JP2008186094A - 印刷システム - Google Patents

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治 村上
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Abstract

【課題】プリンタの障害発生時にリカバリを良好に行うことができる印刷システムを提供する。
【解決手段】下位装置60は、プリンタエンジン80から再送信要求J1として、リカバリしたい画像データ90Cに割当てられている上位装置カウント値29を受信すると、スプール70から該上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Cを読取ってプリンタエンジン80に再送信する。読取れない場合は、再送信要求J2として、該上位装置カウント値29を中間装置40に送信し、該上位装置カウント値29が割当てられた画像データ90Bを中間装置40から受信し、さらに、プリンタエンジンに再送信する。
【選択図】図7

Description

本発明は、印刷システムに関する。
一般に、ホストコンピュータ等の画像形成装置から画像データを受信して記録媒体に印刷するプリンタを備えた印刷システムが知られている。
この印刷システムでは、プリンタでジャム等の障害が発生し、画像データの印刷の中断や中止等が行われた場合、障害から復帰した後、画像形成装置からプリンタに画像データを再送するリカバリが行われる。リカバリを行うために、プリンタに設けられたジャムセンサに基づいて障害の発生したページ位置をユーザに表示し、表示に基づいてユーザがリカバリするページ(画像データ)を指示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、印刷ジョブを中断した場合、両面印刷の有無等の印刷属性に基づいてリカバリを開始するページを判断する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。さらにまた、画像形成装置が印刷ジョブ中止後に再印刷を開始する位置を、プリンタが印刷を開始、あるいは完了した画像等の印刷進捗状況に基づいて指示する技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−137458号公報 特開2004−005245号公報 特開2004−240944号公報
しかしながら、上記従来の技術では、画像形成装置とプリンタとの間に中間装置を介する印刷システムの場合、各装置は、各装置固有のカウンタで、画像データを処理単位毎にカウントしてカウント値を割当て、割当てたカウント値と画像データとを下位の装置に送信するため、これらの固有のカウンタが異なっていると、同一の画像データに対して割当てられるカウント値が装置毎に異なってしまい、リカバリの指示が適切に行えなくなることがある。例えば、リカバリ時に中間装置がダウンした場合、プリンタでは、直前の装置のカウンタ値しかわからないため、リカバリしたい画像データに対して、中間装置よりも上位の画像形成装置が割当てたカウント値を認識することができないので、プリンタから画像形成装置に対して、リカバリしたい画像の画像データを適切に指示することができないため、リカバリを良好に行えない、という問題がある。
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、プリンタの障害発生時にリカバリを良好に行うことができる印刷システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の印刷システムは、画像データを処理する順に第1の処理単位毎にカウントして第1の処理単位毎にカウントした第1のカウント値を割当てる第1のカウント手段と、前記第1の処理単位毎に前記第1のカウント値が割当てられた第1の画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された前記第1のカウント値が割当てられた前記第1の画像データを第2の装置に送信すると共に、前記第2の装置から前記第1のカウント値を受信した場合に、前記受信した第1のカウント値が割当てられた前記第1の処理単位のデータを前記第1の記憶手段から読取って前記第2の装置に再送信する第1の送信手段と、を含む第1の装置と、前記第1の送信手段から送信された前記第1の画像データを処理する順に第2の処理単位毎にカウントして、第2の処理単位毎に前記第1の装置で割当てられた第1のカウント値と共に、カウントした第2のカウント値を割当てる第2のカウント手段と、前記第2の処理単位毎に前記第2のカウント値が割当てられた第2の画像データを記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶された前記第2のカウント値が割当てられた前記第2の画像データを第3の装置に送信すると共に、前記第3の装置から前記第1のカウント値を受信した場合に、前記受信した第1のカウント値が割当てられた前記第2の処理単位のデータを前記第2の記憶手段から読取って再送信し、読取れない場合は前記受信した第1のカウント値を前記第1の装置に送信し、前記第1の装置から再送信された前記受信した第1のカウント値が割当てられた第1の処理単位のデータを前記第3の装置に再送信する第2の送信手段と、を含む第2の装置と、前記第2の送信手段から送信された前記第2の画像データを処理する順に第3の処理単位毎にカウントして、第3の処理単位毎に第1の装置で割当てられた第1のカウント値、及び前記第2の装置で割当てられた第2のカウント値と共に、カウントした第3のカウント値を割当てる第3のカウント手段と、前記第3の処理単位毎に前記第3のカウント値が割当てられた第3の画像データを記憶する第3の記憶手段と、前記第3の記憶手段に記憶された前記第3の画像データをプリンタエンジンに送信すると共に、前記プリンタエンジンから前記第3の画像データの再送信の要求を受信した場合に、前記再送信が要求された第3の画像データを前記第3の記憶手段から読取って再送信し、読取れない場合は前記再送信が要求された第3の画像データに対して前記第1の装置で割当てられた第1のカウント値を前記第2の装置に送信し、前記第2の装置から再送信された前記送信した第1のカウント値が割当てられた前記第2の処理単位のデータまたは、前記第1の装置から前記第2の装置へ再送信され、さらに前記第2の装置から再送信された前記送信した第1のカウント値が割当てられた第1の処理単位のデータをプリンタエンジンに再送信する第3の送信手段と、を含む第3の装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明の第1の装置の第1のカウント手段は、画像データを処理する順に第1の処理単位毎にカウントし、該カウントしたカウント値を第1のカウント値として割当てる。第1の記憶手段は、前記第1のカウント値が割当てられた第1の画像データを記憶する。第1の送信手段は、前記記憶手段に記憶された前記第1のカウント値が割当てられた前記第1の画像データを第2の装置に送信すると共に、第2の装置から第1のカウント値を受信した場合に、該第1のカウント値が割当てられた前記第1の処理単位のデータを前記第1の記憶手段から読取って、第2の装置に再送信する。
第2の装置の第2のカウント手段は、第1の送信手段から送信された前記第1の画像データを処理する順に第2の処理単位毎にカウントし、前記第1のカウント値と共に、該カウントしたカウント値を第2のカウント値として割当てる。第2の記憶手段は、前記第2のカウント値が割当てられた第2の画像データを記憶する。第2の送信手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記第2のカウント値が割当てられた前記第2の画像データを第3の装置に送信すると共に、第3の装置から第1のカウント値を受信した場合に、該第1のカウント値が割当てられた前記第2の処理単位のデータを前記第2の記憶手段から読取って再送信し、読取れない場合は該第1のカウント値を第1の装置に送信し、第1の装置から再送信された該第1のカウント値が割当てられた第1の処理単位のデータを第3の装置に再送信する。
第3の装置の第3のカウント手段は、第2の送信手段から送信された前記第2の画像データを処理する順に第3の処理単位毎にカウントし、前記第1のカウント値及び前記第2のカウント値と共に、該カウントしたカウント値を第3のカウント値として割当てる。第3の記憶手段は、前記第3のカウント値が割当てられた第3の画像データを記憶する。第3の送信手段は、前記第3の記憶手段に記憶された前記第3の画像データをプリンタエンジンに送信すると共に、プリンタエンジンから前記第3の画像データの再送信の要求を受信した場合に、該第3の画像データを前記第3の記憶手段から読取って再送信し、読取れない場合は該第3の画像データに対して第1の装置で割当てられた第1のカウント値を第2の装置に送信し、第2の装置から再送信された該第1のカウント値が割当てられた前記第2の処理単位のデータまたは、第1の装置から第2の装置へ、さらに第2の装置から第3の装置へ再送信された該第1のカウント値が割当てられた第1の処理単位のデータをプリンタエンジンに再送信する。
このように本発明の印刷システムでは、プリンタエンジンから第3の画像データの再送信の要求があった場合、第3の装置の第3の記憶手段から読取れる場合は、読取って再送信する。読取れない場合は、第3の画像データに対して割当てられた第1のカウント値を第2の装置に送信し、第2の装置が、第2の記憶手段から該第1のカウント値が割当てられた第2の処理単位のデータを読取れる場合は、読取って再送信するので、該再送信された第2の処理単位のデータをプリンタエンジンに再送信することができる。
一方、第2の装置が、読取れない場合は、該第1のカウント値を第1の装置に送信し、第1の装置が、第1の記憶手段から該第1のカウント値が割当てられた第1の処理単位のデータを、第2の装置に再送信し、さらに第2の装置が第3の装置に再送信するので、該再送信された第1の処理単位のデータをプリンタエンジンに再送信することができる。従って、プリンタの障害発生時にリカバリを良好に行うことができる。
本発明では、前記第2の装置を2以上備えることができる。
本発明では、プリンタエンジンからの前記第3の画像データの再送信の要求を検出する検出手段を備え、前記第3の装置の前記第3の送信手段は、前記検出手段の検出結果に基づいてプリンタエンジンに再送信を実行することができる。
本発明では、前記検出手段は、前記第1の装置、前記第2の装置、または前記第3の装置に設けることができる。
以上説明したように、請求項1及び請求項2に記載の本発明によれば、リカバリを良好に行うことができる、という効果が得られる。
請求項3に記載の本発明によれば、再送信の実行を適切に行うことができる、という効果が得られる。
請求項4に記載の本発明によれば、印刷システムの構成を簡略にすることができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る印刷システム10の概略構成を示すブロック図である。印刷システム10は、上位装置20、中間装置40、下位装置(プリンタコントローラ)60、及びプリンタエンジン80を備えている。
上位装置20は、制御部22及びスプール30を備えている。制御部22には、IOTコントローラ16が接続されており、IOTコントローラ16には、ユーザインターフェイス18が接続され、ユーザの操作によって、印刷等に関する指示がなされると共に、印刷実行時の情報をユーザへ報知する。制御部22は、CPU24と、ROM(図示せず)、RAM(図示せず)、及びHDDD(図示せず)を含むメモリ26と、上位装置カウンタ28とを備えており、スプール30が接続されている。CPU24では、詳細を後述する書出し処理や排紙通知受信処理等の制御処理が実行される。制御処理のプログラムは記憶媒体としてのROMに記憶されている。スプール30には、図示しない画像形成部により形成され、上位装置カウンタ28により上位装置カウント値が割当てられた画像データ90A(詳細後述)が蓄積される。
中間装置40は、制御部42及びスプール50を備えている。制御部42と上位装置20の制御部22とは、図示しない通信手段により、画像データ等の送受信が可能に接続されている。制御部42は、CPU44と、ROM(図示せず)、RAM(図示せず)、及びHDDD(図示せず)を含むメモリ46と、中間装置カウンタ48とを備えており、スプール50が接続されている。CPU44では、詳細を後述する読込み処理や書出し処理や排紙通知受信処理等の制御処理が実行される。制御処理のプログラムは記憶媒体としてのROMに記憶されている。スプール50には、上位装置カウント値及び中間装置カウント値が割当てられた画像データ90B(詳細後述)が蓄積される。
下位装置60は、プリンタのプリンタコントローラであり、プリンタエンジン80の動作を制御する。下位装置60は、制御部62、スプール70、及びプリントエラー検出部74を備えている。制御部62と中間装置40の制御部42とは、図示しない通信手段により、画像データ等の送受信が可能に接続されている。制御部62は、CPU64と、ROM(図示せず)、RAM(図示せず)、及びHDDD(図示せず)を含むメモリ66と、下位装置カウンタ68とを備えており、スプール70が接続されている。CPU64では、詳細を後述する読込み処理やプリンタエンジン制御処理や排紙通知受信処理等の制御処理が実行される。制御処理のプログラムは記憶媒体としてのROMに記憶されている。スプール70には、上位装置カウント値、中間装置カウント値、及び下位装置カウント値が割当てられた画像データ90C(詳細後述)が蓄積される。また、制御部62には、プリンタエンジン80が接続されており、プリンタエンジン80は、制御部62の指示により画像データ90Cに基づいて記録媒体に印刷を行う。さらに、制御部62には、プリンタエンジン80で発生したジャム等のプリントエラーを検出するためのプリントエラー検出部74が接続されている。
次に、本実施の形態の印刷システム10において実行される印刷処理を図2〜図17を参照して説明する。
まず、上位装置20、中間装置40、及び下位装置60の各々で実行される制御処理の概略を説明する。
図2は、上位装置20のCPU24で実行される制御処理のフローチャートである。図2に示す制御処理は、例えば、上位装置20の電源投入時やIOTコントローラ16から印刷を実行する指示が制御部22に入力されたときに実行される。
上位装置20に電源が投入されると、ステップ100では、印刷指示が入力されたか否かを判断する。否定されると待機状態となり、肯定されるとステップ102へ進む。ステップ102では、スプール30に蓄積されている図示しない画像形成部により形成され、上位装置カウンタ28により上位装置カウント値が割当てられたた画像データ90A(詳細後述)を中間装置40に送信する書出し処理(詳細後述)を実行し、スプール30に蓄積されている画像データ90Aを全て送信するとステップ104へ進む。
ステップ104では、排紙通知受信処理(詳細後述)を実行し、スプール30に蓄積されている画像データ90Aを全て消去するとステップ106へ進み、ステップ106では、印刷を終了するか否かを判断する。否定されるとステップ102に戻り、本処理を繰返す。一方、ステップ104の排紙通知受信処理で最終フラグがセットされた場合(詳細後述)等は肯定されて、本処理を終了する。
また、図3は、中間装置40のCPU44で実行される制御処理のフローチャートである。図3に示す制御処理は、例えば、中間装置40の電源投入時や上位装置20から画像データ90Aを制御部42が受信したときに実行される。
制御部42に電源が投入されると、ステップ120では、印刷指示が入力されたか否かを判断する。否定されると待機状態となり、肯定されるとステップ121へ進む。ステップ121では、上位装置20で実行される制御処理のステップ102の書出し処理により送信された画像データ90Aを受信して、受信した画像データ90Aを中間装置40で処理する処理単位毎に、中間装置カウンタ48でカウントして、中間装置カウント値を割当て、スプール50に上位装置カウント値及び中間装置カウント値が割当てられたた画像データ90Bを蓄積する読込み処理(詳細後述)を実行する。
次のステップ122では、ステップ121の処理によりスプール50に蓄積された上位装置カウント値及び中間装置カウント値が割当てられたた画像データ90Bを下位装置60に送信する書出し処理(詳細後述)を実行し、スプール50に蓄積されている画像データ90Bを全て送信するとステップ124へ進む。
ステップ124では、排紙通知受信処理(詳細後述)を実行し、スプール50に蓄積されている画像データ90Bを全て消去するとステップ126へ進み、ステップ126では、印刷を終了するか否かを判断する。否定されるとステップ121に戻り、本処理を繰返す。一方、ステップ124の排紙通知受信処理で最終フラグがセットされた場合(詳細後述)等は肯定されて、本処理を終了する。
さらに、図4は、下位装置60のCPU64で実行される制御処理のフローチャートである。図4に示す制御処理は、例えば、下位装置60の電源投入時や中間装置40から画像データ90Bを制御部62が受信したときに実行される。
制御部62に電源が投入されると、ステップ140では、印刷指示が入力されたか否かを判断する。否定されると待機状態となり、肯定されるとステップ141へ進む。ステップ141では、中間装置40で実行される制御処理のステップ122の書出し処理により送信された画像データ90Bを受信して、受信した画像データ90Bを下位装置60で処理する処理単位毎に、下位装置カウンタ68でカウントして、下位装置カウント値を割当て、スプール70に上位装置カウント値、中間装置カウント値、及び下位装置カウント値が割当てられたた画像データ90Cを蓄積する読込み処理(詳細後述)を実行する。
次のステップ142では、ステップ141の処理によりスプール70に蓄積された上位装置カウント値、中間装置カウント値、及び下位装置カウント値が割当てられた画像データ90Cの印刷をプリンタエンジン80に実行させるためのプリンタエンジン制御処理(詳細後述)を実行し、スプール70に蓄積されている画像データ90C全ての印刷処理をプリンタエンジン80に指示するとステップ144へ進む。
ステップ144では、排紙通知受信処理(詳細後述)を実行し、スプール70に蓄積されている画像データ90Cを全て消去するとステップ146へ進み、ステップ146では、印刷を終了するか否かを判断する。否定されるとステップ141に戻り、本処理を繰返す。一方、ステップ144の排紙通知受信処理で最終フラグがセットされた場合(詳細後述)等は肯定されて、本処理を終了する。
ここで、下位装置60のプリントエラー検出部74で実行されるジャム等のプリントエラーを検出するためのエラー検出処理を図5を参照して説明する。図5に示すエラー検出処理は、例えば、下位装置60の電源投入時に実行される。
下位装置60に電源が投入されるとステップ200では、プリントエラーを検出したか否か判断する。本実施の形態では、プリントエラーの検出は、例えば、プリンタエンジン80の稼働状態をモニタして、紙詰まりやトナー切れ等の異常を検知することにより検出している。否定されるとステップ208へ進み、肯定されるとステップ202へ進む。ステップ202では、制御部62へプリントエラーが生じたことを通知する。
次のステップ204では、リカバリが必要か否かを判断する。プリントエラー発生後、そのまま続けて、印刷処理の実行が可能な場合は否定されてステップ208へ進む。一方、制御部62からプリンタエンジン80に画像データ90Cの再送が必要な場合は、肯定されて、ステップ206へ進み、制御部62へリカバリが必要な旨を通知する。
次のステップ208では、本処理を終了するか否かを判断する。否定されるとステップ200に戻り、エラー検出処理を繰返す。一方、例えば、印刷処理を終了する旨の指示が入力された場合等は肯定され、本処理を終了する。
ここで、本実施の形態の印刷システム10全体から見た各処理の流れを図6及び図7を参照して説明する。
まず、図6を参照して本実施の形態の印刷システム10における通常時に各装置で実行される書出し処理、読込み処理、及び排紙通知受信処理を説明する。上位装置20のスプール30には、図示しない画像形成部により形成され、上位装置カウンタ28により上位装置カウント値29が割当てられた画像データ90Aが蓄積されている。上位装置20が書出し処理L1により、上位装置カウント値29が割当てられた画像データ90Aを中間装置40に送信すると、中間装置40では、読込み処理M1により、これらを受信して、受信した画像データ90Aを処理する順(処理単位毎)に中間装置カウンタ48でカウントして、中間装置カウント値49を割当てて、スプール50に蓄積する。これにより、スプール50には、上位装置カウント値29及び中間装置カウント値49が割当てられた画像データ90Bが蓄積された状態となる。なお、各装置が画像データを処理する処理単位は、例えば、1頁分の画像毎や1枚の記録媒体に印刷される画像(両面印刷を実行する場合は、2頁分の画像を含む)毎等があり、各装置毎に異なっていても、同一であっても、いずれでも良い。
中間装置40が書出し処理L2により、上位装置カウント値29及び中間装置カウント値49が割当てられた画像データ90Bを下位装置60に送信すると、下位装置60では、読込み処理M2により、これらを受信して、受信した画像データ90Bを処理する順(処理単位毎)に下位装置カウンタ(プリンタカウンタ)68でカウントして、下位装置カウント値69を割当てて、スプール70に蓄積する。これにより、スプール70には、上位装置カウント値29、中間装置カウント値49、及び下位装置カウント値69が割当てられた画像データ90Cが蓄積された状態となる。
下位装置60が上位装置カウント値29、中間装置カウント値49、及び下位装置カウント値69が割当てられた画像データ90Cをプリンタエンジン80にプリンタエンジン制御処理Kにより送信し、記録媒体への印刷処理を指示することにより、プリンタエンジン80は、画像データ90Cに基づいて記録媒体に印刷を行う。
プリンタエンジン80で画像データ90Cに基づいた印刷が実行されると、下位装置60では、排紙通知受信処理N1により、印刷が実行されたページ(画像データ90C)を通知する排紙通知(上位装置カウント値29)をプリンタエンジン80から受信する。下位装置60は、排紙通知受信処理N1により上位装置カウント値29を受信すると、受信した上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Cをスプール70から消去する。また、中間装置40に排紙通知(受信した上位装置カウント値29)を送信する。
中間装置40は、排紙通知受信処理N2により、排紙通知(上位装置カウント値29)を受信すると、受信した上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Bをスプール50から消去する。また、上位装置20に排紙通知(受信した上位装置カウント値29)を送信する。
上位装置20は、排紙通知受信処理N3により、排紙通知(上位装置カウント値29)を受信すると、受信した上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Aをスプール30から消去する。
さらに、図7を参照して本実施の形態の印刷システム10におけるリカバリ時に各装置で実行される処理を説明する。
プリンタエンジン80で紙詰まりやトナー切れ等のジャムによりプリントエラーが発生し、リカバリ(画像データ90Cの再送)処理が必要になると、下位装置60は、プリンタエンジン80から再送信要求J1として、リカバリしたい画像データ90Cに割当てられている上位装置カウント値29を受信する。
下位装置60は、上位装置カウント値29を受信すると、スプール70から受信した上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Cを読取れる場合は読取って、プリンタエンジン制御処理Kにより、読取った画像データ90Cをプリンタエンジン80に再送信する。
一方、再送信要求J1として、上位装置カウント値29を受信したとき、スプール70の故障等により、画像データ90Cを読取れない場合は、下位装置60は、中間装置40にプリンタエンジンより受信した上位装置カウント値29を再送信要求J2として送信する。中間装置40は、上位装置カウント値29を受信すると、スプール50から受信した上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Bを読取って、書出し処理L2により、該画像データ90Bを下位装置60に再送信する。下位装置60は、該画像データ90Bを読込み処理M2により受信して、スプール70に蓄積する。そして、蓄積された該画像データ90Cをプリンタエンジン制御処理Kによりプリンタエンジン80に再送信する。
このように、リカバリ処理することにより、プリンタエンジン80は、再送信された画像データ90Cに基づいて記録媒体に印刷を実行することができる。なお、中間装置においても、受信した上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Bをスプール50から読取れない場合は、受信した上位装置カウント値29を上位装置20に送信し、上記と同様にして、リカバリ処理を行えば良い。
一方、従来の印刷システム全体から見た各処理の流れを図8及び図9を参照して説明する。
まず、図8を参照して従来の印刷システムにおける書出し処理、読込み処理、及び排紙通知受信処理を説明する。上位装置20’のスプール30’には、画像形成部により形成され、上位装置カウンタ28’により上位装置カウント値29’が割当てられた画像データ90A’が蓄積されている。上位装置20’が上位装置カウント値29’が割当てられた画像データ90A’を中間装置40’に書出し処理L1’により送信すると、中間装置40’では、読込み処理M1’によりこれらを受信し、受信した画像データ90A’を処理する順に中間装置カウンタ48’で中間装置カウント値49’を割当てて、スプール50’に蓄積する。これにより、スプール50’には、上位装置カウント値29’及び中間装置カウント値49’が割当てられた画像データ90B’が蓄積された状態となる。
中間装置40’が中間装置カウント値49’が割当てられた画像データ90B’を下位装置60’に書出し処理L2’により送信すると、下位装置60’では、読込み処理M2’によりこれらを受信し、受信した画像データ90B’を処理する順に下位装置カウンタ(プリンタカウンタ)68’で下位装置カウント値69’を割当てて、スプール70’に蓄積する。これにより、スプール70’には、中間装置カウント値49’及び下位装置カウント値69’が割当てられた画像データ90C’が蓄積された状態となる。
下位装置60’が下位装置カウント値69’が割当てられた画像データ90C’をプリンタエンジン80’にプリンタエンジン制御処理K’により送信し、記録媒体への印刷処理を指示することにより、プリンタエンジン80’では、画像データ90C’に基づいて記録媒体に印刷を行う。
プリンタエンジン80’で画像データ90C’に基づいた印刷が実行されると、下位装置60’では、印刷が実行されたページ(画像データ90C’)を通知する排紙通知(下位装置カウント値69’)をプリンタエンジン80’から受信するための排紙通知受信処理N1’が実行される。
下位装置60’は、排紙通知受信処理N1’により下位装置カウント値69’を受信すると、受信した下位装置カウント値69’が割当てられている画像データ90C’をスプール70’から消去する。また、中間装置40’に排紙通知(消去した画像データ90C’に割当てられた中間装置カウント値49’)を送信する。
中間装置40’は、排紙通知受信処理N2’により排紙通知(中間装置カウント値49’)を受信すると、受信した中間装置カウント値49’が割当てられている画像データ90B’をスプール50’から消去する。また、上位装置20’に排紙通知(消去した画像データ90B’に割当てられた上位装置カウント値29’)を送信する。
上位装置20’は、排紙通知受信処理N3’により排紙通知(上位装置カウント値29’)を受信すると、受信した上位装置カウント値29’が割当てられている画像データ90A’をスプール30’から消去する。
さらに、図9を参照して従来の印刷システムにおけるリカバリ時に各装置で実行される処理を説明する。
プリンタエンジン80’で紙詰まりやトナー切れ等のジャムによりプリントエラーが発生し、リカバリ(画像データ90C’の再送)処理が必要になると、下位装置60’は、プリンタエンジン80’から再送信要求J1’として、リカバリしたい画像データ90C’に割当てられている下位装置カウント値69’を受信する。
下位装置60’は、下位装置カウント値69’を受信すると、スプール70’から受信した下位装置カウント値69’が割当てられている画像データ90C’を読取れる場合は読取って、プリンタエンジン制御処理K’により、読取った画像データ90C’をプリンタエンジン80’に再送信する。このように、リカバリ処理することにより、プリンタエンジン80’は、再送信された画像データ90C’に基づいて記録媒体に印刷を実行することができる。
一方、再送信要求J1’として、下位装置カウント値69’を受信したとき、スプール70’の故障等により、画像データ90C’を読取れない場合は、下位装置60’は、中間装置40’に再送信要求J2’として、中間装置カウント値49’を送信することができないため、プリンタエンジン80’から受信した下位装置カウント値69’を送信する。しかしながら、中間装置40’では、下位装置カウント値69’とスプール50’に蓄積されている画像データ90B’との対応がわからないため画像データ90B’をスプール50’から読取って再送することができない。従って、プリンタエンジン80’では、リカバリ(印刷続行)を実行することができない。このように従来の印刷システムでは、リカバリを良好に行えない場合がある。
次に、上位装置20、中間装置40、及び下位装置60において実行される各処理の詳細を図10〜図17を参照して説明する。
(上位装置書出し処理)
まず、上位装置20において実行される書出し処理L1(図2のステップ102)を図10を参照して詳細に説明する。図10は、上位装置20のCPU24で実行される書出し処理L1のフローチャートである。
まず、ステップ300では、上位装置カウンタ28の上位装置カウント値29を初期化する。次のステップ302では、画像データ90Aがスプール30に蓄積されているか否か判断する。画像データ90Aが蓄積されていない場合は否定され、ステップ312へ進む。一方、蓄積されている場合は肯定され、ステップ304へ進む。
ステップ304では、上位装置カウンタ28の現在セットされている上位装置カウント値29に対応する画像データ90A及び画像データ90Aに割当てられている上位装置カウント値29をスプール30から読出して、次のステップ306では、読出した上位装置カウント値29を中間装置40に送信する。そして、次のステップ308では、読出した画像データ90Aを中間装置40に送信する。
次のステップ310では上位装置カウンタ28の上位装置カウント値29をインクリメントしてステップ312へ進む。
ステップ312では、プリントエラーが発生したか否かを判断する。本実施の形態では、中間装置40からプリントエラーが発生した旨の通知を受信した場合に、プリントエラーが発生したと判断する。通知を受信しない場合は、否定されてステップ326へ進み、一方、通知を受信した場合は、肯定されてステップ314へ進む。
ステップ314では、書出し処理を一時停止する。これにより、プリンタエンジン80で記録媒体への印刷が再開できる状態(プリントエラーの発生原因が取り除かれた状態)になるまで、待機状態になる。各装置間で画像データ90等を送受信するための通信路の状態や、プリンタエンジン80からの通知等に基づいて、プリンタエンジン80で記録媒体への印刷が再開できる状態になった事を検知すると、書出し処理を再開する。
次のステップ316では、リカバリが必要か否か、即ち、画像データ90Aを中間装置40に再送するか否かを判断する。本実施の形態では、画像データ90Aを再送しなくてもプリンタエンジン80が記録媒体に印刷を続行できる場合等、リカバリが不要な場合は否定されて、ステップ326へ進む。一方、中間装置40からリカバリの要求(図12に詳細を後述する中間装置40の読込み処理M1のステップ504で中間装置40が送信)を受信した場合、リカバリが必要と判断し、ステップ318へ進む。
ステップ318では、中間装置40からリカバリが必要な画像データ90Cに割当てられている上位装置カウント値29を受信し、次のステップ320では、上位装置カウンタ28の現在の上位装置カウント値29を受信した上位装置カウント値29に復元する。これにより、上位装置カウンタ28には、受信した上位装置カウント値29がセットされた状態になる。
次のステップ322では、リカバリが可能か否かを判断する。本実施の形態では、例えば、復元された上位装置カウント値29が割当てられた画像データ90Aをスプール30から読出せる場合は、リカバリが可能と判断し、一方、画像データ90Aが消去されていたり、スプール30の故障等で読出せない場合はリカバリが不可能と判断する。リカバリが不可能な場合は、否定され、ステップ324へ進み、ユーザにリカバリが不可能なプリントエラーが生じた旨を表示する等の所定のエラー処理を行った後、本処理を終了する。一方、リカバリが可能な場合は、肯定され、ステップ326へ進む。
ステップ326では、本処理を終了するか否かを判断する。否定されるとステップ302に戻り、本処理を繰返す。なお、ステップ322で肯定(リカバリ可能と判断)されて本ステップに進んだ場合は、ここでは否定判断され、ステップ302に戻り、リカバリのために画像データ90Aを中間装置40に送信する処理を繰返す。一方、スプール30に蓄積されている全ての画像データ90Aを中間装置40へ送信した場合やユーザから印刷終了の指示を受信した場合等は、肯定されて本処理を終了する。
このように書出し処理L1により、スプール30に蓄積された上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Aを中間装置40に送信することができる。また、リカバリが必要な場合は、リカバリを要求された画像データ90Aを中間装置40に再送信することができる。
(上位装置排紙通知受信処理)
次に、上位装置20において実行される排紙通知受信処理N3(図2のステップ104)を図11を参照して詳細に説明する。図11は、上位装置20のCPU24で実行される排紙通知受信処理N3のフローチャートである。
まず、ステップ400では、排紙通知(上位装置カウント値29)を中間装置40から受信する。なお、排紙通知は、詳細を後述する中間装置40の排紙通知受信処理(図14のステップ706)により上位装置20に送信されている。
次のステップ402では、受信した上位装置カウント値29が割当てられている画像データをスプール30から削除する。これにより、プリンタエンジン80により記録媒体に正常に印刷された画像データ90Aがスプール30から削除される。
次のステップ404では、スプール30内が空か否か、即ち、画像データ90Aがスプール30内に残っているか否かを判断する。否定されるとステップ400に戻り、排紙通知を中間装置40から受信してスプール内の画像データ90Aを削除する処理を繰返す。一方、肯定されると、ステップ406へ進む。
ステップ406では、受信した排紙通知が、最終ページのものであるか否かを判断する。本実施の形態では、最終ページのものであるか否かの判断は、例えば、ユーザにより印刷を指示された画像の最終ページであるか否かを判断することにより行う。否定されると本処理を終了し、一方、肯定されるとステップ408へ進み、最終フラグ(プリンタエンジンが最終ページを記録媒体に印刷したことを示すフラグ)を図示しないフラグ設定手段にセットし、本処理を終了する。
このように排紙通知受信N3により、スプール30に蓄積された上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Aを削除することができる。
(中間装置読込み処理)
次に、中間装置40において実行される読込み処理M1(図3のステップ121)を図12を参照して詳細に説明する。図12は、中間装置40のCPU44で実行される読込み処理のフローチャートである。
まず、ステップ500では、中間装置カウンタ48の中間装置カウント値49を初期化する。次のステップ502では、リカバリを行うのか否かを判断する。即ち、詳細を後述する書出し処理L2、図13のステップ624における読込み処理か否かを判断する。否定されるとステップ508へ進み、通常の場合の読込み処理を実施する。一方、肯定されると、リカバリのための画像データの読込み処理を実施するため、ステップ504へ進む。
ステップ504では、上位装置20にリカバリ要求を送信し、次のステップ506では、上位装置カウント値29(図13に詳細を後述する書出し処理L2のステップ618で下位装置60から受信した上位装置カウント値29)を上位装置20に送信する。
次のステップ508では、全カウント値を上位装置20から受信し、次のステップ510では、ステップ508で受信した全カウント値が割当てられている画像データ90Aを上位装置20から受信し、次のステップ512では、受信した画像データ90Aを処理する順(処理単位毎)に、中間装置カウンタ48でカウントして、中間装置カウント値49を、該処理により得られた画像データ90Bに割当てる。
次のステップ514では、画像データ90B及び画像データ90Bに割当てられている全カウント値(上位装置カウント値29及び中間装置カウント値49)をスプール50に蓄積する。これにより、スプール50には、画像データ90B及び、画像データ90Bに割当てられている全カウント値(上位装置カウント値29及び中間装置カウント値49)が蓄積された状態となる。
次のステップ516では、中間装置カウンタ48の中間装置カウント値49をインクリメントし、ステップ518へ進む。
ステップ518では、本処理を終了するか否か判断する。否定されるとステップ502に戻り、本処理を繰返す。一方、印刷終了の指示を受信した場合や、上位装置20から上位装置20のスプール30に蓄積されている全ての画像データ90Aを受信した場合等は、肯定されて本処理を終了する。
このように読込み処理M1により、上位装置カウント値29及び中間装置カウント値49が割当てられた画像データ90Bをスプール50に蓄積することができる。また、リカバリが必要な場合は、リカバリを要求されている上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Bをスプール50に蓄積することができる。
(中間装置書出し処理)
次に、中間装置40において実行される書出し処理L2(図3のステップ122)を図13を参照して詳細に説明する。図13は、中間装置40のCPU44で実行される書出し処理のフローチャートである。
まず、ステップ600では、中間装置カウンタ48の中間装置カウント値49を初期化する。次のステップ602では、画像データ90Bがスプール50に蓄積されているか否か判断する。画像データ90Bが蓄積されていない場合は否定され、ステップ612へ進む。一方、蓄積されている場合は肯定され、ステップ604へ進む。
ステップ604では、中間装置カウンタ48の現在セットされている中間装置カウント値49に対応する画像データ90B及び画像データ90Bに割当てられている全てのカウント値(上位装置カウント値29及び中間装置カウント値49)をスプール30から読出して、次のステップ606では、読出した全てのカウント値(上位装置カウント値29及び中間装置カウント値49)を下位装置60に送信する。そして、次のステップ608では、読出した画像データ90Bを下位装置60に送信する。
次のステップ610では中間装置カウンタ48の中間装置カウント値49をインクリメントしてステップ612へ進む。
ステップ612では、プリントエラーが発生したか否かを判断する。本実施の形態では、下位装置60からプリントエラーが発生した旨の通知を受信した場合、プリントエラーが発生したと判断する。通知を受信しない場合は、否定されてステップ626へ進み、一方、通知を受信した場合は、肯定されてステップ614へ進む。
ステップ614では、書出し処理を一時停止する。これにより、プリンタエンジン80で記録媒体への印刷が再開できる状態(プリントエラーの発生原因が取り除かれた状態)になるまで、待機状態になる。また、プリントエラーが発生した旨を上位装置20に送信する。さらに、各装置間で画像データ90等を送受信するための通信路の状態や、プリンタエンジン80からの通知等に基づいて、プリンタエンジン80で記録媒体への印刷が再開できる状態になった事を検知すると、書出し処理を再開する。
次のステップ616では、リカバリが必要か否か、即ち、画像データ90Bを下位装置60に再送するか否かを判断する。本実施の形態では、画像データ90Bを再送しなくてもプリンタエンジン80が記録媒体に印刷を続行できる場合等、リカバリが不要な場合は否定されて、ステップ626へ進む。一方、下位装置60からリカバリの要求(図15に詳細を後述する下位装置60の読込み処理M2のステップ804で下位装置60が送信)を受信した場合、リカバリが必要と判断し、ステップ618へ進む。
ステップ618では、下位装置60からリカバリが必要な画像データ90Cに割当てられている上位装置カウント値29を受信し、受信した上位装置カウント値29に対応する中間装置カウント値49に変換する。中間装置カウント値49への変換は、例えば、予め、読込み処理M1(詳細後述)により同一の画像データに割当てた上位装置カウント値29と中間装置カウント値49との対応関係をメモリ46等に記憶させておいて、該対応関係に基づいて変換しても良いし、変換したい上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Bをスプール内から検出し、該画像データ90Bに割当てられている中間装置カウント値49を読取ることにより中間装置カウント値49に変換する等しても良い。
次のステップ620では、中間装置カウンタ48の現在の中間装置カウント値49を変換した中間装置カウント値49に復元する。これにより、中間装置カウンタ48には、変換した中間装置カウント値49がセットされた状態になる。
次のステップ622では、リカバリが可能か否かを判断する。本実施の形態では、例えば、復元された中間装置カウント値49が割当てられた画像データ90Bをスプール50から読出せる場合は、リカバリが可能と判断し、一方、画像データ90Bが消去されていたり、スプール50の故障等で読出せない場合はリカバリが不可能と判断する。リカバリが不可能な場合は、否定され、ステップ624へ進み、リカバリのために上位装置20から画像データを読込むための読込み処理M1(図12)を行った後、本処理を終了する。一方、リカバリが可能な場合は、肯定され、ステップ626へ進む。
ステップ626では、本処理を終了するか否かを判断する。否定されるとステップ602に戻り、本処理を繰返す。なお、ステップ622で肯定(リカバリ可能と判断)されて本ステップに進んだ場合は、ここでは否定判断され、ステップ602に戻り、リカバリのために画像データ90Bを下位装置60に送信する処理を繰返す。一方、スプール50に蓄積されている全ての画像データ90Bを下位装置60へ送信した場合やユーザから印刷終了の指示を受信した場合等は、肯定されて本処理を終了する。
このように書出し処理L2により、スプール50に蓄積された上位装置カウント値29及び中間装置カウント値49が割当てられている画像データ90Bを下位装置60に送信することができる。また、リカバリが必要な場合は、リカバリを要求された画像データ90Bを下位装置60に再送信することができる。
(中間装置排紙通知受信処理)
次に、中間装置40において実行される排紙通知受信処理N2(図3のステップ124)を図14を参照して詳細に説明する。図14は、中間装置40のCPU44で実行される排紙通知受信処理N2のフローチャートである。
まず、ステップ700では、排紙通知(上位装置カウント値29)を下位装置60から受信する。なお、排紙通知は、詳細を後述する下位装置60の排紙通知受信処理(図17のステップ1006)により中間装置40に送信されている。
次のステップ702では、受信した上位装置カウント値29を中間装置カウント値49に変換する。なお、本実施の形態では、中間装置カウント値49への変換は、上記書出し処理L2(図13)のステップ618と同様に行えばよい。
次のステップ704では、変換した中間装置カウント値49が割当てられている画像データをスプール50から削除する。これにより、プリンタエンジン80により記録媒体に正常に印刷された画像データ90Bがスプール50から削除される。
次のステップ706では、排紙通知(上位装置カウント値29)を上位装置20に送信し、次のステップ708では、スプール50内が空か否か、即ち、画像データ90Bがスプール50内に残っているか否かを判断する。否定されるとステップ700に戻り、排紙通知を下位装置60から受信してスプール50内の画像データ90Bを削除する処理を繰返す。一方、肯定されると、ステップ710へ進む。
ステップ710では、受信した排紙通知が、最終ページのものであるか否かを判断する。本実施の形態では、最終ページのものであるか否かの判断は、例えば、ユーザにより印刷を指示された画像の最終ページであるか否かを判断することにより行う。否定されると本処理を終了し、一方、肯定されるとステップ712へ進み、最終フラグ(プリンタエンジンが最終ページを記録媒体に印刷したことを示すフラグ)を図示しないフラグ設定手段にセットし、本処理を終了する。
このように排紙通知受信N2により、スプール50に蓄積された上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Bを削除することができる。
(下位装置読込み処理)
次に、下位装置60において実行される読込み処理M2(図4のステップ141)を図15を参照して詳細に説明する。図15は、下位装置60のCPU64で実行される読込み処理のフローチャートである。
まず、ステップ800では、下位装置カウンタ68の下位装置カウント値69を初期化する。次のステップ802では、リカバリを行うのか否かを判断する。即ち、詳細を後述するプリンタエンジン制御処理K(図16)のステップ924における読込み処理か否かを判断する。否定されるとステップ808へ進み、通常の場合の読込み処理を実施する。一方、肯定されると、リカバリのための画像データの読込み処理を実施するため、ステップ804へ進む。
ステップ804では、中間装置40にリカバリ要求を送信し、次のステップ806では、上位装置カウント値29(図16に詳細を後述するプリンタエンジン制御処理Kのステップ918でプリンタエンジン80から受信した上位装置カウント値29)を上位装置20に送信する。
次のステップ808では、全カウント値を中間装置40から受信し、次のステップ810では、ステップ808で受信した全カウント値が割当てられている画像データ90Bを中間装置40から受信し、次のステップ812では、受信した画像データ90Bを処理する順(処理単位毎)に、下位装置カウンタ68でカウントして、下位装置カウント値69を、該処理により得られた画像データ90Cに割当てる。
次のステップ814では、画像データ90C及び画像データ90Bに割当てられている全カウント値(上位装置カウント値29、中間装置カウント値49、及び下位装置カウント値69)をスプール50に蓄積する。これにより、スプール50には、画像データ90C及び、画像データ90Cに割当てられている全カウント値(上位装置カウント値29、中間装置カウント値49、及び下位装置カウント値69)が蓄積された状態となる。
次のステップ816では、下位装置カウンタ68の下位装置カウント値69をインクリメントし、ステップ818へ進む。
ステップ818では、本処理を終了するか否か判断する。否定されるとステップ802に戻り、本処理を繰返す。一方、印刷終了の指示を受信した場合や、中間装置40から中間装置40のスプール50に蓄積されている全ての画像データ90Bを受信した場合等は、肯定されて本処理を終了する。
このように読込み処理M2により、上位装置カウント値29、中間装置カウント値49、及び下位装置カウント値69が割当てられた画像データ90Cをスプール70に蓄積することができる。また、リカバリが必要な場合は、リカバリを要求されている上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Cをスプール70に蓄積することができる。
(下位装置プリンタエンジン制御処理)
次に、下位装置60において実行されるプリンタエンジン80の制御処理K(図4のステップ142)を図16を参照して詳細に説明する。図16は、下位装置60のCPU64で実行されるプリンタエンジン制御処理のフローチャートである。
まず、ステップ900では、下位装置カウンタ68の下位装置カウント値69を初期化する。次のステップ902では、画像データ90Cがスプール70に蓄積されているか否か判断する。画像データ90Cが蓄積されていない場合は否定され、ステップ912へ進む。一方、蓄積されている場合は肯定され、ステップ904へ進む。
ステップ904では、下位装置カウンタ68の現在セットされている下位装置カウント値69に対応する画像データ90C及び画像データ90Cに割当てられている全てのカウント値(上位装置カウント値29、中間装置カウント値49、及び下位装置カウント値69)をスプール50から読出して、次のステップ906では、読出した全てのカウント値(上位装置カウント値29、中間装置カウント値49、及び下位装置カウント値69)をプリンタエンジン80に送信する。そして、次のステップ908では、読出した画像データ90Cをプリンタエンジン80に送信する。
次のステップ910では下位装置カウンタ68の下位装置カウント値69をインクリメントしてステップ912へ進む。
ステップ912では、プリントエラーが発生したか否かを判断する。本実施の形態では、プリントエラー検出部74からプリントエラーが発生した旨の通知を受信した場合、プリントエラーが発生したと判断する。通知を受信しない場合は、否定されてステップ926へ進み、一方、通知を受信した場合は、肯定されてステップ914へ進む。
ステップ914では、プリンタエンジン制御処理を一時停止する。これにより、プリンタエンジン80で記録媒体への印刷が再開できる状態(プリントエラーの発生原因が取り除かれた状態)になるまで、待機状態になる。また、プリントエラーが発生した旨を中間装置40に送信する。さらに、各装置間で画像データ90等を送受信するための通信路の状態や、プリンタエンジン80からの通知等に基づいて、プリンタエンジン80で記録媒体への印刷が再開できる状態になった事を検知すると、プリンタエンジン制御処理を再開する。
次のステップ916では、リカバリが必要か否か、即ち、画像データ90Cをプリンタエンジン80に再送するか否かを判断する。本実施の形態では、画像データ90Cを再送しなくてもプリンタエンジン80が記録媒体に印刷を続行できる場合等、リカバリが不要な場合は否定されて、ステップ926へ進む。一方、プリントエラー検出部74からリカバリの要求を受信した場合、リカバリが必要と判断し、ステップ918へ進む。
ステップ918では、プリンタエンジン80からリカバリが必要な画像データ90Cに割当てられている上位装置カウント値29を受信し、受信した上位装置カウント値29に対応する下位装置カウント値69に変換する。上位装置カウント値29に対応する下位装置カウント値69への変換は、予め、読込み処理M2(詳細後述)により同一の画像データに割当てた上位装置カウント値29と下位装置カウント値69との対応関係をメモリ66等に記憶させておいて、該対応関係に基づいて変換しても良いし、変換したい上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Cをスプール内から検出し、該画像データ90Cに割当てられている下位装置カウント値69を読取ることにより下位装置カウント値69に変換する等しても良い。
次のステップ920では、下位装置カウンタ68の現在の下位装置カウント値69を変換した下位装置カウント値69に復元する。これにより、下位装置カウンタ68には、変換した下位装置カウント値69がセットされた状態になる。
次のステップ922では、リカバリが可能か否かを判断する。本実施の形態では、例えば、復元された下位装置カウント値69が割当てられた画像データ90Cをスプール70から読出せる場合は、リカバリが可能と判断し、一方、画像データ90Cが消去されていたり、スプール70の故障等で読出せない場合はリカバリが不可能と判断する。リカバリが不可能な場合は、否定され、ステップ924へ進み、リカバリのために中間装置40から画像データを読込むための読込み処理M2(図15)を行った後、本処理を終了する。一方、リカバリが可能な場合は、肯定され、ステップ926へ進む。
ステップ926では、本処理を終了するか否かを判断する。否定されるとステップ902に戻り、本処理を繰返す。なお、ステップ922で肯定(リカバリ可能と判断)されて本ステップに進んだ場合は、ここでは否定判断され、ステップ902に戻り、リカバリのために画像データ90Cをプリンタエンジン80に送信する処理を繰返す。一方、スプール70に蓄積されている全ての画像データ90Cをプリンタエンジン80へ送信した場合やユーザから印刷終了の指示を受信した場合等は、肯定されて本処理を終了する。
このようにプリンタエンジン制御処理Kにより、スプール70に蓄積された上位装置カウント値29、中間装置カウント値49、及び下位装置カウント値69が割当てられている画像データ90Cをプリンタエンジン80に送信し、記録媒体への印刷を指示することができる。また、リカバリが必要な場合は、リカバリを要求された画像データ90Cをプリンタエンジン80に再送信することができる。これにより、プリンタエンジン80では、画像データ90Cに基づいて記録媒体に印刷を実行する。
(下位装置排紙通知受信処理)
次に、下位装置60において実行される排紙通知受信処理N1(図4のステップ144)を図17を参照して詳細に説明する。図17は、下位装置60のCPU64で実行される排紙通知受信処理N1のフローチャートである。
まず、ステップ1000では、排紙通知(上位装置カウント値29)をプリンタエンジン80から受信する。なお、排紙通知は、プリンタエンジン80が記録媒体に画像データ90Cの印刷を終了すると、印刷を終了したページを通知するために、プリンタエンジンから下位装置60に送信される。
次のステップ1002では、受信した上位装置カウント値29を下位装置カウント値69に変換する。なお、本実施の形態では、下位装置カウント値69への変換は、プリンタエンジン制御処理K(図16)のステップ918と同様に行えばよい。
次のステップ1004では、変換した下位装置カウント値69が割当てられている画像データをスプール70から削除する。これにより、プリンタエンジン80により記録媒体に正常に印刷された画像データ90Cがスプール70から削除される。
次のステップ1006では、排紙通知(上位装置カウント値29)を中間装置40に送信し、次のステップ1008では、スプール70内が空か否か、即ち、画像データ90Cがスプール70内に残っているか否かを判断する。否定されるとステップ1000に戻り、排紙通知をプリンタエンジン80から受信してスプール70内の画像データ90Cを削除する処理を繰返す。一方、肯定されると、ステップ1010へ進む。
ステップ1010では、受信した排紙通知が、最終ページのものであるか否かを判断する。本実施の形態では、最終ページのものであるか否かの判断は、例えば、ユーザにより印刷を指示された画像の最終ページであるか否かを判断することにより行う。否定されると本処理を終了し、一方、肯定されるとステップ1012へ進み、最終フラグ(プリンタエンジンが最終ページを記録媒体に印刷したことを示すフラグ)を図示しないフラグ設定手段にセットし、本処理を終了する。
このように排紙通知受信N1により、スプール70に蓄積された上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Cを削除することができる。
なお、本実施の形態では、中間装置40は1つしか備えていないが、2つ以上備えていてもよい。この場合、各中間装置の各処理は上記で説明した中間装置40における各処理と同様に行えばよい。
また、本実施の形態では、プリントエラー検出部74でプリンタエンジン80でのプリントエラーの発生を検知する等して、リカバリを実施するようにしているが、ユーザ等の指示によりリカバリを実施するようにしてもよい。さらにまた、本実施の形態では、プリントエラー検出部74を下位装置60に含むように構成してるが、上位装置20や中間装置40に含まれるように構成しても良いし、別個の装置(例えば、プリントエラー検出装置)として構成しても良い。尚、上位装置20、中間装置40、及び下位装置60の何れかに含まれるように構成することにより印刷システムの構成を簡略にすることができる。
以上説明したように、本実施の形態の印刷システム10では、各装置では、画像データ90を受信すると、受信した画像データ90に割当てられているカウント値と共に自装置のカウンタのカウント値を割当て、スプールに蓄積するので、リカバリを行う場合に、リカバリしたい画像データ90に割当てられている上位装置カウント値29を受信すると、該上位装置カウント値29に基づいて、画像データ90を再送信することができる。即ち、リカバリを行う場合、下位装置60がプリンタエンジン80から、上位装置カウント値29を受信すると、該上位装置カウント値29が割当てられている画像データ90Cがスプール70から読取れる場合は、読取ってプリンタエンジン80に再送信する。読取れない場合は、該上位装置カウント値29を中間装置40に送信し、中間装置40が、スプール50から該上位装置カウント値29が割当てられた画像データ90Bを読取れる場合は、読取って再送信するので、これをプリンタエンジン80に再送信する。一方、中間装置40でも読取れない場合は、該上位装置カウント値29を上位装置20に送信し、上位装置20が、スプール30から該上位装置カウント値29が割当てられた画像データ90Aを、中間装置40に再送信し、さらに中間装置40が下位装置80に再送信するので、これをプリンタエンジンに再送信する。従って、プリンタの障害発生時にリカバリを良好に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る印刷システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る印刷システムの上位装置で実行される制御処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る印刷システムの中間装置で実行される制御処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る印刷システムの下位装置で実行される制御処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る印刷システムの下位装置のプリントエラー検出部で実行されるプリントエラー検出処理のフローチャートである。 本実施の形態の印刷システム全体から見た通常時の書出し処理、読込み処理、及び排紙通知受信処理の流れを説明するための説明図である。 本実施の形態の印刷システム全体から見たリカバリ時の処理の流れを説明するための説明図である。 従来の印刷システム全体から見た通常時の書出し処理、読込み処理、及び排紙通知受信処理の流れを説明するための説明図である。 従来の印刷システム全体から見たリカバリ時の処理の流れを説明するための説明図である。 本発明の実施の形態に係る印刷システムの上位装置で実行される書出し処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る印刷システムの上位装置で実行される排紙通信受信処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る印刷システムの中間装置で実行される読込み処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る印刷システムの中間装置で実行される書出し処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る印刷システムの中間装置で実行される排紙通信受信処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る印刷システムの下位装置で実行される読込み処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る印刷システムの下位装置で実行されるプリンタエンジン制御処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る印刷システムの下位装置で実行される排紙通信受信処理のフローチャートである。
符号の説明
10 印刷システム
20 上位装置
22 制御部
28 上位装置カウンタ
30 スプール
40 中間装置
42 制御部
48 中間装置カウンタ
50 スプール
60 下位装置
62 制御部
68 下位装置カウンタ
70 スプール
74 プリントエラー検出部

Claims (4)

  1. 画像データを処理する順に第1の処理単位毎にカウントして第1の処理単位毎にカウントした第1のカウント値を割当てる第1のカウント手段と、
    前記第1の処理単位毎に前記第1のカウント値が割当てられた第1の画像データを記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶された前記第1のカウント値が割当てられた前記第1の画像データを第2の装置に送信すると共に、前記第2の装置から前記第1のカウント値を受信した場合に、前記受信した第1のカウント値が割当てられた前記第1の処理単位のデータを前記第1の記憶手段から読取って前記第2の装置に再送信する第1の送信手段と、
    を含む第1の装置と、
    前記第1の送信手段から送信された前記第1の画像データを処理する順に第2の処理単位毎にカウントして、第2の処理単位毎に前記第1の装置で割当てられた第1のカウント値と共に、カウントした第2のカウント値を割当てる第2のカウント手段と、
    前記第2の処理単位毎に前記第2のカウント値が割当てられた第2の画像データを記憶する第2の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶された前記第2のカウント値が割当てられた前記第2の画像データを第3の装置に送信すると共に、前記第3の装置から前記第1のカウント値を受信した場合に、前記受信した第1のカウント値が割当てられた前記第2の処理単位のデータを前記第2の記憶手段から読取って再送信し、読取れない場合は前記受信した第1のカウント値を前記第1の装置に送信し、前記第1の装置から再送信された前記受信した第1のカウント値が割当てられた第1の処理単位のデータを前記第3の装置に再送信する第2の送信手段と、
    を含む第2の装置と、
    前記第2の送信手段から送信された前記第2の画像データを処理する順に第3の処理単位毎にカウントして、第3の処理単位毎に第1の装置で割当てられた第1のカウント値、及び前記第2の装置で割当てられた第2のカウント値と共に、カウントした第3のカウント値を割当てる第3のカウント手段と、
    前記第3の処理単位毎に前記第3のカウント値が割当てられた第3の画像データを記憶する第3の記憶手段と、
    前記第3の記憶手段に記憶された前記第3の画像データをプリンタエンジンに送信すると共に、前記プリンタエンジンから前記第3の画像データの再送信の要求を受信した場合に、前記再送信が要求された第3の画像データを前記第3の記憶手段から読取って再送信し、読取れない場合は前記再送信が要求された第3の画像データに対して前記第1の装置で割当てられた第1のカウント値を前記第2の装置に送信し、前記第2の装置から再送信された前記送信した第1のカウント値が割当てられた前記第2の処理単位のデータまたは、前記第1の装置から前記第2の装置へ再送信され、さらに前記第2の装置から再送信された前記送信した第1のカウント値が割当てられた第1の処理単位のデータをプリンタエンジンに再送信する第3の送信手段と、
    を含む第3の装置と、
    を備えた印刷システム。
  2. 前記第2の装置を2以上備えた、特許請求項1に記載の印刷システム。
  3. プリンタエンジンからの前記第3の画像データの再送信の要求を検出する検出手段を備え、
    前記第3の装置の前記第3の送信手段は、前記検出手段の検出結果に基づいてプリンタエンジンに再送信を実行する特許請求項1または請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記検出手段を、第1の装置、第2の装置、または第3の装置に設けた請求項3記載の印刷システム。
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