JP2008164892A - 印刷記録材収容体およびその製造方法 - Google Patents

印刷記録材収容体およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特定用途向け消耗品の一般用途での使用を抑制または防止すること。
【解決手段】トナーカートリッジ10aは、内部に消耗品としてのトナーを格納する消耗品本体である容器11a、記憶素子20aを備えている。記憶素子20aは容器11aの外壁に備えられており、契約ID、消耗品残量、消耗品固体ID、型番、消耗品の使用有効期限といった種々の情報が格納されている。記憶素子20aには、一般用途向けプリンタにおいて用いられる通常残量情報格納領域と、特定用途向けプリンタにおいて用いられる特定残量情報格納領域が備えられる。特定残量情報格納領域は、特定用途向けプリンタによってのみ読み出しが可能な領域である。
【選択図】図1

Description

本発明は、消耗品としての印刷記録材を収容する印刷記録材収容体およびその製造方法に関する。
従来、印刷装置に備えられている種々の消耗品は、交換時期が訪れるとユーザやサービスマンによって適宜交換されていた。ここで、印刷装置において用いられる消耗品としては、例えば、トナーカートリッジ、インクカートリッジ、感光体カートリッジ、定着ユニット、転写ユニット、中間転写ユニットが知られている。従来の態様では、消耗品が消耗された時点で直ちに交換するためには消耗品を買い置きする必要があり、消耗品が消耗された時点でユーザが消耗品の購入またはサービスマンに依頼する場合には印刷装置を継続的に利用できないおそれがある。
この問題に対して、近年、印刷装置に対する保守契約の一形態として、消耗品コストを含む保守契約が提供されつつある。かかる保守契約を実現するために、印刷装置における消耗品情報をサーバコンピュータによって管理する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2005−173500号公報
しかしながら、従来の技術では、契約対象となる印刷装置、すなわち特定用途向け印刷装置に対して、適切な消耗品が装着されているか否かを判断することはできても、契約対象外の印刷装置、すなわち一般用途向け印刷装置における、特定用途向け消耗品の利用を抑制または防止することはできなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、特定用途向け消耗品の一般用途での使用を抑制または防止することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の第1の態様は、印刷装置用の消耗品を提供する。本発明の第1の態様に係る消耗品は、前記消耗品が特定用途向けであるか否かを示す識別情報を少なくとも格納する第1の記憶領域と、特定用途向けの印刷装置によって参照される前記消耗品の消耗量に関する情報を少なくとも格納する第2の記憶領域とを備える記憶装置とを備える。
本発明の第1の態様に係る印刷装置用の消耗品によれば、消耗品が特定用途向けであるか否かを示す識別情報を少なくとも格納する第1の記憶領域と、特定用途向けの印刷装置によって参照される消耗品の消耗量に関する情報を少なくとも格納する第2の記憶領域とを備える記憶装置を備えるので、特定用途向け消耗品の一般用途での使用を抑制または防止することができる。
本発明の第1の態様に係る消耗品において、前記消耗品が特定用途向け消耗品である場合には、前記第1の記憶領域にはさらに、前記消耗品の消耗量に関する情報として前記消耗品の残量が0であることを示す情報が格納されていても良い。この場合には、一般用途向けの印刷装置は、消耗品の消耗量に関する情報として残量0の情報しか得られず、印刷処理の実行が制限される。
本発明の第2の態様は、印刷装置用の消耗品を提供する。本発明の第2の態様に係る消耗品は、少なくとも、前記消耗品が特定用途向けであるか否かを示す識別情報と、無意味化された前記消耗品の消耗量に関する情報とを格納する記憶装置とを備える。
本発明の第2の態様に係る印刷装置用の消耗品によれば、消耗品本体に装着される記憶装置であって、少なくとも、消耗品が特定用途向けであるか否かを示す識別情報と、無意味化された消耗品の消耗量に関する情報とを格納する記憶装置を備えるので、特定用途向け消耗品の一般用途での使用を抑制または防止することができる。
本発明の第2の態様に係る消耗品において、前記消耗品の消耗量に関する情報の無意味化は、前記消耗品の残量を0とする処理により実行されても良い。この場合には、一般用途向けの印刷装置は、消耗品の消耗量に関する情報として残量0の情報しか得られず、印刷処理の実行が制限される。さらに、本発明の第2の態様に係る消耗品において、前記記憶装置は初回記録後、1度だけ書き換え可能な記憶装置であっても良い。この場合には、出荷後における記憶装置の記憶内容の改変を抑制または防止することができる。
本発明の第2の態様に係る消耗品において、前記消耗品の消耗量に関する情報の無意味化は、前記消耗品の消耗量に関する情報の読み出しを阻害する処理により実行されても良い。この場合には、消耗品の消耗量に関する情報を利用できなくすることによって、消耗品の消耗量に関する情報を事実上、無意味化することができる。
本発明の第3の態様は、印刷装置用の消耗品の製造方法を提供する。本発明の第3の態様に係る消耗品の製造方法は、記憶装置を装着した消耗品を準備し、前記記憶装置に、少なくとも、前記消耗品の消耗量に関する情報、前記消耗品が特定用途向けであるか否かを示す識別情報を記録し、前記消耗品を包装容器にて包装し、前記消耗品が特定用途向けである場合には、前記包装容器の外部から、前記記憶装置に格納されている消耗品の消耗量に関する情報を無意味化することを備える。
本発明の第3の態様に係る印刷装置用の消耗品の製造方法によれば、消耗品が特定用途向けである場合には、包装容器の外部から、記憶装置に格納されている消耗品の消耗量に関する情報を無意味化するので、特定用途向け消耗品の一般用途での使用を抑制または防止することができる。
本発明の第4の態様は、印刷装置用の消耗品の製造方法を提供する。本発明の第4の態様に係る消耗品の製造方法は、記憶装置を装着した消耗品を準備し、前記消耗品に対して、少なくとも前記消耗品が特定用途向けであるか否かを示す識別情報と、一般用途向け印刷装置によって参照される前記消耗品の消耗量に関する情報を格納する第1の記憶領域と、少なくとも前記消耗品が特定用途向けである場合に参照される前記消耗品の消耗量に関する情報を格納する第2の記憶領域とを備える記憶装置を装着し、前記消耗品が特定用途向けである場合には、前記第1の記憶領域における一般用途向け印刷装置によって参照される前記消耗品の消耗量に関する情報を無意味化し、前記消耗品を包装容器にて包装することを備える。
本発明の第4の態様に係る印刷装置用の消耗品の製造方法によれば、消耗品が特定用途向けである場合には、第1の記憶領域における一般用途向け印刷装置によって参照される消耗品の消耗量に関する情報を無意味化するので、特定用途向け消耗品の一般用途での使用を抑制または防止することができる。
本発明の第3または第4の態様に係る消耗品の製造方法において、前記消耗品の消耗量に関する情報の無意味化は、前記消耗品の残量を0とする処理により実行されても良い。この場合には、一般用途向けの印刷装置は、消耗品の消耗量に関する情報として残量0の情報しか得られず、印刷処理の実行が制限される。あるいは、前記消耗品の消耗量に関する情報の無意味化は、前記消耗品の消耗量に関する情報の読み出しを阻害する処理により実行されても良い。この場合には、消耗品の消耗量に関する情報を利用できなくすることによって、消耗品の消耗量に関する情報を事実上、無意味化することができる。
本発明の第4の態様に係る制御方法によれば、本発明の第2の態様に係る印刷制御装置と同様の利点を得ることができる。本発明の第4の態様に係る制御方法は、本発明の第2の態様に係る印刷制御装置と同様にして種々の態様にて実現され得る。
以下、本発明に係る印刷装置用の消耗品および印刷装置用の消耗品の製造方法について、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
・第1の実施例:
・印刷装置用消耗品の概略構成
以下、本実施例では、印刷装置用消耗品として、トナーを用いた帯電方式プリンタ、例えば、レーザプリンタに用いられる、トナーを格納するトナーカートリッジを例にとって説明する。なお、印刷装置用消耗品には、この他にも、インクを格納するインクカートリッジ、トナー像の形成に用いられる感光体カートリッジ、トナー像を印刷媒体上に定着させるための定着ユニット、感光体上のトナー像を印刷媒体上に転写するための転写ユニット、カラートナー像を重ね合わさるための中間転写ユニットが含まれる。いずれも、プリンタの使用に伴って順次、消耗される部材である点において共通する。
図1および図2を参照して本実施例に係るトナーカートリッジの概略構成について説明する。図1は第1の実施例に係るトナーカートリッジの概略構成を模式的に示す説明図である。図2は第1の実施例に係るトナーカートリッジに備えられている記憶素子の記憶領域を概念的に示す説明図である。
本実施例に係るトナーカートリッジ10a、すなわち消耗品は、内部に消耗品としてのトナーを格納する消耗品本体である容器11a、記憶素子20aを備えている。容器11aは例えば、樹脂製、金属製の収容体であり、内部は用途に応じて種々の構成を備えている。記憶素子20aは容器11aの外壁に備えられており、後述する各種の情報を格納している。なお、消耗品として感光体カートリッジ等が用いられる場合には、例えば、消耗品の外壁に記憶素子20aが装着される。記憶素子20aには、プリンタ側の複数の端子と接触する複数の端子21が備えられている。端子21にはデータを入出力するための端子、電源端子、トナーカートリッジ10aの装着の有無を検出するための端子(例えば、接地端子)、クロック信号を入力するための端子が含まれる。
記憶素子20aには、契約ID、消耗品残量、消耗品固体ID、型番、消耗品の使用有効期限が格納されている。契約IDは、トナーカートリッジ10aが、消耗品の供給、交換を含む保守契約の対象となる特定用途向けプリンタに対して用いられる特定用向け消耗品であるか否かを示す情報である。本実施例では、契約IDにX1と記録されている場合には、特定用途向け消耗品であることを示し、X2と記録されている場合には、特定用途向けでない、一般用途向け消耗品であることを示す。契約IDが格納されている領域は特定用途向けプリンタのみが読み取るアドレスであり、一般用途向けプリンタは契約IDのアドレスにアクセスせず、契約IDを取得することはできない。
消耗品残量の格納領域には、トナーの残量の情報が百分率または重量にて記録されている。なお、消耗品残量に代えて、消耗品消耗量が記録されていても良い。また、感光体カートリッジ、定着ユニット、転写ユニットの消耗量は、例えば、回転体の回転数または印刷枚数と、消耗量とを予め対応付けておくことによって、印刷実行時における回転体の回転数、印刷枚数をカウントすることによって管理することができる。この場合、消耗品残量の記憶領域には、回転体の回転数または印刷枚数が記憶される。
なお、本実施例における記憶素子20aには、一般用途向けプリンタにおいて用いられる通常残量情報格納領域A1と、特定用途向けプリンタにおいて用いられる特定残量情報格納領域A2が備えられる。特定残量情報格納領域A2は、特定用途向けプリンタによってのみ読み出しが可能な領域である。すなわち、特定用途向けプリンタは、契約IDがX1の場合には、特定残量情報格納領域A2から消耗品残量を読み出し、契約IDがX2の場合には、通常残量情報格納領域A1から消耗品残量を読み出す。一般用途向けプリンタは、契約IDを取得できないので、通常残量情報格納領域A1から消耗品残量を読み出す。
消耗品固体IDは各トナーカートリッジ10aに固有に割り当てられている識別情報である。型番はトナーカートリッジ10aの型式を示す情報である。使用有効期限はトナーの使用期限を示す情報である。
本実施例に係るトナーカートリッジ10aの製造にあたっては、容器11aを用意し、用意した容器11aにトナーを充填し、特定用途向け情報を格納した(契約ID=X1)記憶素子20aまたは一般用途向け情報を格納した(契約ID=X2)記憶素子20aを契約の有無に応じて容器11aに対して装着する。
トナーカートリッジ10aが特定用途向け消耗品として出荷される場合には、通常残量情報格納領域A1を無意味化した後に出荷しても良い。無意味化には、残量を0に変更する処理、あるいは、契約IDの格納領域および特定残量情報格納領域A2を除いて、記憶素子20aにおける全ての情報を消去してしまっても良い。記憶素子20aの通常残量情報格納領域A1における残量を0とする処理は、端子21を介して行われても良く、あるいは、記憶素子20aに無線通信機能を備えておき、非接触方式にて行われても良い。あるいは、記憶素子20aに契約IDの格納領域および特定残量情報格納領域A2を除く格納領域を消去する消去回路を加えておき、外部から消去回路を作動させても良い。
以上説明した第1の実施例に係るトナーカートリッジ10aによれば、特定用途向けプリンタが読み出し可能な特定残量情報格納領域A2と、一般用途向けプリンタが読み出し可能な通常残量情報格納領域A1との2つの残量情報格納領域を備えている記憶素子20aが用いられる。また、トナーカートリッジ10aが特定用途向け消耗品として出荷される場合には、少なくとも通常残量情報格納領域A1の情報が無意味化される。
したがって、一般用途向けプリンタは、トナー残量に基づく印刷処理を実行することができなくなり、一般用途向けプリンタにおける(契約違反となる)特定用途向け消耗品の使用を抑制または防止することができる。より具体的には、通常、プリンタは、トナー残量が0の場合には、印刷処理を実行することができないので、トナー残量=0またはトナー残量を取得できない場合には、一般用途向けプリンタにおける印刷処理が阻止され得る。
・第1の実施例の変形例:
第1の実施例では、記憶素子20aの1のメモリアレイ内に、特定残量情報格納領域A2と通常残量情報格納領域A1とを備えているが、記憶素子20a内に2つのメモリアレイを備え、あるいは、2つの記憶素子を備えて、各メモリアレイまたは記憶素子を特定用途向けまたは一般用途向けに専用化しても良い。
この場合には、契約IDを読み出すことができない一般用途向けプリンタは、必ず一般用途向けのメモリアレイまたは記憶素子を読み出すようにしておき、特定用途向けプリンタ10は、契約IDがX1の場合には、特定用途向けのメモリアレイまたは記憶素子から消耗品残量を読み出し、契約IDがX2の場合には、通常用途向けのメモリアレイまたは記憶素子から消耗品残量を読み出せば良い。さらに、トナーカートリッジ10aが特定用途向け消耗品として出荷される場合には、一般用途向けのメモリアレイまたは記憶素子を外部から物理的に破壊、あるいは、外部からの信号によって回路を電気的に遮断しても良い。
・第2の実施例:
図3〜図7を参照して第2の実施例に係るトナーカートリッジの概略構成および内部構成について説明する。図3は第2の実施例に係るトナーカートリッジの概略構成を模式的に示す説明図である。図4は第2の実施例に係るトナーカートリッジに備えられている記憶素子の記憶領域を概念的に示す説明図である。図5は第2の実施例に係るトナーカートリッジに備えられている記憶素子の内部機能ブロックを概念的に示す説明図である。図6は第2の実施例に係るトナーカートリッジの記憶素子を読み出し専用にするための論理回路例を示す説明図である。図7は図6の回路における各信号の組合せから得られる改コマンドを示す説明図である。
本実施例に係るトナーカートリッジ10b、すなわち消耗品は、内部に消耗品としてのトナーを格納する消耗品本体である容器11b、記憶素子20bを備えている。容器11aは例えば、樹脂製、金属製の収容体であり、内部は用途に応じて種々の構成を備えている。記憶素子20bは容器11bの外壁に備えられており、後述する各種の情報を格納している。記憶素子10bには、第1の実施例において説明した既述の複数の端子が備えられている。
図4に示すように、記憶素子20bには、契約ID、消耗品残量、消耗品固体ID、型番、消耗品の使用有効期限が格納されている。契約IDは、トナーカートリッジ10bが、消耗品の供給、交換を含む保守契約の対象となる特定用途向けプリンタに対して用いられる特定用向け消耗品であるか否かを示す情報である。本実施例では、契約IDにX1と記録されている場合には、特定用途向け消耗品であることを示し、X2と記録されている場合には、特定用途向けでない、一般用途向け消耗品であることを示す。契約IDが格納されている領域は特定用途向けプリンタのみが読み取るアドレスであり、一般用途向けプリンタは契約IDのアドレスにアクセスせず、契約IDを取得することはできない。
消耗品残量の格納領域には、トナーの残量の情報が百分率または重量にて記録されている。なお、消耗品残量に代えて、消耗品消耗量が記録されていても良い。また、感光体カートリッジ、定着ユニット、転写ユニットの消耗量は、例えば、回転体の回転数または印刷枚数と、消耗量とを予め対応付けておくことによって、印刷実行時における回転体の回転数、印刷枚数をカウントすることによって管理することができる。この場合、消耗品残量の記憶領域には、回転体の回転数または印刷枚数が記憶される。
消耗品固体ID、型番および使用有効期限は第1の実施例において説明したとおりの情報である。
記憶素子20bは、内部に少なくともメモリアレイ201bとメモリコントローラ202bを備えている。メモリアレイ201bはビット情報を格納する所定数の格納セルを有する半導体メモリである。
メモリコントローラ202bは、外部装置、例えば、プリンタから送信されるデータ列に含まれるリード/ライトコマンドに応じて、メモリアレイ201bに対するアクセス、すなわち、データの書き込み、読み出しを制御する。メモリコントローラ202bは、例えば、アドレス信号ADR(またはクロック信号)を入力するための端子、データ列を入力するための端子、データ列から抽出した書き込み/読み出しコマンドを入力するための端子を含む端子21と接続されている。
メモリコントローラ202bとメモリアレイ201bは読み出しコマンド(Rコマンド)を送信するための読み出し制御信号線RCL、書き込みコマンド(Wコマンド)を送信するための書き込み制御信号線WCL、アドレス信号を送信するためのアドレス信号線ADL、およびデータ信号を送信するためのデータ信号線DLで接続されている。メモリコントローラ202bは、RコマンドおよびWコマンドがそれぞれ「0」になった時に、アドレス信号ADRが示すメモリアレイ201b内部のメモリセルに対してデータの読み出し、書き込みを実行する。
・メモリアレイ201bに対する書き込み処理を制限(禁止)するための構成
メモリアレイ201bに対する書き込み処理を制限(禁止)するための構成について図6〜7を参照して説明する。
図6に示す回路は例えば、メモリコントローラ202bの後段に備えられており、外部から切断状態へ不可逆的に変更可能なスイッチ25を備えている。図6に示す回路は、入力されたWコマンドと制御信号Cとを比較して改Wコマンドを出力するための論理回路L10、メモリアレイ201bに記録されている契約IDとスイッチ25のオン・オフの組合せによって制御信号Cを出力するための論理回路L12を備えている。この結果、メモリアレイ201bに対しては、メモリコントローラ202bから出力されるWコマンドに代えて、論理回路L10によって制御される改Wコマンドが入力される。
スイッチ25が接続状態にあり、契約IDの値が1の場合(特定用途向けであることを示す場合)には、論理回路L12から出力される制御信号Cは0を取る。また、スイッチ25が接続状態にあり、契約IDの値が0の場合(一般用途向けであることを示す場合)には、論理回路L12から出力される制御信号Cは0を取る。
一方、スイッチ25が切断状態にあり、契約IDの値が1の場合(特定用途向けであることを示す場合)には、論理回路L12から出力される制御信号Cは1を取る。また、スイッチ25が切断状態にあり、契約IDの値が0の場合(一般用途向けであることを示す場合)には、論理回路L12から出力される制御信号Cは0を取る。
図6および図7の例では、Wコマンドが論理回路L10に入力されている。したがって、制御信号Cが0である限り、論理回路L10に入力されたWコマンド、すなわち、書き込み制御信号はそのまま改Wコマンドとしてメモリアレイ201bに出力される。一方、制御信号Cが1の場合には、論理回路L10に入力されたWコマンド、すなわち、書き込み制御信号は、「1」に固定されて出力され、メモリアレイ201bにおいて書き込みは実行されない。図7には以上の説明をまとめた、各信号の値の組合せが記載されている。
したがって、トナーカートリッジ10bが特定用途向け消耗品である場合には、出荷時に、例えば、トナーカートリッジ10bの包装体の外部からスイッチ25をオフすることによって、出荷時以降、トナーカートリッジ10bに備えられている記憶素子20bに対する書き込みを不可能にすることができる。この手法では、特定用途向け消耗品については、トナーカートリッジ10bの契約IDをX1とし、消耗品残量情報=0としておくことで、特定用途向け消耗品における消耗品残量情報の事後的な書き換えを抑制または防止することができる。
・トナーカートリッジ10bの製造方法:
図8を参照して第2の実施例に係るトナーカートリッジ10bの製造方法について説明する。図8は第2の実施例に係るトナーカートリッジ10bの製造ステップを示すフローチャートである。空の容器11bを用意し(ステップS100)、容器内部にトナーを充填し(ステップS102)、容器11bを密封する。密封された容器11bの外壁の所定位置に記憶素子20bを装着し(ステップS104)、トナーカートリッジ10bを包装袋、例えば、プラスチック製、紙製にて包装する(ステップS106)。この工程で用いられる記憶素子20bは、予め、契約ID=X1、消耗品残量情報=0残量とされている記憶素子である。
既述のスイッチ25を包装袋の上から切断状態に切り替えて消耗量の無意味化処理を実行し(ステップS108)、外箱に詰めて出荷する(ステップS110)。なお、トナーの充填は、容器11bに記憶素子20bが既に装着されている状態で行われても良いことは言うまでもなく、また、消耗品として感光体カートリッジ等が用いられる場合には、トナーの充填を行うことなく、感光体カートリッジの外壁に記憶素子が装着される。
以上説明した第2の実施例に係るトナーカートリッジ10bによれば、出荷後は、記憶素子20bに対する書き込みが許されない記憶素子構成を備えているので、特定用途向け消耗品の消耗品残量情報の事後的な書き換えにより、一般用途向けプリンタにおいて用いられる使用態様を抑制または防止することができる。
・第2の実施例の変形例:
図9〜図11を参照して第2の実施例の変形例について説明する。本変形例では、特定用途向けトナーカートリッジ10bのモリアレイ201bに対する書き込み処理を制限(禁止)する変わりに、消耗品残量情報の読み出しが制限(禁止される)。図9は第2の実施例の変形例に係るトナーカートリッジの記憶素子における特定アドレスを読み出し専用にするための論理回路例を示す説明図である。図10は図9の回路における各信号の組合せから得られる改コマンドを示す説明図である。図11は図9中のアドレスデコーダによって出力される信号例を示す説明図である。
・消耗品残量情報の読み出し処理を制限(禁止)するための構成:
図9に示す回路も、図6に示す回路と同様に、メモリコントローラ202bの後段に備えられており、外部から切断状態へ不可逆的に変更可能なスイッチ25、論理回路L10、論理回路L12を備えている。したがって、メモリアレイ201bに対しては、メモリコントローラ202bから出力されるRコマンドに代えて、論理回路L10によって制御される改Rコマンドが入力される。
図9に示す回路は、図6に示す回路と比較して、アドレスデコーダL16を備えている点、論理回路L12にはアドレスデコーダL16によってデコードされたアドレスデコード信号Dが入力される点において、図6に示す回路と異なる。アドレスデコーダL16は、図11に示すとおり、所定のアドレス、例えば(10〜17)が入力された場合には、アドレスデコード信号Dとして「1」を出力し、所定のアドレス以外のアドレス、例えば(00〜0F、18〜7F)が入力された場合には、アドレスデコード信号Dとして「0」を出力する。
スイッチ25が接続状態にあり、入力アドレスの値が所定アドレスの場合には、アドレスデコード信号D=0であり、論理回路L12から出力される制御信号Cは0を取る。また、スイッチ25が接続状態にあり、入力アドレスの値が所定アドレス以外のアドレスの場合には、アドレスデコード信号D=0であり、論理回路L12から出力される制御信号Cは0を取る。
一方、スイッチ25が切断状態にあり、入力アドレスの値が所定アドレスの場合には、アドレスデコード信号D=1であり、論理回路L12から出力される制御信号Cは1を取る。また、スイッチ25が切断状態にあり、入力アドレスの値が所定アドレス以外のアドレスの場合には、アドレスデコード信号D=0であり、論理回路L12から出力される制御信号Cは0を取る。
図9および図10の例では、Rコマンドが論理回路L10に入力されている。したがって、制御信号Cが0である限り、論理回路L10に入力されたRコマンド、すなわち、読み出し制御信号はそのまま改Rコマンドとして出力される。一方、制御信号Cが1の場合には、論理回路L10に入力されたRコマンド、すなわち、読み出し制御信号は、1に固定されて出力され、メモリアレイ201bにおいて読み出しは実行されない。図10には以上の説明をまとめた、各信号の値の組合せが記載されている。
したがって、トナーカートリッジ10bが特定用途向け消耗品である場合には、出荷時に、例えば、トナーカートリッジ10bの包装体の外部からスイッチ25をオフすることによって、出荷時以降、トナーカートリッジ10bに備えられている記憶素子20bの消耗品残量情報の読み出しを不可能にすることができる。この手法では、特定用途向け消耗品であるか一般用途向け消耗品であるかによらず、トナーカートリッジ10bの契約IDをX1とし、出荷時に、一般用途向けプリンタが読み出す消耗品残量情報を無効化する(読み出し不可とする)ことができる。したがって、出荷時におけるスイッチ25の操作によって、1のトナーカートリッジ10bを特定用途向け消耗品または一般用途向け消耗品の双方に用いることができる。
・トナーカートリッジ10bの製造方法:
図12を参照して第2の実施例の変形例に係るトナーカートリッジ10bの製造方法について説明する。図12は第2の実施例の変形例に係るトナーカートリッジ10bの製造ステップを示すフローチャートである。空の容器11bを用意し(ステップS100)、容器内部にトナーを充填し(ステップS102)、容器11bを密封する。密封された容器11bの外壁の所定位置に記憶素子20bを装着し(ステップS104)、トナーカートリッジ10bを包装袋、例えば、プラスチック製、紙製にて包装する(ステップS106)。この工程で用いられる記憶素子20bは、予め、契約ID=X1とされている記憶素子である。
トナーカートリッジ10bが契約対象向けの消耗品、すなわち、特定用途向け消耗品であるか否かを決定し(ステップS107)、特定用途向け消耗品である場合には(ステップS107:Yes)、既述のスイッチ25を包装袋の上から切断状態に切り替えて消耗量情報の読み出しを不可能とする、消耗量の無意味化処理を実行し(ステップS108)、外箱に詰めて出荷する(ステップS110)。
一方、トナーカートリッジ10bが特定用途向け消耗品でない場合、すなわち、一般用途向け消耗品である場合には(ステップS107:No)、消耗量の無意味化処理を実行することなく外箱に詰めて出荷する(ステップS110)。
以上説明した第2の実施例の変形例に係るトナーカートリッジ10bによれば、トナーカートリッジ10bの出荷時に、包装袋の外部からスイッチ25を操作するだけで、トナーカートリッジ10bを特定用途向け消耗品または一般用途向け消耗品のいずれかに設定することができる。したがって、特定用途向け消耗品または一般用途向け消耗品のいずれか一方の在庫過多を回避することが可能となり、消耗品の管理コストを低減することができる。
また、トナーカートリッジ10bが特定用途向け消耗品として用いられる場合には、消耗品残量情報の読み出しが不可能となるので、特定用途向け消耗品が一般用途向けプリンタにおいて用いられる使用態様を抑制または防止することができる。
・プリンタの構成例:
図13を参照して第1および第2の実施例に係るトナーカートリッジ10a、10bを用いることができるプリンタについて簡単に説明する。図13はプリンタの内部構成を機能ブロックにて示す説明図である。
プリンタ100は、印刷部101、表示部102、入力操作部103、消耗品情報読取部106、データ入出力部107、データ入出力端子接続部108および制御回路150を備えている。プリンタ100には消耗品10が装着されている。
印刷部101は、パーソナルコンピュータPCからデータ入出力端子接続部108およびデータ入出力部107を介して受信した印刷データを用いて印刷処理を実行する印刷機能部である。印刷方式としては、例えば、トナーを用いた帯電方式、インクを用いたインクジェット方式が用いられる。
表示部102は、例えば、プリンタ100の状態、紙詰まり、各消耗品の消耗に関するテキストメッセージを表示する液晶表示体を用いた表示部、あるいは、プリンタ100の状態、例えば、オンライン状態、エラー状態を報知するための点灯表示部である。
入力操作部103は、オンライン/オフライン操作、用紙トレイ選択、電源オン/オフを指示するための入力を実行するためのキー、スイッチ操作部である。
データ入出力部107は、データ通信に要求されるプロトコル方式に従って、制御回路150によって用意されたデータを用いて送信用データを生成し、あるいは、受信データから制御回路150が所望するデータを抽出するソフトウェア通信データ入出力インターフェースである。データ入出力端子接続部108は、データケーブルCV1を接続するためのハードウェアデータ入出力インターフェースである。
消耗品情報読取部106は、消耗品10に備えられている記憶素子20から、消耗品に関する情報を読み出す。
制御回路150は、各種プログラム、ソフトウェアモジュールを実行する中央処理装置(CPU)151、CPU151において実行される各種プログラム、ソフトウェアモジュールを格納する不揮発性記憶装置としてのリードオンリメモリ(ROM)/ハードディスクドライブ(HDD)152、プログラム実行時にプログラムを一時的に格納すると共にプログラムの実行結果を格納する揮発性メモリとしてのランダムアクセスメモリ(RAM)153を備えている。
プリンタ100が特定用途向けプリンタである場合には、例えば、制御回路150は、装着されている消耗品が特定用途向け消耗品であるか否かを契約IDを用いて識別し、特定用途向け消耗品が装着されている場合には、記憶素子20からではなく、外部サーバから消耗品の残量または消費量を取得する。一方、プリンタ100が一般用途向けプリンタである場合には、例えば、制御回路150は、契約IDを用いた判断を行わず、記憶素子20から消耗品の残量または消費量を取得する。
制御回路150は、取得された消耗品の残量が、印刷処理の実行に十分でない場合には、要求されている印刷処理を実行しない。プリンタ100が特定用途向けプリンタである場合には、制御回路150は、特定用途向けプリンタの情報、例えば、ファームウェアバージョン、IPアドレス、型式、個別識別情報、消耗品の情報、例えば、契約ID、消耗品消耗量、消耗品固体ID、型番、使用有効期限を、プリンタ情報として外部サーバに送信する。一方、プリンタ100が一般用途向けプリンタである場合には、制御回路150は、プリンタ情報を特定用途向けプリンタに対して送信する。
その他の実施例:
(1)上記各実施例では、記憶素子20a、20bには端子21が備えられており、消耗品情報読取部106は接触方式によって記憶素子20a、20bから消耗品に関する情報を読み出している。しかしながら、他の実施例に係るトナーカートリッジ10cを表す図14に示すように、記憶素子20cは、端子21を備える変わりに無線通信機能を備えても良い。この場合には、非接触方式によって消耗品に関する情報が読み出される。
記憶素子20cが無線通信機能を備える場合には、工場出荷時における既述の無意味化処理を容易に実行することができる。すなわち、無線通信を通じて非接触で記憶素子20cの消耗品残量情報を変更することができる。例えば、トナーカートリッジ10cが、特定用途向け消耗品として用いられる場合には、消耗品残量情報を残量0に変更すると共に、契約ID=X1とすることができる。一方、トナーカートリッジ10cが、一般用途向け消耗品として用いられる場合には、消耗品残量情報を適正残量に変更すると共に、契約ID=X2とすることができる。
(2)上記各実施例では、接続状態から切断状態へと不可逆的に切り替え可能なスイッチ25を用いて、記憶素子20を書き換え不能とし、あるいは記憶素子20の所定アドレスからの読み出しを不能としているが、スイッチ25に代えて、ヒューズ、基板上に形成された配線を用いても良い。ヒューズを用いる場合には、ヒューズを切断することによって、接続状態から切断状態へと不可逆的に切り替えることが可能となる。なお、スイッチ25、ヒューズは半導体記憶装置である記憶素子20内部に外部から切り替え・切断可能な状態で備えられていることが好ましい。この場合には、不正な再導通加工を防止することができる。また、基板上に形成された配線を用いる場合には、配線が付されている基板部分を物理的に折ることによって接続状態から切断状態へと不可逆的に切り替えることが可能となる。
(3)トナーカートリッジ10に複数の記憶素子20が備えられている場合に、トナーカートリッジ10を特定用途向け消耗品として出荷する場合には、一般用途向けプリンタが使用する記憶素子を取り外しても良い。この場合には、物理的に、一般用途向けプリンタにおける特定用途向け消耗品の使用を防止することができる。
(4)上記各実施例では、特定用途向け消耗品に備えられている記憶素子について、記憶素子20を書き換え不能とし、あるいは記憶素子20の所定アドレスからの読み出しを不能としているが、この他にも、例えば、書き込みデータを残量0または不定に固定、読み出しデータを残量0または不定に固定するようにメモリコントローラ202bを設計しても良い。この場合には、特定用途向け消耗品が一般用途向けプリンタにおいて用いられると、消耗品残量が0または不定であるため、一般用途向けプリンタにおける印刷処理が実行されない。したがって、一般用途向けプリンタにおける特定用途向け消耗品の使用を防止または抑制することができる。
(5)一般用途向け消耗品に備えられている記憶素子における消耗品残量を格納するアドレスと特定用途向け消耗品に備えられている記憶素子における消耗品残量を格納するアドレスとを異なるようにしても良い。すなわち、残量情報8ビットで表され、一般用途向け消耗品に対しては、残量100%に255、残量0%に0が対応付けられている場合、特定用途向け消耗品に対しては、残量100%に0、残量0%に255を対応付けても良い。この場合には、一般用途向けプリンタにおける、特定用途向け消耗品の使用を抑制することができる。あるいは、消耗品残量を格納するアドレス順序を、一般用途向け消耗品と特定用途向け消耗品とで逆順序にしても良い。
(6)上記各実施例では、契約IDとしてX1(契約あり)とX2(契約なし)の二通りとしたが、この他にも、契約レベルが複数ある場合には各契約レベルに応じて細分化された契約IDを付しても良い。この場合には、契約IDを識別情報として、契約レベルに応じて、特定用途向け消耗品の使用態様を制御することができる。例えば、各月毎に交換可能なトナーカートリッジの個数を契約レベルに応じて規定し、規定された交換個数を超えた場合には、印刷の実行を停止させることができる。
(7)消耗品残量に代えて、あるいは、加えて、使用期限を用いて、一般用途向けプリンタにおける特定用途向け消耗品の使用を防止または抑制しても良い。具体的には、有効期限が経過したトナーカートリッジを使用しない一般用途向けプリンタを用いる場合には、特定用途向け消耗品の有効期限を、例えば、出荷時期とすることによって、一般用途向けプリンタにおける特定用途向け消耗品の使用を防止または抑制することができる。この場合、特定用途向けプリンタは、外部サーバから消耗品に関する情報を取得するので、特定用途向けプリンタにおける印刷処理は制限されない。
(8)残量情報に対して検査ビットを付しておき、消耗品が特定用途向け消耗品として用いられる場合には、検査ビットを破壊しても良い。この場合には、一般用途向けプリンタは、残量情報が適切であるか否かを判断することができなくなり、特定用途向け消耗品を用いた印刷処理が制限される。
(9)上記各実施例では、消耗品としてトナーカートリッジを用いて説明し、トナー残量が判定値よりも少ない場合には、消耗品が使用できない状態にあるとして、印刷処理を行わないこととした。これに対して、感光体カートリッジ、転写ユニット等が消耗品として用いられる場合には、感光体カートリッジ、転写ユニットの使用回数が所定回数を超えている場合に消耗品が使用できない状態であるとされる。
(10)上記第2の実施例では、論理回路L10、L12等はメモリコントローラ202bとメモリアレイ201bの間に配置されている例について説明したが、メモリアレイ201bが単なる記憶領域であり、メモリコントローラ202bが外部からのリード・ライトコマンドに従う入出力コントローラとして機能する場合には、メモリコントローラ202bの前段に配置されても良い。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
第1の実施例に係るトナーカートリッジの概略構成を模式的に示す説明図である。 第1の実施例に係るトナーカートリッジに備えられている記憶素子の記憶領域を概念的に示す説明図である。 第2の実施例に係るトナーカートリッジの概略構成を模式的に示す説明図である。 第2の実施例に係るトナーカートリッジに備えられている記憶素子の記憶領域を概念的に示す説明図である。 第2の実施例に係るトナーカートリッジに備えられている記憶素子の内部機能ブロックを概念的に示す説明図である。 第2の実施例に係るトナーカートリッジの記憶素子に対する書き込みを制限するための論理回路例を示す説明図である。 図6の回路における各信号の組合せから得られる改コマンドを示す説明図である。 第2の実施例に係るトナーカートリッジ10bの製造ステップを示すフローチャートである。 第2の実施例の変形例に係るトナーカートリッジの記憶素子における特定アドレスの読み出しを制限するための論理回路例を示す説明図である。 図9の回路における各信号の組合せから得られる改コマンドを示す説明図である。 図9のアドレスデコーダによって出力される信号例を示す説明図である。 第2の実施例の変形例に係るトナーカートリッジ10bの製造ステップを示すフローチャートである。 プリンタの内部構成を機能ブロックにて示す説明図である。 他の実施例に係るトナーカートリッジを概念的に示す説明図である。
符号の説明
10、10a、10b、10c…トナーカートリッジ
11、11a、11b、11c…容器
20、20a、20b、20c…記憶素子
21…端子
25…スイッチ
100…プリンタ
101…印刷部
102…表示部
103…入力操作部
106…消耗品情報読取部
107…データ入出力部
108…データ入出力端子接続部
150…制御回路
151…CPU
152…ROM/HDD
153…RAM
L10、L12…論理回路
L16…アドレスデコーダ

Claims (10)

  1. 印刷装置用の消耗品であって、
    前記消耗品が特定用途向けであるか否かを示す識別情報を少なくとも格納する第1の記憶領域と、特定用途向けの印刷装置によって参照される前記消耗品の消耗量に関する情報を少なくとも格納する第2の記憶領域とを備える記憶装置を備える消耗品。
  2. 請求項1に記載の消耗品において、
    前記消耗品が特定用途向け消耗品である場合には、前記第1の記憶領域にはさらに、前記消耗品の消耗量に関する情報として前記消耗品の残量が0であることを示す情報が格納されている消耗品。
  3. 印刷装置用の消耗品であって、
    少なくとも、前記消耗品が特定用途向けであるか否かを示す識別情報と、無意味化された前記消耗品の消耗量に関する情報とを格納する記憶装置を備える消耗品。
  4. 請求項3に記載の消耗品において、
    前記消耗品の消耗量に関する情報の無意味化は、前記消耗品の残量を0とする処理により実行される消耗品。
  5. 請求項3または4に記載の消耗品において、
    前記記憶装置は初回記録後、1度だけ書き換え可能な記憶装置である消耗品。
  6. 請求項3に記載の消耗品において、
    前記消耗品の消耗量に関する情報の無意味化は、前記消耗品の消耗量に関する情報の読み出しを阻害する処理により実行される消耗品。
  7. 印刷装置用の消耗品の製造方法であって、
    記憶装置を装着した消耗品を準備し、
    前記記憶装置に、少なくとも、前記消耗品の消耗量に関する情報、前記消耗品が特定用途向けであるか否かを示す識別情報を記録し、
    前記消耗品を包装容器にて包装し、
    前記消耗品が特定用途向けである場合には、前記包装容器の外部から、前記記憶装置に格納されている消耗品の消耗量に関する情報を無意味化する消耗品の製造方法。
  8. 印刷装置用の消耗品の製造方法であって、
    記憶装置を装着した消耗品を準備し、
    前記消耗品に対して、少なくとも前記消耗品が特定用途向けであるか否かを示す識別情報と、一般用途向け印刷装置によって参照される前記消耗品の消耗量に関する情報を格納する第1の記憶領域と、少なくとも前記消耗品が特定用途向けである場合に参照される前記消耗品の消耗量に関する情報を格納する第2の記憶領域とを備える記憶装置を装着し、
    前記消耗品が特定用途向けである場合には、前記第1の記憶領域における一般用途向け印刷装置によって参照される前記消耗品の消耗量に関する情報を無意味化する消耗品の製造方法。
  9. 請求項7または8に記載の消耗品の製造方法において、
    前記消耗品の消耗量に関する情報の無意味化は、前記消耗品の残量を0とする処理により実行される消耗品の製造方法。
  10. 請求項7または8に記載の消耗品の製造方法において、
    前記消耗品の消耗量に関する情報の無意味化は、前記消耗品の消耗量に関する情報の読み出しを阻害する処理により実行される消耗品の製造方法。
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