JP2008175423A - Electric water heating unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、高周波電磁誘導加熱により水道水を加熱して温水を供給する電気温水加熱ユニットの改良に関するものである。 The present invention relates to an improvement of an electric hot water heating unit that supplies hot water by heating tap water by high frequency electromagnetic induction heating.
水道水を加熱コイルで加熱して所望の温度の湯を供給する高周波電磁誘導式の給湯器として、例えば特許文献1に記載されているものがある。
For example,
この特許文献1に記載されている給湯器は、図6に示すように、水道71に接続され水が通る水管72と、水管72の経路に設けられた加熱手段77とを備え、加熱手段77はコイルベースとなる外壁部73と、外壁部73の内側に配置されて誘導加熱される発熱体74と、前記外壁部73の外側に巻かれた加熱コイル75と、加熱コイル75に接続され交流電力を供給する交流電力供給手段76によって構成され、加熱手段77によって水道水を加熱し、所望の温度の湯を供給するものである。
As shown in FIG. 6, the water heater described in
上記した従来の給湯器では、コイルベースとなる外壁部73を耐熱性のある樹脂によって成形するのが一般的であるが、加熱コイル75を巻く外周部が高温となり、内周面と発熱体74との隙間Aに冷たい水が流れると両者の温度差によって樹脂が変形し、前記した水が流れる隙間Aの寸法が変化するという問題がある。
In the above-described conventional water heater, the
また、外壁部73の下面と上面に金属製の水管72が接続され、外壁部73内に下から水が流入して発熱体74と加熱コイル75よって加熱され、上面から湯が流出するようになっているため、外壁部73と水管72の接続部B,Cをシールする構造体の成形が難しく、その成形如何によっては膨張収縮の繰り返し等によって亀裂など水漏れの危険性が生じる。
Further, a
また、前記したように外壁部73内に発熱体74が挿入されて両者の間に水が通る隙間Aが形成されるため、発熱体74を周囲及び上下でしっかりと外壁部73内に固定する必要があり、その固定が難しく、固定状態が悪いと発熱体74と加熱コイル75との距離が変化して発熱状態が一定にならず、水を加熱する性能が悪くなる。
Further, as described above, since the
さらに、発熱体74の表面に流れる渦電流は、微小電流であるため、その発熱体74の周囲に水が流れると、その水が抵抗体となって電磁誘導加熱の能力が減少してしまう。
Furthermore, since the eddy current flowing on the surface of the
本発明は、水道に接続して電磁誘導加熱で温水を供給できる使い勝手のよい安全な電気温水加熱ユニットを提供するものである。 The present invention provides an easy-to-use and safe electric hot water heating unit that can be connected to a water supply to supply hot water by electromagnetic induction heating.
本発明の請求項1では、水道管に接続される水パイプと、水パイプの周囲に配置した非磁性体円筒と、非磁性体円筒の外周面に巻いた加熱コイルと、水パイプと加熱コイルを外枠に固定するパイプ支持部及びコイル支持部と、前記外枠に固定して加熱コイルの周囲に配置した非磁性体金属ケースと、非磁性体金属ケースに備えられた加熱コイル冷却用の冷却ファンと、加熱コイルの通電を制御する基板ユニットと、基板ユニットに備えられた基板冷却用の冷却ファンと、水パイプの温水出口側に接続された出口パイプとを備えた電気温水加熱ユニットにおいて、前記非磁性体円筒をその直径よりも長さを長くし、かつ、縦長に配置してその外周面に加熱コイルを略垂直になるように立てて配置したものである。
In
請求項2では、加熱コイルを巻いた非磁性体円筒と水パイプとを一定の間隙を保持して同心状に配置するとともに、水パイプの両端部を非磁性体円筒の両端よりも外側に出したものである。 According to the second aspect, the nonmagnetic cylinder and the water pipe wound with the heating coil are arranged concentrically while maintaining a certain gap, and both ends of the water pipe are protruded outside the both ends of the nonmagnetic cylinder. It is a thing.
請求項3では、加熱コイルを巻いた非磁性体円筒と水パイプとの間に同心度を保つ同心板を設け、この同心板の水パイプとの接触部に周方向に沿った欠き部を複数個設け、この欠き部を通して水パイプ表面の結露水が流れ落ちるようにしたものである。 According to a third aspect of the present invention, a concentric plate that maintains concentricity is provided between the non-magnetic cylinder around which the heating coil is wound and the water pipe, and a plurality of notches along the circumferential direction are provided at the contact portion of the concentric plate with the water pipe. It is provided so that the condensed water on the surface of the water pipe flows down through the notch.
請求項4では、水パイプを、下側のパイプ支持部によって固定し、上側のパイプ支持部によって隙間を開けて保持するものである。 According to a fourth aspect of the present invention, the water pipe is fixed by the lower pipe support portion and is held with a gap formed by the upper pipe support portion.
請求項5では、非磁性体円筒に加熱コイルの巻き始めと巻き終わりの位置を固定する二つの巻き始め板を備え、該巻き始め板の一方にリッツ線の引き出し部を固定して巻き始め,巻き終り部も他方の巻き始め板にリッツ線の引き出し部を固定し、かつ、二つの巻き始め板をコイル支持部で保持し、該コイル支持部を非磁性金属ケースに固定するものである。
In
請求項6では、非磁性体金属ケースは、外枠に固定されるベースと、加熱コイルの周囲を覆うカバーとを一体的に接合して構成するものである。 According to a sixth aspect of the present invention, the nonmagnetic metal case is formed by integrally joining a base fixed to the outer frame and a cover that covers the periphery of the heating coil.
請求項7では、非磁性体金属ケースは、下面を底板で覆い、この底板より上部の側面に冷却ファンを取り付けるとともに、冷却ファンと対向した外枠に吸気口を設け、非磁性金属体ケースの上面開口部より下側の外枠に排気口を設け、前記吸気口から非磁性体金属ケースと加熱コイルの間に形成される空間及びこの空間から排気口に至る経路に第一風路ダクトを構成するものである。 In the seventh aspect of the present invention, the nonmagnetic metal case covers the lower surface with a bottom plate, and a cooling fan is attached to the side surface above the bottom plate, and an air inlet is provided in the outer frame facing the cooling fan. An exhaust port is provided in the outer frame below the opening on the upper surface, and a first air duct is provided in a space formed between the intake port and the non-magnetic metal case and the heating coil and a path from the space to the exhaust port. It constitutes.
請求項8では、非磁性体円筒に巻いた加熱コイルをリッツ線で構成し、該リッツ線の表面をコーティング材で皮膜を作って固定し、絶縁性を確保するものである。 In claim 8, the heating coil wound around the non-magnetic cylinder is constituted by a litz wire, and the surface of the litz wire is formed and fixed with a coating material to ensure insulation.
本発明の請求項1によれば、加熱コイルを巻いた非磁性体円筒が直径よりも長さが長く、かつ、縦長の加熱コイルを略垂直に立てて配置しているので、加熱部に対して下から水が流れるように移動すると、過熱による気泡だまりが発生することがなくなり、また、加熱部で水が浸らない部分がなくなるので異常加熱が生じることがなくなり、安全性が向上する。
According to
請求項2によれば、加熱コイルを巻いた非磁性体円筒と水パイプとを一定の間隙を保持して同心状に配置し、水パイプの両端部を非磁性体円筒の両端よりも外側に出したので、発熱状態を一定に保つことができ、性能が安定するとともに、加熱コイルの磁界の範囲外に接続部を設けることができ、接続部が加熱収縮を起こさず、亀裂などによる水漏れを防止することができる。
According to
請求項3によれば、加熱コイルを巻いた非磁性体円筒と水パイプとの間に同心度を保つ同心板を設け、この同心板の水パイプとの接触部に周方向に沿った欠き部を複数個設け、この欠き部を通して水パイプ表面の結露水が流れ落ちるようにしたので、水道水による加熱冷却の繰り返しにより結露水が水パイプの表面に多量に付着しても加熱コイルの絶縁を確保し、結露水の排出をスムーズに行わせることができる。
According to
請求項4によれば、水道管に接続して水を流す水パイプと、水パイプを外枠に固定するパイプ支持部を水パイプの熱膨張を考慮して下側のパイプ支持部で水パイプの上下動,落下防止の固定を行い、上側のパイプ支持で上下左右の動きに対して拘束しないで隙間を持たせたので、外壁部の固定部に熱膨張が起こる可能性がある膨張の応力を逃がすことができる。
According to
請求項5によれば、非磁性体円筒に加熱コイルの巻き始めと巻き終わりの位置を固定する二つの巻き始め板を備え、該巻き始め板の一方にリッツ線の引き出し部を固定して巻き始め,巻き終り部も他方の巻き始め板にリッツ線の引き出し部を固定し、かつ、二つの巻き始め板をコイル支持部で保持し、該コイル支持部を非磁性金属ケースに固定するようにしたので、加熱コイルが動かさずに加熱でき、かつ、外枠に固定できるので、安定した性能を得ることができる。
According to
請求項6によれば、非磁性体金属ケースを、外枠に固定されるベースと加熱コイルの周囲を覆うカバーとで構成するので、高周波電力を通電する加熱コイルの外周から電波が洩れるのを抑え、他の電気製品に異常電波が氾濫するのを防止することができる。 According to the sixth aspect, since the non-magnetic metal case is constituted by the base fixed to the outer frame and the cover that covers the periphery of the heating coil, radio waves leak from the outer periphery of the heating coil that supplies high-frequency power. It is possible to suppress abnormal electric waves from flooding other electrical products.
請求項7によれば、加熱コイルの冷却ファンと対向した外枠に吸気口を設け、非磁性金属体ケースの上面開口部より下側の外枠に排気口を設け、非磁性体金属ケースと加熱コイルの間に形成される空間及びこの空間から排気口に至る経路に第一風路ダクトを構成したので、冷却ファンによる強制冷却により加熱コイルの熱を奪って温風となった風は、下から上へ自然の流れによりスムーズに上昇して非磁性体金属ケース上面の開口部から外枠の排気口に達し、加熱コイルを効率よく冷却し、省電力型で性能が安定するとともに、加熱コイルが結露したり水がかかることを防止でき、外枠の防水構造にたよらず電気的絶縁の安全性が確保できる。
According to
請求項8によれば、非磁性体円筒に巻いた加熱コイルをリッツ線で構成し、該リッツ線の表面をコーティング材で皮膜を作って固定し、絶縁性を確保するので、電気的絶縁,電気,磁気遮蔽,電子部品の誤動作を防止し、安全性が確保できる。 According to claim 8, the heating coil wound around the non-magnetic cylinder is composed of litz wire, and the surface of the litz wire is fixed by making a coating with a coating material, so that insulation is ensured. Prevents malfunction of electrical, magnetic shielding, and electronic parts, ensuring safety.
以下、本発明の一実施例について、添付図面を参照して説明する。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
図1において、外枠30は電気温水加熱ユニットの外郭を構成するもので、浴室等の壁に設置されて使用される。
In FIG. 1, an
水パイプ1は、防錆性のある磁性体ステンレスで構成され、その下端は接手下10及び接続管13を介して水道管42に接続され、上端には接手上11を介して先端に水栓付き出口12aが取り付けられた出口パイプ12が接続されている。
The
また、水パイプ1は、外枠30の中に略垂直となるように縦長に配置され、その上部と下部をパイプ支持部9によって外枠30に固定されている。
In addition, the
水パイプ1の周囲には、セラミック等よりなる非磁性体円筒2が一定の間隙を保持して同心状となるように縦長に配置されている。このとき、水パイプ1は、その上下両端部が非磁性体円筒2の上下両端部よりも外側に出るように設定されている。
Around the
また、この非磁性体円筒2は、その直径よりも長さが長くなるように構成されており、その外周面にはリッツ線3aからなる加熱コイル3が略垂直になるように巻かれている。リッツ線3aは、図4に示すように、例えば防水性エポキシ樹脂よりなるコーティング材3bで表面に皮膜を作り、線同志を固定して絶縁性を確保している。
The
加熱コイル3の周囲には、該加熱コイル3の電気的,磁気的遮蔽を目的とした非磁性体金属ケース7を備え、この非磁性体金属ケース7の下部側面には加熱コイル3を冷却する冷却ファン8を備えている。
Around the
また、非磁性体金属ケース7は、外枠30に固定されるベース7bと、加熱コイル3の周囲を覆う略コ状のカバー7a及び非磁性体円筒2の貫通部分を避けてその下面を覆う底板7cとで構成されており、カバー7aをベース7bにネジ7dで接することにより両者を一体的に接合している。
Further, the
冷却ファン8は、前記底板7cより上部でカバー7aに取り付けられており、該冷却ファン8の吸い込み側と略対向して外枠30に設けられた吸気口31から外気を吸引して非磁性体金属ケース7と非磁性体円筒2の外周面に巻いた加熱コイル3の間に流入し、加熱コイル3を冷却した後、非磁性体金属ケース7の上面開口部より幾分下側で外枠30に設けられた排気口32を経て外枠30外へ放出される。
The cooling fan 8 is attached to the cover 7a above the bottom plate 7c, and sucks outside air from an
前記非磁性体金属ケース7と加熱コイル3の間に形成される空間及びこの空間から外枠30の排気口32に至る経路は第一風路ダクト35を構成するものであり、前記排気口
32を非磁性体金属ケース7の上面開口部より幾分下側に設けることにより、第一風路ダクト35内に水が浸入するのを防止している。
A space formed between the
加熱コイル3の通電動作を制御する基板ユニット20は、外枠30内の適宜空間位置に配置され、ポッティング等充填材で防水加工が施されており、加熱コイル3のリッツ線
3aの端末21が接続されて電力が供給される。また、基板ユニット20の下方には基板冷却用の冷却ファン22が設けられており、外枠30の下部に設けた基板吸気口33から外気を吸い込み、上部に設けた基板排気口34から基板ユニット20冷却後の排気を排出するようにしている。そして、これらの冷却経路で第二風路ダクト36を構成している。
The
図2において、加熱コイル3を巻いている非磁性体円筒2と水を流す水パイプ1との間には一定の空間があり、その空間に介在した同心板4により同心度を保っている。また、水パイプ1の加熱コイル3との対向部が加熱面1aとなり、水パイプ1の両端が非磁性体円筒2の両端より上下にはみ出している。
In FIG. 2, there is a certain space between the
加熱コイル3を巻いている非磁性体円筒2と水パイプ1との間に介在した同心度を保つ同心板4は、水パイプ1との当たり部に周方向に沿った欠き部4aと支え部4bとを交互に複数個設けてあり、欠き部4aから水パイプ1の表面に付着した結露水41が下側に流れ落ちるようになっている。
A
図3において、非磁性体円筒2には、加熱コイル3の巻き始め位置と巻き終わり位置を固定するための巻き始め板5を備えている。この巻き始め板5は、リッツ線3aの引き出し部を固定して巻き始めるものであり、リッツ線3aの引き出し部を固定している。
In FIG. 3, the
また、巻き始め板5は、左右の外側部をコイル支持部6の凹状部に嵌め込んで支持されており、このコイル支持部6を非磁性体金属ケース7で保持することにより、非磁性体金属ケース7の所定位置に取り付けられている。
Further, the winding
図5において、水パイプ1を外枠30に固定するパイプ支持部9は、水パイプ1の熱膨張を考慮して上側のパイプ支持部9では(a)に示すように、上ベース9aと上カバー
9bにより水パイプ1の直径に対してルーズに保持して上下,左右の動きに対して拘束しない隙間9eを保持する。また、下側のパイプ支持部9では(b)に示すように、下ベース9cと下カバー9dにより水パイプ1の段付1bを拘束して上下動,落下防止の固定をする。
In FIG. 5, the pipe support 9 for fixing the
本発明は上記の構成よりなり、次にその動作を説明する。 The present invention has the above configuration, and the operation thereof will be described next.
水道管42から接続管13に供給された水は、水パイプ1の下側から水パイプ1内に流入し、水パイプ1の周囲で非磁性体円筒2に巻かれた加熱コイル3によって加熱され、上部から出口パイプ12に至り、水栓付き出口12aから湯となって流出する。
The water supplied from the
一方、冷却ファン8が駆動すると、外枠30に設けられた吸気口31から外気を吸引して第一風路ダクト35を構成する非磁性体金属ケース7と非磁性体円筒2の外周面に巻いた加熱コイル3の間に流入し、加熱コイル3を冷却した後、非磁性体金属ケース7の上面開口部から外枠30の上面に当たって下向きに向きを変え、排気口32を経て外枠30外へ放出される。
On the other hand, when the cooling fan 8 is driven, outside air is sucked from the
また、他方の冷却ファン22の駆動によって、基板吸気口33から外気を吸引し、加熱コイル3の通電動作を制御する基板ユニット20やリッツ線3aの端末21等を冷却し、それらの温度が上昇するのを防止し、第二風路ダクト36から基板排気口34を通して外枠30外へ排出される。
Also, by driving the other cooling
湯温を調節する場合には、加熱コイル3の通電動作を制御する基板ユニット20から加熱コイル3に供給される電力量を調節するか、水道管42からの水の流入量や水栓付き出口12aからの湯の流出量を調節して好みの湯温を得るようにする。
When adjusting the hot water temperature, the amount of power supplied to the
上記本発明によれば、加熱コイル3を巻いた非磁性体円筒2が直径よりも長さが長く、かつ、縦長の加熱コイル3を略垂直に立てて配置しているので、加熱コイル3に対して下から水が流れるように移動させると過熱による気泡だまりが発生することがなくなり、また、加熱コイル3のある部分で水が浸らない部分がなくなり、異常加熱が生じることがなくなる。
According to the present invention, the
また、加熱コイル3を巻いた非磁性体円筒2と水パイプ1とを一定の間隙を保持して同心状に配置し、水パイプ1の両端部を非磁性体円筒2の両端よりも外側に出したので、発熱状態を一定に保つことができ、性能が安定するとともに、加熱コイル3の磁界の範囲外にパイプ支持部9を設けることができ、パイプ支持部9が加熱収縮を起こさず、亀裂など水漏れを防止することができる。
Further, the
また、加熱コイル3を巻いた非磁性体円筒2と水パイプ1との間に同心度を保つ同心板4を設け、この同心板4の水パイプ1との接触部に周方向に沿った欠き部4aを複数個設けているので、この欠き部4aを通して水パイプ1表面の結露水が流れ落ちるようになり、水道水による加熱冷却の繰り返しにより結露水が水パイプ1の表面に多量に付着しても加熱コイル3の絶縁を確保し、結露水の排出をスムーズに行わせることができる。
Further, a
また、水道管42に接続して水を流す水パイプ1と、水パイプ1を外枠30に固定するパイプ支持部9を水パイプ1の熱膨張を考慮して下側のパイプ支持部9で水パイプ1の上下動,落下防止の固定を行い、上側のパイプ支持部9で上下左右の動きに対して拘束しないで隙間9eを持たせたので、外枠30への固定部に熱膨張が起こる可能性がある膨張の応力を逃がすことができる。
In addition, the
また、非磁性体円筒2に加熱コイル3の巻き始めと巻き終わりの位置を固定する二つの巻き始め板5を備え、該巻き始め板5の一方にリッツ線3aの引き出し部を固定して巻き始め,巻き終り部も他方の巻き始め板5にリッツ線3aの引き出し部を固定し、かつ、二つの巻き始め板5をコイル支持部6で保持し、該コイル支持部6を非磁性体金属ケース7に固定するようにしたので、加熱コイル3を動かさずに加熱でき、かつ、外枠30に固定できるので、安定した性能を得ることができる。
Further, the
さらに、非磁性体金属ケース7を、外枠30に固定されるベース7bと加熱コイル3の周囲を覆うカバー7aとで構成するので、高周波電力を通電する加熱コイル3の外周から電波が洩れるのを抑え、一般の他の電気製品に異常電波が氾濫するのを防止することができる。
Further, since the
また、加熱コイル3の冷却ファン8と対向した外枠30に吸気口31を設け、非磁性体金属体ケース7の上面開口部より下側の外枠30に排気口32を設け、非磁性体金属ケース7と加熱コイル3の間に形成される空間及びこの空間から排気口32に至る経路に第一風路ダクト35を構成したので、冷却ファン8による強制冷却により加熱コイル3の熱を奪って温風となった風は、下から上へ自然の流れによりスムーズに上昇して非磁性体金属ケース7上面の開口部から外枠30の排気口32に達し、加熱コイル3を効率よく冷却し、省電力型で性能が安定するとともに、加熱コイル3が結露したり水がかかることを防止でき、外枠30の防水構造にたよらず電気的絶縁の安全性が確保できる。
Further, an
さらに、非磁性体円筒2に巻いた加熱コイル3をリッツ線3aで構成し、該リッツ線
3aの表面をコーティング材3bで皮膜を作って固定し、絶縁性を確保するので、電気的絶縁,電気,磁気遮蔽,電子部品の誤動作を防止し、安全性が確保できる。
Further, the
以上のように、本発明は、水道に接続して高周波電磁誘導加熱で温水を供給できる使い勝手のよい安全な電気温水加熱ユニットを提供することができる。 As described above, the present invention can provide an easy-to-use and safe electric hot water heating unit that can be connected to water and supplied with hot water by high frequency electromagnetic induction heating.
1 水パイプ
2 非磁性体円筒
3 加熱コイル
3a リッツ線
3b コーティング材
4 同心板
4a 欠き部
4b 支え部
5 巻き始め板
6 コイル支持部
7 非磁性体金属ケース
8 冷却ファン
9 パイプ支持部
9a 上ベース
9b 上カバー
9c 下ベース
9d 下カバー
10 接手下
11 接手上
12 出口パイプ
13 接続管
20 基板ユニット
22 冷却ファン
30 外枠
31 吸気口
32 排気口
35 第一風路ダクト
36 第二風路ダクト
42 水道管
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