JP2008172071A - 差動トランスの製作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の差動トランスの製作方法では、一次コイル上に第1の二次コイルを形成し、その第1の二次コイルの上に第2の二次コイルを形成するので、各コイルをその順番通りしか形成できず、差動トランスの製作時間が長くなっていた。
【解決手段】本発明に係る差動トランスの製作方法は、円筒一次コイル1と凸形二次コイル2と凹形二次コイル3とを予め個々に形成しておき、前記円筒一次コイル1の外周に前記凸形二次コイル2を装着するとともに、前記凸形二次コイル2の外周に前記凹形二次コイル3を装着し、前記各コイル1〜3により三層状の検出コイル7を形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、検出対象の直線移動量を検出する差動トランスの製作方法に関し、特に、一次コイルと第1及び第2の二次コイルとを予め個々に形成しておき、該形成されている一次コイルと第1及び第2の二次コイルとをボビンに装着することで、組み立てを簡略化し、製作時間を短縮できる新規な改良に関するものである。
今日、産業分野において機械量の正確な測定は制御技術に欠かせないものとなっており、機械的なストロークを電気信号に変換するセンサとして差動トランス(LVDT)が挙げられる。センサは過酷な環境で使用されることも多く耐環境性が求められるが、前記差動トランスは振動や衝撃をはじめとした耐環境性に優れる構造を有している。
従来用いられていたこの種の差動トランスは、下記の非特許文献にも示されているが、一般に図8及び図9に示すように構成されている。図8は、従来の差動トランスを示す回路図である。図において、差動トランスは、1つの一次コイル1と、第1及び第2の二次コイル2,3と、検出対象(図示せず)に接続された磁性体コア4とから構成されており、前記一次コイル1に電圧が印加されることで前記第1及び第2の二次コイル2,3が励磁され、前記磁性体コア4の変位によって変化する前記第1及び第2の二次コイル2,3の出力電圧に基づいて前記検出対象の直線移動量を検出できるように構成されている。
次に、図9は、図8の差動トランスの要部構造を示す断面図である。図において、円筒状のボビン5は端板6に組み付けられている。前記一次コイル1は前記ボビン5に巻線が巻回されることで形成され、前記第1の二次コイル2は前記一次コイル1の上に巻線が巻回されることで形成され、前記第2の二次コイル3は前記第1の二次コイル2の上に巻線が巻回されることで形成されている。すなわち、前記各コイル1〜3によって三層状の検出コイル7が構成されている。
西口譲著 新光電子株式会社編「差動トランス〜その性能と利用技術について」昭和46年4月30日初版 新光電機株式会社編「差動変圧器ハンドブック」
上記のような従来の差動トランスの製作方法では、一次コイル1上に第1の二次コイル2を形成し、その第1の二次コイル2の上に第2の二次コイル3を形成しているので、各コイル1〜3をその順番通りしか形成できず、巻線機による巻線時間を短縮することが難しく、差動トランスの製作時間が長くなっていた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、製作時間を短縮できる差動トランスの製作方法を提供することである。
本発明に係る差動トランスの製作方法は、一次コイルに電圧が印加されることで第1及び第2の二次コイルが励磁されるとともに、前記第1及び第2の二次コイルの出力電圧が磁性体コアの変位に応じて変化される差動トランスの製作方法であって、前記一次コイルと前記第1及び第2の二次コイルとを予め個々に形成しておき、前記一次コイルの外周に前記第1の二次コイルを装着するとともに、前記第1の二次コイルの外周に前記第2の二次コイルを装着し、前記各コイルにより三層状の検出コイルを形成する。
また、前記一次コイルは、ボビン挿通孔を有する筒形に巻線を巻回することで形成し、前記第1の二次コイルは、前記一次コイルが挿通される一次コイル挿通孔を有し、一端から他端に向けて外周面がテーパ状に変化する筒形に巻線を巻回することで形成し、前記第2の二次コイルは、一端から他端に向けて内周面がテーパ状に変化しており、前記第1の二次コイルが嵌合される二次コイル挿通孔を有する筒形に巻線を巻回することで形成する。
また、前記外周面及び内周面は階段状に変化する前記テーパ状をなしている。
また、前記外周面及び内周面は直線状に変化する前記テーパ状をなしている。
本発明の差動トランスの製作方法によれば、前記一次コイルと前記第1及び第2の二次コイルとを予め個々に形成しておき、前記一次コイルの外周に前記第1の二次コイルを装着するとともに、前記第1の二次コイルの外周に前記第2の二次コイルを装着し、前記各コイルにより三層状の検出コイルを形成するので、組み立てを簡略化することができ、製作時間を短縮できる。これによって、組み立てを省力化でき、製造コストを低減できる。
また、前記一次コイルは、前記一次コイルは、ボビン挿通孔を有する筒形に巻線を巻回することで形成し、前記第1の二次コイルは、前記一次コイルが挿通される一次コイル挿通孔を有し、一端から他端に向けて外周面がテーパ状に変化する筒形に巻線を巻回することで形成し、前記第2の二次コイルは、一端から他端に向けて内周面がテーパ状に変化しており、前記第1の二次コイルが嵌合される二次コイル挿通孔を有する筒形に巻線を巻回することで形成するので、より容易に各コイルをボビンに装着することができ、より確実に製作時間を短縮できる。
また、前記外周面及び内周面は階段状に変化する前記テーパ状をなしているので、巻線機による巻線をより容易にすることができ、より確実に製作時間を短縮できる。
また、前記外周面及び内周面は直線状に変化する前記テーパ状をなしているので、磁性体コアの変位による各二次コイルの出力電圧の変化をより滑らかにでき、移動量検出の精度をより高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による差動トランスの断面図である。尚、従来の差動トランスと同一又は同等部分については同一の符号を用いて説明する。図において、円板状の端板6の外周には筒状ステータ8が立設されており、これら端板6及び筒状ステータ8によりガイド9が構成されている。前記端板6の中央には筒状のボビン5が立設されており、このボビン5の外周には円筒一次コイル1(一次コイル)が装着され、この円筒一次コイル1の外周には凸形二次コイル2(第1の二次コイル)が装着され、この凸形二次コイル2の外周には凹形二次コイル3(第2の二次コイル)が装着され、こられ各コイル1〜3によって三層状の検出コイル7が形成されている。ここで、図示はしていないが、ボビン5内には、検出対象に接続された磁性体コアが進退自在に設けられている。そして、円筒一次コイル1に電圧が印加されることで各二次コイル2,3が励磁され、前記磁性体コア4の変位によって変化する各二次コイル2,3の出力電圧に基づいて前記検出対象の直線移動量を検出できるように構成されている。
次に、図2は図1の円筒一次コイル1の断面及び平面を示す図であり、図3は図1の凸形二次コイル2の断面及び平面を示す図であり、図4は図1の凹形二次コイル3の断面及び平面を示す図である。図に示すように、前記円筒一次コイル1は、前記ボビン5が挿通されるボビン挿通孔1aを有する筒形に、例えば6〜10層程度巻線が巻回されることで形成されている。また、前記凸形二次コイル2は、前記円筒一次コイル1が挿通される一次コイル挿通孔2aを有し、一端から他端に向けて外周面2bが階段状のテーパ状に変化する筒形に巻線が巻回されることで形成されている。また、前記凹形二次コイル3は、一端から他端に向けて内周面3bが階段状のテーパ状に変化しており、前記凸形二次コイル2が嵌合される二次コイル挿通孔3aを有する筒形に巻線が巻回されることで形成されている。尚、前記凸形二次コイル2及び前記凹形二次コイル3は、各々外周面2b及び内周面3bが前述のように階段状のテーパ状ではなく、直線状のテーパ状に変化するように形成されていてもよい。また、各コイル1〜3にはリード線10が設けられており、図2〜図4でリード線10に付したa〜fは、図8の各端子に対応している。
次に、前記差動トランスの製作方法について説明する。この実施の形態の差動トランスの製作方法では、前記各コイル1〜3を予め個々に形成しておき、前記各コイル1〜3を図1のようにボビン5等に互いに嵌合させて組み付けることによって差動トランスを製作する。以下、各工程について図を用いて説明する。
図5は図3の凸形二次コイル2の製作工程を示す工程図であり、図6は図4の凹形二次コイル3の製作工程を示す工程図である。凸形二次コイル2を製作する場合、円柱状の軸を準備し該軸に巻線を巻回する。このとき、軸の一端から他端に向けて巻回数を調整することで、外周面2bがテーパ状に段階的に変化するように凸形二次コイル2を形成する。その次に、例えばワニス及び絶縁テープ等の絶縁素材で凸形二次コイル2の外周面2b及び内周面に絶縁処理を施し、該凸形二次コイル2を完成させる。凹形二次コイル3を製作する場合は、段部が設けられた円柱状の軸を準備し、内周面3bがテーパ状に段階的に変化するように前記軸に巻線を巻回する。その後、絶縁処理を施し、凹形二次コイル3を完成させる。尚、円筒一次コイル1の製作工程についても同様である。
図7は、図1の差動トランスの製作工程を示す工程図である。差動トランス全体を製作する場合、端板6及び筒状ステータ8からなるガイド9にボビン5を組み付けた後に、該ボビン5の外周に円筒一次コイル1を装着する。その次に、前記円筒一次コイル1の外周に凸形二次コイル2を装着するとともに、この凸形二次コイル2の外周に凹形二次コイル3を装着し、各コイル1〜3によって三層状の検出コイル7を形成する。
本発明の実施の形態1による差動トランスの断面図である。 図1の円筒一次コイルの断面及び平面を示す図である。 図1の凸形二次コイルの断面及び平面を示す図である。 図1の凹形二次コイルの断面及び平面を示す図である 図3の凸形二次コイルの製作工程を示す工程図である。 図4の凹形二次コイルの製作工程を示す工程図である。 図1の差動トランスの製作工程を示す工程図である。 従来の差動トランスを示す回路図である。 図8の差動トランスの要部構造を示す断面図である。
符号の説明
1 円筒一次コイル(一次コイル)、1a ボビン挿通孔、2 凸形二次コイル(二次コイル)、2a 一次コイル挿通孔、2b 外周面、3 凹形二次コイル、3a 二次コイル挿通孔、3b 内周面、4 磁性体コア、7 検出コイル。

Claims (4)

  1. 一次コイル(1)に電圧が印加されることで第1及び第2の二次コイル(2,3)が励磁されるとともに、前記第1及び第2の二次コイル(2,3)の出力電圧が磁性体コア(4)の変位に応じて変化される差動トランスの製作方法であって、
    前記一次コイル(1)と前記第1及び第2の二次コイル(2,3)とを予め個々に形成しておき、前記一次コイル(1)の外周に前記第1の二次コイル(2)を装着するとともに、前記第1の二次コイル(2)の外周に前記第2の二次コイル(3)を装着し、前記各コイルにより三層状の検出コイル(7)を形成することを特徴とする差動トランスの製作方法。
  2. 前記一次コイル(1)は、ボビン挿通孔(1a)を有する筒形に巻線を巻回することで形成し、
    前記第1の二次コイル(2)は、前記一次コイル(1)が挿通される一次コイル挿通孔(2a)を有し、一端から他端に向けて外周面(2b)がテーパ状に変化する筒形に巻線を巻回することで形成し、
    前記第2の二次コイル(3)は、一端から他端に向けて内周面(3b)がテーパ状に変化しており、前記第1の二次コイル(2)が嵌合される二次コイル挿通孔(3a)を有する筒形に巻線を巻回することで形成することを特徴とする請求項1記載の差動トランスの製作方法。
  3. 前記外周面(2b)及び内周面(3b)は階段状に変化する前記テーパ状をなしていることを特徴とする請求項2記載の差動トランスの製作方法。
  4. 前記外周面(2b)及び内周面(3b)は直線状に変化する前記テーパ状をなしていることを特徴とする請求項2記載の差動トランスの製作方法。
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