JP2008193382A - 携帯電話機、及び音声調整方法 - Google Patents

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卓史 池田
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Abstract

【課題】 従来の音像定位方法によると、使用者の頭・耳の形状等の個人差を考慮した頭部伝達関数の補正がなされておらず、正確な音像定位が困難という問題があった。
【解決手段】 本発明に係る音声調整方法は、上記課題を解決するためになされたものであり、音源信号に対して頭部伝達関数を用いて音像定位処理を施して出力音声信号を生成する音像定位処理と、この音像定位処理が施された前記出力音声信号をサンプル音として出力する音声信号出力処理と、サンプル音が出力されていることを通知するとともに、サンプル音の到来方向を入力するよう要求するメッセージを表示する表示処理と、入力されたサンプル音の到来方向に基づいて、頭部伝達関数の補正を行う頭部伝達関数補正処理とを実行することで、使用者特有の個人差を考慮した頭部伝達関数の補正と正確な音像定位の実現が可能となった。
【選択図】 図4

Description

この発明は、音像定位機能を搭載する携帯電話機、及び使用者にとって最適な音像を生じさせる音声調整方法に関する。
従来の音像定位機能を搭載する装置においては、音響信号などを含む受信信号を受信する受信部と、受信した音響信号に受聴状態に応じて補正を行う補正部と、音声などを収録するマイクと、マイクで収録した音響信号に音像定位処理を行う音像定位処理部と、補正部と音像定位処理部の制御を行う制御部と、音響信号を送信する送信部とを備えており、補正部では、ヘッドホンまたはイヤホンが外耳に装着されることによって変化する外耳道伝達関数の補正を行い、また補正部には音響信号を再生するステレオヘッドホンが接続されている。(例えば、特許文献1参照)
特開2003−102099号公報
しかし、特許文献1に記載の装置では、ヘッドホンまたはイヤホンを装着したときの外耳道伝達関数の補正しか行っておらず、実聴者の頭・耳の形状等の個人差を考慮した音像定位ができていないという問題があった。
また、特許文献1に記載の装置における音像定位処理の別の例として、標準の頭部伝達関数と目標とする頭部伝達関数との差分を修正する頭部伝達関数修正処理部を備え、かつ、目標とする頭部伝達関数としては、受聴者個人の頭部伝達関数などを設定すると記載されている。しかし、受聴者個人の頭部伝達関数、すなわち音像を定位させたい全ての方向について、頭部インパルス応答を測定しなければならず測定に多大な時間と労力が必要であるという問題があった。
また、携帯電話機のスピーカから音像定位させた音を再生する際、例えば、スピーカと使用者の耳の位置関係が変化した場合、音源から使用者の耳までの伝達関数が変化してしまい、正確な音像定位ができないという問題があった。
本発明に係る音声調整方法は、上記課題を解決するためになされたものであり、音源信号に対して頭部伝達関数を用いて音像定位処理を施して出力音声信号を生成する音像定位処理と、この音像定位処理が施された出力音声信号をサンプル音として出力する音声信号出力処理と、サンプル音が出力されていることを通知するとともに、サンプル音の到来方向を入力するよう要求するメッセージを表示する表示処理と、入力されたサンプル音の到来方向に基づいて、頭部伝達関数の補正を行う頭部伝達関数補正処理とを含むものである。
本発明にかかる音声調整方法は、音源信号に対して頭部伝達関数を用いて音像定位処理を施し、出力音声信号を生成する音像定位処理と、この音像定位処理が施された出力音声信号をサンプル音として出力する音声信号出力処理と、サンプル音が出力されていることと、現在出力されているサンプル音の到来方向を通知するとともに、サンプル音が実際に聞こえる方向と通知されている到来方向を一致させるようにユーザに要求するメッセージを表示する表示処理と、メッセージに応じてユーザにより施された調整結果に基づいて、頭部伝達関数の補正を行う頭部伝達関数補正処理とを含むものである。
本発明は、音源信号に対して頭部伝達関数を用いて音像定位処理を施して出力音声信号を生成する音像定位処理と、この音像定位処理が施された出力音声信号をサンプル音として出力する音声信号出力処理と、サンプル音が出力されていることを通知するとともに、サンプル音の到来方向を入力するよう要求するメッセージを表示する表示処理と、入力されたサンプル音の到来方向に基づいて、頭部伝達関数の補正を行う頭部伝達関数補正処理とを含むので、使用者の頭・耳の形状などの個人差を考慮した頭部伝達関数の最適化処理が可能となり、正確な音像定位が可能となる。
本発明は、音源信号に対して頭部伝達関数を用いて音像定位処理を施し、出力音声信号を生成する音像定位処理と、この音像定位処理が施された出力音声信号をサンプル音として出力する音声信号出力処理と、サンプル音が出力されていることと、現在出力されているサンプル音の到来方向を通知するとともに、サンプル音が実際に聞こえる方向と通知されている到来方向を一致させるようにユーザに要求するメッセージを表示する表示処理と、メッセージに応じてユーザにより施された調整結果に基づいて、頭部伝達関数の補正を行う頭部伝達関数補正処理とを含むので、使用者の頭・耳の形状などの個人差を考慮した頭部伝達関数の最適化処理が可能となり、正確な音像定位が可能となる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による携帯電話機のブロック図、図2は、図1に示す入出力切替処理回路12の詳細図、図3は、図1に示す音像定位処理回路10の詳細図である。
まず、本発明の構成について図1のブロック図により説明する。図中の1は送話信号を集音する送話用マイクロフォン、2は送話用マイクロフォン1で集音したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器、3はA/D変換器2で変換されたディジタル信号を圧縮する音声符号化器、4は音声符号化器3で圧縮された符号化信号の送信を行うための信号処理を行う送信処理回路、5は送信処理回路4で得られた信号の変調処理およびアンテナ6を介して受信された高周波信号の復調処理を行う無線部、6はアンテナ、7は無線部5から得られた信号の受信処理を行う受信処理回路、8は受信処理回路7で得られた符号化信号の復号化を行う音声復号化器、9は音声復号化器8で得られたディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器a、10はメモリ17に蓄えられた音源信号に対して、予め使用者の頭・耳の形状を考慮した頭部伝達関数の畳み込み演算を行う音像定位処理回路、11は音像定位処理回路10で得られたディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器b、12はD/A変換器a、bで得られたアナログ信号のどちらか一方を入力とし、イヤホン端子13、ステレオスピーカ15の一方、もしくは両方を出力とし、これらの入出力端子を切り替える処理を行う入出力切替処理回路、13はステレオイヤホン14と接続するためのイヤホン端子、14はイヤホン端子13からの信号を出力するステレオイヤホン、15は入出力切替処理回路12で得られた信号を出力するステレオスピーカ、16は携帯電話機の全体を制御するCPU、17は音源信号データ、画像信号データや音像定位処理に必要なパラメータおよびプログラムデータ等の各種データを蓄えるメモリ、18は使用者のキー操作結果に応じた情報が入力されるキー操作部、19は画像信号の画像処理を行う画像処理回路、20は画像処理回路19で処理された画像の表示を行うディスプレイである。
次に動作について図1を使って説明する。音声通話を行う場合、送話用マイクロフォン1で電気信号とされた入力音声信号は、A/D変換器2によりディジタル信号とされて、音声符号化器3に供給される。この音声符号化器3で情報圧縮、符号化が施された音声データは、送信処理回路4に送られて送信のための信号処理が施され、無線部5で変調処理された後、アンテナ6を介して送出される。
受話側の構成としては、アンテナ6を介して受信された高周波信号が無線部5で復調処理され、受信処理回路7で受信処理が施された後、音声復号化器8に送られる。この音声復号化器8にて送話側の音声符号化器3における符号化処理の逆の処理が施された後、D/A変換器a9に送られてアナログ信号に変換され、入出力切替処理回路12に送られる。
一方、3D音(3次元上に立体的に聞こえる音)を再生する場合、CPU16はメモリ17に蓄えられた音源信号データを音像定位処理回路10に送る。ここで、音源信号データには、音源信号そのものに加え、音像定位情報(=音像を定位する方向、距離に関する情報)も含まれている。音像定位処理回路10にて、音源信号データに含まれる音像定位情報に対応する頭部伝達関数を使って、音源信号との畳み込み演算処理によって音像定位処理が施された後、D/A変換器b11に送られてアナログ信号に変換され、入出力切替処理回路12に送られる。
図2において、入出力切替処理回路12では、音声通話を行う場合は入力元を12b側(音声通話パス)に、音像定位処理された3D音を再生する場合は入力元を12a側(3D音再生パス)に切り替える。また、入力元で決定した音をイヤホンで聞く場合は出力先を12A側に、スピーカで聞く場合は出力先を12B側に切り替える。入出力切替処理回路12内の入力元および出力先の切り替えは通常、イヤホン端子13でイヤホンが接続されたかどうかを検知し、検知した結果に従いCPU16で制御されるが、使用者がキー操作を行うことにより、キー操作部18での操作内容をCPU16で検知し、検知した結果に従いCPU16で制御するようにしてもよい。
また、CPU16はメモリ17に蓄えられた画像信号を画像処理回路19に送る。画像処理回路19で画像処理された画像は、ディスプレイ20に表示される。
次に、本実施例の特徴である音像定位処理回路10の動作内容について、図3のブロック図および図4の携帯電話機における頭部伝達関数の最適化動作の一例を示すフローチャートを使って説明する。
図3において、スイッチ101、102はともに音像定位処理を行う際に用いるパラメータを切り替えるスイッチで、スイッチ101は初期パラメータ、スイッチ102は最適化後のパラメータ、を切り替えるスイッチである。スイッチをa側(101a、102a)にすると、スピーカ用のパラメータが選択され、b側(101b、102b)にすると、イヤホン用のパラメータが選択される。ここで、「初期パラメータ」とは、本発明による最適化を行う前の頭部伝達関数の係数であり、例えば、ダミーヘッドもしくは多数の被験者に関して、予め測定した空間インパルス応答に基づき得られるものである。また、「最適化後のパラメータ」とは、本発明による最適化を行った後の頭部伝達関数の係数であり、音像定位処理に本パラメータを用いることで、使用者によって最適な3D音響機能を実現できる。
スイッチ103、104、107はすべて頭部伝達関数の補正を行うかどうかの状態を示すスイッチで、103b側かつスイッチ104、107をともに閉じると頭部伝達関数の補正を行うモード(以降では、補正モードと記述)に移行し、初期パラメータがパラメータ格納処理器105に入力され、頭部伝達関数の補正に基づく最適化が図られ、更新後のパラメータが「最適化後のパラメータ」として設定される。最適化処理を終えると、スイッチ103は103a側に切り替わり、スイッチ104、107はともに開く。そして、最適化後のパラメータがパラメータ格納処理器105に入力される。補正モードに移行した場合、図4のフローチャートに従って頭部伝達関数の補正を行い、使用者にとって最適な頭部伝達関数を求める処理を行う。
パラメータ格納処理器105に格納されたパラメータと音源信号は、畳み込み演算処理器108にて畳み込み演算され、演算結果がD/A変換器b11に入力される。また、補正モード時は、スイッチ107が閉じられ、パラメータ格納処理器105に格納されたパラメータはパラメータ更新処理器106に入力される。
パラメータ更新処理器106では、図4のステップ104〜ステップ107(以下では、ステップのことをSと略す。)の内容に従い、パラメータの更新を行う。更新されたパラメータは、「最適化後のパラメータ」として設定される。また、スイッチ104が閉じられ、再びパラメータ格納処理器105に入力される。
以下では、適宜図3を参照しながら、図4に示す頭部伝達関数の最適化方法の一例を説明する。図5は、サンプル音の音像を定位する方向dと携帯電話及び使用者の位置関係を示す図である。
本発明の特徴は、音像定位処理を施したサンプル音を提示し、使用者の聞こえるサンプル音の到来方向に基づき頭部伝達関数の最適化を行うことにある。ここで、サンプル音の提示方法としては、等間隔で音像定位方向を変更させながらサンプル音を提示する、ランダムに音像定位方向を決定しサンプル音を提示する、等種々の方法があり、頭部伝達関数の最適化を行いたい全ての方向について、サンプル音の提示を行う必要があるが、最適化に多大な時間と労力が必要である。そこで、本実施例では、サンプル音の提示方法の一例として、図5に示すように、最初に提示する音像定位方向(d=0、すなわち、使用者が携帯電話機を使用者の正面に位置するように手に持った状態で、真正面からサンプル音が聞こえる方向)から水平方向に対してπ/2ごとに等間隔で音像定位方向を変更させながら前後左右4方向にサンプル音を提示し、提示方向の水平方向に対して±π/4の頭部伝達関数の補正を行う(ある提示方向に対して、複数方向の頭部伝達関数の補正を行う)場合について説明する。便宜上、水平面内の方向で説明するが、3次元の全方向を考慮しても、処理手順は全く同じである。また、携帯電話と使用者の位置関係に関して、本実施例では図5に示す場合について説明するが、使用環境に合わせて最適化を行うことで、携帯電話のスピーカと使用者の耳の位置関係を考慮した音像定位機能を提供できる。サンプル音の提示回数をqとした場合、q回で音像定位方向が1回転(2π変化)することから、1回あたりの音像定位方向の変更角度は、2π/qである。よって、t回目に提示する音像定位方向はd(t)で表される。
Figure 2008193382
ここで、d(1)は1回目、すなわち最初に提示する音像定位方向である。図5に示す例の場合、d(1)=0であり、サンプル音の提示回数はq=4であることから、これらの値を上記式に代入すると、d(1)=0(正面)、d(2)=π/2(右)、d(3)=π(後方)、d(4)=3π/2(左)が得られる。
S100にて、各種変数(q、t、d(t))の初期値を設定する。図5に示す例の場合、これらの変数の初期値として、q=4、t=1、d(1)=0を設定する。
S101にて、定位方向をd(t)とした場合のパラメータ(図3の「初期パラメータ」)を設定し、パラメータ格納処理器105に設定したパラメータを格納する。ここで、パラメータとは、ダミーヘッドもしくは多数の人に関して予め測定した空間インパルス応答に基づき得られた頭部伝達関数の係数ベクトルのことであり、下記の数式2及び数式3で表される。数式2及び数式3において、(l)は音源から左耳に到達するまでの頭部伝達関数、(r)は音源から右耳に到達するまでの頭部伝達関数を表す。また、mは測定データの数を示す。
Figure 2008193382
Figure 2008193382
ただし下記の数式4で、nは空間インパルス応答の次数を示す。本実施例では、初期パラメータのうち、j=1、m=1(測定データ数1)の場合(数式5)について説明する。初期パラメータを設定した後は、S102の処理を行う。
Figure 2008193382
Figure 2008193382
S102にて、音源信号(例えば、白色雑音)と定位方向d(t)の頭部伝達関数の畳み込み演算を行うことで音像定位処理を施し、スピーカもしくはイヤホンから音像定位されたサンプル音を出力させる。なお、音源信号として、白色雑音の他に1kHz正弦波等の単一周波数のトーン信号を用いても良い。また、以下ではスピーカに出力する場合(スイッチ101が101a側、スイッチ102が102a側の状態)について説明するが、イヤホンに出力する場合も同様である。ただし、イヤホン出力時とスピーカ出力時とでは、出力先(スピーカもしくはイヤホン)から両耳までの空間特性がそれぞれ異なる。このことから、イヤホン出力時は、スイッチ101を101b側に、スイッチ102を102b側に切り替えることにより、スピーカ出力時とは異なるパラメータから成る頭部伝達関数を用いて畳み込み演算を行う。
このとき、図6に示すようにディスプレイ20に表示することで、サンプル音が鳴っていることを使用者に通知し、「このサンプル音がどの方向から聞こえるか?」を[1]〜[5]の選択肢から選び、「番号」キーを押下するよう促す。使用者は提示されたサンプル音の聞こえる方向を[1]〜[5]の中から選択する。
図6の例では、選択肢の数が5つで[1]〜[5]を選択した場合の制御手順について説明する。選択肢の数は正面方向を含め3個以上の奇数(2p+1、p:自然数)であることが望ましいが、これに限定するものではない。また、サンプル音が聞こえる方向(到来方向)として、30度おきに選択肢を設けた場合について示した。しかし、到来方向を示す角度の間隔は、音像定位処理に用いる頭部伝達関数の水平方向の最小角度(分解能)以上であれば、任意の角度にしてもよい。
S103で選択された番号によって、S104〜S107の処理が行われる。なお、[3]が選択(「番号」キー[3]を押下)された場合には、初期パラメータによる音像定位方向(d(t))と使用者が聞こえると感じた方向が一致していることから、頭部伝達関数の補正はせず、S108の処理を行う。
S103で[1]の右30度(π/6)が選択(「番号」キー[1]を押下)された場合、パラメータ更新処理器106において頭部伝達関数の更新を行う(S104)。初期パラメータによる音像定位方向(d(t))と使用者が聞こえると感じた方向が一致するよう、下記の数式6に示す補正を行う。
Figure 2008193382
ここで、式6の左辺は極座標で表示した場合の補正後の頭部伝達関数である(rは動径、θ、φは偏角、図7参照)。図5に示す例で、t=1(すなわちd(t)=d(1)=0)の場合、水平方向θが−π/4≦θ≦π/4の範囲について(数式6)を使って頭部伝達関数の補正を行う。また、(数式6)では極座標表示した場合について記述したが、その他の座標系で表示してもよい((数式7)以降も同様)。頭部伝達関数の補正後は、S108の処理を行う。
S103で[2]の右60度(π/3)が選択(「番号」キー[2]を押下)された場合、パラメータ更新処理器106において頭部伝達関数の更新を行う(S105)。初期パラメータによる音像定位方向(d(t))と使用者が聞こえると感じた方向が一致するよう、下記の数式7に示す補正を行う。頭部伝達関数の補正後は、S108の処理を行う。
Figure 2008193382
S103で[4]の左30度(―π/6)が選択(「番号」キー[4]を押下)された場合、パラメータ更新処理器106において頭部伝達関数の更新を行う(S106)。初期パラメータによる音像定位方向(d)と使用者が聞こえると感じた方向が一致するよう、下記の数式8に示す補正を行う。頭部伝達関数の補正後は、S108の処理を行う。
Figure 2008193382
S103で[5]の左60度(―π/3)が選択(「番号」キー[5]を押下)された場合、パラメータ更新処理器106において頭部伝達関数の更新を行う(S107)。初期パラメータによる音像定位方向(d(t))と使用者が聞こえると感じた方向が一致するよう、下記の数式9に示す補正を行う。頭部伝達関数の補正後は、S108の処理を行う
Figure 2008193382
S108にて、音像定位方向d(t)についてd(t+1)=d(t)+2π/qの演算が行われることで、音像定位方向の変更を行う。図5に示す例の場合、q=4であることから、t=1、d(1)=0を代入して、d(2)=d(1)+2π/4=π/2となる。
同様に、d(3)=π、d(4)=3π/2となる。音像定位方向を変更した後は、t=t+1の演算をし、tの値をインクリメントする。
S109にて、tがqに等しいかどうかの判定を行う。tの値がqに等しい場合(S109でYES)は、最適化処理を終了する。tの値がqに等しくない場合(S109でNO)は、引き続き最適化処理を行うため、S101の処理を行う。
以上のようにして、本実施の形態に係る携帯電話機は、予め測定済みの頭部伝達関数のパラメータを使って音像定位されたサンプル音を、使用者が携帯電話機を手に持った状態で受聴し、サンプル音の到来方向を[1]〜[5]の選択肢から回答することで、使用者に適した頭部伝達関数のパラメータを決定する。これにより、使用者ごとに異なる頭・耳の形状等の個人差を考慮した音像定位を使用者が簡単に行うことができる携帯電話機を提供できる。また、使用環境に合わせて、本実施例に記載の最適化を行うことにより、携帯電話から出力されるスピーカと使用者の耳の位置関係を考慮した音像定位を行うことができる携帯電話機を提供できる。
実施の形態2.
以下、本実施の形態2について説明する。実施の形態2は、ディスプレイに予め音の到来方向を表示し、提示されたサンプル音の到来方向がディスプレイに表示された方向と一致するように使用者がキー操作を行うことにより、頭部伝達関数の補正を行うようにした実施例である。本実施の形態に係る携帯電話機は、音像定位処理回路10の、頭部伝達関数の最適化処理動作以外の処理については、前述の実施の形態1と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰り返さない。図8に本実施例における頭部伝達関数の最適化動作を表したフローチャートを示す。
図8を参照して、本実施の形態に係る携帯電話機の音像定位処理回路10にて実施される、頭部伝達関数の最適化動作について説明する。S200にて、S100と同様、q、t、d(t)の初期化を行う。また、頭部伝達関数の水平方向(θ方向)の分解能(Δ)を設定する。ここでは、各変数の初期値として、q=4、t=1、d(t)=0、Δ=π/180を設定する。
S201にて、S101と同様、定位方向がd(t)のパラメータを設定する。ここで、d(t)は、t回目にディスプレイに表示された音の到来方向である。また、提示するサンプル音の定位方向(=d)の初期化を行う。ここで、dは、k回目に提示したサンプル音の音像定位方向で、使用者のキー操作による補正を行うたびにkの値はインクリメントされる。各変数の初期値として、k=0、d=d(t)を設定する。パラメータを設定した後は、S202の処理を行う。
S202にて、音源信号と定位方向dの頭部伝達関数の畳み込み演算を行うことで音像定位処理を施し、スピーカから音像定位されたサンプル音を出力させる。音源信号およびサンプル音の出力先に関しては、実施の形態1と同様である。
このとき、図9に示すようにディスプレイ20に表示することで、サンプル音が鳴っていることを使用者に通知し、このサンプル音が想定している方向(図9の例では、右60度。以下では想定方向と表記)と使用者が実際に携帯電話機を手に持った状態で聞こえている方向が一致するように「方向」キーを使って調整するよう促す。また、右60度(想定方向)から聞こえるように調整し終わったら、「決定」キーを押下するよう促す。S203にて、「サンプル音の聞こえる方向と想定方向が一致しているかどうか?」によって、S204もしくはS205の処理が行われる。
S203でサンプル音の聞こえる方向と想定方向が一致している場合(「決定」キーが押下された場合、S203でYES)、現在の設定パラメータに基づき、頭部伝達関数の補正を行う(S205)。更新式を下記の数式10に示す。頭部伝達関数の補正後は、実施の形態1と同様、S108の処理(音像定位方向の変更)を行う。
Figure 2008193382
S203でサンプル音の聞こえる方向と想定方向が一致していない場合(「右」もしくは「左」の「方向」キーが押下された場合、S203でNO)、S204の処理を行う。S204にて、サンプル音の聞こえる方向が想定方向よりも右かどうか?によって、S206もしくはS207の処理が行われる。S204でサンプル音の聞こえる方向が想定方向よりも右の場合(「右」キーが押下された場合、S204でYES)、パラメータ更新処理器106において、音像定位方向の変更を行う(S206)。音像定位方向dに対してΔだけ左方向のdk―Δが新たな音像定位方向dk+1となるよう、下記の数式11に示す更新を行う。
Figure 2008193382
ここで、Δの値は頭部伝達関数のθ方向の分解能で、一般的に予め測定された頭部インパルス応答の測定間隔に等しい場合が多いが、これに限るものではない。本実施例では、Δ=π/180(1度)の場合を示している。また、k=k+1の演算をし、更新回数kの値をインクリメントする。音像定位方向を変更した後は、S208の処理が行われる。
S204でサンプル音の聞こえる方向が想定方向よりも左の場合(「左」キーが押下された場合、S204でNO)、パラメータ更新処理器106において、音像定位方向の変更を行う(S207)。音像定位方向dに対してΔだけ右方向のd+Δが新たな音像定位方向dk+1となるよう、下記の数式12に示す更新を行う。各記号の内容は(数式11)と同じである。また、k=k+1の演算をし、kの値をインクリメントする。音像定位方向の変更後は、S208の処理が行われる。S208にて、定位方向がdのパラメータを設定する。パラメータを設定した後は、S202の処理を行う。
Figure 2008193382
以上のようにして、本実施の形態に係る携帯電話機は、予め測定済みの頭部伝達関数のパラメータを使って音像定位されたサンプル音を、使用者が携帯電話機を手に持った状態で受聴し、サンプル音の到来方向を左右の「方向」キーを押して調整することにより、使用者に適した頭部伝達関数のパラメータを決定する。これにより、使用者ごとに異なる頭・耳の形状等の個人差を考慮した音像定位ができる携帯電話機を提供できる。また、使用環境に合わせて、本実施例に記載の最適化を行うことにより、携帯電話から出力されるスピーカと使用者の耳の位置関係を考慮した音像定位を行うことができる携帯電話機を提供できる。また、サンプル音の到来方向に関して、使用者の聴感と想定方向が一致するようキー操作を行うことにより、実使用状態に即した音像定位ができる携帯電話機を提供できる。
実施の形態3.
以下、本実施の形態3について説明する。実施の形態3は、実施の形態1でサンプル音の提示を行う前に、キー操作の有無を判定し、キー操作があった場合に、サンプル音を提示するようにした実施例である。なお、本実施の形態に係る携帯電話機は、音像定位処理回路10の、頭部伝達関数の最適化処理動作以外の処理については、前述の実施の形態1と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰り返さない。図10に本実施例における頭部伝達関数の最適化動作を表したフローチャートを示す。
図10を参照して、本実施の形態に係る携帯電話機の音像定位処理回路10にて実施される、頭部伝達関数の最適化動作について説明する。S101にて、定位方向d(t)のパラメータセットが設定されると、S300の処理を行う。S300では、例えば、図11に示すようにディスプレイ20に表示することで、「決定」キーを押している間サンプル音が鳴ることを使用者に通知し、使用者により「決定」キーが押されたかどうかの判定を行う。図11の例では、「決定」キーが押されているかどうかでサンプル音を提示するかどうかの判定を行っている場合について示しているが、他のキー操作にしてもよい。「決定」キーが押された場合(S300でYES)は、「決定」キーが押されている間だけサンプル音の提示を行う(S301)。「決定」キーが押されていない場合(S300でNO)は、引き続きS300の処理を行う(「決定」キーが押されるまで、S300の処理が行われる)。
S301にて、音源信号とパラメータ格納処理器105に格納された定位方向d(t)の頭部伝達関数とを畳み込み演算処理器108に入力し、畳み込み演算を行うことで音像定位処理を施し、D/A変換器b11によりアナログ信号に変換された後、入出力切替処理回路12にて、スイッチ122を12B側にすることで、スピーカから音像定位されたサンプル音を出力させる。サンプル音および出力先に関しては、実施の形態1と同様である。このとき、図11に示すようにディスプレイ20に表示することで、「提示されたサンプル音がどの方向から聞こえるか?」を[1]〜[5]の選択肢から選び、「番号」キーを押下するよう促す。使用者は提示されたサンプル音の聞こえる方向を[1]〜[5]の中から選択する。
以上のようにして、本実施の形態に係る携帯電話機は、予め測定済みの頭部伝達関数のパラメータを使って音像定位されたサンプル音を、使用者が携帯電話機を手に持った状態で受聴し、サンプル音の到来方向を[1]〜[5]の選択肢から回答することで、使用者に適した頭部伝達関数のパラメータを決定する。これにより、使用者ごとに異なる頭・耳の形状等の個人差を考慮した音像定位を使用者が簡単に行うことができる携帯電話機を提供できる。また、使用環境に合わせて、本実施例に記載の最適化を行うことにより、携帯電話から出力されるスピーカと使用者の耳の位置関係を考慮した音像定位を行うことができる携帯電話機を提供できる。また、使用者のキー操作をしている間だけサンプル音を提示することにより、無駄な電流の消費を抑えることができる。
実施の形態4.
以下、本実施の形態4について説明する。実施の形態4は、実施の形態2でサンプル音の提示を行う前に、キー操作の有無を判定し、キー操作があった場合に、サンプル音を提示するようにした実施例である。なお、本実施の形態に係る携帯電話機は、音像定位処理回路10の、頭部伝達関数の最適化処理動作以外の処理については、前述の実施の形態2と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰り返さない。図12に本実施例における頭部伝達関数の最適化動作を表したフローチャートを示す。
図12を参照して、本実施の形態に係る携帯電話機の音像定位処理回路10にて実施される、頭部伝達関数の最適化動作について説明する。S101にて、定位方向d(t)のパラメータセットが設定されると、S400の処理を行う。S400では、例えば、図13に示すようにディスプレイ20に表示することで、「方向」キー([上]もしくは[下])を押している間サンプル音が鳴ることを使用者に通知し、使用者により「方向」キー([上]もしくは[下])が押されたかどうかの判定を行う。図13の例では、「方向」キー([上]もしくは[下])が押されているかどうかでサンプル音を提示するかどうかの判定を行っている場合について示しているが、他のキー操作にしてもよい。「方向」キー([上]もしくは[下])が押された場合(S400でYES)は、「方向」キー([上]もしくは[下])が押されている間だけサンプル音の提示を行う(S401)。また、「方向」キー([上]もしくは[下])が押されていない場合(S400でNO)は、「方向」キー([上]もしくは[下])が押されるまでS400の判定が行われる。
S401にて、音源信号とパラメータ格納処理器105に格納された定位方向dkの頭部伝達関数とを畳み込み演算処理器108に入力し、畳み込み演算を行うことで音像定位処理を施し、D/A変換器b11によりアナログ信号に変換された後、入出力切替処理回路12にて、スイッチ122を12B側にすることで、スピーカから音像定位されたサンプル音を出力させる。サンプル音および出力先に関しては、実施の形態1と同様である。
このとき、図13に示すようにディスプレイ20に表示することで、サンプル音が鳴っていることを使用者に通知し、このサンプル音が想定方向(図13の例では、右60度)と使用者が実際に携帯電話機を手に持った状態で聞こえている方向が一致するように「方向」キー([左]もしくは[右])を使って調整するよう促す。また、想定方向から聞こえるように調整し終わったら、「決定」キーを押下するよう促す。
以上のようにして、本実施の形態に係る携帯電話機は、予め測定済みの頭部伝達関数のパラメータを使って音像定位されたサンプル音を、使用者が携帯電話機を手に持った状態で受聴し、サンプル音の到来方向を左右の「方向」キーを押して調整することにより、使用者に適した頭部伝達関数のパラメータを決定する。これにより、使用者ごとに異なる頭・耳の形状等の個人差を考慮した音像定位ができる携帯電話機を提供できる。また、使用環境に合わせて、本実施例に記載の最適化を行うことにより、携帯電話から出力されるスピーカと使用者の耳の位置関係を考慮した音像定位を行うことができる携帯電話機を提供できる。また、サンプル音の到来方向に関して、使用者の聴感と想定方向が一致するようキー操作を行うことにより、実使用状態に即した音像定位ができる携帯電話機を提供できる。また、使用者のキー操作をしている間だけサンプル音を提示することにより、無駄な電流の消費を抑えることができる。
本発明の実施の形態1に係る音像定位機能を搭載した携帯電話機を示す概略ブロック図である。 図1内の入出力切替処理回路の詳細を示す図である。 図1内の音像定位処理回路の詳細を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る音像定位処理の制御の手順を示すフローチャートである。 図4のフローチャートにおいて、サンプル音の音像を定位する方向d、携帯電話機および使用者の位置関係を示す図である。 図4のフローチャートにおいて、サンプル音を提示する際、携帯電話機のディスプレイ20に表示される平面図の一例である。 図4のフローチャートにおいて、頭部伝達関数H(r,θ,φ)の位置座標を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る音像定位処理の制御の手順を示すフローチャートである。 図8のフローチャートにおいて、サンプル音を提示する際、携帯電話機のディスプレイ20に表示される平面図の一例である。 本発明の実施の形態3に係る音像定位処理の制御の手順を示すフローチャートである。 図10のフローチャートにおいて、サンプル音を提示する際、携帯電話機のディスプレイ20に表示される平面図の一例である。 本発明の実施の形態4に係る音像定位処理の制御の手順を示すフローチャートである。 図12のフローチャートにおいて、サンプル音を提示する際、携帯電話機のディスプレイ20に表示される平面図の一例である。
符号の説明
1 送話用マイクロフォン、2 A/D変換器、3 音声符号化器、4 送信処理回路、
5 無線部、6 アンテナ、7 受信処理回路、8 音声復号化器、
9 D/A変換器a、10 音像定位処理回路、11 D/A変換器b、
12 入出力切替処理回路、13 イヤホン端子、14 ステレオイヤホン、
15 ステレオスピーカ、16 CPU、17 メモリ、18 キー操作部、
19 画像処理回路、20 ディスプレイ、101 スイッチ、102 スイッチ、
103 スイッチ、104 スイッチ、105 パラメータ格納処理器、
106 パラメータ更新処理器、107 スイッチ、108 畳み込み演算処理器、
121 スイッチ、122 スイッチ

Claims (6)

  1. 音源信号に対して頭部伝達関数を用いて音像定位処理を施して出力音声信号を生成する音像定位処理と、
    この音像定位処理が施された前記出力音声信号をサンプル音として出力する音声信号出力処理と、
    前記サンプル音が出力されていることを通知するとともに、前記サンプル音の到来方向を入力するよう要求するメッセージを表示する表示処理と、
    入力されたサンプル音の到来方向に基づいて、前記頭部伝達関数の補正を行う頭部伝達関数補正処理とを含むことを特徴とする音声調整方法。
  2. 音源信号に対して頭部伝達関数を用いて音像定位処理を施し、出力音声信号を生成する音像定位処理と、
    この音像定位処理が施された前記出力音声信号をサンプル音として出力する音声信号出力処理と、
    前記サンプル音が出力されていることと、現在出力されている前記サンプル音の到来方向を通知するとともに、前記サンプル音が実際に聞こえる方向と通知されている到来方向を一致させるようにユーザに要求するメッセージを表示する表示処理と、
    前記メッセージに応じて前記ユーザにより施された調整結果に基づいて、前記頭部伝達関数の補正を行う頭部伝達関数補正処理とを含むことを特徴とする音声調整方法。
  3. イヤホンが接続されているかどうかを検知する検知処理を行い、イヤホンの接続の有無に応じて頭部伝達関数を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の音声調整方法。
  4. アンテナにより受信された高周波信号に復調処理を施すとともに、マイクから入力された送話用音声信号に変調処理を施す無線部と、
    この無線部において復調される前記高周波信号に基づいて生成された通話音声信号と、予め記憶された音源信号に対して頭部伝達関数を用いて音像定位処理が施された再生音声信号とを出力するスピーカとを備えた携帯電話機において、
    音像定位処理が施された前記再生音声信号をサンプル音として出力するとともに、前記サンプル音の到来方向を入力するよう要求するメッセージを表示させ、入力されたサンプル音の到来方向に基づいて、前記頭部伝達関数の補正を行う音像定位処理部とを設けたことを特徴とする携帯電話機。
  5. アンテナにより受信された高周波信号に復調処理を施すとともに、マイクから入力された送話用音声信号に変調処理を施す無線部と、
    この無線部において復調される前記高周波信号に基づいて生成された通話音声信号と、予め記憶された音源信号に対して頭部伝達関数を用いて音像定位処理が施された再生音声信号とを出力するスピーカとを備えた携帯電話機において、
    音像定位処理が施された前記再生音声信号をサンプル音として出力するとともに、表示した前記サンプル音の到来方向と前記サンプル音が実際に聞こえる方向とを一致させるようにユーザに要求するメッセージを表示し、前記ユーザにより施された調整結果に基づいて、前記頭部伝達関数の補正を行う音像定位処理部とを設けたことを特徴とする携帯電話機。
  6. イヤホンが接続されているかどうかを検知する検知部を備え、イヤホンの接続の有無に応じて頭部伝達関数を変更することを特徴とする請求項4または5に記載の携帯電話機。
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