JP2008173306A - 視線測定記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 瞳孔とレンズの光学中心を一致させるため他覚測定する瞳孔位置と被検者の視線とを考慮し簡単に視線を測定する記録装置を提供する。
【解決手段】 ガイド本体100にて被検者P1が掛けた眼鏡のフレーム900に対して上下左右前後に移動自在にして検者からみた被検者の瞳孔位置を他覚測定して第1のマーキング部506として記録し、被検者P1側から見た視線を自覚測定して第2のマーキング部516として記録し、検者P2は被検者P2にガイド本体100を上下左右に移動させて第1のマーキング部506と第2のマーキング部516で行ったマーキングとが一致するかどうかを問診して、被検者P1の眼鏡のフレーム900のダミーレンズ920上に一致した左右の瞳のそれぞれの視線経由点を複数マーキングして記録する第3のマーキング部505を有して、第2のマーキング部516で行ったマーキングを補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、眼鏡を作る際に、レンズの光学中心と、眼鏡の使用者の視線中心とを合致させる視線測定記録装置に関するものである。
眼鏡の主要構成部材はフレームとレンズとであるが、フレームはファッション性を中心として選択され、レンズは使用者の視力に応じて選択されるものである。眼鏡において重要なポイントは、光軸中心が主体である使用者の目と外部装着する眼鏡の2つの光学系が使用者の見る両眼或いは片眼しか見えない場合でも目の光学系の光軸上で一致すること、すなわち視線上において合致することである。眼鏡レンズはレンズのどこで見ても同一の度数で無く、光学中心が視線からずれていると、視力にあった屈折度数であっても、度数とずれた距離に相関したプリズム度数が発生する。これは光学理論プロンテスの公式により解明されており、視線から外れた距離から発生するプリズム度数は、数式により簡単に求められる。この公式により目に入射する像は、レンズ光軸を外れればその度数により生じるプリズムにより簡単にずれ、また左右眼の屈折度数差があれば簡単にプリズム差すなわち網膜上の黄班中心窩における結像位置が異なる、すなわち右左で見る像の位置がずれて見える。そのずれは脳が感知し眼球の外側に付く左右夫々6本の眼外筋を無意識に動かし左右の目で生じるずれを打ち消し像を一つに見ようとするため眼外筋に無理がかかり、これら眼外筋への異常な負担は違和感、眼精疲労、眼痛、肩こり、頭痛、全身的な倦怠感を引き起こし、長期使用により後天的な斜視などを引き起こすことが知られている。またこれらレンズ光学中心のずれによる入射光の異常な屈折は、目に入射し導かれるべき直径2ミリほどの黄班中心窩に正しく結像できない場合視力が悪くなる。
眼鏡がこのような問題を引き起こす原因は、レンズ中心や視線が透明で不可視なこと、また使用者の顔の形に同じものはなく、使用者の生活習慣などにより視線位置は異なるなどにもかかわらず、視線測定することなく伝承的な瞳孔中心という検者の外観検査による位置へレンズ外周加工しレンズ中心を任意に合わせ眼鏡枠に取り付けるため目に合わないのである。眼球は一つの光学系をなし、その上から外部装着する眼鏡レンズも一つの光学系をなし、2つの光学系の光軸は光学的に同一線上に合わされなければならない。求めるべき光軸を、被検者側からの外部観察した瞳孔位置と考えるのは論理的飛躍があり、被検者の黄班中心窩に通ずる視線を装着予定のフレーム上両眼視或いは片眼視の場合にもその眼鏡フレーム上に視線経由点を測定しない場合夫々の光学系光軸は一致せず上記のような問題を引き起こす。光学中心と瞳孔中心とを合致させることを目的としたものは、特許文献1にあるように、フレームを掛けた使用者の顔を画像として取り込み、瞳孔中心を確定する方法を本願発明者が提案している。
特開2001−218739号公報
ところが、特許文献1では、光学中心と瞳孔中心とを合致させることを目的としてフレーム上における瞳孔中心を確定する測定装置は、図12に示す瞳孔中心確認記録装置による測定作業の原理のように求めるべき被検者の見る方向などにより視線とは異なり、被検者が見る視線のレンズ通過点と検者の観察する外観検査位置とずれることが多い。
また、使用者の視線を大別すると、使用者が3〜5メートル以上の遠景を見る遠見と読書などを行う近見とがある。眼鏡枠上の視線経由点を両眼の場合、両眼前にそれぞれ示す測定環境と対比色の仮想光学中心円を左右の眼前に置き目視させ、目的方向と距離に置かれたスクリーンに融像視により一円に重なり左右交互に遮蔽し同一高さに見えた時、あるいは片眼の場合仮想光学円が見ようとする方向に仮想光学円を通して見えた視線の中心を求める。なお、以下の説明では、このように検者が被検者の瞳を外部観察した瞳孔中心の位置を前段階の他覚的瞳孔中心とし、使用者が見て測定される位置を自覚的視線中心とよぶ。
この他覚的瞳孔中心と自覚的な視線中心とは、5〜6mm程度ずれることが多い。このため、前記公報の方法でも、被検者の見る視線中心によった眼鏡を作ることはできず、使用者はいったいそれが自身の眼とあっているか確認できないのが現状である。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたもので、使用者の視線とレンズの光学中心とを一致させるために他覚的な瞳孔中心と自覚的な視線中心とを考慮し簡単に視線を測定する視線測定記録装置を提供することを目的としている。
本発明に係る視線測定記録装置は、被検者が掛けた眼鏡のフレームに対して上下左右前後に移動自在なガイド本体と、ガイド本体に取り付けられた一対の縦軸と、この縦軸に交叉する横軸に取り付けられた一対の水平移動子と、各縦軸上を移動する垂直移動子と、横軸に取り付けられた前後位置調整部と、各縦軸に取り付けられたポインターとを備えており、前記ポインターは、検者から見た被検者の左右の瞳のそれぞれの瞳孔位置を他覚測定して記録するポインターと被検者側から見た視線を自覚測定して記録するポインターとにより構成され、他覚測定して第1のマーキング部として記録し、被検者側から見た視線を自覚測定して第2のマーキング部として記録し、検者は被検者に前記ガイド本体を上下左右に移動させて第1のマーキング部と第2のマーキング部で行ったマーキングとが一致するかどうかを問診して、被検者の眼鏡のフレームのダミーレンズ上に一致した左右の瞳のそれぞれの視線経由点を複数マーキングして記録する第3のマーキング部を有して、第2のマーキング部で行ったマーキングを補正することを特徴とする。
さらに、本発明に係る視線測定記録装置は、前記ガイド本体は被検者が掛けた眼鏡のフレーム上から被検者頭部にかぶり額から前記眼鏡のフレーム前に空間を介して位置し上下左右前後に移動自在であることを特徴とする。
さらに、本発明に係る視線測定記録装置は、前記ポインターは透明板でできており、前記第1のマーキング部のマーキングは前記透明板の表面に記録し、第2のマーキング部のマーキングは透明板の裏面に記録してなることを特徴とする。
本発明に係る視線測定記録装置は、被検者が掛けた眼鏡のフレームに対して上下左右前後に移動自在なガイド本体と、ガイド本体に取り付けられた一対の縦軸と、この縦軸に交叉する横軸に取り付けられた一対の水平移動子と、各縦軸上を移動する垂直移動子と、横軸に取り付けられた前後位置調整部と、各縦軸に取り付けられたポインターとを備えており、前記ポインターは、検者から見た被検者の左右の瞳のそれぞれの瞳孔位置を他覚測定して記録するポインターと被検者側から見た視線を自覚測定して記録するポインターとにより構成され、他覚測定して第1のマーキング部として記録し、被検者側から見た視線を自覚測定して第2のマーキング部として記録し、検者は被検者に前記ガイド本体を上下左右に移動させて第1のマーキング部と第2のマーキング部で行ったマーキングとが一致するかどうかを問診して、被検者の眼鏡のフレームのダミーレンズ上に一致した左右の瞳のそれぞれの視線経由点を複数マーキングして記録する第3のマーキング部を有して、第2のマーキング部で行ったマーキングを補正するので、真の視線を眼鏡フレームのリム空間にはめられたダミーレンズを提供することができる。
さらに、本発明に係る視線測定記録装置は、前記ガイド本体は被検者が掛けた眼鏡のフレーム上から被検者頭部にかぶり額から前記眼鏡のフレーム前に空間を介して位置し上下左右前後に移動自在とすることにより、被検者瞬きなどに左右されず軽量で正確な視線測定記録ができる。
さらに、本発明に係る視線測定記録装置は、前記ポインターは透明板でできており、前記第1のマーキング部のマーキングは前記透明板の表面に記録し、第2のマーキング部のマーキングは透明板の裏面に記録しすることにより、ダミーレンズに視線記録をするマーキングのみを記録することができる。
図1は本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置の概略的正面図、図2は本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置を説明する概略的側面図、図3は本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置のアジャスターの要部を示す概略的正面図、図4は本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置のアジャスターの要部を示す概略的側面図、図5は本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置のポインター連結の概略的正背面図、図6は本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置のポインターの概略的分解斜視図、図7は本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置のポインターの概略的分解正背面図、図8は本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置に用いるシールの概略的平面図、図9は本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置に用いる第3記録マーカーの概略的側面図、図10は本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置の概略的上面図、図11は本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置の頭部取付けベルトとガイド本体連結の概略的側面図である。左右のアジャスター及びポインターの機構は対称に現れるので片側の説明は省略する。
被検者は生活習慣や癖により顔向きが常に正面を向くとは限らない。この改善策として、測定装置を額帯式にし、測定装置の重量を眼鏡に負担しない方法がある。図2はこの方法による測定装置の実装形態を示すための説明図である。被検者は顔にこれから使用しようとする眼鏡枠を顔に掛け、検者は被検者の要望などにより眼鏡枠を顔に調整した後顔に掛け、次に頭部から装置をかぶり測定部を装着眼鏡前で前後左右自由に眼鏡枠に接近可能に考案された測定装置を被検者の装着する眼鏡枠に直接接触することなく空間を介して位置する。この場合、特許文献1のようにダミーレンズにマーキングする構成でもよいが、他覚及び自覚を一枚の透明板の表裏に位置する構成でもよい。自覚と他覚を、検者が切り替えるようになっているが、一旦他覚位置を測定し次に自覚位置に切り替えるのであれば、透明なアクリルなどのプラスチックやガラスの板に表側に他覚すなわち瞳の色と対比しやすい色でマーキングできるようにし、裏側に被検者が見る環境下で対比色の認識リングとの2つ表裏に別々に印刷すれば済む。
一般に屈折度数レンズが光軸中心からずれたときのプリズム度数δは、プロンテスの数式1によって求まるということが光学的にすでにわかっている。
〔数式1〕
δ=hD/10
δ 目に生ずるプリズム度(プリズムディオプター)
M 目で見たとき対象物がずれる距離(1δは1メータ先の像が1cmずれる)
h 目とレンズの中心からずれた距離(mm)
D ディオプター(レンズの度数)
このような光学系の実装形態を採用したので目と眼鏡の2つの光学系すなわち光軸を一致させれば、光学上の特性を実効的に劣化することなく、外部入射する光線は眼鏡レンズを経由しても光軸中心を維持するため見ようとする目的像はプリズム作用によりずれることなく黄班中心窩に導くことができる。従って、被検者は両眼視しても左右の目にずれが生じることなく、黄班中心窩に結像させることができるので視力を悪くすることがなくなる効果がある。
図2において、ポインターに取付けた第3マーキング部における複数の記録用ポインターにより、遠用と近用などを同時に測定記録でき、遠近両用または中近両用目的の多焦点レンズ決定に供する測定が可能である。例えば遠用測定する場合は左右一対と、近用測定する場合は一対に各々切替えて使用できる。
主体である眼鏡使用者の眼の光軸すなわち視線測定の精度を確保するためには、操作条件の良いことが要となるので、この切替え機能は視線測定記録装置の操作性向上と測定範囲対象の拡大におおいに役立つ。 ポインターに取付けた記録用ポインターを用いて容易に遠近の選択ができ、第1、第2マーキング部は透明板の前後に夫々の測定目的を妨げることなく取り付けることにより、切り替えて行う測定作業が一度に行えられる。
生活習慣に応じたそれぞれの視線に対し。本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置は、被検者P1が掛けた眼鏡のフレーム900の前面に被検者の額から空間を介し取り付けられるガイド本100と、このガイド本体100に移動可能に取り付けられた左右それぞれ一対の水平移動子300と垂直移動子500に取り付けられた透明板からなるポインター550とを備えており、前記ポインター550は、検者P2からみた被検者P1の左右の瞳Eのそれぞれの瞳孔中心(他覚的瞳孔中心E1)を、被検者P1が掛けた眼鏡のフレーム900に取り付けられたダミーレンズ920の上にマーキングする第1のマーキング部506と、被検者P1の左右の瞳Eの前にそれぞれ被検者が目的方向に対比的に着色され見えるようにした2マーキング513(図8参照)を示す第2のマーキング部と、前記同じ2マーキング513が重なるように前記アジャスター301と同アジャスター302を移動させ、前記同じ2マーキング513が重なって見えた位置で、前記ダミーレンズ920の上に左右の瞳Eのそれぞれの瞳孔中心(自覚的瞳孔中心E2)を示すマーキングを行う第3のマーキング部505とを有しており、前記第1〜第3のマーキング部506、516、505は、軸ピン502を中心に同一円周上を移動し、同一位置で固定できるようになっている。
まず、前記ガイド本体100は、被検者が掛けた眼鏡のフレーム900の前面に被検者の額から空間を介すための額帯ベルト111を有している。この連結部190は、フレーム900の前に空間を介する部分でフレーム900は空間を介し被検者の前とガイド本体100の後ろに位置しガイド本体及びそれに繋がる測定部506、513、505夫々のマーキング部を可能な限りダミーレンズ920に前後に移動し接近させ測定と記録作業が容易になるようになっている。
このため、ガイド本体取り付け部207は、額帯ベルト111に取り付けられた取付板210に取り付けられた両側切削ボルト201が移動子200貫通させた状態で、弾性反発するバネ212とナット202とで挟まれ定位置固定できる(図2参照)。連結部190は、ボールジョイント部203を有し球受け固定側204からガイド本体取り付け部207が設けられている。ボールジョイント部は球受け固定側204と球受け浮動側205で挟まれ、またガイド本体取り付け部207に形成された爪208を支点とする梃子の原理により蝶ネジ206により締め付けボールジョイントを中心にガイド本体100を前後左右自在にフレーム900に傾けて接近させることにより、横軸209に取り付けられてなる前後位置調整部を構成している(図11参照)。
一方、前記額帯ベルト111は両終端において一方はバンド止め123で額帯ベルト終端を内包するように形成され、一方は取り付けられた留め金具120に設けられた軸121を基点に内側にある額帯ベルト111を弾性反発するバネ122により固定することで額帯ベルト111の長さを被検者P1の頭部に伸縮可能にあわせることができる(図10参照)。
また前記額帯ベルト111に設けられた取付板210の両側に設けられた一対のピンヘッド102に設けられたピン縦軸103は額受板101に連結し一体となっている。額帯ベルト111及び取付板210にあけられた貫通穴104の内径はピン縦軸103の外径より大きく、本視線測定記録装置を被検者P1の頭部装着したとき顔筋肉などの表情変化により装置の位置変化を切り離し防止することができる。
上記額帯ベルト111から両側切削ボルト201、移動子200、ボールジョイント部203を経てガイド本体取り付け部207に連なり、ガイド本体取り付け部207からガイド本体100が連結されている。このガイド本体100は一本の横軸209が設けられており、左右一対の水平移動子300と垂直移動子500の先端に透明版でできたポインター550で構成されている。(図1参照)ガイド本体100には水平移動子300と垂直移動子500が設けられており、横軸209は両端の水平調節アジャスター302を回転することにより水平移動子300を左右方向の移動に利用され、水平移動子300に連なる縦軸305には垂直移動子500が設けられ、垂直移動子の先端に透明板でできたポインター550が設けられ、この垂直移動子500は水平移動子300の上部に取り付けられた垂直移動アジャスター301を回転することにより垂直移動子500を上下方向の移動に利用される構造である(図3参照)。
このように、ガイド本体100は、ガイド本体取り付け部207から一本の横軸209に取り付けられた一対の水平移動子300と縦軸305に連結する一対の移動子500とそれぞれ連結するポインター550とで門状に構成されている。
一方、前記アジャスター302は、図3に示すように、横方向に1本のパイプ状の横軸209を開設し、パイプ状の横軸209は内部に左右夫々横軸209の中央で切断独立し回転可能な左右一対のボルト310を有し、水平アジャスター302の回転は水平移動子300に設けられた雌ねじ受け311に伝わり横軸209に開けられたガイド穴312に沿って水平移動子300は左右方向に移動する。
前記一対の移動子300に連結する縦軸305は、図3に示すように、パイプ状の縦軸305を開設し、パイプ状の縦軸305は内部に回転可能なボルト308を有し、垂直アジャスター301の回転は垂直移動子500に設けられた雌ねじ受け309に伝わり縦軸305に開けられたガイド穴313に沿って垂直移動子500は上下方向に移動する。
さらに、前記ポインター550は、図5に示すように、前記垂直移動子500の先端に設けられたポインター550を有し、ポインター550の外周に45°間隔で突出形成された切り込み514が形成されており、垂直移動子500の内側には、内蔵されたスプリング511で内側に向かって弾発付勢された小球体512がある。
またポインター550は、図6と7に示すように透明で表裏夫々にリング状の第一マーカー506と第2のマーキング513及び第3のマーキング部505とを有している。
また、506、513、505夫々のマーキング部中心から軸ピン502までの長さはすべて等しく設定されている。なお、ポインター550は、回動の際に外周を摘み回転する。
かかるポインター550上の3つの測定部のうち、中段には、前記第1のマーキング部506が設けられている。この第1のマーキング部506は、検者P2が被検者P1の瞳Eの瞳孔中心(他覚的瞳孔中心E1)を確認することができる程度の大きさの円と十字が印刷されたマーキング部506を有する。
また、上記第1のマーキング部506の反対側には、被検者P1が見るときに視野を妨げない程度の大きさの着色円を有する第2のマーキング513が設けられている。この第2のマーキング513は、第1のマーキング部506に妨げにならない同じ大きさで形成された略リング状のものであり、前記開口部520には中央が透明で周囲が被検者の見る対比色で着色されたリングとなった第2のマーキング513を有する。
さらに、ポインター550の上下2つのシール押込みノブ505は先端に縦軸209を有し縦軸外径はシール342Cの内径と同じで脱落しないようになっている。この第3のマーキング部505には、図8に示すように、前記第2のマーキング513と同じ模様、すなわち中央が透明で測定環境に対し反対色のシール342Cが取り付けられている。なお、このシール342Cには、自覚的視線中心E2を確認する際の目安となる十字状のレティクル342Dが印刷されている。
上述したように、3つの測定部506、513、505は、その長さが等しく設定されており、かつ前記ポインター550の外周に45°間隔で突出形成された切り込み514が形成されているため、ポインター550を回動させると、同一円周上を移動し、同一位置で固定できるようになっている。
次に、上述したような構成の視線測定記録装置による瞳孔中心の確認作業について説明する。 まず、被検者P1である眼鏡の使用者である被検者P1が選択した眼鏡のフレーム900を顔に掛け、頭部に視線測定記録装置をかぶりガイド本体100をフレーム900の前に空間を介して固定する。すなわち、被検者P1と視線測定記録装置の間にフレーム900を挟み込むようにガイド本体100を空中固定するのである。なお、このフレーム900のレンズ枠部910には、予めダミーレンズ920が取り付けられている。
次に、被検者P1は、図15示すように、眼鏡のフレーム900を掛け視線測定記録装置をフレーム900の前に位置させ測定しフレーム900のリム部上にあるダミーレンズ920にシール324Cを貼り付ける。この際、フレーム900は、眼鏡の通常の使用と同じ位置に掛けることが重要である。
図6に示すように、ポインター550を回動させて第1のマーキング部506が設けられた垂直移動子500に設けられた水平線515と他覚測定ポインター506が水平になるようにする。この状態で、一対の垂直アジャスター部301と水平アジャスター部302部を上下左右に調整することで、図10(A)に示すように、検者P2からみて第1のマーキング部506を瞳Eの瞳孔中心E1(他覚的瞳孔中心)に一致させる。これを、左右の瞳Eについて行う。この段階で、他覚的瞳孔中心測定に留まる。
この状態で、被検者P1に目的に応じた遠用或いは近用の距離にある白色スクリーンや白紙を、上記第1のマーキング部506の反対側にある第2のマーキング513は測定環境対比色であり第2のマーキング513を通して被検者P1に見させ、図12のように外部観察された他覚的瞳孔中心E1は自覚的な視線とは少し異なるので図16の1或いは2のように見えれば、被検者P1との問診で調整移動し目的に応じた遠用或いは近用の距離にある白色スクリーンや白紙の正面に映る仮想円Aのように1つに重なって見えるように一対の垂直アジャスター部301と水平アジャスター部302部を被検者P1との問診で調整移動させ、仮想円が重なるようにする。
この時被検者P1が両眼視する場合左右で見る高さが同一である必要が有る。そこで上記状態のまま図17のように遮眼子Sを被検者P1が片手で持つ或いは検者P2が左右交互に遮蔽し被検者P1が目に映り一時的に脳に記憶された仮想円の高さを比較し同一になるまで問診により一対の垂直アジャスター部301と水平アジャスター部302部を上下左右に調整し重なった位置が視線中心E2である(図12参照)。この左右眼遮蔽による被検者P1の見る仮想円は、利き目側では不動で、反対側は左右に移動するが、立体視を行うため人体に自然に備わる機能で、左右遮蔽測定の場合は高さだけに限られる。被検者P1の見る正面は、効き目側に位置する場合が多いことが知られている。
一対の垂直アジャスター部301と水平アジャスター部302部を2つの第2のマーキング513を通して目的に応じた遠用或いは近用の距離にある白色スクリーンや白紙に見える仮想中心円が重なって見えた位置で固定し、そのまま第2のマーキング部516を第3のマーキング部505に変える(図14参照)。そして、図9に示すように、第3のマーキング部505の先端509にシール342Cを左右のダミーレンズ920の上に貼り付ける。このシール342Cが貼り付けられた位置が、被検者P1の両眼の視線が目的に応じた使用眼鏡上の左右のダミーレンズ920上を経由した視線中心E2である。
ダミーレンズ920に貼り付けられたシール342Cの透明な部分の中心のフレーム900のレンズ枠部910における座標(自覚的視線中心E2の座標)を測定する。この測定は、従来からあるチャート等によって可能である。これによって得られた座標データをレンズ加工装置に入力し、加工されたレンズの光学中心が前記座標に一致するようにレンズ外周を加工する。このようにして加工されたレンズの光学中心は、被検者P1(使用者)の両眼視線中心E2と必ず一致する。
なお、上述した実施の形態では、眼鏡のフレームに適用したが、斜視の測定や視線の向きがその成績に大いに係わる射的スポーツなど、視線位置特定が不可欠な用途にも応用することができる。
また、遠近両用眼鏡のレンズには、遠くを見る場合の光学中心と、近くを見る場合の光学中心とがあるが、この視線測定記録装置は複数の第3のマーキング部505を備えられるため遠くや近くなど同時に複数測定可能である。またパソコン使用など生活習慣に応じたそれぞれの対象物に対する視線を合致させることも容易である。
本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置の概略的正面図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置を説明する概略的側面図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置のアジャスターの要部を示す概略的正面図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置のアジャスターの要部を示す概略的側面図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置のポインター連結の概略的正背面図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置のポインターの概略的分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置のポインターの概略的分解正背面図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置に用いるシールの概略的平面図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置に用いる第3記録マーカーの概略的側面図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置の概略的上面図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置の頭部取付けベルトとガイド本体連結の概略的側面図である。 特許文献1に記載する瞳孔中心確認記録装置による測定作業の原理を示す概略的説明図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置による瞳孔中心の確認作業の原理を示す概略的正面図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置による視軸中心の記録作業を示す概略的正面図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置を被検者の頭部装着作業を示す概略的側面図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置を用い被検者が見る確認作業を示す概略的説明図である。 本発明の実施の形態に係る視線測定記録装置を用い被検者が見る確認作業を示す概略的説明図である。
符号の説明
100 ガイド本体
200 アジャスター
209 横軸
300 水平移動子
301 垂直アジャスター
302 水平アジャスター
305 縦軸
500 垂直移動子
505 第3のマーキング
506 第1のマーキング部
513 第2のマーキング
516 第2のマーキング部
900 フレーム
920 ダミーレンズ
P1 被検者
P2 検者

Claims (3)

  1. 被検者が掛けた眼鏡のフレームに対して上下左右前後に移動自在なガイド本体と、ガイド本体に取り付けられた一対の縦軸と、この縦軸に交叉する横軸に取り付けられた一対の水平移動子と、各縦軸上を移動する垂直移動子と、横軸に取り付けられた前後位置調整部と、各縦軸に取り付けられたポインターとを備えており、前記ポインターは、検者から見た被検者の左右の瞳のそれぞれの瞳孔位置を他覚測定して記録するポインターと被検者側から見た視線を自覚測定して記録するポインターとにより構成され、他覚測定して第1のマーキング部として記録し、被検者側から見た視線を自覚測定して第2のマーキング部として記録し、検者は被検者に前記ガイド本体を上下左右に移動させて第1のマーキング部と第2のマーキング部で行ったマーキングとが一致するかどうかを問診して、被検者の眼鏡のフレームのダミーレンズ上に一致した左右の瞳のそれぞれの視線経由点を複数マーキングして記録する第3のマーキング部を有して、第2のマーキング部で行ったマーキングを補正することを特徴とする視線測定記録装置。
  2. 前記ガイド本体は被検者が掛けた眼鏡のフレーム上から被検者頭部にかぶり額から前記眼鏡のフレーム前に空間を介して位置し上下左右前後に移動自在であることを特徴とする請求項1記載の視線測定記録装置。
  3. 前記ポインターは透明板でできており、前記第1のマーキング部のマーキングは前記透明板の表面に記録し、第2のマーキング部のマーキングは透明板の裏面に記録してなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の視線測定記録装置。
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