JP2008152485A - 情報処理装置、クライアント情報処理装置及びサーバ情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置、クライアント情報処理装置及びサーバ情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の情報処理装置間において、同一のOS環境を実現することができる情報処理装置、クライアント情報処理装置及びサーバ情報処理装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る情報処理装置1においては、OS環境情報15a,15bは、情報処理装置1から着脱可能なリムーバブルディスク15に格納されている。そのため、情報処理装置1と同様の構成を有する情報処理装置であれば、どの情報処理装置でも、リムーバブルディスク15を取り付けることで、その中に格納されたOS環境情報15a,15bを、演算処理部11が、格納部13に格納された仮想マシンモニタ13aから起動することができる。そのため、このリムーバブルディスクのみを持ち運ぶことにより、ハードウェアを持ち運ぶことなく、複数の情報処理装置1間において同一のOS環境を実現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報処理装置、クライアント情報処理装置及びサーバ情報処理装置に関する。
パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称す。)で処理するドキュメントデータは、リムーバブルディスク等の記憶媒体に格納して持ち運ぶことで、複数のPC間でドキュメントデータを利用することができる。また、上記ドキュメントデータを所定のネットワークストレージに格納しておき、適宜ダウンロードすることで、ネットワークに接続されたPCであればどのPCでもそのドキュメントデータを利用することができる。
特開2005−234884号公報
しかしながら、PCのオペレーティングシステム(以下、「OS」と称す。)及びOS上で動作するソフトウェア(以下、OS及びソフトウェアのうちの少なくともOSを含む情報をOS環境情報と称す。)は、リムーバブルディスクやネットワークストレージを利用したとしても、ドキュメントデータのように容易に持ち運ぶことができなかった。
そのため、例えば、企業内LANに接続されたPC間であっても、ユーザが自己のOS環境を持ち運ぶ場合には、ノートパソコンを持ち運ぶのが一般的であった。すなわち、ユーザは、OS環境情報の持ち運びのみを必要としているにも関わらず、その際には、ハードウェアの持ち運びが必要であった。
なお、OS環境情報は、仮想マシンモニタと呼ばれる特殊なソフトウェア上で動作させることができる(上記特許文献1参照)。
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、複数の情報処理装置間において、同一のOS環境を実現することができる情報処理装置、クライアント情報処理装置及びサーバ情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、OS及びそのOS上で動作するソフトウェアのうちの少なくともOSを含むOS環境情報が格納された外部記憶装置が、着脱可能に取り付けられる接続手段と、OS環境情報に対して仮想的なハードウェア環境を提供する仮想マシンモニタが格納された格納手段と、外部記憶装置に格納されたOS環境情報を、格納手段に格納された仮想マシンモニタから起動する演算処理手段とを備える。
この情報処理装置においては、OS環境情報は、情報処理装置から着脱可能な外部記憶装置に格納されている。そのため、上記構成を有する情報処理装置であれば、どの情報処理装置でも、上記外部記憶装置を取り付けることで、その中に格納されたOS環境情報を、演算処理手段が、格納手段に格納された仮想マシンモニタから起動することができる。そのため、この外部記録装置のみを持ち運ぶことにより、ハードウェアを持ち運ぶことなく、複数の情報処理装置間において同一のOS環境を実現することができる。
本発明に係るクライアント情報処理装置は、OS及びそのOS上で動作するソフトウェアのうちの少なくともOSを含むOS環境情報を格納するサーバから送信されるOS環境情報を受信する受信手段と、受信手段によって受信したOS環境情報を格納する第1の格納手段と、OS環境情報に対して仮想的なハードウェア環境を提供する仮想マシンモニタが格納された第2の格納手段と、第1の格納手段に格納されたOS環境情報を、第2の格納手段に格納された仮想マシンモニタから起動する演算処理手段とを備える。
このクライアント情報処理装置においては、OS環境情報はサーバ情報処理装置に格納されており、そのOS環境情報は受信手段によって受信され、第1の格納手段に格納される。そのため、上記構成を有する情報処理装置であれば、どの情報処理装置でも、上記サーバ情報処理装置から受信したOS環境情報を第1の格納手段に格納しておくことで、その中に格納されたOS環境情報を、演算処理手段が、第2の格納手段に格納された仮想マシンモニタから起動することができる。そのため、ハードウェアを持ち運ぶことなく、サーバ情報処理装置に通信可能に接続された複数の情報処理装置間において同一のOS環境を実現することができる。
本発明に係るサーバ情報処理装置は、OS及びそのOS上で動作するソフトウェアのうちの少なくともOSを含むOS環境情報に対して仮想的なハードウェア環境を提供する仮想マシンモニタを格納するクライアント情報処理装置と通信可能に接続された情報処理装置であって、OS環境情報を格納する格納手段と、格納手段に格納されたOS環境情報を、クライアント情報処理装置に対して送信する送信手段とを備える。
このサーバ情報処理装置は、格納手段にOS環境情報を格納しており、そのOS環境情報は送信手段によって、仮想マシンモニタを格納したクライアント情報処理装置に対して送信される。そのため、上記仮想マシンモニタを有するクライアント情報処理装置であれば、どのクライアント情報処理装置でも、上記情報処理装置から受信したOS環境情報を仮想マシンモニタから起動することができる。そのため、ハードウェアを持ち運ぶことなく、情報処理装置に通信可能に接続された複数のクライアント情報処理装置間において同一のOS環境を実現することができる。
また、クライアント情報処理装置からのOS環境情報の伝送要求を受信する受信手段をさらに備え、送信手段は、受信手段が伝送要求を受信したときに、クライアント情報処理装置に対してOS環境情報を送信する態様であってもよい。この場合、クライアント情報処理装置からの要求に応じて、OS環境情報を送信することができる。
また、受信手段が、クライアント情報処理装置からOS環境情報の伝送要求を受信したときに、クライアント情報処理装置に対して認証情報を要求する認証手段をさらに備え、送信手段は、認証手段によって認証情報が認められた場合にのみ、クライアント情報処理装置に対してOS環境情報を送信する態様であってもよい。この場合、OS環境情報が外部に漏洩する事態を有意に回避することができる。
また、格納手段に格納されたOS環境情報を送信手段が送信すると、格納手段のOS環境情報を削除する削除手段をさらに備える態様であってもよい。この場合、クライアント情報処理装置と情報処理装置に、異なるOS環境情報が格納される事態を回避することができる。
本発明によれば、複数の情報処理装置間において、同一のOS環境を実現することができる情報処理装置、クライアント情報処理装置及びサーバ情報処理装置が提供される。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するにあたり最良と思われる形態について詳細に説明する。なお、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、説明が重複する場合にはその説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る2台の情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。本発明の第1実施形態に係る情報処理装置2は、例えばデスクトップタイプやノートタイプのパーソナルコンピュータ(以下、PCと称す。)である。
図1に示すように、2台の情報処理装置1(1A、1B)はそれぞれ、機能的構成要素として、演算処理部(演算処理手段)11と、接続部(接続手段)12と、格納部(格納手段)13とを有し、物理的構成要素として、CPU、各種メモリ、BUS、接続コネクタ、表示装置、通信装置等を有している。なお、各要素はBUSを介して互いに接続されている。
そして、接続部12には、USBケーブル(USB2.0)を介して、リムーバブルディスクドライブ14が接続されている。なお、左側の情報処理装置1Aには、リムーバブルディスク15がセットされたリムーバブルディスクドライブ14が接続されている。
このリムーバブルディスク15には、オペレーティングシステム(OS)15aと、このOS15a上で動作するアプリケーションソフト15bとが格納されている。本実施形態においては、OS15aとアプリケーションソフト15bとを合わせてOS環境情報と称す。このOS環境情報には、情報処理装置1のユーザが作業すべき環境のデータが全て含まれていることが好ましい。
また、格納部13には、リムーバブルディスク15に格納されたOS環境情報に対して仮想的なハードウェア環境を提供する仮想マシンモニタ(バーチャルマシンモニタ)13aが格納されている。つまり、この仮想マシンモニタ13aは、リムーバブルディスク15に格納されたOS環境情報を情報処理装置1で起動するためのソフトウェアであり、その代表的なものとしてはVMware(登録商標)やESXserver(登録商標)等が知られている。
演算処理部11は、情報処理装置1における種々の演算処理を行う部分である。また、演算処理部11は、情報処理装置1の起動時に、格納部13の仮想マシンモニタ13aを起動し、この仮想マシンモニタ13aの制御のもとに情報処理装置1に取り付けられたリムーバブルディスク15内のOS環境情報(すなわち、OS15a及びアプリケーションソフト15b)を起動させる。
ここで、情報処理装置1における論理構成と物理構成との関係について、図2を参照しつつ説明する。
上述したように、外部記憶装置であるリムーバブルディスク15には、OS環境情報であるオペレーティングシステム(OS)とそのOS上で動作するアプリケーションソフトとが格納されている。一方、情報処理装置1には、上記OS環境情報を起動するための仮想マシンモニタが格納部13に格納されており、また実際に存在するハードウェア環境(例えば、CPUやメモリ等)が備えられている。つまり、OS環境情報は、情報処理装置1から着脱することができるリムーバブルディスク15内に格納されているため、リムーバブルディスク15を取り外すことで、OS環境情報のみの持ち運びが可能となっている。
なお、安全性の面から、リムーバブルディスク15には図2に示すようにID認証を設定しておくことが好ましい。それにより、権限のない者による不正利用を回避することができる。
図1に戻って、右側の情報処理装置1Bは、左側の情報処理装置1Aと同一の構成を有しているが、情報処理装置1Bの接続部12に接続されたリムーバブルディスクドライブ14にはリムーバブルディスク15がセットされていない状態である。ただし、上述したように、リムーバブルディスク15の持ち運びにより、情報処理装置1Bに接続されたリムーバブルディスクドライブ14にリムーバブルディスク15がセットされると、情報処理装置1Aにおいて説明したとおり、リムーバブルディスク15内のOS環境情報が演算処理部11により起動される。
以上で説明したとおり、第1実施形態に係る情報処理装置1においては、OS環境情報は、情報処理装置1から着脱可能なリムーバブルディスク(外部記憶装置)15に格納されている。そのため、上記構成を有する情報処理装置1であれば、情報処理装置1Aや情報処理装置1B等のどの情報処理装置1でも、リムーバブルディスク15を取り付けることで、その中に格納されたOS環境情報を、演算処理部11が、格納部13に格納された仮想マシンモニタ13aから起動することができる。
そのため、このリムーバブルディスク15のみを持ち運ぶことにより、ノートパソコンのようなハードウェア環境を持ち運ぶことなく、複数の情報処理装置1間において同一のOS環境が実現される。
その上、リムーバブルディスク15内のOS環境情報は、仮想マシンモニタのみに依存し、持ち運び先の情報処理装置1のハードウェア環境やOSには依存しない。そのため、持ち運び先の情報処理装置1のハードウェア環境(メーカや機種、接続機器等)やOSに影響されることなく、どの情報処理装置1でも同一のOS環境を実現することができる。
なお、リムーバブルディスク15内のOS環境情報は、情報処理装置1のユーザによる処理が終了した後にデータ更新をしておくことで、常に最新のOS環境情報をリムーバブルディスク15内に格納しておくことができる。
また、リムーバブルディスク全体を所定のアルゴリズムで暗号化し、ユーザ認証を行った後に復号化することで、リムーバブルディスクの移動時に紛失などした場合でも、それによる情報流出リスクを軽減することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について図3〜図5を参照しつつ説明する。ここで、図3は、本発明の第2実施形態に係る通信システムの構成を示す図であり、図4は図3の通信システムのサーバ情報処理装置の概略構成を示すブロック図であり、図5は図3の通信システムのクライアント情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本発明の第2実施形態に係る通信システム4は、1台のサーバ情報処理装置3と、そのサーバ情報処理装置3にネットワークを介して接続された複数台のクライアント情報処理装置2とによって構成されている。より具体的には、通信システム4では、α事業所に設置されている複数台のクライアント情報処理装置2と、α事業所とは別のβ事業所に設置されている複数台のクライアント情報処理装置2とを含んでおり、それら全てのクライアント情報処理装置2がサーバ情報処理装置3と通信可能に接続されている。なお、図3ではルータ等の接続機器の図示は省略している。
各クライアント情報処理装置2は、図4に示すように、機能的構成要素として、演算処理部(演算処理手段)21と、通信部(受信手段)22と、第1及び第2の格納部23,24とを有し、物理的構成要素として、CPU、各種メモリ、BUS、接続コネクタ、表示装置、通信装置等を有している。なお、各要素はBUSを介して互いに接続されている。
第1の格納部(第1の格納手段)24には、通信部22によってサーバ情報処理装置3から受信(ダウンロード)したOS環境情報24aが格納されている。このOS環境情報24aには、上述した第1実施形態のOS15a及びアプリケーションソフト15bが含まれている。
また、第2の格納部(第2の格納手段)23には、第1の格納部24に格納されたOS環境情報24aに対して仮想的なハードウェア環境を提供する、第1実施形態と同様の仮想マシンモニタ13aが格納されている。
演算処理部21は、クライアント情報処理装置2における種々の演算処理を行う部分である。また、演算処理部21は、情報処理装置2の起動時に、第2の格納部23の仮想マシンモニタ13aを起動し、この仮想マシンモニタ13aの制御のもとに第1の格納部24に格納されたOS環境情報(すなわち、OS15a及びアプリケーションソフト15b)24aを起動させる。
通信部22は、サーバ情報処理装置3との間でデータの送受信を行う部分である。この通信部22は、サーバ情報処理装置3に格納されているOS環境情報24aを受信(ダウンロード)して第1の格納部24に格納する機能を有する。また、クライアント情報処理装置2のユーザからの指示入力に従い、サーバ情報処理装置3に対してOS環境情報の伝送要求を送信する機能を有する。
サーバ情報処理装置3は、図5に示すように、機能的構成要素として、格納部(格納手段)31と、通信部(送信手段、受信手段)32と、認証部(認証手段)33と、削除部(削除手段)34とを有し、物理的構成要素として、CPU、各種メモリ、BUS、接続コネクタ、表示装置、通信装置等を有している。なお、各要素はBUSを介して互いに接続されている。
格納部31には、クライアント情報処理装置2に送るべきOS環境情報24aが格納されている。なお、図5には、1つのOS環境情報24aしか示していないが、実際には、クライアント情報処理装置2のユーザ毎に複数のOS環境情報24aが格納部31に格納されている。
通信部32は、クライアント情報処理装置2からOS環境情報24aの伝送要求を受信する部分である。また、通信部32は、上記伝送要求を受信したときに、格納部31に格納されたOS環境情報24aを送信する部分である。
認証部33は、クライアント情報処理装置2から上記伝送要求を通信部32が受信したときに、クライアント情報処理装置2に対して認証情報を要求する部分である。より具体的には、OS環境情報の伝送要求を送信したクライアント情報処理装置2に対して、認証情報の入力を要求し、入力された認証情報の正否を判定する。
削除部34は、格納部31の複数のOS環境情報24aのうち、通信部32からクライアント情報処理装置2に対して送信されたOS環境情報24aを、格納部31から削除する部分である。
続いて、上述した通信システム4においてOS環境情報を伝送する手順について、図6を参照しつつ説明する。ここで、図6は、通信システム4におけるOS環境情報の伝送手順を示したフロー図である。
通信システム4においてOS環境情報の伝送が行われるときには、まず、クライアント情報処理装置2の通信部22からサーバ情報処理装置3に対して、OS環境情報の伝送要求が送信される(S10)。この伝送要求をサーバ情報処理装置3が通信部32によって受信すると(S11)、サーバ情報処理装置3の認証部33はクライアント情報処理装置2から正規の認証情報を受け付けるまで待機する(S12)。認証部33による認証が完了すると、通信部32は、認証情報によって特定されたユーザのOS環境情報24aを格納部31から抽出し、伝送要求を送信したクライアント情報処理装置2に対して送信する(S13)。
クライアント情報処理装置2は、通信部22によってサーバ情報処理装置3からのOS環境情報24aを受信すると、そのOS環境情報24aを第1の格納部24に格納する(S14)。一方、サーバ情報処理装置3は、通信部32によるOS環境情報24aが完了すると、送信したOS環境情報24aを削除部34によって格納部31から削除する(S15)。
以上で説明したとおり、第2実施形態に係る通信システム4のクライアント情報処理装置2及びサーバ情報処理装置3では、OS環境情報24aはサーバ情報処理装置3に格納されており、そのOS環境情報24aはクライアント情報処理装置2の通信部22によって受信され、第1の格納部24に格納される。そのため、上記構成を有する情報処理装置2であれば、どの情報処理装置2でも、サーバ情報処理装置3から受信したOS環境情報24aを第1の格納部24に格納しておくことで、その中に格納されたOS環境情報24aを、演算処理部21が、第2の格納部23に格納された仮想マシンモニタ13aから起動することができる。
そのため、ハードウェアを持ち運ぶことなく、サーバ情報処理装置3に通信可能に接続された複数の情報処理装置2間において同一のOS環境が実現される。
その上、サーバ情報処理装置3に格納されているOS環境情報24aは、仮想マシンモニタのみに依存し、異なる事業所α,βのクライアント情報処理装置2のハードウェア環境やOSには依存しない。そのため、各事業所α,βの情報処理装置2のハードウェア環境やOSに影響されることなく、同一のOS環境を実現することができる。従って、通信システム4の管理者は、ハードウェア環境を全ての事業所で統一させるためのコストを大幅に削減することができ、同一OS環境の実現を低コストで行うことができる。
なお、サーバ情報処理装置3に格納されているOS環境情報24aは、クライアント情報処理装置2のユーザによる処理が終了した後にアップロードしておくことで、常に最新のOS環境情報をサーバ情報処理装置3に格納しておくことができる。
さらに、通信システム4においては、クライアント情報処理装置2からサーバ情報処理装置3に対してOS環境情報の伝送要求が送信されるため、クライアント情報処理装置2のユーザの要求に応じて、サーバ情報処理装置3のOS環境情報24aを送信することができる。また、サーバ情報処理装置3が認証部33を有するため、格納部31のOS環境情報24aの不正入手が困難になっており、OS環境情報24aが外部に漏洩する事態が有意に回避(情報流出リスクが軽減)されている。このように、認証情報(ID)とOS環境情報24aとがセットになっているため、情報流出の危険性が低減できる。
加えて、サーバ情報処理装置3が削除部34を有するため、通信部32から送出されたOS環境情報24aがサーバ情報処理装置3内に残らず、クライアント情報処理装置2とサーバ情報処理装置3に、異なるOS環境情報が格納された事態が回避されている。
なお、クライアント情報処理装置2は、OS環境情報24aをサーバ情報処理装置3から毎回ダウンロードする必要はなく、第1の格納部24にキャッシュされているOS環境情報24aが最新のOS環境情報24aである場合にはサーバ情報処理装置3からダウンロードしなくてもよい。
第2実施形態では、異なる事業所α,βを例に説明を行ったが、この異なる事業所α,βを異なる店舗とすることで、インターネットカフェなどの様な業態に転用することもできる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、OS環境情報は、必ずしも、OSとアプリケーションソフトとで構成されている必要はなく、少なくともOSが含まれていればよい。また、OS環境情報として、アプリケーションソフトで用いられるドキュメントデータを含めた態様であってもよい。
本発明の第1実施形態に係る2台の情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の情報処理装置の論理構成と物理構成との関係を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 図3の通信システムのサーバ情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 図3の通信システムのクライアント情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。 図3の通信システムにおけるOS環境情報の伝送手順を示したフロー図である。
符号の説明
1,1A,1B…情報処理装置、2…クライアント情報処理装置、3…サーバ情報処理装置、11…演算処理部、12…接続部、13…格納部、13a…仮想マシンモニタ、15…リムーバブルディスク、21…演算処理部、22…通信部、23…第2の格納部、24…第1の格納部、24a…OS環境情報、31…格納部、32…通信部、33…認証部、34…削除部。

Claims (6)

  1. OS及びそのOS上で動作するソフトウェアのうちの少なくとも前記OSを含むOS環境情報が格納された外部記憶装置が、着脱可能に取り付けられる接続手段と、
    前記OS環境情報に対して仮想的なハードウェア環境を提供する仮想マシンモニタが格納された格納手段と、
    前記外部記憶装置に格納された前記OS環境情報を、前記格納手段に格納された前記仮想マシンモニタから起動する演算処理手段と
    を備える、情報処理装置。
  2. OS及びそのOS上で動作するソフトウェアのうちの少なくとも前記OSを含むOS環境情報を格納するサーバ情報処理装置から送信される前記OS環境情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記OS環境情報を格納する第1の格納手段と、
    前記OS環境情報に対して仮想的なハードウェア環境を提供する仮想マシンモニタが格納された第2の格納手段と、
    前記第1の格納手段に格納された前記OS環境情報を、前記第2の格納手段に格納された前記仮想マシンモニタから起動する演算処理手段と
    を備える、クライアント情報処理装置。
  3. OS及びそのOS上で動作するソフトウェアのうちの少なくとも前記OSを含むOS環境情報に対して仮想的なハードウェア環境を提供する仮想マシンモニタを格納するクライアント情報処理装置と通信可能に接続された情報処理装置であって、
    前記OS環境情報を格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納されたOS環境情報を、前記クライアント情報処理装置に対して送信する送信手段と
    を備える、サーバ情報処理装置。
  4. 前記クライアント情報処理装置からの前記OS環境情報の伝送要求を受信する受信手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記受信手段が前記伝送要求を受信したときに、前記クライアント情報処理装置に対して前記OS環境情報を送信する、請求項3に記載のサーバ情報処理装置。
  5. 前記受信手段が、前記クライアント情報処理装置から前記OS環境情報の伝送要求を受信したときに、前記クライアント情報処理装置に対して認証情報を要求する認証手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記認証手段によって前記認証情報が認められた場合にのみ、前記クライアント情報処理装置に対して前記OS環境情報を送信する、請求項4に記載のサーバ情報処理装置。
  6. 前記格納手段に格納されたOS環境情報を前記送信手段が送信すると、前記格納手段の前記OS環境情報を削除する削除手段をさらに備える、請求項3〜5のいずれか一項に記載のサーバ情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009116859A (ja) * 2007-09-30 2009-05-28 Symantec Corp 1つ以上の仮想マシンをマイグレートするシステムおよび方法

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