JP2008187237A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線リンク情報を用いてMPR選択および経路制御を行う通信装置を得ること。
【解決手段】本発明にかかる通信装置は、隣接ノードとの間の無線リンク情報を算出する無線リンク情報算出部(11)と、各無線リンク情報を隣接ノードに対して通知し、また、隣接ノードが算出した隣接ノードと2hop隣接ノードとの間の無線リンク情報を取得するRoutingメッセージ交換部(22)と、無線リンク情報算出部(11)により算出された無線リンク情報をRLIとして記憶し、また、隣接ノードから取得した無線リンク情報をNRLIとして記憶しておく無線リンク情報管理部(21)と、Willingness情報と、無線リンク情報管理部(21)が記憶しているRLIおよびNRLIの少なくともいずれか一方と、に基づいて、MPRを選択するMPR/経路選択部(23)と、を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線通信技術に関するものであり、特に、マルチホップ通信を行う通信システムにおいて無線リンクの情報に基づいて最適な経路制御を行う通信装置に関するものである。
従来の経路選択方法として、下記非特許文献1および2に記載の技術が存在する。下記非特許文献1に記載された、MANET(Mobile Ad-hoc Networks)のOLSR(Optimized Link State Routing Protocol)では、最小ホップ数により経路選択を行っている。また、下記非特許文献2に記載された、OLSRを拡張した技術(Radio Aware OLSR)では、Helloメッセージやテストパケットを利用して行った無線リンクの到達率(ロス率)測定結果などに基づいて品質のよい経路を選択している。
IETF MANET RFC3626,(October 2003) IEEE P802.11s/D1.0,(November 2006)
しかしながら、上記従来の技術では、無線リンクの情報を用いたMPR(Multipoint Relay)選択、経路制御の概念については規定されているが、詳細な動作までは規定されていない、という問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、無線リンクの情報を用いたMPR選択、経路制御の詳細な動作を示すことにより、品質のよいMPRを選択しつつMPR数を最適にするとともに、最適な経路制御を実現する通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、IETF(Internet Engineering Task Force)が策定したRFC3626において規定されているOLSR(Optimized Link State Routing Protocol)を使用したマルチホップ通信機能を有し、他の通信装置とともに特定の通信ネットワークを構成する通信装置であって、隣接する他の通信装置である隣接ノードとの間の各無線リンクにおける通信品質に基づいて、各無線リンクについての無線リンク情報を算出する無線リンク情報算出手段と、前記各無線リンク情報を全ての隣接ノードに対して通知し、また、当該隣接ノードが算出した当該隣接ノードと2hop隣接ノードとの間の無線リンク情報を取得する無線リンク情報通知取得手段と、前記無線リンク情報算出手段により算出された無線リンク情報をRLI(Radio Link Information)として記憶しておき、また、前記無線リンク情報通知取得手段が隣接ノードから取得した無線リンク情報をNRLI(Neighbor Radio Link Information)として記憶しておく無線リンク情報記憶手段と、品質のよい無線リンクのみを抽出したうえで、隣接ノードから予め通知されていた前記RFC3626において規定されたWillingness情報と、前記無線リンク情報記憶手段が記憶しているRLIおよびNRLIの少なくともいずれか一方とに基づいて、隣接ノードの中から品質がよくて、効率的なMPR(Multipoint Relay)を選択するMPR選択手段と、を備え、RLIおよびNRLIの少なくともいずれか一方に基づいて、品質の良い経路選択を行う経路選択手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、品質のよい無線リンクのみを抽出したうえで、効率的なMPR(Multipoint Relay)を選択するMPR選択および、品質の良い経路を選択できる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信装置により構成された通信ネットワークの実施の形態1の構成例を示す図である。この図1に示した通信ネットワークは、複数の通信装置(以下、ノードと呼ぶ)により構成されたメッシュネットワーク(またはアドホックネットワーク)であり、各ノードは、隣接するノードと無線リンクにより接続される。具体的には、ノード1およびノード2が無線リンク101により接続され、ノード1およびノード3が無線リンク102により接続され、ノード2およびノード4が無線リンク103により接続され、ノード2およびノード5が無線リンク104により接続され、ノード3およびノード4が無線リンク105により接続され、ノード3およびノード5が無線リンク106により接続され、ノード1およびノード6が無線リンク107により接続され、ノード4およびノード6が無線リンク108により接続され、ノード1およびノード7が無線リンク109により接続され、ノード7およびノード8が無線リンク110により接続され、ノード6およびノード9が無線リンク111により接続される。
この通信ネットワークにおいて、各ノードは、プロアクティブ(Proactive)なルーティングプロトコルを使用してマルチホップ通信を行う。ここでは、ルーティングプロトコルとしてIETF(Internet Engineering Task Force)が策定されたRFC3626において規定されているOLSR(Optimized Link State Routing Protocol)を使用する場合の動作について説明する。
また、図1に示したように、ノード1およびノード4の間,ノード1およびノード5の間と、ノード1およびノード8の間と、ノード1およびノード9の間は、直接接続される無線リンクが存在しない。そのため、ノード1からノード4への通信には、ノード1からノード2を経由してノード4と接続する無線マルチホップ経路201、ノード1からノード3を経由してノード4と接続する無線マルチホップ経路202またはノード1からノード6を経由してノード4と接続する無線マルチホップ経路203を使用する。
次に各ノード1〜9の動作について説明する。まず、ノードは、隣接ノードとの無線リンク毎に(例えば、ノード1では無線リンク101、102、107および109の無線リンク毎に)、伝送品質(Helloメッセージやテストパケットで測定する到達率(ロス率)または再送率など),無線品質(RSSI(Radio Signal Strength Indicator)、SINR(Signal to Noise and Interference Ratio))など),無線使用状況(無線リンク数、Air占有率など),トラヒック量(送受信パケット数、送受信ビット数など),通信レート(送信変調レートなど),無線伝送容量,などの複数の通信品質(無線通信状態情報)の1つ、または複数を何らかの重み付けに従い組み合わせるなどして、自ノードにおける隣接ノードとの無線リンク情報であるRLI(Radio Link Information)なるメトリック(Metric)を算出する。
従来のOLSRでは、各ノードが自ノード情報と隣接リンク情報を搭載したHelloメッセージを、隣接ノードへ周期的に送信することにより、隣接リンク情報、隣接ノード情報、2hop隣接リンク情報を交換・管理しているが、本発明においては、Helloメッセージに無線リンク情報フィールドを拡張し、無線リンク情報(RLI)を隣接ノードと交換することにより、隣接ノードとの無線リンク情報、2hop隣接ノードとの無線リンク情報も同時に管理する。
具体的には、Helloメッセージのフィールドを拡張し、この拡張したフィールドへ上述した自ノード側のRLI(自身が算出した無線リンク毎のRLI全て)を搭載して隣接ノード(Neighbor Interface Address)との無線リンク毎に送信する(各隣接ノードへ送信する)。そして、Helloメッセージを受信した隣接ノードは、Helloメッセージに対する応答メッセージとして送信するHelloメッセージへ自身が算出したRLI(当該隣接ノード自身が算出した無線リンク毎のRLI全て)を搭載して送信する。これにより、各ノードは、自ノードが算出した無線リンク情報(RLI)とともに隣接ノードが算出した無線リンク情報(当該隣接ノードと2hop隣接ノードとの間の無線リンク情報)を取得する。そして、各ノードは、隣接ノードから受信したHelloメッセージに搭載されたRLIを隣接無線リンク情報(NRLI:Neighbor Radio Link Information)なるMetricとして保持する。また、NRLIを取得したノードは、以降のHelloメッセージ送信タイミングにおいて上記メッセージフィールドを拡張したHelloメッセージへRLIおよびNRLIを搭載したHelloメッセージを無線リンク毎に送信することにより、RLIおよびNRLIを各隣接ノードと交換する。以上の動作を実行することにより、各ノードは、2hop隣接ノードまでのRLIおよびNRLIを収集することができる。
図2は、図1に示した通信ネットワークを構成するノードの構成例を示す図であり、一例として、隣接する2つのノード1および2についての構成例を示している。図2に示したように、ノード1および2は同一の構成をとり、無線リンク情報算出部11およびRouting処理部12により構成される。また、Routing処理部12は、無線リンク情報記憶手段を構成する無線リンク情報管理部21と、無線リンク情報通知取得手段を構成するRoutingメッセージ交換部22と、MPR選択手段および経路選択手段を構成するMPR/経路選択部23と、を備えている。なお、他のノード(ノード3〜9)の構成も同様である。以下に、図2を参照しながら、隣接するノード間で行われるHelloメッセージを使用したRLIおよびNRLIの交換動作について説明する。
ノード1において、無線リンク情報算出部11は、上述した無線通信状態情報(伝送品質,無線品質,無線使用状況,など)の中から必要な情報を取得し、取得した情報を使用して無線リンク情報であるRLIを算出する。なお、RLIはノード1と各隣接ノードとの間の全ての無線リンクについて算出する。また、算出されたRLIは、無線リンク情報管理部21に渡される。無線リンク情報管理部21は、無線リンク情報算出部11から受け取ったRLIを保持しておくとともに、当該RLIをRoutingメッセージ交換部22に渡す。Routingメッセージ交換部22は、無線リンク情報管理部21から受け取ったRLIをHelloメッセージへ格納し、隣接ノード(ここではノード2)へ送信する。
ノード1から上記Helloメッセージを受信したノード2において、Routingメッセージ交換部22は、受信したHelloメッセージの中からRLI(ノード1が算出したRLI)を抽出し、抽出したRLIは隣接ノードからのRLIすなわちノード1との間の無線リンクのNRLIとして無線リンク情報管理部21へ渡され、無線リンク情報管理部21により管理される。また、ノード1の無線リンク情報算出部11と同様に、ノード2の無線リンク情報算出部11は、各隣接ノードとの間の無線リンクのRLIを算出し、算出したRLIを無線リンク情報管理部21に渡す。無線リンク情報管理部21は、受け取ったRLIを保持しておくとともに、当該RLIをRoutingメッセージ交換部22へ渡す。Routingメッセージ交換部22は、無線リンク情報管理部21から受け取ったRLIをHelloメッセージに格納し、ノード1へ送信する。
そして、ノード2からRLI(ノード2が算出したRLI)が格納されたHelloメッセージを受信したノード1では、Routingメッセージ交換部22が、受信したHelloメッセージからRLIを抽出し、抽出したRLIはノード2から取得した無線リンク情報NRLIとして無線リンク情報管理部21へ渡され、無線リンク情報管理部21により管理される。
さらに、ノード1およびノード2は、次回以降のHelloメッセージ送信時において、それ以前に隣接ノードから取得したRLIをNRLIとして管理している場合には、自身が算出した全ての無線リンクのRLIおよび管理している全てのNRLIを格納したHelloメッセージを送信することにより、これらの情報を隣接ノードへ通知する。
図3は、ノード1とノード2との間で行われるRLIおよびNRLIの交換動作例を示したシーケンス図である。ここでは、ノード1が算出したRLI無線リンク情報をRLI#1、ノード2が算出したRLIをRLI#2、ノード2でRLI#1を受信することにより得られるNRLIをNRLI#12、ノード1でRLI#2を受信することにより得られるNRLIをNRLI#21として説明を行う。
最初にノード1からHelloメッセージが送信される場合、RLI#1がHelloメッセージに搭載されて送信される。次に、ノード2が、ノード1からHelloメッセージを受信した後に、Helloメッセージをノード1に対して送信する場合には、RLI#1に対応するNRLI#12を保持しているため、RLI#2とともにNRLI#12を送信する。そして、次の周期でノード1からHelloメッセージが送信される場合には、RLI#1とともにNRLI#21が送信される。以上のように、NRLIを管理している場合、HelloメッセージにRLIおよびNRLIを搭載して送信することにより、隣接ノード間でこれらの情報を交換できる。さらに各ノードは、自ノードと接続されるすべての隣接ノードとの無線リンクのRLIおよびNRLIを管理するとともに、これらをHelloメッセージに搭載して、すべての隣接ノードへ送信するため、各ノードは、隣接リンク情報だけでなく、2hop隣接ノードとの無線リンク情報も収集、管理することができる。
つづいて、各ノードのMPR/経路選択部23が実行するMPR集合選択動作について説明する。
MPR集合選択動作において、MPR/経路選択部23は、隣接ノードのWillingnessがWill_Alwaysの場合には、従来の選択動作時と同様に、このWillingnessがWill_Alwaysの隣接ノードをMPRとして選択する。これに対して、WillingnessがWill_Always以外の場合には、RLIおよびNRLIを用いて隣接ノードとの間の隣接リンクのMPR_Metricと2hop隣接ノードとの間の2hop隣接リンクのMPR_Metricを算出し、算出結果に基づいて最適なMPR集合を選択する。なお、Willingnessは、RFC3626において規定されている。また、MPR_Metricは、次式(1)または(2)のいずれかを使用して算出する。
MPR_Metric = RLI*NRLI …(1)
MPR_Metric = mRLI+(1−m)NRLI,(m=0〜1)…(2)
特に、式(2)において、m=1の場合にMPR_Metric=RLI、m=0の場合にMPR_Metric=NRLIとなり、片方向の無線リンク情報となる。
たとえば、図1に示した通信ネットワークにおいて、ノード1からMPR候補である複数の隣接ノード(ノード2、ノード3、ノード6)のいずれかを介した同一の2hop隣接ノード(ノード4)への複数の2hop隣接リンク(経路201、経路202および経路203)の中から、品質のよい2hop隣接リンクのMPR集合を選択する場合、「(隣接リンクのMPR_Metric)*(2hop隣接リンクのMPR_Metric)」が最大となるようにMPRを選択する(ノードをMPRとして選択する)。この方法を使用することにより、常に最適な無線リンクをもつMPR集合を選択することができる。この常に最適な無線リンクをもつMPR集合を選択する手順を図4に基づいて説明する。なお、図4は、最適な無線リンクをもつMPR集合を選択する手順の一例を示したフローチャートである。
図4に示したように、MPR選択処理を開始後、MPR/経路選択部23は、まず、ステップS11を実行することにより、選択済みのMPR集合をクリアする。このとき、各ノードが前回のMPR選択処理において選択されたかどうかを示すMPRフラグの情報はクリアせずにそのまま保持しておく。
次に、Loop1を構成する各ステップ(ステップS12〜S14)を実行することにより、WillingnessがWill_AlwaysのノードをMPRとして選択する。
次に、Loop2を構成する各ステップ(ステップS15,S16,S20〜S22,Loop3を構成する各ステップ)を実行することにより、2hop隣接ノード毎にMPR_Metricの最もよいノードをMPRとして選択する。このとき、仮にMPR候補のノードの中に2hop隣接ノードかつ隣接ノードにも該当するものが存在していても、当該ノードのMPR_Metricの合計が他のノードのMPR_Metricよりもよければ、当該ノードをMPRとして選択する。なお、Loop3を構成する各ステップ(ステップS17〜S19)を実行することにより、MPR候補の隣接ノードにおいて前回MPRとして選択されたノードのMPR_Metricに対して優先度を乗じて補正し、補正された後のMPR_Metricを使用したノード選択(MPR_Metricが最もよいノードの選択)を行う。
ここで、上記ステップS14およびS22に示した処理は、MPR集合に選択したノードについて、その旨を示すフラグをたて、次回のMPR集合選択動作において、このフラグがたっていたノード(前回のMPR選択において選択されたノード)のMPR_Metricに対して優先度(MPR_Priority−Rate(100〜200%))を乗じて補正できるようにするためのものである。
なお、上記MPR集合選択手順を実行した結果、MPRとして選択された各ノードは、フィールドを拡張したTC(Topology Control)メッセージへMPRセレクタノード(Advertised Neighbor Main Address)との無線リンク毎のRLIおよびNRLIを搭載して送信することにより全ノードへ広告(フラッディング)する。各ノードにおいては、各MPRから送信されたTCメッセージを受信することにより、トポロジ情報とともに、MPRとMPRセレクタ間の無線リンク毎のRLIおよびNRLIを取得・保持する。TCメッセージの送受信はRoutingメッセージ交換部22により行われ、また受信した(取得した)RLIおよびNRLIはリンク情報管理部21により保持される。
このように、本実施の形態においては、各ノードが、2hop隣接ノードとの間の無線通信状態情報に基づいて算出した情報(MPR_Metric)を隣接ノード経由で取得し、この2hop隣接ノードとの間の無線リンク情報および隣接ノードとの間の無線リンク情報に基づいてMPR集合を選択することとした。これにより、各ノードは、最適な無線リンクをもつMPR集合を選択することができる。
また、MPR集合選択処理においては、MPRとして選択されたノードに関してその旨を示すフラグを立てておき、次回のMPR集合選択時には、フラグのたっている前回選択されたMPR(前回MPRとして選択されたノード)について、その対応するMPR_Metricに対してMPR_Priority−Rateを乗じて優先度を上げてから、当該ノードをMPRとして選択するかどうかを判断するようにした。これにより、無線環境のわずかな変動に対してMPR集合選択結果がばらつかない(変動しない)ようにすることができる。
なお、上述した無線通信状態情報(伝送品質,無線品質,無線使用状況,…など)は、1つのRLIに集約するだけでなく、送信側で測定するTX_RLIと受信側で測定するRX_RLIの2つのRLIに集約することも有効な手段である。また、RLIをTX_RLIおよびRX_RLIに集約した場合、NRLIも同様に、TX_NRLIおよびRX_NRLIとなる。この場合、MPR_Metricの算出式として、「MPR_Metric=TX_RLI*RX_NRLI」(自ノードからの送信方向の無線リンクを示す)または「MPR_Metric=RX_RLI*TX_NRLI」(自ノードからの受信方向の無線リンクを示す)を使用すればよい。これは、後述する実施の形態についても同様である。
図5および図6にIPV4のL3ルーティングにおけるRLIをTX_RLIおよびRX_RLI(同様に、NRLIをTX_NRLIおよびRX_NRLI)に分離した場合のHelloメッセージとTCメッセージのフレームフォーマットを示す。Helloメッセージ(例えばType=211)では「Neighbor Interface Address」にリンクした4バイトの拡張したフィールド、TCメッセージ(例えばType212)では「Advertised Neighbor Main Address」にリンクした4バイトの拡張したフィールドを設けている。なお、RLIを分離しない場合、TX_RLIまたはRX_RLIのどちらかのエリアをのみを用い、残りをReserved(未使用領域)とすることも可能であり、RLIおよびNRLIそれぞれを2バイトにすることも可能である。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1のMPR集合選択手順では、常に最適な無線リンクをもつMPR集合を選択する反面MPR配置の最適化が考慮されず、MPR_MetricのみでMPR集合の選択が行われ、必要数以上のノードがMPR集合に選択されてしまう可能性がある。そのため、本実施の形態では、MPR_Metricを考慮しつつ、MPR配置を最適とするMPR集合選択手順について説明を行う。なお、各ノードが2hop隣接ノードとの間の無線リンク情報(RLI)を取得する手順は、実施の形態1で示した手順と同様である。
MPR集合選択手順を簡単に示すと、MPR_Metricを考慮しつつMPR配置を最適とするために、本実施の形態のMPR集合選択では、まず、各隣接ノードとの間の無線リンクのMPR_Metricおよび2hop隣接リンクのMPR_Metricが最低限の品質であるMini−MPR_Metric以上のリンクを持つ隣接ノードを抽出する(手順1)。次に、手順1において抽出された隣接ノードの中で、MPR数が最適となるようにMPR集合を選択する(手順2)。ただし、複数の抽出された隣接ノードのいずれを選択してもMPR配置が同等の場合(例えばMPR数が同じ場合)には、「(隣接リンクのMPR_Metric)*(2hop隣接リンクのMPR_Metric)」を隣接ノード毎に平均し、その平均値が最大となる隣接ノードをMPRとして選択する。
さらに、Mini−MPR_Metric以上のリンクを持つ隣接ノードだけでは全ての2hop隣接ノードへのMPR集合が選択できない場合、Mini−MPR_Metric未満のリンクを持つ隣接ノードの中で、「(隣接リンクのMPR_Metric)+(2hop隣接リンクのMPR_Metric)」が最小となる隣接ノードをMPRとして選択する(手順3)。
このようなMPR集合選択手順を、図1に示した通信ネットワークにおいてノード1がMPR集合を選択する場合を例として以下に説明する。
(1)まず、Will_Alwaysの選択として、隣接集合に登録されているノードの中からWillingnessがWill_AlwaysのノードをMPRとして選択する。図1に示した例ではノード7がWill_Alwaysのため、ノード1(ノード1のMPR/経路選択部23)は、ノード7をMPRとして選択する。
(2)次に、最低限の品質を確保した無線リンクによるMPR集合の選択として、全リンクの中から最低限の品質(Mini−MPR_Metric)以上のリンクを抽出する。図1に示した例では無線リンク107がMini−MPR_Metric未満のため、このリンク107は抽出されず、ノード6は一旦、MPR候補から外れる。
(2−1)次に、抽出されたリンクによる非MPRの各隣接ノードのReachability((非MPRの)隣接ノードが接続を持つ(MPRによって未到達の)2ホップ隣接ノードの数)を計算する。
(2−2)そして、Reachabilityが多い隣接ノードをMPRとして選択する。ただし、同じReachabilityのノードが複数存在する場合は、MPR_Metricの平均が最も高い隣接ノードをMPRとして選択する。図1に示した例では、ノード2とノード3がMPRの対象となるが、Reachabilityは等しいため、ノード2のMPR_Metricの平均値(={(無線リンク101のMPR_Metric)*(無線リンク103のMPR_Metric)+(無線リンク101のMPR_Metric)*(無線リンク104のMPR_Metric)}/2)およびノード3のMPR_Metricの平均値(={(無線リンク102のMPR_Metric)*(無線リンク105のMPR_Metric)+(無線リンク102のMPR_Metric)*(無線リンク106のMPR_Metric)}/2)を比較して、平均値の高い方のノードをMPRとして選択する。
(2−3)上記(2−2)で示した処理において求めるReachabilityが1以上の隣接ノードなくなるまで、または、MPRによって未到達の2ホップ隣接ノードがなくなるまで、上記(2−1)で示した処理および上記(2−2)で示した処理を繰り返す。
(3)さらに、最低限の品質を確保していない無線リンクによるMPR集合の選択として、最低限の品質(Mini−MPR_Metric)以上のリンクだけで未到達の2ホップ隣接ノードが無くならない場合、2ホップ隣接ノード毎にMPR_Metricが最も高いノードをMPR集合として選択する。図1に示した例においては、Mini−MPR_Metric以上の無線リンクだけでは、ノード1からの2hop隣接ノードのノード9に未到達のため、ノード1とノード6間の無線リンクも用いて、「(隣接リンクのMPR_Metric)+(2hop隣接リンクのMPR_Metric)」が最小となる隣接ノード6がMPR集合として選択される。
そして、ノード1がMPR集合選択手順を実行した結果、MPRとして選択された各ノードは、フィールドを拡張したTCメッセージへMPRセレクタノードとの無線リンク毎のRLIおよびNRLIを搭載して送信することにより全ノードへ広告(フラッディング)する。各ノードにおいては、各MPRからのTCメッセージを受信することにより、トポロジ情報とともに、MPRとMPRセレクタ間の無線リンク毎のRLIおよびNRLIを取得・保持する。なお、各ノードのRoutingメッセージ交換部22がTCメッセージの送受信を行い、またリンク情報管理部21が受信した(取得した)RLIおよびNRLIを保持する。
そして、MPR/経路選択部23は、無線リンク情報管理部21が保持しているRLIおよびNRLIを用いて算出したRoute_Metricを用いて、例えばダイキストラ法に基づいて、宛先までの各経路で最適な経路を選択する。具体的なRoute_Metricの算出方法としては、次式(3)または(4)のいずれかを用い、宛先までの各経路のうちRoute_Metricの合計が最小の経路を選択する。
1/(MPR_Metric) = 1/(RLI*NRLI) …(3)
1/(MPR_Metric) = 1/(mRLI+(1−m)NRLI),(m=0〜1) …(4)
たとえば、図1において、仮にノード2、ノード3、ノード6がともにMPRとして選択された場合、ノード1からノード4への経路は、ノード1からノード2を経由してノード4と接続される無線マルチホップ経路201、ノード1からノード3を経由してノード4と接続される無線マルチホップ経路202、ノード1からノード6を経由してノード4と接続される無線マルチホップ経路203がある。この場合、経路201のRoute_Metricの合計(=1/(無線リンク101のMPR_Metric)+1/(無線リンク103のMPR_Metric))、経路202のRoute_Metricの合計(=1/(無線リンク102のMPR_Metric)+1/(無線リンク105のMPR_Metric))および経路203のRoute_Metricの合計(=1/(無線リンク107のMPR_Metric)+1/(無線リンク108のMPR_Metric))のうち、Route_Metricの合計が最小となる経路を選択する。
この時、Mini−MPR_Metric未満のリンクを含む場合、候補から除外し、経路選択を行うようにしてもよい。その場合でも、他の候補が存在しなければ、Mini−MPR_Metric未満のリンクを含む経路の中からRoute_Metricの合計が最小となる経路を選択する。
つづいて、上記「MPR_Metricを考慮しつつMPR数を最適にするMPR集合選択手順」を図7に基づいて説明する。図7は、MPR_Metricを考慮しつつMPR数を最適にするMPR集合選択動作の一例を示したフローチャートである。
図7に示したように、MPR選択処理を開始したノードのMPR/経路選択部23は、まず、ステップS31を実行することにより、選択済みのMPR集合をクリアする。このとき、各ノードが前回のMPR選択処理において選択されたかどうかを示すMPRフラグの情報はクリアせずにそのまま保持しておく。
次に、Loop1を構成する各ステップ(ステップS32およびLoop2を構成する各ステップ)を実行することにより、MPR_Metricが最低限の品質であるMini−MPR_Metric以上である隣接ノードを抽出する。なお、Loop2を構成する各ステップ(ステップS33〜S36)を実行することにより、隣接ノードでない2hop隣接ノードを抽出しReachabilityを算出する。また、ステップS33における判定条件#1は、「判定対象の対照の2hop隣接ノードが隣接集合に含まれない」、「自ノード(MPR選択を行っているノード)と2hop隣接ノードとの直接リンクが非対称」および「自ノードと2hop隣接ノードとの直接リンクのMPR_MetricがMini−MPR_Metric未満」のすべての条件を満たしているかどうかを判定し、これらすべての条件を満たしていれば、ステップS34を実行する。また、ステップS33における判定条件#2は、「自ノードと隣接ノードとのリンクのMPR_MetricがMini−MPR_Metric以上」という条件を満たしているかどうかを判定し、条件を満たしていれば、ステップS35およびS36を実行する。
次に、Loop3を構成する各ステップ(ステップS37〜S40)を実行することにより、WillingnessがWill_Alwaysである隣接ノードをMPRとして選択する。
次に、Loop4を構成する各ステップ(ステップS41〜S43)を実行することにより、前回選択のMPRには優先度を乗じるとともに最もReachabilityが多い隣接ノードを選択し、また、Reachabilityが同等の場合にはMPR_Metric合計の平均値が高いノードを選択する。
次に、Loop4およびLoop5の間の各ステップ(ステップS44〜S48)を実行することにより、抽出されたノードにフラグを立てるとともにMPR集合として選択する。
次に、Loop5を構成する各ステップ(Loop6を構成する各ステップおよびステップS52〜S54)を実行することにより、すべてのMini−MPR_Metric未満のリンクでしか到達できない2hop隣接ノードが存在する場合、抽出されたノードにフラグをたてMPR集合として選択する。なお、Loop6を構成する各ステップ(ステップS49〜S51)を実行することにより、前回MPRとして選択されたノードのMPR_Metricに対して優先度を乗じてその値を補正し、さらにMPR_MetricのよいノードをMPRとして選択する。
ここで、「Reachabilityが多い隣接ノードをMPRとして選択する手順」について、図8を用いて説明する。図8において、ノード1およびノード2はMPR_MetricがMPR_Metric−12の無線リンクで接続され、ノード1およびノード3はMPR_MetricがMPR_Metric−13の無線リンクで接続され、ノード2およびノード4はMPR_MetricがMPR_Metric−24の無線リンクで接続され、ノード2およびノード5はMPR_MetricがMPR_Metric−25の無線リンクで接続され、ノード3およびノード4はMPR_MetricがMPR_Metric−34の無線リンクで接続され、ノード3およびノード5はMPR_MetricがMPR_Metric−35の無線リンクで接続されている。
このような状態において、MPR選択処理を実行するノードである自ノード1から2hop隣接ノード3および4へのMPRの候補として隣接ノード2および3が存在する。仮に自ノード1〜ノード4へのすべての経路についてのMPR_Metricおよび自ノード1〜ノード5へのすべての経路についてのMPR_MetricがMini−MPR_Metric以上、すなわち最低限の品質を満たしている場合、自ノード1は、Reachability(既にMPR集合に選択されたMPR(ノード)でも未到達であり、該当する非MPR(ノード)の隣接ノードがリンク接続されている2hop隣接ノードの数)によりMPR数が最小となるように隣接ノードをMPRとして選択する。しかしながら、MPR数が変わらない(MPR数が最小となる隣接ノードが複数存在する)場合、自ノード1は、各々のMPR候補となる隣接ノード毎に2hop隣接ノードへのMPR_Metricの平均値を算出し、平均値が最大となる隣接ノードをMPR集合に選択する。
なお、図8に示した例における自ノード1からノード2を介した2hop隣接ノードへのMPR_Metricの平均値は、「{(MPR_Metric−12)*(MPR_Metric−24)+(MPR_Metric−12)*(MPR_Metric−25)}/2」となり、自ノード1からノード3を介した2hop隣接ノードへのMPR_Metricの平均値は、「{(MPR_Metric−13)*(MPR_Metric−34)+(MPR_Metric−13)*(MPR_Metric−35)}/2」となる。
つづいて、上記「Route_Metricを用いた経路選択手順」を図9に基づいて説明する。図9は、Route_Metricを用いた経路選択手順の一例を示したフローチャートである。
図9に示した手順は、一般的なダイキストラ法に対して本発明の特徴的な処理を追加したものであり、具体的には、ステップS68およびS69とステップS77〜S80が追加された特徴的な処理に該当する。そのため、ここでは特徴的な処理についてのみ説明する。
この経路選択手順では、経路選択のMetricとなる距離にRoute_Metricを用い、また、経路選択結果のばらつきをおさえるために、優先すべき経路の選択マーキング処理として「前回経路として選択された無線リンクにマーキングする処理」および「前回マーキングされた無線リンクに対応するRoute_Metricに優先度を乗じる処理」を追加している。
図9に示したように、今回追加したステップS68では、対象の無線リンクが前回の経路選択手順においてマーキングされたかどうか(すなわち前回経路として選択されたかどうか)を確認し、マーキングされていたのであれば、ステップS69を実行して、対応するRoute_Metricに対して優先度(Path_Priority−Rate)を乗じて、今回の処理において選択されやすくする。
また、ステップS76では、全ての選択経路の無線リンクのマーキングをクリアし、ステップS77〜S80では、選択された無線リンクに対してマーキングを行う。
このように、本実施の形態においては、上述した実施の形態1と同様に、2hop隣接ノードとの間の無線リンク情報および隣接ノードとの間の無線リンク情報に基づいてMPR集合を選択することとした。また、MPR集合を選択する際には、MPR配置の最適化を考慮し、MPR数を最小とすることが可能なMPR候補の隣接ノードが複数存在する場合、当該複数の隣接ノードそれぞれについて、2hop隣接ノードへのMPR_Metricの平均値を算出し、平均値が最大となる隣接ノードをMPR集合に選択することとした。これにより、各ノードは、MPR配置(MPR数)の最適化を実現しつつ最適な無線リンクをもつ隣接ノードをMPR集合に選択することができる。
また、MPR集合選択処理では、前回のMPR集合選択処理においてMPRとして選択されたノードのMPR_Metricを補正し、補正後のMPR_Metricを用いてMPR選択を行うようにしたので、当該ノードが再度MPRとして選択され易くなり、無線環境のわずかな変動に対してMPR選択結果がばらつく(変動する)のを抑えることができる。
また、経路選択処理においては、選択された無線リンクにマーキングを行い、次回の経路選択処理においては、マーキングされている無線リンク(前回選択された無線リンク)について、その対応するRoute_Metricに対してPath_Priority−Rate(1〜100%)を乗じて優先度を上げてから、当該無線リンクを選択するかどうかを判断するようにしたので、前回の経路選択において選択された無線リンクが再度選択され易くなり、無線環境のわずかな変動で経路選択結果がばらつくのを抑えることができる。
なお、実施の形態1および本実施の形態において示したMPR集合選択手順および経路選択手順は、802.11、802.15、802.16、802.20などのIEEE802系、または、3GPP系、3GPP2系、あるいは、3Gの後継および、4G系など、すべての無線アクセス方式の単独または複合基地局間、端末局間を無線マルチホップで接続されるメッシュネットワークまたはアドホックネットワークに対しても適用可能である。また、レイヤ2による経路制御およびレイヤ3による経路制御に対しても適用可能であり、各実施の形態で示したものと同様の効果がある。したがって、本実施の形態において示した発明は、すべての無線マルチホップの経路制御(MPR集合選択、経路選択)において有効である。
実施の形態3.
つづいて実施の形態3の通信装置について説明する。一般的なOLSRのTCメッセージには、すべての隣接リンクを搭載せず、MPRとMPRセレクタのリンクのみを広告(TC_REDUNDACY=0)し、「Advertised Neighbor Main Address」としてMPRセレクタのアドレスを搭載している。しかしながら、この方法を用いた場合、上述した実施の形態のMPR集合選択処理および経路選択処理において、Mini−MPR_Metric=RLIまたはMPR_Metric=NRLIとした片方向の無線リンク情報を用いてMPR集合を選択し、Route_Metric=1/MPR_Metricで経路を選択すると、Route_Metricの品質が良いにもかかわらず、その経路が選択されない場合がある。
このような場合の一例として、図10−1〜10−3に示したような4つのノード(ノードA,B,C,D)により構成されたシステムにおいて、MPR_Metric=RLIとし、ノードAのノードBとの無線リンクのRLIがRLI−ab、ノードAのノードCとの無線リンクのRLIがRLI−ac、ノードBのノードAとの無線リンクのRLIがRLI−ba、ノードBのノードDとの無線リンクのRLIがRLI−bd、ノードDのノードBとの無線リンクのRLIがRLI−db、ノードDのノードCとの無線リンクのRLIがRLI−dc、ノードCのノードDとの無線リンクのRLIがRLI−cd、ノードCのノードAとの無線リンクのRLIがRLI−caである場合(図10−1参照)の動作を以下に示す。
図10−1に示した例において、仮に「(RLI−ab)*(RLI−bc)>(RLI−ac)*(RLI−cd)」,「(RLI−bd)*(RLI−dc)>(RLI−ba)*(RLI−ac)」,「(RLI−dc)*(RLI−ca)>(RLI−db)*(RLI−ba)」,「(RLI−ca)*(RLI−ab)>(RLI−cd)*(RLI−db)」である場合、ノードAは、ノードBをMPRとして選択し、ノードBは、ノードDをMPRとして選択し、ノードCは、ノードAをMPRとして選択し、ノードDは、ノードCをMPRとして選択する(図10−2参照)。
ここで、たとえばMPRとして選択されたノードBは、TCメッセージを利用して、ノードBをMPRとして選択しているMPRセレクタ(この例ではノードA)との無線リンク情報のみを広告する。同様に、ノードCはノードDとの無線リンク情報のみを広告し、ノードDはノードBとの無線リンク情報を広告し、ノードAはノードCとの無線リンク情報のみを広告する(図10−3参照)。
そして、TCメッセージを受信したノードAは、ノードBおよびノードDの間の無線リンクが存在していないと認識し、ノードAからノードBを介したノードDへの経路についてのRoute_Metricの合計値よりもノードAからノードCを介したノードDへの経路についてのRoute_Metricの合計値が小さい場合であっても、品質が良い方の経路(ノードCを介したノードDへの経路)を選択しない。また、ノードB、CおよびDによる経路選択動作でも同様に、品質が良い方の経路が選択されない。
そのため、MPR_Metric=RLIまたはMPR_Metric=NRLIの場合、片方向の無線リンクの情報とならないように、無線リンク情報管理部がMPRからMPRセレクタ方向へのリンク情報だけでなく、MPRセレクタからMPR方向へのリンク情報も記憶すること、あるいは、OLSRのTCメッセージで広告する情報をMPRセレクタとのリンクだけ(TC_REDUNDACY=0)でなく、すべてのリンクを広告するモード(TC_REDUNDACY=2)にてMPRの全リンクをフラッディングし、全リンクを記憶することで、品質が良い方の経路が選択されるようにする。ただし、MPR_Metric=RLI*NRLI、MPR_Metric=RLI/2+NRLI/2、などのように、無線リンクの双方向が対象の場合は、従来どおりでよい。
このように、本実施の形態においては、片方向の無線リンク情報を用いてMPR集合選択が行われた場合には、片方向の無線リンクの情報とならないように、MPRからMPRセレクタ方向へのリンクだけでなく、MPRセレクタからMPR方向へのリンクも記憶すること、あるいは、OLSRのTCメッセージをすべてのリンクを広告するモード(TC_REDUNDACY=2)に設定して送信することとしたので、片方向の無線リンク情報を使用して上述した実施の形態の処理(MPR集合選択および経路選択)を行った場合であっても、品質が良い経路を選択することができる。
以上のように、本発明にかかる通信装置は、マルチホップ通信を行う通信システムに有用であり、特に、無線リンク情報(伝送品質,無線品質,無線使用状況,など)を考慮したMPR選択および経路選択を実現するための通信装置に適している。
本発明にかかる通信装置により構成された通信ネットワークの実施の形態1の構成例を示す図である。 本発明にかかる通信装置の構成例を示す図である。 隣接するノード間で行われるRLIおよびNRLIの交換動作例を示したシーケンス図である。 最適な無線リンクをもつMPR集合を選択する手順の一例を示したフローチャートである。 本発明において使用するHelloメッセージのフレームフォーマットの一例を示す図である。 本発明において使用するTCメッセージのフレームフォーマットの一例を示す図である。 MPR_Metricを考慮しつつMPR数を最適にするMPR集合選択動作の一例を示したフローチャートである。 Reachabilityが多い隣接ノードをMPRとして選択する手順を説明するための図である。 Route_Metricを用いた経路選択手順の一例を示したフローチャートである。 片方向の無線リンク情報を用いて行う経路選択動作を説明するための図である。 片方向の無線リンク情報を用いて行う経路選択動作を説明するための図である。 片方向の無線リンク情報を用いて行う経路選択動作を説明するための図である。
符号の説明
1〜9 ノード(通信装置)
11 無線リンク情報算出部
12 Routing処理部
21 無線リンク情報管理部
22 Routingメッセージ交換部
23 MPR/経路選択部
101〜111 無線リンク
201〜203 無線マルチホップ経路

Claims (17)

  1. IETF(Internet Engineering Task Force)が策定したRFC3626において規定されているOLSR(Optimized Link State Routing Protocol)を使用したマルチホップ通信機能を有し、他の通信装置とともに特定の通信ネットワークを構成する通信装置であって、
    隣接する他の通信装置である隣接ノードとの間の各無線リンクにおける通信品質に基づいて、各無線リンクについての無線リンク情報を算出する無線リンク情報算出手段と、
    前記各無線リンク情報を全ての隣接ノードに対して通知し、また、当該隣接ノードが算出した当該隣接ノードと2hop隣接ノードとの間の無線リンク情報を取得する無線リンク情報通知取得手段と、
    前記無線リンク情報算出手段により算出された無線リンク情報をRLI(Radio Link Information)として記憶しておき、また、前記無線リンク情報通知取得手段が隣接ノードから取得した無線リンク情報をNRLI(Neighbor Radio Link Information)として記憶しておく無線リンク情報記憶手段と、
    前記無線リンク情報記憶手段が記憶しているRLIおよびNRLIの少なくともいずれか一方に基づいて、隣接ノードの中からMPR(Multipoint Relay)を選択するMPR選択手段と、
    を備え、
    前記無線リンク情報通知取得手段は、前記無線リンク情報算出手段により算出された各無線リンク情報であるRLIを隣接ノードに対して通知する場合、各無線リンク毎の全てのRLIおよびその時点で前記無線リンク情報記憶手段が記憶している各無線リンク毎の全てのNRLIを通知することを特徴とする通信装置。
  2. 前記無線リンク情報算出手段は、伝送品質、無線品質、無線使用状況、トラヒック量、通信レートおよび無線伝送容量の少なくともいずれか一つを前記通信品質として使用して無線リンク情報を算出することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記無線リンク情報通知取得手段は、前記RFC3626において規定されたHelloメッセージのフィールドを拡張して得られた領域へ前記RLIおよび前記NRLIを格納して隣接ノードへ送信することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記MPR選択手段は、MPRとして選択したノードを記憶しておき、次回のMPR選択処理において、当該記憶しておいたノードを優先的に選択することを特徴とする請求項1、2または3に記載の通信装置。
  5. 隣接ノードによりMPRとして選択された場合、
    前記無線リンク情報通知取得手段は、前記無線リンク情報記憶手段が記憶しているRLIおよびNRLIを前記MPR手段により選択されたMPR経由で前記通信ネットワークを構成する全ての通信装置へ通知することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の通信装置。
  6. 前記無線リンク情報通知取得手段は、前記RFC3626において規定されたTC(Topology Control)メッセージのフィールドを拡張して得られた領域へ前記RLIおよび前記NRLIを格納して前記MPRへ送信することにより、当該RLIおよび当該NRLIを前記全ての通信装置へ通知することを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記MPR選択手段は、MPR選択処理において、前記Willingness情報がWill_Alwaysの隣接ノードを優先的にMPRとして選択し、さらにMPRを選択する必要がある場合に、前記無線リンク情報記憶手段が記憶しているRLIおよびNRLIの少なくともいずれか一方を用いて算出したMPR_Metricに基づいてMPRを追加選択することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の通信装置。
  8. 前記MPR選択手段は、各隣接ノードとの間の無線リンクのMPR_Metricである第1のMPR_Metricと、各隣接ノードおよび2hop隣接ノード間の無線リンクのMPR_Metricである第2のMPR_Metricとを算出し、第1のMPR_Metricと第2のMPR_Metricの合計値が最小となる隣接ノードをMPRとして追加選択することを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記MPR選択手段は、まず、各隣接ノードとの間の無線リンクのMPR_Metricである第1のMPR_Metricと、各隣接ノードおよび2hop隣接ノード間の無線リンクのMPR_Metricである第2のMPR_Metricとを算出し、それぞれが最低限の品質であるMini-MPR_Metric以上のリンクを持つ隣接ノードを抽出し、次に、抽出した隣接ノードの中で、従来のOLSRで規定されるReachabilityに基づいてMPR数が最適となるようにMPR集合を選択することを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  10. 前記MPR選択手段は、さらに、前記抽出した隣接ノードが複数存在し、かついずれの隣接ノードを選択してもMPR配置が同等の場合、「(第1のMPR_Metric)*(第2のMPR_Metric)」を隣接ノード毎に平均し、その平均値が最大となる隣接ノードをMPRとして選択することを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記MPR選択手段は、さらに、前記Mini−MPR_Metric以上のリンクを持つ隣接ノードだけでは全ての2hop隣接ノードへのMPR集合が選択できない場合、Mini−MPR_Metric未満のリンクを持つ隣接ノードの中で、「(第1のMPR_Metric)+(第2のMPR_Metric)」が最小となる隣接ノードをMPRとして選択することを特徴とする請求項9または10に記載の通信装置。
  12. 前記MPR選択手段は、「MPR_Metric=RLI*NRLI」、「MPR_Metric=RLI」および「MPR_Metric=NRLI」のいずれか1つの算出式を使用して前記MPR_Metricを算出することを特徴とする請求項7〜11のいずれか一つに記載の通信装置。
  13. 前記MPR選択手段が前記MPR_Metricの算出式として「MPR_Metric=RLI」または「MPR_Metric=NRLI」を使用する場合、片方向の無線リンクの情報となるため、前記無線リンク情報記憶手段が、MPRからMPRセレクタ方向へのリンク情報だけでなく、MPRセレクタからMPR方向へのリンク情報も記憶すること、あるいは、OLSRのパラメータであるTC_REDUNDACYへ‘2’を設定してMPRの全リンク情報をフラッディングすることにより全リンク情報を記憶することを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  14. さらに、
    前記無線リンク情報記憶手段が記憶しているRLIおよびNRLIの少なくともいずれか一方に基づいて経路選択処理を行う経路選択手段、
    を備えることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載の通信装置。
  15. 前記経路選択手段は、選択した無線リンクを記憶しておき、次回の経路選択処理において、当該記憶しておいた無線リンクを優先的に選択することを特徴とする請求項14に記載の通信装置。
  16. 前記経路選択手段は、前記無線リンク情報記憶手段が記憶しているRLIおよびNRLIと、「Route_Metric=1/(RLI*NRLI)」、「Route_Metric=1/RLI」および「Route_Metric=1/NRLI」のいずれか一つの算出式と、を使用してRoute_Metricを算出し、当該算出したRoute_Metricに基づいて経路選択を行うことを特徴とする請求項14または15に記載の通信装置。
  17. 前記経路選択手段は、宛先ノードまでの経路を構成する各無線リンクのRoute_Metricの合計値が最小となる経路を選択することを特徴とする請求項16に記載の通信装置。
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