JP2008190705A - Clamp - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、硬質の樹脂、金属等の配管を樹脂、金属のパネル等に取り付けるために用いられるクランプに関する。 The present invention relates to a clamp used for attaching a pipe made of hard resin, metal or the like to a resin, metal panel or the like.
従来、硬質の樹脂、金属等の配管を樹脂、金属のパネル等に取り付ける際に使用される各種のクランプが提案されている。
例えば、特許文献1には、取付対象物に固定される嵌合部と、嵌合部に連設された略U字状のクランプ部と、クランプ部の中央部に設けられ挿入口から挿入された第1棒状物を受ける第1受け部と、クランプ部の奥部に設けられクランプ部の挿入口から挿入され第1受け部を通過した第2棒状物を受ける第2受け部と、クランプ部の内壁から第1受け部の中央部へ向かって延出し弾性変形して第1棒状物の進入を許容し第1受け部とで第1棒状物を保持する弾性片と、クランプ部の内壁から第2受け部の中央部へ向かって延出し弾性変形して第2棒状物の進入を許容し第2受け部とで第2棒状物を保持して第1棒状物の第2受け部への進入を阻止するストッパと、を有するクランプの技術が提案されている。
Conventionally, various clamps have been proposed that are used when pipes made of hard resin or metal are attached to a resin or metal panel.
For example, in
ここに、前記特許文献1に記載されたクランプにおいて、上記構成としたので、クランプ部の内壁から第2受け部の中央部へ向かって延出され、弾性変形して第2棒状物の進入を許容し、第2受け部とにより第2棒状物を保持して第1棒状物の第2受け部への進入を阻止するストッパによって、第2棒状物が第2受け部に保持されるとともに、第1棒状物の第2受け部への通過が阻止されるため、クランプを取付対象物に固定した状態で、第1棒状物が第2受け部側へ落下するということはない。また、第1棒状物と第2棒状物を2段に配置することで、クランプ部の設置面積を小さくすることができる。そして、第1棒状物及び第2棒状物のクランプ部への挿入方向が同一となるため、作業性が良く、作業工数を削減することができる技術であると記載されている。
Here, in the clamp described in
しかしながら、上述した特許文献1に記載される技術において、略U字状のクランプ部の中央部に設けられ挿入口から挿入された第1棒状物を、先端面が第1棒状物の外径寸法と略同一の曲率半径を有する円弧面により保持する第1受け部と、クランプ部の奥部に設けられ、クランプ部の挿入口から挿入されて第1受け部を通過した第2棒状物を、第2棒状物の外径寸法と略同一の曲率半径を有する円弧状に凹設された第2受け部とが直列に設けられている。そのため、第1受け部及び第2受け部の第1棒状物及び第2棒状物を保持する保持力は、それぞれの受け部が第1棒状物及び第2棒状物の外径寸法と略同一の曲率半径を有することにより弱いという問題がある。それ故、複数のクランプを棒状物の所定の位置に取り付けてクランプと棒状物の組部品とした後に、この組部品を搬送する際や、樹脂、金属のパネル等に取り付ける際に、クランプの保持力が弱いためにクランプが所定の位置からずれてしまい、その都度修正しなければならないという手間と無駄な工数が発生する問題がある。
However, in the technique described in
また、略U字状のクランプ部に複数の棒状物を直列に取り付けているので、全ての棒状物に対して保持力をアップすることができず、いずれかの棒状物と受け部の間にガタができてしまうという問題がある。そのため例えば自動車のパネル等にクランプと棒状物の組部品を取り付けた際に、棒状物と受け部の間にガタがあるために自動車の振動によってビビリ音が発生し易いという問題もある。 In addition, since a plurality of rod-shaped objects are attached in series to the substantially U-shaped clamp portion, the holding force cannot be increased for all the rod-shaped objects, and between any one of the rod-shaped objects and the receiving portion. There is a problem of looseness. For this reason, for example, when a clamp and a rod-like assembled part are attached to an automobile panel or the like, there is a problem that chatter noise is likely to be generated due to vibration of the automobile because there is a backlash between the rod-like object and the receiving portion.
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、複数のクランプを棒状物の所定の位置に取り付けてクランプと棒状物の組部品とした後に、この組部品を搬送する際や、樹脂、金属のパネル等に取り付ける作業をしているときに、クランプが棒状物の所定の位置から簡単にずれてしまうことを防止することにより、容易に樹脂、金属のパネル等に取り付けるとともに振動によるビビリ音を無くすことを可能とするクランプを提供することを目的とする。 Therefore, the present invention has been made to solve the above-described problems, and after a plurality of clamps are attached to predetermined positions of a bar-like object to form an assembly part of the clamp and the bar-like object, the assembled part is conveyed. When attaching to a resin or metal panel, etc., the clamp can be easily removed from a predetermined position of the rod-shaped object, so that it can be easily attached to a resin, metal panel, etc. An object of the present invention is to provide a clamp that can be attached and can eliminate chatter noise caused by vibration.
前記目的を達成するため請求項1に係るクランプは、取付対象物に取り付けられる取付脚部を有するクランプ本体と、前記クランプ本体に設けられるとともに相互に対向する一対の壁部と、前記一対の壁部の間の前記クランプ本体に設けられるとともに一対の壁部の間に挿入される棒状物を受ける受け部と、前記一対の壁部の少なくとも一方の壁部に設けられるとともに前記受け部の中央部へ向かって延出され、前記棒状物が挿入されたときに弾性変形することにより棒状物の挿入を許容するとともに挿入後は受け部と協働して棒状物を保持する弾性片と、前記受け部のそれぞれの開口端部と前記一対の壁部の間に設けられ、受け部に前記棒状物が挿入されたとき、少なくとも一方が弾性変形することにより棒状物を押圧して挟持するとともに棒状物の軸方向のずれを防止する一対の挟持壁と、を備えたことを特徴とする。
In order to achieve the above object, a clamp according to
また、請求項2に係るクランプは、請求項1に記載のクランプにおいて、前記挟持壁と前記壁部の間にスリットを設けたことを特徴とする。
A clamp according to
また、請求項3に係るクランプは、請求項1又は請求項2に記載のクランプにおいて、前記一対の挟持壁は、前記受け部に挿入される前記棒状物の直径よりも内側に設けられたことを特徴とする。
The clamp according to
また、請求項4に係るクランプは、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のクランプにおいて、前記一対の挟持壁は、前記受け部に挿入される前記棒状物の略直径部分を押圧して挟持するようにしたことを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the clamp according to any one of the first to third aspects, the pair of sandwiching walls press a substantially diameter portion of the rod-like object inserted into the receiving portion. It is characterized by being held between.
そして、請求項5に係るクランプは、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のクランプにおいて、前記一対の壁部、前記受け部、前記弾性片、前記一対の挟持壁の構成を少なくとも2つ以上備えたことを特徴とする。
And the clamp which concerns on Claim 5 is a clamp in any one of
請求項1に係るクランプでは、受け部のそれぞれの開口端部と一対の壁部の間に少なくとも一方が弾性変形する一対の挟持壁を設けたことにより、一対の壁部の少なくとも一方の壁部に設けられた弾性片を弾性変形させながら受け部に棒状物が挿入されたとき、一対の挟持壁の少なくとも一方が弾性変形することにより棒状物が受け部に収納され、挟持壁の弾性変形の反発力によって挟持壁が棒状物を押圧して挟持する。この押圧によって棒状物の軸方向のずれを防止することができる。これにより、サブの組立ラインで複数のクランプを棒状物の所定の位置に取り付けてクランプと棒状物の組部品とした後に、この組部品をメインの組立ラインで樹脂、金属のパネル等に取り付けるために搬送する過程及びメインの組立ラインで樹脂、金属のパネル等にこの組部品を取り付ける際に、クランプの保持力が弱いためにクランプが所定の位置からずれてしまい、その都度修正しなければならないという手間と無駄な工数の発生を無くすことができ、安定した組部品を提供することができる。
In the clamp according to
また、挟持壁の弾性変形の反発力によって挟持壁が棒状物を押圧して挟持するので、受け部と棒状物の間に発生するガタを無くすことができる。そのために、例えば自動車のパネル等にクランプと棒状物の組部品を取り付けた際に、棒状物と受け部の間にガタがあるために発生する自動車の振動によるビビリ音を無くすこともできる。また、振動や外力によって棒状物が受け部から外れようとしても弾性片が棒状物を保持するので、棒状物が受け部から外れることを阻止することができる。 Further, since the holding wall presses and holds the rod-like object by the repulsive force of the elastic deformation of the holding wall, it is possible to eliminate the play generated between the receiving portion and the rod-like object. Therefore, for example, when a clamp and a rod-like assembly are attached to an automobile panel or the like, chatter noise caused by the vibration of the automobile generated due to the backlash between the rod-like object and the receiving portion can be eliminated. Moreover, since the elastic piece holds the rod-shaped object even if the rod-shaped object is about to be detached from the receiving part due to vibration or external force, it is possible to prevent the rod-shaped object from being detached from the receiving part.
また、請求項2に係るクランプでは、挟持壁と壁部の間にスリットを設けたので、簡単な構造で挟持壁を弾性変形させることができる。また、挟持壁を弾性変形させるかわりにバネ等の余分な部品を追加する必要もない。
In the clamp according to
また、請求項3に係るクランプでは、一対の挟持壁は、受け部に挿入される棒状物の直径よりも内側に設けられているので、棒状物が受け部に挿入されたとき、挟持壁が弾性変形し、その反発力である押圧力が棒状物に確実に押圧を加えるとともに、クランプの保持力が弱いためにクランプが所定の位置からずれてしまうことを無くすことができる。
In the clamp according to
また、請求項4に係るクランプでは、一対の挟持壁が受け部に挿入される棒状物の略直径部分を押圧して挟持するようにしたことにより、それぞれの挟持壁が有する押圧力を分散すること無く互いに棒状物を押圧するので、最大の押圧力を引き出すことができるとともに、クランプの保持力が弱いためにクランプが所定の位置からずれてしまうことを無くすことができる。
In the clamp according to
そして、請求項5に係るクランプでは、一対の壁部、受け部、弾性片、一対の挟持壁の構成を少なくとも2つ以上備えることによって、1つのクランプで複数の棒状物を係止することができるとともに、1本の棒状物がクランプからずれてしまい、その都度修正しなければならないという手間と無駄な工数の発生を無くすことができ、複数のクランプを複数の棒状物の所定の位置に取り付けてクランプと棒状物の安定した組部品を提供することもできる。 In the clamp according to claim 5, by providing at least two or more configurations of the pair of wall portions, the receiving portion, the elastic piece, and the pair of clamping walls, a plurality of rod-shaped objects can be locked with one clamp. In addition, it eliminates the labor and waste of man-hours that a single bar is displaced from the clamp and must be corrected each time, and a plurality of clamps are attached to predetermined positions of a plurality of bars. It is also possible to provide a stable assembly of clamps and rods.
以下、本発明に係るクランプについて、本発明を具体化した第1実施形態及び第2実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、本実施形態の説明は、自動車等に使用される第1配管(太)、第2配管(中)、第3配管(細)の3本の配管がそれぞれ並列にクランプの配管保持部に挿入された後に、自動車のパネルに取り付けられるようにしたクランプに基づいて説明する。 Hereinafter, a clamp according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings based on a first embodiment and a second embodiment of the present invention. In the description of the present embodiment, the three pipes of the first pipe (thick), the second pipe (middle), and the third pipe (thin) used in automobiles and the like are respectively connected in parallel to the pipe holding portion of the clamp. The following description is based on a clamp that is adapted to be attached to an automobile panel after being inserted.
最初に、第1実施形態に係るクランプについて説明する。
先ず、本実施形態に係るクランプ1の構成について図1乃至図4に基づき説明する。
ここで、図1は、第1実施形態に係るクランプの上からの外観斜視図、図2は、クランプの正面図、図3は、クランプの側面図、図4は、配管と受け部の関係を説明する説明図である。
First, the clamp according to the first embodiment will be described.
First, the configuration of the
Here, FIG. 1 is an external perspective view from above of the clamp according to the first embodiment, FIG. 2 is a front view of the clamp, FIG. 3 is a side view of the clamp, and FIG. It is explanatory drawing explaining these.
図1乃至図3に示すように、クランプ1のクランプ本体2は、その下端に長方形の板状体の基部3を備えている。基部3の下側には、自動車等に備えられる樹脂、金属等のパネル4に設けられた取付孔5、6にクランプ本体2を取り付けるための四隅が面取りされた四角形の取付脚部7が設けられている。この取付脚部7の先端にはテーパーが設けられ、パネル4に設けられた取付孔5、6に取付脚部7を挿入するときに挿入し易くなっている。また、この取付脚部7の対向する面には、クランプ本体2をパネル4に設けられた取付孔5、6に取り付けた後に外れることを防止する第1弾性係止爪8及び第2弾性係止爪9が設けられている。この第1弾性係止爪8及び第2弾性係止爪9は、パネル4に設けられた取付孔5、6に取付脚部7を挿入するときには取付孔5、6の内壁によって弾性変形して取付脚部7の中に収納され、基部3の下面がパネル4に当接すると第1弾性係止爪8及び第2弾性係止爪9の復元力によって第1弾性係止爪8及び第2弾性係止爪9がパネル4の裏面に係止され、クランプ本体2はパネル4に係止される。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
また、図1、図2に示すように、基部3の右側端部には奥行き方向に基部3の長方形の短辺と同一幅の第1リブ10が立設されている。同様に、第1リブ10から左側に所定の距離だけ離れた位置には奥行き方向に基部3の長方形の短辺と同一幅の第2リブ11が立設されている。同様に、第2リブ11から左側に所定の距離だけ離れた位置には奥行き方向に基部3の長方形の短辺と同一幅の第3リブ12が立設されている。同様に、第3リブ12から左側に所定の距離だけ離れた位置には奥行き方向に基部3の長方形の短辺と同一幅の第4リブ13が立設されている。そして、基部3の左側端部には奥行き方向に基部3の長方形の短辺と同一幅の第5リブ14が立設されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, a
また、第2リブ11の先端には、自動車等に使用される第1配管15が装着されたとき、第1配管15を受ける奥行き方向に基部3の長方形の短辺と同一幅であって第1配管15の外径寸法と略同一の曲率半径を有する円弧状の第1受け部16が凹設されており、第1配管15が面接触可能となっている。同様に、第3リブ12の先端には、自動車等に使用される第2配管17が装着されたとき、第2配管17を受ける奥行き方向に基部3の長方形の短辺と同一幅であって第2配管17の外径寸法と略同一の曲率半径を有する円弧状の第2受け部18が凹設されており、第2配管17が面接触可能となっている。そして、第4リブ13の先端には、自動車等に使用される第3配管19が装着されたとき、第3配管19を受ける奥行き方向に基部3の長方形の短辺と同一幅であって第3配管19の外径寸法と略同一の曲率半径を有する円弧状の第3受け部20が凹設されており、第3配管19が面接触可能となっている。
In addition, when the
また、図1、図2に示すように、円弧状の第1受け部16の右側の端部である第1開口端部21と第1リブ10は、奥行き方向に基部3の長方形の短辺と同一幅の第1連結リブ22によって連結されている。同様に、円弧状の第1受け部16の左側の端部である第2開口端部23と円弧状の第2受け部18の右側の端部である第3開口端部24は、奥行き方向に基部3の長方形の短辺と同一幅の第2連結リブ25によって連結されている。同様に、円弧状の第2受け部18の左側の端部である第4開口端部26と円弧状の第3受け部20の右側の端部である第5開口端部27は、奥行き方向に基部3の長方形の短辺と同一幅の第3連結リブ28によって連結されている。そして、円弧状の第3受け部20の左側の端部である第6開口端部29と第5リブ14は、奥行き方向に基部3の長方形の短辺と同一幅の第4連結リブ30によって連結されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the first opening
また、基部3、第1リブ10、第1連結リブ22、第1受け部16、第2リブ11によって形成される空洞の強度を補強するために、クランプ1に保持される配管と直交するとともに基部3、第1リブ10、第1連結リブ22、第1受け部16、第2リブ11の奥行き方向の幅の中央を連結する第1直交リブ31が設けられている。同様に、基部3、第2リブ11、第1受け部16、第2連結リブ25、第2受け部18、第3リブ12によって形成される空洞の強度を補強するために、クランプ1に保持される配管と直交するとともに基部3、第2リブ11、第1受け部16、第2連結リブ25、第2受け部18、第3リブ12の奥行き方向の幅の中央を連結する第2直交リブ32が設けられている。同様に、基部3、第3リブ12、第2受け部18、第3連結リブ28、第3受け部20、第4リブ13によって形成される空洞の強度を補強するために、クランプ1に保持される配管と直交するとともに基部3、第3リブ12、第2受け部18、第3連結リブ28、第3受け部20、第4リブ13の奥行き方向の幅の中央を連結する第3直交リブ33が設けられている。そして、基部3、第4リブ13、第3受け部20、第4連結リブ30、第5リブ14によって形成される空洞の強度を補強するために、クランプ1に保持される配管と直交するとともに基部3、第4リブ13、第3受け部20、第4連結リブ30、第5リブ14の奥行き方向の幅の中央を連結する第4直交リブ34が設けられている。
Further, in order to reinforce the strength of the cavity formed by the
これらの各直交リブ31、32、33、34、基部3、各リブ10、11、12、13、14、各連結リブ22、25、28、30、各受け部16、18、20が協働してクランプ1に第1配管15、第2配管17、第3配管19を取り付けるとき、及び、クランプ1を自動車等のパネル4の取付孔5、6に取り付けるときに加えられる押圧力、捩りに対して高い剛性力を発揮する。
These
また、第1リブ10の上端部から第1リブ10の奥行きの幅と同一の第1壁部35が上方に延出されている。また、第1受け部16と第2受け部18の間に設けられている第2連結リブ25の上面からは、第1壁部35と平行して第1壁部35の奥行き幅と同一の第2壁部36が上方に延出されている。さらに、第2受け部18と第3受け部20の間に設けられている第3連結リブ28の上面からは、第2壁部36と平行して第2壁部36の奥行き幅と同一の第3壁部37が上方に延出されている。そして、第5リブ14の上端部から第5リブ14の奥行きの幅と同一の第4壁部38が上方に延出されている。また、これら第1壁部35、第2壁部36、第3壁部37、第4壁部38の基部3から先端部までの高さは略同一である。
A
また、第1配管15が装着される第1受け部16の両側に立設された第1壁部35と第2壁部36の上端側から第1受け部16の中央部へ向かって、第1壁部35からは第1斜面39を備えるとともに第1壁部35と奥行きが同一幅の第1弾性片40が延出され、第2壁部36からは第2斜面41を備えるとともに第2壁部36と奥行きが同一幅の第2弾性片42が延出されている。このとき、第1壁部35の上端部と第1斜面39、及び、第2壁部36の上端部と第2斜面41は、円弧によって連結されているので、第1配管15を第1斜面39と第2斜面41にスムーズに案内することを可能にする。そして、第1弾性片40と第2弾性片42は対を成しており、第1弾性片40の第1斜面39と第2弾性片42の第2斜面41の離間距離は、第1配管15の外径寸法よりも狭くなっている。そのため、第1配管15を第1受け部16に装着するために、第1配管15が第1斜面39と第2斜面41の間を通過するとき、第1弾性片40は第1壁部35へ向かって弾性変形し、第2弾性片42は、第2壁部36へ向かって弾性変形することによって第1配管15の通過を可能にする。
Further, from the upper end side of the
更に、第1弾性片40の先端面は、第1配管15の外径寸法と略同一の曲率半径を有する第1配管保持面43となっており、第1配管15が第1受け部16に装着されたとき面接触して第1配管15の外力や振動等による外れを防止している。同様に、第2弾性片42の先端面は、第1配管15の外径寸法と略同一の曲率半径を有する第2配管保持面44となっており、第1配管15が第1受け部16に装着されたとき面接触して第1配管保持面43と協働して第1配管15の外力や振動等による外れを防止している。また、第1斜面39と第1配管保持面43、及び、第2斜面41と第2配管保持面44は、円弧によって連結されているので、第1配管15を第1受け部16にスムーズに案内することを可能にするとともに第1弾性片40及び第2弾性片42をこれらの弾性変形の反発力によって即座に所定の位置に戻して第1配管15の外れを防止している。
Furthermore, the front end surface of the first
同様に、第2配管17が装着される第2受け部18の両側に立設された第2壁部36と第3壁部37の上端側から第2受け部18の中央部へ向かって、第2壁部36からは第3斜面45を備えるとともに第2壁部36と奥行きが同一幅の第3弾性片46が延出され、第3壁部37からは第4斜面47を備えるとともに第3壁部37と奥行きが同一幅の第4弾性片48が延出されている。このとき、第2壁部36の上端部と第3斜面45、及び、第3壁部37の上端部と第4斜面47は、円弧によって連結されているので、第2配管17を第3斜面45と第4斜面47にスムーズに案内することを可能にする。そして、第3弾性片46と第4弾性片48は対を成しており、第3弾性片46の第3斜面45と第4弾性片48の第4斜面47の離間距離は、第2配管17の外径寸法よりも狭くなっている。そのため、第2配管17を第2受け部18に装着するために、第2配管17が第3斜面45と第4斜面47の間を通過するとき、第3弾性片46は第2壁部36へ向かって弾性変形し、第4弾性片48は、第3壁部37へ向かって弾性変形することによって第2配管17の通過を可能にする。
Similarly, from the upper end side of the
更に、第3弾性片46の先端面は、第2配管17の外径寸法と略同一の曲率半径を有する第3配管保持面49となっており、第2配管17が第2受け部18に装着されたとき面接触して第2配管17の外力や振動等による外れを防止している。同様に、第4弾性片48の先端面は、第2配管17の外径寸法と略同一の曲率半径を有する第3配管保持面49となっており、第2配管17が第2受け部18に装着されたとき面接触して第3配管保持面49と協働して第2配管17の外力や振動等による外れを防止している。また、第3斜面45と第3配管保持面49、及び、第4斜面47と第3配管保持面49は、円弧によって連結されているので、第2配管17を第2受け部18にスムーズに案内することを可能にするとともに第3弾性片46及び第4弾性片48をこれらの弾性変形の反発力によって即座に所定の位置に戻して第2配管17の外れを防止している。
Further, the distal end surface of the third
そして、第3配管19を装着する第3受け部20の両側には第3壁部37と第4壁部38が立設されているが、装着される第3配管19の直径が細いことと設置面積を最小にするために、一方の第3壁部37は半径の大きな円弧形状の壁面51として弾性片を無くし、他方の第4壁部38に第5斜面52を備えるとともに第4壁部38と奥行きが同一幅の第5弾性片53が第4壁部38の上端側から第3受け部20の中央部へ向かって延出するようにしている。この第5弾性片53に設けられている第5斜面52は、第4壁部38の先端部と円弧によって連結されており、第3配管19を壁面51と第5斜面52にスムーズに案内することを可能にする。そして、第3壁部37の壁面51と第5弾性片53の第5斜面52の離間距離は、第3配管19の外径寸法よりも狭くなっている。そのため、第3配管19を第3受け部20に装着するために、第3配管19が壁面51と第5斜面52の間を通過するとき、第5弾性片53が第4壁部38へ向かって弾性変形することによって第3配管19の通過を可能にする。
更に、第5弾性片53の先端面は、第3配管19の外径寸法と略同一の曲率半径を有する第5配管保持面54となっており、第3配管19が第3受け部20に装着されたとき面接触して第3配管19の外力や振動等による外れを防止している。また、第5斜面52と第5配管保持面54は、円弧によって連結されているので、第3配管19を第3受け部20にスムーズに案内することを可能にするとともに第5弾性片53を第5弾性片53の弾性変形の反発力によって即座に所定の位置に戻して第3配管19の外れを防止している。
And the
Further, the tip surface of the fifth
また、第1配管15が装着される円弧状の第1受け部16の右側の端部である第1開口端部21からは第1受け部16と奥行きが同一幅の第1挟持壁55が上方に延出されている。また、円弧状の第1受け部16の左側の端部である第2開口端部23からは第1受け部16と奥行きが同一幅の第2挟持壁56が上方に延出されている。この第1挟持壁55と第2挟持壁56は対になっており、図4に示すように、対向する距離は第1受け部16に装着される第1配管15の直径より短く設定されている。そのため、通常では第1挟持壁55と第2挟持壁56の間には第1配管15を挿入できないので、第1挟持壁55と第1壁部35の間には第1スリット57を設け、第2挟持壁56と第2壁部36の間には第2スリット58を設けることによって、第1挟持壁55及び第2挟持壁56が第1スリット57及び第2スリット58側に弾性変形可能となり、第1挟持壁55と第2挟持壁56の間に第1配管15の挿入が許容され、第1配管15が第1受け部16に装着されるとともに第1挟持壁55と第2挟持壁56が第1配管15を挟持する。
A first holding
このとき前述したように、第1配管保持面43と第2配管保持面44が第1配管15に面接触して第1配管15の外力や振動等による外れを防止している。また、第1挟持壁55と第2挟持壁56が第1配管15を挟持する挟持力は、第1挟持壁55と第2挟持壁56の間に第1配管15が挿入されたときに、第1挟持壁55と第2挟持壁56が弾性変形した反発力によって発生する。この挟持力によって、クランプ1が第1配管15の軸方向へずれることを防止することができるとともに、第1配管15の第1受け部16とのガタを無くして振動によるビビリ音を無くすことができる。また、第1挟持壁55、及び、第2挟持壁56の先端は、円弧形状に面取りされているので、第1配管15を第1受け部16にスムーズに案内することを可能にする。尚、第1挟持壁55と第2挟持壁56は第1スリット57及び第2スリット58を無くして単にリブ形状にしてもよい。
At this time, as described above, the first
同様に、第2配管17が装着される円弧状の第2受け部18の右側の端部である第3開口端部24からは第2受け部18と奥行きが同一幅の第3挟持壁59が上方に延出されている。また、円弧状の第2受け部18の左側の端部である第4開口端部26からは第2受け部18と奥行きが同一幅の第4挟持壁60が上方に延出されている。この第3挟持壁59と第4挟持壁60は対になっており、図4に示すように、対向する距離は第2受け部18に装着される第2配管17の直径より短く設定されている。そのため、通常では第3挟持壁59と第4挟持壁60の間には第2配管17を挿入できないので、第3挟持壁59と第2壁部36の間には第3スリット61を設け、第4挟持壁60と第3壁部37の間には第4スリット62を設けることによって、第3挟持壁59及び第4挟持壁60が第3スリット61及び第4スリット62側に弾性変形可能となり、第3挟持壁59と第4挟持壁60の間に第2配管17の挿入が許容され、第2配管17が第2受け部18に装着されるとともに第3挟持壁59と第4挟持壁60が第2配管17を挟持する。
Similarly, a
このとき前述したように、第3配管保持面49と第4配管保持面50が第2配管17に面接触して第2配管17の外力や振動等による外れを防止している。また、第3挟持壁59と第4挟持壁60が第2配管17を挟持する挟持力は、第3挟持壁59と第4挟持壁60の間に第2配管17が挿入されたときに、第3挟持壁59と第4挟持壁60が弾性変形した反発力によって発生する。この挟持力によって、クランプ1が第2配管17の軸方向へずれることを防止することができるとともに、第2配管17の第2受け部18とのガタを無くして振動によるビビリ音を無くすことができる。また、第3挟持壁59、及び、第4挟持壁60の先端は、円弧形状に面取りされているので、第2配管17を第2受け部18にスムーズに案内することを可能にする。尚、第3挟持壁59と第4挟持壁60は第3スリット61及び第4スリット62を無くして単にリブ形状にしてもよい。
At this time, as described above, the third
そして、第3配管19が装着される円弧状の第3受け部20の右側の端部である第5開口端部27からは、前述したように装着される第3配管19の直径が細いことと設置面積を最小にするために、第3受け部20と奥行きが同一幅であって内側に傾斜する第5挟持壁63が第3壁部37に一体に形成されている。また、円弧状の第2受け部18の左側の端部である第4開口端部26からは第3受け部20と奥行きが同一幅の第6挟持壁64が外側に傾斜しながら上方に延出されている。この第5挟持壁63と第6挟持壁64は対になっており、図4に示すように、対向する距離は第3受け部20に装着される第3配管19の直径より短く設定されている。そのため、通常では第5挟持壁63と第6挟持壁64の間には第3配管19を挿入できないので、第6挟持壁64と第4壁部38の間には第5スリット65を設けることによって、第6挟持壁64が第5スリット65側に弾性変形可能となり、第5挟持壁63と第6挟持壁64の間に第3配管19の挿入が許容され、第3配管19が第3受け部20に装着されるとともに第5挟持壁63と第6挟持壁64が第3配管19を挟持する。
And from the 5th
このとき前述したように、第5配管保持面54が第3配管19に面接触して第3配管19の外力や振動等による外れを防止している。また、第5挟持壁63と第6挟持壁64が第3配管19を挟持する挟持力は、第5挟持壁63と第6挟持壁64の間に第3配管19が挿入されたときに、第6挟持壁64が弾性変形した反発力によって発生する。この挟持力によって、クランプ1が第3配管19の軸方向へずれることを防止することができるとともに、第3配管19の第3受け部20とのガタを無くして振動によるビビリ音を無くすことができる。また、第6挟持壁64の先端は、円弧形状に面取りされているので、第3配管19を第3受け部20にスムーズに案内することを可能にする。尚、第6挟持壁64は第5スリット65を無くして単にリブ形状にしてもよい。そして、このように構成されたクランプ1は、ポリアセタール(POM)等によって一体に成形されている。
At this time, as described above, the fifth
ここで、図4について説明する。図4は、配管と受け部の関係を説明する説明図である。図4の表66に示す本実施形態の例では、A部に対して、直径8.00mmの第1配管15が収納され、第1配管15を受ける受け部16の円弧の半径は4.05mmで設定され、第1配管15を挟持する第1挟持壁55と第2挟持壁56の距離は7.74mmに設定されている。そのために、A部拡大の図に示すように第1配管15が収納されていない受け部16、第1挟持壁55、第2挟持壁56、第1配管保持面43、第2配管保持面44の状態に、点線で示す第1配管15を重ねると、第1挟持壁55と第2挟持壁56の部分で第1配管15とオーバーラップする部分が発生する。そこで、第1配管15が収納されたとき、第1挟持壁55と第2挟持壁56がこのオーバーラップしている量だけ外側に弾性変形させられるので、そのとき発生する第1挟持壁55と第2挟持壁56の反発力が第1配管15を押圧して第1配管15を強力に保持して振動によるビビリ音を無くすとともに第1配管15の軸方向のずれを防止する。このとき、第1配管保持面43、第2配管保持面44は、第1配管15に加わる外力に対して図4に示すA部から外れることを防止している。
Here, FIG. 4 will be described. FIG. 4 is an explanatory diagram for explaining the relationship between the piping and the receiving portion. In the example of this embodiment shown in Table 66 of FIG. 4, the
同様に、B部に対して、直径6.35mmの第2配管17が収納され、第2配管17を受ける受け部18の円弧の半径は3.22mmで設定され、第2配管17を挟持する第3挟持壁59と第4挟持壁60の距離は6.09mmに設定されている。そのために、B部拡大の図に示すように第2配管17が収納されていない受け部18、第3挟持壁59、第4挟持壁60、第3配管保持面49、第4配管保持面50の状態に、点線で示す第2配管17を重ねると、第3挟持壁59と第4挟持壁60の部分で第2配管17とオーバーラップする部分が発生する。そこで、第2配管17が収納されたとき、第3挟持壁59と第4挟持壁60がこのオーバーラップしている量だけ外側に弾性変形させられるので、そのとき発生する第3挟持壁59と第4挟持壁60の反発力が第2配管17を押圧して第2配管17を強力に保持して振動によるビビリ音を無くすとともに第2配管17の軸方向のずれを防止する。このとき、第3配管保持面49、第4配管保持面50は、第2配管17に加わる外力に対して図4に示すB部から外れることを防止している。
Similarly, the
そして、同様に、C部に対して、直径4.80mmの第3配管19が収納され、第3配管19を受ける受け部20の円弧の半径は2.44mmで設定され、第3配管19を挟持する第5挟持壁63と第6挟持壁64の距離は4.61mmに設定されている。そのために、C部拡大の図に示すように第3配管19が収納されていない受け部20、第5挟持壁63、第6挟持壁64、第5配管保持面54の状態に、点線で示す第3配管19を重ねると、第5挟持壁63と第6挟持壁64の部分で第3配管19とオーバーラップする部分が発生する。そこで、第3配管19が収納されたとき、第5挟持壁63と第6挟持壁64がこのオーバーラップしている量だけ外側に弾性変形させられるので、そのとき発生する第5挟持壁63と第6挟持壁64の反発力が第3配管19を押圧して第3配管19を強力に保持して振動によるビビリ音を無くすとともに第3配管19の軸方向のずれを防止する。このとき、第5配管保持面54は、第3配管19に加わる外力に対して図4に示すC部から外れることを防止している。
Similarly, the
続いて、このように構成されたクランプ1に第1配管15、第2配管17、第3配管19を装着して自動車の車体等のパネル4に取り付けて使用するときの取付方法とその特性について図5乃至図13に基づいて説明する。
ここで、図5乃至図8は、クランプに第1配管、第2配管、第3配管を装着する工程を説明する説明図、図9乃至図11は、第1配管、第2配管、第3配管を装着したクランプをパネルに取り付ける工程を説明する説明図、図12は、配管を装着したクランプがパネルに取り付けられた状態を示す説明図、図13は、第3配管のクランプへの挿入距離対挿入荷重曲線を説明する説明図である。
Subsequently, an attachment method and its characteristics when the
Here, FIGS. 5 to 8 are explanatory views for explaining a process of attaching the first pipe, the second pipe, and the third pipe to the clamp, and FIGS. 9 to 11 are the first pipe, the second pipe, and the third pipe. FIG. 12 is an explanatory diagram illustrating a process of attaching a clamp with a pipe attached to the panel, FIG. 12 is an explanatory diagram showing a state where the clamp with the pipe attached is attached to the panel, and FIG. 13 is an insertion distance of the third pipe to the clamp. It is explanatory drawing explaining an insertion load curve.
最初に、図5乃至図8に基づいて、クランプ1に第1配管15、第2配管17、第3配管19を装着した組部品を製作するための工程を説明する。組部品を製作するために、図5の状態ではクランプ1が図示しない組立用治工具に固定されている。
先ず、第1配管15をクランプ1に装着する工程を説明する。第1配管15を図5に示す矢印Aの方向に移動して第1弾性片40の第1斜面39及び第2弾性片42の第2斜面41に押し当てる。このとき、第1壁部35の上端部と第1斜面39、及び、第2壁部36の上端部と第2斜面41は、円弧によって連結されているとともに第1弾性片40の第1斜面39と第2弾性片42の第2斜面41は第1受け部16の中央部へ向かって延出されているので、第1配管15を第1斜面39と第2斜面41にスムーズに案内することを可能にする。そして、第1配管15を矢印Aの方向への挿入を開始する。
First, based on FIG. 5 thru | or FIG. 8, the process for manufacturing the assembled component which attached the
First, the process of attaching the
第1配管15を矢印Aの方向へ挿入すると第1配管15に押圧されて第1弾性片40は第1壁部35側に弾性変形し、第2弾性片42は第2壁部36側に弾性変形する。第1弾性片40と第2弾性片42が平行になって矢印Aの方向へ暫く移動した図6に示す第1配管15の位置では、第1弾性片40と第2弾性片42の弾性変形の反発力である挿入荷重のピークは越えている。
When the
更に、第1配管15を矢印Aの方向へ挿入することにより、図7に示すように、第1配管15の直径が、第1斜面39と第1配管保持面43によって形成される円弧と、第2斜面41と第2配管保持面44によって形成される円弧を越える位置にくると、第1弾性片40及び第2弾性片42は自身の弾性変形の反発力によって即座に所定の位置に戻るとともに、第1弾性片40の第1斜面39と第1配管保持面43、第2弾性片42の第2斜面41と第2配管保持面44によって形成されている円弧が第1配管15を第1挟持壁55と第2挟持壁56の間に圧入しながら第1受け部16に装着する作用をする。
Further, by inserting the
その結果、図8に示すように、第1配管15を第1受け部16に装着するとともに第1挟持壁55と第2挟持壁56が第1配管15を挟持して第1配管15の軸方向のずれを防止し、第1配管保持面43、第2配管保持面44が外力による第1配管15の外れを防止している。
As a result, as shown in FIG. 8, the
次に、第2配管17をクランプ1に装着する工程の説明であるが、第2配管17は第1配管15よりも細い点が異なるのみであり、その他は第1配管15の工程と全く同じであるのでここでは説明を省略する。
Next, the process of mounting the
次に、第3配管19をクランプ1に装着する工程を説明する。第3配管19を図5に示す矢印Aの方向に移動して第3壁部37に形成されている半径の大きな円弧形状の壁面51及び第5弾性片53の第5斜面52に押し当てる。このとき、第4壁部38の上端部と第5斜面52は、円弧によって連結されているとともに第5弾性片53の第5斜面52は第3受け部20の中央部へ向かって延出されているので、第3配管19を壁面51と第5斜面52にスムーズに案内することを可能にする。そして、第3配管19を矢印Aの方向への挿入を開始する。
Next, the process of attaching the
第3配管19を矢印Aの方向へ挿入すると第3配管19に押圧されて第5弾性片53は第4壁部38側に弾性変形する。壁面51と第5弾性片53がほぼ平行になって矢印Aの方向へ暫く移動した図6に示す第3配管19の位置では、第5弾性片53の弾性変形の反発力である挿入荷重のピークは越えている。
When the
更に、第3配管19を矢印Aの方向へ挿入することにより、図7に示すように、第3配管19の直径が、第5斜面52と第5配管保持面54によって形成される円弧を越える位置にくると、第5弾性片53は自身の弾性変形の反発力によって即座に所定の位置に戻るとともに、第5弾性片53の第5斜面52と第5配管保持面54によって形成されている円弧が第3配管19を第5挟持壁63と第6挟持壁64の間に圧入しながら第3受け部20に装着する作用をする。
Further, by inserting the
その結果、図8に示すように第3配管19を第3受け部20に装着するとともに第5挟持壁63と第6挟持壁64が第3配管19を挟持して第3配管19の軸方向のずれを防止し、第5配管保持面54が外力による第3配管19の外れを防止している。
このように、クランプ1に第1配管15、第2配管17、第3配管19を装着した図8に示す組部品が製作され、第1配管15、第2配管17、第3配管19がクランプ1に装着された組部品(図9参照)が図示しない組立用治工具から取り外される。
As a result, as shown in FIG. 8, the
In this way, the assembled part shown in FIG. 8 in which the
次に、図9乃至図12に基づいてクランプ1に第1配管15、第2配管17、第3配管19を装着した組部品をパネル4に取り付ける工程を説明する。
図9は、図5乃至図8に基づいて、クランプ1に第1配管15、第2配管17、第3配管19を装着した組部品を図示しない組立用治工具から取り外した状態を示している。この状態を保管、メインの組立ラインへ搬送する等の過程において、作業者の取り扱い不注意によってクランプ1が第1配管15、第2配管17、第3配管19の所定の位置から図9に示す矢印B、矢印Cの方向にずれる虞があるが、第1配管15を第1挟持壁55と第2挟持壁56が押圧して挟持し、第2配管17を第3挟持壁59と第4挟持壁60が押圧して挟持し、第3配管19を第5挟持壁63と第6挟持壁64が押圧して挟持するので矢印B、矢印Cの方向にずれることはない。
Next, a process of attaching the assembled part in which the
FIG. 9 shows a state in which an assembled part in which the
図10は、図9に示すクランプ1に第1配管15、第2配管17、第3配管19を装着した組部品におけるクランプ1の基部3の下方に設けられた取付脚部7を自動車等が備える樹脂、金属等のパネル4に穿孔された取付孔5、6に取り付ける状態を示している。この状態において、それぞれのクランプ1の基部3の下方に設けられた取付脚部7をパネル4に穿孔された取付孔5、6に合わせ矢印Dの方向にそれぞれのクランプ1を押圧する。このとき、取付脚部7に設けられた第1弾性係止爪8と第2弾性係止爪9(図3参照)が取付孔5、6の壁面の押圧によって取付脚部7の内側に弾性変形する。
この図10の工程においても作業者の取り扱い不注意によってクランプ1が第1配管15、第2配管17、第3配管19の所定の位置から図10に示す矢印E、矢印Fの方向にずれる虞があるが、第1配管15を第1挟持壁55と第2挟持壁56が押圧して挟持し、第2配管17を第3挟持壁59と第4挟持壁60が押圧して挟持し、第3配管19を第5挟持壁63と第6挟持壁64が押圧して挟持するので矢印E、矢印Fの方向にずれることはない。
FIG. 10 shows a mounting
Also in the process of FIG. 10, the
そして、図11に示すように、それぞれのクランプ1の基部3がパネル4の表面に当接すると取付孔5、6の壁面の押圧によって取付脚部7の内側に弾性変形していた第1弾性係止爪8と第2弾性係止爪9(図3参照)が取付脚部7の外側に突出してパネル4の裏面に係止される。
Then, as shown in FIG. 11, when the
こうして、クランプ1に第1配管15、第2配管17、第3配管19を装着した組部品をパネル4に組み付ける作業は終了する。そして、図12は、図11の作業工程において、クランプ1の基部3がパネル4の表面に当接すると、取付孔5、6の壁面の押圧によって取付脚部7の内側に弾性変形していた第1弾性係止爪8と第2弾性係止爪9が取付脚部7の外側に突出してパネル4の裏面に係止される状態を示している。このように、クランプ1の取付脚部7の第1弾性係止爪8と第2弾性係止爪9によってパネル4に係止されると、第1弾性係止爪8と第2弾性係止爪9を取付脚部7の内側に機械的に弾性変形させるか、第1弾性係止爪8と第2弾性係止爪9を破壊しない限り、クランプ1をパネル4から取り外すことはできない。
In this way, the work of assembling the assembled part in which the
次に、図5乃至図8の作業工程において実際に配管の挿入荷重、配管の軸方向の保持力がどれだけあるかを第3配管19(直径:4.80mm、第3受け部20の円弧の半径:2.44mm、第5挟持壁63と第6挟持壁64の対向距離:4.61mm、第5挟持壁63と第6挟持壁64の長さ:14.4mm)を使用して実測した結果を図13のグラフ67に基づいて説明する。因みに、このクランプ1を使用する製造者の要求規格は、配管の挿入荷重:80(N)以下、配管の保持力:98(N)以上、配管の軸方向の保持力:9.8(N)以上である。
図13に示すグラフ67は、第3配管19の挿入距離対挿入荷重曲線であって、第3配管19が壁面51と第5斜面52に当接するG部から第3配管19が第5挟持壁63と第6挟持壁64に挟持され第3受け部20に装着されるK部までの第3配管19を挿入する挿入距離に対する挿入荷重を示す曲線である。
Next, in the operation steps of FIGS. 5 to 8, the actual insertion load of the pipe and the holding force in the axial direction of the pipe are determined according to the third pipe 19 (diameter: 4.80 mm, arc of the third receiving portion 20). ): 2.44 mm, opposing distance between the
A
G部は、上述のように第3配管19が壁面51と第5斜面52に当接する点であり、挿入距離、挿入荷重の原点となる。ここから第3配管19の挿入が開始され、第3配管19によって第5斜面52が第4壁部38側に第3配管19の挿入距離に比例して弾性変形するので、その反発力の挿入荷重の値は増大していく。
G part is a point which the 3rd piping 19 contact | abuts to the
G部から第3配管19が約2.5mm挿入されたH部は、壁面51と第5斜面52が第3配管19の直径69の距離によってほぼ平行になった点である。そのため、これから先は第5斜面52が第4壁部38側に弾性変形する量は一定になるので、その反発力の挿入荷重の値はモーメントの関係で減少していくのであるが、H部とG部から約3.2mmまでの点の間(0.7mm)は壁面51にまだ円弧形状が残っているので、挿入距離とその反発力の挿入荷重のバランスが保たれており、グラフ67はフラットに近い状態になっている。そのために、この間で挿入荷重のピーク41.25(N)が計測されている。そして、G部から約3.2mmまでの点を過ぎると壁面51と第5斜面52は第3配管19の直径69の距離で完全に平行になるので、第5斜面52が第4壁部38側に弾性変形する量は完全に一定になり、その反発力の挿入荷重の値はモーメントの関係で第3配管19が挿入されるJ部まで減少が続く。
The H portion where the
G部から第3配管19が約6.2mm挿入されたJ部は、第5斜面52と第5配管保持面54によって形成される円弧状面取り部68を第3配管19の直径69が越える点である。図13の下方に示すJ部の図ように、第5斜面52と第5配管保持面54によって形成される円弧状面取り部68を第3配管19の直径69が越える位置にくると、第5弾性片53は自身の弾性変形の反発力によって即座に所定の位置に戻ると同時に、第5弾性片53の第5斜面52と第5配管保持面54によって形成されている円弧状面取り部68が第3配管19を第5挟持壁63と第6挟持壁64の間に圧入しながら第3受け部20に装着する作用をする。そのために、挿入荷重は0(N)になり、これは第3配管19が第5挟持壁63と第6挟持壁64に挟持され第3受け部20に装着されるK部まで続く。
The point where the
K部は、上述のように第3配管19が第5挟持壁63と第6挟持壁64に挟持され第3受け部20に装着される点であり、G部から第3配管19が約7.9mm挿入された位置である。
このように第5挟持壁63と第6挟持壁64に挟持され第3受け部20に装着された第3配管19の軸方向の保持力を測定すると25〜30(N)であった。参考までに第5挟持壁63と第6挟持壁64の無い場合は、5〜7(N)である。また、第3配管19の保持力は、第3配管19を外す方向に引くと壁面51と第5斜面52の間隔が狭まる方向に第5配管保持面54が移動するので外れることは無く、98(N)以上であることは確認した。
以上の測定結果を纏めると、製造者の要求規格が、配管の挿入荷重:80(N)以下、配管の保持力:98(N)以上、配管の軸方向の保持力:9.8(N)以上であるのに対して測定結果は、配管の挿入荷重:41.25(N)、配管の保持力:98(N)以上を確認、配管の軸方向の保持力:25〜30(N)であるので、このクランプ1を使用する製造者の要求規格を充分に満足している。
K part is a point by which the
Thus, when the holding force of the 3rd piping 19 clamped by the
Summarizing the above measurement results, the manufacturer's required standards are: pipe insertion load: 80 (N) or less, pipe holding force: 98 (N) or more, pipe axial holding force: 9.8 (N ) Above, the measurement results are as follows: pipe insertion load: 41.25 (N), pipe holding force: 98 (N) or higher, pipe axial holding power: 25-30 (N Therefore, the requirements of the manufacturer using this
以上、詳細に説明した通り第1実施形態に係るクランプ1では、例えば、第3受け部20のそれぞれの第5開口端部27、第6開口端部29と一対の第3壁部37、第4壁部38の間に少なくとも一方が弾性変形する一対の第5挟持壁63、第6挟持壁64を設けたことにより、一対の第3壁部37、第4壁部38の少なくとも一方の第4壁部38に設けられた第5弾性片53を弾性変形させながら第3受け部20に第3配管19が挿入されたとき、一対の第5挟持壁63、第6挟持壁64の少なくとも一方の第6挟持壁64が弾性変形することにより第3配管19が第3受け部20に収納され、第6挟持壁64の弾性変形の反発力によって第5挟持壁63、第6挟持壁64が第3配管19を押圧して挟持する。この押圧によって第3配管19の軸方向のずれを防止することができる。これにより、サブの組立ラインで複数のクランプ1を第3配管19の所定の位置に取り付けてクランプ1と第3配管19の組部品とした後に、この組部品をメインの組立ラインで樹脂、金属のパネル4等に取り付けるために搬送する過程及びメインの組立ラインで樹脂、金属のパネル4等にこの組部品を取り付ける際に、クランプ1の保持力が弱いためにクランプ1が所定の位置からずれてしまい、その都度修正しなければならないという手間と無駄な工数の発生を無くすことができ、安定した組部品を提供することができる。
As described above in detail, in the
また、例えば、第6挟持壁64の弾性変形の反発力によって第5挟持壁63、第6挟持壁64が第3配管19を押圧して挟持するので、第3受け部20と第3配管19の間に発生するガタを無くすことができる。そのために、例えば自動車のパネル4等にクランプ1と第3配管19の組部品を取り付けた際に、第3配管19と第3受け部20の間にガタがあるために発生する自動車の振動によるビビリ音を無くすこともできる。また、振動によって第3配管19が第3受け部20から移動しようとしても第5弾性片53によって移動を阻止することができる。
Further, for example, the fifth holding
また、クランプ1では、例えば、第6挟持壁64と第4壁部38の間に第5スリット65を設けたので、簡単な構造で第6挟持壁64を弾性変形させることができる。また、第6挟持壁64を弾性変形させるかわりにバネ等の余分な部品を追加する必要もない。
In the
また、クランプ1では、例えば、一対の第5挟持壁63、第6挟持壁64は第3受け部20に挿入される第3配管19の直径よりも内側に設けられているので、第3配管19に確実に押圧を加えることができるとともにクランプ1の保持力が弱いためにクランプ1が所定の位置からずれてしまうことを無くすことができる。
Further, in the
そして、クランプ1では、例えば、一対の第3壁部37、第4壁部38、第3受け部20、第5弾性片53、一対の第5挟持壁63、第6挟持壁64の構成を少なくとも2つ以上備えることによって、1つのクランプ1で複数の第3配管19を係止することができるとともに、1本の第3配管19がクランプ1からずれてしまい、その都度修正しなければならないという手間と無駄な工数の発生を無くすことができ、複数のクランプ1を複数の第3配管19の所定の位置に取り付けてクランプ1と第3配管19の安定した組部品を提供することもできる。
In the
次に、第2実施形態に係るクランプについて説明する。第2実施形態は第1実施形態と殆ど同じであって、主に挟持壁が配管を押圧する形態が異なる。以下では、第1実施形態と異なる部分を中心に図14乃至図18を参照して説明する。尚、第1実施形態と同じ構成には第1実施形態と同じ符号を付して説明する。
ここで、図14乃至図18は、第2実施形態に係るクランプの挟持壁の形態を説明する説明図である。
Next, a clamp according to a second embodiment will be described. The second embodiment is almost the same as the first embodiment, and is different mainly in that the clamping wall presses the pipe. Hereinafter, a description will be given with reference to FIG. 14 to FIG. 18 with a focus on differences from the first embodiment. Note that the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals as those in the first embodiment.
Here, FIG. 14 thru | or FIG. 18 is explanatory drawing explaining the form of the clamping wall of the clamp which concerns on 2nd Embodiment.
本実施形態に係るクランプ1には、図14に示すように、クランプ本体2において、装着された第1配管15を受ける第1受け部16の右側の第1開口端部21と第1壁部35の間に設けられた第1連結リブ22の上面に、第1受け部16の奥行き方向と同一幅であって、装着された第1配管15を押圧する円弧状の突部を有する第1円弧状挟持壁71が延出されているとともに、第1円弧状挟持壁71と第1壁部35の間に第1スリット57が設けられている。また、第1受け部16の左側の第2開口端部23と第2壁部36の間に備えられている第2連結リブ25の上面に、第1受け部16の奥行き方向と同一幅であって、装着された第1配管15を押圧する円弧状の突部を有する第2円弧状挟持壁72が延出されているとともに、第2円弧状挟持壁72と第2壁部36の間に第2スリット58が設けられている。この第1円弧状挟持壁71と第2円弧状挟持壁72は対を成しており、第1円弧状挟持壁71と第2円弧状挟持壁72に設けられた円弧状の突部は、装着された第1配管15のほぼ直径70の部分をお互いに押圧する位置に設けられるとともに、第1配管15が無いときは第1配管15の直径70よりも内側に位置するように設定されている。また、第1円弧状挟持壁71と第2円弧状挟持壁72に設けられた円弧状の突部は、円弧状であるので装着された第1配管15の直径70からの多少のずれを吸収することができる。
As shown in FIG. 14, the
これにより、第1受け部16に第1配管15を装着したとき、第1円弧状挟持壁71が第1スリット57側に、第2円弧状挟持壁72が第2スリット58側に弾性変形し、その反発力が第1配管15の軸方向のずれを防止する保持力となる。また、第1円弧状挟持壁71と第2円弧状挟持壁72に設けられた円弧状の突部は、装着された第1配管15のほぼ直径70の部分をお互いに押圧する位置に設けられているので、第1配管15を押圧する押圧力の方向にブレはない。そのため大きな押圧力(保持力)を得ることができる。
また、第1円弧状挟持壁71の円弧状の突部と第1開口端部21の間には、第1壁部35の方向に底部が向いている第1凹部73が設けられている。同様に、第2円弧状挟持壁72の円弧状の突部と第2開口端部23の間には、第2壁部36の方向に底部が向いている第2凹部74が設けられている。そのため、第1円弧状挟持壁71と第2円弧状挟持壁72に設けられた円弧状の突部は、他から影響を受けること無く第1配管15を押圧することができる。
As a result, when the
In addition, a
尚、第1円弧状挟持壁71と第2円弧状挟持壁72の形状を図15に示すように、第1受け部16の奥行き方向と同一幅であって、装着された第1配管15を押圧する楔状の突部を有する第1楔状挟持壁75、第2楔状挟持壁76の形状にしてもよい。この楔状の突部は、ピンポイントで第1配管15の直径70を挟持する設計を可能にする。
As shown in FIG. 15, the first
また、第1円弧状挟持壁71と第2円弧状挟持壁72の形状を図16に示すように、第1受け部16の奥行き方向と同一幅であって、装着された第1配管15を押圧する台形状の突部を有する第1台形挟持壁77、第2台形挟持壁78の形状にしてもよい。この台形状の突部は、外力等で第1配管15が第1受け部16から離間する方向に移動しょうとしても第1台形挟持壁77、第2台形挟持壁78が第1配管15の直径70によって平行になるので、常に第1配管15の直径70部分を挟持することができる。そのため、常にそのときの最大の押圧力(保持力)を得ることができる。
Further, as shown in FIG. 16, the first
また、第1円弧状挟持壁71と第2円弧状挟持壁72の形状を図17に示すように、第1受け部16の奥行き方向と同一幅であって、装着された第1配管15を押圧する二つの突部を有する第1二山挟持壁79、第2二山挟持壁80の形状にしてもよい。この二つの突部が第1配管15の直径70部分を跨ぐように配置することによって確実に第1配管15の直径70部分を押圧することができるので、最大の押圧力(保持力)を得ることができる。
Moreover, as shown in FIG. 17, the first
また、第1円弧状挟持壁71と第2円弧状挟持壁72の形状を図18に示すように、第1受け部16の奥行き方向と同一幅であって、装着された第1配管15の直径70を越えた上部から第1配管15を押圧する球形状の突部を有する第1球形状挟持壁81、第2球形状挟持壁82の形状にしてもよい。装着された第1配管15の直径70を越えた上部から第1配管15を押圧する球形状の突部にすることによって、第1球形状挟持壁81と第1受け部16、第2球形状挟持壁82と第1受け部16のそれぞれの間で第1配管15の直径を押圧することができるので、最大の押圧力(保持力)を得ることができる。
Further, as shown in FIG. 18, the shapes of the first arc-shaped holding
以上、説明した通り、第2実施形態に係るクランプ1では、それぞれの形態の挟持壁が第1配管15のほぼ直径部分を押圧して挟持するようにしたことにより、それぞれの挟持壁が有する押圧力を分散すること無く第1配管15を押圧するので、最大の押圧力を引き出すことができる。例えば、一対の第1円弧状挟持壁71、第2円弧状挟持壁72が第1受け部16に挿入される第1配管15の略直径部分を押圧して挟持するようにしたことにより、それぞれの第1円弧状挟持壁71、第2円弧状挟持壁72が有する押圧力を分散すること無く互いに第1配管15を押圧するので、最大の押圧力を引き出すことができるとともにクランプ1の保持力が弱いためにクランプ1が所定の位置からずれてしまうことを無くすことができる。
As described above, in the
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。 In addition, this invention is not limited to the said embodiment, Of course, various improvement and deformation | transformation are possible within the range which does not deviate from the summary of this invention.
1. クランプ
2. クランプ本体
4. パネル
7. 取付脚部
15. 第1配管
16. 第1受け部
17. 第2配管
18. 第2受け部
19. 第3配管
20. 第3受け部
21. 第1開口端部
23. 第2開口端部
24. 第3開口端部
26. 第4開口端部
27. 第5開口端部
29. 第6開口端部
35. 第1壁部
36. 第2壁部
37. 第3壁部
38. 第4壁部
40. 第1弾性片
42. 第2弾性片
46. 第3弾性片
48. 第4弾性片
53. 第5弾性片
55. 第1挟持壁
56. 第2挟持壁
57. 第1スリット
58. 第2スリット
59. 第3挟持壁
60. 第4挟持壁
61. 第3スリット
62. 第4スリット
63. 第5挟持壁
64. 第6挟持壁
65. 第5スリット
69. 直径
70. 直径
1.
Claims (5)
前記クランプ本体に設けられるとともに相互に対向する一対の壁部と、
前記一対の壁部の間の前記クランプ本体に設けられるとともに一対の壁部の間に挿入される棒状物を受ける受け部と、
前記一対の壁部の少なくとも一方の壁部に設けられるとともに前記受け部の中央部へ向かって延出され、前記棒状物が挿入されたときに弾性変形することにより棒状物の挿入を許容するとともに挿入後は受け部と協働して棒状物を保持する弾性片と、
前記受け部のそれぞれの開口端部と前記一対の壁部の間に設けられ、受け部に前記棒状物が挿入されたとき、少なくとも一方が弾性変形することにより棒状物を押圧して挟持するとともに棒状物の軸方向のずれを防止する一対の挟持壁と、
を備えたことを特徴とするクランプ。 A clamp body having a mounting leg to be attached to the mounting object;
A pair of walls provided on the clamp body and opposed to each other;
A receiving portion that is provided in the clamp body between the pair of wall portions and receives a rod-like object inserted between the pair of wall portions;
While being provided on at least one wall portion of the pair of wall portions and extending toward the central portion of the receiving portion, the rod-like material is elastically deformed when the rod-like material is inserted, thereby allowing insertion of the rod-like material. After insertion, an elastic piece that holds the rod-shaped object in cooperation with the receiving part,
Provided between each opening end of the receiving portion and the pair of wall portions, and when the rod-like object is inserted into the receiving portion, at least one of them is elastically deformed to press and hold the rod-like object. A pair of clamping walls that prevent axial displacement of the rod-shaped object;
A clamp characterized by comprising:
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