JP2008205713A - 基地局、移動局、無線通信システム及び制御方法 - Google Patents

基地局、移動局、無線通信システム及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信システム10において、基地局11は下り制御チャネルを使って、各移動局12ごとの個別呼出し情報及び各グループごとのグループ別呼出し情報を通知する。呼出し用チャネルの総数を抑えて、個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報を効率よく、通知する。
【解決手段】制御チャネルに複数の呼出し用チャネルを設定し、それらに群番号を対応付ける。呼出し用チャネルは、個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報の通知に兼用する。個別呼出し情報の通知は、それにより呼出す移動局12のIDに対応する群番号の呼出し用チャネルが使用され、また、グループ別呼出し情報の通知は、それにより呼出すグループのIDに対応する群番号の呼出し用チャネルが使用される。
【選択図】図5

Description

本発明は、基地局、移動局、無線通信システム及び制御方法に関し、詳しくは下り制御チャネルを使って個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報を通知する基地局、移動局、無線通信システム及び制御方法に関するものである。
特許文献1の図4(a)に係る無線通信システムでは、各移動局は所定の群番号をもつともに、スーパーフレームには、各群番号に対応付けられた呼出し用チャネルが配置され、基地局が、各移動局に対してその呼出し情報を通知する場合は、該移動局の群番号に対応付けられている呼出し用チャネルにより呼出し情報を通知するようにしている。
無線通信システムにおける下り制御チャネルによる通知には、移動局同士が1:1で通話する個別通信のために、1個の移動局を呼出す個別呼出し情報と、移動局同士が1:複数で通話するグループ通信のために、所定のグループに属する全部の移動局を呼出す呼出し情報がある。各グループに属する移動局の群番号はまちまちになるので、特許文献1の図4の方式を使って、該グループに属する全部の移動局に呼出し情報を通知すると、多数の群番号の呼出し用チャネルを使うことになり、通知が非効率になる(特許文献1の段落0006)。
そこで、特許文献1の図3(a)では、個別呼出し情報を通知する呼出し用チャネル(該図3(a)の#1PCH,#2PCH,・・・)とは、別途に、グループ別呼出し情報を通知する呼出し用チャネル(該図3(a)のGPCH)をスーパーフレームに設定し、該呼出し用チャネルを使って、所定グループに属する全部の移動局へのグループ別呼出し情報を通知するようになっている。
特許文献1の図3(b)は、また、各移動局が、報知チャネル、個別呼出し情報通知用の呼出し用チャネル、及びグループ別呼出し情報通知用の呼出し用チャネルの期間のみ、受信ON状態になり、その他の期間は受信OFF状態となって、移動局の節電を図ることを開示する。
特許第2878237号公報
特許文献1の無線通信システムの問題点は次のとおりである。
(a)グループ別呼出し情報通知専用の呼出し用チャネルを用意するので、スーパーフレームにおける呼出し用チャネルの総数が増大する。これを回避するためには、群番号を1つ減らせばよいが、そのようにすると、各群番号に割当てる移動局の個数が増大し、通知効率や節電等について悪影響が生じる。
(b)グループ別呼出し情報を割当てる呼出し用チャネルはスーパーフレームに1つしかないので、複数のグループに対して同時にグループ別呼出し情報を通知する場合には、グループ別呼出し情報通知を後回しにされるグループが生じ、該グループへの呼出し情報通知が遅れてしまう。これを回避するために、1つのスーパーフレームに含めるグループ用の呼出し用チャネルを増やすと、上記(a)と同様に、スーパーフレームにおける呼出し用チャネルの総数が増大するという問題が生じる。
本発明の目的は、上述の問題点に対処した基地局、移動局、無線通信システム及び制御方法を提供することである。
本発明によれば、下り制御チャネルの複数の呼出し用チャネルについて群番号を対応付けるとともに、これらの呼出し用チャネルは、個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報の通知に兼用し、個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報は、移動局識別子及び群番号に対応する群番号の呼出し用チャネルに割当てて通知する。
本発明の基地局は次の手段を有している。
各移動局に対する個別呼出し情報を、該移動局の移動局識別子に対応する群番号の呼出し用チャネルに割当てる第1の呼出し用チャネル割当て手段、
移動局の各グループに対するグループ別呼出し情報を、該グループのグループ識別子に対応する群番号の呼出し用チャネルに割当てる第2の呼出し用チャネル割当て手段、及び
各群番号の呼出し用チャネルについて所定の順番に配置した呼出し用チャネル列を下り制御チャネルにより無線送信する下り制御チャネル送信手段。
本発明の移動局は次のものを有している。
各群番号の呼出し用チャネルについて所定の順番に配置した呼出し用チャネル列を無線の下り制御チャネルにより受信する下り制御チャネル受信手段、
下り制御チャネルにおいて自局への個別呼出し情報通知用に割当てられた群番号の呼出し用チャネルから個別呼出し情報を抽出する個別呼出し情報抽出手段、及び
下り制御チャネルにおいて自局が属するグループへのグループ別呼出し情報通知用に割当てられた群番号の呼出し用チャネルからグループ別呼出し情報を抽出するグループ別呼出し情報抽出手段。
本発明の無線通信システムは、上記基地局と上記移動局とを備えている。
本発明の基地局制御方法は次のステップを有している。
各移動局に対する個別呼出し情報を、該移動局の移動局識別子に対応する群番号の呼出し用チャネルに割当てるステップ、
移動局の各グループに対するグループ別呼出し情報を、該グループのグループ識別子に対応する群番号の呼出し用チャネルに割当てるステップ、及び
各群番号の呼出し用チャネルについて所定の順番に配置した呼出し用チャネル列を下り制御チャネルにより無線送信するステップ。
本発明の移動局制御方法は次のステップを有している。
各群番号の呼出し用チャネルについて所定の順番に配置した呼出し用チャネル列を無線の下り制御チャネルにより受信するステップ、
下り制御チャネルにおいて自局への個別呼出し情報通知用に割当てられた群番号の呼出し用チャネルから個別呼出し情報を抽出するステップ、及び
下り制御チャネルにおいて自局が属するグループへのグループ別呼出し情報通知用に割当てられた群番号の呼出し用チャネルからグループ別呼出し情報を抽出するステップ。
本発明によれば、下り制御チャネルにおける呼出し用チャネルの個数増大を回避しつつ、個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報を通知することができる。また、複数のグループへの呼出し情報が同時に起きた場合にも、呼出し情報を後回しにされるグループが生じるのを抑制することができる。
図1は無線通信システム10の概略図である。図1の無線通信システム10は、1つの基地局11と、複数の移動局12とを備えている。移動局は例えば車載端末や携帯端末である。基地局11から移動局12への通信を下りの通信と呼び、移動局12から基地局11への通信を上りの通信と呼ぶことにする。この無線通信システム10は、TDMA(時分割多重接続:Time Division Multiple Access)方式のシステム又はFDMA(周波数分割多重接続:Frequency Division Multiplex Access)のシステムである。
無線通信システム10における各移動局12はユニークな移動局IDとグループ識別子IDとを割当てられる。説明の便宜上、図1の各移動局12のUID(移動局ID)は、3,5,8,10,20,30とする。また、GID(グループID)は、UID=10,20,30の移動局12のグループについては、=1とし、UID=3,5,8の移動局12のグループについては、=3とする。
図1の通信状態では、UID=10の移動局12が、GID=1に基づくグループ呼出しを行って、GID=1であるUID=20,30の移動局12がそれを受信しているとともに、UID=8の移動局12が、UID=5の移動局12へ個別呼出しを行って、これをUID=5の移動局12が受信している。
無線通信システム10では、無線チャネルの総数はnと想定する。n個の無線チャネルの内、少なくとも1つが制御チャネルとなる。nと群番号の総数mとは独立に設定される。また、移動局12の総数は、グループの総数以上である場合だけでなく、グループの総数未満であっても可である。1つの移動局12が複数のグループに属することもあり得る。
図2はUID=10の移動局12がそのメモリに記憶している各種番号情報を示している。各移動局12は、(a)自局のUID(My UID)及びGID(My GID)と、(b)個別通信における通話相手機の全部のUIDについてのテーブルと、(c)グループ通信における通話相手グループの全部のGIDテーブルとをメモリに保有している。
UID=10の移動局12のユーザは、1:1の個別通信を開始する場合は、メモリ内のUIDテーブルの中から1つのUIDを相手機として選択して、個別呼出しを行う。また、1:複数のグループ通信を開始する場合は、メモリ内のGIDテーブルから1つのグループを選択して、グループ呼出しを行う。
無線通信システム10は複数の基地局を備えていてもよい。複数基地局装備の無線通信システムでは、各基地局は適当に分布して配置される。各基地局の電波到達エリアは、その周辺部では、隣接する電波到達エリア同士で、部分的に重複していてもよいし、重複していなくてもよい。重複する場合には、各電波到達エリアにおいて使用されるキャリアの周波数は相違させる。複数基地局装備の無線通信システムでは、各基地局は、典型的には、ケーブル又は無線で接続されて、ネットワーク化されている。
図3はTDMA方式におけるスーパーフレーム、フレーム及びスロットの関係を示した、無線通信システム10における信号構成図である。1フレーム周期は40ms(4スロット構成)とされ、1スーパーフレーム周期は720msとされている。スロットごとに独立した物理チャネルとして制御用物理チャネルと通信用物理チャネルとがある。制御用物理チャネルと通信用物理チャネルとが、図3の下から2段目の配置のように、1キャリア内に混在することもある。該無線通信システム10では、下りと上りのキャリアは、それぞれ1つずつとするととともに、それらの周波数は相違している。
図4はTDMA方式における下り制御用物理チャネルにおけるBCCH、PCH及びSCCHの配置例を示している。BCCHとは、制御チャネル構造情報やシステム情報を移動局12に放送する報知チャネルである。PCHとは、UIDを指定して当該移動局12への着信要求があることを通知する一斉呼出チャネルである。SCCHとは、一斉呼出チャネルで着信要求があることを認識した移動局12へ通信チャネル指定情報などの呼接続情報を送信するシグナリングチャネルである。
図4の下りキャリアでは、図3の下から2段目のチャネル配列のように、キャリアの各フレームに、通信用物理チャネルと、制御用物理チャネルとが混在している。また、各フレームのスロット番号0〜2は通信用物理チャネルを割当てられ、各フレームのスロット番号3は制御用物理チャネルを割当てられている。各フレームは該キャリアにおいて時分割で基地局11から発信される。下り制御用物理チャネルのスーパーフレームを組み立てる場合には、各フレームからスロット番号3のスロットを時間順に配置する。
図5はスーパーフレームと受信電源状態との関係を示している。図5の上半分に記載している下り制御用物理チャネルにおけるBCCH等の配置例は、TDMA及びFDMAの両方に共通のものである。スーパーフレームは先頭にBCCHが配置される。スーパーフレームは、群番号に対応するPCH(呼出し用チャネル)を1つずつ備え、かつPCHは、スーパーフレーム内に群番号順に配列されている。
個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報をそれぞれ載せる呼出し用チャネルの群番号Su,Sgは例えば次の計算式(a)及び(b)により算出される。ただし、mは群番号の総数である。また、modは、左の数字を右の数字で除算したときの余りを求める演算子である。
計算式(a):Su=(UID mod m)+1
計算式(b):Sg=(GID mod m)+1
例えば、UID=5,GID=6,m=5である移動局12について考えると、該移動局12は、Su=1,Sg=2を割当てられる。図5の下段の受信ON,OFFは、該移動局12が受信作動を実施状態及び停止状態にしていることを意味する。Su,Sgを計算するために、計算式(a)及び(b)を一例として示したが、他の計算式を採用することができる。
TDMA方式では、1フレーム=4スロットであるのに対し、FDMA方式では、1フレーム=1スロットである。また、TDMA方式では、1キャリアに制御チャネルと通信チャネルとが混在するが、FDMA方式では、各キャリアは、制御チャネル専用か通信チャネル専用となっている。したがって、FDMA方式では、図5の各チャネルは制御チャネルのフレームに対し1:1に対応する。
TDMA方式の場合及びFDMA方式の場合共に、無線通信システム10における各移動局12は、自局に割当てられたUID,GIDに対応する群番号の呼出し用チャネルをスロットとして含むフレームの送信期間のみ、受信作動状態に切り替えられ、その他の群番号の呼出し用チャネルをスロットして含むフレームの送信期間では、受信作動を停止し、バッテリの電力消費量の抑制を図る。各移動局12は、報知チャネル(BCCH)の制御チャネルをスロットとして含むフレーム送信期間は、常時受信するようになっていてもよいが、幾つかのものは適当に間引きして、とびとびに報知チャネルのフレームを受信してもよく、その方が節電上、都合がよい。
各移動局12は、呼出し用チャネルのデータがUIDであるか、GIDであるかを例えば次のようにして区別する。IDのビット長さが例えば24ビットとすると、その先頭の1ビットをUID/GIDの識別ビットとする。こうして、先頭1ビットが”0”である場合には、残りの23ビットはUIDを示し、”1”である場合には、残りの23ビットはGIDを示すことになる。
呼出し用チャネル11からの下り制御チャネルでは、個別呼出し用チャネルを割当てる群番号と、グループ別呼出し用チャネルを割当てる群番号とが同一になる場合がある。このような場合には、該群番号の呼出し用チャネルを図6(c)のようにして、対処する。図6は、各群番号の呼出し用チャネルが、(a)個別呼出し用チャネル単独に割当てられた場合、(b)グループ別呼出し用チャネル単独に割当てられた場合、(c)個別呼出し用チャネル及びグループ別呼出し用チャネルの両方を割当てられた場合のデータ構造図である。すなわち、図6(c)の場合には、移動局番号/(又は)グループ番号と通信用チャネル情報との対データが複数回、連続する構造となる。
なお、スーパーフレームには、各群番号の呼出し用チャネルPCH#1〜#mが1つずつ設けられているが、その内容は空(該当呼出し無し)となることがある。すなわち、送出タイミングに、個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報の両方共に、無しの場合、群番号の呼出し用チャネルPCHの内容は空となる。
図7及び図8はそれぞれ基地局30及び移動局43のブロック図である。少なくとも1個の基地局30と複数の移動局43とは無線通信システムを構成する。該無線通信システムの具体例は前述の無線通信システム10(図1)であり、基地局30及び移動局43の具体例はそれぞれ前述の基地局11及び移動局12である。
図7において、基地局30は、第1の呼出し用チャネル割当て手段31、第2の呼出し用チャネル割当て手段32及び制御チャネル送信手段33を有している。第1の呼出し用チャネル割当て手段31は、各移動局43に対する個別呼出し情報を、該移動局43の移動局識別子に対応する群番号の呼出し用チャネルに割当てる。第2の呼出し用チャネル割当て手段32は、移動局43の各グループに対するグループ別呼出し情報を、該グループのグループ識別子に対応する群番号の呼出し用チャネルに割当てる。制御チャネル送信手段33は、各群番号の呼出し用チャネルについて所定の順番に配置した呼出し用チャネル列を下り制御チャネルにより無線送信する。
移動局識別子及びグループ識別子の具体例は10におけるUID,GIDである。移動局識別子及びグループ識別子は、相互に独立した識別子付与体系であり、すなわち、移動局識別子=1、グループ識別子=1というように、或る移動局43では、その移動局識別子とグループ識別子とが同一IDであることもあり得る。移動局識別子及びグループ識別子はそれぞれの識別子付与体系においてユニークである。各群番号の呼出し用チャネルのデータが移動局識別子であるかグループ識別子であるかは、例えば、前述したように、先頭ビットが”0”か”1”かにより区別する。なお、1つの移動局43が複数のグループに属することがあってもよく、その場合には、該移動局43には、グループ識別子が複数、付与される。
基地局30及び移動局43を含む無線通信システムは、TDMA及びFDMAのどちらの無線通信システムにも適用可能になっている。移動局識別子及びグループ識別子に対応する群番号の決め方は、例えば前述の計算式(a)及び(b)である。
該無線通信システムでは、各群番号の呼出し用チャネルは、個別呼出し情報通知用の呼出し用チャネルとグループ別呼出し情報通知用の呼出し用チャネルとに兼用されるので、グループ別呼出し情報通知のための呼出し用チャネルを下り制御チャネルに特別に設定することが不要になり、下り制御チャネルにおける呼出し用チャネルの必要個数を減らしたり、所望の群番号数を確保したりすることができる。
呼出し用チャネルは群番号数だけ用意されているので、該無線通信システムでは、グループ識別子の異なる複数のグループへの呼出し情報通知がほぼ同時に起きた場合にも、グループ別呼出し情報通知を後回しにされるグループが生じることが抑制される。
好ましくは、基地局30はフレーム割当て手段37を有している。フレーム割当て手段37は、各フレームから抽出した各群番号の呼出し用チャネルが所定の順番に配置されたスーパーフレームを構築可能となるように、各呼出し用チャネルに対して1つのフレームを割当てる。これに伴い、制御チャネル送信手段33は、フレームの列を呼出し用チャネル列として送信する。
制御チャネル送信手段33が送信するスーパーフレームの具体例はTDMAについての図4に示すものである。図4の例では、各フレームは4個のスロットを含み、それらスロットには、下り制御チャネルのスロットと、下り通信チャネルのスロットとが混在したり、下り通信チャネルのみであったりすることがある。これに対し、FDMA方式におけるスーパーフレームの一例では、各フレームは1個のスロットのみから成り、各群番号の各呼出し用チャネルに対して、それ専用に1個のフレームが存在する。FDMA方式では、下り制御チャネルを載せるキャリアは、下り制御チャネル専用となっている。
第1の呼出し用チャネル割当て手段31及び第2の呼出し用チャネル割当て手段32がそれぞれ割当てる呼出し用チャネルが同一スーパーフレームの同一群番号となる場合がある。この場合、該スーパーフレームでは、個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報の一方のデータが他方のデータに上書きされたり、書き込み不能になって、消失する恐れがある。
これに対処して、好ましくは、基地局30は調整手段38を有する。調整手段38は、個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報の両方を通知可能とするデータを、同一スーパーフレームにおける該同一群番号の呼出し用チャネルに対応するフレームに格納する。このデータ格納例は図6(c)で示している。
個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報の一方のデータが他方のデータに上書きされるのに対処する別の好ましい態様では、調整手段38は、個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報内の一方のデータを、他方のデータを格納したスーパーフレームより後のスーパーフレームの対応呼出し用チャネルに格納する。
図8において、移動局43は制御チャネル受信手段44、個別呼出し情報抽出手段45及びグループ別呼出し情報抽出手段46を有している。制御チャネル受信手段44は、各群番号の呼出し用チャネルについて所定の順番に配置した呼出し用チャネル列を無線の下り制御チャネルにより受信する。個別呼出し情報抽出手段45は、下り制御チャネルにおいて自局への個別呼出し情報通知用に割当てられた群番号の呼出し用チャネルから個別呼出し情報を抽出する。グループ別呼出し情報抽出手段46は、下り制御チャネルにおいて自局が属するグループへのグループ別呼出し情報通知用に割当てられた群番号の呼出し用チャネルからグループ別呼出し情報を抽出する。
好ましくは、移動局43は、さらに、受信作動制御手段50を有している。受信作動制御手段50の付加に伴い、制御チャネル受信手段44は、各群番号の呼出し用チャネルに対して1つずつ割当てられているフレームの列を呼出し用チャネル列として受信する。受信作動制御手段50は、自局の個別呼出し情報と自局が属するグループのグループ別呼出し情報とを割当てられた群番号以外の群番号の呼出し用チャネルに対応するフレームの受信期間では、下り制御チャネル受信手段にその受信作動を停止させる。これにより、移動局43の節電を図る。
図9及び図10はそれぞれ基地局制御方法60及び移動局制御方法70のフローチャートである。基地局制御方法60及び移動局制御方法70はそれぞれ基地局30及び移動局43に適用される。基地局制御方法60において、S61,S62は、その実行順は任意であるとともに、並列処理を行うことも可能である。移動局制御方法70において、S72,S73は、その実行順は任意であるとともに、並列処理を行うことも可能である。
図9の基地局制御方法60において、S61では、各移動局43に対する個別呼出し情報を、該移動局43の移動局識別子に対応する群番号の呼出し用チャネルに割当てる。S62では、移動局43の各グループに対するグループ別呼出し情報を、該グループのグループ識別子に対応する群番号の呼出し用チャネルに割当てる。S63では、各群番号の呼出し用チャネルについて所定の順番に配置した呼出し用チャネル列を下り制御チャネルにより無線送信する。
図10の移動局制御方法70において、S71では、各群番号の呼出し用チャネルについて所定の順番に配置した呼出し用チャネル列を無線の下り制御チャネルにより受信する。S72では、下り制御チャネルにおいて自局への個別呼出し情報通知用に割当てられた群番号の呼出し用チャネルから個別呼出し情報を抽出する。S73では、下り制御チャネルにおいて自局が属するグループへのグループ別呼出し情報通知用に割当てられた群番号の呼出し用チャネルからグループ別呼出し情報を抽出する。
S61〜S63の処理は、基地局30(図7)の第1の呼出し用チャネル割当て手段31〜制御チャネル送信手段33の機能にそれぞれ対応している。したがって、第1の呼出し用チャネル割当て手段31〜制御チャネル送信手段33の機能について述べた具体的態様はS61〜S63の処理についての具体的態様としても適用可能である。
基地局制御方法60では、また、基地局30のフレーム割当て手段37及び調整手段38の機能に対応する処理を実行するステップを適宜、追加可能である。フレーム割当て手段37及び調整手段38に対応するステップは、図7の基地局30のブロック図において、フレーム割当て手段37及び調整手段38に出入りする信号の流れに対応する処理の流れが実現されるように、S61,S62とS63との間に配置される。フレーム割当て手段37及び調整手段38の追加に対して補足説明した第1の呼出し用チャネル割当て手段31〜制御チャネル送信手段33の機能の具体的態様は、フレーム割当て手段37及び調整手段38に対応するステップの追加に対するS61〜S63の処理の具体的態様として適用される。
S71〜S73の処理は、移動局43(図8)の制御チャネル受信手段44〜グループ別呼出し情報抽出手段46の機能にそれぞれ対応している。したがって、制御チャネル受信手段44〜グループ別呼出し情報抽出手段46の機能について述べた具体的態様はS71〜S73の処理についての具体的態様としても適用可能である。
移動局制御方法70では、また、移動局43の受信作動制御手段50の機能に対応する処理を実行するステップを適宜、追加可能である。受信作動制御手段50に対応するステップは、図8の移動局43に示される受信作動制御手段50から出力する信号の流れに対応する処理の流れが実現されるように、S71の処理の前に配置して、自局への個別呼出し情報通知用及び自局が属するグループへのグループ別呼出し情報通知用に割当てられた群番号の呼出し用チャネルに割当てられた下りフレームの受信期間のみ、S71へ進むことにし、それら以外の群番号の呼出し用チャネルに割当てられた下りフレームの受信期間では、S71へ進むことなく、受信作動を停止して、節電を図る。
本発明を最良の形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で最良の形態における各構成要素を変形して具体化できる。また、最良の形態に開示されている複数の構成要素の便宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。本明細書が開示する発明には、最良の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除したり、異なる最良の形態に係る構成要素同士を組み合わせたものも含まれる。
無線通信システムの概略図である。 所定UIDの移動局がそのメモリに記憶している各種番号情報についての説明図である。 TDMA方式におけるスーパーフレーム、フレーム及びスロットの関係を示した、無線通信システムにおける信号構成図である。 TDMA方式における下り制御用物理チャネルにおけるBCCH、PCH及びSCCHの配置例を示す図である。 スーパーフレームと受信電源状態との関係を示す図である。
各群番号の呼出し用チャネルが個別呼出し用チャネル単独に割当てられた場合等のデータ構造図である。 基地局のブロック図である。 移動局43のブロック図である。 基地局制御方法のフローチャートである。 移動局制御方法のフローチャートである。
符号の説明
30:基地局、31:第1の呼出し用チャネル割当て手段、32:第2の呼出し用チャネル割当て手段、33:制御チャネル送信手段、37:フレーム生成手段、38:調整手段、43:移動局、44:制御チャネル受信手段、45:個別呼出し情報抽出手段、46:グループ別呼出し情報抽出手段、47:グループ別呼出し情報抽出手段、50:受信作動制御手段、60:基地局制御方法、70:移動局制御方法。

Claims (9)

  1. 各移動局に対する個別呼出し情報を、該移動局の移動局識別子に対応する群番号の呼出し用チャネルに割当てる第1の呼出し用チャネル割当て手段、
    移動局の各グループに対するグループ別呼出し情報を、該グループのグループ識別子に対応する群番号の呼出し用チャネルに割当てる第2の呼出し用チャネル割当て手段、及び
    各群番号の呼出し用チャネルについて所定の順番に配置した呼出し用チャネル列を下り制御チャネルにより無線送信する下り制御チャネル送信手段、
    を有することを特徴とする基地局。
  2. 各フレームから抽出した各群番号の呼出し用チャネルが所定の順番に配置されたスーパーフレームを構築可能となるように、各呼出し用チャネルに対して1つのフレームを割当てるフレーム割当て手段、及び
    前記フレームの列を呼出し用チャネル列として送信する前記下り制御チャネル送信手段、
    を有していることを特徴とする請求項1記載の基地局。
  3. 前記第1及び第2の呼出し用チャネル割当て手段がそれぞれ割当てる呼出し用チャネルが同一群番号の呼出し用チャネルとなる場合には、個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報の両方を通知可能とするデータを、同一スーパーフレームにおける該同一群番号の呼出し用チャネルに対応するフレームに格納する調整手段、
    を有することを特徴とする請求項2記載の基地局。
  4. 前記第1及び第2の呼出し用チャネル割当て手段がそれぞれ割当てる呼出し用チャネルが同一群番号の呼出し用チャネルとなる場合には、個別呼出し情報及びグループ別呼出し情報内の一方のデータは、他方のデータを格納したスーパーフレームより後のスーパーフレームの対応呼出し用チャネルに格納する調整手段、
    を有することを特徴とする請求項2記載の基地局。
  5. 各群番号の呼出し用チャネルについて所定の順番に配置した呼出し用チャネル列を無線の下り制御チャネルにより受信する下り制御チャネル受信手段、
    下り制御チャネルにおいて自局への個別呼出し情報通知用に割当てられた群番号の呼出し用チャネルから個別呼出し情報を抽出する個別呼出し情報抽出手段、及び
    下り制御チャネルにおいて自局が属するグループへのグループ別呼出し情報通知用に割当てられた群番号の呼出し用チャネルからグループ別呼出し情報を抽出するグループ別呼出し情報抽出手段、
    を有していることを特徴とする移動局。
  6. 各群番号の呼出し用チャネルに対して1つずつ割当てられているフレームの列を前記呼出し用チャネル列として受信する前記下り制御チャネル受信手段、
    自局の個別呼出し情報と自局が属するグループのグループ別呼出し情報とを割当てられた群番号以外の群番号の呼出し用チャネルに対応するフレームの受信期間では、前記下り制御チャネル受信手段にその受信作動を停止させる受信作動制御手段、
    を有することを特徴とする請求項5記載の移動局。
  7. 請求項1〜4のいずれかに記載の基地局と、請求項5又は6記載の移動局とを含む無線通信システム。
  8. 各移動局に対する個別呼出し情報を、該移動局の移動局識別子に対応する群番号の呼出し用チャネルに割当てるステップ、
    移動局の各グループに対するグループ別呼出し情報を、該グループのグループ識別子に対応する群番号の呼出し用チャネルに割当てるステップ、及び
    各群番号の呼出し用チャネルについて所定の順番に配置した呼出し用チャネル列を下り制御チャネルにより無線送信するステップ、
    を有することを特徴とする基地局制御方法。
  9. 各群番号の呼出し用チャネルについて所定の順番に配置した呼出し用チャネル列を無線の下り制御チャネルにより受信するステップ、
    下り制御チャネルにおいて自局への個別呼出し情報通知用に割当てられた群番号の呼出し用チャネルから個別呼出し情報を抽出するステップ、及び
    下り制御チャネルにおいて自局が属するグループへのグループ別呼出し情報通知用に割当てられた群番号の呼出し用チャネルからグループ別呼出し情報を抽出するステップ、
    を有していることを特徴とする移動局制御方法。
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