本発明の目的は、一種の通信ターミナルを提供し、コールイベントに関する発着信画像データを表示することにある。
本発明の請求項により、本発明は、一種の通信ターミナルを提供し、通信データを表示する。上記の通信データは、もう1つの通信ターミナルの利用者の個性化情報を表示する発着信画像データである。この通信ターミナルには、リアルタイムにコールイベントの発生を監視するコールイベント監視装置と、上記のコールイベントが発生する時、通信ネットワークの発着信画像データ提供プラットフォームと通信を行い、上記のコールイベントに関するパラメータにより、上記の発着信画像データ提供プラットフォームから上記の通信ターミナルで表示される発着信画像データを獲得する発着信画像データ通信装置と、上記の発着信画像データを表示する発着信画像データ表示装置を備える。
本発明の1つの実施例により、上記のパラメータは、上記のコールイベントに関する通信ターミナルの唯一識別コードを含む。
本発明の1つの実施例により、上記の通信ターミナルは、また、上記の獲得した発着信画像データを保存する発着信画像データ保存装置を含む。
本発明の1つの実施例により、上記の通信ターミナルは、また、上記の発着信画像データ提供プラットフォームから獲得した発着信画像データと上記の発着信画像データ保存装置に保存された発着信画像データを比較する比較装置と、上記の発着信画像データ提供プラットフォームから獲得した発着信画像データと上記の発着信画像データ保存装置に保存された発着信画像データが一致しない時、上記の獲得した発着信画像データを利用し上記の発着信画像データ保存装置に保存された発着信画像データを更新する更新装置とを含む。
本発明の1つの実施例により、上記のコールイベントは、音声コールインイベント、音声コールアウトイベント、接続イベント、音声ハングアップイベント、コールアウトレディ・イベント及び利用者照会イベントの何れかを含む。
本発明の1つの実施例により、上記の発着信画像データは、コールイベントによって違う。
本発明の1つの実施例により、上記の発着信画像データは、時間帯によって違う。
本発明の1つの実施例により、上記の発着信画像データは、テキストデータ、画像データ、オーディオデータ、flashデータ、ビデオデータ、リンクアドレスデータ及びマルチメディアデータの1種或いは複数の組合を含む。
本発明の1つの実施例により、上記の個性化情報は、上記のもう1つの通信ターミナルの利用者の身分情報を含む。
本発明の1つの実施例により、上記の身分情報には、氏名、性別、電話番号、家庭アドレス、会社名、肩書き、郵便番号、MSN、メールアドレス、個人の署名、胸像の1つ或いは複数を含む。
本発明の1つの実施例により、上記の通信ターミナルは、GSM標準、CDMA標準、WCDMA標準、CDMA2000標準、HSDPA標準及びGPRS標準の何れかに対応する通信設備である。
本発明の1つの実施例により、発着信画像データの種類がストリームでない場合、発着信画像データ表示装置は、データを全て受信してから、発着信画像データを表示し、同時にネットワークとの接続を終了する。
本発明の1つの実施例により、発着信画像データの種類がストリームである場合、発着信画像データ表示装置は、発着信画像データを受信してから、直ちに上記の発着信画像データを表示すると同時にネットワーク接続を維持し、持続して発着信画像データを受信する。
本発明の1つの実施例により、発着信画像データ種類がネームカードである場合、上記の発着信画像データ表示装置、はネームカードの方式で上記の発着信画像データを表示する。発着信画像データ種類がURLの場合、上記の発着信画像データ表示装置は、ウェブページの方式で上記の発着信画像データを表示する。発着信画像データ種類がマルチメディアの場合、上記の発着信画像データ表示装置は、マルチメディアプレーヤーの方式で上記の発着信画像データを表示する。発着信画像データ種類がAvatarの場合、上記の発着信画像データ表示装置は、相手イメージの方式で上記の発着信画像データを表示する。
付図を参照して詳細に説明すると、本発明の特徴、メリットとその他方面で更に明らかになる。
本明細書の上下文で、例として、回路交換通信ネットワークに基づくグローバル移動体通信システム(GSM)及びパケット交換通信ネットワークの汎用パケット無線業務(GPRS)のシステムを参考して、本発明の原理を説明する。しかし、ここで注意しなければならないのは、本明細書で説明する実施例は例であり、限定的でない。その他の回路交換通信ネットワークとパケット交換通信ネットワークも、本発明で使われ、データ通信と音声通信を実現できる。適当な回路交換通信ネットワーク及びパケット交換通信ネットワークで音声通信とデータ通信を伝送できる。何れの適当な接続技術のある固定と移動回路とパケット交換ネットワーク、例えば時分割多元接続 (TDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続 (FDMA)、直交周波数分割多元接続 (OFDMA)、時分割複信 (TDD)、周波数分割複信 (FDD)、或いは上記技術の組合の何れかを使用できる。本発明は、何れの特定種類の通信ネットワーク或いは接続技術を限定しない。
本明細書において、用語「発着信画像データ」とは、通信ターミナルで表示でき、またこの通信ターミナルと音声通信をするもう1つの通信ターミナルの利用者を表示する個性化データである。既存技術の単一のデータ種類とは違って、本発明の発着信画像データには、各種のマルチメディアデータの組合データを含む。例えば、上記の発着信画像データの内容には、利用者のカスタマイズした図像、画像、ビデオ番組、アニメーション、マルチメディア情報等の組合データを含む。具体的に、本発明の発着信画像データには、テキストデータ、画像データ、オーディオデータ、flashデータ、ビデオデータ、リンクデータ及びその他のマルチメディアデータの1種或いは複数の組合を含む。上記のテキストデータの内容は、文字情報、注釈文字、脚本などとすることができる。上記の画像データの種類は、ビットマップ (BMP)、ジョイント・フォトグラフィック・グループ(JPG)、ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ (JPEG)、ポータブル・ネットワーク・グラフィックス(PNG)、グラフィックス交換フォーマット (GIF)、SWF等の種類を含むが、それらに限られない。画像データの内容は、例えば、各種のカートーン画像、ペストピクチャなどとすることができる。上記のオーディオデータの種類は、楽器デジタルインターフェース(MIDl)、波形ファイル (WAV)、SMF、MP3等の種類を含むが、それらに限られない。オーディオデータの内容は、例えば音楽などである。上記のビデオデータの種類には、例えばオーディオ・ビデオ・インターリビング(AVl)、RM、MPEG−2、MPEG−4、H.264等の種類を含むが、それらに限られない。上記のリンクデータは、例えばURL等のアドレス情報である。なお、上記の発着信画像データの内容には、また、利用者の身分情報を含み、その身分情報には、例えば利用者の氏名、性別、電話番号、冢庭アドレス、就職の会社名、肩書き、郵便番号、MSN、メールアドレス、個人の署名の或いは複数のものを含む。
本明細書において、用語「通信ターミナル」とは、マルチメディア機能のある固定電話、移動電話、カスタマイズ電話、個人用の携帯情報端末(PDA)、ソフトターミナルの運転しているノートパソコン或いはデスクトップ等を指す。上記の「通信ターミナル」は、GSM標準、CDMA標準、WCDMA標準、CDMA2000標準、HSDPA標準、GPRS標準、3G標準及びこれからの次世代通信標準の何れに対応する。本発明の通信ターミナルは、何れの特定標準のターミナルに限られない。
(通信ターミナルに対して、発着信画像データを提供する通信システムの体系構造)
以下、図1を参考にして説明する。図1は、イメージ的に本発明に基づく実施例の通信システム10を示す。
図lに示すように、この通信システム10には、通信ターミナル11Aと通信ターミナル11B、GSM通信ネットワーク12とGPRS通信ネットワーク13、及び発着信画像データ提供プラットフォームl4を含む。通信ターミナル11Aは、GSM通信ネットワーク12或いはGPRS通信ネットワーク13を通じて、通信ターミナル11Bと接続する。同時に、通信ターミナル11Aと通信ターミナル11Bは、GSM通信ネットワーク12或いはGPRS通信ネットワーク13を通じて、ゲートウェイ(図に示されていない)を通じ、発着信画像データ提供プラットフォーム14と接続する。
通常は、GSM通信ネットワーク12或いはGPRS通信ネットワーク13を通じて、通信ターミナル11Aと通信ターミナル11Bの間で、伝統の音声コールリンクを作成する。例えば、呼出し側の通信ターミナルllAは、GSM通信ネットワーク12或いはGPRS通信ネットワーク13を通じて、被呼側の通信ターミナル11Bに対して、音声コールを出し、被呼側の通信ターミナル11Bは、この音声コールに対して、応答を出す。この応答は、例えばこのコールの受け入れ、このコールの拒絶などである。レスポンスとして、被呼側の通信ターミナル11Bは、この音声コールを受け入れる時、呼出し側の通信ターミナル11Aと被呼側の通信ターミナル11Bの間で音声通信を行う。
入れ替えとして、通信ターミナル11Bが呼出し側として、被呼側の通信ターミナル11Aに対して、音声コールを出すことができる。
本発明の通信システム10では、発着信画像データ提供プラットフォーム14は、発着信画像データを保存する。この発着信画像データは、通信ターミナル11Bで表示され、また通信ターミナル11Aの利用者を表示する個性化情報と、通信ターミナル11Aで表示され、通信ターミナル11Bの利用者を表示する個性化情報を含む。例えば、通信ターミナル11Aの利用者は、事前に各種の接続方式を利用して、通信ネットワークを通じて、発着信画像データ提供プラットフォーム14で、通信ターミナル11Aと通信ターミナル11Bの音声通話の起呼、作成、実行期間或いは完成後に通信ターミナル11Bで表示される発着信画像データを設定することができる。例えば、通信ターミナル、ウェブ(WEB)、ワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)、自動音声応答装置 (1VR)等の方式を利用して、発着信画像データ提供プラットフォームに接続し、発着信画像データを設定(カスタマイズ)することができる。同じように、通信ターミナル11Bの利用者は、各種の接続方式を利用し、通信ネットワークを通じて、発着信画像データ提供プラットフォーム14で、通信ターミナル11Aと通信ターミナル11Bの音声通話の起呼、作成、実行期間或いは完成後に通信ターミナル11Aで表示される発着信画像データを設定できる。上文において、発着信画像データの種類と内容を説明したため、ここでは説明を省略する。
本発明の1つの実施例において、通信ターミナル11Aと11Bのアドレス情報を、発着信画像データと関連付けて発着信画像データ提供プラットフォーム14に保存する。好ましくは、上記のアドレス情報は、例えば、通信ターミナルに割り当てられる唯一識別コード、例えば電話番号である。後で詳細に発着信画像データ提供プラットフォーム14の配置を説明する。
本発明の1つの実施例により、通信ターミナル11Aと通信ターミナル11Bの間で音声コールを利用する通信ネットワーク(第二通信チャネル)は、パケット交換通信ネットワーク(例えばGPRS通信ネットワーク13)や、また電話交換通信ネットワーク(例えばGSM通信ネットワーク12)であってもいい。上記のパケット交換通信ネットワークは、無線ネットワーク或いは有線ネットワークとすることができる。
本発明の1つの実施例により、通信ターミナル11Aと発着信画像データ提供プラットフォーム14の間で、発着信画像データを獲得するための通信ネットワーク(第一通信チャネル)は、通信ターミナル11Aと通信ターミナル11Bの間で音声コールを利用する通信ネットワーク(第二通信チャネル)と同じ、または異なる。
(通信システムの通信ターミナルに対して発着信画像データを提供する方法)
図2は、本発明の1つの実施例の通信方法のフローチャートである。
図2に示すように、ステップ101では、通信ターミナル11Aで音声コールアウトイベントが発生するかをチェックする。具体的には、呼出し側が、呼出し側の通信ターミナル11Aで被呼側の通信ターミナル11Bの唯一識別コード、例えば電話番号等を入力したかチェックする。
オプションとして、呼出し側の通信ターミナル11Aに事前に被呼側の通信ターミナル11Bの唯一識別コードを保存した場合、呼出し側が、通信ターミナル11Aに保存された被呼側の通信ターミナル11Bの唯一識別コードを選択したかチェックする。
次に、ステップ101でコールアウトイベントがあることをチェックした場合、ステップ102では、通信ターミナル11Aは、入力或いは選択した被呼側の通信ターミナル11Bの唯一識別コードにより、通信ネットワークを通じて被呼側の通信ターミナル11Bに対するコールを起呼する。
同時に、ステップ103では、事前に設定された発着信画像データ提供プラットフォーム14のネットワークアドレスにより、呼出し側の通信ターミナル11Aは、通信ネットワークを通じて、発着信画像データ提供プラットフォーム14に対して、通信ターミナル11Bの利用者の発着信画像データを獲得するリクエストを送信する。好ましくは、この発着信画像データの獲得リクエストには、少なくとも呼出し側の通信ターミナル11Aのアドレス情報と被呼側の通信ターミナル11Bのアドレス情報を含む。更に好ましくは、上記のアドレス情報は、通信ターミナルに割り当てられる唯一識別コード、例えば電話番号である。好ましくは、この通信ネットワークは、GSM通信ネットワーク或いはGPRS通信ネットワークである。
次に、ステップ104では、発着信画像データ提供プラットフォーム14は、呼出し側の通信ターミナル11Aから送信された発着信画像データを獲得するリクエストを受信し、呼出し側の通信ターミナル11Aのアドレス情報と被呼側の通信ターミナル11B のアドレス情報、例えば通信ターミナルの唯一識別コードを獲得する。
次に、ステップ105では、呼出し側の通信ターミナル11Aの唯一識別コード及び被呼側の通信ターミナル11Bの唯一識別コードにより、発着信画像データ提供プラットフォーム14で被呼側の通信ターミナル11Bの利用者が事前に設定した、呼出し側の通信ターミナル11Aに提供される発着信画像データを検索する。
本発明の1つの実施例では、呼出し側の通信ターミナル11Aのアドレス情報(唯一識別コード)、被呼側の通信ターミナル11Bのアドレス情報(唯一識別コード)、時間パラメータにより、発着信画像データ提供プラットフォーム14で被呼側の通信ターミナル11Bの利用者が事前に設定した、呼出し側の通信ターミナル11Aに提供される発着信画像データを検索する。
本発明のもう1つの実施例により、呼出し側の通信ターミナル11Aの唯一識別コード、被呼側の通信ターミナル11Aの唯一識別コード、時間パラメータ、及び通信ターミナル11Aと通信ターミナル11Bの所在位置により、発着信画像データ提供プラットフォーム14で被呼側の通信ターミナル11Bの利用者が事前に設定した、呼出し側の通信ターミナル11Aに提供される発着信画像データを検索する。
この分野の当業者は、その他のパラメータを本発明で使用し、発着信画像データ提供プラットフォーム14で被呼側の通信ターミナル11Bの利用者が事前に設定した、呼出し側の通信ターミナル11Aに提供される発着信画像データを検索することができると理解すべきである。この場合、このパラメータを発着信画像データと関連付けて発着信画像データ提供プラットフォーム14に保存するだけでいい。
次に、ステップ106では、発着信画像データ提供プラットフォーム14は、検索した発着信画像データを、通信ネットワークを通じて、呼出し側の通信ターミナル11Aに送信する。
次に、ステップ107では、呼出し側の通信ターミナル11Aは、発着信画像データ提供プラットフォーム14からの発着信画像データを受信する。
次に、ステップ108では、通信ターミナル11Aの設定により、呼出し側の通信ターミナル11Aは、受信した発着信画像データを表示する。この表示はステップ102で音声コールの操作と同時に行われることができる。例えば、コール接続の前に、通信ターミナル11Aで受信した発着信画像データを表示する。また、コール接続期間或いはコール終了後に、発着信画像データを表示することもできる。本発明の1つの実施例により、コール接続の前に、コール接続期間及びコール終了後の期間に、異なる発着信画像データを表示できる。
なお、好ましくは、受信した発着信画像データを呼出し側の通信ターミナル11Aに保存し、通信ターミナル11Aが発着信画像データ提供プラットフォーム14の接続(例えばネットワークターミナル)を作成できない時、音声コール期間にすでに保存された通信ターミナル11Aの発着信画像データを表示することができる。
好ましくは、発着信画像データ提供プラットフォーム14から受信した発着信画像データと通信ターミナル11Aに保存した発着信画像データを比較し、通信ターミナル11Aで保存された発着信画像データを更新する必要があるか確定する。呼出し側の通信ターミナル11Aに保存した発着信画像データと発着信画像データ提供プラットフォーム14から受信した発着信画像データが一致しない時、受信した発着信画像データを利用して、通信ターミナル11Aに保存した発着信画像データを更新する。
本発明の1つの実施例により、呼出し側の通信ターミナル11Aと被呼側の通信ターミナル11Bのコール過程に、被呼側の通信ターミナル11Bが受話する前に、受話期間、及び受話後、呼出し側の通信ターミナル11Aのディスプレイに、リアルタイムに、被呼側が事前に設定し、発着信画像データ提供プラットフォーム14に保存した発着信画像データ、例えば、1つの画像、アニメーション或いはその他のマルチメディアと文字情報を表示する。
図3は、本発明のもう1つの実施例による通信方法のフローチャートを示す。
この実施例では、被呼側の通信ターミナル11Bは、呼出し側の通信ターミナル11Aが通信ネットワークを通じて送信した音声コールを受信すると同時に、発着信画像データ提供プラットフォームに対して、発着信画像データを獲得するリクエストを送信し、発着信画像データ提供プラットフォーム14から、通信ターミナル11Aの利用者が事前に設定した、通信ターミナル11Bで表示される発着信画像データを獲得する。
先ず、ステップ201では、通信ターミナル11Bで音声コールインイベントが発生したかをチェックする。具体的に、被呼側の通信ターミナル11Bが通信ターミナル11Aから通信ネットワークを通じて、送信した音声コール作成リクエストを受信したかチェックする。
次に、ステップ201では、音声コール作成リクエストをチェックした場合、ステップ202では、被呼側の通信ターミナル11Bが、上述コール作成リクエストに対してレスポンスを出し、コールを作成する。
同時に、ステップ203では、事前に設定した発着信画像データ提供プラットフォーム14のネットワークアドレスにより、被呼側の通信ターミナル11Bは、通信ネットワークを通じて、発着信画像データ提供プラットフォーム14に対して、通信ターミナル11Aの利用者の発着信画像データを獲得するリクエストを送信する。好ましくは、この発着信画像データの獲得リクエストには、少なくとも呼出し側の通信ターミナル11Aのアドレス情報と被呼側の通信ターミナル11Bのアドレス情報を含む。更に好ましくは、上記のアドレス情報は、通信ターミナルに割り当てられる唯一標識コード、例えば電話番号である。好ましくは、この通信ネットワークは、GSM通信ネットワーク或いはGPRS通信ネットワークである。
次に、ステップ204では、発着信画像データ提供プラットフォーム14は、通信ターミナル11Bから送信される獲得リクエストを受信する。
次に、ステップ205では、呼出し側の通信ターミナル11Aのアドレス情報及び被呼側の通信ターミナル11Bのアドレス情報により、画像データ提供プラットフォーム14で、呼出し側の通信ターミナル11Aの利用者が事前に設定した、被呼側の通信ターミナル11Bに提供される発着信画像データを検索する。
本発明のこの実施例では、また、呼出し側の通信ターミナル11Aのアドレス情報(唯一識別コード)、被呼側の通信ターミナル11Bのアドレス情報(唯一識別コード)、時間パラメータにより、発着信画像データ提供プラットフォーム14で呼出し側の通信ターミナル11Aの利用者が事前に設定した、被呼側の通信ターミナル11Bに提供される発着信画像データを検索することができる。
本発明のこの実施例により、また、呼出し側の通信ターミナル11Aの唯一識別コード、被呼側の通信ターミナル11Bの唯一識別コード、時間パラメータ、及び通信ターミナル11Aと通信ターミナル11Bの所在位置により、発着信画像データ提供プラットフォーム14で、呼出し側の通信ターミナル11Aの利用者が事前に設定した、被呼側の通信ターミナル11Bに提供される発着信画像データを検索することができる。
この分野の当業者は、その他のパラメータを本発明で使用し、発着信画像データ提供プラットフォーム14で被呼側の通信ターミナル11Aの利用者が事前に設定した、呼出し側の通信ターミナル11Bに提供される発着信画像データを検索することができると理解すべきである。この場合、このパラメータを発着信画像データと関連付けて発着信画像データ提供プラットフォーム14に保存するだけでいい。
次に、ステップ206では、発着信画像データ提供プラットフォーム14は、検索した発着信画像データを、通信ネットワークを通じて、被呼側の通信ターミナル11Bに送信する。
次に、ステップ207では、被呼側の通信ターミナル11Bは、発着信画像データ提供プラットフォーム14からの発着信画像データを受信する。
次に、ステップ208では、通信ターミナル11Bの設定により、被呼側の通信ターミナル11Bは受信した発着信画像データを表示する。この表示はステップ202でコール作成の操作をする同時に行われることができる。例えば、コール接続の前に受信した発着信画像データを表示する。オプションとして、コール接続期間、或いはコール終了後、発着信画像データを表示することができる。
なお、好ましくは、受信した発着信画像データを被呼側の通信ターミナル11Bに保存し、通信ターミナル11Bが、発着信画像データ提供プラットフォーム14との接続(例えばネットワークターミナル)を作成できない場合、音声コール期間に通信ターミナル11Bに保存された発着信画像データを表示することができる。
好ましくは、発着信画像データ提供プラットフォーム14から受信した発着信画像データと通信ターミナル11Bに保存された発着信画像データを比較し、通信ターミナル11Bに保存された発着信画像データを更新する必要があるか確定する。被呼側の通信ターミナル11Bに保存された発着信画像データと発着信画像データ提供プラットフォーム14から受信した発着信画像データが一致しない場合、受信した発着信画像データを利用して、通信ターミナル11Bに保存された発着信画像データを更新することができる。
本発明のこの実施例により、呼出し側の通信ターミナル11Aは、被呼側の通信ターミナル11Bをコールする期間、被呼側の通信ターミナル11Bが受話する前、受話期間、及び受話後、被呼側の通信ターミナル11Bのディスプレイに、リアルタイムに、呼出し側の利用者が事前に設定し、発着信画像データ提供プラットフォーム14に保存した発着信画像データ、例えば、1つの画像、アニメーション或いはその他のマルチメディアと文字情報を表示する。
本発明の実施例の1つの変形により、音声コールアウト或いはコールインイベントの発生のチェックに代え、音声接続イベントが発生したことをチェックする時、発着信画像の獲得と表示動作をトリガする。例えば、電話接続の時だけ、発着信画像の獲得と表示動作をする。
本発明の実施例の1つの変形により、音声ハングアップの発生をチェックする時だけ、発着信画像の獲得と表示動作をする。例えば、電話ハングアップの時だけ、発着信画像の獲得と表示動作をする。
本発明の実施例の1つの変形により、通信ターミナル11Aは、通信ターミナル11Bと音声コールを作成しない状況で、発着信画像データ提供プラットフォーム14から通信ターミナル11Bの利用者が事前に発着信画像データ提供プラットフォーム14に設定した、通信ターミナル11Aに提供される発着信画像データを獲得することができる。
例えば、通信ターミナル11Aの利用者は、通信ターミナル11Aに保存された通信ターミナル11Bの唯一識別コードをクリックし、通信ターミナル11Bの接続を起呼する前に(即ちコールアウトレディ・イベント)、発着信画像データ提供プラットフォーム14から通信ターミナル11Bの利用者が事前に発着信画像データ提供プラットフォーム14に設定した、通信ターミナル11Aに提供される発着信画像データ、例えば通信ターミナル11Bの利用者の胸像、履歴書などを獲得することができる。
なお、通信ターミナル11Aの利用者は、通信ターミナル11Bの利用者が事前に発着信画像データ提供プラットフォーム14に設定し、また通信ターミナル11Aに提供される、発着信画像データを照会したい時(即ち利用者の主動照会イベント)、通信ターミナル11Aの利用者は、通信ターミナル11Aに保存された通信ターミナル11Bの唯一識別コード(或いはアイコン)をクリックして、主動で発着信画像データ提供プラットフォーム14から発着信画像を獲得することができる。
(発着信画像データ提供プラットフォームの配置)
図4は、本発明の1つの実施例による発着信画像データ提供プラットフォームの配置のブロック図を示す。
図4に示すように、本発明の発着信画像データ提供プラットフォーム14には、発着信画像データベース141、発着信画像データ・リクエスト受信装置143、発着信画像データ検索装置144、及び発着信画像データ送信装置145を含む。好ましくは、本発明の発着信画像データ提供プラットフォーム14には、発着信画像データ設定装置142を含むことができる。
発着信画像データベース141には、システムが事前に設定した、或いは/又は登録利用者が設定した発着信画像データを保存している。上述のように、発着信画像データにはテキストデータ、画像データ、オーディオデータ、flashデータ、ビデオデータ、リンクアドレスデータ及びマルチメディアデータの1種或いは複数の組合を含むことができる。
好ましくは、発着信画像データを、通信ターミナルに割り当てられる唯一識別コードと関連付けて発着信画像データベース141に保存する。例えば、1つの登録利用者は、もう1つの利用者と、音声通話を作成する時に、もう1つの利用者の通信ターミナルで特定の発着信画像データを表示したい場合、この特定の発着信画像データを、この登録利用者の通信ターミナルに割り当てられる唯一識別コード、及びもう1つの利用者の通信ターミナルに割り当てられる唯一識別コードと関連付けて、発着信画像データベースに保存することができる。
発着信画像データ設定装置142は、発着信画像データベースの発着信画像データを設定する。本発明において、通信ターミナル11Aの利用者は、発着信画像データ提供業務の登録利用者である場合、彼(彼女)は、通信ネットワークを通じて、発着信画像データ設定装置142を利用し、発着信画像データベース141に、通信ターミナル11Bが通信ターミナル11Aにコールする時、通信ターミナル11Bで表示される発着信画像データを設定することができる。同時に、通信ターミナル11Bの利用者は、発着信画像データ提供業務の登録利用者である場合、彼(彼女)は、通信ネットワークを通じて、発着信画像データ設定装置142を利用し、発着信画像データベース141に、通信ターミナル11Aが通信ターミナル11Bにコールする時、通信ターミナル11Aで表示される発着信画像データを設定することができる。
本発明により、登録利用者は、通信ターミナルのアプリケーションを利用して、発着信画像データ提供プラットフォーム14に接続し、発着信画像データ設定装置142を利用して、発着信画像データを設定することができる。登録利用者はまた、ウェブ (WEB)方式で発着信画像データ提供プラットフォーム14に接続し、発着信画像データ設定装置142を利用して発着信画像データを設定することができる。登録利用者はまた、ワイヤレスアプリケーションプロトコル (WAP)を利用し、ショートメッセージの方式で発着信画像データ提供プラットフォーム14に接続し、発着信画像データ設定装置142を利用して、発着信画像データを設定することができる。また、登録利用者は、自動音声応答装置 (1VR)の方式で発着信画像データ提供プラットフォーム14に接続し、発着信画像データ設定装置142を利用して、発着信画像データを設定することができる。
本発明の1つの実施例により、被呼側の通信ターミナルのコール状態、例えばアイドル状態、オフ状態、サービス領域にいない、通話中など各種の状態により、それぞれ呼出し側の通信ターミナルで表示される発着信画像データを設定することができる。言い換えれば、被呼側の登録利用者は、発着信画像データ設定装置142を利用して、被呼側の通信ターミナルの複数のコール状態を、それぞれのコール状態と対応する発着信画像データと関連付けて発着信画像データベースに保存することができる。呼出し側の通信ターミナルは、発着信画像データ提供プラットフォーム14に対して、発着信画像データの獲得リクエストを送信する時、画像データ提供プラットフォーム14は、被呼側のコール状態を獲得し、また発着信画像データベース141でこのコール状態に対応した発着信画像データを検索し、呼出し側の通信ターミナルに提供することができる。呼出し側の通信ターミナルは発着信画像データ提供プラットフォームから提供された、このコール状態に対応した発着信画像データを表示することができる。
本発明の1つの実施例により、登録利用者は、発着信画像データ設定装置142を通じて、個人が現在、相手に表示される状態情報を、発着信画像データとして設定でき、この状態情報には、利用者ビジー、会議中、外出、食事、休憩などを含むが、それらに限られない。
好ましくは、登録利用者は、発着信画像データ設定装置142を利用し、発着信画像データの提供に対して、一時停止或いはオン (ON/OFF)機能を設定することができる。
本発明の1つの実施例により、発着信画像データ提供プラットフォーム14は、登録利用者に対して省略された発着信画像を提供する。具体的に、登録利用者は、発着信画像データ提供業務を申請してから、特別に設定しない場合、この登録利用者にコールする通信ターミナルの受信した発着信画像内容は、発着信画像データ提供プラットフォーム14から登録利用者に割り当てられる省略された発着信画像データである。好ましくは、登録利用者はまた、省略された発着信画像データを変更することができる。
本発明の1つの実施例により、登録利用者は、発着信画像データ設定装置142を利用して、時間別に発着信画像をカスタマイズすることができる。具体的に、時間帯別に異なる発着信画像データを提供できるように設定することができる。例えば、1日の異なる時間帯に、異なる発着信画像データを提供する。例えば1日の午前8:00から12:00、午後1:00から6:00、それぞれ異なる発着信画像データを提供する。1週間の曜日別に異なる発着信画像データを提供し、例えば、月曜から金曜まで、土日曜にそれぞれ異なる発着信画像データを提供する。1月のある日或いは複数の日に、異なる発着信画像データを提供する。例えば、毎月の5日、或いは毎月の5日から10日まで、その他の時間と異なる発着信画像データを提供する。毎年の1日或いは複数の日に異なる発着信画像データを提供する。例えば:毎年の10月1日と毎年の5月1日から5月7日まで、その他の時間と異なる発着信画像データを提供する。時間帯には、事前に指定した具体の日と時間帯を含む。
本発明の1つの実施例により、登録利用者は、発着信画像データ設定装置142を利用して、相手の番号別にそれぞれ異なる発着信画像をカスタマイズできる。具体的に、相手に複数の番号がある場合、それぞれの番号を対応の発着信画像データと関連付けて発着信画像データベースに保存することができる。これにより、1つの番号からの発着信画像獲得リクエストを受信した場合、発着信画像データ提供プラットフォーム14は、この番号に対応した発着信画像データを相手に送信する。
本発明の1つの実施例において、登録利用者は、発着信画像データ設定装置142を利用して番号をグループ分け、グループを名づけることができ、また異なる番号グループに対して、それぞれ異なる発着信画像をカスタマイズすることができる。具体的に、グループ名、成員番号を発着信画像データと関連付けて発着信画像データベースに保存することができる。例えば、番号を「同僚」、「友達」、「家族」などのグループに分けることができる。 これにより、1つのグループ成員からの発着信画像の獲得リクエストを受信した場合、そのグループに対応した発着信画像データをそのグループ成員に送信する。
本発明の1つの実施例では、登録利用者は、発着信画像データ設定装置142を利用して、相手の位置により発着信画像をカスタマイズすることができる。相手の異なる所在地(国、省、市)により、それぞれ異なる発着信画像を設定することができる。具体的に、例えば、相手の識別コード、登録利用者の識別コード、位置及び対応の発着信画像データを関連付けて発着信画像データベース141に保存する。これにより、コール相手からの発着信画像データの獲得リクエストを受信する場合、リクエストにはコール相手の識別コード、登録利用者の識別コード、所在位置を含むと、所在位置に対応した発着信画像データをこのコール相手に送信することができる。例えば、相手が北京で発着信画像データのリクエストを送信する時に獲得した発着信画像データは、相手が上海で発着信画像データのリクエストを送信する時に獲得した発着信画像データと異なることができる。
本発明の1つの実施例で、登録利用者は、発着信画像データ設定装置142を利用して、発着信画像データを表示する通信ターミナルの種類により、異なる発着信画像をカスタマイズすることができる。例えば、携帯電話、固定電話、PDAでの表示について、それぞれ異なる発着信画像データを提供する。
この分野の当業者は、登録利用者は、上述のコール状態、時間、位置、番号、番号グループ、通信ターミナルの種類などの条件に対して組合設定を行い、異なる発着信画像をカスタマイズできると理解すべきである。同時に、発着信画像データの表示ルールは上記のコール状態、時間、所在地、番号、番号グループ、通信ターミナルの種類などの条件に対して、優先レベルをそれぞれ設定することができる。
本発明の1つの実施例では、登録利用者は、発着信画像データ設定装置142を利用して、発着信画像内容に対して、編集、改定、個人情報の作成・変更をすることができる。発着信画像内容の改定と作成には、例えば個人のデジタル写真のアップロード、改定及び新しい発着信画像の作成、個人画像のアップロード、改定及び新しい発着信画像の作成、アニメーションとその他のストリームのアップロード、改定及び新しい発着信画像の作成を含む。
引き続き図4を参考し、発着信画像データ・リクエスト受信装置143は、通信ターミナルからの発着信画像データの獲得リクエストを受信する。
発着信画像データ検索装置144は、発着信画像データの獲得リクエストのパラメータにより、発着信画像データベース141から通信ターミナルで表示される発着信画像データを検索する。好ましくは、このパラメータには、呼出し側の通信ターミナル及び被呼側の通信ターミナルに割り当てられる唯一識別コードを含む。
発着信画像データ送信装置145は、検索した発着信画像データを受信し、またこの検索した発着信画像データを、通信ネットワークを通じて、通信ターミナルに送信する。
本発明の発着信画像データ提供プラットフォーム14は同時に、業務の宣伝機能がある。この宣伝機能は、発着信画像データ提供業務を申請した利用者が、発着信画像データ提供業務を申請していない利用者、或いはターミナルにクライアント側のソフトウェアをインストールしていない利用者と通話したのち、ショートメッセージ、画像メッセージ、IVR等の方式で、これら利用者に対して業務を宣伝する機能がある。
本発明の好ましい実施例により、通信ターミナルは、発着信画像データ提供プラットフォーム14と接続する過程で、発着信画像データ提供プラットフォーム14は、通信ターミナルのソフトウェアのバージョンに対して、判断と比較を行うことができる。通信ターミナルの現在のソフトウェアバージョンより更新のバージョンが存在する時、利用者にバージョンのアップグレードを注意し、それにより通信ターミナルのソフトウェアを更新することができる。
本発明の発着信画像データ提供プラットフォーム14は、リアルタイムに発着信画像データを提供し、またいろいろの時間帯別の業務利用者の数、一定時間内に発着信画像業務を申請した利用者数、一定時間内の発着信画像データの業務収入、利用者が第三者のサービス供給業者の発着信画像データをダウンロードすることで発生した情報料などのデータを統計できる。
発着信画像データ提供プラットフォーム14はまた、情報料のリストを提供できる。リストには、発着信画像データの購入・ダウンロード時間、業務提供のコンテンツ供給業者の名称、発着信画像の名称などの内容を含む。
それぞれの発着信画像データ、は一定の有効期間があり、また永久に使用することもできる。登録利用者のカスタマイズした業務で、使用する発着信画像の有効期間が満了した場合、この発着信画像をシステムの提供する省略された発着信画像に変更して、引き続き業務を提供することができる。或いは、引き続き利用者のためにこの発着信画像データを提供し、また今回の使用を記録し、有料で使用することができる。2回目の料金は、ショートメッセージなどの方式で利用者に明らかに提示する。
(通信ターミナルの配置)
図5は、本発明の1つの実施例による通信ターミナルのイメージである。
図5に示すように、本発明の1つの実施例による通信ターミナルには、コールイベント監視装置110、発着信画像データ通信装置111及び発着信画像データ表示装置112を含む。好ましくは、この通信ターミナルには発着信画像データ保存装置113を含む。
コールイベント監視装置110は、リアルタイムにコールイベントの発生を監視する。このコールイベントは、音声コールインイベント、音声コールアウトイベント、音声接続イベント、音声ハングアップイベント、コールアウトレディイベント、利用者照会イベント等を含む。上文では上述の各種コールイベントを説明した。このコールイベント監視装置110はまた、イベント発生時の一部のパラメータを提供し、コール相手の通信ターミナルの唯一識別コード、例えば電話番号等を含む。
発着信画像データ通信装置111には、発着信画像データ提供プラットフォーム14との通信プロトコルを組み込んでいる。コールイベントが発生する時、発着信画像データ通信装置111は、発着信画像データ提供プラットフォーム14と接続を作成し、またネットワークを通じて、発着信画像データ提供プラットフォーム14と通信し、発着信画像データを獲得する。具体的に、コールイベントが発生する時、発着信画像データ通信装置111は、発着信画像データ提供プラットフォーム14に対してこのコールイベントに関する発着信画像データの獲得リクエストを送信する。好ましくは、このリクエストには少なくとも、このコールイベントに関するコール双方の通信ターミナルの唯一識別コードを含む。更に、発着信画像データ通信装置111は、発着信画像データ提供プラットフォーム14から、上記のリクエストに対するレスポンスとして発着信画像データを受信し、また受信した発着信画像データを、発着信画像データ表示装置112に送信する。
発着信画像データ表示装置112は、発着信画像データを表示し、この発着信画像データには、テキストデータ、画像データ、オーディオデータ、ビデオデータなど各種のマルチメディアデータを含む。
好ましくは、本発明の通信ターミナルで発着信画像データを提供する設備には、また発着信画像データ保存装置113を含む。発着信画像データ保存装置113は、発着信画像データ通信装置111からの発着信画像データを受信して保存する。この発着信画像データ保存装置113は、発着信画像データのキャッシュ機能を提供し、同じ発着信画像データを重複にダウンロードすることができる。
好ましくは、この通信ターミナルにはまた、比較装置114があり、発着信画像データ通信装置111の発着信画像データ提供プラットフォーム14から獲得した発着信画像データと、発着信画像データ保存装置113に保存された相応の発着信画像データを比較する。更新装置115があり、発着信画像データ提供プラットフォーム14から獲得した発着信画像データと発着信画像データ保存装置113に保存された相応の発着信画像データが一致しない場合、上記の発着信画像データ提供プラットフォーム14から獲得した発着信画像データを利用し、上記の発着信画像データ保存装置113に保存された発着信画像データを更新し、これからの表示に供する。
本発明の1つの実施例では、発着信画像データの種類がストリームでない場合、発着信画像データ表示装置112は、発着信画像データを全て受信してから、内容を再生し、同時にネットワークとの接続を終了する。発着信画像データの種類がストリームである場合、発着信画像データ表示装置112は、直ちに上記の発着信画像データの表示を開始し、同時にネットワークとの接続を維持し、持続にデータをダウンロードする。
本発明の実施例では、発着信画像データの種類がネームカードの場合、ネームカードの方式で上記の発着信画像データを表示する。発着信画像データの種類がURLの場合、ウェブページの方式で上記の発着信画像データを表示する。発着信画像データの種類がマルチメディアの場合、マルチメディア・プレーヤーの形式で上記の発着信画像データを表示する。発着信画像データの種類がAvatarの場合、相手のイメージの方式で上記の発着信画像データを表示する。
(通信ターミナルの操作)
図6は、本発明の実施例の通信ターミナルで実行する操作のフローチャートである。図6の例は、音声コールインイベントをコールイベントとすることを示す。
図6に示すように、ステップ301では、コールイベント監視装置110は、音声コールインを監視した。
音声コールインを監視した時、ステップ302では、音声コールインイベントで発着信画像データ通信装置111をトリガさせ、発着信画像データ・インタラクティブ・プロトコルを採用して、発着信画像データ提供プラットフォーム14と通信を行い、発着信画像データ提供プラットフォーム14からこの音声コールインイベントに関する発着信画像データを獲得する。具体的に、音声コールインイベントが発生する時、発着信画像データ通信装置111は、発着信画像データ提供プラットフォーム14に対して、このコールイベントに関する発着信画像データの獲得リクエストを送信する。好ましくは、このリクエストには少なくとも、この音声コールインイベントに関するコール双方の通信ターミナルの電話番号を含む。更に、発着信画像データ通信装置111は、発着信画像データ提供プラットフォームから上記のリクエストに対するレスポンスとして発着信画像データを受信し、また受信した発着信画像データを発着信画像データ表示装置112に送信する。
ステップ303では、音声コールインと同時に、発着信画像データ表示装置112は、上記の発着信画像データを表示し、それから処理を終了する。
好ましくは、ステップ304では、発着信画像データ提供プラットフォーム14から獲得した発着信画像データと、発着信画像データ保存装置113に保存された対応する発着信画像データを比較する。発着信画像データ提供プラットフォーム14から獲得した発着信画像データと発着信画像データ保存装置113に保存された対応する発着信画像データが一致する時、処理を終了する。一致しないときは、ステップ305では、上記の発着信画像データ提供プラットフォーム14から獲得した発着信画像データを利用して、上記の発着信画像データ保存装置113に保存された発着信画像データを更新し、これからの表示に供する。それから処理を終了する。
その他のコールイベント状況が発生した場合、処理は上の処理と似ているので、ここで詳しく説明しない。
特に指摘することは、音声ハングアップイベントが発生する時、コールイベント監視装置110は、発着信画像データ表示装置112に通知し、この時、発着信画像データ表示装置112は、発着信画像データの表示を停止する。この機能は実際の必要に応じて、音声ハングアップの後に引き続き表示する必要がある場合、停止しない。複数チャネルの音声接続がある場合、ハングアップに対応する音声コールの発着信画像データだけを停止し、その他のハングアップしない音声コールに対応する発着信画像データを引き続き表示する。
ビデオ電話接続イベントが発生する時、ビデオ電話の通常機能の使用を影響しないために、発着信画像データの表示を停止することができる。この処理過程は、音声ハングアップの処理過程と類似であるが、イベントのトリガは電話接続の時である。
(同時実行について)
業務において、2.5Gメカニズムと3Gメカニズムの2つのメカニズムを使用する場合について説明する。そのうちの3Gメカニズムは同時実行を利用するが、詳細は以下のとおりである。
1.業務のトリガーメカニズムは端末(通信ターミナル)にある。
2.端末はコールイベントによりトリガーされるが、コールイベントにはコールインとコールアウトの2種類のイベントを含む。
3.コールイベントが発生する際に、端末はプロセスフローを起動する。フローには2つの方式を含む。a)2.5G方式:端末は、端末メモリに呼び出し先の情報が記憶されているかチェックする。既に記憶されている場合は、リアルタイムにユーザマルチメディアおよび個人情報データを表示する。b)3G方式:端末は、リアルタイムにデータリンクを起動し、同時実行および音声呼び出しのデータリンクを発起するとともに、サーバに宛先マルチメディア内容、個人情報および状態などのデータを要求する。c)データ取得後に、端末で複数種類の情報を再生し、キーイベントおよびその他スクリーン表示イベントをトリガーとして再生を終了し、あるいは端末の設定により再生を終了する。
次に、双方向表示を、次のような角度から説明する。
被呼側から説明する場合:現在、ネットワーク端末は全て発呼側番号表示機能があり、コールイベントにおいて被呼側に発呼側番号を提供する。しかし、被呼側にとって、発呼側番号を取得するだけではユーザのニーズに応えることが十分足りるものではない。本発明は、エンハンスド型発呼側情報提供方式を提供し、発呼側番号の制限を大きく突破した。上記のデータ同時実行取得モードに合わせて、端末にコールイベントが発生する際に、被呼側に発呼側情報、発呼側マルチメディアイメージ、発呼側設定のその他のマルチメディア内容、発呼側状態および発呼側の複数種類の個人情報などの内容を提供する。提供される内容を発呼側の状態に関連付けることができる。
発呼側から説明する場合:現在のネットワークが発呼側に提供できる被呼側状態は、音声ガイダンスの多忙中、接続待ちまたは呼び出し待ちなどの情報および着信メロディー業務だけである。しかし、発呼側にとって、このような情報提供も十分足りるものではない。本発明は、エンハンスド型被呼側情報提供方式を提供し、現在の内容制限を突破した。上記のデータ同時実行モードに合わせて、端末においてコールイベントが発生する際、発呼側に被呼側情報、被呼側マルチメディアイメージ、被呼側設定のその他のマルチメディア内容、被呼側状態および被呼側の複数種類の個人情報などの内容を提供する。提供される内容を被呼側状態に関連付けることができる。
本発明は、発呼と被呼の2つの機能を同時にサポートし、発呼と被呼により、それに対応する異なる内容を提供することができる。
本発明はハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア及びそれらの組合で実現できる。この分野の当業者は、何れの適当なデータ処理システムの使用する信号媒体で設定したパソコンプログラム製品で、本発明を具現できると理解すべきである。この信号の媒体は、伝送媒体或いは機器の読み込める情報の記録メディアとすることができ、磁気媒体、光媒体或いはその他の適当な媒体を含む。記録媒体の例には、ハードディスクドライブのディスク或いはフロッピー(登録商標)ディスク、光ドライブの光ディスク、磁気テープ、及びこの分野の当業者が考えられるその他の媒体を含む。伝送媒体の例には、音声通信の利用する電話ネットワークとデジタルデータ通信ネットワーク、例えばイーサーネット及びインターネットワークプロトコル及びインターネットを通じて通信するネットワークを含む。この分野の当業者は、適当なプログラミング装置のある何れの通信ターミナルは、プログラム製品で体現した本発明方法のステップを実行できると理解すべきである。この分野の当業者は、本明細書で記載した示範的な実施例は、通信ターミナルにインストールされ、通信ターミナルで実行するソフトウェアであるが、ファームウェア或いはハードウェアと具現する予備の実施例も本発明の範囲にあることを理解すべきである。
上述の説明から、本発明の本当の原則を離れない状況で、本発明の実施方式を改定・変更できると理解すべきである。本明細書の記述は説明的なもので、限定的なものと理解できない。本発明の範囲は、特許請求の範囲に制限される。