JP2008159485A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】透光パネルを容易に着脱することができる照明器具を提供する。
【解決手段】埋込型照明器具は、上面及び下面が開口する略角筒状の枠体と、枠体の下面側に配置される透光パネル5とを備えており、枠体には透光パネル5を保持するための一対のパネル保持ばね12c、12cが設けられている。各パネル保持ばね12cは、中間部が両端部に比べて外側方向に突出する形状の支点切替ばね片12jを有しており、支点切替ばね片12jの下端側には規制部材15の係止部15bと係止する係止面12dが一体に形成されている。さらに、係止面12dから延出し透光パネル5の係止部5fと係止するパネル係止片12eが一体に形成されている。両パネル保持ばね12c、12cには規制部材15が取付けられており、規制部材15の支点部が第1の支点位置と第2の支点位置との間で移動することで、両パネル保持ばね12c、12cの撓みを規制している。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明器具に関するものである。
従来より、複数の弾性支持片を用いて透光パネルを枠体に嵌着させた埋込型照明器具があった(例えば特許文献1参照)。この埋込型照明器具は、下面に開口部を有し略箱状の器具本体と、柔軟性を有する樹脂で角型に形成され器具本体に嵌着される枠体と、枠体に嵌着される略矩形板状の透光パネルとを備えている。この枠体の内周部には、複数の弾性支持片が枠体の壁面との間に空孔を設けた状態で一定の間隔に配置されている。
この埋込型照明器具は、枠体を器具本体に取付ける前に透光パネルを枠体に取付ける必要があり、枠体に対して上側から透光パネルを押圧すると、透光パネルによって各弾性支持片が下向きに変形し、さらに透光パネルを押し込むと透光パネルが弾性支持片と枠体の底面との間に差し込まれ、透光パネルが枠体に嵌着される。
この埋込型照明器具では、透光パネルが枠体と器具本体の間に配設されており、透光パネルを取り外す場合には一旦枠体を器具本体から取り外した後、透光パネルを枠体から取り外す必要があった。また、デザイン上の問題から近年の埋込型照明器具における枠体の見つけ幅は小さくなっており、埋込型照明器具を取付けた後に枠体を取り外すことが難しくなっている。そこで、枠体を器具本体から取り外さずに透光パネルを取り外そうとしても、弾性支持片は透光パネルの内側にあるため、透光パネルを取付けた状態では弾性支持片を変形させることができず、枠体から透光パネルを取り外すことが困難であった。さらに、見つけ幅が小さくなると弾性支持片を内側寄りに配置する必要があるが、枠体の内面側には反射板や光源が配設されているので、光源を点灯させた際に弾性支持片が影として視認されてしまい、照明環境が悪化する虞れがあった。ここに、見つけ幅とは、埋込型照明器具を取付けた状態において室内側に露出する枠体の部位をいい、通常は枠体と直交する方向であって、枠体の内側方向又は外側方向に延出する鍔部をいう。
そこで、透光パネルを容易に取り外すことができるように、器具本体に透光パネルを係止するための係止部を設けた埋込型照明器具が提案されている(例えば特許文献2参照)。この埋込型照明器具は、下面に開口部を有する器具本体と、器具本体の開口部を閉塞して器具本体に取着される透光パネルとを備えている。器具本体には、透光パネルを係止するための一対の板ばねで構成される係止部が設けられており、一方、透光パネルには一対の板ばねの間に差し込まれ、板ばねと弾性係止する差込係止片が設けられている。
この埋込型照明器具では、器具本体に対して下面側から透光パネルを押し込むと、差込係止片が両板ばね間に差し込まれ、両板ばねと差込係止片とが弾性係止することによって透光パネルが器具本体に取付けられる。
特開平11−162214号公報(第2頁−第3頁、及び、第1図−第3図) 実開平5−1109号公報(第5頁−第7頁、及び、第1図−第3図)
上述の特許文献2に示した照明器具では、透光パネルを器具本体から取り外す際、両板ばねと差込係止片との係止状態を解除するために透光パネルを下側に引っ張る必要がある。そのため、引っ張るための掴み代を透光パネルに設ける必要があるが、デザイン上の問題から掴み代を大きく設けることができず、小さい掴み代では透光パネルを器具本体から取り外すのが困難であった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、透光パネルを容易に着脱することができる照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、透光パネルと、当該透光パネルを保持する枠体とを有し、枠体は、それぞれ撓むことで対向面の間隔を変化させる弾性保持部と、当該各弾性保持部の外側面と当接して当該当接部位を撓みの支点部とする撓み規制部とを備え、当該撓み規制部は、透光パネルを枠体に取付ける際に弾性保持部の撓みの支点をなす第1の支点位置と透光パネルを枠体から取り外す際に弾性保持部の撓みの支点をなす第2の支点位置との間で支点部を移動自在に切り替え、透光パネルは、支点部が第1の支点位置にある状態で当該透光パネルを押し込むことで弾性保持部と係止する係止部と、透光パネルを保持位置からさらに押し込むことで撓み規制部に当接して支点部を第1の支点位置から第2の支点位置に切り替える支点切替部とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、撓み規制部は、支点切替部と当接する当接部と、当該当接部の両端側にそれぞれ開口し各弾性保持部を挿通する挿通孔とを備え、各弾性保持部の外側面に当接する挿通孔の端縁を支点部とし、各弾性保持部は、中間部が両端部に比べて外側方向に突出する形状に形成され一端側が枠体に固定されるとともに他端側が外側方向に付勢される支点切替ばね部と、当該支点切替ばね部の他端側から外側方向に突出し支点部が第1の支点位置に移動した際に挿通孔の端縁と係止する移動規制部と、当該移動規制部から延出し係止部と弾性係止する係止ばね部とを備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、枠体の内側領域に反射面を有する反射板を備え、反射面の外側領域であって枠体の内側領域に弾性保持部及び撓み規制部を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、撓み規制部の支点部が第1の支点位置にある状態で枠体に対して透光パネルを押し込むことで、透光パネルの係止部が枠体の両弾性保持部と係止して透光パネルが枠体に取付けられる。また、透光パネルを枠体に取付けた状態からさらに透光パネルを押し込むことで、透光パネルの支点切替部が撓み規制部に当接し、撓み規制部の支点部を第1の支点位置から第2の支点位置に移動させるので、弾性保持部が拡開して透光パネルの係止部との係止が外れ透光パネルが枠体から取り外される。従って、枠体に透光パネルを着脱する際に、透光パネルを押し込むだけでよく、容易に透光パネルを着脱することができるという効果がある。
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加え、撓み規制部の支点部を第1の支点位置又は第2の支点位置に切り替える際に撓み規制部に力を加える必要があるが、中間部が両端部に比べて外側方向に突出する形状に形成された支点切替ばね部を弾性保持部に設けているので、支点部が支点切替ばね部の中間部を越えると、支点切替ばね部のばね反力によって支点部が第1の支点位置又は第2の支点位置までスライド移動する。従って、支点部が支点切替ばね部の中間部を越えるまで撓み規制部に力を加えるだけで支点部を第1の支点位置又は第2の支点位置に切り替えることができるという効果がある。
請求項3の発明によれば、弾性保持部及び撓み規制部を反射板の反射面より外側領域であって枠体の内側領域に設けることによって、反射板の内側領域に配置したランプを点灯させた際に、弾性保持部及び撓み規制部が影として視認されることがなく、照明環境に影響を及ぼさないという効果がある。
本発明の実施形態を図1〜図11に基づいて説明する。本発明に係る埋込型照明器具Aは、図4及び図9に示すように造営材(例えば、下地材16及び仕上げ天井17)に設けた埋込孔18を通して天井裏に配設され、吊ボルト金具7を介して建物の躯体21に設けた吊ボルト22に固定される。
この埋込型照明器具Aは、図2〜図4に示すように下面が開口する略箱状のボディ1と、下面が開口する略箱状に形成され片口金ランプ9から照射された光を反射させる反射板3と、上面及び下面が開口する略角筒状の枠体4と、枠体4の下面側に配置される透光パネル5とを備えている。
まず、ボディ1について図2〜図4に基づいて説明する。ボディ1は、下面が開口するとともに上面が略十字状に開口する略箱状に形成されており、ボディ1の対向する2つの側面にはサブボディ2、2がそれぞれ取付けられている。また、ボディ1の残りの側面のうち一方側の内側面には、片口金ランプ9を装着する複数(図3では2個)のランプソケット8が、片口金ランプ9が接続される接続面8aを内側に向けた状態でそれぞれ固定されている。さらに、ボディ1においてランプソケット8の外側位置には、片口金ランプ9に電源を供給するための点灯回路10が取付けられた点灯回路取付台6がボディ1に回動自在に取着されており、点灯回路10と各ランプソケット8とが図示しないリード線を介してそれぞれ電気的に接続されている。
次に、サブボディ2について図2に基づいて説明する。サブボディ2は、後述する調整金具11が取付けられる略矩形板状の主片2aを有しており、この主片2aの下端側には外側に向かって延出する鍔部2cが設けられている。また、主片2aの上端側には内側に向かって延出する取付片2bが設けられており、サブボディ2は取付片2bを介してボディ1に取付けられる。さらに、サブボディ2の主片2aには、調整金具11の係止片11d、11dを上下方向に移動自在に挿通させる開口部2dが設けられており、開口部2dを間にして左右方向両側には調整金具11を主片2aに取付けるための取付ねじ19を上下方向に移動自在に挿通させる長孔2e、2eがそれぞれ設けられている。また、各長孔2e、2eの左右方向両端寄りには、調整金具11の位置決め片11b、11bを上下方向に移動自在に挿通させるスリット2f、2fがそれぞれ設けられている。さらに、主片2aの右側の下方位置には、図示しない取付金具が取付けられ取付金具の位置を上下方向に調整する略T字状のスリット2gが設けられており、例えば仕上げ天井17を施工する前にボディ1及びサブボディ2を下地材16に固定する場合、取付金具をスリット2gに沿って上下方向に調整して鍔部2cと取付金具との間で下地材16を挟持させると、ボディ1及びサブボディ2が下地材16に固定される。ここに、ボディ1とサブボディ2とで器具本体20が構成されている。
ここで、調整金具11について図6に基づいて説明する。調整金具11は、横長板状の取付主片11aを有しており、取付主片11aの長手方向両端側からは位置決め片11b、11bが取付主片11aと直交する方向であって同一の方向にそれぞれ折曲形成されている。また、取付主片11aの上方には、取付副片11cが一体に形成されており、取付副片11cの長手方向両端側からは係止片11d、11dが位置決め片11bと略平行であって同一の方向にそれぞれ折曲形成されている。さらに、各係止片11d、11dには、後述するV字ばね14の係止ばね部14b、14bと係止する係止溝11e、11eがそれぞれ形成されている。また、主片11aにおいて長手方向両端寄りには、取付ねじ19が螺合するねじ孔11fが各1個ずつ設けられている。
次に、調整金具11をサブボディ2に取付ける方法について、図2に基づいて説明する。まず、位置決め片11b及び係止片11dをサブボディ2側に向けた状態で調整金具11をサブボディ2に外側から近づけ、両係止片11d、11dを開口部2dに挿通するとともに、各位置決め片11bを対応するスリット2fに挿通する。そして、内側から取付ねじ19を各長孔2eに挿通してねじ孔11fに螺合させると、調整金具11がサブボディ2に取付けられる。この調整金具11は、取付ねじ19を緩めることで上下方向にスライドさせることができるので、上下方向における調整金具11の位置を調整することができる。
ここで、吊ボルト金具7について図2に基づいて説明する。吊ボルト金具7は、略矩形板状の主片7aを有しており、主片7aの長手方向両端側には各サブボディ2に固定するための固定片7b、7bが一体に設けられている。また、主片7aの略中央位置には、吊ボルト22のねじ部が螺合するねじ孔7dを有する回転部7cが主片7aに対して回動自在に取着されており、この回転部7cを回転させることによって、主片7a及び両固定片7b、7bを回転させることなく吊ボルト金具7の上下方向の位置を調整することができる。
次に、反射板3について図2〜図4に基づいて説明する。反射板3は、金属製であって下面が開口する略箱状に形成されており、開口端縁には外側に向かって延出する鍔部3aが略全周に渡って形成されている。また、反射板3の側面においてランプソケット8に対応する部位には、ランプソケット8を挿通するための複数(図3では2個)の挿通孔3bが設けられている。この反射板3は、例えばねじ等を用いてボディ1の上面に固定される。
さらに、透光パネル5について図8に基づいて説明する。透光パネル5は、例えば乳白色のアクリル素材であって光拡散性を有しており、図8(a)に示すように略矩形板状に形成されている。この透光パネル5は、薄肉板状の平面部5dを有しており、平面部5dの外縁には平面部5dに比べて厚みが厚い肉厚部5bが全周に渡って一体に形成されている。このように、平面部5dの外縁に肉厚部5bを形成することによって、透光パネル5を補強することができるので、平面部5dの厚みを薄くすることができ、光透過性を向上させることができる。また、平面部5dと肉厚部5bとの境界部分には、図8(b)に示すように平面部5dから肉厚部5bにかけてその厚みが曲線的に漸増する肉盛部5cが設けられている。さらに、透光パネル5において対向する2つの肉厚部5b、5bの略中央位置には、上方に向かって突出する係止片5a、5aがそれぞれ設けられており、これらの係止片5aの先端両側には側方に突出し下端部に係止部5f、5fを有する係止爪5g、5gが一体に形成されている。ここに、係止片5aの先端部位及び両係止爪5g、5gで後述する規制部材(撓み規制部)15に当接する支点切替片(支点切替部)5eが構成されている。
次に、枠体4について図2〜図5及び図7に基づいて説明する。枠体4は、上面及び下面が開口する略角筒状に形成されており、枠体4において対向する2つの側面部4b、4bには図5に示すように開口部4a、4aがそれぞれ設けられている。また、各開口部4aの上方位置には、図7に示すように後述する取付金具12を固定するための固定部4cが内側に向かって凹設されており、固定部4cには取付金具12を固定する際に取付ねじ(図示せず)が螺合するねじ孔4dが2個設けられている。
ここで、取付金具12について図1及び図7に基づいて説明する。取付金具12は、横長であって略矩形板状の取付片12aを有しており、取付片12aの幅方向一端側には後述するV字ばね14が取付けられた取付リング13を固定するための固定孔12gが設けられている。また、取付片12aの幅方向他端側からは支持片12bが取付片12aと直交する方向に折曲形成されており、さらに支持片12bの長手方向両端側からは一対のパネル保持ばね(弾性保持部)12c、12cが取付片12aと反対方向にそれぞれ折曲形成されている。各パネル保持ばね12cは、中間部が両端部に比べて外側方向に突出する形状に形成された支点切替ばね片(支点切替ばね部)12jをそれぞれ有しており、この支点切替ばね片12jの下端側には外側方向に突出し、後述する規制部材15と係止する係止面(移動規制部)12dが一体に形成されている。さらに、透光パネル5の係止部5fと係止する係止面12hを有する略く字状のパネル係止片(係止ばね部)12eが、係止面12dから延出し一体に折曲形成されている。また、取付片12aには、枠体4の固定部4cに設けたねじ孔4dに対応する部位にねじ挿通孔(図示せず)が設けられており、取付金具12を取付ねじ(図示せず)を用いて枠体4の外側から固定部4cに取付けると、図7に示すようにパネル保持ばね12c及び規制部材15が開口部4aを臨んで配置される。
次に、規制部材15について図1及び図7に基づいて説明する。規制部材15は、下面が開口する断面コ字状に形成されており、上面において両端側にはパネル保持ばね12c、12cの係止面12d、12dと係止する係止部15b、15bがそれぞれ設けられている。また、規制部材15の上面において略中央位置には、透光パネル5の支点切替片5eと当接する当接部15aが設けられており、この当接部15aと各係止部15b、15bとの間には、挿通孔15c、15cがそれぞれ設けられている。そして、各パネル保持ばね12cを対応する挿通孔15cにそれぞれ挿通して係止部15bを係止面12dに係止させると、両パネル保持ばね12c、12cを内側に撓めた状態で、規制部材15が両パネル保持ばね12c、12cに保持され、この状態における規制部材15の支点部の位置が第1の支点位置となる。ここに、各挿通孔15cの外側端縁で規制部材15の支点部が構成されている。
さらに、V字ばね14について図7に基づいて説明する。V字ばね14は、コイル状に曲成された基部14aを有しており、この基部14aの両端部からは弾性を有する一対の係止ばね部14b、14bが、略V字状に延出している。このV字ばね14は、基部14aにおいて取付リング13に回動自在に取付けられており、この取付リング13は、例えばねじ等を用いて取付金具12の取付片12aに取付けられる。
ここで、枠体4を器具本体20に取付ける手順について図4及び図5に基づいて説明する。まず、V字ばね14の係止ばね部14b、14bを互いに近づく方向に撓めた状態で、枠体4の側面部4bの上端面が調整金具11の両位置決め片11b、11bに当接するまで枠体4を上方に押し上げる。そして、側面部4bの上端面が両位置決め片11b、11bに当接した状態で係止ばね部14b、14bから手を離すと、係止ばね部14b、14bが拡開し、係止溝11e、11eとそれぞれ弾性係止し、枠体4が器具本体20に取付けられる。尚、枠体4は、係止ばね部14b、14bの弾性力によって係止溝11e、11eに係止しているだけなので、枠体4を器具本体20から取り外す場合には、枠体4を下側に引っ張るだけでよく、簡単に取り外すことができる。
次に、枠体4に透光パネル5を着脱する手順について図1に基づいて説明する。まず、取付ける手順について図1(a)に基づいて説明する。最初に、規制部材15を両パネル保持ばね12c、12cに沿って下側にスライドさせて、係止部15b、15bをそれぞれ係止面12d、12dに係止させる。この時、規制部材15が支点切替ばね片12j、12jの突出部位を越えると、パネル保持ばね12c、12cがばね反力により拡開するので、規制部材15が下側に押し下げられ、係止部15b、15bが係止面12d、12dとそれぞれ係止して、規制部材15の支点部が第1の支点位置に切替えられる。尚、この状態において各パネル保持ばね12cは、互いに近づく方向に撓められた状態、すなわち内側に弾性付勢された状態で保持されている。次に、透光パネル5を枠体4の下側から近づけると、透光パネル5の支点切替片5eによって両パネル係止片12e、12eが互いに離れる方向に弾性付勢された状態で押し拡げられる。さらに、透光パネル5を押し込むと、支点切替片5eが両パネル係止片12e、12eを通過するので、両パネル係止片12e、12eがばね反力によって元の位置に戻り、支点切替片5eの係止部5f、5fがそれぞれパネル係止片12e、12eの係止面12h、12hと係止して、透光パネル5が枠体4に取付けられる。この時、規制部材15は支点切替片5eと当接しておらず、係止部15b、15bがそれぞれ係止面12d、12dと係止した状態で保持されている。
さらに、取り外す手順について図1(b)に基づいて説明する。透光パネル5が枠体4に取付けられた状態からさらに透光パネル5を押し込むと、支点切替片5eが規制部材15の当接部15aに当接し、規制部材15が押し上げられる。そして、規制部材15が両パネル保持ばね12c、12cに沿って上側にスライドし支点切替ばね片12j、12jの突出部位を越えると、パネル保持ばね12c、12cがばね反力により拡開するので、規制部材15が上側に押し上げられ係止部15bと係止面12dとの係止が外れた状態で保持される。この状態においてパネル保持ばね12c、12cは、ばね反力によって互いに離れる方向に拡開するので、係止部5fと係止面12hとの係止が外れ、透光パネル5を枠体4から取り外すことができる。尚、この状態における規制部材15の支点部の位置が第2の支点位置となる。
次に、下地材16及び仕上げ天井17が施工された後に埋込型照明器具Aを取付ける場合の施工手順について図4、図9及び図10に基づいて説明する。まず、下地材16及び仕上げ天井17の厚みに応じて、調整金具11の位置を調整する。次に、吊ボルト金具7を吊ボルト22に取付け、点灯回路取付台6を上側に回動させた状態で器具本体20を埋込孔18を通して下地材16に載せ、さらに点灯回路取付台6を下側に回動させて元の位置に戻す。そして、下側から回転部7cを回転させて吊ボルト金具7の上下方向の位置をサブボディ2の取付片2bの位置に合わせ、取付ねじ(図示せず)を用いて吊ボルト金具7を取付片2bに固定する。さらに、下側から回転部7cを回転させて器具本体20を下地材16に密着させると、図9(a)に示すように器具本体20の取付けが完了する。次に、V字ばね14の係止ばね部14b、14bを互いに近づく方向に撓めた状態で枠体4を埋込孔18を通して下側から挿通し、係止ばね部14b、14bをそれぞれ調整金具11の係止溝11e、11eに弾性係止させると、図9(b)に示すように枠体4が器具本体20に取付けられる。さらに、図9(c)に示すように埋込孔18を通して反射板3を器具本体20に取付け、その後片口金ランプ9をランプソケット8に取付ける。この状態において両パネル保持ばね12c、12c及び規制部材15は、枠体4の内側領域であって且つ反射板3の反射面よりも外側領域に配置されている。最後に、図9(d)に示すように透光パネル5を下側から埋込孔18に挿通し、支点切替片5eを両パネル保持ばね12c、12cに係止させると、透光パネル5が枠体4に取付けられ、埋込型照明器具Aの取付けが完了する。この時、枠体4は図10に示すように下地材16及び仕上げ天井17の側面(埋込孔18の内面)との間にD寸法の間隔を設け、仕上げ天井17の仕上げ面17a(仕上げ天井17の下面)と接触していない状態で配置される。
さらに、埋込型照明器具Aの別の施工例について図11に基づいて説明する。尚、図11において、仕上げ天井17は省略している。まず、下地材16が施工された状態(仕上げ天井17を施工する前の状態)において、点灯回路取付台6を上側に回動させた状態で器具本体20を埋込孔18に挿通し、さらに点灯回路取付台6を下側に回動させて元の位置に戻す。この状態において、サブボディ2の鍔部2cは下地材16の下面に当接している。次に、取付金具(図示せず)をサブボディ2に設けたスリット2gに沿って上下方向に調整して取付金具と鍔部2cとの間で下地材16を挟持させると、器具本体20の取付けが完了する。以下、上述した施工例と同様の手順で枠体4、反射板3、片口金ランプ9及び透光パネル5を順次取付けると、埋込型照明器具Aの取付けが完了する。この状態において、図11に示すようにサブボディ2の鍔部2cは下地材16の下面側に露出しているが、仕上げ天井17を施工することによって、鍔部2cが露出することなく、また仕上げ天井17の仕上げ面17aに当接することなく埋込型照明器具Aが施工される。
この埋込型照明器具Aでは、規制部材15の支点部が第1の支点位置にある状態において枠体4に対して透光パネル5を押し込むと、透光パネル5の係止部5f、5fが枠体4に設けた両パネル保持ばね12c、12cの係止面12h、12hとそれぞれ係止して、透光パネル5が枠体4に取付けられる。また、透光パネル5を枠体4に取付けた状態からさらに透光パネル5を押し込むと、透光パネル5の支点切替片5eが規制部材15の当接部15aに当接し、規制部材15の支点部を第1の支点位置から第2の支点位置に移動させることによって、パネル保持ばね12c、12cが拡開し、透光パネル5の係止部5f、5fと係止面12h、12hとの係止が外れ、透光パネル5が枠体4から取り外される。従って、枠体4に透光パネル5を着脱する際に、透光パネル5を押し込むだけでよく、容易に透光パネル5を着脱することができる。
また、規制部材15の支点部を第1の支点位置又は第2の支点位置に切り替える際に規制部材15に力を加える必要があるが、中間部が両端部に比べて外側方向に突出する形状に形成された支点切替ばね片12jをパネル保持ばね12cに設けているので、支点部が支点切替ばね片12jの突出部位を越えると、支点切替ばね片12jのばね反力によって支点部が第1の支点位置又は第2の支点位置までスライド移動する。従って、支点部が支点切替ばね片12jの突出部位を越えるまで規制部材15に力を加えるだけで支点部を第1の支点位置又は第2の支点位置に切り替えることができる。
さらに、パネル保持ばね12c、12c及び規制部材15を反射板3の反射面より外側領域であって且つ枠体4の内側領域に設けることによって、反射板3の内側領域に配置した片口金ランプ9を点灯させた際に、パネル保持ばね12c、12c及び規制部材15が影として視認されることがなく、照明環境に影響を及ぼさない。
尚、パネル保持ばね12c、規制部材15及び支点切替片5eの形状は本実施形態に限定されるものではなく、適宜設計してもよい。また、本実施形態では、埋込型照明器具Aを用いて説明したが、用いる照明器具は埋込型に限定されるものではなく、天井取付型の照明器具であってもよい。
(a)は本実施形態の埋込型照明器具の枠体に透光パネルを取付ける際の要部の状態を示す状態図である。(b)は同上の枠体から透光パネルを取り外す際の要部の状態を示す状態図である。 同上の斜視図である。 同上を下側から見た斜視図である。 同上の一部破断せる平面図である。 同上の一部破断せる斜視図である。 同上に用いられる調整金具の斜視図である。 同上の枠体の要部詳細斜視図である。 (a)は同上の透光パネルの斜視図である。(b)は同上の透光パネルの要部詳細斜視図である。 (a)〜(d)は同上を天井に取付ける状態を示す説明図である。 同上を天井に取付けた状態における枠体と天井材との位置関係を示す状態図である。 同上を天井に取付けた状態の他の例を示す説明図である。
符号の説明
3 反射板
4 枠体
5 透光パネル
5f 係止部
12c パネル保持ばね(弾性保持部)
12d 係止面(移動規制部)
12e パネル係止片(係止ばね部)
12j 支点切替ばね片(支点切替ばね部)
15 規制部材(撓み規制部)
15a 当接部
15c 挿通孔
A 埋込型照明器具

Claims (3)

  1. 透光パネルと、当該透光パネルを保持する枠体とを有し、前記枠体は、それぞれ撓むことで対向面の間隔を変化させる弾性保持部と、当該各弾性保持部の外側面と当接して当該当接部位を撓みの支点部とする撓み規制部とを備え、当該撓み規制部は、透光パネルを枠体に取付ける際に前記弾性保持部の撓みの支点をなす第1の支点位置と透光パネルを枠体から取り外す際に前記弾性保持部の撓みの支点をなす第2の支点位置との間で前記支点部を移動自在に切り替え、前記透光パネルは、前記支点部が前記第1の支点位置にある状態で当該透光パネルを押し込むことで前記弾性保持部と係止する係止部と、透光パネルを保持位置からさらに押し込むことで前記撓み規制部に当接して前記支点部を前記第1の支点位置から前記第2の支点位置に切り替える支点切替部とを備えたことを特徴とする照明器具。
  2. 前記撓み規制部は、前記支点切替部と当接する当接部と、当該当接部の両端側にそれぞれ開口し前記各弾性保持部を挿通する挿通孔とを備え、前記各弾性保持部の外側面に当接する前記挿通孔の端縁を前記支点部とし、前記各弾性保持部は、中間部が両端部に比べて外側方向に突出する形状に形成され一端側が前記枠体に固定されるとともに他端側が外側方向に付勢される支点切替ばね部と、当該支点切替ばね部の他端側から外側方向に突出し前記支点部が前記第1の支点位置に移動した際に前記挿通孔の端縁と係止する移動規制部と、当該移動規制部から延出し前記係止部と弾性係止する係止ばね部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記枠体の内側領域に反射面を有する反射板を備え、前記反射面の外側領域であって前記枠体の内側領域に前記弾性保持部及び前記撓み規制部を設けたことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の照明器具。
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