JP2008198108A - コイン洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】汚れと付着洗浄液とを確実に落としてコインを回収することができるコイン洗浄装置の提供。
【解決手段】コインCが投入されるホッパ12と、該ホッパ12からコインCが供給される回転ドラム22と、コインCの外径よりも小径な多数の通孔22aを有して回転ドラム22の下部側の洗浄液L中への浸漬を自在に配設される洗浄液槽32と、該洗浄液槽32内に配設される超音波振動子34と、回転ドラム22から導出されるコインCを前上がり方向へと搬送する第1搬送手段42と、該第1搬送手段42からコインCを受け取って方向を変えた前上がり方向へと搬送する第2搬送手段52と、該第2搬送手段52の始端52a側に位置するコインCを水洗いするシャワー手段62と、第2搬送手段52による搬送後のコインCの付着液滴を除去する除液手段72とを少なくとも具備させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、スロットマシンなどのゲーム機で使用されたゲーム用のメダルもしくはコイン(本明細書では、「コイン」と総称する。」)を洗浄して確実に汚れを落とすことができるようにしたコイン洗浄装置に関する技術である。
スロットマシンなどのゲーム機で繰り返し用いられたゲーム用のコインには、手垢などの油脂性の汚れが付着してしまうので、遊技者の手指を汚して不快にさせる。このため、この種のコインは、汚れを落とす必要があり、そのための装置としては、例えば下記特許文献1に開示されている連続式コイン洗浄装置がある。
特開2000−259886号公報
上記連続式コイン洗浄装置は、コインが投入されるホッパと、該ホッパからコインが供給される螺旋状の案内羽根を備えて内周面に研磨用ブラシが設けられた六角筒型の回転ドラムと、該回転ドラムの下部側が浸漬される洗浄液槽と、回転ドラムから排出されるコインをすくい上げる籠車と、該籠車ですくい上げられコインを前上がり方向へと搬送する第1コンベアと、該第1コンベアを介して搬送されたコインに付着した洗浄液を除去する絞りロールと、洗浄液が除去されたコインをさらに取り出し口へと搬送する第2コンベアとをその基本構成としている。
このため、上記特許文献1に開示されている連続式コイン洗浄装置によれば、ホッパから回転ドラム内に投入されたコインを案内羽根で排出端へと送りながら研磨用ブラシで研磨することができるので、コインの洗浄効率を高めることがができることになる。
また、第1コンベアは、コインの重なり合いを防止して1枚ずつ整列させて絞りロールに送り込むことができるので、コインに付着した洗浄液を確実に除去した後、第2コンベアを介して回収することができるとされている。
しかし、上記特許文献1の連続式コイン洗浄装置による場合には、研磨用ブラシでコインを研磨するようにしているので、回転ドラム内の構造が複雑化し、それだけメンテナンス作業が煩雑化する不都合があった。
また、上記連続式コイン洗浄装置によりコインを所定位置へと搬送するためには、籠車と第1コンベアと第2コンベアとの3つの搬送手段が必要になり、機構全体を複雑化する不具合もあった。
さらに、使用される洗浄液は、所要の洗浄効果を得る上からは洗剤濃度を少なくとも1%以上としなければならないにもかかわらず、洗浄後の回収コインに洗剤の残渣が残ってべたつくのを回避させる観点から、例えば洗浄効果の劣る0.2〜0.3%程度の洗剤濃度のものが使用されているのが実状であり、その結果、回収コインの汚れを十分に落としきれないまま再使用されるという問題もあった。
本発明は、従来技術の上記課題に鑑み、洗浄性能に優れ、かつ、機構全体も簡素化してメンテナンスを容易に行うことができるほか、汚れと付着洗浄液とを確実に落としてコインを回収することができるコイン洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成すべくなされたものであり、洗浄対象物としてのコインが投入されるホッパと、該ホッパから前記コインが供給される回転ドラムと、前記コインの外径よりも小径な多数の通孔を有して前記回転ドラムの下部側の洗浄液中への浸漬を自在に配設される洗浄液槽と、該洗浄液槽内に配設される超音波振動子と、前記回転ドラムから導出される前記コインを載せて前上がり方向へと搬送する第1搬送手段と、該第1搬送手段から前記コインを受け取って方向を変えた前上がり方向へと搬送する第2搬送手段と、貯水槽内から水を圧送して前記第2搬送手段の始端側に位置する搬送開始直後の前記コインに対し水を注いで水洗いするシャワー手段と、水洗い後に前記第2搬送手段を介して搬送された前記コインの付着液滴を除去する除液手段とを少なくとも具備させたことを最も主要な特徴とする。
この場合、前記ホッパは、前下がりに斜行させたコイン供給部と、該コイン供給部から供給されるコインを所定量毎に次段の前記回転ドラム側へと送り出す供給量規制部とを少なくとも備え、該供給量規制部は、前記コイン供給部の送出口とその一部領域を対面させた対向面を有して後傾配置される斜板部と、該斜板部の前記対向面上を強制回転させて該対向面側に供給されるコイン量を分割して回転方向へと強制移動する回転羽根とで構成され、前記斜板部には、今回分として強制移動させられたコインを通過させるための通過孔を設けてコインの所定量毎の送り出しを自在とするのが望ましい。
また、前記回転ドラム部には、螺旋状に一体形成され、かつ、前記コインの外径よりも小径な多数の通孔を有するガイドスクリュウー片を配設しておくのが好ましい。
さらに、前記洗浄液槽には、その貯留洗浄液をポンプを介して濾過手段側へと圧送し、該濾過手段を経て濾過された洗浄液を再度、還流させる循環流路を設けておくこともできる。
さらにまた、 前記第1搬送手段は、回転自在な無端ベルトコンベアにより形成され、その搬送面には、一定間隔のもとで横幅方向に突出させた障壁部を配設して前記コインの滑落阻止を自在と自在としておくこともできる。
また、前記第2搬送手段の始端側には、前記第1搬送手段側から送り込まれるコインが一定量を超えた際の圧力を受けて装置全体を駆動停止させるリミットスイッチを具備させておくのが望ましい。
また、前記第2搬送手段の搬送路面上には、重なり合って搬送されるコインの重なりを崩す当接部材を配設しておくのが望ましい。
また、前記除液手段は、前記第2搬送手段の終端側に到達した前記コインをその面方向にて挟持して送り出すべく相互を接触させて上下に配設される第1駆動側ローラと第1従動側ローラと、これら第1駆動側ローラと第1従動側ローラ側から送り込まれる前記コインを再度、面方向にて挟持して送り出すべく上下に配設される第2駆動側ローラと第2従動側ローラと、前記第1従動側ローラと前記第2従動側ローラとに下側にて各別に接触させてそれぞれの付着液滴を掻き落とす各スキージーローラと、掻き落とされた液滴を前記洗浄液槽へと戻す流下樋とで構成するのが望ましい。
請求項1の発明によれば、超音波振動子を備える洗浄液槽内にコインが収容されている回転ドラムの下部側を浸漬することで、洗浄液中での回転運動による洗浄と超音波洗浄とを同時に行ってコインを洗浄した後、シャワー手段を介してコインに付着した洗浄液を洗い流すとともに、除液手段を通過させることでコインの付着液滴を除去して自動回収することができる。このため、洗浄液槽内への投入コインは、洗浄効果に富む1%以上の洗剤濃度の洗浄液により洗浄することができるほか、シャワー手段を経ることで付着液滴を洗い流すことができるので、回収コインからべたつき感を一掃することもできる。
請求項2の発明によれば、ホッパは、コイン供給部と、該コイン供給部から供給されるコインを所定量毎に次段の前記回転ドラム側へと送り出す供給量規制部とを少なくとも備えているので、一度に大量のコインが回転ドラム側に送り込まれるのを確実に阻止することができる。
請求項3の発明によれば、回転ドラム内には、コインの外径よりも小径な多数の通孔が設けられたガイドスクリュウー片が配設されているので、該ガイドスクリュウー片を介してコインを送り出す際に超音波振動子により超音波洗浄を効率よく行うことができる。
請求項4の発明によれば、洗浄液槽には、その貯留洗浄液をポンプを介して濾過手段側へと圧送し、該濾過手段を経て濾過された洗浄液を再度、還流させる循環流路を設けてあるので、常に清浄化された洗浄液を貯留して洗浄効果を高めてやることができる。
請求項5の発明によれば、第1搬送手段は、回転自在な無端ベルトコンベアにより形成され、その搬送面には、一定間隔のもとで横幅方向に突出させた障壁部が配設されているので、搬送中のコインの滑落を確実に阻止することができる。
請求項6の発明によれば、第2搬送手段の始端側には、第1搬送手段側から送り込まれるコインが一定量を超えた際の圧力を受けて装置全体を駆動停止させるリミットスイッチを具備させたので、何らかの理由で搬送されずに必要以上のコインが滞留した際に、装置を確実に自動停止させることができる。
請求項7の発明によれば、第2搬送手段の搬送路面上に当接部材が配設されているので、常に1枚ずつの状態でコインを除液手段側へと送り込むことができる。
請求項8の発明によれば、除液手段は、第1駆動側ローラと第1従動側ローラと、第2駆動側ローラと第2従動側ローラと、これら従動側ローラ側の付着液滴を掻き落とす各スキージーローラと、掻き落とされた液滴を洗浄槽へと戻す流下樋とで構成されているので、コインから確実に付着液滴を除去できるばかりでなく、除去された液滴を円滑に洗浄液槽側へと戻してその滞留を効果的に阻止することもできる。
図1は、本発明の一例につき、その一部を切り欠いた正面図を、図2は、図1徒対応させた右側面図を、図3は、図1と対応させた平面図をそれぞれ示す。
これらの図によれば、コイン洗浄装置は、投入されたコインCを緩斜面を介して送り出し方向へと円滑に滑動させながら後段側へと送り込むホッパ12と、該ホッパ12からコインCが供給される円筒型の回転ドラム22と、該回転ドラム22の下部側を洗浄液L中に浸漬する洗浄液槽32と、回転ドラム22から導出されるコインCを載せて前上がり方向へと搬送する第1搬送手段42と、該第1搬送手段からコインCを受け取って前上がり方向へと搬送する第2搬送手段52と、該第2搬送手段52の始端52a側に位置する搬送開始直後のコインCに対し水を注いで水洗いするシャワー手段62と、第2搬送手段52を介して搬送されるコインCから付着液滴を除去する除液手段72とを少なくとも装置本体11に備えてその全体が構成されている。なお、コイン洗浄装置は、装置本体11に必要なカバー85を覆設することで、図6に示すような外観形状を呈することになる。
ホッパ12は、投入されたコインCを後段側へと送り出すために前下がりに斜行させたコイン供給部13と、該コイン供給部13から供給されるコインCを所定量毎に次段の回転ドラム22側へと送り出す供給量規制部15とを備えている。なお、図中の符号14は、コイン供給部13内に配設されてホッパー12側から送り込まれるコインCの量を調整する供給制御板を示す。
このうち、供給量規制部15は、コイン供給部13の送出口13aとその一部領域を対面させた対向面16aを有して後傾(図1に示す例では、左方向に向かって前傾)配置される正面視円形を呈する斜板部16と、該斜板部16の対向面16a上を強制回転させて該対向面16a側に供給されるコイン量を2分割して回転方向へと強制移動するウレタンゴムなどからなる回転羽根17とで構成されている。
この場合、斜板部16には、今回分として強制移動させられたコインCを通過させるための通過孔16bが略上半分側に設けられており、例えばギヤードモータなどからなるモータMにより強制回転される回転羽根17の回転にお応じてコインCを所定量毎に送り出すことができるようになっている。
また、斜板部16における対向面16aの反対側には、通過孔16bとその導入口19を対面させた配置関係のもとで転送ガイド部18が配設されている。
該転送ガイド部18の後段には、導入された一定量のコインCが送り込まれる円筒型の回転ドラム22が配設されている。該回転ドラム22は、横倒し状に配置されており、チェーン86を介してモータMからの回転が伝達されて従動回転する回転軸27に回転自在に軸支されている。
しかも、コインCの外径よりも小径な多数の通孔22aをその周面に設けて形成される回転ドラム22は、転送ガイド部18と連結させた導入開口24をその一端側に、該導入開口24を介して導入されたコインCを洗浄後に排出する導出開口25を他端側に備えて形成されている。
この場合、回転ドラム22には、螺旋状に一体形成され、かつ、コインCの外径よりも小径な多数の通孔26aを有するガイドスクリュウー片26が、その内部の長さ方向に沿わせて一体的に固着されている。また、該ガイドスクリュウー片26は、回転軸27と連結されており、該回転軸27を介してガイドスクリュウー片26を回転ドラム22ともども回転させることで、コインCを導入開口24側から導出開口25側へと円滑に送り出すことができるようになっている。さらに、回転ドラム22の導出開口25側には、コインCの導出を容易化するための拡径部23が形成されている。
中性洗剤や消泡剤を含む洗浄効果に富む1%以上の洗剤濃度の洗浄液Lがフロート(図示せず)を介して所定の液面高さにまで貯留される洗浄液槽32は、その底部33側に超音波振動子34が配設されており、該超音波振動子34を介して洗浄効果をより確実なものとしている。この場合に用いられる超音波振動子34およびこれを用いた洗浄方法としては、二つの異なる周波数を切り替え使用して洗浄する特許第2785022号公報、特許第2794438号公報、および特許第2832443号公報に記載のものを好適に用いることができる。なお、図2中の符号37は、洗浄液Lを暖めるヒータを示す。
しかも、洗浄液槽32は、図示しない送液路中に介在させたポンプPにより貯留されている洗浄液Lを濾過手段38へと圧送し、該濾過手段38を経て濾過された洗浄液Lを再度、洗浄液槽32内に還流させることができる図示しない循環流路が形成されている。この場合、濾過手段38としては、交換可能なフィルタを備える比較的大型なカートリッジ式のものを例えば装置本体11側に支腕部39を介して支持させた上で、好適に使用することができる。なお、図1中に示す符号35は、洗浄液槽32内に洗浄液Lを送り込む際に用いられる洗浄液導入パイプを、符号36は、洗浄液槽32の底面に形成された凹陥溝を示し、該凹陥溝36に溜まったドレインは、外部への排出を自在に形成されている。また、図1における符号37は、凹陥溝36内へと到達させたポンプ収容用パイプを示し、該ポンプ収容用パイプ37内に図示しない排液ポンプを収容して洗浄液槽32内の洗浄液Lを外部に排出できるようになっている。
第1搬送手段42は、回転ドラム22の導出開口25側から導出されるコインCを洗浄液L中で受け取り、これを次段に用意されている第2搬送手段52へと引き渡すために配設されている。
この場合、第1搬送手段42は、比較的傾斜がきつく配設された無端ベルトコンベア43により形成されている。モータMとチェーン87とを介して回転自在に配設される無端ベルトコンベア43の搬送面には、図4に示す要部斜視図からも明らかなように、一定間隔のもとでその横幅方向に突出させた障壁部44が配設されており、該障壁部44により搬送中のコインCが滑落するの阻止してその頂端45側から第2搬送手段52側へと洗浄後のコインCを引き渡すことができるようになっている。
第2搬送手段52は、比較的傾斜が緩い傾斜角度(例えば傾斜角度20度前後)のもとで配設された無端ベルトコンベア53により形成されている。該第2搬送手段52は、第1搬送手段42である無端ベルトコンベア43から始端53a側に配置されている滑落阻止板54を介してコインCを受け取って方向を変えた前上がり方向へと搬送し、その終端53b側に設置されている除液手段72へと送り込むために配設されている。
しかも、無端ベルトコンベア53の始端53a側には、第1搬送手段42側から送り込まれるコインCが一定量を超えた際の圧力を受けて装置全体を駆動停止させる図示しないリミットスイッチが配設されている。
さらに、無端ベルトコンベア53の搬送路面55上には、図5に示すように重なり合って搬送されるコインCの重なりを崩す当接部材55が図5に示す配置関係のもとで配設されている。該当接部材56は、搬送路面55と接触させるためのゴム材などからなる可撓性部材56aと、該可撓性部材56aを支持する支持部材56bとで形成されている。
また、無端ベルトコンベア53は、例えばギアードモータなどのモータMによりチェーン88を介して強制回転される回転軸90に軸支させた回転ローラ58により従動させることができるように配設されている。
シャワー手段62は、無端ベルトコンベア53の下方に位置して水道水などの水が貯留される貯水槽63と、該貯水槽63からポンプPとホース64とを介してして水を圧送して図1および図5に示すように無端ベルトコンベア53の始端53a寄りに位置する搬送途中のコインCに対し水を注いで水洗いするシャワーパイプ65とで構成されている。このため、シャワーパイプ65からシャワー状に注がれる水は、コインCを水洗いした後、再び貯水槽63内へ戻されることで循環流路を形成することができるようになっている。なお、図1中の符号66は、貯水槽63内に水を送り込む際に用いられる給水パイプを、符号67は、貯水槽63の底面63aに形成された凹陥部を示し、該凹陥部67に溜まったドレインは、外部への排出を自在に形成されている。
一方、除液手段72は、第2搬送手段52の終端53b側に到達したコインCをその面方向にて挟持して送り出すべく相互を接触させて上下に配設される第1駆動側ローラ73と第1従動側ローラ74と、これら第1駆動側ローラ73と第1従動側ローラ74側から送り込まれるコインCを同様にその面方向にて再度挟持して送り出すべく上下に配設される第2駆動側ローラ75と第2従動側ローラ76と、第1従動側ローラ74と第2従動側ローラ76とに下側にて各別に接触させてそれぞれの付着液滴を掻き落とす各スキージーローラ77と、掻き落とされた液滴を洗浄液槽32へと戻す流下樋78とで構成されている。
この場合、第1駆動側ローラ73は、無端ベルトコンベア53を回転駆動する回転ローラ58が同軸状に備える駆動用歯車59と噛合する歯車79により、第2駆動側ローラ75は、介在させた小歯車89を介して第1駆動側ローラ73側からの回転力が伝達される歯車80により、図4に示すようにそれぞれ回転ローラ58の回転に伴って強制回転されることになる。また、第1従動側ローラ74と第2従動側ローラ76とは、第1駆動側ローラ73と第2駆動側ローラ75との回転に従動して回転されることになる。
しかも、第1駆動側ローラ73および第1従動側ローラ74と、第2駆動側ローラ75および第2従動側ローラ76との間には、コインCの落下を防止して円滑に送り渡しできるガイド板81が配設されている。
また、第1駆動側ローラ73と第1従動側ローラ74、およよび第2駆動側ローラ75と第2従動側ローラ76は、吸水性と弾力性とを有するスポンジ材などからなる軟質素材を用いて、各スキージーローラ77は、合成樹脂材などのような硬質素材を用いてそれぞれが形成されている。
さらに、除液手段72を経て付着液滴が除去されたコインCは、じゃま板82を介して方向規制させながら下方に設置されている回収ボックス83内へと落下させて回収することができるようになっている。
次に、本発明の作用・効果を図示例に基づいて説明すれば、電源が投入されて装置全体の駆動を開始させた後、まず、ホッパ12内に洗浄対象物としてのコインCが所定量投入される。
コインCが所定量投入されたホッパ12は、コイン供給部13に備える供給制御板14を介して供給量規制部16側に対し一定量のコインCを供給することができる。
しかも、回転羽根17の回転により移動させられるコインCは、斜板部16に設けられている通過口16bから転送ガイド部18へと送り込まれ、洗浄液槽32側へと一定量のコインCが転送されることになる。
転送されたコインCは、回転している回転ドラム22内へと導入開口24を介して導入され、その下側部側に到達するに至る。回転ドラム22は、その内部に回転ドラム22の回転に従動するガイドスクリュウー片26を備えているので、該ガイドスクリュウー片26により導出開口25側へと自動的に送り出される。
回転ドラム22は、洗浄効果に富む1%以上の洗剤濃度の洗浄液Lが満たされた洗浄液槽32中にその下側部側が浸漬されて回転させられるので、通孔22a,26aを介して侵入している洗浄液L中にコインCも浸漬されながら回転することで確実に洗浄されることになる。
しかも、洗浄液槽32の底面33側には、超音波振動子34が配設されているので、該超音波振動子34が発する超音波振動を通孔22a,26aを経てコインC側に到達させることで、該コインCを超音波洗浄することもできることになる。この場合、超音波振動子34として二つの異なる周波数を切り替え使用することができるものを用いている場合には、超音波の中で汚れがよく落ちる位置(定在波位置)の移動で洗浄ムラをなくすことができる。また、超音波洗浄を行う場合には、そのキャビテーション効果により、コインCからしつこい汚れを分離させることができるほか、コインCの細かい部分にまで超音波が回り込むことで、いままでは届かなかった部位の汚れを効果的に落とすこともできる。
つまり、回転ドラム22内のコインCは、洗浄液Lによる化学的な洗浄のほか、回転ドラム22の回転動作と超音波洗浄とによる物理的な洗浄とを複合させることで、付着している汚れをより確実に落とすことができることになる。
また、洗浄液槽32の洗浄液Lは、コインCの洗浄を続けることで汚れてしまうものの、濾過手段38を介在させた図示しない循環流路を経させることで清浄化させて回収・再利用することができる。また、洗浄液槽32内の洗浄液Lを交換する際には、ポンプ収容パイプ36内に図示しないポンプを入れて外部へと排出することができる。さらに、洗浄後に残渣として残るドレンは、凹陥溝33aに集められ、図示しないホースを介して外部へと排出できるようになっている。
一方、洗浄を終えたコインCは、回転ドラム22の導出開口25から導出され、洗浄液L中その下端部側を埋没させてある第1搬送手段42としての無端ベルトコンベア43側へと引き渡される。
昇り勾配を比較的きつくして設置されている無端ベルトコンベア43は、一定間隔のもとで突出させた障壁部44をその搬送路中に備えているので、受け取ったコインCを障壁部44により滑落を阻止しながら頂端45側へと搬送することができる。
無端ベルトコンベア43の頂端45側に到達した洗浄後のコインCは、第2搬送手段52である無端ベルトコンベア53の始端53aに配置されている滑落阻止板54の内側へと落下して無端ベルトコンベア53側に引き渡される。
しかも、該無端ベルトコンベア53の始端53a側には、第1搬送手段42側から送り込まれるコインCが一定量を超えた際の圧力を受けて作動するリミットスイッチが配設されているので、コインCが溜まりすぎた際に装置全体を駆動停止させることができる。
また、無端ベルトコンベア53の始端53a寄りの適宜の位置には、シャワー手段62を構成しているシャワーパイプ65がその搬送路面55を横切るようにして配設されているので、搬送途中のコインCに対しシャワーパイプ64から水を注いで水洗をして洗浄液Lを洗い落とすことができる。しかも、洗浄液Lを洗い落とした水は、再び貯水槽63内へ戻して再使用されることになる。
さらに、無端ベルトコンベア53の搬送路面55上には、重なり合って搬送されるコインCの重なりを崩す当接部材56が配設されているので、コインCを1枚1枚別々にして載置させた状態のもとで、後段の除液手段72側へと搬送することができる。
このようにして水洗いされて1枚1枚別々にされたコインCは、その搬送方向を変えた前上がり方向へと搬送する無端ベルトコンベア53を介して斜め上方へと搬送される。この場合、無端ベルトコンベア53は、例えば傾斜角度20度前後というように比較的緩い傾斜角度のもとで設置されているので、搬送中のコインCの滑落を確実に防ぐことができる。
次いで、無端ベルトコンベア53の終端53b側に搬送されてきたコインCは、次段に設置されている除液手段72を経ることで付着液滴が除去される。該除液手段72が第1駆動側ローラ73と第1従動側ローラ74、第2駆動側ローラ75と第2従動側ローラ76、およびスキージーローラ77とで構成されている場合には、コインCからの付着液滴の除去を二度にわたり行うことができるので、付着液滴を確実に除去することができる。また、介在配置されているガイド板81は、第1駆動側ローラ73側から第2駆動側ローラ75側へとコインCを円滑に引き渡す機能を果たすことになる。
しかも、各スキージーローラ77を介して第1従動側ローラ74と第2従動側ローラ76とから掻き落とされた液滴Wは、滞留させることなく流下樋78を介して洗浄液槽32側へと流下させることで円滑に戻すことができる。
付着液滴が除去された後のコインCは、その下方に配置されているじゃま板82を介して方向規制されながら通過し、回収ボックス83内へと落下して回収されることになる。
以上は、本発明を図示例に基づいて説明したものであり、その具体的な内容は、本発明の要旨を逸脱しない限り、種々の変形を加えることができる。例えば、第1搬送手段42と第2搬送手段52とは、無端ベルトコンベア以外にも、無端ネットコンベアやチェンコンベアなどを、所望に応じ適宜採用することができる。また、除液手段72は、除液性に優れてさえいれば、ローラの配置関係を適宜設計変更することができる。さらに、洗浄液槽32は、循環流路36を付設しないで形成するものであってもよく、その場合の洗浄液は適宜、交換使用されることになる。
ゲーム用のコインを洗浄するコイン洗浄装置としてのほか、コイン形状を呈するものでさえあればその他の用途に供されるコインを洗浄する際の洗浄装置としての用途にも適用できる。
本発明の一例につき、その一部を切り欠いて示す正面図。 図1と対応させて示すた右側面図。 図1と対応させて示す平面図 本発明における除液手段の詳細構造例を示す要部説明図。 本発明の要部斜視図。 本発明の全体形状例を示す斜視図。
符号の説明
11 装置本体
12 ホッパ
12a 送出口
13 コイン供給部
14 供給制御板
15 供給量規制部
16 斜板部
16a 対向面
16b 通過孔
17 回転羽根
18 転送ガイド部
19 導入口
22 回転ドラム
22a 通孔
23 拡径部
24 導入開口
25 導出開口
26 ガイドスクリュウー片
26a 通孔
27 回転軸
32 洗浄液槽
33 底面
33a 凹陥溝
34 超音波振動子
35 洗浄液導入パイプ
36 ポンプ収容パイプ
37 ヒータ
38 濾過手段
39 支腕部
42 第1搬送手段
43 無端ベルトコンベア
44 障壁部
45 頂端
52 第2搬送手段
53 無端ベルトコンベア
53a 始端
53b 終端
54 滑落阻止板
55 搬送路面
56 当接部材
56a 可撓性部材
56b 支持部材
58 回転ローラ
59 駆動用歯車
62 シャワー手段
63 貯水槽
63a 底面
64 ホース
65 シャワーパイプ
66 シャワー水導入パイプ
67 凹陥部
72 除液手段
73 第1駆動側ローラ
74 第1従動側ローラ
75 第2駆動側ローラ
76 第2従動側ローラ
77 スキージーローラ
78 流下樋
79,80 歯車
81 ガイド板
82 じゃま板
83 回収ボックス
85 カバー
86〜88チェーン
89 小歯車
90 回転軸
〜M モータ
L 洗浄液
,P ポンプ
W 液滴

Claims (8)

  1. 洗浄対象物としてのコインが投入されるホッパと、該ホッパから前記コインが供給される回転ドラムと、前記コインの外径よりも小径な多数の通孔を有して前記回転ドラムの下部側の洗浄液中への浸漬を自在に配設される洗浄液槽と、該洗浄液槽内に配設される超音波振動子と、前記回転ドラムから導出される前記コインを載せて前上がり方向へと搬送する第1搬送手段と、該第1搬送手段から前記コインを受け取って方向を変えた前上がり方向へと搬送する第2搬送手段と、貯水槽内から水を圧送して前記第2搬送手段の始端側に位置する搬送開始直後の前記コインに対し水を注いで水洗いするシャワー手段と、水洗い後に前記第2搬送手段を介して搬送された前記コインの付着液滴を除去する除液手段とを少なくとも具備させたことを特徴とするコイン洗浄装置。
  2. 前記ホッパは、前下がりに斜行させたコイン供給部と、該コイン供給部から供給されるコインを所定量毎に次段の前記回転ドラム側へと送り出す供給量規制部とを少なくとも備え、該供給量規制部は、前記コイン供給部の送出口とその一部領域を対面させた対向面を有して後傾配置される斜板部と、該斜板部の前記対向面上を強制回転させて該対向面側に供給されるコイン量を分割して回転方向へと強制移動する回転羽根とで構成され、前記斜板部には、今回分として強制移動させられたコインを通過させるための通過孔を設けてコインの所定量毎の送り出しを自在とした請求項1に記載のコイン洗浄装置。
  3. 前記回転ドラム内には、螺旋状に一体形成され、かつ、前記コインの外径よりも小径な多数の通孔を有するガイドスクリュウー片を固着配置した請求項1または2に記載のコイン洗浄装置。
  4. 前記洗浄液槽には、その貯留洗浄液をポンプを介して濾過手段側へと圧送し、該濾過手段を経て濾過された洗浄液を再度、還流させる循環流路を設けた請求項1ないし3のいずれかに記載のコイン洗浄装置。
  5. 前記第1搬送手段は、回転自在な無端ベルトコンベアにより形成され、その搬送面には、一定間隔のもとで横幅方向に突出させた障壁部を配設して前記コインの滑落阻止を自在とした請求項1ないし4のいずれかに記載のコイン洗浄装置。
  6. 前記第2搬送手段の始端側には、前記第1搬送手段側から送り込まれるコインが一定量を超えた際の圧力を受けて装置全体を駆動停止させるリミットスイッチを具備させた請求項1ないし5のいずれかに記載のコイン洗浄装置。
  7. 前記第2搬送手段の搬送路面上には、重なり合って搬送されるコインの重なりを崩す当接部材を配設した請求項1ないし6のいずれかに記載のコイン洗浄装置。
  8. 前記除液手段は、前記第2搬送手段の終端側に到達した前記コインをその面方向にて挟持して送り出すべく相互を接触させて上下に配設される第1駆動側ローラと第1従動側ローラと、これら第1駆動側ローラと第1従動側ローラ側から送り込まれる前記コインを再度、面方向にて挟持して送り出すべく上下に配設される第2駆動側ローラと第2従動側ローラと、前記第1従動側ローラと前記第2従動側ローラとに下側にて各別に接触させてそれぞれの付着液滴を掻き落とす各スキージーローラと、掻き落とされた液滴を前記洗浄液槽へと戻す流下樋とで構成した請求項1ないし7のいずれかに記載のコイン洗浄装置。
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