JP2008183554A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2008183554A5
JP2008183554A5 JP2007339770A JP2007339770A JP2008183554A5 JP 2008183554 A5 JP2008183554 A5 JP 2008183554A5 JP 2007339770 A JP2007339770 A JP 2007339770A JP 2007339770 A JP2007339770 A JP 2007339770A JP 2008183554 A5 JP2008183554 A5 JP 2008183554A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine particle
particle dispersion
producing
organic fine
organic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2007339770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008183554A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2007339770A priority Critical patent/JP2008183554A/ja
Priority claimed from JP2007339770A external-priority patent/JP2008183554A/ja
Publication of JP2008183554A publication Critical patent/JP2008183554A/ja
Publication of JP2008183554A5 publication Critical patent/JP2008183554A5/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Description

本発明の上記の目的は以下の手段により達成された。
(1)有機化合物を溶媒に溶解させた溶液と、前記溶媒と異種で、かつ該溶媒中に少なくとも一部が拡散可能な析出溶媒とを等価直径が1mm以下である流路中に流通させて両者を接触させ、その流通過程において前記有機化合物を重合性化合物の存在下に微粒子として析出させ、その後に前記重合性化合物を重合させ、前記微粒子に前記重合性化合物の重合体を固定化したことを特徴とする有機微粒子分散液の製造方法。
(2)前記有機化合物溶液及び前記析出溶媒の少なくとも一方に重合性化合物を含有させることを特徴とする(1)記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(3)前記有機化合物溶液前記析出溶媒とを前記流路中に層流として流通させて両者を接触させことを特徴とする(1)又は(2)に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(4)前記有機化合物溶液及び前記析出溶媒の少なくとも一方に重合性化合物を含有させることを特徴とする(3)記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(5)前記析出溶媒が、前記有機化合物に対する貧溶媒であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(6)前記流路中での流通接触をマイクロ反応場で行うことを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(7)前記流路中での流通接触をマイクロリアクターで行うことを特徴とする(6)に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(8)前記有機化合物を溶媒に溶解させた溶液の液流と前記析出溶媒の液流とを合流させて両者を混合するに当たり、少なくとも一方の液流を分割して複数の分割液流とし、該分割された複数の分割液流のうちの少なくとも1つの分割液流の中心軸と、他方の液流の中心軸とを合流領域において一点で交差するように合流させて混合することを特徴とする(1)〜(7)のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(9)前記の複数の分割液流が中央の前記合流領域から放射状に延びる流路中を該中央の合流領域に向けて流通し合流混合することを特徴とする(8)に記載の有機微粒子の製造方法。
(10)前記重合性化合物が重合性界面活性剤であることを特徴とする(1)〜(9)の
いずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(11)前記有機化合物溶液および前記析出溶媒の少なくとも一方に、少なくとも一つの分散剤を含有させることを特徴とする(1)〜(10)のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(12)前記分散剤の少なくとも一つが高分子分散剤であることを特徴とする(11)に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(13)前記高分子分散剤の少なくとも一つがブロック共重合化合物であることを特徴とする(12)記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(14)前記ブロック共重合化合物が両親媒性ポリマーであることを特徴とする(13)記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(15)前記有機化合物溶液および前記析出溶媒の少なくとも一方に、前記重合性化合物と共重合するモノマーを少なくとも一つ含有させることを特徴とする(1)〜(14)のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(16)前記有機化合物を溶媒に溶解させた溶液が重合開始剤を含むことを特徴とする(1)〜(15)のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(17)前記重合開始剤が高分子アゾ重合開始剤であることを特徴とする(16)記載の有機微粒子分散液の製造方法。
(18)(1)〜(17)のいずれか1項に記載の方法で製造された有機微粒子。
(19)モード径が1μm以下であることを特徴とする(18)記載の有機微粒子。
レイノルズ数(Re)の値は、小さいほど層流を形成しやすく、大きいほど乱流を形成しやすい。本発明の製造方法においては、レイノルズ数を60以上で調節して、有機ナノ粒子の粒子径を制御して得ることができ、100以上とすることが好ましく、150以上とすることがより好ましい。本発明のレイノズル数に上限はないが、本発明においてはレイノルズ数の制御が形成後の粒子の性能に大きく影響しうること考慮し、レイノルズ数は3500以下の範囲で調節して良好な有機ナノ粒子を制御して得ることが好ましく、3000以下であることがより好ましく、2500以下であることが特に好ましい。また、本発明の製造方法においては、得られるナノ粒子の平均粒径が60nm以下となるようにレイノルズ数を制御し、その平均粒径は40nm以下が更に好ましく、30nm以下となるようにレイノルズ数を制御することが特に好ましい。
有機粒子の粒径に関しては、計測法により数値化して集団の平均の大きさを表現する方法があるが、よく使用されるものとして、分布の最大値を示すモード径、積分分布曲線の中央値に相当するメジアン径、各種の平均径(数平均、長さ平均、面積平均、質量平均、体積平均等)などがあり、本発明においては、特に断りのない限り、平均粒径とは数平均径をいう。有機ナノ粒子(一次粒子)の平均粒径はナノメートルサイズであり、平均粒径は前記の範囲であることが特に好ましい。なお本発明の製造方法で形成される粒子は結晶質粒子でも非晶質粒子でもよく、またはこれらの混合物でもよい。
また、粒子の単分散性を表す指標として、本発明においては、特に断りのない限り、体積平均粒径(Mv)と数平均粒径(Mn)の比(Mv/Mn)を用いる。有機ナノ粒子の(一次粒子)の単分散性、つまりMv/Mnは、1.0〜2.0であることが好ましく、1.0〜1.8であることがより好ましく、1.0〜1.5であることが特に好ましい。
有機粒子の粒径の測定方法としては、顕微鏡法、重量法、光散乱法、光遮断法、電気抵抗法、音響法、動的光散乱法が挙げられ、顕微鏡法、動的光散乱法が特に好ましい。顕微鏡法に用いられる顕微鏡としては、例えば、走査型電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡などが挙げられる。動的光散乱法による粒子測定装置として、例えば、日機装社製ナノトラックUPA−EX150、大塚電子社製ダイナミック光散乱光度計DLS−7000シリーズなどが挙げられる。

Claims (19)

  1. 有機化合物を溶媒に溶解させた溶液と、前記溶媒と異種で、かつ該溶媒中に少なくとも一部が拡散可能な析出溶媒とを等価直径が1mm以下である流路中に流通させて両者を接触させ、その流通過程において前記有機化合物を重合性化合物の存在下に微粒子として析出させ、その後に前記重合性化合物を重合させ、前記微粒子に前記重合性化合物の重合体を固定化したことを特徴とする有機微粒子分散液の製造方法。
  2. 前記有機化合物溶液及び前記析出溶媒の少なくとも一方に重合性化合物を含有させることを特徴とする請求項1記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  3. 前記有機化合物溶液前記析出溶媒とを前記流路中に層流として流通させて両者を接触させことを特徴とする請求項1又は2に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  4. 前記有機化合物溶液及び前記析出溶媒の少なくとも一方に重合性化合物を含有させることを特徴とする請求項3記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  5. 前記析出溶媒が、前記有機化合物に対する貧溶媒であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  6. 前記流路中での流通接触をマイクロ反応場で行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  7. 前記流路中での流通接触をマイクロリアクターで行うことを特徴とする請求項6に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  8. 前記有機化合物を溶媒に溶解させた溶液の液流と前記析出溶媒の液流とを合流させて両者を混合するに当たり、少なくとも一方の液流を分割して複数の分割液流とし、該分割された複数の分割液流のうちの少なくとも1つの分割液流の中心軸と、他方の液流の中心軸とを合流領域において一点で交差するように合流させて混合することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  9. 前記の複数の分割液流が中央の前記合流領域から放射状に延びる流路中を該中央の合流領域に向けて流通し合流混合することを特徴とする請求項8に記載の有機微粒子の製造方法。
  10. 前記重合性化合物が重合性界面活性剤であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  11. 前記有機化合物溶液および前記析出溶媒の少なくとも一方に、少なくとも一つの分散剤を含有させることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  12. 前記分散剤の少なくとも一つが高分子分散剤であることを特徴とする請求項11に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  13. 前記高分子分散剤の少なくとも一つがブロック共重合化合物であることを特徴とする請求項12記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  14. 前記ブロック共重合化合物が両親媒性ポリマーであることを特徴とする請求項13記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  15. 前記有機化合物溶液および前記析出溶媒の少なくとも一方に、前記重合性化合物と共重合するモノマーを少なくとも一つ含有させることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  16. 前記有機化合物を溶媒に溶解させた溶液が重合開始剤を含むことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  17. 前記重合開始剤が高分子アゾ重合開始剤であることを特徴とする請求項16記載の有機微粒子分散液の製造方法。
  18. 請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法で製造された有機微粒子。
  19. モード径が1μm以下であることを特徴とする請求項18記載の有機微粒子。
JP2007339770A 2007-01-05 2007-12-28 有機微粒子分散液の製造方法、およびそれにより得られる有機微粒子 Abandoned JP2008183554A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007339770A JP2008183554A (ja) 2007-01-05 2007-12-28 有機微粒子分散液の製造方法、およびそれにより得られる有機微粒子

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007000782 2007-01-05
JP2007339770A JP2008183554A (ja) 2007-01-05 2007-12-28 有機微粒子分散液の製造方法、およびそれにより得られる有機微粒子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008183554A JP2008183554A (ja) 2008-08-14
JP2008183554A5 true JP2008183554A5 (ja) 2011-07-07

Family

ID=39726928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007339770A Abandoned JP2008183554A (ja) 2007-01-05 2007-12-28 有機微粒子分散液の製造方法、およびそれにより得られる有機微粒子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008183554A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8236198B2 (en) * 2008-10-06 2012-08-07 Xerox Corporation Fluorescent nanoscale particles
JP2011020089A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Fujifilm Corp 流体の混合方法、微粒子の製造方法及び微粒子
WO2011024738A1 (ja) * 2009-08-31 2011-03-03 株式会社クラレ 流体の化学操作方法
JP5427080B2 (ja) * 2010-03-23 2014-02-26 富士フイルム株式会社 微粒子製造方法及び微粒子製造装置
CN103328089B (zh) * 2010-12-21 2016-09-07 哈佛学院院长等 喷雾干燥技术
JP5939558B2 (ja) * 2011-02-18 2016-06-22 国立大学法人 千葉大学 非球形ハイドロゲル粒子の合成法及び非球形ハイドロゲル粒子
WO2015151952A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 株式会社 島津製作所 ナノ粒子の製造方法
JP6493901B2 (ja) * 2014-05-22 2019-04-03 国立研究開発法人産業技術総合研究所 有機半導体微粒子分散液の製造方法
JP6924556B2 (ja) 2016-04-12 2021-08-25 株式会社日立プラントサービス マイクロリアクタ、化成品製造システム及びマイクロリアクタの製造方法
CN113750918B (zh) * 2021-08-17 2022-06-17 常州大学 一种基于小分子非共价后修饰制备补丁状各向异性球状胶束的方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4612788B2 (ja) * 2002-05-21 2011-01-12 キヤノン株式会社 水不溶性色材を含む粒子の分散体及びその製造方法
JP4896418B2 (ja) * 2005-03-23 2012-03-14 富士フイルム株式会社 有機微粒子およびその分散液の製造方法、ならびにそれにより得られる有機微粒子およびその分散液
JP5001529B2 (ja) * 2005-06-10 2012-08-15 富士フイルム株式会社 有機顔料微粒子の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008183554A5 (ja)
Yabu Self-organized precipitation: an emerging method for preparation of unique polymer particles
Walther et al. Emulsion polymerization using Janus particles as stabilizers
Fan et al. Polymeric Janus nanoparticles: recent advances in synthetic strategies, materials properties, and applications
Cai et al. Morphology transitions in RAFT polymerization
Mandal et al. Production of hollow polymeric microspheres by surface-confined living radical polymerization on silica templates
Wurm et al. Polymeric janus particles
Zhang et al. Flash nanoprecipitation of polystyrene nanoparticles
Fan et al. Janus particles synthesis by emulsion interfacial polymerization: polystyrene as seed or beyond?
Shin et al. Development of shape-tuned, monodisperse block copolymer particles through solvent-mediated particle restructuring
JP2007039643A5 (ja)
Yabu Creation of functional and structured polymer particles by self-organized precipitation (SORP)
Kobitskaya et al. Narrowly size distributed zinc-containing poly (acrylamide) latexes via inverse miniemulsion polymerization
Gorsd et al. Synthesis of polystyrene microspheres to be used as template in the preparation of hollow spherical materials: study of the operative variables
Wang et al. Intriguing morphology evolution from noncrosslinked poly (tert-butyl acrylate) seeds with polar functional groups in soap-free emulsion polymerization of styrene
Eldin et al. Poly (acrylonitrile-co-methyl methacrylate) nanoparticles: I. Preparation and characterization
KR100966377B1 (ko) 액적을 이용한 나노구조화된 미세입자 제조방법
Changhuai et al. Synthesis of non-collapsed hollow polymeric nanoparticles with shell thickness on the order of polymer gyration radius
Buckinx et al. The effects of molecular weight dispersity on block copolymer self-assembly
Staub et al. Porous Crystalsomes via Emulsion Crystallization and Polymer Phase Separation
Jaisankar et al. Single-electron transfer living radical copolymerization of SWCNT-g-PMMA via graft from approach
Al Najjar et al. Anionic/nonionic surfactants for controlled synthesis of highly concentrated sub-50 nm polystyrene spheres
JP2009256639A (ja) 単分散重合体粒子の製造方法
Zhou et al. Effect of initiation site location on morphology of polymer microspheres via Pickering polymerization
KR100772931B1 (ko) 리빙 자유 라디칼 중합을 통하여 만들어진 블록공중합체를반응성 안정제로 사용하여 가교된 비닐계 고분자 입자를제조하는 방법