧されてコンパレータ58により基準電圧59と比較され、その比較結果が受信信号RXとして通信回路8に出力される。一方、通信回路8が外部に送信しようとする信号TXはFET55のゲート信号として与えられ、信号TXがロウレベルであればFET55がOFFして通信バスのレベルはハイ(電源電圧レベル)となり、信号TXがハイレベルであればFET55がONして通信バスのレベルはロウ(グランドレベル)にドライブされる。
以上のように第4実施例によれば、通信回路8が外部とシリアル通信を行う場合のデータを、共通の信号線によって送受信するための通信トランシーバ52を備えるので、マイコン1が双方向通信を行うための信号線を削減することができる。そして、通信トランシーバ52を、外部とシリアル通信を行う信号線が1本となる構成とするので、信号線数を最小限にすることができる。
(第5実施例)
図9乃至図11は本発明の第5実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分のみ説明する。第5実施例のマイコン(半導体集積回路)61は、テスト回路9に替わるテスト回路62を備えているが、そのテスト回路62はモード決定回路63を備えている。尚、テスト回路62は、第1実施例のテスト回路9が有している機能は同様に備えているが、煩雑になるのを避けるため、第5実施例において追加されている機能部分だけを図示している。
モード決定回路63は、データバッファ19に接続されており、受信データフレームの「ヘッダ」と「モード」とを参照するようになっている。この場合、「ヘッダ」は、第1実施例で示した「通常」,「テスト」以外に「モード設定」があり、「ヘッダ」が「モード設定」である場合は、受信データフレームにおけるその他の部分(例えば「アドレス」,「コマンド」,「データ」等の何れか)に配置されるものが「モード(設定用のデータ)」となる。
そして、モード決定回路63は、「ヘッダ」が「モード設定」を示す場合は「モード」データを取り込み、取り込んだデータをデコードして各種モード信号を出力する。モード信号としては、例えばマイコン61の通常の動作モードに対応する「シングル」やテスト回路62を用いるテストモードに対応する「テスト」、ICE(In Circuit Emulator)を使用するデバッグモードに対応する「ICE」などがある。
また、「マルチテスト」は、マイコン61がその他の周辺回路のチップと同一の基板上に搭載されているマルチチップ構成である場合に、マイコン61をテストするために他のチップの状態も制御するモードに対応する。したがって、「テスト」と「マルチテスト」とが同時にアクティブとなる設定であっても良い。
図10は、上記マルチチップ構成の場合に、マイコン61と他の周辺回路である周辺IC64との間でテストを行う場合の一例を示すものである。周辺IC64は、例えばドライバであり、マイコン61と外部との間で入出力される信号のレベルを変換したり、外部バスや負荷などをドライブするのに必要なソース電流を供給したりシンク電流を吸い込むために配置される。
そして、図11は、図10に対応した従来構成例を示す。周辺IC64の出力端子65がマイコン61の入出力端子66に接続されている場合、マイコン61側の入出力端子66をテストするため、周辺IC64の出力端子65をハイインピーダンス状態に設定したい場合がある。その時、図11に示す従来の場合は、周辺IC64’側をテストモードに設定するため、外部端子としてテストモード端子67を設け、そのテストモード端子67のレベルを外部で設定することにより、出力端子65に対応するスリーステートバッファ68をハイインピーダンス状態にする必要があった。
これに対して、第5実施例の構成では、マイコン61のモード決定回路63が、チップ間配線69を介して周辺IC64にテストモードを指示する信号(図9に示す「マルチテスト」)を与えて、スリーステートバッファ68をハイインピーダンス状態に設定することが可能となり、テストモード端子67が不要となる。
以上のように第5実施例によれば、テスト回路62は、受信データの「ヘッダ」が「モード設定」である場合は、受信データフレームに配置されているモード設定用の「データ」をモード決定回路63に出力し、モード決定回路63は、与えられたデータをデコードして対応するモード信号を出力する。したがって、外部より送信されるデータにより、マイコン61の動作モードを設定することができる。
また、モード決定回路62は、マイコン61の外部に接続されている周辺IC64に対しても、その動作モードを指定するためのモード信号を出力するので、マルチチップ構成の場合に、周辺IC64の動作モードも設定することが可能となる。
本発明は上記し又は図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形が可能である。
第1,第2実施例において、タイマ5やPWM回路6に対して、記憶素子16と同様にテストを行っても良い。
第3実施例の構成に、第2実施例のFIFO32を適用しても良い。
通信回路8をテスト対象回路とするのは、必要に応じて行えば良い。
テスト回路は、少なくとも「データ収集」のみを行うように構成しても良い。
テスト対象回路は、タイマ5,PWM回路6,通信回路8に限ることなく、その他、例えばフリーランカウンタなど、個別の半導体集積回路に要求される機能に応じて搭載される回路を、適宜テスト対象にすれば良い。
第4実施例と第5実施例とを組み合わせて実施しても良い。
通信トランシーバの構成は、図8に示すものに限ることはない。また、通信トランシーバが外部とシリアル通信を行うための信号線数は、2本以上であっても良い。
第5実施例において、他の回路について設定する動作モードは、その他例えば、出力信号レベルをハイ,ロウの何れかに設定したり、定電流回路を内蔵している場合に、その電流出力を停止させたり、クロック周波数を変化させたり、クロック出力を停止させるものでも良い。
マイコン61の周辺回路が2つ以上あるマルチチップ構成に適用しても良い。
その他の回路がCPUやマイコンであっても良い。
また、第5実施例において、マルチチップ構成でない場合、モード決定回路63は、マイコン61の内部に対してのみモード信号を出力すれば良い。
本発明の第1実施例であり、マイクロコンピュータの構成を示す機能ブロック図 マイコンについて機能テストを行う場合の処理手順を示すフローチャート 図2の処理手順に対応したタイミングチャートの一例を示す図 本発明の第2実施例を示す図1相当図 図3相当図 本発明の第3実施例であり、カスタムロジック回路の構成を示す機能ブロック図 本発明の第4実施例を示す図1相当図 通信トランシーバの具体構成例を示す図 本発明の第5実施例を示す図1相当図 マルチチップ構成の場合に、マイコンと他の周辺回路との間でテストを行う場合の一例を示す図 図10に対応した従来構成を示す図
符号の説明
図面中、1はマイクロコンピュータ(半導体集積回路)、5はタイマ(テスト対象回路)、6はPWM回路(テスト対象回路)、8は通信回路(テスト対象回路)、9はテスト回路、16は記憶素子(テスト対象回路)、19はデータバッファ、20はテスト実行部、21はカウンタ、31はマイクロコンピュータ(半導体集積回路)、32はFIFO(データバッファ)、41はカスタムロジック回路(半導体集積回路)、42,43は回路部(テスト対象回路)、51はマイクロコンピュータ(半導体集積回路)、52は通信トランシーバ、61はマイクロコンピュータ(半導体集積回路)、62はテスト回路、63はモード決定回路、64は周辺IC(半導体集積回路)を示す。

Claims (9)

  1. 外部とシリアル通信するための通信回路と、この通信回路を介して受信したデータに基づいて、内部機能をテストするためのデータをテスト対象回路より収集するテスト回路とを備えてなる半導体集積回路において、
    前記受信データのフレームは、少なくとも、「ヘッダ」,「アドレス」,「コマンド」,「データ」,「サイクル」,「冗長」のデータブロックで構成されており、
    前記テスト回路は、
    前記通信回路が受信したデータが転送されると共に、自身に格納されたデータが前記通信回路側に転送可能に構成されるデータバッファと、
    このデータバッファに転送されたデータ(転送データ)のうち、前記「ヘッダ」,「アドレス」及び「コマンド」データが転送されるテスト実行部と、
    前記転送データのうち、「サイクル」データが転送され、システムクロックに基づきカウント動作するカウンタとを備え、
    前記カウンタは、前記「サイクル」データが転送されるとカウント動作を開始し、
    前記テスト実行部は、前記「ヘッダ」により前記転送データが「テスト用」であることを示し、且つ前記「コマンド」が「データ収集指示」である場合、前記カウンタのカウント動作が完了すると、前記「アドレス」に基づくデコード結果を収集イネーブル信号としてテスト対象回路に出力し、
    前記データバッファには、前記収集イネーブル信号が与えられることで前記テスト対象回路より転送されたデータが格納されることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記テスト実行部は、前記「コマンド」が「データ収集実行」を示す場合は、前記データバッファに格納されているデータを、前記通信回路側に転送することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記テスト実行部は、前記「コマンド」が「データ設定」を示す場合は、前記カウンタのカウント動作が完了すると、前記「アドレス」に基づくデコード結果を設定イネーブル信号としてテスト対象回路に出力すると共に、前記転送データにおける「データ」の内容を前記テスト対象回路に出力して設定することを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積回路。
  4. 前記テスト対象回路として、前記通信回路も選択可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の半導体集積回路。
  5. 前記テスト回路のデータバッファは、FIFO(First In First Out)として構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の半導体集積回路。
  6. 前記通信回路が外部とシリアル通信を行う場合のデータを、共通の信号線によって送受信するための通信トランシーバを備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の半導体集積回路。
  7. 前記通信トランシーバは、外部とシリアル通信を行う信号線が1本となるように構成されていることを特徴とする請求項6記載の半導体集積回路。
  8. 前記テスト回路は、自身が搭載されている半導体集積回路の動作モードを指定するためのモード信号を出力するモード決定回路を備えていると共に、前記「ヘッダ」により前記転送データが「モード設定用」である場合は、受信データフレームにおいて前記「ヘッダ」以外の部分に配置されているモード設定用データを前記モード決定回路に出力し、
    前記モード決定回路は、与えられたデータをデコードして対応するモード信号を出力することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の半導体集積回路。
  9. 前記モード決定回路は、外部に接続されている他の半導体集積回路に対しても、その動作モードを指定するためのモード信号を出力するように構成されていることを特徴とする請求項8記載の半導体集積回路。
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