JP2008182316A - スキャナ装置 - Google Patents

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Katsuhiro Tamura
勝廣 田村
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Abstract

【課題】情報が記載された面が平面ではない場合であっても情報を精細に読み取る。
【解決手段】ステンレス箔23の表面にTiO2皮膜22が形成されてなる基板20上にフォトセンサ51と薄膜トランジスタ52とからなる複数のセルが配列され、フォトセンサ51がシリコン層73及びシリコン酸化膜74の積層体に電極71,72が形成されてなるとともに、薄膜トランジスタ52がシリコン層64及びシリコン酸化膜65の積層体にゲート電極61及びドレイン/ソース電極62,63が形成されてなり、フォトセンサ51と薄膜トランジスタ52とがセル毎に互いに積層されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報を読み取るスキャナ装置に関し、特に、光検出素子とスイッチング素子とからなるセルが基材上に複数配列されたスキャナ装置に関する。
近年、情報化社会の進展やパーソナルコンピュータ等の情報機器の急速な普及に伴い、紙等に記載された情報を電子化して取り扱うことが多くなってきている。これは、電子化された情報の方が紙等に記載された情報よりも、統計をとったり検索を行ったりする面で優れているためであり、また、多くの情報を収集、管理する場合においても、電子化された情報は、パーソナルコンピュータ内のハードディスクや、外部メモリであるフロッピーディスクあるいはコンパクトディスク等に記憶しておくことができるため、情報の保管領域が省スペースで済むという利点がある。このように紙等に記載された情報を電子化する場合は、パーソナルコンピュータのキーボードを介して情報を入力したり、スキャナ装置で情報を読み取ったりすることになる。
従来より、紙等に記載された情報を読み取るスキャナ装置としては、例えば、情報が記載された紙等を載せるガラス板と、このガラス板に面してマトリックス状の複数のセルとして配置され、情報が記載された紙等からの光を受光するセンサ部及びスイッチング素子とを有したものが使用されている。複数のセルを構成するセンサ部とスイッチング素子とは、セル毎に互いに隣接するように配置され、複数のセル毎にセンサ部がスイッチング素子によって選択され、センサ部にて受光された光を用いて情報が読み取られている。
ところが、このようなスキャナ装置においては、情報が記載された紙等をスキャナ装置のガラス板上に載せる必要があるため、読み取りたい情報が記載されたものが、紙等の持ち運びできるものではない等、スキャナ装置が設置された場所まで持っていくことができないものであった場合、情報を読み取ることができない。
そこで、上述したようなスキャナ装置を持ち運び可能な形態としたハンドスキャナが考えられ、利用されている(例えば、特許文献1参照。)。このようなハンドスキャナを用いれば、読み取りたい情報が記載されたものが、紙等の持ち運びできるものではない場合であっても、ハンドスキャナを持ち運ぶことにより、情報を読み取ることができるようになる。
特開2000−69247号公報
しかしながら、上述したようなハンドスキャナにおいては、情報が記載された紙等の上を所定の方向に走査することにより情報が読み取られることになるため、利用者の操作が煩雑になるとともに、情報が記載された紙等が平面に置かれていなければ情報を正確に読み取ることができなくなる虞れがある。
また、上述したようなスキャナ装置においては、紙等に記載された情報を精細に読み取ることが好ましいが、その精細の程度はマトリックス状に形成された複数のセルの間隔によって規定されてしまうため、複数のセルの間隔が限界まで狭められた状態よりもさらに精細に読み取ることができないという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、情報が記載された面が平面ではない場合であっても情報を精細に読み取ることができるスキャナ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
受光した光量に応じた信号を発生させる光検出素子と、該光検出素子のON/OFFを切り替えるスイッチング素子とからなるセルがベース基材上に複数配列され、前記光検出素子にて発生した信号に基づいて情報が認識されるスキャナ装置において、
前記光検出素子の受光面側から外部に光を照射する発光素子を有し、
前記ベース基材は、金属箔の表面に絶縁性皮膜が形成されて構成され、
前記光検出素子及び前記スイッチング素子は、シリコン薄膜とシリコン酸化膜との積層体に電極が形成されてなり、セル毎に互いに積層されて前記ベース基材の前記絶縁性皮膜が形成された面に積層されていることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、発光素子から照射された光が、情報が記載された被情報読取媒体にて反射すると、この反射光がセルを構成する光検出素子にて受光される。この光検出素子はスイッチング素子によってON/OFFが切り替えられ、ON状態である光検出素子において受光した光量に応じて発生した信号に基づいて、被情報読取媒体に記載された情報が認識される。この際、セルを構成する光検出素子とスイッチング素子とがセル毎に互いに積層されているので、1つのセルにおいて光検出素子とスイッチング素子とが互いに隣接するように配置されたものに対して配列できるセルの数を増やすことができ、それにより、情報を精細に読み取ることができる。また、金属箔の表面に絶縁性皮膜が形成されてなるベース基材上に光検出素子とスイッチング素子とからなる複数のセルが配列され、光検出素子及びスイッチング素子が、シリコン薄膜とシリコン酸化膜との積層体に電極が形成されてなるものであるので、スキャナ装置全体がフレキシビリティを有し、それにより、情報が記載された面が平面でない場合であっても情報を読み取ることができる。また、ベース基材が金属箔の表面に絶縁性皮膜が形成されてなるものであるため、高い耐熱性を有し、シリコンを結晶化するために高温処理が行われた場合においても、ベース基材が変形あるいは損傷してしまうことがない。
また、ベース基材を、金属箔の両面に絶縁性皮膜が形成されたものとし、光検出素子とスイッチング素子とからなるセルをこのベース基材の両面に配列すれば、ベース基材の両面を用いて情報を読み取ることができる。
また、光検出素子とスイッチング素子が有する電極を透明にすれば、光検出素子において電極を介しても光を受光することができるようになるので、セル毎に積層される光検出素子とスイッチング素子との積層状態を、光検出素子がベース基材に対して反対側となるようにする必要がなくなる。
以上説明したように本発明においては、ベース基材上に情報を読み取るためのセルが複数配列され、この複数のセルをそれぞれ構成する光検出素子とスイッチング素子とが、シリコン薄膜とシリコン酸化膜との積層体に電極が形成されてなるものであるため、スキャナ装置全体がフレキシビリティを有し、それにより、情報が記載された面が平面でない場合であっても情報を読み取ることができる。また、セルを構成する光検出素子とスイッチング素子とがセル毎に互いに積層されているので、1つのセルにおいて光検出素子とスイッチング素子とが互いに隣接するように配置されたものに対して配列できるセルの数を増やすことができ、それにより、情報を精細に読み取ることができる。
また、ベース基材が、金属箔の両面に絶縁性皮膜が形成されて構成され、セルがベース基材の両面に配列されているものにおいては、ベース基材の両面を用いて情報を読み取ることができる。
また、電極が透明であるものにおいては、光検出素子において電極を介しても光を受光することができるようになり、それにより、セル毎に積層される光検出素子とスイッチング素子との積層状態を、光検出素子がベース基材に対して反対側となるようにする必要がなくなる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のスキャナ装置の実施の一形態の外形図であり、(a)はスキャナ面から見た図、(b)は(a)に示したコントロール部10の基板20との接続部分を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。
本形態は図1に示すように、ベース基材である薄型の基板20と、基板20上に配置され、情報が読み取られる被情報読取媒体が接触し、この被情報読取媒体から情報を読み取るスキャナ部30と、基板20の一端面に接続され、スキャナ部30の動作を制御するコントロール部10とから構成されている。
スキャナ部30は、基板20とは反対側の方向に光を照射する薄型のLEDからなる発光素子が設けられた複数の発光部40と、発光部40から照射された光の反射光を受光し、その受光量に応じた信号となる電流を発生させる複数の受光部50とから構成されている。複数の受光部50はスキャナ部30内にてマトリックス状に配列されており、発光部40はマトリックス状に配列された複数の受光部50の所定の領域に配置されている。
コントロール部10は、基板20に対向する側に2つのインターフェース部11a,11bが設けられており、このインターフェース部11a,11bを介して基板20と接続され、スキャナ部30の動作を制御するとともに、スキャナ部30にて生じた電流が入力され、その電流に基づいてスキャナ部30にて読み取られた情報を認識する。また、認識した情報を、インターフェース部11a,11bとは別に設けられたインターフェース手段を介して表示手段や音声出力手段、あるいは情報処理手段に送信することが可能となっている。なお、コントロール部10に基板20と接続されるためのインターフェース部の数は、図1に示したもののように2つに限らず、コントロール部10に3つ以上のインターフェース部を設け、これらのインターフェース部を介してコントロール部10と基板20とが接続される構成とすることも考えられる。
以下に、上述した受光部50及びコントロール部10の回路構成について説明する。
図2は、図1に示した受光部50及びコントロール部10の回路構成を示す図である。
図2に示すように、図1に示した複数の受光部50はそれぞれ、受光した光量に応じた電流を発生させる光検出素子であるフォトセンサ51と、フォトセンサ51のON/OFFを切り替えるスイッチング素子である薄膜トランジスタ52とからなり、これらフォトセンサ51及び薄膜トランジスタ52からなる複数のセル53がマトリックス状に配列されることによって、図1に示したように複数の受光部50がマトリックス状に配列されている。また、図1に示したコントロール部10は、マトリックス状に配列された複数のセル53のうち同一行のセル53を同一配線で接続することにより、マトリックス状に配列された複数のセル53を行単位で順次選択していく垂直シフトレジスタ12と、マトリックス状に配列された複数のセル53のうち同一列のセル53を水平スイッチ14−1〜14−nを介して同一配線で接続することにより、マトリックス状に配列された複数のセル53を列単位で順次選択していく水平シフトレジスタ13とを有している。
図3は、図2に示したセル53の構造を示す断面図である。
図2に示したセル53は図3に示すように、薄膜トランジスタ52とフォトセンサ51とがセル53毎に積層された構造となっており、基板20上に薄膜トランジスタ52側が基板20に対向するように積層されている。基板20は、金属箔であるステンレス箔23の表面にTiO2皮膜22が形成されて構成されており、薄膜トランジスタ52とフォトセンサ51とからなる積層体は、基板20のTiO2皮膜22が形成された面に積層されている。薄膜トランジスタ52は、ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜65とシリコン薄膜からなるシリコン層64とが積層され、この積層体のシリコン酸化膜65側にゲート電極61が形成され、シリコン層64側に互いに所定の間隔を有してドレイン/ソース電極62,63が形成されて構成されており、ゲート電極61に印加される電圧に応じてシリコン層64を介してドレイン/ソース電極62,63間に電流が流れる。フォトセンサ51は、シリコン酸化膜74とシリコン薄膜からなるシリコン層73とが積層され、この積層体のシリコン層73側に所定の間隔を有して2つの電極71,72が形成されて構成されており、受光した光量に応じた電流がシリコン層73を介して2つの電極71,72間に流れる。薄膜トランジスタ52とフォトセンサ51とは、ドレイン/ソース電極63と電極72とが導通部66を介して接続されており、その他の領域については、シリコン酸化膜74によって絶縁されている。また、薄膜トランジスタ52とステンレス箔23とは、TiO2皮膜22によって絶縁されている。また、フォトセンサ51側は、保護フィルム21によって複数のセル53が覆われている。
以下に、上記のように構成されたセル53の形成方法について説明する。
図4は、図3に示したセル53の形成方法を説明するための図である。
まず、20μm厚のステンレス箔23の一方の面上に、スクリーン印刷によってTiO2皮膜22を形成し、500℃程度で焼成することにより基板20を作製する。また、ステンレス箔23の弾性力の向上、並びに表面における印刷特性の向上のために、ステンレス箔23のTiO2皮膜22とは反対側の面にバイオセルロースをコーティングすることも考えられる。
次に、基板20のTiO2皮膜22が形成された面上に、ドレイン/ソース電極62,63を銀ナノインク等の導電性インクを塗布することにより形成する(図4(a))。
次に、ドレイン/ソース電極62,63を覆うようにシリコンを印刷によって塗布することによりシリコン層64を形成する。この際、ドレイン/ソース電極63のドレイン/ソース電極62と対向する側とは反対側の端部には、シリコン層64を形成しない。そして、ドレイン/ソース電極63の端部に、銀ナノインク等の導電性インクを塗布することにより導通部66の一部を形成する(図4(b))。
次に、シリコン層64上にシリコン酸化膜65を印刷によって形成するとともに、図4(b)の工程にて形成した導通部66の一部の上に、銀ナノインク等の導電性インクを塗布することにより導通部66の一部を形成する(図4(c))。
次に、シリコン酸化膜65上に銀ナノインク等の導電性インクを塗布することによりゲート電極61を形成するとともに、図4(c)の工程にて形成した導通部66の一部の上に、銀ナノインク等の導電性インクを塗布することにより導通部66の一部を形成する(図4(d))。
次に、ゲート電極61を覆うように、シリコン酸化膜65上にシリコン酸化膜74を印刷によって形成するとともに、図4(d)の工程にて形成した導通部66の一部の上に、銀ナノインク等の導電性インクを塗布することにより導通部66の一部を形成する(図4(e))。
次に、シリコン酸化膜74上にシリコンを印刷によって塗布することによりシリコン層73を形成するとともに、図4(e)の工程にて形成した導通部66の一部の上に、銀ナノインク等の導電性インクを塗布することにより導通部66の一部を形成する(図4(f))。
その後、シリコン層73上に銀ナノインク等の導電性インクを塗布することにより2つの電極71,72を形成する。この際、一方の電極72が導通部66と接続されるようにする(図4(g))。
上述した工程が、マトリックス状に配列された複数のセル53に対して同時に行われ、図2及び図3に示したセル53がそれぞれ形成される。
以下に、上述したスキャナ装置の動作について説明する。
図5は、図1〜図3に示したスキャナ装置の動作を説明するための図であり、1つのセル53近傍の様子を示す。
上記のように構成されたスキャナ装置においては、スキャナ部30に、読み取る情報が記載された被情報読取媒体である原稿80を対向、接触させ、操作スイッチ(不図示)を押下する等によって読み取り動作を開始すると、まず、発光部40に設けられたLED41が発光することによりセル53における受光面側から保護フィルム21を介して外部に光が照射されるとともに、垂直シフトレジスタ12によってマトリックス状に配列された複数のセル53のうち1行目のセル53が選択され、その状態で水平シフトレジスタ13によって複数のセル53が列単位で順次選択されていく。それにより、1行目のセル53が1つずつ選択されていくことになる。
LED41から照射された光は、図5に示すように、スキャナ部30に対向、接触した原稿80に反射し、その反射光が保護フィルム21を介してセル53のフォトセンサ51にて受光される。このようにLED41が発光することにより、スキャナ部30に対向、接触した原稿80に光が照射されるため、スキャナ部30に原稿80を対向、接触させることにより原稿80の読み取り面が暗くなってもLED41によって照射された光により原稿80に記載された情報を読み取ることができる状態となる。
選択されたセル53は、薄膜トランジスタ52のドレイン/ソース電極62,63間に電流が流れるような状態となるため、その状態においてフォトセンサ51にて受光した光量に応じた電流が流れると、この電流が薄膜トランジスタ52のドレイン/ソース電極62,63間を流れて出力信号としてコントロール部10へ出力されていく。このように、フォトセンサ51のON/OFFが同一セル53を構成する薄膜トランジスタ52によって切り替えられる。
垂直シフトレジスタ12においては、1行目のセル53が全て選択された後、2行目のセルが選択され、その状態で、1行目のセル53と同様に、水平シフトレジスタ13によって複数のセル53が列単位で順次選択されていき、2行目のセル53が1つずつ選択されていくことになる。
このようにして、マトリックス状に配列された複数のセル53の全てが順次選択されていき、複数のセル53のそれぞれのフォトセンサ51にて受光した光量に応じた電流がスキャナ部30からコントロール部10へ出力信号として出力されていくことにより、コントロール部10において、原稿80に記載された情報が認識されることになる。この認識された情報は、インターフェース部11a,11bとは別に設けられたインターフェース手段を介してコントロール部10に接続された表示手段や音声出力手段、あるいは情報処理手段に送信され、表示出力されたり、音声出力されたり、記憶されたりすることになる。
上述したスキャナ装置においては、ステンレス箔23上にTiO2皮膜22が形成されてなる基板20上に、フォトセンサ51と薄膜トランジスタ52とからなる複数のセル53が配列され、フォトセンサ51がシリコン薄膜からなるシリコン層73及びシリコン酸化膜74の積層体に電極71,72が形成されてなり、また、薄膜トランジスタ52がシリコン薄膜からなるシリコン層64及びシリコン酸化膜65の積層体にゲート電極61及びドレイン/ソース電極62,63が形成されてなるものであるので、スキャナ装置全体がフレキシビリティを有し、それにより、情報が記載された面が平面でない場合であっても情報を読み取ることができる。また、セル53を構成するフォトセンサ51と薄膜トランジスタ52とがセル53毎に互いに積層されているので、1つのセルにおいてフォトセンサ51と薄膜トランジスタ52とが互いに隣接するように配置されたものに対して配列できるセル53の数を増やすことができ、それにより、情報を精細に読み取ることができる。また、基板20がステンレス箔23の表面にTiO2皮膜22が形成されてなるものであるため、高い耐熱性を有し、シリコンを結晶化するために高温処理が行われた場合においても、基板20が変形あるいは損傷してしまうことがない。
(他の実施の形態)
図6は、本発明のスキャナ装置の他の実施の形態を示す断面図である。
本形態は図6に示すように、図1に示したものに対して、ベース基材である薄型の基板20の両面に、発光部40及び受光部50からなるスキャナ部30が設けられている点のみが異なるものである。そのため、図2に示したような薄膜トランジスタ52とフォトセンサ51とからなるセル53が基板20の両面にマトリックス状に配列されていることになる。
図7は、図6に示したスキャナ装置の受光部50の詳細な構成を示す断面図である。
上述したように本形態の受光部50は基板20の両面に設けられているため、図7に示すように、基板20は、ステンレス箔23の両面にTiO2皮膜22が形成されている。そして、ステンレス箔23の両面にTiO2皮膜22が形成されてなる基板20の両面に、薄膜トランジスタ52とフォトセンサ51とがセル53毎に積層された構造が設けられており、基板20の表裏に薄膜トランジスタ52側が基板20に対向するように積層されている。
上記のように構成されたスキャナ装置においては、例えば、本やノートの間に挟んで使用することができる。その場合、発光部40から照射された光がその発光部40が設けられたスキャナ部30に対向するページにて反射し、発光部40と同一面の受光部50にて受光される。受光部50においては、上述したものと同様にして、受光した光量に応じた電流が出力され、それにより、コントロール部10において、本やノートに記載された情報が認識されることになる。
このように本形態においては、基板20の両面に、発光部40及び受光部50からなるスキャナ部30が設けられているため、基板20の両面を用いて情報を読み取ることができることになり、本やノートに挟んで使用することにより、本やノートの見開きページの両面を同時に読み取ることができる。
なお、上述した実施の形態においては、読み取る情報が記載された被情報読取媒体にて反射した光をフォトセンサ51にて受光するために、互いに積層されたフォトセンサ51及び薄膜トランジスタ52が、薄膜トランジスタ52側が基板20に対向するように基板20に積層されているが、ゲート電極61及びドレイン/ソース電極62,63を透明な電極とすれば、フォトセンサ51において、被情報読取媒体にて反射した光をこれらゲート電極61及びドレイン/ソース電極62,63を介しても受光できるようになるため、フォトセンサ51と薄膜トランジスタ52との積層状態を、フォトセンサ51側が基板20に対向するようにすることもできる。
また、金属箔としてステンレス箔23を用いたが、金属箔としては、シリコンを結晶化するための500℃程度の高い耐熱性を有するものであればその他のものであってもよい。また、絶縁性皮膜としてTiO2皮膜22を用いたが、ステンレス箔23と薄膜トランジスタ52とを絶縁できるものであればその他のものを用いてもよい。
また、発光部40を図1に示したように、マトリックス状に配列された複数の受光部50の所定の領域に配置するのではなく、マトリックス状に配列された複数の受光部50の周囲に配置し、複数の受光部50の周囲から反射光を取り込むような形態とすることも考えられる。
本発明のスキャナ装置の実施の一形態の外形図であり、(a)はスキャナ面から見た図、(b)は(a)に示したコントロール部の基板との接続部分を示す図、(c)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示した受光部及びコントロール部の回路構成を示す図である。 図2に示したセルの構造を示す断面図である。 図3に示したセルの形成方法を説明するための図である。 図1〜図3に示したスキャナ装置の動作を説明するための図である。 本発明のスキャナ装置の他の実施の形態を示す断面図である。 図6に示したスキャナ装置の受光部の詳細な構成を示す断面図である。
符号の説明
10 コントロール部
11a,11b インターフェース部
12 垂直シフトレジスタ
13 水平シフトレジスタ
14−1〜14−n 水平スイッチ
20 基板
21 保護フィルム
22 TiO2
23 ステンレス箔
30 スキャナ部
40 発光部
41 LED
50 受光部
51 フォトセンサ
52 薄膜トランジスタ
53 セル
61 ゲート電極
62,63 ドレイン/ソース電極
64,73 シリコン層
65,74 シリコン酸化膜
66 導通部
71,72 電極
80 原稿

Claims (3)

  1. 受光した光量に応じた信号を発生させる光検出素子と、該光検出素子のON/OFFを切り替えるスイッチング素子とからなるセルがベース基材上に複数配列され、前記光検出素子にて発生した信号に基づいて情報が認識されるスキャナ装置において、
    前記光検出素子の受光面側から外部に光を照射する発光素子を有し、
    前記ベース基材は、金属箔の表面に絶縁性皮膜が形成されて構成され、
    前記光検出素子及び前記スイッチング素子は、シリコン薄膜とシリコン酸化膜との積層体に電極が形成されてなり、セル毎に互いに積層されて前記ベース基材の前記絶縁性皮膜が形成された面に積層されていることを特徴とするスキャナ装置。
  2. 請求項1に記載のスキャナ装置において、
    前記ベース基材は、前記金属箔の両面に前記絶縁性皮膜が形成されて構成され、
    前記セルは、前記ベース基材の両面に配列されていることを特徴とするスキャナ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスキャナ装置において、
    前記電極は、透明であることを特徴とするスキャナ装置。
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