JP2008185143A - Dust cover for disc brake device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ディスクブレーキ装置のダストカバーに関し、特に、水や土砂等の侵入による制動力の低下を防止し、又は、ディスクブレーキ装置の摩耗粉の飛散を抑制するディスクブレーキ装置のダストカバーに関する。 The present invention relates to a dust cover for a disc brake device, and more particularly to a dust cover for a disc brake device that prevents a reduction in braking force due to intrusion of water, earth and sand, or suppresses scattering of wear powder of the disc brake device.
ホイールと一体に回転するディスクロータをブレーキパッドによって押圧して、ホイールに制動力を付与するディスクブレーキ装置は、本来、密閉性の高いドラムブレーキでは放熱性が良好でないことや雨天時の制動力の低下を改善するために考案されたブレーキ装置である。ディスクブレーキ装置では、制動時にディスクロータで発生した摩擦熱はディスクの回転により冷却され、また、ブレーキパッドも密閉されていないため放熱性に優れ、さらに、ディスクロータが濡れても早期に乾燥するため制動力が低下しにくい。 A disc brake device that applies a braking force to a wheel by pressing a disc rotor that rotates integrally with the wheel with a brake pad is inherently not good in heat dissipation with a drum brake with high sealing performance and has a braking force in rainy weather. It is a brake device devised to improve the drop. In the disc brake device, the frictional heat generated in the disc rotor during braking is cooled by the rotation of the disc, and the brake pads are not sealed, so heat dissipation is excellent, and even if the disc rotor gets wet, it dries quickly. The braking force is difficult to decrease.
しかしながら、ディスクブレーキ装置でも、水や土砂等がディスクロータやブレーキパッドに付着すると制動力が大幅に低減し又は不安定になるため、ディスクロータやブレーキパッドを覆って外部から遮蔽し水や土砂等を防ぐディスクブレーキ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1記載のディスクブレーキ装置は、パワーユニットにディスクブレーキ装置を軸支すると共に、パワーユニットを覆うスイングケース内にディスクブレーキ装置を配置することで、ディスクブレーキ装置を外部から遮蔽している。
しかしながら、特許文献1記載のディスクブレーキ装置は、構造が複雑でコスト増や重量増をもたらし、また、自動車のように動力源が車輪から離れた位置に搭載されている構造では適用が困難という問題がある。 However, the disc brake device described in Patent Document 1 has a complicated structure, resulting in an increase in cost and weight, and is difficult to apply in a structure in which the power source is mounted at a position away from the wheel as in an automobile. There is.
ところで、ディスクブレーキ装置は外部から水や土砂等にさらされるだけでなく、制動時には自らもディスクロータとブレーキパッドの摩擦による摩耗粉を飛散させる。この摩耗粉は、意匠性の高いホイールに付着して外観を損なうという問題があるが、これまで摩耗粉の飛散防止については考慮されていなかった。 By the way, the disc brake device is not only exposed to water, earth and sand from the outside, but also disperses wear powder due to friction between the disc rotor and the brake pad during braking. Although this wear powder has a problem that it adheres to a highly designable wheel and impairs its appearance, it has not been considered so far to prevent the wear powder from scattering.
本発明は、上記課題に鑑み、より簡易な構造で水や土砂等による制動力の低下を防止すると共に、摩耗粉の飛散を抑制するディスクブレーキ装置のダストカバーを提供することを目的とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a dust cover for a disc brake device that has a simpler structure and prevents a reduction in braking force due to water, earth and sand, etc., and suppresses scattering of wear powder.
上記課題を解決するため、本発明は、キャリパ及びディスクロータの車体内側の全面を覆う略環状の第1のダストカバー部材と、キャリパ及びディスクロータのリム側の面及びディスクホイール側の面を覆う、第1のダストカバー部材と非接触の第2のダストカバー部材と、を有し、第1及び第2のダストカバー部材によりディスクロータ及びキャリパを遮蔽するディスクブレーキ装置のダストカバーであって、第1及び第2のダストカバー部材が形成する領域からディスクブレーキ装置9の摩耗粉の排出を抑制する摩耗粉排出抑制手段(例えば、ラビリンス構造80、フィルタ62)を有することを特徴とする。
In order to solve the above-described problems, the present invention covers a substantially annular first dust cover member that covers the entire inner surface of the caliper and the disc rotor, and covers the rim side surface and the disc wheel side surface of the caliper and the disc rotor. A dust cover for a disc brake device having a first dust cover member and a non-contact second dust cover member, wherein the disc rotor and caliper are shielded by the first and second dust cover members, It is characterized by having wear powder discharge suppressing means (for example,
本発明によれば、ディスクロータ及びキャリパを遮蔽すると共に、摩耗粉排出抑制手段を備えることで、ディスクブレーキ装置の排出する摩耗粉の飛散を大幅に抑制することができる。 According to the present invention, the disk rotor and the caliper are shielded and the wear powder discharge suppressing means is provided, so that the scattering of the wear powder discharged by the disk brake device can be significantly suppressed.
また、本発明の一形態において、摩耗粉排出抑制手段は、第1のダストカバー部材の外周部及び第2のダストカバー部材の車内内側の端部が形成するラビリンス構造、又は、第1のダストカバー部材若しくは第2のダストカバー部材の少なくともいずれかに形成されたフィルタ、であることを特徴とする。 Moreover, in one form of this invention, an abrasion powder discharge | emission suppression means is a labyrinth structure which the outer peripheral part of a 1st dust cover member and the edge part inside a vehicle interior of a 2nd dust cover member form, or 1st dust It is a filter formed in at least one of a cover member or a 2nd dust cover member, It is characterized by the above-mentioned.
本発明によれば、ラビリンス構造により空気の流通を確保しながら魔法粉の飛散を抑制でき、また、フィルタにより空気の流通を確保しながら魔法粉の飛散を抑制できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, scattering of magic powder can be suppressed, ensuring air circulation with a labyrinth structure, and scattering of magic powder can be suppressed, ensuring air circulation with a filter.
より簡易な構造で水や土砂等による制動力の低下を防止すると共に、摩耗粉の飛散を抑制するディスクブレーキ装置のダストカバーを提供することができる。 It is possible to provide a dust cover for a disc brake device that prevents a reduction in braking force due to water, earth and sand, etc., and suppresses scattering of wear powder with a simpler structure.
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態のディスクブレーキ装置9のダストカバー(以下、単にダストカバーという)20が適用されたディスクブレーキ装置9及び車両ホイール1の断面図の一例である。このダストカバー20は、ディスクロータ30及びキャリパ12を2つ以上の部材からなるダストカバー20で覆うことで、外部から遮蔽し水や土砂等から保護すると共に、摩耗粉の飛散を防止する。
The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is an example of a cross-sectional view of a disc brake device 9 and a vehicle wheel 1 to which a dust cover (hereinafter simply referred to as a dust cover) 20 of the disc brake device 9 of the present embodiment is applied. The
回転支持部材10は、円盤状のフランジ27と略円柱状の軸部22とを備えている。軸部22には、フランジ27との隣接部位に設けられた大径部22aとフランジ27とは反対側の端部に設けられた小径部22bとが形成されている。軸部22の大径部22aと小径部22bとの接続部位はテーパ状に形成されている。大径部22aの外周面はベアリング28のインナレースの内周面に嵌着されている。また、小径部22bの外周面はベアリング21のインナレースの内周面に嵌着されている。
The
ホイールハブ23は略円筒状の円筒部23aを備えている。円筒部23aの車体内側端部の内周面にはベアリング28のアウタレースの外周面が嵌着されており、車体外側の端部の内周面にはベアリング21のアウタレースの外周面が嵌着されている。また、円筒部23aの車体外側の端部の外周面にはホイール26のディスクホイール26bの内周面が嵌合されている。ホイールハブ23の外周部にはホイールハブ23と一体にハブフランジ25が設けられている。ハブフランジ25の車体外側にはハブナット19によりホイール26が固定されている。また、ハブフランジ25の車体内側には取付けボルト24によりディスクロータ30が固定されている。
The
ディスクロータ30は円盤状の鋼製部材であり、その両面には制動面15、16が設けられている。ディスクロータ30の周縁部近傍には、制動面15及び16を両側から挟むようにキャリパ12が配置されている。キャリパ12は、シリンダ11、シリンダ11と一体に形成されたアーム部11a、ピストン13、及び、一対のパッド14、18を備えている。ピストン13はシリンダ11内に摺動可能に装着されており、シリンダ11に供給される油圧に応じて右方向に移動する。パッド14はピストン13の端面に接合されており、ディスクロータ30の制動面15と僅かな間隙を隔てて対向している。
The
アーム部11aは、ディスクロータ30の径方向外側の部位から、ディスクロータ30の周縁部を跨ぐように延び、その端部はディスクロータ30の制動面16と対向している。パッド18はアーム部11aの端面に接合され、ディスクロータ30の制動面16と僅かな間隙を隔てて対向している。
The
キャリパ12は、図示されない部位で車体に固定されたトルクプレート17に、ディスクロータ30の回転方向両側から挟まれるように支持されている。キャリパ12に油圧が付与されると、ピストン13は図示右側に駆動されてパッド14が制動面15に接触すると共に、シリンダ11が図示左方向に移動し、ディスクロータの制動面15、16は、パッド14、18により両側から押圧される。そして、制動面15、16と、それぞれパッド14、18との間に生ずる摩擦力がホイール26への制動力として作用する。この場合、上述の如くキャリパ12がトルクプレート17によりディスクロータ30の回転方向両側から支持されることにより、キャリパ12がディスクロータ30と共に回転することが防止されている。
The
キャリパ12の車体内側には第1のダストカバー部材50が配設されている。第1のダストカバー部材50は略環状の剛性部材であり、環状形状の中心に車軸貫通孔50aを備え車軸に固定されている。第1のダストカバー部材50は、キャリパ12を含むディスクロータ30の車体内側面の全面を覆っている。図では、第1のダストカバー部材50は、平板となっているがナックルやアーム等の車輪ホイール部材との干渉を避けるため、凹凸や切り欠きを備えていてもよい。
A first
ホイール26の車体内側であって、ディスクロータ30の車体外側には、第2のダストカバー部材60が配設されている。第2のダストカバー部材60は、半球状、円筒の一端面がふさがれた半円筒形状又は裾部が円筒状に形成された円錐台形状を有した、環状の薄肉部材である。第2のダストカバー部材60は、ディスクロータ30及びキャリパ12を囲むようにリム26aの円周内側の全面、及び、ディスクホイール26bの全面を覆うように形成され、ディスクロータ30の車体外側の面を覆っている。
A second
第2のダストカバー部材60の円筒部60aは、第1のダストカバー部材50の外周と同程度か、第1のダストカバー部材50よりも若干車体内側まで、間隙70を残して延設されている。したがって、第2のダストカバー部材60及び第1のダストカバー部材50が形成する領域に、キャリパ12及びディスロータ30が収容された状態となる。以下では、この領域をダストカバー20の内部と称する場合がある。
The
ダストカバー20を非接触な2つの部材(第1のダストカバー部材50、第2のダストカバー部材60)により構成することで、ホイール26と一体に回転する第2のダストカバー部材60により車体外側から遮蔽し、車体内側の固定部材を回避して固定された第1のダストカバー部材50により車両内側を遮蔽することができる。
By configuring the
このように、空気の流通は可能だが、粒子や液体に関し外部からほぼ密閉することで、走行中に、水や土砂等が車輪ホイール1に巻き込まれてもディスクロータ30又は1対のブレーキパッド14、18の制動面に付着することが防止され、外濫による制動力の変動を防止することができる。また、制動時にディスクロータとブレーキパッドの摩擦により摩耗粉が発生しても第2のダストカバー部材60がキャリパ12とホイール26の間にあるため、ホイール26への摩耗粉の付着量を大幅に低減することができる。
In this way, although air can be circulated, the
なお、間隙70の距離Lは、長くても100〔mm〕以内、より好ましくは走行中の振動等により接触しない程度に可能な狭い(例えば、10〔mm〕程度)ことが好ましい。特に、回生ブレーキを利用する電気自動車ではディスクブレーキ9の制動負荷が大幅に低減されるため制動時に発生する摩擦熱も大幅に低減するので、ダストカバー20の密閉性を上げても摩擦熱の影響は小さい。
The distance L of the
第1のダストカバー部材50は、キャリパ12及びディスクロータ30を取り付ける前に車体外側から車軸に車軸貫通孔50aを挿入して組み付け、所定の方法で固定する。第2のダストカバー部材60は、ホイール26が装着されていない状態で、第2のダストカバー部材60をホイールハブ23の円筒部23aの外周側に挿入し、ハブナット19によりホイール26と共にホイールハブ23に固定する。なお、取り付け方は一例であって車輪ホイール1の形態に応じて適宜変更できる。
Before attaching the
ディスクブレーキ装置9のダストカバー20の変形例について説明する。図2(a)は第1のダストカバー部材50及び第2のダストカバー部材60の変形例を示す。図1では、第1のダストカバー部材50の外周及び第2のダストカバー部材60の外周(円筒部60aの端部)を単なる平板としたが、図2(a)では、第1のダストカバー部材50の外周及び円筒部60aの端部が、ラビリンス構造80を形成している。円筒部60aの端部は、ディスクロータ30の半径方向内側に略90度屈曲された第1折り返し部80aと、第1折り返し部80aよりも先端側を車体外側に略90度屈曲された第2折り返し部80bと、を有し、2つの折り返しである第1折り返し部80aと第2折り返し80b及び端部80cにより車体内側に凸の凹部80dを形成する。
A modification of the
また、第1のダストカバー部材50の外周は、車体内側に略90度屈曲させられていて、外周の先端80eは少なくとも端部80cよりも車体内側に位置し、かつ、第2のダストカバー部材60と非接触に形成されている。
Further, the outer periphery of the first
このように間隙70にラビリンス構造80を形成することで、第1のダストカバー部材50と第2のダストカバー部材60を車軸方向から見ると間隙70がなくなるため、水や土砂等の侵入や摩耗粉の飛散をより効果的に低減することができる。
By forming the
なお、図2(a)のラビリンス構造80は一例に過ぎず、粒子や水滴が通過するための最短経路においてその累積角度変化が約180度以上となる構造であればよい(図2(a)ではX方向から侵入した粒子や水滴はラビリンス構造80を通過するためθa+θb+θc=270の累積角度変化を経る)。したがって、第1折り返し部80a等は必ずしも略90度で構成される必要はなく、渦巻き状などの湾曲部により形成されていてもよい。
Note that the
図2(b)は、第1のダストカバー部材50の変形例を示す。図2(b)の第1のダストカバー部材50は、空気を取り込むためのダクト51を有する点で図1と異なる。ダクト51は空気を流通させるための管であり、ダクト51の一端は車両前方に開口し、他端は第1のダストカバー部材50に設けられた孔部に接続されている。
FIG. 2B shows a modification of the first
ダクト51の開口部51aは管状形状の軸を車両の前方を向けている。図2(b)においても間隙70によりダストカバー20の内側と外側は連通しているが、車両の走行時にはダクト51により、より積極的に空気を取り込みキャリパ12及びディスクロータ30に誘導することができる。キャリパ12及びディスクロータ30に空気を取り込むことで、制動機会の多い坂路走行や加減速を繰り返す走行を行うような場合でも摩擦熱を良好に放熱することができる。
The
ダクト51が空気を取り込んでむように開口していてもその開口部は車両の前方を向いていて、開口部は十分に小さい(例えば間隙70程度の径)ため、水や土砂等の侵入を低減することができ、ダクト51は空気の流入口であるのでダクト51から摩耗粉が飛散することも極めて少ない。なお、第1のダストカバー部材50にダクト51を形成すると共に、図2(a)のように間隙70にラビリンス構造80を形成してもよい。
Even if the
図2(c)は、第2のダストカバー部材60の変形例を示す。図2(c)の第2のダストカバー部材60は、その一部に設けられた貫通孔61にフィルタ62が付設されている。フィルタ62は、摩耗粉を捕捉する程度の網目構造を有するものであって、例えば、グラスウール、不織布、フェルト等である。図2(c)ではディスクロータ30と平行な面に貫通孔61及びフィルタ62を設けたが円筒部60aに設けてもよいし、2カ所以上に設けてもよい。
FIG. 2C shows a modification of the second
貫通孔61を設けることで、ダストカバー20内部の空気が外部に流出する流出口が形成されたことになるので、間隙70から空気が流入しやすくなり、制動機会の多い坂路走行や加減速を繰り返す走行を行うような場合でも放熱性を保つことができる。また、貫通孔61にはフィルタ62が付設されているので、貫通孔61から空気が流出しても摩耗粉はフィルタ62により捕捉され、放熱性と飛散量の低減を両立することができる。なお、水や土砂は摩耗粉よりも粒子が大きいので、フィルタ62に捕捉され貫通孔61から侵入することは困難となる。
また、図2(c)の第2のダストカバー部材60と図2(b)のダクト51を備えた第1のダストカバー部材50とによりダストカバー20を構成してもよい。このような構造であれば、ダクト51による空気の流入口及び貫通孔61による空気の流出口が形成されることで空気の流通路が確保できるので、ディスクロータ30及びキャリパ12の放熱性を増すことができる。また、さらに、貫通孔61及びフィルタ62並びにダクト51に加え、間隙70にラビリンス構造80を形成してもよい。
By providing the through
Further, the
図3は、図1のダストカバー20による効果の一例をグラフにして示すものである。図3では、雨天走行など被水時におけるブレーキパッドの摩擦係数μの変動量を、本実施形態のダストカバー20がある場合とない場合とを比較している。ダストカバー20がないと被水により摩擦係数μが0.23程度変動しうるのに対し、ダストカバー20を設けると被水しても摩擦係数μは0.05程度しか変動しない。すなわち、本実施形態のダストカバー20により制動トルクの変動を大幅に低減できることが確認された。
FIG. 3 is a graph showing an example of the effect of the
以上のように、本実施形態のダストカバー20によれば、簡易な構造で水や土砂等による制動力の低下を防止すると共に、摩耗粉の飛散を抑制することができる。
As described above, according to the
1 車輪ホイール
9 ディスクブレーキ装置
10 回転支持部材
20 ダストカバー
30 ディスクロータ
50 第1のダストカバー部材
60 第2のダストカバー部材
61 貫通孔
62 フィルタ
70 間隙
80 ラビリンス構造
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Wheel wheel 9
Claims (2)
キャリパ及びディスクロータのリム側の面及びディスクホイール側の面を覆う、第1のダストカバー部材と非接触の第2のダストカバー部材と、を有し、
第1及び第2のダストカバー部材によりディスクロータ及びキャリパを遮蔽するディスクブレーキ装置のダストカバーであって、
第1及び第2のダストカバー部材が形成する領域からディスクブレーキ装置の摩耗粉の排出を抑制する摩耗粉排出抑制手段、
を有することを特徴とするディスクブレーキ装置のダストカバー。 A substantially annular first dust cover member covering the entire inner surface of the caliper and the disk rotor;
A first dust cover member and a non-contact second dust cover member that cover the rim side surface and the disk wheel side surface of the caliper and the disc rotor;
A dust cover for a disc brake device that shields the disc rotor and caliper by first and second dust cover members,
Abrasion powder discharge suppression means for suppressing the discharge of wear powder of the disc brake device from the region formed by the first and second dust cover members,
A dust cover for a disc brake device, comprising:
第1のダストカバー部材の外周部及び第2のダストカバー部材の車内内側の端部が形成するラビリンス構造、又は、第1のダストカバー部材若しくは第2のダストカバー部材の少なくともいずれかに形成されたフィルタ、
であることを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキ装置のダストカバー。
The wear powder discharge suppressing means is
It is formed in at least one of the labyrinth structure formed by the outer periphery of the first dust cover member and the inner end of the second dust cover member, or the first dust cover member or the second dust cover member. Filters,
The dust cover of the disc brake device according to claim 1, wherein
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