JP2008208568A - Manufacturing method and decoration forming device for accessory for surface-decorated siding - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、表面化粧付きサイディング用役物の製造方法、及び、表面化粧付きサイディング用役物における化粧形成装置に関するものである。 The present invention relates to a method for manufacturing a siding accessory with surface decoration, and a makeup forming apparatus in a siding accessory with surface decoration.
表面化粧付きサイディング用役物1は、図11のように、隣接したサイディング30の間にその裏面側から配置した役物取付体40に取り付ける取付用脚部2と、隣接したサイディング30の間に跨るように配置されて隣接するサイディング30の端部表面を被覆する被覆部3とを備えており、そして、被覆部3にはサイディング30の立体模様の表面化粧31に連続するような表面化粧3aが施されている。しかしながら、この表面化粧付きサイディング用役物1は、取付用脚部2を構成する脚部用部材50と被覆部3を構成する被覆部用部材51との2部材を組み付けて形成されており、その製造が煩雑であるという問題がある。
As shown in FIG. 11, the
なお、取付用脚部2と被覆部3とを備えたサイディング用役物1´を一枚の金属原板Aで形成させたものとしては、図12(a)のようにたとえば特許文献2が知られている。詳しくは、被覆部3は平板状の一枚の金属原板Aを折り返して表面板部4の裏面に一対の裏面板部5が重ねられて形成されており、取付用脚部2は裏面板部5の端部を裏方に折り曲げて形成されている。しかしながら、この特許文献2のサイディング用役物1´は被覆部3に表面化粧3aが施されておらず、図12(b)のように表面化粧31を有したサイディング30の間に配置した際には外壁に統一感のある外観を現出できないのである。
Note that, as shown in FIG. 12 (a), for example,
ここで、上記サイディング用役物1´の被覆部3にプレス成形で表面化粧3aを施そうとした場合、たとえば表面板部4と裏面板部5とが重合して成る被覆部3に対してプレス成形を施そうとすると被覆部3から突出する取付用脚部2が邪魔になったり、またたとえば表面板部4と裏面板部5との折り返し前の金属原板Aに対してプレス成形を施すと表面板部4と裏面板部5とを形成するべく金属原板Aを折り返すことが困難になったりするのであって、良好な精度での表面化粧付きサイディング用役物の製造は困難であった。つまり、表面化粧付きサイディング用役物1を一枚の金属原板Aで精度良く製造する技術の開発が望まれているのが現状である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、一枚の金属原板で精度良く製造できる表面化粧付きサイディング用役物の製造方法、及び、これに用いる化粧形成装置を提供することを課題とするものである。 The present invention has been made in view of the above points, and the object of the present invention is to provide a method for manufacturing a siding accessory with surface decoration that can be accurately manufactured with a single metal original plate, and a cosmetic formation used therefor It is an object to provide an apparatus.
上記課題を解決するために請求項1に係る表面化粧付きサイディング用役物の製造方法にあっては、立体模様の表面化粧31を有する隣接したサイディング30の間にその裏面側から配置した役物取付体40に取り付ける取付用脚部2と、隣接したサイディング30の間に跨るように配置されて隣接するサイディング30の端部表面を被覆する被覆部3とを備え、一枚の金属原板Aで形成された表面化粧付きサイディング用役物1の製造方法であって、一枚の平板状の金属原板Aの中央域部A1にプレス成形にて表面または裏面の一方が凸状となり他方が凹状となる凸曲部7を形成すると共に、この金属原板Aの中央域部A1の両側域部A2に平板状部9を隔ててプレス成形にて上記凸曲部7を表裏で反転させたような形状の凹曲部8を形成し、次いで、上記金属原板Aの両側域部A2を中央域部A1の裏面に沿わせるように各平板状部9で裏方に折り返し、凹曲部8と凸曲部7とが合致した中央側化粧凸曲部6aを有すると共に表面板部4の裏面に一対の裏面板部5が重ねられた被覆部3を形成し、更に裏面板部5の端部を裏方に折り曲げて取付用脚部2を形成することで、上記被覆部3と取付用脚部2とを備えて成る中間成形物A´を形成し、次に、まず上記中間成形物A´の中央側化粧凸曲部6aを押さえ付け、次いで中央側化粧凸曲部6aを押さえ付けた状態を維持したまま、被覆部3の両側端を構成している重合状態の平板状部9に対してプレス成形を施して中央側化粧凸曲部6aに連続する端部側化粧凸曲部6bを形成することで、サイディング30の表面化粧31の化粧凸部32に連続するような化粧凸曲部6を形成することを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, in the method for manufacturing a siding accessory with surface decoration according to
これによると、中央域部A1にプレス成形にて表面または裏面の一方が凸状となり他方が凹状となる凸曲部7を形成すると共に、上記中央域部A1の両側域部A2に平板状部9を隔ててプレス成形にて上記凸曲部7を表裏で反転させたような形状の凹曲部8を形成した金属原板Aにあっては、各平板状部9において裏方に折り返すことが容易に行えるのであって、この各平板状部9にて金属原板Aの両側域部A2を中央域部A1の裏面に沿わせるように裏方に折り返して凹曲部8を凸曲部7にその裏面側から合致させることで、表面板部4の裏面に一対の裏面板部5が重合すると共に化粧凸曲部6の一部である中央側化粧凸曲部6aを有して成る中間成形物A´を容易に形成できるのであり、そして、この中間成形物A´の被覆部3の両側端を構成している重合状態の平板状部9には裏面板部5の端部を裏方に折り曲げて形成した取付用脚部2を回避しながらプレス成形を施すことが容易にできるのであって、この中間成形物A´の被覆部3の両側端の平板状部9に対してプレス成形によって中央側化粧凸曲部6aに連続する端部側化粧凸曲部6bを形成することで、被覆部3の両側端からその中央側に向けて、サイディング30の表面化粧31の化粧凸部32に連続するような、表面板部4または裏面板部5の一方が凸状となり他方が凹状となる化粧凸曲部6を形成することができるのであるが、このとき、中央側化粧凸曲部6aを押さえ付けた状態で端部側化粧凸曲部6bを形成することで、端部側化粧凸曲部6bに連続する中央側化粧凸曲部6aに対して端部側化粧凸曲部6bの成形の際の変形等の影響を与えないようにできるのであり、化粧凸曲部6、ひいては表面化粧付きサイディング用役物1を良好な精度で製造することができたものである。
According to this, in the central area portion A1, a convex
また、請求項2に係る表面化粧付きサイディング用役物における化粧形成装置にあっては、上記請求項1の中間成形物A´に対して中央側化粧凸曲部6aに連続する端部側化粧凸曲部6bを形成させるための表面化粧付きサイディング用役物1における化粧形成装置20であって、上記中間成形物A´をセットさせるダイ21と、このダイ21に対して接離自在に駆動するパンチ22とを有し、ダイ21とパンチ22との対向面21a,22aに、セットした中間成形物A´における被覆部3の両側端を構成している重合状態の平板状部9に対してプレス成形を施して中央側化粧凸曲部6aに連続する端部側化粧凸曲部6bを形成させるためのプレス加工部23を備え、ダイ21またはパンチ22のいずれか一方に、ダイ21にセットした中間成形物A´の取付用脚部2を避けるための脚部回避部25を上記対向面から凹設し、ダイ21またはパンチ22の少なくとも一方を被取付部材として、この被取付部材に対して、セットした中間成形物A´の中央側化粧凸曲部6aを押さえ付けるための押付部材24をパンチ22とダイ21との接離方向に移動自在に取り付けると共に、この押付部材24の先端を被取付部材の対向面よりも突出させてプレス加工部23による中間成形物A´へのプレス成形に先んじて中間成形物A´の中央側化粧凸曲部6aに当接させると共にプレス加工部23による中間成形物A´へのプレス成形時も継続して中間成形物A´の中央側化粧凸曲部6aを押さえ付けた状態に維持させるように押付部材24を付勢するための付勢手段26を備えたことを特徴とする。
Further, in the makeup forming apparatus in the siding accessory with surface makeup according to
この表面化粧付きサイディング用役物1における化粧形成装置20によると、請求項1の中間成形物A´における被覆部3の両側端の平板状部9に対し、プレス加工部23によって、中央側化粧凸曲部6aに連続する端部側化粧凸曲部6bを形成できるのであるが、このプレス加工部23による端部側化粧凸曲部6bの成形は、脚部回避部25によって中間成形物A´の取付用脚部2を回避しつつ、付勢手段26の付勢を受けた押付部材24によって中央側化粧凸曲部6aを確実に押さえ付けながら行わせることができるのであり、つまり、端部側化粧凸曲部6bに連続する中央側化粧凸曲部6aに対して端部側化粧凸曲部6bの成形の際の変形等の影響を与えないようにできるのであり、化粧凸曲部6、ひいては表面化粧付きサイディング用役物1を良好な精度で製造することができたものである。
According to the
本発明にあっては、一枚の金属原板で表面化粧付きサイディング用役物を精度良く製造できる、という利点を有する。 The present invention has an advantage that a siding accessory with surface decoration can be accurately manufactured with a single metal original plate.
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。 Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the accompanying drawings.
表面化粧付きサイディング用役物1は、図2や図8のように、外壁を構成するサイディング30の間に配置した際に、サイディング30の裏面側から配置した役物取付体40(図12(a)参照)に取り付ける取付用脚部2と、隣接したサイディング30の間に跨るように配置されて隣接するサイディング30の端部表面をその両側端部位が被覆する被覆部3とを備えている。そして、被覆部3にはサイディング30の表面化粧31と同様の表面化粧3aが施されている。なお、図2のサイディング用役物1は、被覆部3が平面視で略直線板状に形成され、平面視で直線状に配置したサイディング30の間に配置される直線壁タイプの役物1aであり、図8のサイディング用役物1は、被覆部3が平面視で中央の屈曲部15で屈曲された屈曲板状(例では屈曲部15にて略90度に山折りされている)に形成され、直交状に配置したサイディング30の間(いわゆる出隅部)に配置されるコーナ壁タイプの役物1bである。
As shown in FIGS. 2 and 8, the
詳しくは、本例の表面化粧付きサイディング用役物1は、縦長の鋼板のような一枚の金属原板Aによって形成されており、上記被覆部3は、上記金属原板Aの幅方向中央部にて構成される表面板部4を有すると共に、この表面板部4の幅方向両端部を裏方に略180度折り返して表面板部4の裏面に沿う裏面板部5を有して構成されており、また、上記取付用脚部2は、被覆部3の各裏面板部5の中央側端部を裏方に屈曲させて被覆部3から裏方に突出するようになった金属原板Aで形成された一対の脚板部10にて構成されている。一対の脚板部10の突出先端にはそれぞれ役物取付体40の被係合部41に引っ掛け係合させる係合爪部11が折り曲げによって形成されている。
Specifically, the
また、上記被覆部3の表面化粧3aには、被覆部3の両側端からその中央側に向けて、サイディング30の表面化粧31の化粧凸部32に連続するような、表面板部4または裏面板部5の一方が凸状となり他方が凹状となる化粧凸曲部6を有する。本例の化粧凸曲部6は、図6のように、表面板部4に表側に向けて凸形状となる凸曲部7が形成され、裏面板部5に裏側に開口した凹形状となる凹曲部8が形成されていて、凸曲部7にその裏面から凹曲部8が嵌り込んで両者が合致することで形成されているが、表面板部4に表側に開口した凹曲部8を形成すると共に裏面板部5に裏側に凸となる凸曲部7を形成して両者を合致させるようにしてもよく、この後者の場合には、上記凸曲部7と凹曲部8との合致した溝条部位の表面化粧付きサイディング用役物1の長さ方向における隣接部位が、サイディング30の表面化粧31の化粧凸部32に連続する表面化粧付きサイディング用役物1の表面化粧3aの化粧凸曲部6となる。なお、本例のサイディング用役物1は、左右に伸びる凸条の化粧凸部32が上下に並設された表面化粧31を有したサイディング30によって構成された外壁に対して用いることを想定して製造されたもので、その表面化粧3aの化粧凸曲部6は、化粧凸部32を一回り大きくしたような幅方向に伸びる凸条であり、化粧凸部32と同ピッチで被覆部3の長手方向(上下方向)に並ぶように形成されている。
Further, the
したがって、本例の表面化粧付きサイディング用役物1を、立体模様の表面化粧31を有するサイディング30の間に配置して成る外壁構造にあっては、図7や図10のように、サイディング用役物1の被覆部3に設けた化粧凸曲部6がサイディング30の表面化粧31の化粧凸部32に連続するようになって統一感ある良好な外壁の外観を確保できると共に、被覆部3の化粧凸曲部6がサイディング30の表面化粧31の化粧凸部32に略隙間無く嵌まって合致するようにもできて、サイディング用役物1の被覆部3の裏面とサイディング30の表面との間からの雨水の浸入防止効果も向上できる。なお、本例の表面化粧付きサイディング用役物1は金属製なので、サイディング30も金属製であると、材質的にも統一感を出すことができて外壁に更に良好な外観を現出できる。更に言うと、被覆部3の表面化粧3aとサイディング30の表面化粧31との間隔は略一定となるのであり、被覆部3の両側端部の裏面にパッキン12(図12(a)参照)を貼着したりして、サイディング用役物1の被覆部3の裏面とサイディング30の表面との間にパッキン12を介在させれば、雨水の浸入防止効果を大幅に向上できる。なお、コーナ壁タイプの表面化粧付きサイディング用役物1bにおいては図7のように被覆片の化粧凸曲部6の中央に後述の中央平板状部13が残るものであるが、この中央平板状部13は図9のように外壁コーナの頂部に位置することとなって、統一感ある良好な外壁の外観を崩さず確保できるのである。
Therefore, in the outer wall structure in which the
一枚の金属原板Aの板金加工にて形成される本例の図2の表面化粧付きサイディング用役物1(直線壁タイプの表面化粧付きサイディング用役物1a)は、以下のようにして製造される。
The
まず、図3のように、一枚の平板状の金属原板Aの中央域部A1にプレス成形にて表面または裏面の一方が凸状となり他方が凹状となる凸曲部7を形成すると共に、この金属原板Aの中央域部A1の両側域部A2に平板状部9を隔ててプレス成形にて上記凸曲部7を表裏で反転させたような形状の凹曲部8を形成する、といった中央域柄成形加工を行う。なお、本例の凸曲部7は、金属原板Aの表面が表側に凸形状となると共にその裏面が裏側に開口した凹形状となり、金属原板Aの中央域部A1の幅方向に亙って形成されている。また、ここでのプレス成形はいわゆる絞り加工であり、また、金属原板Aとしては塗装鋼板やアルミ板等が好適に用いられる。
First, as shown in FIG. 3, in the central area A1 of one flat plate-shaped metal original plate A, a convex
次に、図4のように、上記凸曲部7や凹曲部8や平板状部9を有した金属原板Aを、サイディング用役物1の展開形状に外形抜型によって打ち抜く、といった外形抜き加工を行う(図中14は展開形状線である)。上述のプレス成形にて凸曲部7や凹曲部8を形成した金属原板Aにあっては、絞られて形成された凸曲部7や凹曲部8に引き込まれることで、その外形が幾分収縮するものであるが、本加工工程では、先の加工工程で既に収縮した金属原板Aを打ち抜くため、抜かれたワーク(展開形状の金属原板A)の外形寸法は安定している。
Next, as shown in FIG. 4, the metal blank A having the convex
次に、図5のようなワークの曲げ加工工程に進む。ワークの曲げ加工工程は、図5(a)〜(c)のように取付用脚部2を形成する脚部形成加工を行うと共に、図5(d)(e)のように被覆部3を形成する被覆部形成加工を行う。具体的に、脚部形成加工は、まず図5(a)のように展開形状の金属原板Aの幅方向両端を表側に折り曲げて係合爪部11を形成し、次に図5(b)(c)のようにこの金属原板Aの両側端域部A3を各裏面板部5の中央側端部となる位置からそれぞれ表側に折り曲げて脚板部10を形成する。被覆部形成加工は、図5(d)(e)のように上記金属原板Aの両側域部A2を中央域部A1の裏面に沿わせるように各平板状部9で裏方に折り返し、凹曲部8を凸曲部7にその裏面側から嵌め込ませることで行う(図5(d)では金属原板Aを平板状部9で鋭角状に曲げた状態であり、図5(e)では続けて金属原板Aを略180度折り返した状態である)。これにより、表面板部4の裏面に一対の裏面板部5が重ねられて成る被覆部3が形成され、この被覆部3には凸曲部7と凹曲部8とが表裏で合致した中央側化粧凸曲部6aが形成されることとなる。また、取付用脚部2が被覆部3から裏方に突出した形状となる。すなわち、ワークの曲げ加工工程を経た金属原板Aは、被覆部3から取付用脚部2が裏方に突出する半完成状の中間成形物A´になる。なお、上記各折り曲げ加工にはたとえばベンダー(曲げ加工装置)を好適に用いることができる。また、本例のワークの曲げ加工工程は図5(a)〜(e)の順に行っているがこれに限られない。
Next, the process proceeds to a workpiece bending process as shown in FIG. The workpiece bending process includes a leg forming process for forming the mounting
次に、図6のように、中間成形物A´における被覆部3の両側端を構成している重合状態の平板状部9に対してプレス成形を施し、中央側化粧凸曲部6aに連続する端部側化粧凸曲部6bを形成する、という端部域柄形成加工を行う。連続する中央側化粧凸曲部6aと端部側化粧凸曲部6bとによって化粧凸曲部6が形成されるのであり、つまり、被覆部3の両側端からその中央側に向けて、サイディング30の表面化粧31の化粧凸部32に連続するような化粧凸曲部6が形成されるのである。このように端部域柄形成加工は化粧凸曲部6を形成させる加工であり、すなわち被覆部3の表面化粧3aを完成させる工程である。
Next, as shown in FIG. 6, press-molding is performed on the flat plate-
ここで、この端部域柄形成加工には、図1のようにプレス成形機である化粧形成装置20が用いられる。この化粧形成装置20は、中間成形物A´をセットさせるダイ21と、このダイ21に対して接離自在に駆動するパンチ22とを有しており、このダイ21とパンチ22との対向面21a,22aには、セットした中間成形物A´における被覆部3の両側端を構成している重合状態の平板状部9に対してプレス成形を施して中央側化粧凸曲部6aに連続する端部側化粧凸曲部6bを形成させるためのプレス加工部23が備えられている。また、パンチ22には、セットした中間成形物A´の中央側化粧凸曲部6aを押さえ付けるための押付部材24が配備されると共に、被覆部3の表面側がダイ21側となるようにセットした中間成形物A´における取付用脚部2を避けるための脚部回避部25が上記対向面22aから凹設されている。
Here, a
押付部材24は、付勢手段26やストッパ27を介してパンチ22に装着されている。付勢手段26は押付部材24をダイ21側に向けて付勢する機能を有し、ストッパ27は付勢手段26の付勢によりダイ21側に移動した押付部材24を所定移動量で止める機能を有する。詳しくは、本例の押付部材24は、一対のプレス加工部23で形成する一対の端部側化粧凸曲部6bに隣接する中央側化粧凸曲部6aの両外端箇所を押さえ付けるため、一対の押付部24a,24aの上端同士を連結部24bで連結して成る断面下向きコ字状に形成されており、一対の押付部24a,24aと連結部24bとで囲繞される下方(ダイ21側)に開口せる空間によって脚部回避部25が構成されている。また、押付部材24は、中間成形物A´の長さ方向に長い長尺部材であり、その下端面は中央側化粧凸曲部6aの形成部位における中間成形物A´の長さ方向の帯状部位の形状と同形状の凹凸形状に形成されており、つまり、中央側化粧凸曲部6aの形成部位における中間成形物A´の長さ方向の帯状部位に亙って、中間成形物A´を押さえ付けることが可能にされている。上記長尺の押付部材24をパンチ22に装着するため、付勢手段26やストッパ27はパンチ22の長さ方向に所定の間隔を隔てて複数設けられている。なお、付勢手段26は本例ではスプリングで構成しているが、たとえば空気バネなどを用いてもよい。
The pressing
このように押付部材24は、パンチ22とダイ21との接離方向に移動自在にパンチ22に装備されている。なお、通常状態にある押付部材24は、上記付勢手段26の付勢によってダイ21側へ位置されると共にストッパ27でダイ21側への移動が規制され、その先端が上記パンチ22の対向面よりもダイ21側に突出するような状態にされている。
In this way, the pressing
この化粧形成装置20によると、近接させたパンチ22とダイ21とのプレス加工部23の間で中間成形物A´を挟み付けるようにして中間成形物A´に対してプレス成形による端部域柄形成加工を行うのであるが、パンチ22をダイ21に向けて近接させていくと、プレス加工部23による中間成形物A´へのプレス成形に先んじて、押付部材24が中間成形物A´の中央側化粧凸曲部6aに当接されて中央側化粧凸曲部6aを押さえ付けた状態にする。そして、この押付部材24は、続けて更にパンチ22をダイ21に向けて近接させて行うプレス加工部23による中間成形物A´へのプレス成形時にも、継続して中間成形物A´の中央側化粧凸曲部6aを押さえ付けた状態に維持されるのである。つまり、押付部材24によって中央側化粧凸曲部6aを確実に押さえ付けた状態で、プレス加工部23による中間成形物A´へのプレス成形を行うことが可能にされている。
According to this
上記端部域柄形成加工は、中間成形物A´における被覆部3の両側端を構成している重合状態の平板状部9のみに対して絞り加工のようなプレス成形を施して、被覆部3に形成する化粧凸曲部6における端部側化粧凸曲部6bのみを形成するというものである。つまり、プレス成形が施される被覆部3の加工部位の面積は小さくて、且つこの加工部位はプレス成形による金属の展延も行われ易い被覆部3の幅方向端部であるから、上記加工部位以外の中間成形物A´の部位に対するプレス成形による変形等の影響を小さくできるのである。更に本例では、上記のように押付部材24によって中央側化粧凸曲部6aを押さえ付けた状態で、端部側化粧凸曲部6bを形成させるべくプレス加工部23による中間成形物A´へのプレス成形が行われるので、プレス成形による中央側化粧凸曲部6aへの変形等の影響を確実に無くすることも図られている。したがって、上記端部域柄形成加工を経て完成される表面化粧付きサイディング用役物1に良好な寸法精度を確保することができたものである。
In the end area pattern forming process, only the flat plate-
なお、図9には、本例の図8の表面化粧付きサイディング用役物1(コーナ壁タイプのサイディング用役物1b)の製造工程を示す。このコーナ壁タイプのサイディング用役物1bは基本的に先の直線壁タイプのサイディング用役物1aの製造方法を踏襲して製造される。詳しくは、中央域柄形成加工において金属原板Aの中央で平板状の中央平板状部13を残すようにして凸曲部7が金属原板Aの中央域部A1に形成された点と、端部域柄形成加工の後に図9(e)のように屈曲部形成装置60を用いて、被覆部3の中央にある中央平板状部13にて表側が凸となるように略90度山折りに折り曲げて屈曲部15を形成させる屈曲部形成加工を行っている点が、先の直線壁タイプのサイディング用役物1aの製造方法と異なる点である。なお図中61は屈曲部形成装置60におけるV曲げ用ダイであり、62はV曲げ用パンチである。
In addition, in FIG. 9, the manufacturing process of the siding accessory 1 (corner wall type siding accessory 1b) of FIG. 8 of this example is shown. The corner wall
上記製造方法のように、まず被覆部3の表面化粧31における化粧凸曲部6の大部分を構成する中央側化粧凸曲部6aとなる凸曲部7と凹曲部8とを正確な折り曲げ加工を可能にする平板状部9を残すようにしてプレス成形にて形成し、次いで平板状部9で折り曲げ加工を施す等して被覆部3や取付用脚部2を備えた中間成形物A´を形成し、そして中間成形物A´に対して化粧凸曲部6における中央側化粧凸曲部6aの残余部分である端部側化粧凸曲部6bのみをプレス成形にて形成させて化粧凸曲部6を得るようにしたことで、一枚の金属原板Aに対する折曲げ加工やプレス加工(打ち抜き加工や絞り加工)等の板金加工によって、被覆部3に対して立体模様の表面化粧3aを施したものであって表面化粧31を有するサイディング30に対して良好な外観を確保すると共に雨水の浸入防止効果を向上できる表面化粧付きサイディング用役物1の製造が可能にされたのであり、しかも、押付部材24によって中央側化粧凸曲部6aを押さえ付けた状態で、端部側化粧凸曲部6bを形成させるべくプレス加工部23による中間成形物A´へのプレス成形を行わせたことで、プレス成形による中央側化粧凸曲部6aへの変形等の影響を確実に無くすることができたので、表面化粧付きサイディング用役物1に良好な寸法精度を確保することができたものである。
As in the above manufacturing method, first, the
なお、上記実施形態の化粧形成装置20では、パンチ22に対して押付部材24を装着させているが、中央側化粧凸曲部6aの押さえ付けを可能にするならば、ダイ21に対して押付部材24を装着させても構わない。
In the
1 表面化粧付きサイディング用役物
2 取付用脚部
3 被覆部
3a 表面化粧
4 表面板部
5 裏面板部
6 化粧凸曲部
6a 中央側化粧凸曲部
6b 端部側化粧凸曲部
7 凸曲部
8 凹曲部
9 平板状部
20 化粧形成装置
21 ダイ
22 パンチ
23 プレス加工部
24 押付部材
25 脚部回避部
26 付勢手段
A´ 中間成形物
DESCRIPTION OF
Claims (2)
一枚の平板状の金属原板の中央域部にプレス成形にて表面または裏面の一方が凸状となり他方が凹状となる凸曲部を形成すると共に、この金属原板の中央域部の両側域部に平板状部を隔ててプレス成形にて上記凸曲部を表裏で反転させたような形状の凹曲部を形成し、次いで、上記金属原板の両側域部を中央域部の裏面に沿わせるように各平板状部で裏方に折り返し、凹曲部と凸曲部とが合致した中央側化粧凸曲部を有すると共に表面板部の裏面に一対の裏面板部が重ねられた被覆部を形成し、更に裏面板部の端部を裏方に折り曲げて取付用脚部を形成することで、上記被覆部と取付用脚部とを備えて成る中間成形物を形成し、
次に、まず上記中間成形物の中央側化粧凸曲部を押さえ付け、次いで中央側化粧凸曲部を押さえ付けた状態を維持したまま、被覆部の両側端を構成している重合状態の平板状部に対してプレス成形を施して中央側化粧凸曲部に連続する端部側化粧凸曲部を形成することで、サイディングの表面化粧の化粧凸部に連続するような化粧凸曲部を形成することを特徴とする表面化粧付きサイディング用役物の製造方法。 Legs for attachment to the accessory mounting body arranged from the back side between adjacent sidings having a three-dimensional surface makeup, and end surfaces of adjacent sidings arranged so as to straddle between adjacent sidings A method for producing a siding accessory with a surface decoration formed of a single metal original plate,
In the central region of one flat plate-shaped metal plate, a convex curved portion in which one of the front surface or the back surface is convex and the other is concave is formed by press molding, and both side regions of the central region of this metal original plate A concave-curved portion having a shape as if the convex-curved portion is reversed on the front and back sides by press molding with a flat plate portion formed on the metal plate, and then both side regions of the metal original plate are aligned with the back surface of the central region. As shown in the figure, each plate-like part is folded back to form a covering part in which a concave part and a convex part are matched with a center-side decorative convex part and a pair of back parts are overlapped on the back side of the front part Further, by bending the end portion of the back plate portion back to form the mounting leg, an intermediate molded product comprising the covering portion and the mounting leg is formed,
Next, a flat plate in a polymerized state constituting both side ends of the covering portion while first pressing the central decorative convex portion of the intermediate molded product and then maintaining the central decorative convex portion. By applying press molding to the shape part to form an end-side decorative convex part that is continuous with the central-side decorative convex part, a decorative convex part that is continuous with the decorative convex part of the siding surface makeup A method for producing a siding accessory with surface makeup, characterized by comprising:
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