JP2008162131A - プリフォーム賦形用マンドレルおよびそれを用いたプリフォームの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】長手方向に高さが変化するFRP成形体成形用のプリフォームを、比較的短尺で軽量なマンドレルを用いて、安価にかつ高品位に賦形可能なマンドレルを提供するとともに、そのマンドレルを用いた、自動化まで可能な効率のよいプリフォームの製造方法を提供する。
【解決手段】FRP成形体の成形に用いられる、長手方向に高さが変化するプリフォームを賦形するためのマンドレルであって、マンドレルの長さは賦形すべきプリフォームの全長の半分以下であり、マンドレルが賦形すべきプリフォームの長手方向に賦形すべきプリフォームに対し相対移動可能に設けられ、マンドレルが賦形すべきプリフォームの高さ方向に上マンドレルと下マンドレルとに分割されており、かつ、上下マンドレル間に、上下マンドレル間の間隔を機械的に調整可能な間隔調整手段が介装されているプリフォーム賦形用マンドレル、およびそれを用いたプリフォームの製造方法。
【選択図】図6

Description

本発明は、FRP(繊維強化プラスチック)成形体の成形に用いられるプリフォームを賦形するためのマンドレル、およびそれを用いたプリフォームの製造方法に関し、とくに、長手方向に高さが変化するFRP成形体成形用のプリフォーム賦形用マンドレルおよびそれを用いたプリフォームの製造方法に関する。
FRP成形体の製造においては、その長手方向に高さが順次変化する成形体の形状が要求されることがある。例えば図1に示すように、長手方向に高さが変化する桁材1(例えを、ある構造体の補強部材として用いられるストリンガ)をFRP成形体として成形する場合、それを成形するための強化繊維基材(場合によってはプリプレグ)からなるプリフォームは、通常、例えば図2に示すように形成される。図2に示すプリフォーム2は、C型プリフォーム3、3が背中合わせに接続され、その上下面に平板状のプリフォーム4、4は貼り合わされている。このC型プリフォーム3の高さを長手方向に変えることにより、図1に示したFRP成形体1成形用のプリフォーム2が形成されることになる。
従来、上記のような、長手方向に高さが変化するプリフォーム3の賦形は、賦形すべきプリフォームの全長に渡るマンドレルを用いて行われていたが、マンドレルが長いため重くなり、生産性が低いという問題がある。また、長尺のマンドレルとなるためマンドレル自体が高価となる。
また、プリフォームの高さを連続的に変化させる他の方法として、ロールを用いプリフォームの長手方向にロールを転動させていく方法も知られているが、この方法には、ロールと基材間の僅かな速度差から基材表面に皺や毛羽を生じることがあるという問題があり、高品位のプリフォームが得られにくい。
そこで本発明の課題は、長手方向に高さが変化するFRP成形体成形用のプリフォームを、比較的短尺で軽量なマンドレルを用いて、安価にかつ高品位に賦形可能なマンドレルを提供するとともに、そのマンドレルを用いた、自動化まで可能な効率のよいプリフォームの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るプリフォーム賦形用マンドレルは、FRP成形体の成形に用いられる、長手方向に高さが変化するプリフォームを賦形するためのマンドレルであって、マンドレルの長さは賦形すべきプリフォームの全長の半分以下であり、マンドレルが賦形すべきプリフォームの長手方向に賦形すべきプリフォームに対し相対移動可能に設けられ、マンドレルが賦形すべきプリフォームの高さ方向に上マンドレルと下マンドレルとに分割されており、かつ、上下マンドレル間に、該上下マンドレル間の間隔を機械的に調整可能な間隔調整手段が介装されていることを特徴とするものからなる。すなわち、上下マンドレル間の間隔を機械的に調整することにより、マンドレルの高さを変えながらマンドレルを賦形すべきプリフォームに対し相対移動させ、高さの異なるプリフォーム部分を順次賦形できるようにした、少なくとも賦形すべきプリフォームの全長の半分以下の長さの比較的短尺のマンドレルである。
このプリフォーム賦形用マンドレルにおいては、上マンドレルおよび下マンドレルの少なくとも一方が、賦形すべきプリフォームの高さ変化面に沿う高さ変化面、例えばテーパ状に高さが変化する面を有している構造とできる。このマンドレルの高さ変化面は、例えば、1/10〜1/300の範囲内にある傾斜を有する傾斜面から形成できる。
また、上記間隔調整手段の1回の調整量としては、例えば、マンドレルの長さ方向におけるマンドレル全体の高さ変化量に相当する量に設定することができる。
また、このような間隔調整手段は、例えば、上下マンドレル間に挿入、上下マンドレル間から抜き取り可能なスペーサから構成することもできるし、賦形すべきプリフォームの高さ方向に高さが変化するテーパ面を有し、上下マンドレルに対し、マンドレルの長さ方向にスライド可能なウエッジから構成することもできる。スペーサの場合には、積層可能な複数のスペーサから構成することができる。ウエッジの場合には、1個のウエッジから構成することもできるし、テーパ面同士をマンドレルの長さ方向にスライド可能に当接させた少なくとも2枚のウエッジから構成することもできる。
また、本発明に係るプリフォーム賦形用マンドレルにおいては、マンドレルが、雄型マンドレルと雌型マンドレルからなり、該雄型マンドレルと雌型マンドレルがそれぞれ、上記上下マンドレルに分割されている構造とすることができる。
また、本発明に係るプリフォーム賦形用マンドレルは、強化繊維基材からなるプリフォームを賦形するためのマンドレルから構成することができる。場合によっては、プリプレグで形成されるプリフォームを賦形するためのマンドレルとして構成することも可能である。
本発明に係るプリフォーム賦形用マンドレルは、長手方向に高さが変化するFRP成形体の成形に用いられる、長手方向に高さが変化するプリフォームであれば、あらゆるプリフォームの賦形に適用可能である。例えば、上下のフランジ部と両フランジ部を接続するウエブ部を有するFRP桁材の成形に用いられるプリフォーム、例えば前述の図2に示したC型プリフォームを賦形するためのマンドレルとして構成できる。
本発明に係るプリフォームの製造方法は、上記のようなプリフォーム賦形用マンドレルを用いた、以下の順に行われる工程を含む、長手方向に高さが変化するFRP成形体成形用のプリフォームの製造方法からなる。
(A)強化繊維を有する基材を所定の形状に裁断する基材の準備工程、
(B)前記基材を、少なくとも0.5気圧以上の圧力で前記マンドレルに押し付ける加圧工程、
(C)前記基材を60〜130℃の範囲に加熱する加熱工程、
(D)賦形が終了した基材部分を移動させ、基材を、マンドレルに対し長手方向に、次の賦形部分まで相対移動させる移動工程、
(E)前記マンドレルの高さを変更するマンドレル高さ調整工程、
(F)高さが変更されたマンドレルに対し少なくとも(B)、(C)の工程を繰り返す繰り返し工程。
上記移動工程においては、マンドレルに対し基材を次の賦形部分まで引き込むことにより相対移動させることもできるし、基材に対し短尺のマンドレルを基材の次の賦形部分まで移動させることもできる。
この方法においては、上記加熱工程(C)の後に基材を冷却する冷却工程(G)を有することができる。
上記加圧工程(B)と加熱工程(C)は順序を入れ替えることが可能である。すなわち、本発明に係るプリフォームの製造方法は、上記のようなプリフォーム賦形用マンドレルを用いた、以下の順に行われる工程を含む、長手方向に高さが変化するFRP成形体成形用のプリフォームの製造方法からなる。
(A)強化繊維を有する基材を所定の形状に裁断する基材の準備工程、
(C)前記基材を60〜130℃の範囲に加熱する加熱工程、
(B)前記基材を、少なくとも0.5気圧以上の圧力で前記マンドレルに押し付ける加圧工程、
(D)賦形が終了した基材部分を移動させ、基材を、マンドレルに対し長手方向に、次の賦形部分まで相対移動させる移動工程、
(E)前記マンドレルの高さを変更するマンドレル高さ調整工程、
(F)高さが変更されたマンドレルに対し少なくとも(C)、(B)の工程を繰り返す繰り返し工程。
この方法においては、上記加圧工程(B)の後に基材を冷却する冷却工程(G)を有することができる。
上記準備工程(A)において用いる基材は、複数層の強化繊維織物の各層間に、熱可塑性樹脂を含む接着樹脂材料を配したものを用いることができる。かかる基材は、少なくとも片側表面に、熱可塑性樹脂を含む接着樹脂材料を付着せしめたものを積層して得られ、かかる基材を用いることで、加圧および加熱することで強化繊維織物同士を接着し、賦形後の形態をより強固に保持できる。ここで強化繊維織物とは、通常用いられる平織、綾織等の縦横に強化繊維を有する織物、合成繊維等を補助糸としてシート化したいわゆる一方向織物等が用いられる。
上記加圧工程(B)としては、雄型マンドレルと雌型マンドレルの間で基材を加圧する工程とすることができる。
本発明によれば、高さ方向に分割したマンドレルを用い、マンドレルの高さを変えながらマンドレルを賦形すべきプリフォームに対し相対移動させることにより、目標とする形状に高さを変化させたプリフォームを容易に製造でき、容易に賦形装置の自動化まではかることが可能である。マンドレルは短尺かつ軽量であるので、取り扱いが容易化されるとともに安価に製作でき、プリフォームの製造コストも低減できる。
また、上記相対移動は、次の賦形部分に移動させるために行われるもので、賦形時には、基材とマンドレルの長手方向の位置関係は変わらないから、マンドレルと基材間には速度差は発生せず、皺や毛羽等の発生の無い高品位のプリフォームを得ることができる。
以下に、本発明の望ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。
図3は、成形しようとするFRP製桁材、とくにFRP製ストリンガの形態の一例を示している。FRP製ストリンガ11は、その高さが連続的に直線状に変化しており、上下のフランジ部12、13とウエブ部14とを有し、上側のフランジ部12の下側のフランジ部13に対する高さ(つまり、ウエブ部14の高さ)が連続的に変化している。このFRP製ストリンガ11成形用のプリフォームは、前述の図2に示したような形状に形成されるが、このプリフォームが、比較的短尺のマンドレルを用いて、長手方向に順次賦形されていく。例えば、図4に概念を示すように、例えば1/100の傾きで高さが変化していく場合、長手方向に1回の賦形幅(1プレス幅)が100mmに設定され、100mm毎に高さを1mm変化させて、次々と賦形が進められていく。したがって、この場合、マンドレルの長さも、各賦形領域21の長さと一致するように、基本的に100mmに設定される。
このように高さが変更されるマンドレルの構造例を図5を参照して説明する。図5に示す例では、マンドレル31は、上下に、上マンドレル32と下マンドレル33とに分割され、上下マンドレル32、33間に、両者の間隔を機械的に調整可能な手段として、複数の板状のスペーサ34が介装される。このスペーサ34を適宜挿入あるいは抜き出すことにより、上下マンドレル32、33間の間隔を機械的に調整できるようになっている。このスペーサ34の1枚当たりの厚みを、例えばマンドレル31を次の隣接する賦形領域に相対移動させた際の(つまり、マンドレル31の長さ方向における)マンドレル31全体の高さ変化量に対応する量に相当する厚みとしておけば、マンドレル31を次の賦形領域に移動させた際にはスペーサ34の数を1枚づつ増減させればよいことになる。上述の例では、スペーサ34の1枚当たりの厚みを1mmに設定しておけばよいことになる。
このような構造を有する比較的短尺のマンドレルを用いて高さが長手方向に変化するプリフォームを賦形するには、例えば、図6にC型プリフォームの賦形の例を示すように、雄型マンドレル41と雌型マンドレル51を使用する。雄型マンドレル41は、上マンドレル42と下マンドレル43とに分割され、上下マンドレル42、43間に、両者の間隔を機械的に調整可能な手段として、複数の板状のスペーサ44が介装されている。雌型マンドレル51も、上マンドレル52と下マンドレル53とに分割され、上下マンドレル52、53間に、両者の間隔を機械的に調整可能な手段として、複数の板状のスペーサ54が介装されている。そして、雄型マンドレル41と雌型マンドレル51の間で、図示の如きC型プリフォーム55が賦形される。
このプリフォーム55の賦形においては、まず、強化繊維を有する基材を所定の形状に裁断して基材を準備する。次に、準備した基材を、少なくとも0.5気圧以上の圧力でマンドレルに押し付けて加圧する。図6に示した例では、雄型マンドレル41と雌型マンドレル51の間で基材を加圧する。そして、加圧した状態で、基材を60〜130℃の範囲に加熱して、基材を雄型マンドレル41と雌型マンドレル51に沿った形状に賦形する。賦形が終了した基材部分を移動させ、基材を、マンドレルに対し(つまり、雄型マンドレル41と雌型マンドレル51からなるマンドレル全体に対し)長手方向に、次の賦形部分まで相対移動させる。この場合、基材を引き込んで静置したマンドレルに対し基材側を移動させてもよく、静置した基材に対しマンドレル側を移動させてもよい。要は、マンドレルを基材の次の賦形領域に相対移動させればよい。相対移動されたマンドレルの高さを変更し、高さが変更されたマンドレルに対し少なくとも上記加圧工程、加熱工程を繰り返す。この繰り返しは、賦形すべき全領域の賦形が終了するまで行われる。これによって、図3に示したようなFRPストリンガの成形に必要なC型プリフォームが賦形され、図2に示したように、C型プリフォーム同士を背中合わせに接続し、上下に平板状基材を配置すれば、所望のプリフォームが形成される。
上記の加熱工程の後には、基材を冷却する冷却工程を設けてもよい。また、上記の加圧工程と加熱工程は順序を入れ替えることも可能である。その場合には、加圧工程の後に基材を冷却する冷却工程を設けることが可能である。
上記の例では、上下マンドレル間の間隔を機械的に調整可能な手段としてスペーサを用いたが、この間隔調整手段は、例えば図7に示すように、上下マンドレル61、62間に、賦形すべきプリフォームの高さ方向に高さが変化するテーパ面63aを有し、上下マンドレル61、62に対し、マンドレルの長さ方向にスライド可能なウエッジ63から構成することもできる。図7(A)の位置から(B)の位置にウエッジ63をスライドさせれば上下マンドレル61、62間の間隔は縮小され(マンドレルの高さが低くされ)、(B)の位置から(A)の位置にスライドさせれば、上下マンドレル61、62間の間隔は拡大される(マンドレルの高さが高くされる)。このウエッジ方式の場合には、実質的に無段階の高さ調整が可能である。また、例えば図8に示すように、テーパ面同士をマンドレルの長さ方向にスライド可能に当接させた少なくとも2枚のウエッジ73、74を上下マンドレル71、72間に介装することも可能である。さらに、間隔調整手段の構成として、形状の異なるスペーサを組み合わせて用いることも可能である。例えば図9に示すように、平板状のスペーサ81とテーパ面を有するスペーサ82との組み合わせ形態とすることが可能である。テーパ面を有するスペーサ82を介在させれば間隔調整手段全体の上下面は非平行となり(上面がテーパ面となり)、スペーサ82を抜き取って平板状のスペーサ81のみとすれば、間隔調整手段全体の上下面は平行面となり、スペーサ82の向きを逆にすれば、上面が反対側に傾斜するテーパ面となる。このようにすれば、賦形すべきプリフォームの傾き角が変化したり、傾き方向が変化したりする場合にも対応できる。
本発明においては、賦形すべきプリフォームの形態、ひいては成形すべきFRP成形体の形態は、種々の形態を採り得る。例えば図10(A)に示す上面傾斜形態91、(B)に示す下面傾斜形態92、(C)に示す両面傾斜形態93、(D)に示す上面の傾斜角が順次変化する形態94、(E)に示す下面の傾斜角が順次変化する形態95、(F)に示す両面の傾斜角が順次変化する形態96、(G)に示す単純傾斜面と傾斜角が順次変化する面との組み合わせ形態97、等、いずれの形態も採り得、これらの形態のいずれに対しても、本発明によるプリフォームの製造が可能である。
このように、本発明においては、種々の形態に対して、短尺のマンドレルを用いて長尺のプリフォームを順次目標とする所定形状に賦形していくことが可能になる。短尺かつ軽量なのマンドレルであるので、取り扱いが容易であり、安価に製作でき、プリフォームの製造コストも低減できる。また、前述した賦形のための一連の工程も、容易に自動化が可能である。さらに、各賦形領域においては基材とマンドレルの長手方向の位置関係を一定にしたまま加圧や加熱を行うようにしているので、マンドレルと基材間に速度差は発生せず、皺や毛羽等発生の問題も無く、高品位のプリフォームが製造される。
本発明に係るプリフォーム賦形用マンドレルおよびそれを用いたプリフォームの製造方法は、高さが長手方向に変化するあらゆるプリフォームの製造に適用できる。
長手方向に高さが変化するFRP成形体としての桁材の一例を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿って見たFRP成形体成形用のプリフォームの断面図である。 成形しようとするFRP製ストリンガの形態の一例を示す側面図(A)、正面図(B)および背面図(C)である。 賦形領域の例を示す説明図である。 本発明の一実施態様に係るマンドレルの概略構成図である。 雄型マンドレルと雌型マンドレルを用いたプリフォームの賦形例を示す縦断面図である。 ウエッジを用いたマンドレルの一例を示す概略構成図である。 ウエッジを用いたマンドレルの別の例を示す概略構成図である。 形状の異なるスペーサを用いた例を示す間隙調整手段の斜視図である。 賦形すべきプリフォームの各種形態例を示す概略側面図である。
符号の説明
1 長手方向に高さが変化する桁材
2 プリフォーム
3 C型プリフォーム
4 平板状のプリフォーム
11 FRP製ストリンガ
12、13 フランジ部
14 ウエブ部
21 賦形領域
31 マンドレル
32 上マンドレル
33 下マンドレル
34 スペーサ
41 雄型マンドレル
42、52 上マンドレル
43、53 下マンドレル
44、54 スペーサ
51 雌型マンドレル
55 C型プリフォーム
61、71 上マンドレル
62、72 下マンドレル
63、73、74 ウエッジ
63a テーパ面
81 平板状のスペーサ
82 テーパ面を有するスペーサ
91、92、93、94、95、96、97 賦形すべきプリフォームの各種形態

Claims (18)

  1. FRP成形体の成形に用いられる、長手方向に高さが変化するプリフォームを賦形するためのマンドレルであって、マンドレルの長さは賦形すべきプリフォームの全長の半分以下であり、マンドレルが賦形すべきプリフォームの長手方向に賦形すべきプリフォームに対し相対移動可能に設けられ、マンドレルが賦形すべきプリフォームの高さ方向に上マンドレルと下マンドレルとに分割されており、かつ、上下マンドレル間に、該上下マンドレル間の間隔を機械的に調整可能な間隔調整手段が介装されていることを特徴とするプリフォーム賦形用マンドレル。
  2. 上マンドレルおよび下マンドレルの少なくとも一方が、賦形すべきプリフォームの高さ変化面に沿う高さ変化面を有している、請求項1に記載のプリフォーム賦形用マンドレル。
  3. 前記マンドレルの高さ変化面が、1/10〜1/300の範囲内にある傾斜を有する傾斜面からなる、請求項2に記載のプリフォーム賦形用マンドレル。
  4. 前記間隔調整手段の1回の調整量が、マンドレルの長さ方向におけるマンドレル全体の高さ変化量に相当する量に設定されている、請求項1〜3のいずれかに記載のプリフォーム賦形用マンドレル。
  5. 前記間隔調整手段が、前記上下マンドレル間に挿入、前記上下マンドレル間から抜き取り可能なスペーサからなる、請求項1〜4のいずれかに記載のプリフォーム賦形用マンドレル。
  6. 前記スペーサが、積層可能な複数のスペーサからなる、請求項5に記載のプリフォーム賦形用マンドレル。
  7. 前記間隔調整手段が、賦形すべきプリフォームの高さ方向に高さが変化するテーパ面を有し、前記上下マンドレルに対し、マンドレルの長さ方向にスライド可能なウエッジからなる、請求項1〜4のいずれかに記載のプリフォーム賦形用マンドレル。
  8. 前記ウエッジが、前記テーパ面同士をマンドレルの長さ方向にスライド可能に当接させた少なくとも2枚のウエッジからなる、請求項7に記載のプリフォーム賦形用マンドレル。
  9. 前記マンドレルが、雄型マンドレルと雌型マンドレルからなり、該雄型マンドレルと雌型マンドレルがそれぞれ、前記上下マンドレルに分割されている、請求項1〜8のいずれかに記載のプリフォーム賦形用マンドレル。
  10. 強化繊維基材からなるプリフォームを賦形するためのマンドレルからなる、請求項1〜9のいずれかに記載のプリフォーム賦形用マンドレル。
  11. プリプレグで形成されるプリフォームを賦形するためのマンドレルからなる、請求項1〜9のいずれかに記載のプリフォーム賦形用マンドレル。
  12. 上下のフランジ部と両フランジ部を接続するウエブ部を有するFRP桁材の成形に用いられるプリフォームを賦形するためのマンドレルからなる、請求項1〜11のいずれかに記載のプリフォーム賦形用マンドレル。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載のプリフォーム賦形用マンドレルを用いた、以下の順に行われる工程を含む、長手方向に高さが変化するFRP成形体成形用のプリフォームの製造方法。
    (A)強化繊維を有する基材を所定の形状に裁断する基材の準備工程、
    (B)前記基材を、少なくとも0.5気圧以上の圧力で前記マンドレルに押し付ける加圧工程、
    (C)前記基材を60〜130℃の範囲に加熱する加熱工程、
    (D)賦形が終了した基材部分を移動させ、基材を、マンドレルに対し長手方向に、次の賦形部分まで相対移動させる移動工程、
    (E)前記マンドレルの高さを変更するマンドレル高さ調整工程、
    (F)高さが変更されたマンドレルに対し少なくとも(B)、(C)の工程を繰り返す繰り返し工程。
  14. 前記加熱工程(C)の後に基材を冷却する冷却工程(G)を有する、請求項13に記載のプリフォームの製造方法。
  15. 請求項1〜12のいずれかに記載のプリフォーム賦形用マンドレルを用いた、以下の順に行われる工程を含む、長手方向に高さが変化するFRP成形体成形用のプリフォームの製造方法。
    (A)強化繊維を有する基材を所定の形状に裁断する基材の準備工程、
    (C)前記基材を60〜130℃の範囲に加熱する加熱工程、
    (B)前記基材を、少なくとも0.5気圧以上の圧力で前記マンドレルに押し付ける加圧工程、
    (D)賦形が終了した基材部分を移動させ、基材を、マンドレルに対し長手方向に、次の賦形部分まで相対移動させる移動工程、
    (E)前記マンドレルの高さを変更するマンドレル高さ調整工程、
    (F)高さが変更されたマンドレルに対し少なくとも(C)、(B)の工程を繰り返す繰り返し工程。
  16. 前記加圧工程(B)の後に基材を冷却する冷却工程(G)を有する、請求項15に記載のプリフォームの製造方法。
  17. 前記準備工程(A)において用いる基材が、複数層の強化繊維織物の各層間に、熱可塑性樹脂を含む接着樹脂材料を配したものである、請求項13〜16のいずれかに記載のプリフォームの製造方法。
  18. 前記加圧工程(B)が、雄型マンドレルと雌型マンドレルの間で基材を加圧する工程からなる、請求項13〜17のいずれかに記載のプリフォームの製造方法。
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