JP2008198194A - 遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステムおよび方法 - Google Patents

遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】ワークステーションは、ネットワーク・インターフェイスを介して遠隔データ・ストレージのロケーションを検出し、そのロケーションにアクセスするログイン・データを保存する。次に、識別データをデータ・ストレージのロケーションに送る。遠隔のロケーションのデータ・ストレージを反映するワークステーションのユーザ・インターフェイスの表示ウィンドウが生成される。次いで、ファイル操作命令等を遠隔データ・ストレージのロケーションに送る。遠隔データ・ストレージのロケーションから状態データを受け取り、ユーザ・インターフェイス上に状態表示データを表示する。データ転送命令にしたがって、ワークステーションと遠隔データ・ストレージとの間でデータ・ファイルの通信を開始する。
【選択図】図6

Description

本発明は、遠隔データ・ストレージを利用するシステムおよび方法に関し、特に、遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステムおよび方法に関する。
地球規模のインターネットを含むユビキタスな広帯域広域ネットワーキングは、安価なデータ記憶装置の出現と共に、遠隔データ・ストレージ・システムを利用可能にした。初期の、遠隔データ・ストレージ・システムは、一般に「プル」や「ゲット」等の形の決まったファイル操作および転送コマンドを含むUnix(登録商標)ベースのテキスト・インターフェイスによってアクセス可能なファイル転送プロトコル(以下、FTPということがある。)サイトを含んでいた。そのようなシステムは有効であったものの、使いにくい面があった。例えば、ユーザは、最初に、転送するファイルが、実行ファイルのようなバイナリ・ファイルか、テキスト・ファイルを含むようなASCIIベースのファイルかを指定する必要があった。最近になって、遠隔データ・ストレージ・システムは、種々のウェブ・ブラウザを用いて、ネットワークに接続されたワークステーションのデスクトップ・インターフェイスから容易にアクセスできるようになった。
さらに最近になって、ユーザが、ウェブ等によって離れた場所から、データをアップロードし、ダウンロードし、操作することを可能にする複数の商用サービスが生まれた。これらのシステムは、異なるコンピュータまたは場所から、データのバックアップ、アーカイブ、ファイル共有に有用であり、ユーザがデータにアクセスすることを可能にする。このような、データ・ストレージ・サービスは、有料のものもあり、民営のものもあり、公的機関によって提供されるものもある。しかしながら、そのような、遠隔データ・ストレージ・システムでは、ユーザは、非標準で使いにくいウェブ・インターフェイスによってウェブ・ブラウザを開き、サイトにログインし、操作を開始する必要があった。
したがって、このような問題点を解決し、遠隔データ・ストレージを利用する利便性が良いシステムおよび方法が望まれている。
本発明は、上記の従来の問題点に鑑みてなされたもので、遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステムおよび方法を提供することを目的とする。
本発明による遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステムは、ネットワーク・インターフェイスを介して、ワークステーションがアクセス可能な、遠隔データ・ストレージに直接的に接続されたデータ処理装置である遠隔データ・ストレージのロケーションを、検出する手段と、遠隔データ・ストレージのアクセスに対応するログイン・データを保存する手段と、遠隔データ・ストレージとのデータ交換を可能にするために、ログイン・データに対応する識別データを遠隔データ・ストレージのロケーションに伝達する手段と、ワークステーションの表示ウィンドウに遠隔データ・ストレージに対応するユーザ・インターフェイスを生成する手段と、生成されたユーザ・インターフェイスを介して、ユーザからファイル操作命令とファイル転送命令を受け取る手段と、受け取ったファイル操作命令に対応するファイル操作命令データを遠隔データ・ストレージのロケーションに伝達する手段と、ネットワーク・インターフェイスを介して、遠隔データ・ストレージの状態データを受け取る手段と、受け取った状態データに対応する状態表示データをユーザ・インターフェイス上に表示する手段と、ユーザ・インターフェイスを介して受け取ったデータ転送命令にしたがって、ワークステーションと遠隔データ・ストレージとの間のデータ・ファイルの通信を開始する手段と、ファイル操作命令とファイル転送命令の少なくとも一方を、ワークステーションのオペレーティング・システムに関連付けられたユーザ・インターフェイスと相互作用するように連携させ(integrate)、遠隔データ・ストレージを、前記ワークステーションに関連付けられたローカル・データ・ストレージとして仮想アドレス空間にマッピングするマッピング手段とを有する。ここで、本発明において、「遠隔データ・ストレージのロケーション」は、遠隔データ・ストレージに関連する、換言すれば遠隔データ・ストレージにネットワークを介さずにローカルに直接的に接続された、制御装置、サーバ等を含むデータ処理装置を意味する。
また、本発明による遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステムは、一実施形態において、ウェブ・サービス通信プロトコル形式で表された受け取ったファイル操作命令から前記ファイル操作命令データを生成する手段と、ウェブ・サービス通信プロトコル形式で表された遠隔のデータ記憶装置の状態データを受け取る手段とを、さらに、有する。
本発明による他の実施形態においては、ファイル操作命令には、ファイルの閲覧、またはコピー、または移動、または削除、または作成、または名前の変更の操作命令がある。
本発明によるさらに他の実施形態においては、ウェブ・サービス通信プロトコル形式は、シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコル(Simple Object Access Protocol;以下、SOAPということがある。)形式である。
また、本発明によるさらに他の実施形態においては、マッピング手段は、遠隔データ・ストレージを、ワークステーションと関連付けられた論理ディスク・ドライブとしてマッピングする手段を含む。
さらに、本発明による別の実施形態において、状態データは、遠隔データ・ストレージの記憶容量、または記憶装置使用率、または残り容量、または保存コスト、または保存経過時間、ファイル・サイズ、またはストレージのロケーション、または記憶装置提供者を表すデータを含む。
本発明による遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させる方法は、ネットワーク・インターフェイスを介して、ワークステーションがアクセス可能な、遠隔データ・ストレージに直接的に接続されたデータ処理装置である遠隔データ・ストレージのロケーションを、検出するステップと、遠隔データ・ストレージのアクセスに対応するログイン・データを保存するステップと、ログイン・データに対応する識別データを遠隔データ・ストレージのロケーションに伝達し、遠隔データ・ストレージとのデータ交換を可能にするステップと、ワークステーションの表示ウィンドウに遠隔データ・ストレージに対応するユーザ・インターフェイスを生成するステップと、生成されたユーザ・インターフェイスを介してユーザからファイル操作命令とファイル転送命令を受け取るステップと、受け取ったファイル操作命令に対応するファイル操作命令データを遠隔データ・ストレージのロケーションに伝達するステップと、ネットワーク・インターフェイスを介して、遠隔データ・ストレージの状態データを受け取るステップと、受け取った状態データに対応する状態表示データを前記ユーザ・インターフェイス上に表示するステップと、ユーザ・インターフェイスを介して受け取ったデータ転送命令にしたがって、ワークステーションと遠隔データ・ストレージとの間のデータ・ファイルの通信を開始するステップと、ファイル操作命令とファイル転送命令の少なくとも一方を、ワークステーションのオペレーティング・システムに関連付けられたユーザ・インターフェイスと相互作用するように連携させ、遠隔データ・ストレージを、前記ワークステーションに関連付けられたローカル・データ・ストレージとして仮想アドレス空間にマッピングするステップとを含む。
本発明によれば、遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステムおよび方法が提供される。
以下、適宜、図面を参照しながら本発明による実施形態の説明を行う。図1は本発明による実施形態が適用されるシステム全体の構成例を示している。図に示したシステム100は、コンピュータ・ネットワーク102として表されている分散コンピューティング環境を利用している。コンピュータ・ネットワーク102は、複数の電子装置間におけるデータの交換を可能とする本技術分野で知られている任意の分散通信システムである。コンピュータ・ネットワーク102は、例えば、仮想ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワーク、パーソナル・エリア・ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク、インターネット、イントラネットまたはこれらの任意の組み合わせを含む本技術分野で知られている任意のコンピュータ・ネットワークである。本発明による一実施形態において、コンピュータ・ネットワーク102は、例えば、トークン・リング、IEEE802.11(x)、Ethernet(登録商標)またはその他の無線ベースまたは有線ベースのデータ通信メカニズム等の既存の多数のデータ転送メカニズムによって例示されるような物理レイヤおよびトランスポート・レイヤから構成される。尚、図にコンピュータ・ネットワーク102を示したが、本発明は、本技術分野で知られているようなスタンドアローンの形態でも同様に実施可能である。
システム100は、また、様々なドキュメント処理を実行するために適切な多機能周辺装置(Multi-Function Peripheral;以下、MFPということがある。)として図に表されている、少なくとも1つのドキュメント処理装置104を含む。しかし、MFPはドキュメント処理装置の一形態であって、本発明におけるドキュメント処理装置がMFPに限定されるものではない。ドキュメント処理装置における処理動作には、例えば、ファクシミリ通信、画像走査、コピー、印刷、電子メール、ドキュメント管理、ドキュメント保存等がある。本発明による一形態においては、ドキュメント処理装置104は、リモート・ドキュメント処理サービスを外部装置あるいはネットワーク装置に対して提供する。ドキュメント処理装置104は、ユーザあるいはネットワーク装置等とやり取りするように構成された、ハードウェア、ソフトウェアおよびこれらの任意の適切な組み合わせを含んでいる。
また、本発明による一実施形態において、ドキュメント処理装置104は、例えば、IEEE 1394あるいはUSBインターフェイスを有する各種ドライブ、多様なICメモリカード等の、複数のポータブル記憶媒体を受け入れるためのインターフェイスを備える。本発明の実施形態においては、ドキュメント処理装置104は、さらに、タッチ・スクリーン、LCD、タッチ・パネル、英数字キーパッド等のユーザ・インターフェイス106を備え、ユーザは、このようなユーザ・インターフェイスを介してドキュメント処理装置104と直接やり取りすることができる。本発明による実施形態においては、ユーザ・インターフェイス106は、ユーザに対して情報を伝達するとともに、ユーザから選択内容を受け取るために用いられると有用である。ユーザ・インターフェイス106が、本技術分野で知られているように、ユーザにデータを提供するために適切な種々のコンポーネントからなる。本発明における一実施形態においては、ユーザ・インターフェイス106は、1つまたは複数の図形要素、テキスト・データ、画像等をユーザに表示し、ユーザから入力を受け取り、その入力を、さらに後で説明するように、コントローラ108等のバックエンド・コンポーネントに伝達するディスプレイ装置を有する。ドキュメント処理装置104は、適切な通信リンク112を介して、コンピュータ・ネットワーク102に通信可能に接続されている。適切な通信リンク112としては、例えば、WiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、Bluetooth(登録商標)、公衆交換電話網、専用通信ネットワーク、赤外線接続、光接続または、本技術分野において知られている他の適切な有線または無線のデータ通信チャネルがある。
本発明による実施形態において、ドキュメント処理装置104は、さらに、ドキュメント処理装置104による処理動作を容易にする適切なコントローラ108として示されたバックエンド・コンポーネントを内蔵している。コントローラ108は、ドキュメント処理装置104の動作の制御、あるいはユーザ・インターフェイス106による画像の表示の制御、または、電子画像データの操作の指示等の処理を容易にするように構成されたハードウェア、ソフトウェアあるいはこれらの適切な組み合わせによって実装される。以下の説明においては、コントローラ108という用語は、後に述べる動作を実行する、もしくは実行させる、もしくは制御する、または指示する働きをするハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせを含む、ドキュメント処理装置104と関連する任意の多数のコンポーネントの意味で、使用する。なお、図および上記の説明において、コントローラ108をドキュメント処理装置104に内蔵された形態としたが、コントローラ108は、ドキュメント処理装置104に通信可能に接続された外部装置の形態であってもよい。コントローラ108との関連において説明を行う処理動作は、本技術分野において知られている任意の汎用コンピューティング・システムによって実行可能である。したがって、コントローラ108は、そのような一般的なコンピューティング装置を表しており、以下の説明において使用する際にも、そのように意図されている。さらに、以下におけるコントローラ108の使用は、例示としての実施形態にすぎず、当業者には明らかな他の実施形態も、本発明の一実施形態による遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステムおよび方法を用いることができる。コントローラ108の構成等については、後ほど図2と図3を参照しながら説明を行う。
また、ドキュメント処理装置104にはデータ記憶装置110が通信可能に接続されている。データ記憶装置110は、例えば、ハードディスク・ドライブ、その他の磁気記憶装置、光学式記憶装置、フラッシュ・メモリまたはそれらの任意の組み合わせを含む本技術分野で知られている大容量記憶装置である。一実施形態においては、データ記憶装置110は、ドキュメント・データ、画像データ、電子データベースのデータを保存するように適切に適合されている。データ記憶装置110は、図においてはシステム100の独立したコンポーネントとして示されているが、例えば、内蔵ハードディスク・ドライブ等のような、ドキュメント処理装置104の内部記憶装置、あるいはコントローラ108のコンポーネント等として実装することができる。本発明の一実施形態によれば、データ記憶装置110は、ユーザ対応の画像データ、ドキュメント・データ、マルチメディア・データ等の電子データを含む。データ記憶装置110は、リモート電子装置のローカル・オペレーティング・システムを介して、閲覧され、ユーザと対話できる。
システム100は、さらに、通信リンク116を介してコンピュータ・ネットワーク102とデータ通信可能なワークステーション114を含む。図においてはワークステーション114をデスクトップ形パーソナル・コンピュータとして示しているが、これは例示にすぎない。ワークステーション114は、例えば、ノート形パーソナル・コンピュータ、携帯情報端末(Personal Digital Assistant;PDA)、ウェブ適合携帯電話、スマートフォン、専用通信ネットワーク用の装置、またはその他のウェブ適合電子装置を含む本技術分野において知られている任意のコンピューティング装置を表している。通信リンク116は、無線通信に限定されず、例えば、Bluetooth(登録商標)、WiMax、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、専用通信ネットワーク、赤外線接続、光接続、公衆交換電話網、または、本技術分野において知られている他の適切な無線または有線のデータ通信チャネルである。ワークステーション114は、電子ドキュメント、ドキュメント処理命令、ドキュメント処理要求、ユーザ・インターフェイスの修正、アップグレード、更新、パーソナル化データ等を生成し、生成されたデータを、ドキュメント処理装置104、ネットワーク・ストレージ・サーバ118、あるいはコンピュータ・ネットワーク102に接続された他の類似装置に送る。本発明による一実施形態において、ワークステーション114は、複数のファイル管理、検索および修正アプリケーション(modification applications)を実行する。ワークステーション114の構成等については、図4を参照しながら、後に述べる。
システム100は、さらに、データ記憶装置120が接続されたネットワーク・ストレージ・サーバ118を含む。ネットワーク・ストレージ・サーバ118は、本技術分野で知られているように、ドキュメント・データ、画像データ、映像データ、音声データ、マルチメディア・データまたは他の適切な電子データを保存することができる本技術分野で知られている任意のネットワーク記憶装置を表す。本発明による一実施形態においては、データ記憶装置120は、画像データ、ドキュメント・データ等を含む複数の電子データを含む。ネットワーク・ストレージ・サーバ118は、適切な通信リンク122を介して、コンピュータ・ネットワーク102に通信可能に接続されている。通信リンク122としては、例えば、専用通信ネットワーク、赤外線接続、光接続、Bluetooth(登録商標)、WiMax、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、公衆交換電話網、または、本技術分野において知られている他の適切な有線または無線のデータ通信チャネルがある。ネットワーク・ストレージ・サーバ118の構成等については、図5を参照しながら、後に述べる。
次に、図2および図3を参照しながら、本発明による実施形態におけるシステムの動作が実行されるコントローラのハードウェアおよび機能構成等を説明する。図2に本発明による実施形態においてシステム100の動作が実行されるバックエンド・コンポーネントであるコントローラ200(例えば、図1に示したコントローラ108)のハードウェア・アーキテクチャの構成例を示す。コントローラ108は、本明細書に記載する動作を円滑に実行する能力を有する、本技術分野において知られている任意の一般的なコンピューティング装置を表している。コントローラ200には、少なくとも一つのCPUを含むプロセッサ202が含まれている。プロセッサ202は、互いに協調して動作する複数のCPUから構成されることもある。また、コントローラ200には、BIOS機能、システム機能、システム構成データおよびコントローラ200の動作に使用する他のルーチンもしくはデータ等の静的または固定的なデータ、あるいはインストラクションのために有効に使用される、不揮発性または読出し専用メモリ(ROM)204が含まれている。
また、コントローラ200には、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ、または他の任意の適切なアドレス指定可能かつ書込み可能なメモリ・システムから構成されるRAM206が含まれている。RAM206は、プロセッサ202により処理されるアプリケーションおよびデータ処理に関係するデータ・インストラクションのための記憶領域を提供する。
ストレージ・インターフェイス208は、コントローラ200に関連するデータの不揮発性保存、大容量保存または長期的な保存のためのメカニズムを提供する。ストレージ・インターフェイス208は、216として図示したディスク・ドライブ、あるいは光学式ドライブ、テープ・ドライブ等の適切な任意のアドレス指定可能、またはシリアル記憶装置等の大容量記憶装置の他、当業者に知られている適切な任意の記憶媒体を使用する。
ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、ネットワークとの間の入出力を適切にルーティングすることによって、コントローラ200が他の装置と通信することを可能にする。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、コントローラ200に対する外部装置との一つまたは複数のコネクションのインターフェイスを適切にとる。図においては、例えば、Ethernet(登録商標)、トークン・リング等の固定または有線ネットワークとのデータ通信のための少なくとも一つのネットワーク・インターフェイス・カード214、およびWiFi(Wireless Fidelity)、WiMax、無線モデム、セルラ・ネットワークまたは適切な任意の無線通信システム等の手段を介した無線通信のために適切な無線インターフェイス218を示している。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、任意の物理的データ転送レイヤあるいは物理的データ転送レイヤではないデータ転送レイヤまたはプロトコル・レイヤを適切に利用する。図においては、ネットワーク・インターフェイス・カード214は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワークまたはそれらの組合せから適切に構成される物理的ネットワーク220を介したデータ交換を行うために、相互接続されている。
プロセッサ202、読出し専用メモリ204、RAM206、ストレージ・インターフェイス208およびネットワーク・インターフェイス・サブシステム210の間のデータ通信は、バス212によって例示したバス・データ転送メカニズムを介して行われる。
また、ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス222もバス212を介してデータ通信を行う。ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス222は、様々なドキュメント処理動作を実行するために、ドキュメント処理ハードウェア232との接続を提供する。そのようなドキュメント処理動作には、コピー・ハードウェア224によって実行されるコピー、画像走査ハードウェア226によって実行される画像走査、印刷ハードウェア228によって実行される印刷、およびファクシミリ・ハードウェア230によって実行されるファクシミリ通信がある。コントローラ200は、これらのドキュメント処理動作のいずれかまたは全部を適切に動作させる。複数のドキュメント処理動作を実行可能なシステムは、前述したように、MFP(多機能周辺装置)または多機能装置と呼ばれる。
システム100の機能は、ドキュメント処理装置と関連するインテリジェント・サブシステムとして図2に示したコントローラ200(図1におけるコントローラ108に対応)を含む、ドキュメント処理装置104等の適切なドキュメント処理装置において実行される。
次に図3を参照しながら、システムの動作が実行されるコントローラの機能ブロックと動作の概要を説明する。図3に、本発明による実施形態のシステム100の動作が実行されるコントローラ300の機能ブロックの構成例を示す。コントローラ300の機能は、ドキュメント処理エンジン302を含む。図3は、ソフトウェアおよびオペレーティング・システム機能と関連して、図2に示したハードウェアの機能性を例示している。
一実施形態において、ドキュメント処理エンジン302は、印刷動作、コピー動作、ファクシミリ通信動作および画像走査動作を可能にする。これらの機能は、産業界において一般に好まれるドキュメント処理周辺装置であるMFPと関連付けられることが多い。しかし、コントローラ300が上記のドキュメント処理動作のすべてを可能にする必要は必ずしもない。また、コントローラは、上記のドキュメント処理動作のサブセットである、専用のドキュメント処理装置、あるいはより限定した目的のドキュメント処理装置においても有効に用いられる。
ドキュメント処理エンジン302はユーザ・インターフェイス・パネル310と適切にインターフェイスされており、ユーザまたは管理者は、このユーザ・インターフェイス・パネル310を介して、ドキュメント処理エンジン302によって制御される機能にアクセスすることができる。アクセスは、コントローラへのローカルなインターフェイスを介して行われるか、シン・クライアント(thin client)またはシック・クライアント(thick client)によって遠隔から行われる。
ドキュメント処理エンジン302は、印刷機能部304、ファクシミリ通信機能部306および画像走査機能部308とデータ通信を行う。これらの機能部は、印刷、ファクシミリの送受信、およびドキュメント画像をコピーのために取得するか、またはドキュメント画像の電子バージョンを生成するための、ドキュメント画像走査の実際の処理動作を容易にする。
ジョブ・キュー(job queue)312は、印刷機能部304、ファクシミリ通信機能部306および画像走査機能部308とデータ通信を行う。ビットマップ・フォーマット、ページ記述言語(PDL)フォーマットまたはベクター・フォーマット等の種々の画像形式が、画像走査機能部308からジョブ・キュー312を介して以降の処理のために中継される。
ジョブ・キュー312は、また、ネットワーク・サービス機能部314ともデータ通信を行う。一実施形態において、ジョブ制御信号、状態データまたは電子ドキュメント・データが、ジョブ・キュー312とネットワーク・サービス機能部314との間で交換される。このように、適切なインターフェイスが、クライアント側ネットワーク・サービス機能320を介したコントローラ300へのネットワーク・ベースのアクセスのために提供され、このインターフェイスは、任意の適切なシン・クライアントまたはシック・クライアントである。一実施形態において、ウェブ・サービス・アクセスは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、FTP、ユニフォーム・データ・ダイアグラム・プロトコル(uniform data diagram protocol)または他の任意の適切な交換メカニズムによって実行される。ネットワーク・サービス機能部314は、また、FTP、電子メール、テルネット(TELNET)等による通信のために、クライアント側ネットワーク・サービス機能320とのデータ交換も有効に提供する。このように、コントローラ機能300は、種々のネットワーク・アクセス・メカニズムによって、電子ドキュメントおよびユーザ情報のやり取りを容易にする。
ジョブ・キュー312は、また、画像プロセッサ316ともデータ通信を行う。画像プロセッサ316は、印刷機能部304、ファクシミリ通信機能部306または画像走査機能部308等の装置機能部と、電子ドキュメントを交換するために適したフォーマットに変換するラスタ画像処理(RIP)、ページ記述言語インタープリタまたは任意の適切な画像処理を行うメカニズムである。
最後に、ジョブ・キュー312はジョブ解析部(job parser)318とデータ通信を行い、このジョブ解析部318はクライアント装置サービス部322等の外部装置からの印刷ジョブ言語(PJL)ファイルを受け取る働きをする。クライアント装置サービス部322は、電子ドキュメントの印刷、ファクシミリ通信、またはコントローラ機能300による処理が有効である他の適切な電子ドキュメントの入力を含む。ジョブ解析部318は、受け取った電子ドキュメント・ファイルを解析し、前述した機能およびコンポーネントと関連する処理のために、解析した電子ドキュメント・ファイル情報をジョブ・キュー312に中継する働きをする。
次に、図4を参照しながら、本発明による実施形態におけるシステムの動作が実行される、図1においてはワークステーション114として示した、ワークステーション400のハードウェア構成を説明する。図4に本発明による実施形態におけるワークステーション400のハードウェア・アーキテクチャの構成例を示す。ワークステーション400は、不揮発性または読出し専用メモリ(ROM)404、RAM406、表示インターフェイス408、ストレージ・インターフェイス410、およびネットワーク・インターフェイス・サブシステム412とデータ通信可能に配置された、少なくとも一つのCPUから構成されるプロセッサ402を含む。プロセッサ402は、互いに協調して動作する複数のCPUから構成されることもある。一実施形態においては、読出し専用メモリ(ROM)404等、前述したモジュールへのインターフェイスは、バス414を介して、実行される。
読み出し専用メモリ404は、静的なデータやBIOSのような固定的なデータ等のファームウェア、システム機能、システム構成データ、およびプロセッサ402によってワークステーション400の動作に使用される他のルーチンを保存する。
RAM406は、プロセッサ402により処理されるアプリケーションおよびデータ処理に関係するデータと命令のための記憶領域を提供する。
表示インターフェイス408は、バス414に接続された他のコンポーネントからデータまたは命令を受け取る。表示インターフェイス408が受け取るデータは、ユーザ・インターフェイスに有用な表示を生成するためのデータである。表示インターフェイス408は、例えば、モニタ、LCD、プラズマ・ディスプレイまたは他の適切な視覚出力装置等のビデオ・ディスプレイ装置である表示モニタ428に出力を供給する。
ストレージ・インターフェイス410は、ワークステーション400に関連するデータまたは命令の不揮発性保存、大容量保存または長期的な保存のためのメカニズムを提供する。ストレージ・インターフェイス410は、418として図示したディスク・ドライブ、テープ・ドライブ、あるいは光学式ドライブ等の適切な任意のアドレス指定可能、またはシリアル記憶装置等の大容量記憶装置等の記憶メカニズムを使用する。
ネットワーク・インターフェイス・サブシステム412は、例えば、ネットワーク・インターフェイス・カード420として図示した少なくとも1つのネットワーク・インターフェイスと、WiFi無線ネットワーク・カード等の無線インターフェイス430と通信を行う。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム412は、物理レイヤとプロトコル・レイヤの両方から構成され、また、Ethernet(登録商標)、トークン・リング、他のワイド・エリア・ネットワークまたはローカル・エリア・ネットワーク通信システム等の任意の有線システム、あるいはWiFi、WiMax、他の適切な無線ネットワーク通信システム等の無線システムを介して、ワークステーション400が他の装置と通信することを可能にする。図においては、ネットワーク・インターフェイス・カード420は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワークまたはそれらの組合せから適切に構成される物理的ネットワーク432を介したデータ交換を行うために、相互接続されている。
バス414とデータ通信を行う入出力インターフェイス416は、キーボード422等の入力装置と接続されている。また、入出力インターフェイス416は、USBインターフェイス、SCSIインターフェイス、IEEE1394インターフェイス等の周辺装置インターフェイス424、あるいは特定の用途に適した任意の他のインターフェイスに、データ出力を供給する。さらに、入出力インターフェイス416は、マウス、ライト・ペン、タッチ・スクリーン等の装置と接続するために、ポインティング・デバイス・インターフェイス426とデータ通信を行う。
次に図5を参照しながら、本発明による実施形態におけるシステムの動作が実行され、図1にネットワーク・ストレージ・サーバ118として示した、サーバのハードウェア構成を説明する。図5に本発明による実施形態においてシステム100の動作が実行されるサーバ500のハードウェア・アーキテクチャの構成例を示す。サーバ500には、少なくとも一つのCPUを含むプロセッサ502が含まれている。プロセッサ502は、互いに協調して動作する複数のCPUから構成されることもある。また、サーバ500には、BIOS機能、システム機能、システム設定またはサーバ500の動作に使用する他のルーチンもしくはデータ等の静的または固定的なデータ、あるいは命令のために有効に使用される、不揮発性または読出し専用メモリ(ROM)504が含まれている。
また、サーバ500には、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ、または他の任意の適切なアドレス指定可能かつ書込み可能なメモリ・システムから構成されるRAM506が含まれている。RAM506は、プロセッサ502により処理されるアプリケーションおよびデータ処理に関係するデータと命令のための記憶領域を提供する。
ストレージ・インターフェイス508は、サーバ500に関連するデータの不揮発性保存、大容量保存または長期的な保存ためのメカニズムを提供する。ストレージ・インターフェイス508は、516として図示したディスク・ドライブ、あるいは光学式ドライブ、テープ・ドライブ等の適切な任意のアドレス指定可能、またはシリアル記憶装置等の大容量記憶装置の他、当業者に知られている適切な任意の記憶媒体を使用する。
ネットワーク・インターフェイス・サブシステム510は、ネットワークとの間の入出力を適切にルーティングすることによって、サーバ500が他の装置と通信することを可能にする。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム510は、サーバ500に対する外部装置との一つまたは複数のコネクションのインターフェイスを適切にとる。図においては、例えば、Ethernet(登録商標)、トークン・リング等の固定または有線ネットワークとのデータ通信のための少なくとも一つのネットワーク・インターフェイス・カード514、およびWiFi、WiMax、無線モデム、セルラ・ネットワークまたは適切な任意の無線通信システム等の手段を介した無線通信のために適切な無線インターフェイス518を示している。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム510は、任意の物理的データ転送レイヤあるいは物理的データ転送レイヤではないデータ転送レイヤまたはプロトコル・レイヤを適切に利用する。図においては、ネットワーク・インターフェイス・カード514は、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワークまたはこれらの組合せから適切に構成される物理的ネットワーク520を介したデータ交換を行うために、相互接続されている。
プロセッサ502、読出し専用メモリ504、RAM506、ストレージ・インターフェイス508およびネットワーク・インターフェイス・サブシステム510の間のデータ通信は、バス512によって例示したバス・データ転送メカニズムを介して行われる。
サーバ500における適切な実行可能な命令が、ワークステーション、ドキュメント処理装置あるいは他のサーバ等の複数の外部装置との通信を容易にする。動作において、一般的なサーバは自律的に動作するが、ユーザによる直接的な制御が望ましい場合もあり、このような直接的な制御は、オプションの入出力インターフェイス522を介して実行される。
次に、本発明における動作の概要を説明する。先ず、ワークステーションは、コンピュータ・ネットワーク・インターフェイスを介して、アクセス可能な遠隔データ・ストレージのロケーションを検出する。遠隔データ・ストレージのロケーションは、例えば、データ記憶装置110に関連するコントローラ108、またはデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118である。次に、遠隔データ・ストレージのロケーションへのアクセスに対応するログイン・データを保存する。次に、保存したログイン・データに対応する識別データが、遠隔データ・ストレージのロケーションに伝達される。この識別データは、ワークステーションと遠隔データ・ストレージのロケーションの間のデータ交換を可能にする。次に、ワークステーションの表示ウィンドウに、遠隔データ・ストレージのロケーションに対応するユーザ・インターフェイスが生成される。次に、生成されたユーザ・インターフェイスを介してユーザからファイル操作命令、ファイル転送命令を受け取る。次に、受け取ったファイル操作命令に対応するファイル操作データを遠隔データ・ストレージのロケーションに送る。次に、遠隔データ・ストレージのロケーションから、コンピュータ・ネットワークを介して、状態データを受け取る。次に、受け取った状態データに対応する状態表示データがユーザ・インターフェイス上に表示される。次に、ワークステーションと、ユーザ・インターフェイスを介して受け取ったデータ転送命令に対応する遠隔データ・ストレージとの間のデータ・ファイルの通信を選択的に開始する。次に、遠隔データ・ストレージのロケーションに関連付けられたデータ記憶装置、例えば、データ記憶装置110、120は、ワークステーション上でローカル・データ・ストレージとして見えるように、仮想アドレス空間にマッピングされる。すなわち、ファイル操作命令、とファイル転送命令は、ワークステーションのオペレーティング・システムに関連付けられたユーザ・インターフェイスと、相互に作用するために、連携(integrate)される。これにより、遠隔データ・ストレージは、ワークステーションに関連付けられたローカル・データ・ストレージムとして見えるようになる。すなわち、遠隔データ・ストレージを、仮想的にワークステ−ションのローカル・ストレージにすることができる。
本発明による一つの例示的な実施形態においては、先ず、クライアント・ドライバが、ワークステーション114にインストールされる。クライアント・ドライバは、コンピュータ・ネットワーク102に接続されたネットワーク・インターフェイスとやり取りを行うように適合されている。また、クライアント・ドライバは、ワークステーション114に常駐するオペレーティング・システムと交信可能である。次に、ワークステーション114は、クライアント・ドライバを介して、少なくとも1つのアクセス可能な遠隔データ・ストレージ、例えば、ドキュメント処理装置104に接続されたデータ記憶装置110、ネットワーク・ストレージ・サーバ118に接続されたデータ記憶装置120等を検出する。次に、ワークステーション114上のクライアント・ドライバは、認証が必要か否かを判断する。すなわち、クライアント・ドライバは、アクセス可能なデータ記憶装置110または120が、アクションを実行するために、例えば、ユーザ名、パスワードを必要とするか否かを判断する。認証が必要であると判断すると、クライアント・ドライバは、ワークステーション114のユーザ・インターフェイスを介して、ログイン情報の入力をユーザに要求する。次に、受け取ったログイン情報に対応する識別データが、コンピュータ・ネットワーク102を介して、例えば、遠隔のデータ記憶装置110に関連するコントローラ108、またはデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118等の遠隔データ・ストレージのロケーションに伝達される。本発明による一実施形態においては、識別データは、コンピュータ・ネットワーク102を介して、本技術分野で知られているような適切なセキュリティ・プロトコルを使用して伝達される。第三者による無許可または偶発的な傍受から守るために、識別データを、コンピュータ・ネットワーク102を介して、暗号化された形式で伝達することができる。
次に、識別データの送信先である遠隔のデータ記憶装置110に関連するコントローラ108、またはデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118等の遠隔データ・ストレージのロケーションから認証トークンを受け取り、受け取った認証トークンは、ワークステーション114にローカルに保存される。トークンを受け取り保存することにより、ログイン・データを再入力することなく、遠隔のデータ記憶装置110または120への、後のアクセスが可能になる。次に、遠隔のデータ記憶装置110または120は、ワークステーション114と関連付けられた論理ディスク・ドライブとして仮想アドレス空間にマッピングされる。すなわち、クライアント・ドライバは、遠隔のデータ記憶装置110または120をローカル・ディスク・ドライブとして認識するように、ワークステーション114のオペレーティング・システムに指示する。認証が不要、あるいは既にトークンがワークステーション114にローカルに保存されている場合には、クライアント・ドライバは、遠隔のデータ記憶装置110または120を、ワークステーション114と関連付けられたローカル・ディスク・ドライブあるいは論理ディスク・ドライブとして仮想アドレス空間にマッピングするように、オペレーティング・システムに指示する。マッピングに応じて、クライアント・ドライバは、遠隔のデータ記憶装置110または120を表わすユーザ・インターフェイスをワークステーション114上に生成するように指示する。このようなユーザ・インターフェイスは、例えば、ワークステーション114のオペレーティング・システムにおける遠隔のデータ記憶装置110または120を表すアイコンを含むことができる。
ワークステーション114によって、ユーザからのファイル操作命令またはファイル転送命令が受け取られると、クライアント・ドライバは、ウェブ・サービス通信プロトコル形式で表されたファイル操作命令から、ファイル操作命令データを生成する。クライアント・ドライバは、例えば、シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコル(Simple Object Access Protocol;以下、SOAPということがある。)形式のファイル操作命令データを生成する。SOAPメッセージ形式は、遠隔のデータ記憶装置110に関連するコントローラ108、またはデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118等の遠隔データ・ストレージのロケーションによって理解されるファイル操作要求を含むXMLメッセージであることが好ましい。ファイル操作命令には、例えば、ファイルの閲覧操作、コピー操作、移動操作、削除操作、作成操作、名前の変更等の命令がある。コピー操作を要求するXML SOAPメッセージの例を以下に示す。
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http://mmfp.tabs.toshiba.com/internetstorageservice/
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次に、このファイル操作データを含むSOAPメッセージは、ワークステーション114のクライアント・ドライバによって、コンピュータ・ネットワーク102を介して、遠隔のデータ記憶装置110に関連するコントローラ108、またはデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118等の遠隔データ・ストレージのロケーションに伝達される。次に、ワークステーション114は、ユーザ・ログイン・データと関連付けられた遠隔のデータ記憶装置の状態データを表すウェブ・サービス通信プロトコル形式の応答メッセージを受け取る。すなわち、ワークステーション114のクライアント・ドライバは、指定された遠隔のデータ記憶装置110に関連するコントローラ108、またはデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118等の遠隔データ・ストレージのロケーションから、例えば、指定された遠隔のデータ記憶装置の記憶容量、記憶装置使用率、残り容量、保存コスト、保存経過時間、ファイル・サイズ、ストレージのロケーション、記憶装置提供者等を表わす状態データを受け取る。次に、遠隔のデータ記憶装置110または120に関するユーザのアカウントの状態をユーザに知らせるために、遠隔のデータ記憶装置の状態データが、クライアント・ドライバよって、ワークステーション114のユーザ・インターフェイスに伝えられる。これによって、状態データは、要求されたファイル操作が実行可能か否かを、クライアント・ドライバに知らせる。例えば、要求された操作がコピー操作のとき、クライアント・ドライバは遠隔データ・ストレージのロケーションから対応するデータ記憶装置に関してユーザに割り当てられた記憶容量またはユーザが購入した記憶容量を超えたことを示すメッセージを含む状態データを受け取り、それによりユーザは、もっと記憶容量を購入するか、あるいは保存されている一部のファイルを移動または削除することによって空き容量を確保するように促される。
さらに、本発明による一つの例示的な実施形態においては、遠隔のデータ記憶装置110に関連するコントローラ108、またはデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118等の遠隔データ・ストレージのロケーションは、先ず、ワークステーション114や他の適切な電子装置から、コンピュータ・ネットワーク102を介して、ユーザ認証要求を受け取る。認証要求は、ユーザの身元に対応するログイン・データまたは識別データを含むことが好ましい。コントローラ108またはネットワーク・ストレージ・サーバ118は、受け取ったユーザ認証要求に含まれるユーザの身元に対応するログイン・データまたは識別データに基づいて、要求ユーザに関連付けられたアカウント設定、例えば、記憶容量を確認することができる。要求ユーザが、例えば、遠隔のデータ記憶装置110または120に保存されている許可されているユーザに対応する適切なデータベースに照らして認証されると、遠隔のデータ記憶装置110に関連付けられたコントローラ108、遠隔のデータ記憶装置120に関連付けられたネットワーク・ストレージ・サーバ118、または他の適切なネットワーク装置は、例えば、ユーザ名のセキュリティ・トークンを生成する。
次に、受け取った識別データによって特定される、遠隔データ・ストレージの要求ユーザに関連する状態が、コントローラ108あるいはネットワーク・ストレージ・サーバ118等によって、判定される。遠隔データ・ストレージの要求ユーザに関連する状態は、要求ユーザに関連する記憶容量、記憶装置使用率、残り容量、保存コスト、保存経過時間、ファイル・サイズ、ストレージのロケーション、記憶装置提供者等を表わすデータに対応している。換言すると、コントローラ108またはネットワーク・ストレージ・サーバ118は、記憶領域がどれだけ残っているか、ファイルの記憶領域のユーザ・コストはいくらか、記憶装置提供者への支払い額等を特定する。次に、状態データとセキュリティ・トークンが、コンピュータ・ネットワーク102を介して、要求元のワークステーション114に伝達される。伝達される情報は、例えば、本技術分野において知られている任意の適切なネットワーク・セキュリティ・プロトコルを使用して、セキュリティ面で安全な通信チャネルによって送られる。また、本発明による一実施形態においては、適切な暗号アルゴリズムを使用することができる。
次に、遠隔データ・ストレージのロケーション、すなわち、データ記憶装置110と関連付けられたコントローラ108またはデータ記憶装置120と関連付けられたネットワーク・ストレージ・サーバ118は、ユーザからワークステーション114を介してファイル操作要求を受け取る。次に、データ記憶装置110と関連付けられたコントローラ108、またはデータ記憶装置120と関連付けられたネットワーク・ストレージ・サーバ118は受け取ったファイル操作要求を分析して要求のタイプを特定する。すなわち、要求を分析して、ファイル操作要求が、閲覧操作、コピー操作、移動操作、削除操作、作成操作、名前の変更操作等に対応するか否かを判断する。次に、ファイル操作のタイプの指示にしたがって、ファイル操作要求を許可するか否かを決定する。換言すると、データ・ストレージのロケーションは、最初に、状態データに基づいて、要求されたファイル操作を実行できるか否か、割り当てられた記憶容量、コスト、保存時間、ファイル・サイズをユーザが超えたか否か等を判断する。
要求されたファイル操作を許可しないと判断されたとき、ユーザは、ワークステーション114のユーザ・インターフェイスを介して、拒絶を解消するように促される。ユーザが拒絶を解消するアクションを行わないとき、セキュリティ・トークンは、遠隔データ・ストレージのロケーション、すなわちコントローラ108またはネットワーク・ストレージ・サーバ118によって無効にされ、ワークステーション114のクライアント・ドライバと遠隔データ・ストレージのロケーション(コントローラ108またはネットワーク・ストレージ・サーバ118)間の接続は終了させられる。セキュリティ・トークンの無効化は、遠隔データ・ストレージのロケーション(コントローラ108またはネットワーク・ストレージ・サーバ118)によって本技術分野で知られている任意の手段によって行われる。セキュリティ・トークンが、一旦、無効化されると、ワークステーション114は、遠隔データ・ストレージのロケーション(コントローラ108またはネットワーク・ストレージ・サーバ118)に関する後の操作のためには、新たなセキュリティ・トークンを取得しなければならない。
要求されたファイル操作を許可しないと判断されたときにユーザが拒絶を解消したか、あるいは拒絶されることなく要求されたファイル操作を許可すると判断されたときに、遠隔のデータ記憶装置110に関連するコントローラ108、またはデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118は、要求されたファイル操作を実行し、その操作結果を要求元のワークステーションに戻す。操作結果を戻す動作は、例えば、SOAPメッセージ形式等のウェブ・サービス通信プロトコル形式を用いて実行される。このウェブ・サービス通信プロトコル形式は、要求されたファイル操作の性能を反映させ、ワークステーション114のオペレーティング・システムを修正するために、クライアント・ドライバによって使用される。SOAPメッセージ形式は、好ましくはワークステーション114のクライアント・ドライバによって理解される要求ファイル操作に対する応答を含むXMLメッセージである。ファイル操作命令には、例えば、閲覧操作、コピー操作、移動操作、削除操作、作成操作、名前の変更操作等の命令がある。コピー操作に応答するXML SOAPメッセージの例を、以下に示す。
<?xml version="1.0"encoding="UTF-8">
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xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
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</wsa:Action>
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</wsa:MessagelD>
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</wsa:RelatesTo>
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ワークステーション114からさらに他のファイル操作要求を受け取ったとき、遠隔のデータ記憶装置110またはデータ記憶装置120は、要求された操作を、要求が許可されなくなるか、切断要求を受け取るか、要求を受け取らなくなるまで実行する。これらの状態のいずれかが生じたとき、セキュリティ・トークンは無効化され、遠隔のデータ記憶装置110またはデータ記憶装置120とワークステーション114の間の接続が終了する。
以上、図1ないし図5を参照しながらシステム100とその構成コンポーネントについて説明を行ったが、図6ないし図8を参照しながら以下に行う説明によって、理解がより深まるであろう。
次に図6ないし図8を参照しながら、本発明による実施形態における、遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させる処理動作を説明する。図6に、本発明による実施形態におけるシステムの基本的な処理動作例を表すフローチャートを示す。先ず、S602で、ワークステーション114は、ネットワーク・インターフェイスを介して、コンピュータ・ネットワーク102に通信可能に接続された少なくとも1つのアクセス可能な遠隔データ・ストレージのロケーションを検出する。S604で、遠隔データ・ストレージのアクセスに対応するログイン・データを保存する。本発明による一実施形態においては、ログイン・データは、ワークステーション114が通信するために遠隔データ・ストレージが必要とする識別データに対応する。次に、S606で、遠隔データ・ストレージへのログイン・データに対応する識別データが、遠隔データ・ストレージのロケーションに送られる。
次にS608で、遠隔データ・ストレージに対応するユーザ・インターフェイスが、ワークステーション114と関連付けられた表示ウィンドウに生成される。生成されたユーザ・インターフェイスを介して、S610で、ユーザのファイル操作命令、ファイル転送命令とを受け取る。これらの指示は、ワークステーション114上に生成されるユーザ・インターフェイスを介して受け取られることが好ましい。ファイル操作には、例えば、ファイルの閲覧、コピー、移動、削除、作成、名前の変更等がある。次にS612で、受け取ったファイル操作命令に対応するファイル操作データを遠隔データ・ストレージのロケーションに送る。次にS614で、ワークステーション114は、ネットワーク・インターフェイスを介して、遠隔データ・ストレージの状態データを受け取る。遠隔データ・ストレージの状態データは、例えば、記憶容量、記憶装置使用率、残り容量、保存コスト、保存経過時間、ファイル・サイズ、ストレージのロケーション、記憶装置提供者等のデータを含むことができる。S616で、ワークステーション114のユーザ・インターフェイス上に状態表示データが表示される。
次にS618で、ユーザ・インターフェイスを介して受け取ったデータ転送命令にしたがって、ワークステーション114と、遠隔データ・ストレージのロケーション(例えば、データ記憶装置110に関連するコントローラ108、またはデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118)との間のデータ・ファイルの通信が選択的に開始される。S620で、遠隔データ・ストレージは、ローカル・データ・ストレージとして仮想アドレス空間にマッピング、すなわちワークステーション114にローカルなデータ記憶装置として見えるようにマッピングされる。すなわち、本発明による一実施形態において、ファイル操作命令およびファイル転送命令の一方または両方は、ワークステーション114のオペレーティング・システムと関連付けられたユーザ・インターフェイスとやり取りするように連携され、その結果、遠隔データ・ストレージが、ワークステーション114と関連付けられたローカル・データ・ストレージとして見えるようになる。
次に図7を参照しながら、本発明による実施形態において、ワークステーションの視点からのシステムの処理動作を説明する。図7に、本発明による実施形態において、ワークステーション側から見たシステムの処理動作例を表したフローチャートを示す。先ず、S702で、ドライバのインストールに関して本技術分野で知られている任意の適切な手段により、クライアント・ドライバがワークステーション114にインストールされる。ワークステーション114にインストールされるクライアント・ドライバは、ワークステーション114に常駐するオペレーティング・システムに適合している。S704で、ワークステーション114は、クライアント・ドライバによって、少なくとも1つのアクセス可能な遠隔データ・ストレージ、例えば、ドキュメント処理装置104のデータ記憶装置110、ネットワーク・ストレージ・サーバ118のデータ記憶装置120等によって代表されるデータ・ストレージを検出する。S706で、クライアント・ドライバは、遠隔データ・ストレージにアクセスするために、認証が必要か否かを判断する。このような判断は、遠隔データ・ストレージのセキュリティ・トークンが既にワークステーション114のローカルなメモリに保存されているか否か、あるいはセキュリティ・トークンが遠隔データ・ストレージへのアクセスに必要でないか否かを反映している。認証が必要であり、かつ、セキュリティ・トークンが未だ保存されていないとき、処理はS708に進み、クライアント・ドライバは、ワークステーション114のユーザ・インターフェイスを介して、ユーザからログイン・データを受け取る。ログイン・データとしては、例えば、ユーザ名、パスワード、英数文字列、生体認証データ、アカウント番号、またはユーザの身元と権限の他の印(indicia)を表すデータがある。
次にS710で、ログイン・データを含む識別データが、コンピュータ・ネットワーク102を介して遠隔のデータ記憶装置110に関連するコントローラ108、またはデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118に伝達される。本発明による一実施形態において、識別データの伝送は、セキュリティ面で安全なネットワーク通信プロトコル、暗号化された形式、あるいはコンピュータ・ネットワーク102を介した他の安全な通信方法を用いて行う。S712で、クライアント・ドライバは、ワークステーション114を介して、遠隔のデータ記憶装置110または120に対応する認証セキュリティ・トークンを受け取る。次にS714で、受け取ったセキュリティ・トークンを、ワークステーション114のローカルな記憶装置に保存する。このようにセキュリティ・トークンを保存することによって、セキュリティ・トークンが、遠隔のデータ記憶装置110またはデータ記憶装置120を用いた将来のトランザクションのために利用可能となり、トランザクションごとにユーザからログイン・データを受け取る必要はなくなる。
次にS716で、遠隔のデータ記憶装置110または120は、クライアント・ドライバによって、ワークステーション114に関連付けられた論理ディスク・ドライブとして仮想アドレス空間にマッピングされる。このマッピングによって、遠隔のデータ記憶装置110または120がコンピュータ・ネットワーク102を介してアクセスされる場合でも、クライアント・ドライバが、遠隔のデータ記憶装置110または120をローカル・ディスクとして表示するようにワークステーション114に常駐するオペレーティング・システムに指示する。S718で、ワークステーション114上に、遠隔のデータ記憶装置110または120を表わすユーザ・インターフェイスが生成される。
次にS720で、クライアント・ドライバは、ワークステーション114のユーザ・インターフェイスを介して、ファイル操作命令およびファイル転送命令の一方または両方を受け取る。次にS722で、クライアント・ドライバは、ウェブ・サービス通信プロトコル形式のファイル操作命令からファイル操作命令データを生成する。クライアント・ドライバによって生成されるファイル操作命令データの形式は、例えば、遠隔のデータ記憶装置110またはデータ記憶装置120が容易に理解できるXML SOAPメッセージ形式である。次にS724で、ファイル操作命令データが、コンピュータ・ネットワーク102を介して、遠隔のデータ記憶装置110に関連するコントローラ108、またはデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118に送られる。S726で、クライアント・ドライバは、ワークステーション114のネットワーク・インターフェイスを介して、遠隔のデータ記憶装置110に関連するコントローラ108、またはデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118からウェブ・サービス通信プロトコル形式で表された遠隔データ記憶装置の状態データを受け取る。状態データは、識別データによって示されたユーザに関する遠隔のデータ記憶装置110または120の現在の状態を表わす。したがって、状態データは、例えば、遠隔データ記憶装置の記憶容量、記憶装置使用率、残り容量、保存コスト、保存経過時間、ファイル・サイズ、ストレージのロケーション、または記憶装置提供者等のデータを含む。次に、受け取った状態データを、S728で、ワークステーション114のユーザ・インターフェイスに伝達する。状態データをユーザ・インターフェイスに伝達することによって、ユーザが、遠隔のデータ記憶装置の総記憶容量、記憶装置使用率、ユーザが利用できる残りの容量、現在または追加の記憶容量と関連したコスト、記憶サービスの提供者、データの保存期間、ファイル・サイズの制限等を見ることができる。そのような表示により、ユーザは、さらに、例えば、追加の記憶容量や保存時間を購入したり、追加の記憶装置提供者を捜したりすることができる。
次に図8を参照しながら、本発明による実施形態において、データ記憶装置側から見たシステムの処理動作を説明する。図8に、本発明による実施形態において、データ記憶装置側から見たシステムの処理動作例を表したフローチャートを示す。先ず、S802で、遠隔のデータ記憶装置110に関連するコントローラ108、またはデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118が、コンピュータ・ネットワーク102を介して、ユーザ認証要求を受け取る。認証要求は、例えば、ユーザの身元、要求元のワークステーション114、ログイン・データ等を表わす識別データを含む。ログイン・データとしては、例えば、ユーザ名、パスワード、英数文字列、生体認証データ、アカウント番号等がある。単に図8に関する説明を簡潔にするために、図8の説明においては、ネットワーク・ストレージ・サーバ118と、このサーバに関連するデータ記憶装置120について言及する。図8に示した動作は、任意のネットワーク記憶装置(例えば、ネットワークに接続されたドキュメント処理装置104のコントローラ108、データ記憶装置110や、コンピュータ・ネットワーク102に結合された他の記憶装置)に同様に適用可能である。次にS804で、認証要求によって特定されるユーザを認証するか否かを判断する。本発明による一実施形態においては、遠隔のデータ記憶装置120は、ユーザ識別データと権限レベルを含むデータベースを含むため、ユーザに関連した権利、購入容量、使用容量等の特定が可能になる。本発明による他の実施形態においては、ユーザは、専用認証サーバ(図示せず)により認証され、この認証サーバは、データ記憶装置120の複数のユーザを表わす認証データを保存し、保存されているデータを参照することによって、ユーザを認証することができる。ユーザが認証されない場合、例えば、ユーザ名/パスワード等が無効な場合には、処理はS826に進み、接続が終了される。
ユーザが認証されると、処理はS806に進み、遠隔のデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118は、セキュリティ・トークンを生成する。次にS808で、識別されたユーザに関する遠隔のデータ記憶装置120の現在の状態に対応するユーザと関連した状態データが特定される。複数の遠隔のデータ記憶装置(例えば、110と120)が、記憶サービス提供者によって利用され、状態データは、ユーザと関連した全記憶領域使用量(すなわち、データ記憶装置110とデータ記憶装置120の両方にあるデータ)を含むこともできる。S810で、セキュリティ・トークンと状態データが、コンピュータ・ネットワーク102を介して、要求元のワークステーション114に伝達される。コンピュータ・ネットワーク102を介してワークステーション114に送られるデータは、無許可または予期しないデータの傍受を防ぐために、セキュリティ面で安全なネットワーク通信プロトコル形式、暗号化形式またはこれらの任意の適切な組み合わせを用いて伝達することができる。
次にS812で、ユーザからの、遠隔のデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118によって実行される所望のファイル操作を表すファイル操作要求を受け取る。次にS814で、遠隔のデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118は、ファイル操作要求のタイプを特定する。ファイル操作には、例えば、ファイルのコピー操作、移動操作、削除操作、名前の変更操作、作成操作等がある。次にS816で、遠隔のデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118は、要求されたファイル操作を許可するか否かを判断する。すなわち、データ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118は、先ず、ユーザまたはユーザのアカウントに対して、要求されたファイル操作の実行が許可されるか否かを判断する。例えば、ユーザが、最大ファイル・サイズ、最大記憶容量、割り当てられた保存時間等を既に超えているときには、ファイル操作要求は拒絶される。S816で、要求されたファイル操作を許可しないと判断された場合には、ワークステーション114への通信によって、ユーザは拒絶を解消するように促される(S818)。拒絶の解消方法には、例えば、追加の記憶容量または保存時間の購入、以前に保存した一部のファイルの削除、最大ファイル・サイズを超えるファイルの削除がある。
次にS820で、ユーザが、ファイル操作要求の実行を阻害する要因を解消したか否かが判断される。拒絶の解消が遠隔のデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118によって確認されないときには、処理はS826に進み、セキュリティ・トークンは無効にされ、ワークステーション114とデータ記憶装置120の間の接続が終了される。拒絶が解消されたとき、またはS816でファイル操作要求を許可すると判断された場合には、処理はS822に進み、遠隔のデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118は、要求されたファイル操作を実行し、その結果を要求ワークステーション114に戻す。次にS824で、遠隔のデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118は、ワークステーション114から別の要求を受け取っているか否かを判断する。別の要求を受け取っているときは、処理はS814に戻り、要求されたファイル操作のタイプを特定する。そのような追加の要求を受け取っていないとき、または遠隔のデータ記憶装置120に関連するネットワーク・ストレージ・サーバ118が切断要求を受け取ったときには、処理はS826に進み、セキュリティ・トークンは無効にされ、ワークステーション114と遠隔のデータ記憶装置120の間の接続が終了される。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステムおよび方法が提供される。また、本発明の一実施形態によれば、ウェブ・ベース・ストレージをローカル・オペレーティング・システムのユーザ・インターフェイスに取り込むシステムおよび方法が提供される。さらに、本発明の一実施形態によれば、リモート・データ・ストレージをワークステーションのユーザ・インターフェイスにシームレスに取り込み可能なシステムおよび方法が提供される。さらには、本発明の一実施形態によれば、遠隔データ・ストレージが、ユーザにローカル・ハード・ディスク等のローカル・ストレージのように見えるようにするシステムおよび方法が提供される。
本発明は、ソース・コード、オブジェクト・コード、部分的にコンパイルされた形のようなコード中間ソースおよびオブジェクト・コードの形、あるいは本発明の実施形態で使用するために適した任意の他の形のコンピュータ・プログラムに適用される。コンピュータ・プログラムは、スタンドアローンのアプリケーション、ソフトウェア・コンポーネント、スクリプトまたは他のアプリケーションへのプラグ・インとすることができる。本発明を実施するコンピュータ・プログラムは、例えば、ROMやRAM等の記憶媒体、CD−ROM等の光記録媒体、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気記録媒体等の、コンピュータ・プログラムを伝達することができる任意の実体または装置である担体上で具体化することができ、また、この担体は、電気ケーブルまたは光ケーブルによって、または無線や他の手段によって伝えられる電気信号や光信号等の任意の伝達可能な担体上でも具体化することができる。コンピュータ・プログラムは、サーバからインターネットを介してダウンロードすることもできる。また、コンピュータ・プログラムの機能は集積回路に組み込むこともできる。説明を行った本発明の原理を実質的にコンピュータまたはプロセッサに実行させるコードを含む任意およびすべての実施形態は、本発明の範囲内にある。
本発明の好ましい実施形態の以上の説明は、例示と説明のために行った。説明は網羅的ではなく、本発明を開示した形態に限定しようとするものでもない。以上の開示を鑑みて明らかな修正または変形が可能である。例えば、本発明による実施形態の説明においては、遠隔データ・ストレージのロケーションとして、ドキュメント処理装置のコントローラとネットワーク・ストレージ・サーバを例示したが、遠隔データ・ストレージのロケーションはこれらの装置に限定されるものではなく、他の分野の処理装置のコントローラ、他の種類のサーバを含む、種々のデータ処理装置が本発明における遠隔データ・ストレージのロケーションとなりうることは、明らかであろう。実施形態は、本発明の原理とその実際的な応用例を最もよく示し、それにより当業者が、本発明を、意図された特定の使用に適した様々な実施形態において様々な修正で使用できるように選択され説明された。そのようなすべての修正と変形は、特許請求の範囲の記載に明示されるとおりの本発明の原理および範囲内において、当業者によって行われ得ることは明らかであり、特許請求の範囲の記載によって定められる発明の範囲内にある。
本発明による実施形態が適用されるシステム全体の構成例である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるコントローラのハードウェアの構成例である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるコントローラの機能ブロックの構成例である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるワークステーションのハードウェアの構成例である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるサーバのハードウェアの構成例である。 本発明による実施形態におけるシステムの基本的な処理動作例を表すフローチャートである。 本発明による実施形態における、ワークステーション側から見たシステムの処理動作例を表したフローチャートである。 本発明による実施形態における、データ記憶装置側から見たシステムの処理動作例を表したフローチャートである。
符号の説明
100 システム
102 コンピュータ・ネットワーク、分散通信システム
104 ドキュメント処理装置、MFP
106 ユーザ・インターフェイス
108 コントローラ
110、120 データ記憶装置
112、116、122 通信リンク
114 ワークステーション
118 ネットワーク・ストレージ・サーバ
200、300 コントローラ
202、402、502 プロセッサ
204、404、504 読み出し専用メモリ、ROM
206、406、506 RAM
208、410、508 ストレージ・インターフェイス
210、412、510 ネットワーク・インターフェイス・サブシステム
212、414、512 バス
214、420、514 ネットワーク・インターフェイス・カード
216、418、516 ディスク・ドライブ
218、430、518 無線インターフェイス
220、432、520 物理的ネットワーク
222 ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス
224 コピー・ハードウェア
226 画像走査ハードウェア
228 印刷ハードウェア
230 ファクシミリ・ハードウェア
232 ドキュメント処理ハードウェア
302 ドキュメント処理エンジン
304 印刷機能部
306 ファクシミリ通信機能部
308 画像走査機能部
310 ユーザ・インターフェイス・パネル
312 ジョブ・キュー
314 ネットワーク・サービス機能部
316 画像プロセッサ
318 ジョブ解析部
320 クライアント側ネットワーク・サービス機能
400 データ処理装置
408 表示インターフェイス
416 入出力インターフェイス
422 キーボード
424 周辺装置インターフェイス
426 ポインティング・デバイス・インターフェイス
428 表示モニタ
500 サーバ、ネットワーク・ストレージ・サーバ
522 オプション入出力インターフェイス

Claims (12)

  1. ネットワーク・インターフェイスを介して、ワークステーションがアクセス可能な、遠隔データ・ストレージに直接的に接続されたデータ処理装置である遠隔データ・ストレージのロケーションを検出する手段と、
    前記遠隔データ・ストレージのアクセスに対応するログイン・データを保存する手段と、
    前記遠隔データ・ストレージとのデータ交換を可能にするために、前記ログイン・データに対応する識別データを前記遠隔データ・ストレージのロケーションに伝達する手段と、
    前記ワークステーションの表示ウィンドウに前記遠隔データ・ストレージに対応するユーザ・インターフェイスを生成する手段と、
    生成されたユーザ・インターフェイスを介して、ユーザからファイル操作命令とファイル転送命令を受け取る手段と、
    受け取ったファイル操作命令に対応するファイル操作命令データを前記遠隔データ・ストレージのロケーションに伝達する手段と、
    前記ネットワーク・インターフェイスを介して、前記遠隔データ・ストレージの状態データを受け取る手段と、
    受け取った状態データに対応する状態表示データを前記ユーザ・インターフェイス上に表示する手段と、
    前記ユーザ・インターフェイスを介して受け取ったデータ転送命令にしたがって、前記ワークステーションと前記遠隔データ・ストレージとの間のデータ・ファイルの通信を開始する手段と、
    前記ファイル操作命令と前記ファイル転送命令の少なくとも一方を、前記ワークステーションのオペレーティング・システムに関連付けられたユーザ・インターフェイスと相互作用するように連携させ、前記遠隔データ・ストレージを、前記ワークステーションに関連付けられたローカル・データ・ストレージとして仮想アドレス空間にマッピングするマッピング手段と
    を有することを特徴とする遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステム。
  2. ウェブ・サービス通信プロトコル形式で表された受け取ったファイル操作命令から前記ファイル操作命令データを生成する手段と、
    ウェブ・サービス通信プロトコル形式で表された遠隔のデータ記憶装置の状態データを受け取る手段と
    を、さらに、有することを特徴とする請求項1に記載の遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステム。
  3. 前記ファイル操作命令は、ファイルの閲覧、またはコピー、または移動、または削除、または作成、または名前の変更の操作命令を含むことを特徴とする請求項2に記載の遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステム。
  4. 前記ウェブ・サービス通信プロトコル形式は、シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコル形式であることを特徴とする請求項3に記載の遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステム。
  5. 前記マッピング手段は、前記遠隔データ・ストレージを、前記ワークステーションと関連付けられた論理ディスク・ドライブとしてマッピングする手段を含むことを特徴とする請求項4に記載の遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステム。
  6. 前記状態データは、前記遠隔データ・ストレージの記憶容量、または記憶装置使用率、または残り容量、または保存コスト、または保存経過時間、ファイル・サイズ、またはストレージのロケーション、または記憶装置提供者を表すデータを含むことを特徴とする請求項5に記載の遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させるシステム。
  7. ネットワーク・インターフェイスを介して、ワークステーションがアクセス可能な、遠隔データ・ストレージに直接的に接続されたデータ処理装置である遠隔データ・ストレージのロケーションを検出するステップと、
    前記遠隔データ・ストレージのアクセスに対応するログイン・データを保存するステップと、
    前記ログイン・データに対応する識別データを前記遠隔データ・ストレージのロケーションに伝達し、前記遠隔データ・ストレージとのデータ交換を可能にするステップと、
    前記ワークステーションの表示ウィンドウに前記遠隔データ・ストレージに対応するユーザ・インターフェイスを生成するステップと、
    生成されたユーザ・インターフェイスを介して、ユーザからファイル操作命令とファイル転送命令を受け取るステップと、
    受け取ったファイル操作命令に対応するファイル操作命令データを前記遠隔データ・ストレージのロケーションに伝達するステップと、
    前記ネットワーク・インターフェイスを介して、前記遠隔データ・ストレージの状態データを受け取るステップと、
    受け取った状態データに対応する状態表示データを前記ユーザ・インターフェイス上に表示するステップと、
    前記ユーザ・インターフェイスを介して受け取ったデータ転送命令にしたがって、前記ワークステーションと前記遠隔データ・ストレージとの間のデータ・ファイルの通信を開始するステップと、
    前記ファイル操作命令と前記ファイル転送命令の少なくとも一方を、前記ワークステーションのオペレーティング・システムに関連付けられたユーザ・インターフェイスと相互作用するように連携させ、前記遠隔データ・ストレージを、前記ワークステーションに関連付けられたローカル・データ・ストレージとして仮想アドレス空間にマッピングするステップと
    を含むことを特徴とする遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させる方法。
  8. ウェブ・サービス通信プロトコル形式で表された受け取ったファイル操作命令から前記ファイル操作命令データを生成するステップと、
    ウェブ・サービス通信プロトコル形式で表された遠隔のデータ記憶装置の状態データを受け取るステップと
    を、さらに、含むことを特徴とする請求項7に記載の遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させる方法。
  9. 前記ファイル操作命令は、ファイルの閲覧、またはコピー、または移動、または削除、または作成、または名前の変更の操作命令を含むことを特徴とする請求項8に記載の遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させる方法。
  10. 前記ウェブ・サービス通信プロトコル形式は、シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコル形式であることを特徴とする請求項9に記載の遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させる方法。
  11. 前記マッピングするステップは、前記遠隔データ・ストレージを、前記ワークステーションと関連付けられた論理ディスク・ドライブとしてマッピングするステップを含むことを特徴とする請求項10に記載の遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させる方法。
  12. 前記状態データは、前記遠隔データ・ストレージの記憶容量、または記憶装置使用率、または残り容量、または保存コスト、または保存経過時間、ファイル・サイズ、またはストレージのロケーション、または記憶装置提供者を表すデータを含むことを特徴とする請求項11に記載の遠隔データ・ストレージを仮想的にローカル・ストレージとして認識させる方法。
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