JP2008208537A - 外構用ルーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】採光性および通風性を確保しながら、緑化が可能な外構用ルーバーを提供することを目的とする。
【解決手段】塀等の建物外構用の壁体2に設けられる外構用ルーバー1であり、壁体2の厚さ方向に対して一定角度で傾斜するとともに、上下に所定間隔離間して配置された複数のルーバー構成材3を有しており、複数のルーバー構成材3は、横方向に長尺な本体板部4と、この本体板部4の厚さ方向に直交する一面側および他面側に設けられ、苔等の植物5aが植栽される植栽部5とを備えており、この植栽部5は多孔質状に形成されている。これにより、植栽部に対して、より多くの水分を浸透させることができるとともに、浸透させた水分を保持することができるので、苔等の植物を植栽させることが可能な環境を確実に形成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、塀等の建物外構用の壁体に設けられる外構用ルーバーに関する。
住宅等の建物において、良好な採光性と通風性を確保するために、開口部は比較的大きく形成されている。したがって、この大きな開口部を通して建物内が隣家や外部から見えることがある。そこで、従来、例えば塀や垣根等を始めとする目隠しのための壁体を建物外構に配置したり、特許文献1に記載のように開口部付近にルーバー装置を設置したり、また、これら塀等の壁体とルーバー装置とを組み合わせて用いるなど、隣家や外部からの視線を遮るための様々な工夫がなされている。
特開2000−110232号公報
ところで、近年、都市部には建物が増え、代わりに自然植物が減りつつある。このような中、例えば蔦やセダム等の緑化植物によって、気温、湿度、日照日射の調整といった物理的環境調整効果を得るとともに、景観の問題解消、視覚的効果といった心理的な効果を目的としたものも含み緑化が盛んに行われている。
ところが、建物において緑化が行われる場所は、屋上もしくは壁面である場合が多く、上記のようなルーバー装置に対する緑化は行われない場合が多い。すなわち、上述のルーバー装置は複数の横方向のフィンを上下に並べて配置してなるものであり、ルーバー装置全体が植物で覆われてしまうと採光性や通風性を十分に確保できないという問題がある。
本発明の課題は、採光性および通風性を確保しながら、緑化が可能な外構用ルーバーを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、塀等の建物外構用の壁体2に設けられる外構用ルーバー1において、
前記壁体2の厚さ方向に対して一定角度で傾斜するとともに、上下に所定間隔離間して配置された複数のルーバー構成材3を有しており、
これら複数のルーバー構成材3は、横方向に長尺な本体板部4と、この本体板部4の厚さ方向に直交する一面側および他面側に設けられ、苔等の植物5aが植栽される植栽部5とを備えており、この植栽部5は多孔質状に形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記植栽部5は多孔質状に形成されていることから、この植栽部5に対して、より多くの水分を浸透させることができるとともに、浸透させた水分を保持することができるので、前記本体板部4の厚さ方向に直交する一面側および他面側に、苔等の植物5aを植栽させることが可能な環境を確実に形成することができる。しかも、前記複数のルーバー構成材3は、上下に所定間隔離間して配置され、かつ前記壁体2の厚さ方向に対して一定角度で傾斜しているので、上下に隣り合うルーバー構成材3,3間から採光および通風させることができる。これによって、採光性および通風性を確保しながら、緑化が可能となる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1および図2に示すように、請求項1に記載の外構用ルーバー1において、
前記ルーバー構成材3に、前記本体板部4および植栽部5の厚さ方向に沿って貫通する導水孔6が複数形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記ルーバー構成材3に、前記導水孔6が複数形成されていることから、前記ルーバー構成材3の余剰水分を、本体板部4および植栽部5の厚さ方向に沿って誘導できるので、この余剰水分を前記本体板部4の一面側および他面側に設けられた植栽部5に確実に浸透させることができるとともに、余剰水分を下方のルーバー構成材3へと確実に滴下できる。すなわち、各ルーバー構成材3は、必要な水分を、それぞれの植栽部5全体に、限界まで浸透させて保水できるので、それぞれの植栽部5の保水状態を均等に維持することができる。これによって、苔等の植物5aを植栽させることが可能な環境をより確実に形成することができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1および図2に示すように、請求項2に記載の外構用ルーバー1において、
前記複数の導水孔6は、前記ルーバー構成材3の上端部近傍と、中央部と、下端部近傍とに形成されており、これら導水孔6は、ルーバー構成材3の長さ方向に沿って並設されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記複数の導水孔6は、前記ルーバー構成材3の上端部近傍と、中央部と、下端部近傍とに形成されており、これら導水孔6は、ルーバー構成材3の長さ方向に沿って並設されていることから、前記ルーバー構成材3の上端部近傍と、中央部と、下端部近傍の付近の余剰水分を、本体板部4および植栽部5の厚さ方向に沿って誘導できるので、この余剰水分を前記本体板部4の一面側および他面側に設けられた植栽部5に、より確実に浸透させることができるとともに、余剰水分を下方のルーバー構成材3へと、より確実に滴下できる。これによって、苔等の植物5aを植栽させることが可能な環境をさらに確実に形成することができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図1に示すように、請求項2または3に記載の外構用ルーバー1において、
前記複数のルーバー構成材3は、上方に設けられたルーバー構成材3の導水孔6の滴下口の下方に、下方に設けられたルーバー構成材3が位置するようにして配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記複数のルーバー構成材3は、上方に設けられたルーバー構成材3の導水孔6の滴下口の下方に、下方に設けられたルーバー構成材3が位置するようにして配置されているので、上方に設けられたルーバー構成材3の導水孔6からの水分を、前記下方に設けられたルーバー構成材3へ、より確実に滴下することができる。また、前記導水孔6からの水分は、下方のルーバー構成材3の植栽部5に滴下されることとなるので、滴下した水分を、下方のルーバー構成材3の植栽部5全体に効率良く浸透させることができる。これによって、苔等の植物5aを植栽させることが可能な環境をより一層確実に形成することができる。
請求項5に記載の発明は、例えば図1および図3に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の外構用ルーバー1において、
前記複数のルーバー構成材3は、前記壁体2の厚さ方向に対する傾斜角度を調整可能となっていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記複数のルーバー構成材3は、前記壁体2の厚さ方向に対する傾斜角度を調整可能となっているので、周辺の日照条件に効果的に対応することができる。すなわち、例えば隣家が比較的近くに建てられることで、前記植栽部5に植栽された植物5aに対して限られた角度の日射しか当たらない場合などに、前記複数のルーバー構成材3の傾斜角度を調整することによって、確実に日射を得ることが可能となる。これによって、前記植栽部5に植栽された苔等の植物5aの生育状態を良好なものとすることができる。
請求項6に記載の発明は、例えば図1および図2に示すように、請求項1〜5のいずれか一項に記載の外構用ルーバー1において、
前記本体板部4には、この本体板部4の厚さ方向に沿って貫通する貫通孔4aが複数形成されており、前記植栽部5は、これら貫通孔4aに充填された状態で本体板部4の一面側および他面側に設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、前記植栽部5は、前記複数の貫通孔4aに充填された状態で本体板部4の一面側および他面側に設けられているので、前記本体板部4の一面側および他面側の双方に設けられた植栽部5は、前記貫通孔4aに充填された部分を介して均等に水分を浸透させることができる。これによって、苔等の植物5aを植栽させることが可能な環境を一段と確実に形成することができる。
本発明によれば、建物外構用の壁体の厚さ方向に対して一定角度で傾斜するとともに、上下に所定間隔離間して配置された複数のルーバー構成材を有しており、これら複数のルーバー構成材は、横方向に長尺な本体板部と、この本体板部の厚さ方向に直交する一面側および他面側に設けられ、苔等の植物が植栽される植栽部とを備えており、この植栽部は多孔質状に形成されていることから、この植栽部に対して、より多くの水分を浸透させることができるとともに、浸透させた水分を保持することができるので、本体板部の厚さ方向に直交する一面側および他面側に、苔等の植物を植栽させることが可能な環境を確実に形成することができる。しかも、前記複数のルーバー構成材は、上下に所定間隔離間して配置され、かつ前記壁体の厚さ方向に対して一定角度で傾斜しているので、上下に隣り合うルーバー構成材間から採光および通風させることができる。これによって、採光性および通風性を確保しながら、緑化が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態の外構用ルーバー1は、図1に示すように、塀等の建物外構用の壁体2に設けられるものであり、前記壁体2の厚さ方向に対して一定角度で傾斜するとともに、上下に所定間隔離間して配置された複数のルーバー構成材3を有しており、これら複数のルーバー構成材3は、横方向に長尺な本体板部4と、この本体板部4の厚さ方向に直交する一面側および他面側に設けられ、苔等の植物5aが植栽される植栽部5とを備えており、この植栽部5は多孔質状に形成されている。
ここで、前記壁体2は、図1に示すように、壁体2の下部2aが土中に埋設された状態で地面に立設されており、図示しない建物の開口部への、隣家や外部からの視線を遮蔽することが可能な高さに設定されており、対向する壁体2の端面2b間に架設されるようにして外構用ルーバー1が前記壁体2に設けられている。
なお、外構用ルーバー1が壁体2に設けられる際の他の例として、図示はしないが、所定高さの壁体の上端に複数の支柱を立設し、これら支柱間に外構用ルーバー1を設けるようにしてもよいものとする。すなわち、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
一方、前記ルーバー構成材3は、図1に示すように、前記壁体2の厚さ方向に対して一定角度で傾斜するとともに、上下に所定間隔離間して配置されており、上下に隣り合うルーバー構成材3,3間から採光および通風させることができるようになっている。
さらに、前記本体板部4は、横方向に長尺であり、図1に示すように、断面I字状に形成され、さらに図2に示すように、その厚さ方向に沿って貫通する貫通孔4aが複数形成された状態となっている。また、これら貫通孔4aは、本体板部4の長さ方向に沿って並設されている。
本実施の形態の本体板部4は、例えば多孔質状に形成されたタイル等によって構成されており、植栽部5だけでなく本体板部4でも水分を浸透、保持できるので好ましい。なお、本実施の形態の本体板部4は、この多孔質タイルに限られるものではなく、特に、湿気を原因とした錆や腐食、劣化などに強い材質のものが望ましい。
また、本実施の形態の植栽部5は、上述のように多孔質状に形成されており、この植栽部5に対して、より多くの水分を浸透させることができるとともに、浸透させた水分を保持することができるので、前記本体板部4の厚さ方向に直交する一面側および他面側に、苔等の植物5aを植栽させることが可能な環境を確実に形成することが可能となる。さらに、植栽部5が多孔質であるため、苔の根が植栽部5に根付きやすく、脱落しにくいので好ましい。
また、この植栽部5は、前記本体板部4に形成された複数の貫通孔4aに充填された状態で本体板部4の一面側および他面側に設けられており、前記本体板部4の一面側および他面側の双方に設けられた植栽部5は、前記貫通孔4aに充填された部分を介して均等に水分を浸透させることができる。これによって、苔等の植物5aを植栽させることが可能な環境を確実に形成することができる。
一方、図1および図2に示すように、前記ルーバー構成材3には、前記本体板部4および植栽部5の厚さ方向に沿って貫通する導水孔6が複数形成されている。
そして、これによって、前記ルーバー構成材3の余剰水分を、本体板部4および植栽部5の厚さ方向に沿って誘導できるので、この余剰水分を前記本体板部4の一面側および他面側に設けられた植栽部5に確実に浸透させることができるとともに、余剰水分を下方のルーバー構成材3へと確実に滴下できる。すなわち、各ルーバー構成材3は、必要な水分を、それぞれの植栽部5全体に、限界まで浸透させて保水できるので、それぞれの植栽部5の保水状態を均等に維持することができる。
また、前記複数の導水孔6は、図1および図2に示すように、前記ルーバー構成材3の上端部近傍と、中央部と、下端部近傍とに形成されており、これら導水孔6は、ルーバー構成材3の長さ方向に沿って並設されている。
したがって、前記ルーバー構成材3の上端部近傍と、中央部と、下端部近傍の付近の余剰水分を、本体板部4および植栽部5の厚さ方向に沿って誘導できるので、この余剰水分を前記本体板部4の一面側および他面側に設けられた植栽部5に確実に浸透させることができるとともに、余剰水分を下方のルーバー構成材3へと確実に滴下できる。
なお、前記ルーバー構成材3の中央部に、ルーバー構成材の長さ方向に沿って並設される導水孔6は、図1および図2に示すように、本体板部4において隣り合う貫通孔4a同士の中間部分に位置するように形成されている。
さらに、前記複数のルーバー構成材3は、上方に設けられたルーバー構成材3の導水孔6の滴下口の下方に、下方に設けられたルーバー構成材3が位置するようにして配置されており、上方に設けられたルーバー構成材3の導水孔6からの水分を、前記下方に設けられたルーバー構成材3へ、より確実に滴下することができるようになっている。
また、前記導水孔6からの水分は、下方のルーバー構成材3の植栽部5に滴下されることとなるので、滴下した水分を、下方のルーバー構成材3の植栽部5全体に効率良く浸透させることができる。
なお、本実施の形態の植物5aは、蘚苔類全般を指し、例えば、ミズゴケやスナゴケ、ギンゴケ、エビゴケ、タマゴケ、ヒロクチゴケ、ハイゴケ、ホソバオキナゴケ、チョウチンゴケ、アラハシラガゴケ、スギゴケ、ハイゴケ等、様々な種類の苔を適用できるが、中でも、比較的高さの低いものを植栽して、採光および通風の妨げとならないように配慮することが望ましい。
そして、例えば従来、壁面緑化や屋上緑化等に利用される蔦やセダム、芝生等の植物などとは異なり、殆ど土壌を必要とすることなく生育させることができる。また、苔は、保水性が高く、自重の10〜20倍の水分を保水することができ、したがって、保持した水分や、その水分の蒸散により、周囲の温度を下げてヒートアイランド現象の軽減を好適に図ることができるようになっている。
また苔は乾燥状態が続いても仮死状態となるだけで枯死することがなく、降雨などにより再度水が与えられると再生する性質を持っている。さらには、光合成の効率も樹木や芝生と大差ないものであるから、温暖化の原因となる炭酸ガスの固定化にも高レベルで貢献できるものである。
また、例えば本実施の形態の外構用ルーバー1の上方に、自動潅水装置を設置して定期的に潅水することによって、苔が乾燥することを防ぐことができることから、永続的に保水状態を維持することができるので好ましい。
そして、前記複数のルーバー構成材3は、図3に示すように、前記壁体2の厚さ方向に対する傾斜角度を調整可能となっており、周辺の日照条件に効果的に対応することができるようになっている。すなわち、前記本体板部4の厚さ方向および奥行き方向の中央部に、この本体板部4の両側面から突出するようにして回転軸7が設けられており、この回転軸7が前記壁体2に形成された軸受け部(図示せず)に対して設けられることでルーバー構成材3が回転可能となり、前記複数のルーバー構成材3の傾斜角度を調整可能となっている。
なお、例えば前記壁体2に突起(図示せず)を設けて、この突起にルーバー構成材3が当たるようにしてルーバー構成材3が傾斜する角度の限界値を設定したり、回転軸7の回転をきつくして風などで角度が変わったりしないような工夫をすると好ましい。
したがって、例えば隣家が比較的近くに建てられることで、前記植栽部5に植栽された植物5aに対して限られた角度の日射しか当たらない場合などに、前記複数のルーバー構成材3の傾斜角度を調整することによって、確実に日射を得ることが可能となる。これによって、前記植栽部5に植栽された苔等の植物5aの生育状態を良好なものとすることが可能となる。
なお、これとは逆に、例えば前記ルーバー構成材3の上下端部に、図1に示すように、前記壁体2に固定される支持金具8を取り付けてもよい。これによって、前記植栽部5に植栽された苔等の植物5aの重量を確実に支持することができる。また、この支持金具8を、前記ルーバー構成材3の上下端部から着脱自在に設定することによって、前記ルーバー構成材3の傾斜角度の調整に係る動作の切り替えが可能となる。つまり、この支持金具8は、支持金具8をルーバー構成材3の上下端部に装着させることで、ルーバー構成材3の傾斜角度の調整動作におけるストッパーとしての役割を有することとなる。
次に、前記植栽部5の保水状態を維持する際の形態について説明する。
まず、前記複数のルーバー構成材3を配置する際は、図1に示すように、前記壁体2の厚さ方向に対して一定角度で傾斜するとともに、上下に所定間隔離間させるようにする。この時、上方に設けられたルーバー構成材3の導水孔6の滴下口の下方に、下方に設けられたルーバー構成材3が位置するように配置する。
さらに、周囲の日照条件に応じて、前記複数のルーバー構成材3の傾斜角度を調整しておくようにする。この時、前記導水孔6の滴下口の下方に、下方に設けられたルーバー構成材3が位置する、という配置が崩れないようにすることが望ましい。
そして、植栽部5に水分を与える際は、前記複数のルーバー構成材3のそれぞれに満遍なく水をかけるようにしてもよいが、余剰水分は下方へと滴下するようになっているので、必要な量の水分を上方のルーバー構成材3からかけるようにするのが好ましい。
すなわち、上方のルーバー構成材3にかけられた水分は、必要な分だけ植栽部5に留まり、余剰水分は、この上方のルーバー構成材3の下方に位置するルーバー構成材3へと滴下される。つまり、最初に必要な量の水分をかけるようにすれば、この繰り返しで最下方のルーバー構成材3の植栽部5まで水分を浸透させて保水することができるので、苔等の植物5aを植栽させることが可能な環境を確実に形成することが可能となる。
本実施の形態によれば、前記植栽部5は多孔質状に形成されていることから、この植栽部5に対して、より多くの水分を浸透させることができるとともに、浸透させた水分を保持することができるので、前記本体板部4の厚さ方向に直交する一面側および他面側に、苔等の植物5aを植栽させることが可能な環境を確実に形成することができる。しかも、前記複数のルーバー構成材3は、上下に所定間隔離間して配置され、かつ前記壁体2の厚さ方向に対して一定角度で傾斜しているので、上下に隣り合うルーバー構成材3,3間から採光および通風させることができる。これによって、採光性および通風性を確保しながら、緑化が可能となる。
本発明の実施の形態に係る外構用ルーバーを示す側断面図である。 本体板部の形状を示す部分拡大図である。 本体板部に回転軸が設けられた状態を示す側断面図である。
符号の説明
1 外構用ルーバー
2 壁体
3 ルーバー構成材
4 本体板部
5 植栽部

Claims (6)

  1. 塀等の建物外構用の壁体に設けられる外構用ルーバーにおいて、
    前記壁体の厚さ方向に対して一定角度で傾斜するとともに、上下に所定間隔離間して配置された複数のルーバー構成材を有しており、
    これら複数のルーバー構成材は、横方向に長尺な本体板部と、この本体板部の厚さ方向に直交する一面側および他面側に設けられ、苔等の植物が植栽される植栽部とを備えており、この植栽部は多孔質状に形成されていることを特徴とする外構用ルーバー。
  2. 請求項1に記載の外構用ルーバーにおいて、
    前記ルーバー構成材に、前記本体板部および植栽部の厚さ方向に沿って貫通する導水孔が複数形成されていることを特徴とする外構用ルーバー。
  3. 請求項2に記載の外構用ルーバーにおいて、
    前記複数の導水孔は、前記ルーバー構成材の上端部近傍と、中央部と、下端部近傍とに形成されており、これら導水孔は、ルーバー構成材の長さ方向に沿って並設されていることを特徴とする外構用ルーバー。
  4. 請求項2または3に記載の外構用ルーバーにおいて、
    前記複数のルーバー構成材は、上方に設けられたルーバー構成材の導水孔の滴下口の下方に、下方に設けられたルーバー構成材が位置するようにして配置されていることを特徴とする外構用ルーバー。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の外構用ルーバーにおいて、
    前記複数のルーバー構成材は、前記壁体の厚さ方向に対する傾斜角度を調整可能となっていることを特徴とする外構用ルーバー。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の外構用ルーバーにおいて、
    前記本体板部には、この本体板部の厚さ方向に沿って貫通する貫通孔が複数形成されており、前記植栽部は、これら貫通孔に充填された状態で本体板部の一面側および他面側に設けられていることを特徴とする外構用ルーバー。
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