JP2008166161A - Gas circuit breaker - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、位相制御により消弧ガスの吹き付けタイミングを制御するガス遮断器に関するものである。 The present invention relates to a gas circuit breaker that controls the timing of arc-extinguishing gas blowing by phase control.
従来の位相制御ガス遮断器においては、例えば特許文献1に記載されているように、遮断器本体内部における蓄圧空間のガス圧力がガスの種類に応じて設定される閾値以上に上昇した期間に、遮断すべき電流零点を迎えるようなタイミングで遮断器本体の開極指令を与えるような開極指令設定装置が設けられている。 In the conventional phase control gas circuit breaker, for example, as described in Patent Document 1, in a period in which the gas pressure in the pressure accumulating space inside the circuit breaker body rises above a threshold set according to the type of gas, An opening command setting device is provided that gives an opening command for the circuit breaker body at a timing such that the current zero point to be interrupted is reached.
このような位相制御ガス遮断器にあっては、ガス遮断器を開極するのに必要な操作装置は、本体内部のパッファと称される蓄圧空間の消弧ガスを、アークからの熱入力による圧力反力に抗して圧縮を行うことにより実現され、そのような反力に対抗して圧力を制御するために大きな操作力の操作装置を用いる必要がある。しかしながらそのような操作装置は駆動のばらつきが大きくなることが考えられ、それらを小さく抑えて電流位相に同期させて制御することは難しく、また、遮断器は通常3相遮断器であるが、このような高精度の制御を行うには、各相を独立に駆動する3つの大型の高精度操作装置が必要となる。 In such a phase control gas circuit breaker, the operation device necessary to open the gas circuit breaker is configured to use arc extinguishing gas in a pressure accumulating space called a puffer inside the main body by heat input from the arc. It is realized by performing compression against the pressure reaction force, and it is necessary to use an operation device having a large operation force in order to control the pressure against such reaction force. However, it is considered that such an operating device has a large drive variation, and it is difficult to control them in synchronization with the current phase by keeping them small, and the circuit breaker is usually a three-phase circuit breaker. In order to perform such high-precision control, three large-sized high-precision operation devices that drive each phase independently are required.
また、操作装置により機械的な圧縮を行う蓄圧空間である機械パッファをまったく持たず、アーク熱によってのみ蓄圧を行う熱パッファのみを持つ遮断器や、熱パッファに補助的な手段として小電流を遮断するときにのみ用いる機械パッファを併用しているようなガス遮断器に対しては、アーク電流の時間変化によって圧力が変動するため蓄圧空間の圧力を遮断に必要な十分な圧力として電流零点時まで保持し、電流零点において放圧するというように時間的に制御することは困難であった。 In addition, it has no mechanical puffer, which is a pressure accumulating space for mechanical compression by the operating device, and has only a thermal puffer that accumulates pressure only by arc heat, or interrupts a small current as an auxiliary means to the heat puffer. For a gas circuit breaker that uses a mechanical puffer that is used only when the pressure is applied, the pressure fluctuates due to changes in the arc current over time. It has been difficult to control in terms of holding and releasing the pressure at the current zero point.
この発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、その目的は遮断性能および位相制御機能を向上させた安価なガス遮断器を得ることである。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to obtain an inexpensive gas circuit breaker with improved shut-off performance and phase control function.
この発明のガス遮断器は、絶縁ガスを封入した密閉容器と、上記密閉容器内に設けられた第1のコンタクトと、上記第1のコンタクトに対して相対的に開離して間にアーク領域を形成する第2のコンタクトと、上記第2のコンタクトを相対的に駆動して離接させる操作装置と、上記アーク領域を囲むノズルと、上記ノズルに連通し、開極時に上記絶縁ガスを上記アーク領域内のアークに吹き付けるパッファ装置と、遮断すべき電流が発生したとき開極指令を発生する開極指令装置とを備えたガス遮断器において、
上記パッファ装置と上記アーク領域との間に設けられた位相制御弁装置と、
上記位相制御弁装置を遮断電流の位相に基づいたタイミングで開放し、もって電流零点においても上記パッファ装置内の上記絶縁ガスの圧力が消弧に有効な圧力に維持されるようにした位相制御弁装置操作装置とを備えたことを特徴とするガス遮断器である。
The gas circuit breaker according to the present invention includes a sealed container filled with an insulating gas, a first contact provided in the sealed container, and an arc region between the first contact and the first contact. A second contact to be formed; an operating device for relatively driving and separating the second contact; a nozzle surrounding the arc region; and the nozzle communicated with the nozzle, and the arc is supplied to the insulating gas at the time of opening. In a gas circuit breaker comprising a puffer device that blows on an arc in a region and an opening command device that generates an opening command when a current to be interrupted is generated,
A phase control valve device provided between the puffer device and the arc region;
A phase control valve that opens the phase control valve device at a timing based on the phase of the cut-off current so that the pressure of the insulating gas in the puffer device is maintained at a pressure effective for extinction even at a current zero point. A gas circuit breaker comprising an apparatus operating device.
この発明によれば、ガス遮断器の蓄圧空間からアークへのガス吹き出し口に、系統の電流位相に同期して開閉を行う位相制御弁が設けてあるので、蓄圧空間の圧力を遮断に必要な十分な圧力として電流零点時まで保持し、電流零点において放圧するというように時間的に制御する効果を奏するものである。 According to this invention, since the phase control valve that opens and closes in synchronization with the current phase of the system is provided at the gas outlet from the pressure accumulating space of the gas circuit breaker to the arc, it is necessary to interrupt the pressure in the pressure accumulating space. It has an effect of temporal control such that it is maintained as a sufficient pressure until the current zero point and is released at the current zero point.
実施の形態1.
図1〜図3には本発明のガス遮断器の実施の形態を示し、図1はガス遮断器の全体を示すための概略図であり、図2は図1のガス遮断器本体の詳細を示す概略断面図、そして図3は図1のガス遮断器の動作を説明するグラフである。
Embodiment 1 FIG.
1 to 3 show an embodiment of a gas circuit breaker according to the present invention, FIG. 1 is a schematic view showing the whole of the gas circuit breaker, and FIG. 2 shows the details of the gas circuit breaker main body of FIG. FIG. 3 is a schematic sectional view, and FIG. 3 is a graph for explaining the operation of the gas circuit breaker of FIG.
図1において、本発明のガス遮断器はガス遮断器本体1と、このガス遮断器本体1が接続された導体の電流を検出する電流検出器2と、電流検出器2からの電流検出結果に応じて遮断すべき電流が発生したとき開極指令を発生する開極指令装置3とを備えている。
In FIG. 1, the gas circuit breaker of the present invention includes a gas circuit breaker body 1, a current detector 2 that detects a current of a conductor to which the gas circuit breaker body 1 is connected, and a current detection result from the current detector 2. Accordingly, an
ガス遮断器本体1は、絶縁ガスを封入した密閉容器4と、この密閉容器4内に設けられた固定コンタクトである第1コンタクト5と、固定の第1コンタクト5に対して開離して間にアーク領域6を形成する可動コンタクトである第2コンタクト7と、開極指令装置3からの開極指令を受けて可動の第2コンタクト7を駆動して固定の第1コンタクト5から開離させたり復旧作業により閉成させるなどして離接させる操作装置8と、開極指令装置3からの動作指令を受けて動作し、遮断電流の位相に基づいたタイミングで開放される位相制御弁装置9とを備えている。
The gas circuit breaker body 1 includes a sealed
図2において、ガス遮断器本体1は、アーク領域6を囲むノズル11と、このノズル11に連通し、可動の第2コンタクト7に取り付けられて共に作動し、開極時に絶縁ガスをアーク領域6内で開極した第1および第2コンタクト5および7間に形成されるアーク12に吹き付けるパッファ装置13とを備えている。
In FIG. 2, the gas circuit breaker main body 1 is connected to the
パッファ装置13とアーク領域6との間には位相制御弁装置9が設けられていて、この位相制御弁装置9は遮断電流の位相に基づいたタイミングで開放する位相制御装置14(図1参照)によって操作されるようにされ、後に詳述するように、電流零点においてもパッファ装置13内の絶縁ガスの圧力が消弧に有効な圧力に維持されるようにしてある。
A phase
パッファ装置13においては、ロッド状の第1コンタクト5に対して離接するほぼ環状の第2コンタクト7が、中空円筒管15によって支持されており、中空円筒管15は中空円筒管15よりも径が大きくされ、内部に蓄圧空間16を形成した円筒形の蓄圧容器17に接続されて支持されている。第2コンタクト7と中空円筒管15との外側には中空円筒形のガイド18が設けられていて、蓄圧容器17に接続されている。ガイド18と蓄圧容器17とは互いに固着され、連通しているので、第2コンタクト7は蓄圧空間16に連通したガイド18内部に中空円筒管15によって支持されていると言える。
In the
このように互いに接続されたガイド18と蓄圧容器17との外側には、環状の隔壁19によって支持された中空円筒形部材であるシリンダ20が設けられている。シリンダ20の隔壁19に対してコンタクト5および7から遠い側には、蓄圧容器17の周囲に環状空間が形成されていて、その中に環状のピストン21が挿入され、そこに機械パッファ室22が形成されている。ピストン21はロッド23によって図示してない固定の支持構造に支持されていて、シリンダ20が第2コンタクト7と共に動くのに対して固定である。
A
シリンダ20の隔壁19からコンタクト側に延びた部分の内部にはガイド18の周囲に熱パッファ室24が形成されている。シリンダ20のコンタクト7に近い部分はシリンダ20の円筒壁25から周方向内側に環状の端壁26が延びていて、端壁26の内周縁とガイド18との間には環状の吹き出し口である開口部27が形成されている。端壁26の内周縁にはまたノズル11が接続されていて、ガイド18とノズル11との間に開口部27を持ち、熱パッファ室24をノズル11内のアーク領域6へ連通させる連通路28が形成されている。
A
パッファ装置13はさらに、熱パッファ室24と機械パッファ室22とを連通させる逆止弁29を備えていて、機械パッファ室22内の絶縁ガスの圧力がピストン21により圧縮されて所定値以上になったときに、機械パッファ室22内の絶縁ガスを熱パッファ室24に流せるようにしてある。
The
また、環状の第2コンタクト7内を貫通して延びてアーク領域6に連通した蓄圧空間16は、熱パッファ室24に逆止弁30を介して連通している。また蓄圧容器17は、背後に圧力調整弁31を持っていて蓄圧空間16の圧力調整ができるようにしてある。
The
位相制御弁装置9は、端壁26とガイド18との間の環状の開口部27を閉じるようにシリンダ20の端壁26に沿って延びた環状板部材35を備えている。この環状板部材35は、内周縁部でガイド18上を軸方向に摺動し、外周縁部で熱パッファ室24の内側から開口部27に対して離接して連通路28を開閉するものである。位相制御弁装置9は、また一端で環状板部材35に連結されて端壁26を軸方向に可動に貫通して延びて他端が熱パッファ室24の外部に出たロッド36と、ロッド36の他端に連結されてロッド36を軸方向に駆動する電磁駆動装置37とを備えている。
The phase
このように構成されたガス遮断器において、遮断すべき電流の発生は電流検出器2によって検出され、開極指令装置3がガス遮断器本体1の操作装置8に遮断指令を発する。操作装置8は、第2コンタクト7を第1コンタクト5から開離させ、同時にパッファ装置13を駆動させ、熱パッファ室24、ノズル11、ガイド18、中空円筒管15、蓄圧空間16、逆止弁30、圧力調整弁31、パッファシリンダであるシリンダ20、位相制御弁装置9および逆止弁29を一体として駆動する。
In the gas circuit breaker configured as described above, the generation of the current to be interrupted is detected by the current detector 2, and the
第2コンタクト7と第1コンタクト5が開離すると、その間にアーク12が発生する。アーク12による熱が第2コンタクト7の内部を通り中空円筒管15を介して、蓄圧空間16に流入する。蓄圧空間16の圧力は上昇して熱パッファ室24の圧力より高くなるため逆止弁30が開きガスが熱パッファ室24流入する。過剰な圧力上昇は圧力調整弁31の動作圧力で制御される。熱パッファ室24にガスが流入することで熱パッファ室24の圧力も上昇する。遮断する電流がある一定以上の遮断電流値である場合には機械パッファ室22において圧縮されたガスよりも高い圧力となり、その場合には逆止弁29は開かない。
When the
従って、機械パッファ室22の内部ガスを圧縮する力としては逆止弁29がないことにより熱が機械パッファ室22に流れ込む場合に比べて小さな力でよい。また逆に、ある一定以下の遮断電流値である場合には機械パッファ室22の圧力によって熱パッファ室24の圧力上昇を補助することができる。
Therefore, the force for compressing the internal gas in the
ところで、交流電流が半サイクルのなかのピークを越えて減少する過程においてはアーク12から蓄圧空間16への熱の流入も小さくなり蓄圧空間16の圧力は減少しはじめる。蓄圧空間16の圧力が熱パッファ室24の圧力よりも小さくなった場合には逆止弁30が閉じるため熱パッファ室24の圧力は減少しないので、ある一定の圧力以上を保持して電流零点を迎えることになる。以下で説明するように位相制御装置14からの動作指令を受けて電磁駆動装置37が環状板部材35を駆動して位相制御弁装置9を開くと、熱パッファ室24の高圧力によって消弧ガスが開口部27を通って連通路28から流出してアーク12に吹き付けられ、電流零点において消弧が行われる。
By the way, in the process in which the alternating current decreases beyond the peak in the half cycle, the inflow of heat from the
一方、位相制御装置14は内部にプログラマブルなマイクロコンピュータを備えており、電流検出器2から得た交流電流のデータから、振幅、位相、直流分などを取得して電流波形を求め、遮断ポイントとなる電流零点のタイミングを予測したり、半サイクルごとに来る電流零点の時間位置を検出したりするなどして、遮断ポイントとなる電流零点のタイミングを予測し、その予測した遮断ポイントのタイミングと予め求めておいた位相制御弁装置9が開くのにかかる時間やノズルの吹き出し口から吹き付け口を通ってアーク6へ吹き付ける流れが消弧にとって十分なものになるまでの時間から弁を開く動作開始の指令を出力するタイミングを求めて、そのタイミングが到来したときに弁を開く指令を電磁駆動装置37に出力する。
On the other hand, the
このように構成すれば、電流位相に同期して位相制御弁装置9を駆動できるので図3に示すように熱パッファ室24の圧力を遮断に必要な程度に保持して、消弧することができ、消弧性能が向上したガス遮断器を得ることができる。
With this configuration, the phase
また、このような位相制御弁装置9を設けた消弧室を3相分用いれば、操作装置8は3台の消弧室に対して1つあればよい、各相の位相制御弁装置9と、それを駆動する小型の電磁駆動装置37のみを各相に設けることで各相それぞれの電流零点において消弧性能の高い遮断器を得ることができる。
Moreover, if the arc-extinguishing chamber provided with such a phase
ところで蓄圧空間16は図1では熱パッファ室24に匹敵するような大きさで示されているが、必要な圧力が得られる場合には中空円筒管15あるいはガイド18と同様な径であってもよい。また、遮断器を適用する遮断電流定格によって過剰な圧力上昇がない場合には圧力調整弁31がなくてもよい。さらに、熱パッファ室24のみの圧力で小電流遮断においても十分な消弧性能が得られる場合には、機械パッファ室22は不要となり、パッファピストンであるピストン21はなくてもよい。
By the way, the
以上のように、この発明によれば、ガス遮断器本体1の蓄圧空間16からアーク12へのガス流路の開口部27に、系統の電流位相に同期して開閉を行う位相制御弁装置9が設けてあるので、図3に示すように、蓄圧空間の圧力を遮断に必要な十分な圧力として電流零点時まで保持し、電流零点において放圧するというように時間的に制御することができ、電流零点においてパッファ室に消弧に十分な圧力を維持できるので、遮断性能および位相制御機能を向上させた安価なガス遮断器を得ることができる。
As described above, according to the present invention, the phase
実施の形態2.
図4に示すガス遮断器本体1においては、アーク12によりアーク領域6の高温ガスの圧力が熱パッファ室24の圧力よりも高くなったときに、アーク12から熱パッファ室24へ高温ガスが流入することができるように、電磁駆動装置37とは無関係に、環状板部材35が連通路28の開口部27を閉じた閉位置と、開口部27を開放した開位置とに移動できるようにしてあり、位相制御弁装置9が逆止弁の作用をするようしてある。また、図2の蓄圧空間16および逆止弁30、さらに圧力調整弁31が設けられておらず、中空円筒形のガイド18が連続的に延びた構造となっている。その他の構成は図2のガス遮断器本体1と同様である。
Embodiment 2. FIG.
In the gas circuit breaker body 1 shown in FIG. 4, when the hot gas pressure in the
図示の例では、位相制御弁装置9は、シリンダ20の端壁26と環状板部材35との間に設けられて、環状板部材35を開口部27を閉じる方向に偏倚する引っ張りバネ39を備えている。また環状板部材35と電磁駆動装置37から延びたロッド36との間の連結関係は、環状板部材35がロッド36に対して図で右方向に移動できるが、ロッド36に対して図で左方向には移動できないようにしてある。このような構成により、アーク領域6の圧力が高くなったとき、引っ張りバネ39が伸びて環状板部材35が開口部27から開離し、高圧の高温ガスが熱パッファ室24内に流入できるようになる。熱パッファ室24の圧力が高まって、引っ張りバネ39が作用するようになると環状板部材35が閉位置になる。
In the illustrated example, the phase
電磁駆動装置37による開閉は、逆止弁作用における開閉とは関係なく行うことができ、引っ張りバネ39を介して行っても良いし、ロッド36とは別の駆動棒などを用いても良い。また圧縮ばねを用いることもできる。このように、この例においては、位相制御弁装置9が、開口部27を常時閉じる方向に環状板部材35を偏倚するバネ39を有する逆止弁を備えているということができる。また、位相制御弁装置9が、内周縁部でガイド18上を軸方向に摺動し、外周縁部で熱パッファ室24に開いた開口部27に対して離接して連通路28を開閉する環状板部材35を備えているということもできる。
Opening and closing by the
このようにすると、アーク12の熱を直接にアーク領域6から連通路28を通って熱パッファ室24に取り込むことができるので、図2に示す例のように熱パッファ室24の圧力を上昇させるために蓄圧空間16から熱パッファ室24へ逆止弁30によってガスを流入させる必要はなくなる。従って、図2の蓄圧空間16および逆止弁30、さらに圧力調整弁31は不要であり、小型の消弧室を構成でき、ガス遮断器本体を小型にできる。
In this way, the heat of the
実施の形態3.
図5に示すのはガス遮断器本体1に用いられる位相制御弁装置9の別の例である。この例では、ガス遮断器本体1の熱パッファ室24に向かって開いた連通路28の開口部27が、ガイド18の周囲に部分的な開口41を持っている。この部分的な開口41は、互いに周方向に開口41の直径よりも大きな距離だけ離間して設けられた複数の円形の穴である。開口部27そのものをこのような断面形にすることもできるし、環状の開口部27に円形の穴である開口41を持った環状の板部材を取り付けて開口部27の開口41とすることもできる。
FIG. 5 shows another example of the phase
位相制御弁装置9の環状板部材42は、連通路28の開口部27の開口41に対応した数および形の開口43を持ち、開口部27の開口41に、環状板部材42の開口43を重ね合わせると、アーク領域6と熱パッファ室24とが連通した開位置となり、開口41と43とを互いにずらすと開口部27が閉ざされた閉位置となる。
The
環状板部材42の開位置および閉位置間の移動は、環状板部材42を連通路28の開口部27上でガイド18の回りに周方向に摺動させることにより行う。このために、環状板部材42には周方向に延びた駆動ロッド44が連結され、駆動ロッド44には電磁駆動装置37が連結されている。図5の位置では環状板部材42の開口43が開口部27の開口41の間に位置していて互いにずれた閉位置にある。電磁駆動装置37が駆動ロッド44を図で右方向に押せば、環状板部材42の開口43が周方向に右回りに移動して開口部27の開口41と重なり合い、開口部27が開放された開位置となる。
The movement of the
このようにすると、熱パッファ室24の圧力に抗して弁を開く必要がないので、位相制御弁装置の操作力が小さくてよく、より小さな力の電磁駆動装置37を用いてもよいので小型の消弧室を構成でき、ガス遮断器本体を小型にできる。
In this case, since it is not necessary to open the valve against the pressure of the
実施の形態4.
図6に示すガス遮断器本体1においては、パッファ装置13が取り付けられている第2のコンタクト7が固定された固定コンタクトであり、第1のコンタクト5が可動の可動コンタクトである。このため、操作装置8が操作ロッドを介してパッファ装置13のピストン21と可動コンタクトである第1コンタクト5とに連結されていて、パッファ装置13と固定コンタクトである第2コンタクト7とは固定の構造材に強固に固定支持されている。
In the gas circuit breaker main body 1 shown in FIG. 6, the
この例では、例えば図1乃至3に関連して説明したガス遮断器において操作装置8が開極動作を開始すると、固定の第1コンタクト5およびピストン21以外の、パッファ装置13を構成する部品が一体となって動かされる。図6に示すガス遮断器本体においては、これとは逆に、第1コンタクト5およびピストン21が操作装置8によって駆動されるようにしてある。このような構成により、大がかりなパッファ装置13全体を駆動するための力が操作装置8に不要になるだけでなく、位相制御弁装置9の電磁駆動装置37が固定されているので機械的な安定を保つこともでき、精度の高い制御が可能になる。
In this example, for example, when the
これまで説明したそれぞれの実施の形態においては、電流零点において熱パッファ室24に消弧に十分な圧力を維持できるという優れた効果とともに、それぞれの実施の形態特有の優れた効果が得られる。また、それぞれの実施の形態は別々な例として説明したが、のそれぞれの特徴を適宜任意に組み合わせて用いることもできる。
In each of the embodiments described so far, an excellent effect peculiar to each of the embodiments can be obtained in addition to an excellent effect of maintaining a sufficient pressure for extinguishing the arc in the
1 ガス遮断器本体、2 電流検出器、3 開極指令装置、4 密閉容器、5 第1のコンタクト、6 アーク領域、7 第2のコンタクト、8 操作装置、9 位相制御弁装置、11 ノズル、12 アーク、13 パッファ装置、14 位相制御弁操作装置、16 蓄圧空間、18 ガイド、19 隔壁、20 シリンダ、21 ピストン、22 機械パッファ室、24 熱パッファ室、27 開口部、28 連通路、30 逆止弁、35、42 環状板部材、37 電磁駆動装置、39 バネ、41、43 開口。 DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Gas circuit breaker main body, 2 Current detector, 3 Opening command apparatus, 4 Airtight container, 5 1st contact, 6 Arc area | region, 7 2nd contact, 8 Operation apparatus, 9 Phase control valve apparatus, 11 Nozzle, 12 arc, 13 puffer device, 14 phase control valve operating device, 16 pressure accumulating space, 18 guide, 19 partition, 20 cylinder, 21 piston, 22 mechanical puffer chamber, 24 heat puffer chamber, 27 opening, 28 communication path, 30 reverse Stop valve, 35, 42 Annular plate member, 37 Electromagnetic drive device, 39 Spring, 41, 43 Opening.
Claims (9)
上記密閉容器内に設けられた第1のコンタクトと、
上記第1のコンタクトに対して相対的に開離して間にアーク領域を形成する第2のコンタクトと、
上記第2のコンタクトを相対的に駆動して離接させる操作装置と、
上記アーク領域を囲むノズルと、
上記ノズルに連通し、開極時に上記絶縁ガスを上記アーク領域内のアークに吹き付けるパッファ装置と、
遮断すべき電流が発生したとき開極指令を発生する開極指令装置とを備えたガス遮断器において、
上記パッファ装置と上記アーク領域との間に設けられた位相制御弁装置と、
上記位相制御弁装置を遮断電流の位相に基づいたタイミングで開放し、もって電流零点においても上記パッファ装置内の上記絶縁ガスの圧力が消弧に有効な圧力に維持されるようにした位相制御弁装置操作装置とを備えたことを特徴とするガス遮断器。 A sealed container filled with insulating gas;
A first contact provided in the sealed container;
A second contact that is relatively open to the first contact to form an arc region therebetween;
An operating device for relatively driving and separating the second contact;
A nozzle surrounding the arc region;
A puffer device that communicates with the nozzle and blows the insulating gas onto the arc in the arc region when the electrode is opened;
In a gas circuit breaker provided with an opening command device that generates an opening command when a current to be interrupted is generated,
A phase control valve device provided between the puffer device and the arc region;
A phase control valve that opens the phase control valve device at a timing based on the phase of the cut-off current so that the pressure of the insulating gas in the puffer device is maintained at a pressure effective for extinction even at a current zero point. A gas circuit breaker comprising a device operating device.
上記第2のコンタクトを囲む中空円筒形のガイドと、上記ガイド周囲で上記熱パッファ室に形成された開口部を持ち、上記熱パッファ室を上記アーク領域へ連通させる連通路と
を備えたことを特徴とする請求項1記載のガス遮断器。 The puffer device communicates with the arc region through the thermal puffer chamber communicated with the arc region via the phase control valve device, the mechanical puffer chamber communicated with the heat puffer chamber, and the second contact. A pressure accumulating space communicating with the heat puffer chamber via a check valve;
A hollow cylindrical guide surrounding the second contact, and a communication passage having an opening formed in the thermal puffer chamber around the guide and communicating the thermal puffer chamber to the arc region. The gas circuit breaker according to claim 1, characterized in that:
上記位相制御弁装置が、上記連通路の上記開口部に対応した開口を持ち、上記連通路上を周方向に摺動して上記開口部の上記開口に上記開口を重ね合わせあるいはずらして上記連通路を開閉する環状板部材を備えていることを特徴とする請求項2記載のガス遮断器。 The opening has a partial opening around the guide;
The phase control valve device has an opening corresponding to the opening of the communication path, slides on the communication path in the circumferential direction, and overlaps or shifts the opening to the opening of the opening. The gas circuit breaker according to claim 2, further comprising an annular plate member that opens and closes.
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