JP2008167492A - 移動局装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えば、基地局装置3A〜3Dを切り替えるハンドオフを行う移動局装置5で、所望の通信エリアR1、R2に対応した基地局装置へ切り替える。
【解決手段】基地局装置と無線により通信する移動局装置で、判定手段が、自装置が移動することが要求される通信エリアR1、R2を特定する情報に基づいて、通信相手の候補となる基地局装置が当該通信エリアR1、R2を形成するものであるか否かを判定し、制御手段が、判定手段により通信相手の候補となる基地局装置が前記通信エリアR1、R2を形成するものであると判定された場合に、当該基地局装置を通信相手とする処理を実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基地局装置を切り替えるハンドオフ(ハンドオーバとも呼ばれる)を行う移動局装置に関し、特に、所望の通信エリアに対応した基地局装置へ切り替える移動局装置に関する。
図1には、無線通信システムの一例が示されている。なお、図1の詳細については、後述する本発明に係る実施例で説明する。
このような無線通信システムでは、移動局装置5がハンドオフを行う。
図15には、移動局装置5により行われる基地局切替処理(ハンドオフの処理)の手順の一例を示してある。
現在において、地点aに位置する移動局装置5は、捕捉している基地局装置3Aの受信電界レベルを測定するとともに(ステップS101)、隣接する他の基地局装置の受信電界レベルを測定する(ステップS103)。
移動局装置5が地点aから地点bへ移動するときに、捕捉している基地局装置3Aの受信電界レベルが例えば予め設定された閾値より低くなった場合には(ステップS102)、先の測定により得られた(又は、後の測定により得られた)隣接する基地局装置の受信電界レベルと捕捉している基地局装置3Aの受信電界レベルとを比較する(ステップS104)。
この比較の結果、隣接する基地局装置(例えば、基地局装置3B)の受信電界レベルが捕捉している基地局装置3Aの受信電界レベルより高かった場合には、移動局装置5は、隣接する基地局装置の周波数へ切り替えを行って(ステップS105)、切り替えた当該基地局装置を捕捉し(ステップS106)、当該基地局装置から必要な報知情報を受信して取得し(ステップS107)、当該基地局装置に対して位置登録の要求を送信し(ステップS108)、当該基地局装置から送信される位置登録の許可を受信して(ステップS109)、ハンドオフ処理を完了とする。
特開2005−176336号公報 ARIB STD−T79、「市町村デジタル移動通信システム」、社団法人電波産業会
しかしながら、上述のようなハンドオフ処理では、移動局装置5がハンドオフを行った先の基地局装置の通信エリアR1、R2が当該移動局装置5により希望しないものであることが発生してしまい、指令装置1から同一の通信エリアR1、R2へ送られている音声情報などを継続して受信することができなくなることが発生してしまうといった問題があった。
具体例として、移動局装置5は、地点aから地点bへ移動する際に、捕捉している基地局装置3Aの受信電界レベルが閾値よりも低くなったときにハンドオフを開始するが、必ずしも同一の通信エリアR1を形成する隣接する基地局装置3Bの受信電界レベルが高いとは限らず、他の通信エリアR2を形成する隣接する基地局装置3Cの受信電界レベルが高い可能性もある。このように、隣接する基地局装置の中で他の通信エリアR2を形成する基地局装置3Cの受信電界レベルが高い場合には、移動局装置5は、当該基地局装置3Cが形成する通信エリアR2へハンドオフを行うため、指令装置1から元の通信エリアR1に対して通信を行っている内容が移動局装置5に伝えられなくなってしまう。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、基地局装置を切り替えるハンドオフを行うに際して、所望の通信エリアに対応した基地局装置へ切り替えることができる移動局装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、基地局装置と無線により通信する移動局装置において、次のような構成とした。
すなわち、判定手段が、自装置(当該移動局装置)が移動することが要求される通信エリア(希望の通信エリア)を特定する情報に基づいて、通信相手の候補となる基地局装置が当該通信エリアを形成するものであるか否かを判定する。制御手段が、前記判定手段により前記通信相手の候補となる基地局装置が前記通信エリアを形成するものであると判定された場合に、当該基地局装置を通信相手とする処理を実行する。
従って、例えば、基地局装置を切り替えるハンドオフを行うに際して、所望の通信エリアに対応した基地局装置へ切り替えることができ、所望の通信エリアへ送られる音声情報などを継続して受信することができる。
ここで、移動局装置が移動することが要求される通信エリアを特定する情報としては、例えば、予め移動局装置に設定されてもよく、或いは、外部から移動局装置に入力されてもよい。
また、通信エリアを特定する情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、通信エリア自体を特定する情報ばかりでなく、通信エリアに対応した地区などのように間接的に特定する情報が用いられてもよい。
また、通信エリアとしては、例えば、2台以上の基地局装置の個別な通信エリア(個別通信エリア)を合わせたエリアが用いられ、同一の通信エリアには同一の音声情報などが基地局装置を介して無線により送られる。
また、通信相手の候補となる基地局装置としては、例えば、ハンドオフにおいては、現在に通信相手としている基地局装置の個別通信エリアに隣接する個別通信エリアを有する他の基地局装置(隣接する基地局装置)が用いられ、また、例えば、現在に通信相手としている基地局装置が存在しない場合には、新規な基地局装置が用いられてもよい。
また、基地局装置と当該基地局装置により形成される(個別通信エリアによる)通信エリアとを対応付ける情報としては、例えば、予め移動局装置に設定されてもよく、或いは、現在に捕捉している基地局装置や通信相手の候補となる基地局装置から移動局装置へ通知されてもよい。
また、所定の基地局装置を通信相手とする処理としては、例えば、ハンドオフにおいては、通信相手とする基地局装置を現在の基地局装置から候補となる他の基地局装置へ切り替える処理が用いられ、また、例えば、新規な基地局装置を通信相手とする場合には、そのための処理が用いられる。
また、移動局装置が移動することが要求される通信エリアに対応した切り替え可能な基地局装置が存在しない場合については、一例として、要求される通信エリアを優先させるが、適合する基地局装置が見つからない場合には、要求される通信エリアに対応しない基地局装置を通信相手とする態様が用いられてもよく、他の一例として、要求される通信エリアを固定させて、適合する基地局装置が見つからない場合には、いずれの基地局装置も通信相手としない態様が用いられてもよい。
また、このような優先的な態様と固定的な態様を外部の人や装置から入力される指示により切り替える手段が備えられてもよい。
本発明に係る移動局装置では、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、入力手段が、前記自装置(当該移動局装置)が移動することが要求される通信エリアを特定する情報を外部から入力する。
従って、移動局装置の移動先を外部から指示することができる。
ここで、外部から情報を入力する態様としては、例えば、人が移動局装置の操作部を操作して入力する態様や、或いは、指令装置などの所定の装置から送信される情報を(例えば、基地局装置などを介して)移動局装置が受信して入力する態様を用いることができる。
本発明に係る移動局装置では、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、検索手段が、前記判定手段による判定を行って、通信相手とする基地局装置を検索する。前記制御手段は、前記検索手段による検索が失敗した場合には、他の移動局装置と直接的に通信する処理を実行するモード(移動局間直接通信のモード)へ移行する。
従って、要求される通信エリアに対応した基地局装置が見つからない場合には、移動局間直接通信を行う相手(他の移動局装置)を探すことにより、このような相手が見つかった場合には、移動局間直接通信により情報を取得することが可能となる。
ここで、通信相手とする基地局装置の検索が失敗した場合としては、例えば、通信相手の候補となる基地局装置が1台も検出されない場合や、或いは、通信相手の候補となる全ての(1台以上の)基地局装置のいずれも要求される通信エリアに適合しないことが判定された場合や、或いは、所定の時間だけ検索を行ったが要求される通信エリアに対応する基地局装置が検出されなかった場合などを用いることができる。
以上説明したように、本発明に係る移動局装置によると、例えば、基地局装置を切り替えるハンドオフを行うに際して、通信エリアの情報を用いて通信相手の候補となる基地局装置を通信相手とするか否かを判定するようにしたため、所望の通信エリアに対応した基地局装置へ切り替えることができ、所望の通信エリアへ送られる音声情報などを継続して受信することができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施例に係る無線通信システムの構成例を示してある。
本例の無線通信システムは、指令装置1と、回線制御装置2と、複数の基地局装置3A〜3Dと、複数の移動局装置5を備えている。
本例では、4台の基地局装置3A、3B、3C、3Dを例示してあり、1台の移動局装置5を例示してある。
また、各基地局装置3A、3B、3C、3Dの個別の通信エリア(個別通信エリア)4A、4B、4C、4Dを示してある。
指令装置1と回線制御装置2とが有線(又は、無線)で接続されており、これらの間で通信することが可能である。
回線制御装置2と複数台の基地局装置3A〜3Dのそれぞれとが有線(又は、無線)で接続されており、これらの間で通信することが可能である。
各基地局装置3A〜3Dは、それぞれの個別通信エリア4A〜4Dに存在する移動局装置5を登録して、移動局装置5との間で無線により通信することが可能である。本例では、TDMA(Time Division Multiple Access)方式によりデジタル無線通信が行われる。
このような構成により、指令装置1と各移動局装置5との間で、回線制御装置2や基地局装置3A〜3Dを介して、通信することが可能である。
複数台の基地局装置3A〜3Dには、それぞれ、無線通信に使用する周波数として異なる周波数が設定されている。
また、2台以上の基地局装置の個別通信エリアを合わせて構成される通信エリアを形成することも可能である。具体例として、基地局装置3Aと基地局装置3Bについて回線制御装置2がパス形成(エリア形成)することにより、基地局装置3Aの個別通信エリア4Aと基地局装置3Bの個別通信エリア4Bを合わせたものを同一の通信エリアR1(通信エリア1)とみなして、同一の音声情報を送るようなことが可能である。同様に、基地局装置3Cと基地局装置3Dについて回線制御装置2がパス形成(エリア形成)することにより、基地局装置3Cの個別通信エリア4Cと基地局装置3Dの個別通信エリア4Dを合わせたものを同一の通信エリアR2(通信エリア2)とみなして、同一の音声情報を送るようなことが可能である。
このように、回線制御装置2が通信エリアR1、R2を形成することにより、異なる周波数を使用する2台以上の基地局装置を用いて同一の通信を行うことが可能であり、また、それぞれの通信エリアR1、R2では異なる通信を行うことが可能である。
なお、本例では、2台以上の基地局装置を用いて同一の通信を行うための通信エリアR1、R2を示したが、例えば、必要に応じて、1台の基地局装置のみを用いて同一の通信を行うための通信エリアが形成されてもよい。
また、例えば、図1に示されるように、移動局装置5が地点aから地点bへ移動する場合には、基地局装置3Aの個別通信エリア4Aから基地局装置3Bの個別通信エリア4Bへ移動することとなるため、移動局装置5は通信相手とする基地局装置の切り替えを行って通信を継続させる。これは、ハンドオフ(或いは、ハンドオーバ)と呼ばれる。
ここで、基地局装置3Aと基地局装置3Bが同じ通信エリアR1としてパス形成されていると、移動局装置5は、基地局装置3Aから基地局装置3Bへハンドオフを行っても、同一の通信を継続させることが可能である。
図2には、各基地局装置3A〜3Dから移動局装置5に対して無線により送信されて通知される報知情報の一例を示してある(例えば、非特許文献1:ARIB STD−T79参照。)。
報知情報は、例えば、制御チャネルの構造に関する情報や、待ち受けチャネルを決定するための情報や、規制情報等を通知するために報知される。
本例の報知情報には、制御ゾーン及び基地局装置3A〜3Dを識別するための情報である網番号と、基地局装置3A〜3Dの規制情報(例えば、保守等によるアクセスの規制の情報)と、移動局装置5が圏内となる待ち受け可能な受信レベルである待ち受け許可レベルと、待ち受けの移動局装置5が圏外と判断する受信レベルである待ち受け劣化レベルと、移動局装置5がチャネル切替を行うべき受信レベルであるチャネル切替レベルと、周辺ゾーン判定のために監視する制御チャネルの数である周辺ゾーン判定用制御チャネル数と、周辺ゾーン判定のために監視するチャネル番号である制御チャネル番号の情報が含まれる。
なお、待ち受け許可レベルや待ち受け劣化レベルは、移動局装置5が基地局装置3A〜3Dに位置登録することが可能であるか否かを判定するために用いられる。
また、チャネル切替レベルは、例えば、通話が可能であるか否かを判定するための目安となり、移動局装置5がチャネル切替(ハンドオフ)を行うか否かを判定するために用いられ、本実施例では、捕捉している基地局装置からの受信電界レベルと比較するための閾値(例えば、図4のステップS2などで用いられる閾値)として用いられる。
また、各移動局装置5は、各基地局装置3A〜3Dに関して、網番号とチャネル番号と周波数の対応を例えば予めメモリに記憶している。
また、移動局装置5は、現在に捕捉している基地局装置3A〜3Dから受信された報知情報に含まれる周辺ゾーン判定用の制御チャネル番号により、隣接している基地局装置の周波数を認識することが可能であり、これに基づいて、隣接する基地局装置の受信電界レベルを測定することが可能である。
また、本実施例では、移動局装置5は、TDMA方式により無線通信を行い、例えば時分割の処理により、現在に捕捉している基地局装置からの受信電界レベルを検出しつつ、他の基地局装置からの受信電界レベルを検出することが可能である。
また、移動局装置5により、現在に捕捉している基地局装置の受信電界レベルや隣接する基地局装置の受信電界レベルを検出する際には、例えば、通話チャネルが用いられてもよく、或いは、制御チャネルが用いられてもよく、一例として、通話中には通話チャネル(或いは、通話チャネルとして代用される制御チャネル)を用いて受信電界レベルを測定し、非通話中には制御チャネルを用いて受信電界レベルを測定するようなことが可能である。
また、受信電界レベルとしては、例えば、RSSI(受信電界強度)のレベルを用いることができる。
ここで、本例の無線通信システムは、例えば、消防などの防災無線システムに適用することができる。
この場合、例えば、指令装置1や回線制御装置2は消防庁などに設置され、各基地局装置3A〜3Dは各地域に所望の個別通信エリア4A〜4Dを形成するように設置される。また、2台以上の基地局装置の個別通信エリアを合わせた通信エリアR1、R2を形成することにより、より広域な通信エリアを実現することができる。このような通信エリアは、例えば、各地域の消防隊員などの活動範囲を区切るために用いることが可能である。また、移動局装置5としては、消防自動車や救急車などに設置された無線通信装置や、人により持ち運びが可能な携帯型の無線端末装置などを用いることができる。
本発明の第1実施例を説明する。
図3には、本例の報知情報に含まれる網番号の情報の一例を示してある。
本例では、図2に示される網番号の情報として、各基地局装置3A〜3Dについて、網番号と、通信エリアR1、R2を特定する情報(通信エリア情報)を対応させた情報が用いられる。ここで、各基地局装置3A〜3Dは、例えば、自装置(当該各基地局装置3A〜3D)に関する網番号と通信エリア情報を報知情報に含める。
これにより、移動局装置5は、基地局装置3A〜3Dから受信された報知情報に基づいて、当該基地局装置3A〜3Dの網番号と通信エリア情報を検出して把握することができる。
通信エリア情報は、例えば、指令装置1から同一の情報を送るための通信エリアR1、R2を特定する情報である。本例では、基地局装置3Aや基地局装置3Bには通信エリアR1を特定する情報が対応付けられ、基地局装置3Cや基地局装置3Dには通信エリアR2を特定する情報が対応付けられる。
図4には、本例の移動局装置5により行われる基地局切替処理(ハンドオフの処理)の手順の一例を示してある。
現在において、地点aに位置する移動局装置5は、捕捉している基地局装置3Aの受信電界レベルを測定するとともに(ステップS1)、隣接する他の基地局装置の受信電界レベルを測定する(ステップS3)。
移動局装置5が地点aから地点bへ移動するときに、捕捉している基地局装置3Aの受信電界レベルが例えば予め設定された閾値より低くなった場合には(ステップS2)、先の測定により得られた(又は、後の測定により得られた)隣接する基地局装置の受信電界レベルと捕捉している基地局装置3Aの受信電界レベルとを比較する(ステップS4)。
ここで、閾値としては、本例では、基地局装置3Aから受信された報知情報内のチャネル切替レベルの値が移動局装置5のメモリに設定されて記憶されている。
上記の比較の結果、隣接する基地局装置の受信電界レベルが捕捉している基地局装置3Aの受信電界レベルより高かった場合には、移動局装置5は、隣接する基地局装置の周波数へ切り替えを行って(ステップS5)、切り替えた当該基地局装置を捕捉し(ステップS6)、当該基地局装置から必要な報知情報を受信して取得する(ステップS7)。
そして、移動局装置5は、当該基地局装置から受信した報知情報内の網番号の情報に基づいて当該基地局装置の通信エリアR1、R2を特定して、当該基地局装置の通信エリアR1、R2が自装置(当該移動局装置5)により希望する通信エリアであるか否かを判定し(ステップS8)、希望する通信エリアである場合(両者の通信エリアが一致した場合)には、当該基地局装置に対して位置登録の要求を送信し(ステップS9)、当該基地局装置から送信される位置登録の許可を受信して(ステップS10)、ハンドオフ処理を完了とする。
ここで、移動局装置5は、捕捉している基地局装置3Aに対して隣接する基地局装置(例えば、基地局装置3Bや基地局装置3C)が複数存在する場合には、ステップS4の処理を各基地局装置毎に順に行っており、ステップS8の処理で、希望する通信エリアに対応しない隣接する基地局装置であった場合には、再び最初の処理(ステップS1、S3)へ戻る。なお、複数の隣接する基地局装置について順にステップS4の処理を行う順序としては、特に限定は無く、例えば、受信電界レベルが高い順などを用いることができる。
また、ステップS2の処理で、捕捉している基地局装置3Aの受信電界レベルが閾値以上であった場合や、ステップS4の処理で、隣接する基地局装置の受信電界レベルが捕捉している基地局装置3Aの受信電界レベル以下であった場合には、再び最初の処理(ステップS1、S3)へ戻る。
具体例として、移動局装置5が、現在において、通信エリアR1を形成する基地局装置3Aを捕捉しており、ハンドオフ後も同一の通信エリアR1へ移動することを希望する場合には、移動局装置5は、例えば、他の通信エリアR2に対応した基地局装置3Cの方が受信電界レベルが高くても当該基地局装置3Cへハンドオフを行うのではなく、希望する通信エリアR1に対応した基地局装置3Bへハンドオフを行うことにより、指令装置1から通信エリアR1へ送られる音声情報などを中断せずに受信して、人に対して音声出力することなどができる。
なお、各移動局装置5が希望する通信エリアR1、R2の情報は、例えば、予め設定されてもよく、或いは、外部の人や他の装置などから指示されて設定されてもよい。
以上のように、本例の移動局装置5では、現在に捕捉している基地局装置の受信電界レベルと隣接する基地局装置の受信電界レベルを測定し、測定した捕捉している基地局装置の受信電界レベルが所定の閾値よりも低くなった場合には、捕捉している基地局装置の受信電界レベルと隣接する基地局装置の受信電界レベルとを比較して、通信する基地局装置を切り替える基地局切替処理(ハンドオフの処理)を行うに際して、切り替える先の候補となる隣接する基地局装置から移動局装置5に通知される情報内に含まれる通信エリア情報に基づいて、当該基地局装置が移動局装置5により希望される通信エリアR1、R2に属するものであるか否かを判定する。そして、移動局装置5は、希望する通信エリアR1、R2に所属する基地局装置へ切り替え(ハンドオフ)を行う。
従って、本例の移動局装置5では、基地局装置3A〜3Dを切り替えるハンドオフを行うに際して、所望の通信エリアR1、R2に対応した基地局装置3A〜3Dへ切り替えることができる。
本発明の第2実施例を説明する。
なお、本例では、上記した第1実施例で説明したのと同様な事項については、詳しい説明を省略する。
図5には、本例の報知情報に含まれる周辺ゾーン判定用の制御チャネル番号の情報の一例を示してある。
本例では、図2に示される制御チャネル番号の情報として、隣接する基地局装置3A〜3Dについて、チャネル番号(周辺制御チャネル番号)と、通信エリアR1、R2を特定する情報(通信エリア情報)を対応させた情報が用いられる。ここで、各基地局装置3A〜3Dは、例えば、自装置(当該各基地局装置3A〜3D)に隣接する他の基地局装置に関する制御チャネル番号と通信エリア情報を報知情報に含める。
これにより、移動局装置5は、基地局装置3A〜3Dから受信された報知情報に基づいて、当該基地局装置3A〜3Dに隣接する基地局装置の制御チャネル番号と通信エリア情報を検出して把握することができる。
なお、各基地局装置3A〜3Dにより隣接する他の基地局装置を把握する仕方としては、例えば、各基地局装置3A〜3Dに、隣接する他の基地局装置を特定する情報が予め設定されてメモリに記憶されてもよく、或いは、各基地局装置3A〜3Dに、隣接する他の基地局装置を特定する情報が指令装置1や回線制御装置2から送信されて設定されてメモリに記憶されてもよく、或いは、各基地局装置3A〜3Dが他の基地局装置との間で無線などにより通信して隣接する基地局装置を特定するような態様が用いられてもよい。
図6には、本例の移動局装置5により行われる基地局切替処理(ハンドオフの処理)の手順の一例を示してある。
なお、ステップS11、S12、S13、S14の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS1、S2、S3、S4の処理と同様である。
また、ステップS16、S17、S18の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS5、S6、S7の処理と同様である。
また、ステップS19、S20の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS9、S10の処理と同様である。
移動局装置5は、捕捉している基地局装置の受信電界レベルを測定するとともに(ステップS11)、隣接する基地局装置の受信電界レベルを測定し(ステップS13)、捕捉している基地局装置の受信電界レベルが閾値より低くなった場合には(ステップS12)、捕捉している基地局装置の受信電界レベルと隣接する基地局装置の受信電界レベルを比較する(ステップS14)。
上記の比較の結果、隣接する基地局装置の受信電界レベルが捕捉している基地局装置の受信電界レベルより高かった場合には、移動局装置5は、この切り替え可能な隣接する基地局装置の通信エリアR1、R2が自装置(当該移動局装置5)により希望する通信エリアであるか否かを判定する(ステップS15)。ここで、隣接する基地局装置の通信エリアR1、R2は、捕捉している基地局装置から受信された報知情報内の制御チャネル番号の情報に基づいて特定される。
そして、移動局装置5は、この隣接する基地局装置の通信エリアR1、R2が希望する通信エリアである場合(両者の通信エリアが一致した場合)には、当該基地局装置の周波数へ切り替え(ステップS16)、当該基地局装置を捕捉し(ステップS17)、当該基地局装置からの報知情報を受信して取得し(ステップS18)、当該基地局装置に対して位置登録の要求を送信し(ステップS19)、当該基地局装置から送信される位置登録の許可を受信して(ステップS20)、ハンドオフ処理を完了とする。
ここで、移動局装置5は、ステップS15の処理で、希望する通信エリアR1、R2に対応しない隣接する基地局装置であった場合には、再び最初の処理(ステップS11、S13)へ戻る。
以上のように、本例の移動局装置5では、基地局切替処理(ハンドオフの処理)において、現在に捕捉している基地局装置から移動局装置5に通知される情報内に含まれる通信エリア情報に基づいて、隣接する基地局装置の周波数へ切り替えを行う前に、切り替えようとしている隣接する基地局装置が希望する通信エリアR1、R2に対応するか否かを判定する。
従って、本例の移動局装置5では、周波数の切り替えを行わずに、隣接する基地局装置が所望の通信エリアR1、R2に対応した基地局装置であるか否かを判定することができるため、処理の効率化を図ることができる。
本発明の第3実施例を説明する。
なお、本例では、上記した第1実施例〜第2実施例で説明したのと同様な事項については、詳しい説明を省略する。
本例では、移動局装置5には、各基地局装置3A〜3Dと通信エリアR1、R2とを対応付けた情報が、予めメモリに記憶されている。
これにより、移動局装置5は、例えば、隣接する基地局装置3A〜3Dの網番号などにより当該基地局装置3A〜3Dを特定し、当該基地局装置3A〜3Dに対応した通信エリアR1、R2をメモリから読み出すことにより、当該基地局装置3A〜3Dの通信エリアR1、R2を検出することができる。
なお、本例の移動局装置5により行われる基地局切替処理(ハンドオフの処理)の手順の一例としては、図6と同様なものを用いることが可能である。
また、各基地局装置3A〜3Dの通信エリアR1、R2を特定する情報は、例えば、移動局装置5に固定的に設定されるが、基地局装置3A〜3Dの配置の変更があった場合などに、必要に応じて、設定内容が変更されてもよい。
以上のように、本例の移動局装置5では、基地局切替処理(ハンドオフの処理)において、予め設定された通信エリア情報に基づいて、隣接する基地局装置が希望する通信エリアR1、R2に対応するか否かを判定する。
従って、本例の移動局装置5では、例えば、周波数の切り替えを行わずに、隣接する基地局装置が所望の通信エリアR1、R2に対応した基地局装置であるか否かを判定することができるため、処理の効率化を図ることができる。
本発明の第4実施例を説明する。
なお、本例では、上記した第1実施例〜第3実施例で説明したのと同様な事項については、詳しい説明を省略する。
本例では、移動局装置5により希望する通信エリアR1、R2の設定に関する一例を示す。
図7には、各移動局装置5が所属する地区(又は、各移動局装置5の出場先の地区)と通信エリアR1、R2との対応付けの一例を示してある。
図7の例では、移動局1と地区Aとが対応しており、移動局2と地区Bとが対応しており、移動局3と地区Cとが対応しており、移動局4と地区Dとが対応しており、移動局5と地区Eとが対応している。また、地区A、地区B、地区Cは通信エリア1(本例では、通信エリアR1)を管轄するエリアであり、地区D、地区Eは通信エリア2(本例では、通信エリアR2)を管轄するエリアである。つまり、本例では、移動局1、移動局2、移動局3は通信エリア1を希望し、移動局4、移動局5は通信エリア2を希望する。
本例では、図7に示されるような情報が、例えば予め、各移動局装置5の内部の記憶装置(例えば、メモリ)に記憶されている。なお、各移動局装置5には、例えば、自装置(当該各移動局装置5)について、所属(又は、出場先)の地区を特定する情報と、通信エリア情報が記憶される。
図8には、本例の移動局装置5により行われる基地局切替処理(ハンドオフの処理)の手順の一例を示してある。
なお、ステップS22、S23、S24、S25の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS1、S2、S3、S4の処理と同様である。
また、ステップS26、S27、S28の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS5、S6、S7の処理と同様である。
また、ステップS30、S31の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS9、S10の処理と同様である。
本例では、移動局装置5の内部記憶装置には、予め、所定の地区(本例では、地区Aとする)に所属していること(又は、地区Aを出場先とすること)が設定されている(ステップS21)。これにより、移動局装置5には、自装置が所属する(又は、出場先とする)通信エリアR1、R2へ例えば優先的に切り替えることが設定される。
移動局装置5は、捕捉している基地局装置の受信電界レベルを測定するとともに(ステップS22)、隣接する基地局装置の受信電界レベルを測定し(ステップS24)、捕捉している基地局装置の受信電界レベルが閾値より低くなった場合には(ステップS23)、捕捉している基地局装置の受信電界レベルと隣接する基地局装置の受信電界レベルを比較する(ステップS25)。
上記の比較の結果、隣接する基地局装置の受信電界レベルが捕捉している基地局装置の受信電界レベルより高かった場合には、この隣接する基地局装置の周波数へ切り替え(ステップS26)、当該基地局装置を捕捉し(ステップS27)、当該基地局装置からの報知情報を受信して取得する(ステップS28)。
そして、移動局装置5は、この切り替え可能な隣接する基地局装置の通信エリアR1、R2が、自装置(当該移動局装置5)が所属する(又は、出場先とする)地区Aに対応した通信エリアであるか否かを判定する(ステップS29)。
この判定の結果、この隣接する基地局装置の通信エリアR1、R2が自装置が所属する(又は、出場先とする)地区Aに対応した通信エリアである場合(両者の通信エリアが一致した場合)には、移動局装置5は、当該基地局装置に対して位置登録の要求を送信し(ステップS30)、当該基地局装置から送信される位置登録の許可を受信して(ステップS31)、ハンドオフ処理を完了とする。
ここで、移動局装置5は、ステップS29の処理で、自装置が所属する(又は、出場先とする)地区Aの通信エリアR1、R2に対応しない隣接する基地局装置であった場合には、再び最初の受信電界測定処理(ステップS22、S24)へ戻る。
なお、本例では、図4に示されるのと同様に図3に示されるような網番号の情報が用いられる場合に適用した例を示したが、他の構成例として、図6に示されるのと同様に図5に示されるような制御チャネル番号の情報が用いられる場合に適用されてもよい。
以上のように、本例の移動局装置5では、基地局切替処理(ハンドオフの処理)において、予め設定された所属の情報(又は、出場先の情報)に基づいて、当該移動局装置5が所属する(又は、出場先とする)地区に対応した通信エリアR1、R2の基地局装置3A〜3Dへ切り替えることができる。
従って、本例の移動局装置5では、例えば、自装置が所属する(又は、出場先とする)通信エリアR1、R2に送られてくる音声情報などを受信して、人に対して音声出力などすることができる。
本発明の第5実施例を説明する。
なお、本例では、上記した第1実施例〜第3実施例で説明したのと同様な事項については、詳しい説明を省略する。
本例では、移動局装置5により希望する通信エリアR1、R2の設定に関する一例を示す。
本例では、移動局装置5は、人(操作者)により操作されるキーなどからなり入力された情報を受け付ける操作部を有しており、通信を行うことを希望する地区(又は、直接的に、通信エリアR1、R2でもよい)を人により手動で設定することが可能な構成となっている。
具体例としては、消防自動車などの移動局装置5に予め所属する地区Aが設定されているが、他の地区Bへ応援に向かうようなときに、消防隊員が手動で当該移動局装置5に地区B(に対応する通信エリア)を設定するような場合が考えられる。
図9には、本例の移動局装置5により行われる基地局切替処理(ハンドオフの処理)の手順の一例を示してある。
なお、ステップS42、S43、S44、S45の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS1、S2、S3、S4の処理と同様である。
また、ステップS46、S47、S48の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS5、S6、S7の処理と同様である。
また、ステップS50、S51の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS9、S10の処理と同様である。
本例では、移動局装置5の操作者が当該移動局装置5に対して通信を行う地区(本例では、地区Aとする)を手動で設定する(ステップS41)。これにより、移動局装置5には、設定された地区Aに対応した通信エリア(例えば、通信エリアR1)へ例えば優先的に切り替えることが設定される。
移動局装置5は、捕捉している基地局装置の受信電界レベルを測定するとともに(ステップS42)、隣接する基地局装置の受信電界レベルを測定し(ステップS44)、捕捉している基地局装置の受信電界レベルが閾値より低くなった場合には(ステップS43)、捕捉している基地局装置の受信電界レベルと隣接する基地局装置の受信電界レベルを比較する(ステップS45)。
上記の比較の結果、隣接する基地局装置の受信電界レベルが捕捉している基地局装置の受信電界レベルより高かった場合には、この隣接する基地局装置の周波数へ切り替え(ステップS46)、当該基地局装置を捕捉し(ステップS47)、当該基地局装置からの報知情報を受信して取得する(ステップS48)。
そして、移動局装置5は、この切り替え可能な隣接する基地局装置の通信エリアR1、R2が、自装置(当該移動局装置5)に設定された地区Aに対応した通信エリアであるか否かを判定する(ステップS49)。
この判定の結果、この隣接する基地局装置の通信エリアR1、R2が自装置に設定された地区Aに対応した通信エリアである場合(両者の通信エリアが一致した場合)には、移動局装置5は、当該基地局装置に対して位置登録の要求を送信し(ステップS50)、当該基地局装置から送信される位置登録の許可を受信して(ステップS51)、ハンドオフ処理を完了とする。
ここで、移動局装置5は、ステップS49の処理で、自装置に設定された地区Aの通信エリアR1、R2に対応しない隣接する基地局装置であった場合には、再び最初の受信電界測定処理(ステップS42、S44)へ戻る。
なお、本例では、図4に示されるのと同様に図3に示されるような網番号の情報が用いられる場合に適用した例を示したが、他の構成例として、図6に示されるのと同様に図5に示されるような制御チャネル番号の情報が用いられる場合に適用されてもよい。
以上のように、本例の移動局装置5では、基地局切替処理(ハンドオフの処理)において、手動で設定された出場先地点の情報(本例では、地区の情報)に基づいて、設定内容に対応した通信エリアR1、R2の基地局装置3A〜3Dへ切り替えることができる。
従って、本例の移動局装置5では、例えば、手動で設定された内容に基づいて、希望する通信エリアR1、R2に送られてくる音声情報などを受信して、人に対して音声出力などすることができる。
本発明の第6実施例を説明する。
なお、本例では、上記した第1実施例〜第3実施例で説明したのと同様な事項については、詳しい説明を省略する。
本例では、移動局装置5により希望する通信エリアR1、R2の設定に関する一例を示す。
本例では、指令装置1が移動局装置5に対して、当該移動局装置5が出場先とすべき地区を特定する情報(地区データ)を回線制御装置2や基地局装置3A〜3Dを介して送信する。移動局装置5は、指令装置1から受信した地区データに基づいて、自装置(当該移動局装置5)の出場先となる地区を設定し、当該地区に対応した通信エリアR1、R2へ切り替えるようにする。
なお、地区データは、例えば、指令装置1から各移動局装置5毎に対して送信される。
具体例としては、消防自動車などの移動局装置5に予め所属する地区Aが設定されているが、人(指令者)が指令装置1から当該移動局装置5に対して他の地区Bへ応援に向かうように指示するようなときに、指令装置1から当該移動局装置5に対して地区B(に対応する通信エリア)を設定するように地区データを送信する場合が考えられる。
図10には、本例の移動局装置5により行われる基地局切替処理(ハンドオフの処理)の手順の一例を示してある。
なお、ステップS63、S64、S65、S66の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS1、S2、S3、S4の処理と同様である。
また、ステップS67、S68、S69の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS5、S6、S7の処理と同様である。
また、ステップS71、S72の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS9、S10の処理と同様である。
本例では、移動局装置5が、指令装置1から送信された地区データを受信し(ステップS61)、受信した地区データに基づいて、出場先とする地区(本例では、地区Aとする)に対応した通信エリア(例えば、通信エリアR1)を設定する(ステップS62)。これにより、移動局装置5には、設定された地区Aに対応した通信エリアR1へ例えば優先的に切り替えることが設定される。
移動局装置5は、捕捉している基地局装置の受信電界レベルを測定するとともに(ステップS63)、隣接する基地局装置の受信電界レベルを測定し(ステップS65)、捕捉している基地局装置の受信電界レベルが閾値より低くなった場合には(ステップS64)、捕捉している基地局装置の受信電界レベルと隣接する基地局装置の受信電界レベルを比較する(ステップS66)。
上記の比較の結果、隣接する基地局装置の受信電界レベルが捕捉している基地局装置の受信電界レベルより高かった場合には、この隣接する基地局装置の周波数へ切り替え(ステップS67)、当該基地局装置を捕捉し(ステップS68)、当該基地局装置からの報知情報を受信して取得する(ステップS69)。
そして、移動局装置5は、この切り替え可能な隣接する基地局装置の通信エリアR1、R2が、自装置(当該移動局装置5)に設定された地区Aに対応した通信エリアであるか否かを判定する(ステップS70)。
この判定の結果、この隣接する基地局装置の通信エリアR1、R2が自装置に設定された地区Aに対応した通信エリアである場合(両者の通信エリアが一致した場合)には、移動局装置5は、当該基地局装置に対して位置登録の要求を送信し(ステップS71)、当該基地局装置から送信される位置登録の許可を受信して(ステップS72)、ハンドオフ処理を完了とする。
ここで、移動局装置5は、ステップS70の処理で、自装置に設定された地区Aの通信エリアR1、R2に対応しない隣接する基地局装置であった場合には、再び最初の受信電界測定処理(ステップS63、S65)へ戻る。
なお、本例では、図4に示されるのと同様に図3に示されるような網番号の情報が用いられる場合に適用した例を示したが、他の構成例として、図6に示されるのと同様に図5に示されるような制御チャネル番号の情報が用いられる場合に適用されてもよい。
以上のように、本例の移動局装置5では、指令装置1から受信した地区データに基づいて出場先地点を設定し、基地局切替処理(ハンドオフの処理)において、設定された出場先地点の情報(本例では、地区の情報)に基づいて、設定内容に対応した通信エリアR1、R2の基地局装置3A〜3Dへ切り替えることができる。
従って、本例の移動局装置5では、例えば、指令装置1からの指令により設定された内容に基づいて、希望する通信エリアR1、R2に送られてくる音声情報などを受信して、人に対して音声出力などすることができる。
本発明の第7実施例を説明する。
なお、本例では、上記した第1実施例〜第6実施例で説明したのと同様な事項については、詳しい説明を省略する。
本例では、移動局装置5は、希望する通信エリアR1、R2に対応する基地局装置3A〜3Dへ切り替え(ハンドオフ)を行う態様として、優先的に行う態様と、固定的に行う態様を切り替える機能を有している。
このような優先又は固定の切り替えを行う構成としては、例えば、移動局装置5が有する操作部を人(操作者)が手動で操作して指示を入力することにより行う構成や、或いは、外部の指令装置1などから受信された指示の情報に基づいて行う構成を用いることができる。
ここで、移動局装置5は、希望する通信エリアR1、R2に対応する基地局装置3A〜3Dへ切り替え(ハンドオフ)を行う態様として、優先的に行う態様が設定されている場合には、現在に捕捉している基地局装置に対して切り替え可能な隣接する基地局装置の中で希望する通信エリアR1、R2に対応する基地局装置を検索したが、このような隣接する基地局装置が見つからなかったときには、希望する通信エリアR1、R2には対応しない切り替え可能な隣接する基地局装置へ切り替えを行う。
一方、移動局装置5は、希望する通信エリアR1、R2に対応する基地局装置3A〜3Dへ切り替え(ハンドオフ)を行う態様として、固定的に行う態様が設定されている場合には、現在に捕捉している基地局装置に対して切り替え可能な隣接する基地局装置の中で希望する通信エリアR1、R2に対応する基地局装置を検索したが、このような隣接する基地局装置が見つからなかったときには、基地局装置の切り替えは行わない。
なお、移動局装置5が、希望する通信エリアR1、R2に対応する基地局装置を検索した場合に、このような隣接する基地局装置が見つからなかったと判定する条件としては、種々な条件が用いられてもよく、例えば、候補となる全ての隣接する基地局装置について検索したが見つからなかったときに希望する隣接する基地局装置が見つからなかったと判定する態様や、或いは、予め設定された所定の時間(タイムアウトの時間)だけ検索を行って見つからなかったときに希望する隣接する基地局装置が見つからなかったと判定する態様などを用いることができる。
図11には、本例の移動局装置5が希望する通信エリアR1、R2に対応する基地局装置へ優先的に切り替え(ハンドオフ)を行う場合に、本例の移動局装置5により行われる基地局切替処理(ハンドオフの処理)の手順の一例を示してある。
なお、ステップS81、S82、S83、S84の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS1、S2、S3、S4の処理と同様である。
また、ステップS85、S86、S87、S88の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS5、S6、S7、S8の処理と同様である。
また、ステップS90、S91の処理は、それぞれ、図4に示されるステップS9、S10の処理と同様である。
移動局装置5は、捕捉している基地局装置の受信電界レベルを測定するとともに(ステップS81)、隣接する基地局装置の受信電界レベルを測定し(ステップS83)、捕捉している基地局装置の受信電界レベルが閾値より低くなった場合には(ステップS82)、捕捉している基地局装置の受信電界レベルと隣接する基地局装置の受信電界レベルを比較する(ステップS84)。
上記の比較の結果、隣接する基地局装置の受信電界レベルが捕捉している基地局装置の受信電界レベルより高かった場合には、この隣接する基地局装置の周波数へ切り替え(ステップS85)、当該基地局装置を捕捉し(ステップS86)、当該基地局装置からの報知情報を受信して取得する(ステップS87)。
そして、移動局装置5は、この切り替え可能な隣接する基地局装置の通信エリアR1、R2が、自装置(当該移動局装置5)により希望する通信エリアであるか否かを判定する(ステップS88)。
この判定の結果、この隣接する基地局装置の通信エリアR1、R2が自装置により希望する通信エリアである場合(両者の通信エリアが一致した場合)には、移動局装置5は、当該基地局装置に対して位置登録の要求を送信し(ステップS90)、当該基地局装置から送信される位置登録の許可を受信して(ステップS91)、ハンドオフ処理を完了とする。
一方、移動局装置5は、ステップS88の処理で、自装置により希望する通信エリアR1、R2に対応しない隣接する基地局装置であった場合には、全てのチャネル(例えば、候補となる全ての隣接する基地局装置)について検索したか否かを判定し(ステップS89)、未だに全てのチャネルについて検索が完了していない場合には、元の現在に捕捉している基地局装置の周波数へ切り替えて、再び最初の受信電界測定処理(ステップS81、S83)へ戻り、他の隣接する基地局装置について上記と同様な処理を行う。
また、上記の判定の結果、全てのチャネルについて検索したが、希望する隣接する基地局装置が見つからなかった場合には、捕捉している基地局装置の受信電界レベルより高い受信電界レベルである隣接する基地局装置の中に希望する通信エリアに対応するものが存在しないこととなり(ステップS92)、移動局装置5は、希望する通信エリアには対応しないが切り替え可能な隣接する基地局装置へ切り替え(ハンドオフ)を行う。具体的には、移動局装置5は、切り替え可能な隣接する基地局装置の周波数へ切り替え(ステップS93)、当該基地局装置を捕捉し(ステップS94)、当該基地局装置からの報知情報を受信して取得し(ステップS95)、当該基地局装置に対して位置登録の要求を送信し(ステップS96)、当該基地局装置から送信される位置登録の許可を受信して(ステップS97)、ハンドオフ処理を完了とする。
なお、本例では、図4に示されるのと同様に図3に示されるような網番号の情報が用いられる場合に適用した例を示したが、他の構成例として、図6に示されるのと同様に図5に示されるような制御チャネル番号の情報が用いられる場合に適用されてもよい。
以上のように、本例の移動局装置5では、設定された通信エリアR1、R2に対応した基地局装置3A〜3Dへ優先的に切り替え(ハンドオフ)を行って通信するか、或いは、設定された通信エリアR1、R2に対応した基地局装置3A〜3Dのみへ固定的に切り替え(ハンドオフ)を行って通信するかを切り替えることができる。
従って、本例の移動局装置5では、優先的な切り替えを行う場合には、希望する通信エリアR1、R2とは異なる通信エリアに対応する基地局装置へも切り替えを行うことが可能であるため、例えば、移動局装置5が圏外となることを防ぐことができる。また、本例の移動局装置5では、固定的な切り替えを行う場合には、希望する通信エリアR1、R2以外の通信エリアに対応する基地局装置へは切り替えられないため、希望する通信エリア以外の通信を禁止することができる。
本発明の第8実施例を説明する。
なお、本例では、上記した第1実施例〜第7実施例で説明したのと同様な事項については、詳しい説明を省略する。
本例では、移動局装置5は、自装置(当該移動局装置5)により希望する通信エリアR1、R2に対応する基地局装置3A〜3Dを全く捕捉することができない場合には、移動局間直接通信モードへ移行して、直接的に通信することが可能な他の移動局装置を探し、このような他の移動局装置が見つかった場合には、当該他の移動局装置との間で無線により通信する。
なお、本例の態様は、希望する通信エリアR1、R2に対応する基地局装置3A〜3Dが見つからない場合には、他の通信エリアに対応する基地局装置へは切り替えを行わない固定的な切り替えの一態様であると考えることもできる。
図12を参照して、移動局間直接通信モードについて説明する。
図12には、基地局装置11と、当該基地局装置11の個別通信エリア12と、当該個別通信エリア12内に存在して当該基地局装置11を通信相手として捕捉している移動局装置21と、いずれの基地局装置も捕捉していない移動局装置22を示してある。
ここで、移動局装置22は、例えば、いずれの基地局装置の個別通信エリア内にも存在しておらず、或いは、希望する通信エリアR1、R2に対応した基地局装置が見つからないために、いずれの基地局装置も捕捉していない。
基地局装置11を捕捉している移動局装置21は、当該基地局装置11により使用される周波数f1を使用して当該基地局装置11との間で無線通信を行うとともに、例えば、所定の周期などのタイミングで、移動局間直接通信用の周波数f2(周波数f1とは異なるもの)を使用して、移動局間直接通信を要求する他の移動局装置が存在するか否かを検出する。
一方、いずれの基地局装置も捕捉していない移動局装置22は、移動局間直接通信用の周波数f2を使用して、移動局間直接通信を要求する信号を無線により送信する。
そして、基地局装置11を捕捉している移動局装置21が、他の移動局装置22から無線送信された移動局間直接通信の要求信号を受信した場合には、これに対する応答信号を当該他の移動局装置22に対して無線送信することにより、これら2台の移動局装置21、22の間で周波数f2を使用して移動局間直接通信が行われる。この通信は、例えば、トランシーバ機能のようなものであると考えることもできる。
以上のように、本例の移動局装置5(図12では、例えば、移動局装置22)では、例えば、希望する通信エリアR1、R2に対応する基地局装置の検索が失敗して捕捉することができない場合には、移動局間直接通信モードへ移行して、移動局間直接通信を行う相手(別の移動局装置)を探す。
従って、本例の移動局装置5では、希望する通信エリアR1、R2に対応する基地局装置を捕捉することができない場合には、別の移動局装置(図12では、例えば、移動局装置21)との間で移動局間直接通信を行うことにより、例えば、指令装置1から当該別の移動局装置へ送られる音声情報などを当該別の移動局装置から受信して取得することなどが可能である。
本発明の第9実施例を説明する。
本例では、本発明を適用することが可能なシステムの一例を示す。
図13には、防災デジタル無線システムの一例である消防デジタル無線システムの構成例を示してある。
本例の消防デジタル無線システムは、操作部41と表示部42と記憶部43を有する指令装置(指令卓)31と、回線制御装置(無線回線制御装置)32と、複数であるn個の基地局装置G1〜Gnと、複数であるn個の遠隔制御器H1〜Hnと、複数であるm個の移動局装置I1〜Imを備えている。
各移動局装置I1〜Imは、車載機51と携帯機52から構成されており、また、携帯機52を置くための置台53を有している。
本例の消防デジタル無線システムは、東京都など各都道府県の地域防災のために用いることができる。本例では、指令装置31や回線制御装置32は防災センタに設置されており、各基地局装置G1〜Gnは消防署内或いはビルの上や街中や山上などの外部に設置されており、各遠隔制御器H1〜Hnは消防署内に設置されており、各移動局装置I1〜Imは消防車或いは救急車などの車両に設置されている。
各車両では、例えば、車載機51や置台53が当該各車両に取り付けられるなどして搭載されており、携帯機52は人により持ち運ぶことや置台53に置くことが可能になっている。
なお、図13に示されるのと同様なシステムを複数設けて、いずれかのシステムを運用するとともに他のシステムを予備として待機させ、運用しているシステムが故障したときに予備のシステムを運用させることで全体の運用を継続させるような構成とすることも可能である。
また、基地局装置G1〜Gnとの間で通信する配下の装置としては、例えば、固定機、半固定機、携帯機、可搬機など、種々なものが用いられてもよい。
本例の消防デジタル無線システムにおいて行われる動作の概要を示す。
指令装置31では、操作部41が人(指令者)により操作されることにより各種の指示や情報を入力し、表示部42が表示対象となる各種の情報を画面に表示出力し、メモリから構成された記憶部43が記憶対象となる各種の情報を記憶する。
指令者は、指令装置31から配下の装置(回線制御装置32、基地局装置G1〜Gn、遠隔制御器H1〜Hn、移動局装置I1〜Im)へ各種の指示を送信することができる。また、指令者は、指令装置31が配下の装置から受信した各種の情報を画面表示により見ることができる。また、必要な情報は、記憶部43に保持される。
回線制御装置32は、例えば有線で指令装置31と複数の基地局装置G1〜Gnと接続されており、これらの間の通信を中継し、また、無線回線などに関する各種の制御を行う。
各基地局装置G1〜Gnは、通信可能な領域(エリア)に存在する移動局装置I1〜Imとの間で無線により通信し、また、有線で接続された各遠隔制御器H1〜Hnとの間で通信する。
各遠隔制御器H1〜Hnは、有線で接続された各基地局装置G1〜Gnとの間で通信し、例えば、移動局装置と同様な機能を有しており、人(署員)により操作などされる。
各移動局装置I1〜Imは、当該各移動局装置I1〜Imが収容される基地局装置G1〜Gnとの間で無線により通信する。
図14には、車載機51の構成例及び携帯機52の構成例を示してある。
車載機51は、アンテナ61と、無線部62と、キー操作部63と、表示部64と、マイクを有するマイク部65と、例えば2つのスピーカを有するスピーカ部66と、メモリ67と、携帯インタフェース68と、制御部69を備えている。
携帯機52は、アンテナ71と、無線部72と、キー操作部73と、表示部74と、マイクを有するマイク部75と、スピーカを有するスピーカ部76と、メモリ77と、車載インタフェース78と、制御部79を備えている。
ここで、車載機51が有する内部の処理機能と携帯機52が有する内部の処理機能は、例えばスピーカの数が異なるなどの相違はあるが、概略的には、同様である。
車載機51では、無線部62がアンテナ61により基地局装置G1〜Gnとの間で信号を無線送信や無線受信し、キー操作部63が人(使用者)からのキー操作を受け付け、表示部64が使用者に対して情報を画面に表示し、マイク部65が使用者などにより発せられる音(音声)を入力し、スピーカ部66が使用者に対して音(音声)を出力し、メモリ67が例えば呼び出されるための電話番号となる呼出情報(ID情報)を記憶し、携帯インタフェース68が携帯機52の車載インタフェース78との間で例えば光信号により通信し、制御部69が各種の制御を行う。
同様に、携帯機52では、無線部72がアンテナ71により基地局装置G1〜Gnとの間で信号を無線送信や無線受信し、キー操作部73が人(使用者)からのキー操作を受け付け、表示部74が使用者に対して情報を画面に表示し、マイク部75が使用者などにより発せられる音(音声)を入力し、スピーカ部76が使用者に対して音(音声)を出力し、メモリ77が例えば呼び出されるための電話番号となる呼出情報(ID情報)を記憶し、車載インタフェース78が車載機51の携帯インタフェース68との間で例えば光信号により通信し、制御部79が各種の制御を行う。
ここで、車載機51のメモリ67に記憶される呼出情報(ID情報)と携帯機52のメモリ77に記憶される呼出情報(ID情報)としては、同一の情報が設定される。
また、車載機51と携帯機52とは、携帯機52が置台53に置かれた状態では携帯インタフェース68と車載インタフェース78との間で通信することが可能であるが、例えば、携帯機52が置台53から取り外されて持ち運ばれる状態では携帯インタフェース68と車載インタフェース68との間では通信しない。
本例では、携帯機52が置台53にセットされている(置かれている)状態では、携帯機52は特に機能せず、基地局装置G1〜Gnからの受信や、基地局装置G1〜Gnへの送信や、キー入力や、表示出力や、音声入力や、音声出力などは全て車載機51により行われる。
一方、携帯機52が置台53から取り外された状態では、携帯機52により基地局装置G1〜Gnからの受信や、基地局装置G1〜Gnへの送信や、キー入力や、表示出力や、音声入力や、音声出力などの全てが行われ、この状態では、車載機51により基地局装置G1〜Gnからの受信や、表示出力や、音声出力のみが行われる。つまり、車載機51と携帯機52とは同一の呼出情報(ID情報)が設定されており、受信は両方で同時に行うことが可能であるが、送信は片方ずつ行う構成となっている。
なお、置台53から取り外された携帯機52は、車載機51を介さずに、基地局装置G1〜Gnとの間で直接的に無線通信する。この点は、通常の親子電話の子機とは異なる点であると考えられる。
また、携帯機52が置台53にセットされた状態や置台53から取り外された状態は、車載機51や携帯機52により検出されて、それぞれの制御部69、79によりそのときの状態に応じて実行可能な機能(或いは、実行不可能な機能)が設定される。
また、車載機51では、2つのスピーカを有しており、例えば、携帯機52が置台53から取り外された状態では、基地局装置G1〜Gnから携帯機52へ送信される通話の内容を一のスピーカから音声出力するとともに、携帯機52から基地局装置G1〜Gnへ送信される通話の内容を他のスピーカから音声出力する。
一例として、消防車などに移動局装置I1〜Imが設けられており、当該消防車などが火災などの現場にいて、或る隊員が携帯機52を持って当該消防車などの外部に出て活動し、他の隊員が当該消防車などの内部で待機する際に、当該他の隊員は車載機51から出力される音声を聞くことにより、携帯機52と基地局装置G1〜Gnとの間で行われる通話の内容を聞くことができる。
なお、例えば、基地局装置G1〜Gnから移動局装置I1〜Imへの下りの通信と、移動局装置I1〜Imから基地局装置G1〜Gnへの上りの通信とでは、異なる周波数が用いられる。
また、基地局装置G1〜Gnの側(例えば、指令装置31)と移動局装置I1〜Imとの間の通信としては、例えば、プレストーク通信が行われる構成が用いられてもよく、或いは、通常の携帯電話のような両方向同時通信が行われる構成が用いられてもよく、或いは、他の態様の通信が行われる構成が用いられてもよい。また、基地局装置G1〜Gnの側から移動局装置I1〜Imへ報知のための情報を送信して、移動局装置I1〜Imが当該情報の受信に応じて当該情報を(自動的に)出力するような構成を用いることもできる。
消防車の場合には、例えば、プレストーク通信が用いられ、指令装置31から複数の消防車の移動局装置I1〜Imを呼び出してグループ通信(例えば、事業リンクでのグループ通信)し、このグループ内でプレストーク通信することにより、これら複数の消防車により同一の火災現場の処置を行うことができる。
救急車の場合には、例えば、通常の電話のような通信が用いられ、発話(発呼)及び受話により通話を行うことができる。
また、例えば、車載機51と携帯機52との間で離れた所でも無線により通信することが可能な機能を車載機51及び携帯機52に設けることも可能である。この場合、一例として、トンネル内などの不感地帯で携帯機52を車両の外部に持ち出すときに、車載機51と携帯機52をトランシーバのように用いて互いに通話することができる。
本発明の第10実施例を説明する。
本例では、TDMA方式を使用するデジタル無線システムにおいて、移動局装置の移行先(ハンドオフの先)とする基地局装置を手動で選択する構成について説明する。
なお、移動局装置としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、携帯機、可搬機、固定機、半固定機などを用いることができる。
本例では、基地局装置は、自局装置(当該基地局装置)に隣接している周辺の基地局装置(周辺基地局装置)の周波数情報を報知情報及びシステム情報により移動局装置へ通知する。移動局装置は、基地局装置から通知されるその情報を基に自局受信レベル及び周辺ゾーン受信レベルの検出を行い、レベル劣化等の判定を行う。
ここで、背景技術においては、移動局装置による基地局装置の移行(ハンドオフ)は、より受信レベルが高い基地局装置へ移行するように自動的に行われる。
しかしながら、このような背景技術では、移動局装置により捕捉する基地局装置を人(操作者)により選択することができなかったため、例えば、専用チャネル通信などによって基地ゾーン毎に異なる通信事案で運用しているような場合には、移動局装置が意図しない基地局装置へ自動で移行してしまうといった問題が発生し得る。また、基地ゾーンの境界などのように受信レベルが不安定である場所では、移動局装置による基地局装置の移行が頻発し、通信中である場合には通信品質が劣化するといった問題が発生し得る。
本例では、このような問題を解消することができる移動局装置の構成を示す。
図16には、TDMA方式を使用する狭帯域のデジタル移動通信システムの一例を示してある。
本例のデジタル移動通信システムは、統制局装置(指令装置)101と、複数の移動局装置102a〜102e、103a〜103cを有している。
なお、移動局装置としては、例えば、自動車などの車両に搭載された車載型の移動局装置102a〜102eや、人により携帯される携帯型の移動局装置103a〜103cがあり、本例では、いずれの移動局装置に適用されてもよい。
統制局装置101は、基地局装置121と、当該基地局装置を制御等する統制台(或いは、内線電話等)111を備えている。
基地局装置121は、制御を行う制御装置112と、無線通信を行う無線装置113と、受信アンテナ114と、送信アンテナ115から構成されている。
図16には、基地局装置121の基地ゾーン(本例では、個別通信エリア)131を示してある。
図17には、移動局装置による基地局装置の移行(ハンドオフ)の動作の様子の一例を示してある。
具体的には、4個の基地局装置121A、121B、121C、121Dと、それぞれの基地局装置121A〜121Dの基地ゾーン131A〜131Dと、移動局装置122(例えば、図16に示される移動局装置102a〜102e、103a〜103cに相当するもの)を示してある。
各基地局装置121A〜121Dは、自局に隣接している周辺基地局装置の周波数情報(周辺基地局情報)141A〜141Dを報知情報及びシステム情報により移動局装置122に対して通知している。移動局装置122は、その情報を基に、次に移行すべき基地局装置を決定し、位置登録を自動で切り替える。例えば、通信中の移動局装置122は、通信を切断することなく、自動的に基地局装置を切り替えて通信を継続する。
図18には、基地ゾーンの境界付近の様子の一例を示してある。
具体的には、基地局装置131Aの基地ゾーン131Aと基地局装置121Bの基地ゾーン131Bとの境界付近に、移動局装置122aと移動局装置122bが存在する場合を示してある。
この場合、基地ゾーンの境界付近では、基地局装置121Aにより使用される無線の周波数fAと基地局装置121Bにより使用される無線の周波数fBが輻輳している。
通常、移動局装置122bは、周期的に、捕捉している基地局装置121Aからの受信レベル及び周辺基地局装置121Bからの受信レベルを検出しており、捕捉している基地局装置121Aからの受信レベルが低下すると、より受信レベルが高い他の基地局装置(本例では、基地局装置121B)へ移行する。
これに対して、捕捉する基地局装置として例えば基地局装置121Aを捕捉するように選択されている移動局装置122aでは、捕捉している基地局装置121Aからの受信レベルが低下してきても、当該基地局装置121Aを捕捉し続ける。
本例では、移動局装置122aの操作者が手動で当該移動局装置122aの操作部を操作することにより、当該移動局装置122aが捕捉すべき基地局装置を指示することができる。
図19には、本例の移動局装置122により基地局装置121A〜121Dの移行(ハンドオフ)を判定する処理の手順の一例を示してある。
移動局装置122は、捕捉している基地局装置からの受信レベルと周辺基地局装置からの受信レベルを周期的に検出している(ステップS201)。
移動局装置122は、捕捉すべき基地局装置が選択されて設定されているか否かを判定し(ステップS202)、捕捉すべき基地局装置が設定されている場合には、現在に捕捉している基地局装置(ここでは、捕捉すべき基地局装置)との接続を維持する(ステップS206)。
一方、捕捉すべき基地局装置が移動局装置122に設定されていない場合には、移動局装置122は、捕捉している基地局装置からの受信レベルが例えば所定の閾値よりも劣化したか否かを判定し(ステップS203)、劣化していなければ、現在に捕捉している基地局装置との接続を維持する(ステップS206)。
また、捕捉している基地局装置からの受信レベルが劣化した場合には、移動局装置122は、移行可能な周辺基地局装置が存在するか否かを判定し(ステップS204)、存在する場合には、その周辺基地局装置へ移行する(ハンドオフを行う)処理を実行する(ステップS205)。一方、移行可能な周辺基地局装置が存在しない場合には、移動局装置122は、現在に捕捉している基地局装置との接続を維持する(ステップS206)。
図20には、操作者が手動で、移動局装置122に対して捕捉すべき基地局装置を選択して設定する処理の流れの一例を示してある。
(1)移動局装置122は、基地局装置121Aを捕捉しており、常に、当該基地局装置121Aからの受信レベルを計測(検出)するとともに、当該基地局装置121Aからの報知情報により通知される周辺基地局情報に基づいて、周辺基地局装置(本例では、基地局装置121B、121C)からの受信レベルを計測している。
ここで、図21には、移動局装置122が有するメモリに記憶される周辺基地局テーブルの一例を示してある。
本例の周辺基地局テーブルでは、各基地局装置121A〜121Dを識別する情報である基地局番号と、各基地局装置121A〜121Dにより使用される無線の周波数と、各基地局装置121A〜121Dからの受信レベルが対応付けられている。
なお、周辺基地局テーブルでは、周辺基地局装置に関する情報が格納されるが、例えば、捕捉している基地局装置に関する情報が一緒に格納されてもよい。
(2)操作者(利用者)が、移動局装置122の操作部を操作して、周辺の基地局一覧の表示を要求する。
(3)すると、移動局装置122は、移行することが可能な基地局装置の一覧を当該移動局装置122の表示部に表示する。本例の移動局装置122では、保持している基地局装置に関する情報に基づいて、移行可能な基地局装置の一覧を、受信レベルが大きい方から順に、表示部に表示する。
ここで、図22(a)、(b)には、基地局一覧の表示例を示してある。
図22(a)には、ハンドセットを用いた場合における表示部の表示領域151の一例を示してある。
この例では、表示領域151が狭いことから、一画面では1個の基地局装置に関する情報(基地局装置の番号及び受信レベルを表す受信感度)が表示され、操作者によるキー操作により1つ次の基地局装置或いは1つ前の基地局装置に関する情報を表示するように切り替えることができる。ここで、複数の基地局装置に関する情報の並び順としては、受信レベルの大きさの順となっている。
図22(b)には、操作表示器を用いた場合における表示領域152の一例を示してある。
この例では、一画面に複数の基地局装置に関する情報(基地局装置の番号及び受信レベル)が表示される。ここで、複数の基地局装置に関する情報の並び順としては、受信レベルの大きさの順となっており、本例では、受信レベルが大きい方が画面の上の方に表示される。
(4)操作者は、一覧表示された基地局装置の中から捕捉を希望する基地局装置を選択して、移動局装置122に対して指示を与える。
(5)移動局装置122は、与えられた指示に基づいて、操作者により選択された基地局装置(例えば、基地局装置121B)を例えば固定的に捕捉することとし、当該基地局装置に対応する周波数を無線通信に使用するように切り替え、当該基地局装置に対して位置登録を要求する。これにより、移動局装置122は、当該基地局装置を捕捉する。
ここで、本例では、操作者が移動局装置122の操作部を操作し、移動局装置122の表示部に情報を表示する構成としたが、他の構成例として、移動局装置122との間で基地局装置121A〜121Dを介して通信を行う統制局装置101などに操作部や表示部を設けて、操作者が統制局装置101などにおいて操作部を操作し、統制局装置101などにおいて表示部に表示を行うような構成を用いることも可能である。
また、操作部と表示部の両方の機能を有するタッチパネル方式の表示画面などが用いられてもよい。
以上のように、本例では、移動局装置122の移行先とする基地局装置121A〜121Dを操作者により手動で選択して設定することができる。
本例では、移動局装置122の操作者(利用者)が操作部を手動で操作することにより、移行可能な基地局装置を一覧表示させることができ、また、基地局装置の一覧表示とともに、操作者が移行先とする基地局装置を判断するために必要な受信入力電界(受信レベル)等の情報を表示する。
従って、本例では、移動局装置122により捕捉する基地局装置を手動操作により選択することが可能であり、例えば、専用チャネル通信などにより基地ゾーン毎に異なる通信事案で運用しているような場合に、移動局装置122が捕捉する基地局装置を固定することができるため、意図しない基地局装置へ勝手に移行してしまうことを防ぐことができる。また、例えば、移動局装置122が基地ゾーンの境界付近に存在するときには、捕捉する基地局装置を固定することにより、通信中のハンドオフが頻発することを防止することができる。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 報知情報の一例を示す図である。 報知情報内の網番号の一例を示す図である。 本発明の第1実施例に係る基地局切替処理の手順の一例を示す図である。 報知情報内の制御チャネル番号の一例を示す図である。 本発明の第2実施例に係る基地局切替処理の手順の一例を示す図である。 所属又は出場先と通信エリアとの対応の一例を示す図である。 本発明の第4実施例に係る基地局切替処理の手順の一例を示す図である。 本発明の第5実施例に係る基地局切替処理の手順の一例を示す図である。 本発明の第6実施例に係る基地局切替処理の手順の一例を示す図である。 本発明の第7実施例に係る基地局切替処理の手順の一例を示す図である。 移動局装置の間における直接通信の一例を示す図である。 消防デジタル無線システムの構成例を示す図である。 車載機及び携帯機の構成例を示す図である。 基地局切替処理の手順の一例を示す図である。 本発明の第10実施例に係るTDMA方式を使用する狭帯域のデジタル移動通信システムの一例を示す図である。 移動局装置による基地局装置の移行(ハンドオフ)の動作の様子の一例を示す図である。 基地ゾーンの境界付近の様子の一例を示す図である。 移動局装置により基地局装置の移行(ハンドオフ)を判定する処理の手順の一例を示す図である。 操作者が手動で移動局装置に対して捕捉すべき基地局装置を選択して設定する処理の流れの一例を示す図である。 移動局装置に記憶される周辺基地局テーブルの一例を示す図である。 基地局一覧の表示例を示す図である。
符号の説明
1、31・・指令装置、 2、32・・回線制御装置、 3A〜3D、11、G1〜Gn・・基地局装置、 4A〜4D、12・・個別通信エリア、 R1、R2・・通信エリア、 5、21、22、I1〜Im・・移動局装置、 41・・操作部、 42、64、74・・表示部、 43・・記憶部、 51・・車載機、 52・・携帯機、 53・・置台、 H1〜Hn・・遠隔制御器、 61、71・・アンテナ、 62、72・・無線部、 63、73・・キー操作部、 65、75・・マイク部、 66、76・・スピーカ部、 67、77・・メモリ、 68・・携帯インタフェース、 69、79・・制御部、 78・・車載インタフェース、
101・・統制局装置、 102a〜102e、103a〜103c、122、122a、122b・・移動局装置、 111・・統制台、 112・・制御装置、 113・・無線装置、 114・・受信アンテナ、 115・・送信アンテナ、 121、121A〜121D・・基地局装置、 131、131A〜131D・・基地ゾーン、 141A〜141D・・周辺基地局情報、 151、152・・表示領域、

Claims (3)

  1. 基地局装置と無線により通信する移動局装置において、
    自装置が移動することが要求される通信エリアを特定する情報に基づいて、通信相手の候補となる基地局装置が当該通信エリアを形成するものであるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記通信相手の候補となる基地局装置が前記通信エリアを形成するものであると判定された場合に、当該基地局装置を通信相手とする処理を実行する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする移動局装置。
  2. 請求項1に記載の移動局装置において、
    前記自装置が移動することが要求される通信エリアを特定する情報を外部から入力する入力手段を備えた、
    ことを特徴とする移動局装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の移動局装置において、
    前記判定手段による判定を行って、通信相手とする基地局装置を検索する検索手段を備え、
    前記制御手段は、前記検索手段による検索が失敗した場合には、他の移動局装置と直接的に通信する処理を実行するモードへ移行する、
    ことを特徴とする移動局装置。
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