JP2008186223A - 情報処理システムおよび複製主体切替方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】データ保護のためのデータ転送の性能、伝送効率および信頼性を向上させ、また、データ保護のためのデータ転送を高速化する。
【解決手段】更新データの送信元になる手段を、ホストコンピュータ1における複製指示部8からストレージ2における複製送信部10に切り替える処理、および複製送信部10から複製指示部8に切り替える処理を行う複製切替部5を備え、複製切替部5は、更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替後の更新データの送信元になる手段による複製処理を開始させてから、切替前の更新データの送信元になる手段による複製処理を停止させる。
【選択図】図1
【解決手段】更新データの送信元になる手段を、ホストコンピュータ1における複製指示部8からストレージ2における複製送信部10に切り替える処理、および複製送信部10から複製指示部8に切り替える処理を行う複製切替部5を備え、複製切替部5は、更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替後の更新データの送信元になる手段による複製処理を開始させてから、切替前の更新データの送信元になる手段による複製処理を停止させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、計算機システムにおけるデータを保護する情報処理システムおよび複製主体切替方法に関し、特に、計算機システムの外部において複製データを保有する情報処理システム、および計算機システムの外部で複製データを保有させるために使用される複製主体切替方法に関する。
災害に備えて、計算機システムにおけるデータを、計算機システムから遠隔の地に設置された計算機システムにおいて複製(レプリケーション)することによって、計算機システムにおけるデータを保護する方法がある。
データを保護するために、非特許文献1に記載されているように、サービス層や、データベース層、ファイル層(ローカルなファイルシステム、NAS(Network Attached Strage)のようなファイルシステムベースのアプライアンス)、ディスクアレイ装置のようなブロックストレージ層等、さまざまな層で、データ保護のための処理が行われている。
特許文献1には、ブロックストレージ層やNASのように、ホストコンピュータの外でデータ複製を行う場合に、データ転送量(通信量)を減らす方法が記載されている。特許文献2には、バックアップとデータ複製とを切り替える方法が記載されている。
データ保護のために行われるデータ転送には、データが記憶されているストレージ間で行われる場合と、各ストレージが接続されたコンピュータ間で行われる場合とがある。
しかし、特許文献1および特許文献2に記載されている方法では、ストレージ間のデータ転送とコンピュータ間のデータ転送とを切り替えることができない。
また、特許文献1に記載されている方法は、同一データを書き込む場合やデータをコピーする場合にしか対応できず、各コンピュータが、接続されたストレージを使用して同じ処理を行えばよい場合(例えば、データベースやファイルシステムでのデータやインデックス等の再構成)には対応できないという問題がある。
そこで、本発明は、ストレージ間のデータ転送とコンピュータ間のデータ転送とを切り替えて、データ保護のためのデータ転送の性能、伝送効率および信頼性を向上させ、また、データ保護のためのデータ転送を高速化することができる情報処理システムおよび複製主体切替方法を提供することを目的とする。
本発明による情報処理システムは、第1のストレージおよび第1の計算機を有する第1のシステムと、第2のストレージおよび第2の計算機を有する第2のシステムとを備え、第2のシステムに第1のシステムにおけるデータを複製する情報処理システムであって、第1のシステムには、第1のストレージで行われるデータの更新を再現させるためのデータである更新データを第2の計算機に送信する複製処理を実行させる複製指示部を含むアプリケーション部が搭載され、第1のストレージは、格納しているデータを第1の計算機の指示に応じて更新するときに、更新データを第2のストレージに送信する複製処理を実行する複製送信部を含み、更新データの送信元になる手段を、複製指示部から複製送信部に切り替える処理、および複製送信部から複製指示部に切り替える処理を行う切替手段を備えたことを特徴とする。
切替手段は、更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替後の更新データの送信元になる手段による複製処理を開始させてから、切替前の更新データの送信元になる手段による複製処理を停止させてもよい。
切替手段が、更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了するまで、切替後の更新データの送信元になる手段による更新データの送信を保留させるように構成されていてもよい。
切替後の更新データの送信元になる手段は、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了したときに、そのときまで保留していた更新データを送信するように構成されていてもよい。
第2の計算機には、第1の計算機から受信した更新データにもとづいて第1のストレージに格納されているデータを更新する更新処理を実行する更新処理部が搭載され、第2のストレージが、複製送信部から受信した更新データにもとづいて、格納しているデータを更新する更新処理を実行する複製受信部を含み、切替手段が、更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了するまで、更新処理部と複製受信部とのうち切替後の更新データの送信元になる手段が送信した更新データを受信する側による受信した更新データにもとづく更新処理の実行を保留させるように構成されていてもよい。
更新処理部と複製受信部とのうち切替後の更新データの送信元になる手段が送信した更新データを受信する側は、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了したときに、そのときまでに受信していた更新データにもとづく更新処理を実行するように構成されていてもよい。
第1のシステムから第2のシステムへの更新データを中継する中継装置を備え、中継装置が、切替手段が更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了するまで、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データを一時記憶するように構成されていてもよい。
中継装置が、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了したときに、そのときまでに一時記憶していた更新データを送信するように構成されていてもよい。
切替手段が、更新データの送信元になる手段を切り替えることによって第1のシステムと第2のシステムとの間のデータ更新処理に関する情報の通信量を減らせる場合に、更新データの送信元になる手段を切り替えるように構成されていてもよい。
切替手段が、第1のストレージおよび第2のストレージがそれぞれ閉じた状態でデータ更新処理を実行できる場合に、更新データの送信元になる手段を複製送信部から複製指示部に切り替えるように構成されていてもよい。
切替手段が、第1のシステムおよび第2のシステムがそれぞれ閉じた状態でデータ更新処理を実行できる場合に、更新データの送信元になる手段を複製送信部から複製指示部に切り替えてもよい。
切替手段が、データ更新処理が終了すると、更新データの送信元になる手段を切り替え前の手段に戻すように構成されていてもよい。
更新データの送信元になる手段が複製送信部である場合に、切替手段が、データ再構成、データコピーまたはデータ移動の処理が開始されるときに、更新データの送信元になる手段を複製送信部から複製指示部に切り替えるように構成されていてもよい。
切替手段が、データ再構成、データコピーまたはデータ移動の処理が終了したときに、更新データの送信元になる手段を複製指示部から複製送信部に切り替えるように構成されていてもよい。
本発明による複製主体切替方法は、第1のストレージおよび第1の計算機を有する第1のシステムと、第2のストレージおよび第2の計算機を有する第2のシステムとを備え、第2のシステムに第1のシステムにおけるデータを複製する情報処理システムで使用される方法であり、データの更新を再現させるためのデータである更新データの送信元になる手段を切り替える複製主体切替方法であって、第1のシステムに、第1のストレージで行われるデータの更新を再現させるためのデータである更新データを第2の計算機に送信する複製処理を実行させる複製指示部を含むアプリケーション部を搭載し、第1のストレージに、格納しているデータを第1の計算機の指示に応じて更新するときに、更新データを第2のストレージに送信する複製処理を実行する複製送信部を含ませ、更新データの送信元になる手段を複製指示部から複製送信部に切り替えるとき、および複製送信部から複製指示部に切り替えるときに、切替後の更新データの送信元になる手段による複製処理を開始させてから、切替前の更新データの送信元になる手段による複製処理を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、第1のストレージに記憶されているデータを全て第2のストレージ送信する処理を実行しなくてもよいので、データを複製する際に送受信されるデータの通信量を減少させ、データ保護のためのデータ転送の性能、伝送効率および信頼性を向上させ、また、データ保護のためのデータ転送を高速化することができる。
切替手段が、更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替後の更新データの送信元になる手段による複製処理を開始させてから、切替前の更新データの送信元になる手段による複製処理を停止させるように構成されている場合には、複製されないデータの発生(データ複製処理の抜けの発生)を防ぐことができる。
切替手段が、更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了するまで、切替後の更新データの送信元になる手段による更新データの送信を保留させるように構成されている場合には、第1のストレージに記憶されているデータになされた更新順に複製情報が送信されずに誤ったデータ複製が行われることを防ぐことができる。
切替手段が、更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了するまで、更新処理部と複製受信部とのうち切替後の更新データの送信元になる手段が送信した更新データを受信する側による受信した更新データにもとづく更新処理の実行を保留させるように構成されている場合にも、第1のストレージに記憶されているデータになされた更新順に複製情報が送信されずに誤ったデータ複製が行われることを防ぐことができる。
中継装置が、切替手段が更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了するまで、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データを一時記憶するように構成されている場合にも、第1のストレージに記憶されているデータになされた更新順に複製情報が送信されずに誤ったデータ複製が行われることを防ぐことができる。
実施の形態1.
本発明による情報処理システムの第1の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の情報処理システムの第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
本発明による情報処理システムの第1の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の情報処理システムの第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、第1の実施の形態の情報処理システムは、ホストコンピュータ(第1の計算機)1、ストレージ(第1のストレージ)2、ホストコンピュータ(第2の計算機)3、ストレージ(第2のストレージ)4、および複製切替部(切替手段)5を含む。各コンピュータは、通信回線を介して接続されている。また、各ストレージは、通信回線を介して接続されている。また、複製切替部5は、各コンピュータおよび各ストレージと通信可能に接続されている。
ホストコンピュータ1は、主サイトで通常業務が遂行されるコンピュータである。ホストコンピュータ1には、アプリケーション部6が搭載されている。また、アプリケーション部6は、業務遂行のためのアプリケーションプログラム、データベース、ファイルシステム、ボリュームマネージャ等を含み、さらに、複製指示を行う複製指示部8を含む。複製指示部8は、例えば、プログラムで実現される。また、ホストコンピュータ1には、アプリケーションプログラム等のソフトウェアに従って処理を実行するCPUが搭載されている。
ホストコンピュータ3は、バックアップサイトのコンピュータである。ホストコンピュータ3には、アプリケーション部9が搭載されている。アプリケーション部9は、アプリケーション部6からの複製指示に応じてデータ複製処理を行う複製処理部7を含む。複製処理部7は、例えば、プログラムで実現される。また、ホストコンピュータ3には、アプリケーションプログラム等のソフトウェアに従って処理を実行するCPUが搭載されている。
アプリケーション部6は主としてアプリケーションプログラムであるから、以下、アプリケーション部6をアプリケーションプログラム6という。また、アプリケーション部9は主としてアプリケーションプログラムであるから、以下、アプリケーション部9をアプリケーションプログラム9という。
ストレージ2は、ホストコンピュータ1に接続されたブロックベースまたはファイルベースの不揮発性の記憶装置である。ストレージ2には、データ複製のためのファームウェアに従って処理を実行する制御手段やハードウェアによって実現される複製送信部10が搭載されている。
ストレージ4は、ホストコンピュータ3に接続されたブロックベースまたはファイルベースの不揮発性の記憶装置である。ストレージ4には、データ複製のためのハードウェアまたはファームウェアである複製受信部11が搭載されている。
複製切替部5は、データ複製を行う処理主体を切り替えるための処理を実行する装置である。
なお、図1には、複製元のデータが記憶されているストレージ2に接続されたホストコンピュータ1と、複製先のデータが記憶されるストレージ4に接続されたホストコンピュータ3とがそれぞれ1台ずつ示されているが、各ストレージに複数のコンピュータが接続されていてもよい。また、各コンピュータに複数のアプリケーションプログラムが搭載されていてもよい。
また、複製切替部5は、ホストコンピュータ1またはホストコンピュータ3によって実現されていてもよい。
ホストコンピュータ1は、アプリケーションプログラム6またはアプリケーションプログラム6と連携して動作する他のプログラムに応じた動作によって生成されたデータをストレージ2に記憶させる。
次に、本発明の情報処理システムの第1の実施の形態の動作を図面を参照して説明する。図2は、ホストコンピュータ1が、アプリケーションプログラム6のアプリケーションプログラムに従って、ストレージ2に記憶されているデータを複製する処理を説明するフローチャートである。つまり、図2は、ホストコンピュータ1に搭載されているアプリケーションプログラム6(具体的には、アプリケーションプログラム6に従って動作するCPU)がデータの複製を行う処理の主体である場合の動作を示すフローチャートである。
ホストコンピュータ1の複製指示部8は、ストレージ2に記憶されているデータを更新(具体的には、例えば、新規データの生成、ストレージ2に記憶されているデータの内容の変更、ストレージ2に記憶されているデータの削除、ストレージ2に記憶されているデータの再構成、ストレージ2に記憶されているデータのコピー(ファイルコピー)等。)した場合に、更新したデータに対応する更新データ(複製情報)を作成(生成)する(ステップS101)。
更新データはデータの更新を再現させるためのデータであり、更新データには、データの生成や、変更、削除、再構成、ファイルコピー、ファイル移動等の処理を示す値が格納された動作フィールドと、その処理毎の付属データとが含まれる。
付属データには、データの生成および削除がなされた場合には、そのデータを含むファイルのパス(ストレージ2におけるそのファイルの位置を示す情報)が含まれ、変更がなされた場合には、そのファイルと、そのファイルにおける変更がなされた箇所の位置(ファイル内オフセットアドレスとサイズ)を示す情報と、変更後のデータとが含まれる。
なお、データの再構成とは、データベースにおけるテーブルまたはインデックスの再構成や、ファイルシステム(ストレージ2に記憶されている複数のファイルによって構成されているシステム)のデフラグメンテーションやガーベージコレクション等の処理である。
また、ファイルコピーとは、例えば、データベースにおけるジャーナルログをストレージ2のアーカイブ領域にコピーすることである。また、ファイル移動とは、例えば、データベースにおけるジャーナルログをストレージ2のアーカイブ領域に移動することである。
ホストコンピュータ1の複製指示部8は、作成した更新データを通信回線を介してホストコンピュータ3に送信する(ステップS102)。
ホストコンピュータ3の複製処理部7は、ホストコンピュータ1から更新データを受信した場合に、処理を示す値が格納された動作フィールドを読み込んで、その値に対応した処理を実行する。
図3は、ホストコンピュータ3の複製処理部7が実行する処理を説明するフローチャートである。
ホストコンピュータ3の複製処理部7は、ホストコンピュータ1から更新データを受信した場合に、受信した更新データに含まれる動作フィールドを読み込んで、動作フィールドに格納されている値を確認する(ステップS201)。
ホストコンピュータ3の複製処理部7は、動作フィールドに格納されている値が、現在ストレージ4に記憶されている内容の変更を示している場合に(ステップS202のY)、動作フィールドに格納されている値に対応した処理を実行する(ステップS203)。
具体的には、例えば、動作フィールドにデータ(例えば、ファイル内のデータ)の内容の変更を示す値が格納されている場合に、ホストコンピュータ3の複製処理部7は、付属データを参照して、ストレージ4における指定されたファイルの指定された位置に指定されたデータを記憶させる(ステップS204)。
また、例えば、動作フィールドにファイルの作成を示す値が格納されている場合に、ホストコンピュータ3の複製処理部7は、付属データを参照して、新規ファイルを生成してストレージ4に記憶させる(ステップS205)。
また、例えば、動作フィールドにファイルの削除を示す値が格納されている場合に、ホストコンピュータ3の複製処理部7は、付属データを参照して、ストレージ4から指定されたファイルを削除する(ステップS206)。
また、例えば、動作フィールドにデータの再構成を示す値が格納されている場合に、ホストコンピュータ3の複製処理部7は、ストレージ4が記憶しているデータの再構成(例えば、デフラグメンテーションやガーベージコレクション)を実行する(ステップS207)。
また、例えば、動作フィールドにファイルコピーを示す値が格納されている場合に、ホストコンピュータ3の複製処理部7は、付属データを参照して、指定されたファイルをストレージ4における指定されたフォルダに記憶させる(ステップS208)。
また、例えば、動作フィールドにファイル移動を示す値が格納されている場合に、ホストコンピュータ3の複製処理部7は、付属データを参照して、指定されたファイルをストレージ4における指定されたフォルダに記憶させ、移動元のファイルを削除する(ステップS209)。
ホストコンピュータ3の複製処理部7は、動作フィールドに格納されている値に対応した処理が終了した場合、または動作フィールドに格納されている値が、現在ストレージ4に記憶されている内容の変更を示していない場合(ステップS202のN)に、処理が終了したことを示す終了応答を、通信回線を介してホストコンピュータ1に送信する(ステップS210)。
ホストコンピュータ1の複製指示部8は、ホストコンピュータ3の複製処理部7からの終了応答の受信を待ち(ステップS103)、終了応答を受信した場合に処理を終了する。
次に、ストレージ2が、記憶しているデータをストレージ4に複製する処理(ストレージ2がデータの複製を行う処理の主体である場合の動作)を説明する。
ストレージ2の複製送信部10は、データの書き込みを要求された場合に、その書き込みに対応した更新データを生成し、生成した更新データを通信回線を介してストレージ4に送信する。
ストレージ4の複製受信部11は、ストレージ2から更新データを受信した場合に、受信した更新データにもとづくデータをストレージ4の記憶媒体に記憶させる。
次に、データの複製を行う処理の主体を切り替える場合の動作を、図面を参照して説明する。図4は、データの複製を行う処理の主体を切り替える場合の動作を説明するフローチャートである。なお、データの複製を行う処理の主体を、ストレージ2からホストコンピュータ1に搭載されているアプリケーションプログラム6(具体的には、複製指示部8)に切り替える場合を例に説明する。つまり、ストレージ2が切替元でありホストコンピュータ1に搭載されているアプリケーションプログラム6が切替先である。
複製切替部5は、切替先であるホストコンピュータ1の複製指示部8に、データの複製処理を開始させ、更新データを生成させ、転送(送信)を保留させる(ステップS301)。なお、転送(送信)を保留させるとは、更新データの生成等(つまり、図1に示すステップS101の処理)を行った後に、ホストコンピュータ3への更新データの送信(つまり、図1に示すステップS102の処理)を行わせないことをいう。
なお、複製処理とは、データの送信側にあっては、更新データを生成する処理と、生成した更新データを送信する処理とをいう。また、データの受信側にあっては、受信した更新データにもとづいて処理を実行し、ストレージにデータを記憶させる処理をいう。
複製切替部5は、切替元であるストレージ2がデータの複製処理を実行している場合に、ストレージ2の複製送信部10に実行している複製処理を終了させる(ステップS302)。なお、複製切替部5は、ストレージ2の複製送信部10が生成した更新データの単位の区切りで複製処理を終了させる。具体的には、例えば、あるファイルについての更新データの送信処理が終了したときに、複製処理を終了させたりする。
複製切替部5は、切替元であるストレージ2がステップS302で複製処理を終了する前に送信した更新データをストレージ4が受信した場合に、ストレージ4による当該更新データにもとづくデータの複製処理の終了を待つ(ステップS303)。
複製切替部5は、ストレージ4によるデータの複製処理が終了した場合に、ステップS301で行った転送(送信)の保留を解除する(ステップS304)。すると、切替先であるホストコンピュータ1の複製指示部8は、生成した更新データを通信回線を介してホストコンピュータ3に送信する。つまり、ホストコンピュータ1の複製指示部8は、図1に示すステップS102以降の処理を実行する。また、ホストコンピュータ3の複製処理部7は、図3に示す各処理を実行する。
なお、データの複製を行う処理の主体を、ホストコンピュータ1の複製指示部8からストレージ2に切り替える場合に(つまり、ホストコンピュータ1の複製指示部8が切替元でありストレージ2が切替先である場合に)、複製切替部5は、切替先であるストレージ2の複製送信部10に、データの複製処理を開始させ、更新データを生成させ、転送(送信)を保留させる(ステップS301)。
そして、複製切替部5は、切替元であるホストコンピュータ1の複製指示部8がデータの複製処理を実行している場合に、ホストコンピュータ1の複製指示部8に当該複製処理を終了させる(ステップS302)。
そして、複製切替部5は、切替元であるホストコンピュータ1の複製指示部8がステップS302で複製処理を終了する前に送信された更新データをホストコンピュータ3が受信した場合に、ホストコンピュータ3の複製処理部7による当該更新データにもとづくデータの複製処理の終了を待つ(ステップS303)。
そして、複製切替部5は、ホストコンピュータ3の複製処理部7によるデータの複製処理が終了した場合に、ステップS301で行った転送(送信)の保留を解除する(ステップS304)。すると、切替先であるストレージ2の複製送信部10は、生成した更新データを通信回線を介してストレージ4に送信する。そして、ストレージ4の複製受信部11は、受信した更新データにもとづくデータをストレージ4の記憶媒体に記憶させる。
本実施の形態では、切替元(例えば、ストレージ2)におけるデータの複製処理の終了前(ステップS302の処理の前)に、切替先(例えば、ホストコンピュータ1の複製指示部8)におけるデータの複製処理(ステップS301およびステップS101参照)が開始されるので、複製されないデータの発生(データ複製処理の抜けの発生)を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、ステップS303で切替元(例えば、ストレージ2)での複製処理が終了するまで切替先(例えば、ホストコンピュータ1の複製指示部8)は更新データの送信を行わないので(ステップS301参照)、正しいデータ複製が行われることを保証することができる。つまり、ストレージ2に記憶されているデータになされた更新順に、その更新に応じた更新データが送信されるので、正しいデータ複製が行われることを保証することができる。
なお、従来のストレージは、レプリケーションを開始する際に、ストレージに記憶されている全てのデータをコピーするために、全てのデータが送信される。しかし、本実施の形態でデータの複製を行う処理の主体をストレージ2からホストコンピュータ1に切り替える際には、その切り替えの前のデータ複製によって、ストレージ2に記憶されているデータとストレージ4に記憶されているデータとを一致させているので、全てのデータをコピーさせるために全てのデータを受信側に送信する処理である全データ送信処理を実行する必要がない。
また、従来のストレージは、データ複製の切り離し(レプリケーションにおけるセパレート)の際に、セパレート後のデータの変更箇所を記録し、切り離しを解除する際にその変更箇所のデータを転送して、ストレージ2に記憶されているデータとストレージ4に記憶されているデータとを一致(再同期)させる。しかし、本実施の形態でデータの複製を行う処理の主体をストレージ2からホストコンピュータ1に切り替える際には、ストレージ2とストレージ4とが切り離された状態(レプリケーションにおけるセパレートされた状態)であっても、ホストコンピュータ1の複製指示部8がデータ複製を行ってストレージ2に記憶されているデータとストレージ4に記憶されているデータとを一致させるので、ストレージに変更箇所を記録したり再同期させたりしない。
複製切替部5は、例えば、ユーザの指示に従って、各コンピュータおよびストレージにデータの複製を行う処理の主体の切り替えを指示する。以下、データの複製を行う処理の主体を切り替えるタイミングについて説明する。
通常状態ではデータの複製を行う処理の主体はストレージ2である場合に、データ再構成(例えば、デフラグメンテーション)やファイルコピーやファイル移動等のデータ更新処理を行うときなど、各々のサイトにおけるストレージあるいは計算機も含めたシステムが、それぞれ、閉じた状態で処理を行うことができるときには、その処理が開始されるときに、複製切替部5は、データの複製を行う処理の主体を、ホストコンピュータ1における複製指示部8に切り替える。なお、閉じた状態とは、各サイト外の他の資源を使用したり外部の情報を必要としたりする必要がない状態である。
そして、データ再構成等のデータ更新処理が終了すると、複製切替部5は、データの複製を行う処理の主体を、ホストコンピュータ1における複製指示部8からストレージ2における複製送信部10に切り替える。
ストレージ2がデータの複製を行う処理の主体である場合に、ストレージ2におけるデータ構成とストレージ4におけるデータ構成とを同じにしようとすると、データ再構成等の処理が終了した後、処理後のデータをストレージ2からストレージ4に転送する必要がある。しかし、ホストコンピュータ1がデータの複製を行う処理の主体である場合には、データ再構成等の処理を実現し、かつ、ストレージ2におけるデータ構成とストレージ4におけるデータ構成とを同じにしようとするときに、ホストコンピュータ1は、ストレージ2に記憶されているデータの再構成を実行させるとともに、ホストコンピュータ3にデータ再構成の実行を指示する情報(例えば、デフラグメンテーション指示の情報)を送信すればよい。ホストコンピュータ3は、その指示を受信すると、ストレージ4に記憶されているデータの再構成を実行させる。つまり、データ再構成等の各々のサイトにおけるストレージが閉じた状態で処理を行うことができる場合に、ホストコンピュータ1がデータの複製を行う処理の主体であれば、通信量を減少させることができる。換言すれば、複製切替部5は、ホストコンピュータ1とホストコンピュータ3との間の通信量を減少させることができる場合に、データの複製を行う処理の主体を、ストレージ2における複製送信部10からホストコンピュータ1における複製指示部8に切り替える。
なお、ホストコンピュータ1等が、データ再構成やファイルコピー、ファイル移動等の処理を行う前に、複製切替部5に、各コンピュータおよびストレージにデータの複製を行う処理の主体をストレージ2からホストコンピュータ1に切り替える指示を出力させてもよい。
また、データ再構成やファイルコピー、ファイル移動等の処理が定期的に実行される場合には、複製切替部5が、当該処理が実行されるスケジュールに応じたタイミング(例えば、当該処理が実行される前)で、ホストコンピュータ1およびストレージ2に、データの複製を行う処理の主体をストレージ2からホストコンピュータ1に切り替える指示を出力してもよい。
また、複製切替部5が、ストレージ2に記憶されているデータの状態に応じて、ホストコンピュータ1およびストレージ2に、データの複製を行う処理の主体をストレージ2からホストコンピュータ1に切り替える指示を出力してもよい。
具体的には、例えば、複製切替部5が、ストレージ2においてジャーナルログが記録されるファイルの書き込み位置を監視する。そして、当該書き込み位置が規定されているオフセットアドレス以上であることを検出した場合に、複製切替部5は、ホストコンピュータ1およびストレージ2に、データの複製を行う処理の主体をストレージ2からホストコンピュータ1に切り替える指示を出力する。
また、複製切替部5が、ストレージ2におけるデータの断片化状況を定期的に監視する。そして、データの断片化の程度が規定値以上になった場合に、複製切替部5は、各コンピュータおよびストレージにデータの複製を行う処理の主体をストレージ2からホストコンピュータ1に切り替える指示を出力する。
実施の形態2.
本発明による情報処理システムの第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態の情報処理システムの構成は、図1に示す第1の実施の形態の情報処理システムの構成と同様なため、各構成要素には図1と同じ符号を付して説明を省略する。
本発明による情報処理システムの第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態の情報処理システムの構成は、図1に示す第1の実施の形態の情報処理システムの構成と同様なため、各構成要素には図1と同じ符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態の情報処理システムにおいて、データの複製を行う処理の主体を切り替える場合の動作を図面を参照して説明する。図5は、データの複製を行う処理の主体を切り替える場合の動作を説明するフローチャートである。なお、データの複製を行う処理の主体を、ストレージ2からホストコンピュータ1の複製指示部8に切り替える場合を例に説明する。つまり、ストレージ2が切替元でありホストコンピュータ1の複製指示部8が切替先である。
複製切替部5は、切替先であるホストコンピュータ1の複製指示部8からの更新データの受信側であるホストコンピュータ3の複製処理部7に、更新データの受信動作を開始させ、受信した更新データにもとづく処理を実行させずに保留させる(ステップS401)。
複製切替部5は、切替先であるホストコンピュータ1の複製指示部8に、データの複製処理を開始させ、更新データを生成させ、生成した更新データの転送(送信)を開始させる(ステップS402)。
複製切替部5は、切替元であるストレージ2がデータの複製処理を実行している場合に、ストレージ2の複製送信部10に当該複製処理を終了させる(ステップS403)。なお、複製切替部5は、ストレージ2の複製送信部10が生成した更新データの単位の区切りで複製処理を終了させる。
複製切替部5は、切替元であるストレージ2がステップS403で複製処理を終了する前に送信した更新データをストレージ4が受信した場合に、ストレージ4による当該更新データにもとづくデータの複製処理の終了を待つ(ステップS404)。
複製切替部5は、ストレージ4によるデータの複製処理が終了した場合に、ステップS401で受信した更新データにもとづく処理の実行の保留を解除する(ステップS405)。すると、切替先であるホストコンピュータ1からの更新データの受信側であるホストコンピュータ3の複製処理部7は、受信した更新データにもとづく処理(図3に示す各処理)を実行して、更新データにもとづくデータをストレージ4の記憶媒体に記憶させる。
本実施の形態では、切替元(例えば、ストレージ2)におけるデータの複製処理の終了前(ステップS403の処理の前)に、切替先(例えば、ホストコンピュータ1の複製指示部8)におけるデータの複製処理(ステップS402)が開始されるので、複製されないデータの発生(データ複製処理の抜けの発生)を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、ステップS403で切替元(例えば、ストレージ2)での複製処理が終了するまで切替先(例えば、ホストコンピュータ1の複製指示部8)の更新データの受信側(例えば、ホストコンピュータ3の複製処理部7)は更新データにもとづく処理を行わないので(ステップS401)、正しいデータ複製が行われることを保証することができる。つまり、ストレージ2になされたデータの更新順に、その更新に応じた更新データにもとづく処理が行われるので、正しいデータ複製が行われることを保証することができる。
なお、ホストコンピュータ3の複製処理部7は、ステップS401で受信した更新データを、例えば、ホストコンピュータ3に設けられているバッファ領域に格納してもよい。そして、ホストコンピュータ3の複製処理部7は、ステップS405で、更新データにもとづく処理の実行の保留を解除された場合に、受信した順番に更新データにもとづく処理を実行する。
実施の形態3.
本発明による情報処理システムの第3の実施の形態について、図面を参照して説明する。図6は、本発明の情報処理システムの第3の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
本発明による情報処理システムの第3の実施の形態について、図面を参照して説明する。図6は、本発明の情報処理システムの第3の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図6に示す第3の実施の形態の情報処理システムは、ホストコンピュータ1の複製指示部8またはストレージ2の複製送信部10から通信回線を介して更新データを受信し、受信した更新データを通信回線を介してホストコンピュータ3の複製処理部7またはストレージ4の複製送信部11に送信するコンピュータである調停装置(中継装置)12を含む。その他の構成は図1に示す第1の実施の形態の情報処理システムにおける構成と同様であるため、各構成要素には図1と同じ符号を付して説明を省略する。
なお、調整装置12は、通信回線を介して複製切替部5に接続されている。また、複製切替部5は、ホストコンピュータ1、ホストコンピュータ3、またはコンピュータである調停装置12によって実現されてもよい。
調停装置12は、ホストコンピュータ1の複製指示部8またはストレージ2の複製送信部10から通信回線を介して更新データを受信し、受信した更新データを、複製切替部5の指示に応じて一時記憶(バッファリング)する機能と、一時記憶(バッファリング)した更新データを、複製切替部5の指示に応じて通信回線を介してホストコンピュータ3の複製処理部7またはストレージ4の複製送信部11に送信する機能とを有する。
なお、調停装置12は、記憶(バッファリング)した更新データの送信中に他の更新データを受信した場合に、受信した更新データを記憶(バッファリング)して、受信した順番に更新データを送信し、更新データの送信順序が受信順序と同一であることを保証する。
次に、第3の実施の形態におけるデータの複製を行う処理の主体を切り替える場合の動作を図面を参照して説明する。図7は、第3の実施の形態において、データの複製を行う処理の主体を切り替える場合の動作を説明するフローチャートである。なお、データの複製を行う処理の主体を、ストレージ2からホストコンピュータ1の複製指示部8に切り替える場合を例に説明する。つまり、ストレージ2が切替元でありホストコンピュータ1の複製指示部8が切替先である。
複製切替部5は、調停装置12に、受信した更新データを記憶(バッファリング)し、送信しないように指示する(ステップS501)。
複製切替部5は、切替先であるホストコンピュータ1の複製指示部8に、データの複製処理を開始させ、更新データを生成させ、更新データの送信を開始させる(ステップS502)。
複製切替部5は、切替元であるストレージ2がデータの複製処理を実行している場合に、ストレージ2の複製送信部10に当該複製処理を終了させる(ステップS503)。なお、複製切替部5は、ストレージ2の複製送信部10が生成した更新データの単位の区切りで複製処理を終了させる。
複製切替部5は、切替元であるストレージ2がステップS503で複製処理を終了する前に送信した更新データを調停装置12を介してストレージ4が受信した場合に、ストレージ4による当該更新データにもとづくデータの複製処理の終了を待つ(ステップS504)。
複製切替部5は、ストレージ4によるデータの複製処理が終了した場合に、ステップS501で行った送信の保留を解除する(ステップS505)。すると、調停装置12は、受信した更新データを通信回線を介してホストコンピュータ3に送信する。つまり、調停装置12は、図1に示すステップS102以降の処理と同等の処理を実行する。また、ホストコンピュータ3の複製処理部7は、図3に示す各処理を実行する。
本実施の形態では、切替元(例えば、ストレージ2)におけるデータの複製処理の終了前(ステップS503の処理の前)に、切替先(例えば、ホストコンピュータ1の複製指示部8)から送信された更新データの記憶(バッファリング)が開始される(ステップS501)ので、複製されないデータの発生(データ複製処理の抜けの発生)を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、ステップS503で切替元(例えば、ストレージ2)での複製処理が終了するまで切替先(例えば、ホストコンピュータ1の複製指示部8)が送信した更新データは受信側に送信されないので(ステップS505)、正しいデータ複製が行われることを保証することができる。つまり、ストレージ2になされたデータの更新順に、その更新に応じた更新データが送信されるので、正しいデータ複製が行われることを保証することができる。
本発明は、計算機システムにおけるデータを、計算機システムから遠隔の地に設置された計算機システムにおいて複製するなど、計算機システムにおけるデータを保護する用途に好適に適用可能である。
1、3 ホストコンピュータ
2、4 ストレージ
5 複製切替部
6、9 アプリケーションプログラム
7 複製処理部
8 複製指示部
10 複製送信部
11 複製受信部
12 調停装置
2、4 ストレージ
5 複製切替部
6、9 アプリケーションプログラム
7 複製処理部
8 複製指示部
10 複製送信部
11 複製受信部
12 調停装置
Claims (15)
- 第1のストレージおよび第1の計算機を有する第1のシステムと、第2のストレージおよび第2の計算機を有する第2のシステムとを備え、前記第2のシステムに前記第1のシステムにおけるデータを複製する情報処理システムであって、
前記第1のシステムには、第1のストレージで行われるデータの更新を再現させるためのデータである更新データを前記第2の計算機に送信する複製処理を実行させる複製指示部を含むアプリケーション部が搭載され、
前記第1のストレージは、格納しているデータを前記第1の計算機の指示に応じて更新するときに、更新データを前記第2のストレージに送信する複製処理を実行する複製送信部を含み、
更新データの送信元になる手段を、前記複製指示部から前記複製送信部に切り替える処理、および前記複製送信部から前記複製指示部に切り替える処理を行う切替手段を備えた
ことを特徴とする情報処理システム。 - 切替手段は、更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替後の更新データの送信元になる手段による複製処理を開始させてから、切替前の更新データの送信元になる手段による複製処理を停止させる
請求項1記載の情報処理システム。 - 切替手段は、更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了するまで、切替後の更新データの送信元になる手段による更新データの送信を保留させる
請求項1または請求項2記載の情報処理システム。 - 切替後の更新データの送信元になる手段は、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了したときに、そのときまで保留していた更新データを送信する
請求項3記載の情報処理システム。 - 第2の計算機には、第1の計算機から受信した更新データにもとづいて第1のストレージに格納されているデータを更新する更新処理を実行する更新処理部が搭載され、
第2のストレージは、複製送信部から受信した更新データにもとづいて、格納しているデータを更新する更新処理を実行する複製受信部を含み、
切替手段は、更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了するまで、前記更新処理部と前記複製受信部とのうち切替後の更新データの送信元になる手段が送信した更新データを受信する側による受信した更新データにもとづく更新処理の実行を保留させる
請求項1または請求項2記載の情報処理システム。 - 更新処理部と複製受信部とのうち切替後の更新データの送信元になる手段が送信した更新データを受信する側は、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了したときに、そのときまでに受信していた更新データにもとづく更新処理を実行する
請求項5記載の情報処理システム。 - 第1のシステムから第2のシステムへの更新データを中継する中継装置を備え、
前記中継装置は、切替手段が更新データの送信元になる手段を切り替えるときに、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了するまで、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データを一時記憶する
請求項1または請求項2記載の情報処理システム。 - 中継装置は、切替前の更新データの送信元になる手段が送信した更新データにもとづくデータの更新が第2のシステムで完了したときに、そのときまでに一時記憶していた更新データを送信する
請求項7記載の情報処理システム。 - 切替手段は、更新データの送信元になる手段を切り替えることによって第1のシステムと第2のシステムとの間のデータ更新処理に関する情報の通信量を減らせる場合に、更新データの送信元になる手段を切り替える
請求項4、6または8記載の情報処理システム。 - 切替手段は、第1のストレージおよび第2のストレージがそれぞれ閉じた状態でデータ更新処理を実行できる場合に、更新データの送信元になる手段を複製送信部から複製指示部に切り替える
請求項4、6または8記載の情報処理システム。 - 切替手段は、第1のシステムおよび第2のシステムがそれぞれ閉じた状態でデータ更新処理を実行できる場合に、更新データの送信元になる手段を複製送信部から複製指示部に切り替える
請求項4、6または8記載の情報処理システム。 - 切替手段は、データ更新処理が終了すると、更新データの送信元になる手段を切り替え前の手段に戻す
請求項10または請求項11記載の情報処理システム。 - 更新データの送信元になる手段が複製送信部である場合に、切替手段は、データ再構成、データコピーまたはデータ移動の処理が開始されるときに、更新データの送信元になる手段を複製送信部から複製指示部に切り替える
請求項4、6または8記載の情報処理システム。 - 切替手段は、データ再構成、データコピーまたはデータ移動の処理が終了したときに、更新データの送信元になる手段を複製指示部から複製送信部に切り替える
請求項13記載の情報処理システム。 - 第1のストレージおよび第1の計算機を有する第1のシステムと、第2のストレージおよび第2の計算機を有する第2のシステムとを備え、前記第2のシステムに前記第1のシステムにおけるデータを複製する情報処理システムで使用される方法であり、データの更新を再現させるためのデータである更新データの送信元になる手段を切り替える複製主体切替方法であって、
前記第1のシステムに、第1のストレージで行われるデータの更新を再現させるためのデータである更新データを前記第2の計算機に送信する複製処理を実行させる複製指示部を含むアプリケーション部を搭載し、
前記第1のストレージに、格納しているデータを前記第1の計算機の指示に応じて更新するときに、更新データを前記第2のストレージに送信する複製処理を実行する複製送信部を含ませ、
更新データの送信元になる手段を前記複製指示部から前記複製送信部に切り替えるとき、および前記複製送信部から前記複製指示部に切り替えるときに、切替後の更新データの送信元になる手段による複製処理を開始させてから、切替前の更新データの送信元になる手段による複製処理を停止させる
ことを特徴とする複製主体切替方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007018877A JP2008186223A (ja) | 2007-01-30 | 2007-01-30 | 情報処理システムおよび複製主体切替方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102110058A (zh) * | 2009-12-25 | 2011-06-29 | 上海芯豪微电子有限公司 | 一种低缺失率、低缺失惩罚的缓存方法和装置 |
CN102439560A (zh) * | 2009-03-31 | 2012-05-02 | Emc公司 | 数据复制系统中的数据重新分发 |
-
2007
- 2007-01-30 JP JP2007018877A patent/JP2008186223A/ja active Pending
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