JP2008179994A - 機能パネル - Google Patents

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JP2008179994A
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Naoto Yoshida
直人 吉田
Shimizu Tomizawa
清水 富澤
Emi Ichimaru
恵美 一丸
Yoshimitsu Komikawa
喜光 小見川
Atsuko Hojo
厚子 北條
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Shin Nikkei Co Ltd
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Abstract

【課題】壁面に対する取付が簡単で意匠性も高い機能性パネルを提供する。
【解決手段】壁面に取付けるパネル本体1からなるものであって、パネル本体1は鋳物で形成され、草花をモチーフとした形状の装飾部2と、壁面に対する固定をなす躯体取付部3と、前面側にポストを取付けるポスト取付部4とからなり、躯体取付部3とポスト取付部4はそれぞれ略平坦面に形成されると共に、互いに近接して配置され、装飾部2は躯体取付部3またはポスト取付部4から外側に向かって延びるように形成されると共に、表札またはインターホンの取付部6が形成され、取付部6は表札またはインターホンが取付けられた際に、該表札またはインターホンがポスト取付部4に取付けられるポスト10と干渉しない位置に形成されてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、塀や建物の外壁などの壁面に設けられポストや表札などを取付けることのできる機能パネルに関し、特に装飾を施して意匠性を向上させることのできる機能パネルに関する。
従来、住宅などの建物の外装において、様々な機能や装飾を持たせることが行われている。このために、例えば門柱にポストや表札、及びインターホンなどを取付けた機能門柱が広く知られている。このような機能門柱としては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。一方で、門柱は傾斜地や狭小地に建つ住宅には設けることができない。このため、門扉または塀に対して開口部を設け、この開口部にポストや表札等を設けた機能パネルを取付けるものも、特許文献2に挙げるように知られている。
特開2006−241877号公報 特開平5−141133号公報
しかし、従来の機能パネルにおいては、門塀に開口部を設ける必要があり、これをくり貫かなければならないので、取付けに手間がかかり施工性が悪い。また、開口部の形状に合わせて機能パネルの形状が決まるので、デザインに制限があり、意匠性を高くすることができなかった。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、壁面に対する取付が簡単で意匠性も高い機能パネルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る機能パネルは、壁面に取付けるパネル本体からなる機能パネルにおいて、
前記パネル本体は鋳物で形成され、草花をモチーフとした形状の装飾部と、壁面に対する固定をなす躯体取付部と、前面側にポストを取付けるポスト取付部とからなり、
前記躯体取付部とポスト取付部はそれぞれ略平坦面に形成されると共に、互いに近接して配置され、前記装飾部は前記躯体取付部またはポスト取付部から外側に向かって延びるように形成されると共に、表札またはインターホンの取付部が形成され、
前記取付部は表札またはインターホンが取付けられた際に、該表札またはインターホンが前記ポスト取付部に取付けられるポストと干渉しない位置に形成されることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る機能パネルは、前記躯体取付部及びポスト取付部は、内部が中空のフレーム状に形成された枠部の周縁に形成されることを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係る機能パネルは、前記躯体取付部及びポスト取付部は、前記装飾部よりも粗に形成されることを特徴として構成されている。
本発明に係る機能パネルによれば、パネル本体は鋳物で形成され、草花をモチーフとした形状の装飾部と、壁面に対する固定をなす躯体取付部と、前面側にポストを取付けるポスト取付部とからなり、装飾部は躯体取付部またはポスト取付部から外側に向かって延びるように形成されることにより、壁面に対して機能パネルを簡易に取付けることができると共に、草花をモチーフとした複雑な形状を容易に形成することができ、意匠性を向上させることができる。また、躯体取付部とポスト取付部を略平坦面に近接配置したので、ポストを取付けることで躯体取付部が表面側に露出しないようにすることができる。さらに、装飾部には表札またはインターホンの取付部が形成され、取付部は表札またはインターホンが取付けられた際に、これらがポスト取付部に取付けられるポストと干渉しない位置に形成されることにより、機能パネルにポストだけでなく、表札やインターホンの機能も持たせることができる。
また、本発明に係る機能パネルによれば、躯体取付部及びポスト取付部は、内部が中空のフレーム状に形成された枠部の周縁に形成されることにより、機能パネルのうち、ポストを取付けた場合にその裏側に隠れる部分を中空状とすることができるので、機能パネルの軽量化を図ることができる。
さらに、本発明に係る機能パネルによれば、躯体取付部及びポスト取付部は、装飾部よりも粗に形成されることにより、ポストにより覆われる部分について軽量化及びコスト低減を図ることができる。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には、本実施形態における機能パネルの正面図を示している。本実施形態の機能パネルは、ブロック塀や建物の外壁などの壁面に対して取付けられるものであって、図1に示すように、草花をモチーフとした形状の装飾部2と、壁面に対する固定部となる躯体取付部3と、前面側にポストを取付けるためのポスト取付部4とからなるパネル本体1によって構成されている。
パネル本体1は鋳物によって形成されており、したがって装飾部2において複雑な形状を有するものとすることができる。また、パネル本体1の下部には、内部が中空のフレーム状に形成された枠部5が形成されている。躯体取付部3及びポスト取付部4は、枠部5の周縁四隅付近にそれぞれ近接して配置されている。ポスト取付部4にポストを取付けると、躯体取付部3とポスト取付部4及び枠部5は、ポストによって覆い隠されるので、パネル本体1の躯体取付部3及びポスト取付部4より内周側は、装飾部2に比べて粗に形成されている。これによって、パネル本体1の重量の低減を図ることができる。
躯体取付部3は、略平坦面に対しパネル本体1を壁面に対して固定するためのビスを挿通するビス孔を形成して構成されている。また、ポスト取付部4は、略平坦面に対しポストの背面に対して挿通されるビスのビス孔を形成して構成されている。これらの躯体取付部3及びポスト取付部4は、略同一面内に近接して配置されている。また、装飾部2は、躯体取付部3及びポスト取付部4から外側に向かって延びるように形成される。これにより、ポスト取付部4にポストが取付けられた場合に、装飾部2に形成された草花をモチーフとした装飾が、ポストの背面から外側に向かって延びるようなデザインとすることができる。
装飾部2の上部には、表札12を取付けるための取付部6が設けられている。取付部6は、略楕円形状の平板な表面を有するように形成されており、ここに取付部6と略同様の形状からなる表札12をビス止めまたは接着などの方法によって固定する。この取付部6は、ポスト取付部4にポストが取付けられた場合に、ポストと表札12とが干渉しない位置に形成される。表札12は、木製、金属製、石材製、あるいは有田焼等の陶磁製など、耐候性のある材質であればどのようなもので形成してもよい。また、取付部6については、表札を取付けるものには限られず、インターホンを取付けるものであってもよい。この場合にあっても、インターホンを取付部6に取付けた際に、ポスト取付部4に取付けられるポストとインターホンが干渉しないように配置する必要がある。
図2には、ポスト10を取付けたパネル本体1の正面図を示している。この図に示すように、ポスト10は、略直方形の箱形形状に形成されており、背面側においてパネル本体1に対し固定されている。また、このポスト10は、上面部10aが開閉自在とされて郵便物等を差し入れることができるようにされると共に、施錠状態にある前面部10bを解錠することで、これを前側に向かって傾倒させることができ、差し入れられた郵便物を取り出すことができるようにされている。
図3には、ポスト10を取付けたパネル本体1の側面図を示しており、この図に示すように、ポスト10の背面には、内面側からビス20がパネル本体1のポスト取付部4に対して挿通され、これによってポスト10はパネル本体1に対してビス止め固定される。また、パネル本体1は、躯体取付部3から挿入されたビス21によって壁面に対しビス止め固定されるが、この際、パネル本体1の背面と壁面との間に隙間が生じるように、パネル本体1と壁面との間にはスペーサ11が設けられ、躯体取付部3に挿入されたビス21は、スペーサ11を介して壁面に対して埋設される。このようにスペーサ11を設けたことにより、ポスト10を取付けるビス20の先端部が壁面と干渉しないようにすることができると共に、パネル本体1が壁面から浮き上がったように見せることができて、意匠性も向上させることができる。
このように、鋳物で形成されるパネル本体1に対してポスト10を取付けることとしたので、壁面に対して機能パネルを簡易に取付けることができると共に、草花をモチーフとした複雑な形状を容易に形成することができ、意匠性を向上させることができる。また、躯体取付部3とポスト取付部4を近接配置したので、ポスト10を取付けることにより躯体取付部3を覆い隠すことができて、意匠性を向上させることができる。
ここで、装飾部2のデザイン及びポスト10の構成については、本実施形態のものには限られない。次に説明する第2の実施形態は、これらが異なる機能パネルについて示している。図4には、第2の実施形態における機能パネルの平面図を、図5には、ポスト10を取付けた機能パネルの側面図を、それぞれ示している。
図4に示すように、本実施形態における機能パネルの構成は、第1の実施形態と略同様である。すなわち、機能パネルは鋳物から形成されるパネル本体1によって構成され、パネル本体1は、壁面に対する取付部である躯体取付部3と、ポスト10を取付けるポスト取付部4とが、互いに近接して設けられ、これらから外側に向かって延びるように、草花をモチーフとした装飾が施された装飾部2が設けられる。この装飾部2のデザインが、第1の実施形態の装飾部2とは異なっている。
また、図5に示すように、本実施形態の機能パネルに取付けられるポスト10は、開閉自在な上面部10aが円弧状に形成され、前面部10bは第1の実施形態と異なり開閉できないように構成されている。本実施形態におけるポスト10では、上面部10aが大きく開口するように形成されているため、郵便物等の出し入れはいずれも上面部10aを開放することによって行われる。
このように、本発明の機能パネルは、装飾部2のデザインを自由に設定でき、かつポスト10の構成についても、様々に対応させることができ、またブロック塀や建物の外壁などの壁面に対しても、開口を設けることなく簡易に取付けることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態に限られるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。
第1の実施形態における機能パネルの正面図である。 ポストを取付けた機能パネルの正面図である。 ポストを取付けた機能パネルの側面図である。 第2の実施形態における機能パネルの正面図である。 ポストを取付けた機能パネルの側面図である。
符号の説明
1 パネル本体
2 装飾部
3 躯体取付部
4 ポスト取付部
5 枠部
6 取付部
10 ポスト
11 スペーサ

Claims (3)

  1. 壁面に取付けるパネル本体からなる機能パネルにおいて、
    前記パネル本体は鋳物で形成され、草花をモチーフとした形状の装飾部と、壁面に対する固定をなす躯体取付部と、前面側にポストを取付けるポスト取付部とからなり、
    前記躯体取付部とポスト取付部はそれぞれ略平坦面に形成されると共に、互いに近接して配置され、前記装飾部は前記躯体取付部またはポスト取付部から外側に向かって延びるように形成されると共に、表札またはインターホンの取付部が形成され、
    前記取付部は表札またはインターホンが取付けられた際に、該表札またはインターホンが前記ポスト取付部に取付けられるポストと干渉しない位置に形成されることを特徴とする機能パネル。
  2. 前記躯体取付部及びポスト取付部は、内部が中空のフレーム状に形成された枠部の周縁に形成されることを特徴とする請求項1記載の機能パネル。
  3. 前記躯体取付部及びポスト取付部は、前記装飾部よりも粗に形成されることを特徴とする請求項1記載の機能パネル。
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