JP2008159457A - 照明装置 - Google Patents
照明装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008159457A JP2008159457A JP2006348388A JP2006348388A JP2008159457A JP 2008159457 A JP2008159457 A JP 2008159457A JP 2006348388 A JP2006348388 A JP 2006348388A JP 2006348388 A JP2006348388 A JP 2006348388A JP 2008159457 A JP2008159457 A JP 2008159457A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lighting device
- operating point
- information
- light emitting
- setting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B20/00—Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
- Y02B20/40—Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection
Landscapes
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
Abstract
【課題】使用目的に応じた照度を実現することができ、かつ火災等の緊急事態に対応できる照明装置を提供すること。
【解決手段】固体発光素子を光源部6とした照明装置1であって、照明装置1に関する任意の情報を収集する収集部4と、固体発光素子の動作点を設定する設定部2とを備え、設定部2は、任意の情報に基づき、動作点を設定する。
【選択図】図1
【解決手段】固体発光素子を光源部6とした照明装置1であって、照明装置1に関する任意の情報を収集する収集部4と、固体発光素子の動作点を設定する設定部2とを備え、設定部2は、任意の情報に基づき、動作点を設定する。
【選択図】図1
Description
本発明は照明装置に関し、特に、光源に発光ダイオードなどの固体発光素子を用いて適切に調光可能な照明装置に関する。
近年、固体発光素子、中でも発光ダイオードを用いた照明装置が注目を集めはじめている。これは、環境意識の向上によるところが大きい。
発光ダイオードは、蛍光ランプに含まれるような水銀、鉛等の有害物質を全く含まない。さらには、圧倒的な長寿命も実現される。それ故、環境負荷が非常に小さい照明装置が実現でき、このことから注目を集めるようになった。
一方、今までの技術では、発光効率の面からは蛍光ランプのほうが優れていた。それ故、発光ダイオードを使用した照明装置は、上記のように注目は集めるものの普及までは後一歩というところであった。
しかしながら、急速な技術の進歩により、現在では発光ダイオードの発光効率は蛍光ランプと肩を並べる水準まで向上している。さらには、数年後には、蛍光ランプを上回る発光効率が実現されるといわれている。
それ故、今後発光ダイオードを用いた照明装置は急速に普及していくものと考えられる。
ここで、発光ダイオードの特徴のひとつとして、その駆動電流を規定することにより、自在に調光することができるということがあげられる。これは、発光ダイオードが電流駆動素子であって、駆動電流に対しその発光強度が決定されるという特性に基づくものである。
ところで、照明装置に要求される照度は、当該照明装置の使用目的、あるいは使用する利用者の視力や年齢等により定まる。
例えば、必要照度は、20歳代の人物と70歳代の人物とでは、4倍近く異なるとの報告もなされている。
このことを鑑みてか、特許文献1には、RFID(Radio Frequency Identification)を使用して利用者を特定し、当該利用者に最適な照度を設定できるとされる空間制御システムが提案されている。
当該空間制御システムにおいては、その利用者にRFIDを利用する装置(以下、RFID装置という)を保持させる。そして、特定の区画内にRFID装置を保持した利用者が入った場合に、RFID装置から当該利用者の固有情報(年齢等)を読み出す。
その固有情報に基づき、当該空間制御システムの構成要素である照明装置の発光強度を決定する。RFIDを利用しているため、リアルタイムに利用者に最適な照明装置の発光強度を実現できるとされている。
しかしながら、次の点で疑問が残る。まず、照明装置に対して要求される照度は、その使用目的に応じて当然のごとく変化する。例えば、工場内において、製品検査等の精密作業を行う場合と、梱包作業等の軽作業を行う際では、照明装置要求される照度は当然に異なる。
特許文献1の空間制御システムでは、リアルタイムにその利用者に最適な環境を提供できるとされているが、実際に行われる制御はその利用者の個別情報に基づくものだけであって、該システムの使用目的に関しては考慮されていない。前述のように、使用目的に応じて照明装置に対して要求される照度は異なり、よって利用者に対して真に最適な環境を提供できるか否かは疑問が残る。
また、特許文献1の空間制御システムでは、当該装置の利用者がRFID装置を保持していない場合については考えられていない。
すなわち、RFID装置を保持していない利用者が上記特定の区間に入った場合は、照明装置の発光が行われないものと考えられる。このことは、非常に危険である。
例えば、火災等の緊急事態が発生した際に、RFIDを利用する装置を保持していないという理由で照明装置の発光が行われないことがあれば、人命にかかわる問題となりかねない。
特開2006−125720号公報
本発明は、上記課題を解決するためにされたものであって、その目的は、使用目的に応じた照度を実現することができ、かつ火災等の緊急事態に対応できる照明装置を提供することにある。
上記課題は、固体発光素子を光源とした照明装置であって、該照明装置に関する任意の情報を収集する収集手段と、固体発光素子の動作点を設定する設定手段とを備え、設定手段は、任意の情報に基づき、動作点を設定することで解決することができる。
固体発光素子は、動作点を設定することにより、その発光強度を決定することができる。故に、本照明装置は、任意の情報(使用目的等)に基づきその発光強度を自在に決定できる照明装置として活用することができる。
ここで、任意の情報は、所定の無線通信回線を介して配信されるものであってもよい。
このようにすることにより、赤外線通信やICタグなどを利用して該照明装置の発光強度を決定できるという効果がある。
ここで、さらに、所定範囲内の人物の有無を検知する検知手段を備え、検知手段で、人物を検知した場合には、固体発光素子の発光を開始してもよい。
このようにすることにより、人物が接近したときのみ発光が行われる。故に、無駄な発光を防ぐことができ、省エネ化にも貢献できるという効果がある。また、人物に特別な装置を持たせることなく、発光を行うことができ安全性を向上させることができる。
ここで、該照明装置は、通常時において商用電源を駆動源とするものであるとともに、さらに、電力を蓄積する蓄積手段と、該照明装置の駆動源を蓄積手段に変更する変更手段とを備え、収集手段において、商用電源の異常に関する情報を収集した場合には、変更手段は該照明装置の駆動源を蓄積手段に変更してもよい。
このようにすることにより、商用電源が停電した際にも、発光を維持することができるという効果がある。
ここで、さらに、固体発光素子の最大動作点を求める算出手段を有し、収集手段は、蓄積手段に蓄積された電力量に関する情報を収集し、算出手段は、収集手段により収集された電力量に関する情報と、固体発光素子の発光維持時間を規定する所定時間とに基づき、最大動作点もとめてもよい。また、該照明装置の駆動源が、蓄積手段である場合において、設定手段が設定する前記動作点は、最大動作点より低い値であるとしてもよい。
このようにすることにより、停電が発生した際にも、所定時間発光を維持することができるという効果がある。
ここで、さらに、所定の方法を用いて出力を行う出力手段を有し、出力手段は、収集手段が収集した任意の情報に基づき、所定の方法を用いて出力を行ってもよい。
このようにすることにより、任意の情報に基づいた音声等の出力を行うことができるという効果がある。
また、該照明装置を2つ以上用いて照明システムを構成してもよく、広告表示装置として実現してもよい。
以上のように、本発明によって、使用目的に応じた照度を実現することができ、かつ火災等の緊急事態に対応できる照明装置を提供することが可能となる。
本発明の照明装置1を、図面を用いて具体的に説明する。図1は、本発明の照明装置1の機能ブロック図である。また、図2は、照明装置1が設置された会議室20を模式的にあらわすものである。
照明装置1は、図1に示されている通り、設定部2、検知部3、収集部4、蓄積部5、光源部6、出力部7から構成される。
設定部2は、収集部4にて収集される情報に基づき光源部6の動作点(発光強度)を設定する。
ここで、光源部6を構成する固体発光素子(不図示)は複数のグループに分けられる。よって、設定部2はグループごとに個別に動作点を設定する。
なお、動作点とは、固体発光素子(不図示)の駆動電流と、順方向電圧の積より求まるものであって、単位として[W]が用いられるものである。
固体発光素子(不図示)は、電流駆動素子である。したがって、固体発光素子(不図示)に流れる駆動電流を設定することにより、それの発光強度が決定される。また、固体発光素子(不図示)は、その特性により順方向電圧が定まる。
故に、固体発光素子は、駆動電流と順方向電圧の積である動作点を設定することにより、その発光強度を決定することが可能である。
検知部3は、利用者21の存在を検知し、光源部6を設定部2で設定した動作点に基づき駆動させる。すなわち、照明装置1は、検知部3が利用者21の存在を検知することで、発光が開始される。
検知部3は、ICタグ22からの信号を検知することにより、利用者21の存在を検知してもよいが、発明者らは、人感センサ(不図示:ここでいう人感センサとは、利用者21から発せられる熱線を感知するものである)を採用し、これにより利用者21の存在を検知した。
この理由は、利用者21に何らかの発信機(例えば、上記ICタグ22)を保持させなければ、照明発光を開始しないということは危険であるからである。
例えば、ICタグ22を保持しない利用者21dが、利用者21a、21b、21cより先に会議室20に入室したとする。
検知部3が、ICタグ22からの信号を検知することにより利用者21の存在を検知するものであれば、この場合においては、照明装置1の発光は開始されない。
これでは、利用者21dに対し不便が生じるだけでなく、場合によっては照明装置1の発光が行われないことで、会議室20が暗くなり、利用者21dが机23に接触する等の危険が生じることさえ考えられる。特に、このことは火災などの災害時には危険性が高まる。
一方、検知部3が人感センサ(不図示)を採用して、利用者21の検知をするものであれば、ICタグ22の有無にかかわらず利用者21を検知することができ、照明装置1の発光を開始することができる。それ故、利用者21の利便性、安全性を向上することが可能となる。
収集部4は照明装置1に関係する情報を収集するものである。
この情報とは、例えば、照明装置1の利用者21、及び使用目的に関する情報、照明装置1周辺の温度、湿度、及び煙発生の有無、照明装置1以外の光源による照度、照明装置1の駆動源である商用電源(不図示)の電圧にかかる情報、指令本部9からの情報、他の電子機器(不図示)から配信される情報である。
これらの情報は、ICタグから配信される信号、赤外線通信による信号を受信装置(不図示)により受信する、照明装置1に備えられた各種センサ(不図示)により測定・検知する、あるいはインターネット8を利用して取得する等の手法により収集する。
また、これらの情報は、設定部2、蓄積部5、及び出力部7に配信される。
蓄積部5は、停電が発生した場合に備え、電力を蓄える部分である。電力の蓄積には、鉛バッテリ、電気二重層コンデンサ等を用いる。
ここで、鉛バッテリは鉛が大量に使用されており、環境の側面から見た場合好ましいとはいえない。一方電気二重層コンデンサは、鉛が使用されておらず環境負荷が小さいといえる。
それ故、発明者らは電気二重層コンデンサ(不図示)を採用した。
また、蓄積部5は、収集部4において収集した商用電源(不図示)の電圧にかかる情報に、当該電圧の低下情報が含まれていた場合、照明装置1の駆動源を商用電源(不図示)から自身に蓄えられた電力に切り替える。
このようにすることにより、商用電源(不図示)の電圧低下、すなわち停電が発生した際にも照明装置1の発光を維持することができる。このことは、照明装置1を停電発生時の非常灯としても利用できるということにつながる。
光源部6は、固体発光素子(不図示)により構成されており、発明者らは固体発光素子(不図示)として発光ダイオードを採用した。
ここで、発明者らが採用した発光ダイオードとは、投入電力容量が1W以上のいわゆるハイパワー発光ダイオードである。このタイプの発光ダイオードは、強い発光強度が得られるが故、照明装置1に最適な素子である。
発光ダイオードは、設定部2において設定した動作点に従いその発光強度が決定される。すなわち図3に示すとおり、現状の動作点に対し、動作点を上げることで発光ダイオードの発光強度を上昇させることができる。一方、動作点を下げることで、発光ダイオードの発光強度を低下させることができる。
したがって、設定部2おいて、その動作点を設定することにより光源部6からの発光を自在に調光することが可能となる。
また、発光ダイオードは複数使用することができ、それを複数のグループに分けることが可能である。そして、グループごとに動作点を設定部2により変更することができる。
発明者らは、光の三原色である赤色、緑色、青色、及び白色の発光を行う発光ダイオードを各々複数個使用した。そして、これら発光ダイオードを発光色ごとにグループ分けした。グループごとに動作点を設定部2により設定できるため、自在に光源部6からの発光色調を調整することが可能となる。
発明者らは、光の三原色である赤色、緑色、青色、及び白色の発光を行う発光ダイオードを各々複数個使用した。そして、これら発光ダイオードを発光色ごとにグループ分けした。グループごとに動作点を設定部2により設定できるため、自在に光源部6からの発光色調を調整することが可能となる。
例えば、光源部6からの発光色調を青みがかかった白色とする場合には、図8に示すように各発光色ダイオードの動作点を設定する。このようにすることにより、発光色調を青みがかかった白色とすることが可能となる。
出力部7は、照明装置1の外部への出力を行う部分である。音発生機能、サイン表示機能、あるいはインターネット8を利用した通信機能等が具備されるものである。
以下では、収集部4が収集した照明装置1に関する情報に基づき、設定部2が光源部6の動作点を設定する手法の例を示す。なお、以下はあくまで一例であり、当然のごとく設定方法はこれに限定されない。
ここでは、照明装置1は光源部6内の白色の発光を行うグループの発光によりメインの照明を行い、青色、緑色、赤色の発光を行うグループの発光により、当該照明の色調を調整することを前提とする。
上記前提に基づき、まず照明装置1に必要とされる照度に基づく動作点の設定について説明する。
ここでは、照度の決定に、照明装置1の使用目的に関する情報、利用者21の固有情報と、及び照明装置1以外の光源による照度に関する情報を用いるものとする。
まず、照明装置1の使用目的に対して必要な照度を、基準照度として求める。これは、図4のようなテーブルを使用して設定すればよい。例えば、本照明装置1を利用してプレゼンテーション会場の照明を行う場合には、100[lx]の照度が必要であり、同様に事務所の照明を行う場合には、400[lx]の照度が必要であることが求まる。
なお、照明装置1の使用目的に関する情報は、例えば他の電子機器から赤外線通信などを利用して配信された信号より得る。これの一例を以下に紹介する。
照明装置1が一般会議、及びプレゼンテーション会場を兼用する部屋に設置されているとする。この部屋において、プロジェクターが置かれていたとする。この際、プロジェクターに、自身の電源のオン・オフ情報が信号として配信される機能を有させておく。
収集部4において、プロジェクターの電源のオン・オフ情報を収集する。当該情報がプロジェクターの電源のオンを示すものであれば、使用目的はプレゼンテーション会場の照明であると特定できる。
また、当該情報がプロジェクターの電源のオフを示すものであれば、使用目的は一般会議の照明であると特定できる。
なお、照明装置1の使用目的に関する情報は、赤外線リモコンを利用して、利用者21が配信した信号を、収集部4内の赤外線受信装置により受信することにより得てもよい。
あるいは、予め設定部2内のメモリ(不図示)に照明装置1の使用目的を記憶させておくことも可能である。さらには、指令本部9から当該情報を、インターネット8を介して収集部4に配信してもよい。
次に、利用者21の固有情報(ここでは利用者21個人の視力に関する情報、年齢に関する情報とする)に基づき、基準照度から補正照度を求める。これは図5を利用し行う。
図5は、縦軸を視力、横軸を年齢としており、領域Aに利用者21の固有情報が位置すれば、基準照度を4倍し、これを補正照度とする。
同様に領域Bに利用者21の固有情報が位置すれば、基準照度を2倍してこれを補正照度とし、領域Cに利用者21の固有情報が位置すれば、基準照度をそのまま補正照度とする。
ここで、照明装置1の利用者21が複数存在した(例えば、図2に示すように4名の利用者21a、21b、21c、21dが存在した)場合については、利用者21毎に補正照度をもとめ、その中で最も高い値を有する補正照度を採用する。
なお、利用者21の固有情報の取得は、利用者21が保持するICタグ22に各人の固有情報を予め設定しておき、該ICタグ22から配信される信号を収集部4内の受信装置(不図示)により受信することによりできる。
ただし、この方法では、ICタグ22を保持しない利用者21dの固有情報を取得することはできず、利用者21a、21b、21cの固有情報のみで補正照度が決定される。したがって、利用者21には必ずICタグ22を保持させるべきである。
利用者21に必ずICタグ22を保持させることにより、すべての利用者21の固有情報に基づき、補正照度を求めることが可能となる。
なお、インターネット8を介し、指令本部9からインターネット8を介して利用者21の固有情報を収集部4に対し配信することも可能である。
この方法を用いれば、ICタグ22を保有しない利用者21dの固有情報も補正照度に反映させることが可能となる。
次に、照明装置1以外の光源による照度に関する情報に基づき、補正照度から決定照度を求める。
これは、式1により求める。
(決定照度)=(補正照度)−(照明装置1以外の光源による照度) 式1
このようにすることにより、照明装置1による照度と、照明装置1以外の光源(例えば太陽光)による照度をあわせて補正照度を得ることとなる。照明装置1以外の光源による照度も考慮した照明を照明装置1で実現できるため、照明装置1は省エネ化にも寄与できるものとすることが可能となる。
なお、照明装置1以外の光源による照度に関する情報の取得は、収集部4内の照度センサ(不図示)により行うことができる。
以上のよう決定された決定照度を実現できる白色の発光を行うグループの動作点を設定部2は設定する。決定照度と、白色の発光を行うグループの動作点との間には図6のような関係があり、これを利用して、白色の発光を行うグループの動作点が決定される。
次に、照明装置1が行う照明の色調の調整を行うための動作点の設定について説明する。
ここでは、色調の調整に、現在時刻に関する情報、照明装置1周辺の温度、湿度の情報を用いるものとする。
なお、現在時刻に関する情報は、収集部4内の時計(不図示)、また照明装置1周辺の温度、湿度の情報は収集部4内のセンサ(不図示)により行うことができる。
まず温度、湿度情報に基づき不快指数を求める。不快指数とは、アメリカで考えられたもので、温度、湿度による不快度を数値に表したものである。高い値であるほど、不快度が高いものである。
図7は、色調の調整を行うための図であって、縦軸に不快指数、横軸に時刻をとったものである。
求めた不快指数と現在時刻との交点が、領域Dにあった場合には色調を青みがかったものに調整する。発明者らは、青には精神を落ち着ける効果があるといわれていること、また朝の空は比較的青みがかかっていることが多いためこのように設定した。
同様に、領域Eにあった場合には色調を黄色みがかったものに調整し、領域Fにあった場合には色調を赤みがかったものに調整する。
上記に基づき、青色、緑色、赤色の発光を行うグループの動作点を設定する。
色調と、各色の発光を行うグループの動作点の大きさとには図8のような関係があり、これにより動作点を決定する。
色調と、各色の発光を行うグループの動作点の大きさとには図8のような関係があり、これにより動作点を決定する。
次に、停電時に照明装置1が行う動作点の設定について説明する。
蓄積部5に蓄えられる電力量[J]にかかる情報が収集部4により収集される。これは、収集部4内のジュールメータ等(不図示)により行うことができる。
また、設定部2は、蓄積部5に蓄えられた電力を用いて、光源部6の発光を維持しなければならない時間(維持時間)を読み出す。
前記維持時間は、予め設定部2内のメモリ(不図示)に記憶されていてもよく、インターネット8を介して、指令本部9から配信されたものでもよい。
設定部2は、上記電力量[J]と、維持時間[S]により、最大動作点[W]を求めることができる。
最大動作点[W]=上記電力量[J]/維持時間[S] 式2
この最大動作点以下の範囲に光源部6の動作点(ここで言う動作点とは、白色、青色、緑色、赤色の発光を行うグループの動作点を合計したものを指す)を設定すれば、停電が発生した場合においても、少なくとも維持時間[S]の範囲で照明装置1の発光を維持することができる。
故に停電時には、照明装置1を、所定時間発光を維持できる非常灯としても活用することが可能となる。
次に照明装置1の具体的な動作を図9、図10のフロー図に基づき説明する。図9は、通常時における照明装置1の動作を説明するものである。
S92において、照明装置1は、検知部3は、利用者21の存在を検出し、光源部6における発光を開始する。このときの光源部6が設定される動作点は、設定部2内のメモリ(不図示)に予め記憶されている初期動作点とする。
S93において、収集部4は、照明装置1に関する情報を収集する。
S94において、設定部2は、S93で収集した周囲情報に基づき動作点を設定する。この動作点は、光源部6を構成する各色の発光を行うグループごとに個別に設定される。
S95において、光源部6はS94で設定した動作点に基づき発光を行う。
S96において、出力部7は収集部4で収集した周囲情報に基づき所定の出力を照明装置1の外部に対して行う。
一例として、収集部4において、利用者21が保持するICタグ22から受信した利用者21の固有情報を、インターネット8を介して指令本部9に報告することが挙げられる。
このようにすることにより、指令本部9において照明装置1のICタグ22を保持した利用者21を特定できる。それ故、照明装置1が設置される部屋の入退室管理が可能となる。
S97において、検知部3において利用者21の存在の有無を検知する。利用者21が存在していなければ(S97でYES)、照明装置1は消灯する(S98)。
また、利用者21が存在していれば(S97でNo)、S93に戻り、照明装置1は動作を続ける。
図10は、非常時における照明装置1の動作を説明するものである。ここでは、図9に示した通常時と異なる動作を行う部分について説明を行う。なお、通常時と同じ動作を行う部分については、同一符号を付与し説明を省略する。
S101において、収集部4が非常時にかかる情報を収集する。すなわち、収集部4が、非常時にかかる情報を収集することにより、非常時の動作が開始する。
なお、ここでいう、非常時にかかる情報とは、収集部4内の煙検知器(不図示)による煙検知、インターネット8を介した指令本部9から配信される非常にかかる情報などをさす。
S102において、蓄積部5は、S101において収集した情報の中に商用電源の電圧低下を示す情報が含まれていれば、照明装置1の駆動源を商用電源(不図示)から、蓄積部5に蓄えられた電力に変更する。
S103において、設定部2は光源部6の動作点を設定する。この際、S102において、照明装置1の電源が蓄積部5に蓄えられた電力に変更されていれば、最大動作点を上限として動作点の設定を行う。
S104においては、出力部7内のスピーカ(不図示)から、収集部4で収集した情報に基づき、警報音や非難を促す音声案内が出力される。さらには、サイン発生部(不図示)から文字による非難を促す案内を行う。
また、検知部3において利用者21が照明装置1の近傍に取り残されている人がいないか検知し、取り残されている人が存在すれば、その旨インターネット8を介して指令本部9に通知する。このようにすることにより、取り残された利用者21の迅速な救出がかなう。
以上のように、照明装置1は使用目的や利用者21固有の状況にも対応した照明を実現できる。さらには、非常時においては非常誘導灯としても活用できる。
ここで、本発明の照明装置1はその趣旨を逸脱しない範囲で自由変更して実施できることはいうまでもない。
例えば、照明装置1の出力部7にはにおい発生機能が具備されていてもよい。照明装置1がリラクゼーションルームに設置される場合には、利用者21の精神状態をリラックスさせるにおいを発生することが可能となり、リラクゼーションルームの効果を向上させることが可能となる。
このとき、光源部6の色調を青みがかかったものとすることも好ましい。これは、青には精神を落ち着ける効果があるといわれていることに基づく。
また、利用者21の人種にかかる情報に基づき、動作点を設定してもよい。人種により、必要な照度は異なることが報告されている。
また、固体発光素子を発光ダイオードとしたが、有機エレクトロルミネッセンスを使用してもよい。有機エレクトロルミネッセンスも発光ダイオードと同様新しい光源として脚光を浴びている。
また、照明装置1に用いられる技術思想をそのまま図11のような、広告表示装置111に適用してもよい。広告表示装置111は、発光面112、フレーム部113により構成される(同図(a))。
発光面112は、いわゆるフラットパネル構造をとり、固体発光素子114を光源として利用したものであり、図11(a)のA−A’断面図である図11(b)に示されるとおり、固体発光素子114が基板115を介してフレーム部113に取り付けられている。固体発光素子114からの光は導光体116により導かれ、同図上方向に発光が行われる。
発光面112の表面には、フィルム117が貼付されている。フィルム117は半透明であって、広告等の情報が記載されている。このようにすることにより、広告表示装置111として利用することができる。
このような広告表示装置において、例えば収集部(不図示)は、インターネット(不図示)を介して指令本部(不図示)から配信されるにおいの種類にかかる情報を収集し、そのにおいを出力部(不図示)に具備されたにおい発生機能から発する。
このようにすることにより、広告の内容に応じたにおい(例えば化粧品の広告においては、その化粧品のにおい)を発生することができ、広告効果をアップさせることが可能となる。
さらには、収集部(不図示)において、非常時にかかる情報を収集した場合には、広告表示装置111は、設定部(不図示)により、固体発光素子の動作点を変更し、発光面での発光を点滅させる/発光色調を変化させる。
また、出力部(不図示)に具備されたスピーカより警告音、及び避難すべき方向を示す音声を発する。このようなことにより、広告表示装置111は非常時には非常誘導装置として機能させることができる。
また、照明装置1を複数使用して構成される照明システムの構成をしてもよい。照明システムを構成することにより、照明装置1を連動させることが可能となる。
照明システムを構成する照明装置1の間で情報を共有させることにより、より効率的な照明を行うことも可能である。
1 照明装置
2 設定部
3 検知部
4 収集部
5 蓄積部
6 光源部
7 出力部
8 インターネット
9 指令本部
20 会議室
21、21a、21b、21c、21d 利用者
22 ICタグ
111 広告表示装置
112 発光面
113 フレーム部
114 固体発光素子
115 基板
116 導光体
117 フィルム
2 設定部
3 検知部
4 収集部
5 蓄積部
6 光源部
7 出力部
8 インターネット
9 指令本部
20 会議室
21、21a、21b、21c、21d 利用者
22 ICタグ
111 広告表示装置
112 発光面
113 フレーム部
114 固体発光素子
115 基板
116 導光体
117 フィルム
Claims (9)
- 固体発光素子を光源とした照明装置であって、
該照明装置に関する任意の情報を収集する収集手段と、
前記固体発光素子の動作点を設定する設定手段とを備え、
前記設定手段は、前記任意の情報に基づき、前記動作点を設定することを特徴とする照明装置。 - 前記任意の情報は、所定の無線通信回線を介して配信されるものであることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- さらに、所定範囲内の人物の有無を検知する検知手段を備え、
前記検知手段で、人物を検知した場合には、前記固体発光素子の発光を開始することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置。 - 該照明装置は、通常時において商用電源を駆動源とするものであるとともに、
さらに、電力を蓄積する蓄積手段と、
該照明装置の駆動源を前記蓄積手段に変更する変更手段とを備え、
前記収集手段において、前記商用電源の異常に関する情報を収集した場合には、前記変更手段は該照明装置の駆動源を前記蓄積手段に変更することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の照明装置。 - さらに、前記固体発光素子の最大動作点を求める算出手段を備え、
前記収集手段は、前記蓄積手段に蓄積された電力量に関する情報を収集し、
前記算出手段は、前記収集手段により収集された前記電力量に関する情報と、前記固体発光素子の発光維持時間を規定する所定時間とに基づき、前記最大動作点を求めることを特徴とする請求項4に記載の照明装置。 - 該照明装置の駆動源が、前記蓄積手段である場合において、
前記設定手段が設定する前記動作点は、前記最大動作点より低い値であることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。 - さらに、所定の方法を用いて出力を行う出力手段を有し、
前記出力手段は、前記収集手段が収集した前記任意の情報に基づき、前記所定の方法を用いて出力を行うことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の照明装置。 - 請求項1〜7の何れかに記載された照明装置を、少なくとも2以上用いて構成される照明システム。
- 固体発光素子を光源とした広告表示装置であって、
該照明装置に関する任意の情報を収集する収集手段と、
前記固体発光素子の動作点を設定する設定手段とを備え、
前記設定手段は、前記任意の情報に基づき、前記動作点を設定することを特徴とする広告表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006348388A JP2008159457A (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006348388A JP2008159457A (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | 照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008159457A true JP2008159457A (ja) | 2008-07-10 |
Family
ID=39660125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006348388A Pending JP2008159457A (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | 照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008159457A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100964435B1 (ko) | 2010-01-13 | 2010-06-16 | 이규옥 | 솔라모듈을 이용한 조명 제어 시스템 |
JP2010238572A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Yashima Dengyo Co Ltd | Led照明制御システム |
KR101093451B1 (ko) | 2009-12-24 | 2011-12-13 | 서울시립대학교 산학협력단 | 태양 위치를 이용한 건물 조명에너지 절감시스템 |
JP2012513322A (ja) * | 2008-12-23 | 2012-06-14 | スネクマ | 3d製織によって異形部品を製作する方法、および得られる異形部品 |
-
2006
- 2006-12-25 JP JP2006348388A patent/JP2008159457A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012513322A (ja) * | 2008-12-23 | 2012-06-14 | スネクマ | 3d製織によって異形部品を製作する方法、および得られる異形部品 |
JP2010238572A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Yashima Dengyo Co Ltd | Led照明制御システム |
JP4605486B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2011-01-05 | 八洲電業株式会社 | Led照明制御システム |
KR101093451B1 (ko) | 2009-12-24 | 2011-12-13 | 서울시립대학교 산학협력단 | 태양 위치를 이용한 건물 조명에너지 절감시스템 |
KR100964435B1 (ko) | 2010-01-13 | 2010-06-16 | 이규옥 | 솔라모듈을 이용한 조명 제어 시스템 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8237377B2 (en) | Energy efficient lighting system and method | |
RU2551109C2 (ru) | Осветительное устройство | |
US20220062463A1 (en) | Luminaire with disinfection light exposure and dosage limit control protocol and sensor integration | |
KR100781652B1 (ko) | 센서등 구동방법 | |
US9392651B2 (en) | Lighting methods and apparatus with selectively applied face lighting component | |
US20100327757A1 (en) | Intelligent led lamp | |
US9860954B1 (en) | Automatic sensing system and automatic sensing control method for LED lighting | |
US20130020883A1 (en) | Lighting device operating at different power levels | |
US7165876B2 (en) | Illuminating device utilizing light-emitting diode array | |
RU2588576C2 (ru) | Многозонный контроллер освещения | |
JP2011165577A (ja) | 照明器具及び照明システム | |
JP6290373B2 (ja) | 不正変更対策の昼光採光システム | |
US20160234913A1 (en) | Lighting system and method for controlling lighting system | |
US9980347B2 (en) | Lighting system and method for controlling a lighting system | |
JP2017519342A (ja) | 照明ユニットのグループの自動コミッショニング | |
US20220062468A1 (en) | Luminaire with disinfection light exposure and dosage limit control protocol and sensor integration with height controller | |
KR100980268B1 (ko) | 조명제어 시스템 | |
Gentile et al. | Lighting control systems in peripheral offices rooms at high latitude: measurements of electricity savings and users preferences | |
JP2008159457A (ja) | 照明装置 | |
KR101314199B1 (ko) | 주변온도에 따라 변하는 엘이디 조명장치 및 방법 | |
CN203260168U (zh) | 一种报警控制器 | |
KR100874592B1 (ko) | 다기능 엘이디 스탠드 | |
US20220347329A1 (en) | Luminaire emitting two different bands of disinfection light | |
WO2019192966A1 (en) | Luminaire for indoor or outdoor lighting | |
JP2012074151A (ja) | 照明制御システム |