JP2008197955A - クレジット決済端末、方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第1の記憶部と、第1の記憶部と比較してアクセス速度の速い第2の記憶部とを備えるクレジット決済端末であって、クレジットカードを識別するクレジットカード識別情報を有するネガデータを第1の記憶部に記憶させ、ネガデータテーブルを生成するネガデータテーブル生成手段と、クレジットカード識別情報とネガデータテーブルに記憶されたネガデータの第1の記憶部における位置を示す情報であるネガデータ位置情報とを対応付けた検索テーブルを生成し、第2の記憶部に記憶させる検索テーブル生成手段と、クレジットカード識別情報に基づいて、検索テーブルからネガデータ識別情報に対応する第1の記憶部におけるネガデータ位置情報を検出するネガデータ検索手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
クレジット決済端末が判定処理を行う場合において、クレジット決済端末がネガデータ一覧をテーブル構造にして記憶することによってネガデータを管理する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような状況により、クレジット決済端末でネガデータを管理する場合において、特にデータ件数が多い場合には処理速度が遅くなるという欠点があった。
本実施形態の説明中で、データを登録するというときは、データテーブルに新規データを新たに加え、記憶させることをいう。また、データを更新するというときは、データテーブルに既に記憶されている特定のデータについて、データを書き換え、上書きすることをいう。また、データを削除するというときは、データテーブルから特定のデータを削除し、更新・検索・読み込みを不可能にすることをいう。
また、本実施形態の説明中でフラグが立っているといったときは、フラグデータが1であることをいい、フラグデータが立っていないといったときは、フラグデータが0であることをいう。
クレジット決済端末1は、店舗等に設置されクレジットカード決済の処理を行う装置であり、決済サーバ6と、カード7と通信を行う。
決済サーバ6は、クレジットカード管理会社等によって運営されるサーバであり、無効カード情報であるネガデータ一覧をクレジット決済端末1に送信する。送信は、例えばDoPa(登録商標)等の通信網によって行われる。
クレジット決済端末1は、制御部2と、I/F部3と、キー入力部4と、表示部5と、カード処理部8とを備える。
制御部2は、クレジット決済端末1の各機能を制御し、ネガデータテーブル生成部21と、検索テーブル生成部22と、ネガデータテーブル検索部23と、ネガデータ更新部24と、クレジットカード判定部28と、FROM25と、RAM26と、RTC27とを備える。
検索テーブル生成部22は、ネガデータに基づいて検索テーブルを生成し、検索テーブル261としてRAM26に記憶させる。
ネガデータテーブル検索部23は、検索テーブル261とネガデータテーブル251とを用いて、ネガデータを検索する。
クレジットカード判定部28は、有効期限や削除フラグ等を参照してクレジットカードの有効無効を判定する手段である。クレジットカード判定部28がクレジットカードを有効と判定すれば、決済処理部(図示外)が決済処理を行い、無効と判定すれば、決済処理を行わない。
ネガデータテーブル251は、ネガデータを記憶し、記憶するネガデータは複数件であって良い。
検索テーブル261は、ネガデータテーブル251に記憶されたネガデータのアドレスを、例えばハッシュ値などに対応付けて記憶し、ネガデータテーブル251におけるネガデータへの効率的なアクセスを可能とするワークテーブルである。検索テーブル261は、複数のテーブルから構成することとしても良い。
I/F(Interface)部3は、決済サーバ6との通信を行い、例えば、ネガデータを受信する。I/F部3と決済サーバ6との通信手段は、有線でも無線でも良いし、いわゆるインターネットでも良い。
表示部5は、例えばLED(Light Emitting Diode)やLCD(Liquid Crystal Display)による表示画面であり、ユーザからの入力を表示しても良いし、決済処理の実行状況等を表示しても良い。
カード処理部8は、例えばいわゆるICカードリーダ/ライタ等によってカード7と情報通信を行う。
新たに設置されたクレジット決済端末1は、はじめに、初期化動作として決済サーバ6からネガデータ一覧を受信する。すると、ネガデータテーブル生成部21を動作させて、FROM25にネガデータテーブル251を生成し、記憶させる。ここで、ネガデータテーブル251は予めFROM25に記憶させておく構成としても良い。また、検索テーブル生成部22が、クレジットカード識別情報とネガデータテーブル251に記憶されたネガデータの位置情報を対応づけて記憶する検索テーブル261をRAM26に記憶させる。
まず、起動時にネガデータテーブル生成部21がネガデータテーブル251を生成してFROM25に記憶させるクレジット決済端末1の初期化動作例について具体的に説明する。
クレジット決済端末1が決済サーバ6から送信されたネガデータ一覧を受信すると、ネガデータテーブル生成部21は、ネガデータ一覧からネガデータを1件読み出す。ネガデータテーブル生成部21は、読み出した順にネガデータをネガデータテーブル251に登録していき、ネガデータテーブル251を生成する。この際、ネガデータテーブル生成部21はネガデータをネガデータテーブル251の最後尾に追加し登録すれば良く、データ構造を整形したり並び替えを行ったりすることを要しない。
あるクレジットカード識別情報がネガデータテーブルに含まれるか否かを検索する場合、クレジットカード識別情報から例えば4桁のハッシュ値を求め、ハッシュテーブル2611を検索するのに要する時間は、ハッシュ値の計算時間に、ハッシュテーブル2611内のハッシュ値に対するテーブルポインタを特定する時間を加えた時間Aとなる。ハッシュ値は、使用するハッシュ関数を選ぶことで、非常に短い時間で計算することが可能である。またテーブルポインタは、ハッシュテーブル2611がハッシュ値の大きさに応じて規則正しく並んでいるため、特定が容易であり、非常に短い時間で特定が可能である。従って時間Aは結果的に非常に短い時間であり、これは、ネガデータテーブルを順次検索する時間と比較して無視できる程度の時間である。
次に、ネガデータポインタテーブルから、クレジットカード識別情報を含むネガデータのネガデータポインタを求める。ネガデータポインタテーブル2612_1から2612_Nのうちの一つに記憶されたネガデータポインタの件数は、10万件/9999(4桁)なので約10件程度であると考えられる。10件から1件のネガデータポインタを順次検索する場合、平均して全件数の半分である5件検索すると必要なネガデータポインタを見つけられると考えられる。ネガデータテーブル251を直に順次検索する場合、平均して全件数の半分である5万件検索すると必要なネガデータを見つけられると考えられる。従ってハッシュテーブルを使用する場合、ネガデータを順次検索する場合と比較して、5件/5万件となり1万分の一の検索処理で済む。
このように、検索テーブル261を生成することによって、特にネガデータ量が多い場合、全てのネガデータを1件ずつ読み出して順次検索することなく、効率的な検索が可能となる。
例えば、クレジットカード会社コードごとにクレジットカード会社コードテーブルを生成し、このクレジットカード会社コードに対応付けたカード発行会社コードと、カード発行会社コードテーブルの位置情報を表すカード発行会社コードテーブルポインタを記憶させる。さらに、このカード発行会社コードごとにカード発行会社コードテーブルを生成して、対応するクレジットカード識別情報が含まれるネガデータの、ネガデータテーブル251におけるネガデータの位置情報であるネガデータポインタを記憶する。
検索テーブル生成部22が生成する検索テーブル261について説明したが、検索テーブル261が生成する検索テーブル261は、効率的な検索を行うことが可能であれば、ハッシュテーブルや属性関連テーブルに限らない。
まず、クレジット決済端末1は、決済サーバ6が周期的に送信するネガデータ一覧をI/F部3にて受信し、記憶する。
ネガデータポインタの検索の結果、ネガデータポインタが検出されなかった場合(ステップS23:No)、またはステップS25においてFROM25にネガデータを追加、登録した後、またはステップS24においてネガデータ更新部24がネガデータの削除フラグを1に更新した後、ネガデータテーブル生成部21は、ステップS20で読み込んだネガデータがネガデータ一覧の最後のデータであるか否かを判定する(ステップS26)。
以上のように、本発明によれば、ネガデータの登録・削除・検索において、効率的に、速い処理速度で動作するクレジット決済端末を提供することができる。
尚、本実施形態では、削除フラグが0であればそのデータがネガデータであってクレジットカードが無効であり、削除フラグが1であればクレジットカードが有効である、と説明したが、逆であっても構わない。即ち、削除フラグが1であればそのデータがネガデータであってクレジットカードが無効であり、削除フラグが0であればクレジットカードが有効である、としてもよい。
2 制御部
3 I/F部
4 キー入力部
5 表示部
6 決済サーバ
7 カード
8 カード処理部
21 ネガデータテーブル生成部
22 検索テーブル生成部
23 ネガデータテーブル検索部
24 ネガデータ更新部
25 FROM
26 RAM
27 RTC
28 クレジットカード判定部
251 ネガデータテーブル
261 検索テーブル
2611 ハッシュテーブル
2612_1 ネガデータポインタテーブル
2612_2 ネガデータポインタテーブル
2612_N ネガデータポインタテーブル
Claims (7)
- 第1の記憶部と、第1の記憶部と比較してアクセス速度の速い第2の記憶部とを備えるクレジット決済端末であって、
クレジットカードを識別するクレジットカード識別情報を有するネガデータを前記第1の記憶部に記憶させ、ネガデータテーブルを生成するネガデータテーブル生成手段と、
前記クレジットカード識別情報と前記ネガデータテーブルに記憶された前記ネガデータの第1の記憶部における位置を示す情報であるネガデータ位置情報とを対応付けた検索テーブルを生成し、前記第2の記憶部に記憶させる検索テーブル生成手段と、
前記クレジットカード識別情報に基づいて、前記検索テーブルから前記ネガデータ識別情報に対応する前記第1の記憶部における前記ネガデータ位置情報を検出するネガデータ検索手段と
を備えることを特徴とするクレジット決済端末。 - 前記ネガデータを前記ネガデータテーブルに記憶させるときに、前記ネガデータ検索手段を用いて検出した前記ネガデータ位置情報が示す位置にアクセスし、対応するネガデータを更新するネガデータ更新手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のクレジット決済端末。 - クレジットカード判定手段を更に備え、
前記ネガデータは、ネガデータを削除するか否かを示す削除フラグを有し、
前記ネガデータ更新手段を用いて前記ネガデータテーブルにおけるネガデータの削除フラグを更新し、
前記クレジットカード判定手段は、前記ネガデータ検索手段を用いて検出した前記ネガデータ位置情報が示す位置にアクセスし、前記ネガデータが有する前記削除フラグが立っていなければクレジットカード無効と判定し、前記削除フラグが立っていればクレジットカード有効と判定すること
をさらに特徴とする請求項2に記載のクレジット決済端末。 - 前記検索テーブル生成手段が生成する検索テーブルは、前記クレジットカード識別情報に基づくハッシュ値を用いたハッシュテーブルであること
をさらに特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のクレジット決済端末。 - 前記検索テーブル生成手段が生成する検索テーブルは、前記ネガデータの属性情報を階層化した属性関連テーブルであること
をさらに特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のクレジット決済端末。 - 第1の記憶部と、第1の記憶部と比較してアクセス速度の速い第2の記憶部とを利用するクレジット決済方法であって、
ネガデータテーブル生成手段が、クレジットカードを識別するクレジットカード識別情報を有するネガデータを前記第1の記憶部に記憶させ、ネガデータテーブルを生成する工程と、
検索テーブル生成手段が、前記クレジットカード識別情報と前記ネガデータテーブルに記憶された前記ネガデータの第1の記憶部における位置を示す情報であるネガデータ位置情報とを対応付けた検索テーブルを生成し、前記第2の記憶部に記憶させる工程と、
ネガデータ検索手段が、前記クレジットカード識別情報に基づいて、前記検索テーブルから前記ネガデータ識別情報に対応する前記第1の記憶部における前記ネガデータ位置情報を検出する工程と
を備えることを特徴とするクレジット決済方法。 - 第1の記憶部と、第1の記憶部と比較してアクセス速度の速い第2の記憶部とを備えるクレジット決済端末としてのコンピュータシステムに対し、
ネガデータテーブル生成手段が、クレジットカードを識別するクレジットカード識別情報を有するネガデータを前記第1の記憶部に記憶させ、ネガデータテーブルを生成する手順と、
検索テーブル生成手段が、前記クレジットカード識別情報と前記ネガデータテーブルに記憶された前記ネガデータの第1の記憶部における位置を示す情報であるネガデータ位置情報とを対応付けた検索テーブルを生成し、前記第2の記憶部に記憶させる手順と、
ネガデータ検索手段が、前記クレジットカード識別情報に基づいて、前記検索テーブルから前記ネガデータ識別情報に対応する前記第1の記憶部における前記ネガデータ位置情報を検出する手順と
を実行させるコンピュータ実行可能なクレジット決済プログラム。
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