JP2008148034A - 通信装置及びそのデュプレックス設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】オートネゴシエーションに対応していない非対応装置とを接続した場合でも、自装置のデュプレックスを最適値に切り替えることができる。
【解決手段】通信装置10は、イーサネットドライバ13と、統計データアプリケーション15と、監視アプリケーション16を含むアプリケーション群17とを有し、これらのソフトウェアをCPUが実行する。これにより、対向装置がネットワーク上に通信可能に接続され、オートネゴシエーション機能により対向装置との間の双方向通信で用いるデュプレックスが自動設定される際に、半二重および全二重のそれぞれで所定量のデータをネットワーク経由で対向装置に転送してネットワーク検証を行う。そして、半二重のときに得られたネットワーク検証結果と全二重のときに得られたネットワーク検証結果とを比較し、その比較結果に応じてデュプレックスの設定を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置及びそのデュプレックス設定方法に係り、とくにイーサネット(Ethernet:登録商標)(以下、「登録商標」の表記を省略する。)で用いられるオートネゴシエーションに対応した通信装置およびそのデュプレックス設定方法に関する。
従来、LAN(Local Area Network)の規格として、イーサネットが最もよく利用されている。イーサネットは、OSI参照モデルの物理層の規格とデータリンク層の処理とを定めているもので、ケーブルで接続された装置に対しパケットを送り届ける方式を規定している。これによると、ネットワーク接続形態には、1本の回線を複数の装置(ノード)で共有するバス型と、ハブ(集線装置)を介して各装置を接続するスター型とがあり、アクセス制御には、CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)が採用されている。
イーサネットには、通信速度が10Mbpsの10BASE−Tや100Mbpsの100BASE−TX等の異なる規格が存在する。また、双方向への送受信ができるデュプレックス(duplex)の設定に関しても、同時に双方向から通信ができる全二重と、片方向ずつの通信しかできない半二重との2種類の通信モードが存在する。1つのネットワーク環境内でこれらの通信速度の異なる規格やデュプレックスの異なる通信モードを全て同じにできればよいが、実際の運用では規格やデュプレックスを揃えるのが困難な場合がある。
このようなイーサネットの通信速度の異なる規格やデュプレックスの異なる通信モードが混在しているネットワーク環境では、接続先の対向装置(相手ノード)によって、自装置(自ノード)の通信速度やデュプレックス設定を自動的に切り替える、「オートネゴシエーション」と呼ばれる機能が利用されている。これによれば、オートネゴシエーション機能を持つ装置同士が接続されると、FLP(Fast Link Pulse)バーストと呼ばれるパルス信号を互いに送信する。このFLPバーストを交換することによって、各々の装置が互いの通信速度やデュプレックスを検出する。これにより、予め設定された通信速度およびデュプレックスの組からなる優先順位に従って、最適な通信速度およびデュプレックスを決定する。
なお、イーサネットのオートネゴシエーション機能に関する先行技術文献としては、次のものがある。
特開2000−134216号公報
しかしながら、従来例のオートネゴシエーションに対応した対応装置にあっては、それに対応していない非対応装置と物理的に接続した場合には、たとえ非対応装置のデュプレックスが全二重に固定されていても、自身のデュプレックスが最適値ではなく半二重に設定され、本来の性能が発揮されない場合があった。
本発明は、このような従来の事情を考慮してなされたもので、オートネゴシエーションに対応していない非対応装置とを接続した場合でも、自装置のデュプレックスを最適値に切り替えることができる通信装置およびそのデュプレックス設定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信装置は、ネットワークに接続された対向装置に応じて全二重および半二重のいずれかのデュプレックスを自動設定するオートネゴシエーション機能を有し、前記対向装置との間で前記ネットワークを経由して前記デュプレックスに基づく通信を行う通信装置であって、前記対向装置が前記ネットワーク上に通信可能に接続され、かつ前記オートネゴシエーション機能により当該対向装置との間の通信で用いるデュプレックスが自動設定される際に、前記半二重および前記全二重のそれぞれで所定量のデータを前記ネットワーク経由で前記対向装置に転送してネットワーク検証を行うネットワーク検証手段と、前記半二重のときのネットワーク検証結果と前記全二重のときのネットワーク検証結果とを比較し、その比較結果に応じて前記デュプレックスの設定を行うデュプレックス設定手段とを有することを特徴とする。
本発明において、前記ネットワークの障害発生時に前記デュプレックスの設定を切り替えるデュプレックス切り替え手段をさらに有してもよい。
本発明において、前記ネットワーク検証手段は、前記データの転送速度を検証するものであり、前記デュプレックス設定手段は、前記2つのネットワーク検証結果のうち前記転送速度の大きい方のデュプレックスを設定するものであってもよい。また、前記ネットワーク検証手段は、前記データの転送エラーを検証するものであり、前記デュプレックス設定手段は、前記2つのネットワーク検証結果のうち前記転送エラーの少ない方のデュプレックスを設定するものであってもよい。
本発明に係る通信装置のデュプレックス設定方法は、ネットワークに接続された対向装置に応じて全二重および半二重のいずれかのデュプレックスを自動設定するオートネゴシエーション機能を有し、前記対向装置との間で前記ネットワークを経由して前記デュプレックスに基づく通信を行う通信装置のデュプレックス設定方法であって、前記対向装置が前記ネットワーク上に通信可能に接続され、かつ前記オートネゴシエーション機能により当該対向装置との間の通信で用いるデュプレックスが自動設定される際に、前記半二重および前記全二重のそれぞれで所定量のデータを前記ネットワーク経由で前記対向装置に転送してネットワーク検証を行うステップと、前記半二重のときのネットワーク検証結果と前記全二重のときのネットワーク検証結果とを比較し、その比較結果に応じて前記デュプレックスの設定を行うステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る通信装置のデュプレックス設定プログラムは、ネットワークに接続された対向装置に応じて全二重および半二重のいずれかのデュプレックスを自動設定するオートネゴシエーション機能を有し、前記対向装置との間で前記ネットワークを経由して前記デュプレックスに基づく通信を行う通信装置のデュプレックス設定プログラムであって、前記対向装置が前記ネットワーク上に通信可能に接続され、かつ前記オートネゴシエーション機能により当該対向装置との間の通信で用いるデュプレックスが自動設定される際に、前記半二重および前記全二重のそれぞれで所定量のデータを前記ネットワーク経由で前記対向装置に転送してネットワーク検証を行う手順と、前記半二重のときのネットワーク検証結果と前記全二重のときのネットワーク検証結果とを比較し、その比較結果に応じて前記デュプレックスの設定を行う手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、オートネゴシエーションに対応していない非対応装置とを接続した場合、たとえ非対応装置のデュプレックスが全二重に固定されていても、自装置のデュプレックスを半二重に設定されることなく最適値に切り替えることができる。
以下、本発明に係る通信装置およびそのデュプレックス設定方法を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る通信装置の内部構成図である。
図1に示す通信装置10は、ネットワークを構成するLANケーブル(イーサネットケーブル)20に接続可能なイーサネットポート11と、そのイーサネットポート11からLANケーブル20を介してネットワーク上の相手ノードである対向装置との間でTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルに従いイーサネットによる双方向の通信を行うための各種機能を搭載した装置本体12とを備える。
装置本体12には、ハードウェア構成上、図示しないプログラム制御で動作するCPU(Central Processing Unit)のほか、各種の制御プログラムや制御データ等を格納するメモリ部や、データを入出力するIO(Input/Output)部等の各部が搭載されている。図1に示す装置本体12には、CPUにより実行されるソフトウェアとして、図示しない既知のTCP/IPプロトコル・スタックが実装されているOS(オペレーティング・システム)のほか、そのOS上で動作する、イーサネットドライバ13と、アプリケーション14とが含まれる。これらのソフトウェア13、14は、OSによる管理下のもとで、各々のプログラムコードで表される命令をCPUが解読して実行することにより、各々の機能を実現する。
イーサネットドライバ13は、オートネゴシエーション機能を含むイーサネットの通信制御機能のほか、本実施の形態では、アプリケーション14からの要求により通信装置10の全二重接続および半二重接続のデュプレックス設定を変更する一方、デュプレックス設定の変更によりハードウェアの制御不能となった場合は、自らデュプレックス設定またはオートネゴシエーション設定を切り替える機能を有する。なお、オートネゴシエーション機能を含むイーサネットの通信制御機能については、従来と同様のものが適用できるため、その詳細を省略する。
アプリケーション14には、統計データアプリケーション15と、実運用で使用する監視アプリケーション16を含むアプリケーション群17とが実装されている。
統計データアプリケーション15は、本発明のネットワーク検証手段およびデュプレックス設定手段の要部を搭載したものであり、全二重接続および半二重接続のそれぞれでネットワーク検証を行う機能(ネットワーク検証手段)と、両ネットワーク検証結果を比較してその良い方のデュプレックスを最適なデュプレックスとして決定し、最適なデュプレックスをイーサネットドライバ13に指定する機能(デュプレックス設定手段)とを有する。
本実施の形態では「ネットワーク検証」とは、たとえばデータ転送エラーや転送速度等の計測値や、これらに関連するデータの平均往復時間、転送エラー率等の統計値に対応するデータを取得することを意味する。また「ネットワーク検証結果」とは、ネットワーク検証により取得されたデータそのものを意味する。さらに、最適なデュプレックスを決定する際の「ネットワーク検証結果の良い方」とは、データ転送エラーの少ない方(たとえば、エラー率の小さい方)、または転送速度の大きい方(たとえば、平均往復時間の短い方)を意味する。より具体的なネットワーク検証およびデュプレックス設定の方法としては、以下の2つが例示される。
第1の方法は、OSに実装されたTCP/IPプロトコル・スタックに用意されている既知のPingコマンドによる制御プログラムを用いて実現するものである。Pingコマンドは、TCP/IPプロトコルに用意されているICMP(Internet Control Message Protocol)のechoコマンドを用いたパケットの通信テストプログラムであり、Pingコマンドの引数に相手ノードを指定して起動すると、所定パケットサイズ(たとえば、初期設定値よりも大きい方がよい)のICMPのechoコマンドを所定間隔で所定回数送り、そのecho応答メッセージを受信することで、送信から応答を受け取るまでの平均往復時間(転送速度に対応する)を統計データとして取得する。この場合、ネットワーク検証結果の良い方は、平均往復時間の小さい方に対応する。
第2の方法は、次のようにして実現する。すなわち、ネットワーク上の相手ノードにチェックサーバとしてUDP(User Datagram Protocol)サーバを置くことができる場合、任意のファイルデータをUDPサーバにアップロードし、UDPサーバから同ファイルをダウンロードする。そして、ダウンロードされたファイルと元のファイルとを比較する。こうすることで、どれだけ正しく転送できたかを示すエラー率(データ転送エラーに対応する)を統計データとして取得できる。また、ファイルデータのアップロードからの工程完了時間(転送速度に対応する)も統計データとして取得できる。この場合、ネットワーク検証結果の良い方は、たとえば、エラー率と工程完了時間との組から成る優先順位の高い方から選択できるように予め設定しておく。一例として、優先順位は、高い方から、(1)エラー率が異なる場合は、エラー率が低い方、(2)エラー率が等しければ(エラー率0等)、工程完了時間が短い方、というように定める。なお、この方法ではUDPサーバを用いているが、本発明は必ずしもこれに限らず、同様の機能が実現可能であれば他の構成のサーバを用いてもよい。
監視アプリケーション16は、本発明のデュプレックス切り替え手段の要部を搭載したものであり、本実施の形態では、イーサネットドライバ13を通じて自装置の状態(オートネゴシエーション設定、デュプレックス設定、リンク状態等)を取得する機能や、イーサネットドライバ13に定期的にリンク状況を確認してネットワークを監視する機能を有する。これらの機能は、一例として、OSに用意されている既知のIoctl(I/O ConTroL)を用いた制御プログラムにより実現することができる。
次に、図2〜図6を参照して、本実施の形態による通信装置10のデュプレックス設定方法について、説明する。
ここでは、図2に示すように通信装置10をLANケーブル20を介してデュプレックス設定が不明な対向装置30に接続した場合、あるいは図3に示すように通信装置10をLANケーブル20を介してデュプレックス設定が不明又は固定の対向ハブ40に接続した場合の動作を説明する。なお、図3の例では、通信装置10が対向ハブ40を介してデータのやり取りをするために必要なUDPサーバ等のチェックサーバ(ネットワークサーバ)50を対向ハブ40に接続する。
図4および図5は、図2または図3に示す接続状態での通信装置10によるデュプレックス検証および変更の動作を説明するフローチャートである。同図に示すフローチャートに対応する制御プログラム(本発明のデュプレックス設定プログラムを構成する。)は、本実施の形態では通信装置10のメモリ部に格納され、CPUにより実行される。
まず、通信装置10は、自装置のオートネゴシエーション設定がされているか否かを判断する(ステップSt1)。この判断は、本実施の形態では、監視アプリケーション16により、前述したIoctl等を用いて、イーサネットドライバ12を通じて自装置のオートネゴシエーション設定を取得することにより行われる。
次いで、上記ステップSt1にて自装置のオートネゴシエーション設定がされていると判断された場合(YES)、通信装置10は、自装置がリンクアップしたか否かを判断する(ステップSt2)。この判断は、本実施の形態では、監視アプリケーション16により、前述したIoctl等を用いて、イーサネットドライバ12を通じて自装置のリンク状態を取得することにより行われる。一方、上記ステップSt1にて自装置のオートネゴシエーション設定がされていないと判断された場合(NO)、通信装置10は処理を終了する。
次いで、上記ステップSt2にて自装置がリンクアップしたと判断された場合(YES)、通信装置10は、自装置のデュプレックスが半二重接続であるか否かを判断する(ステップSt3)。この判断は、本実施の形態では、監視アプリケーション16により、前述したIoctl等を用いて、イーサネットドライバ12を通じて自装置のデュプレックス設定を取得することにより行われる。一方、上記ステップSt2にて自装置がリンクアップしていないと判断された場合(NO)、通信装置10は処理を終了する。
次いで、上記ステップSt3にて自装置のデュプレックスが半二重接続であると判断された場合(YES)、通信装置10は、半二重接続で図2の対向装置40または図3のチェックサーバ50に一定量のデータを流し、ネットワーク検証結果としての統計データを取得する(ステップSt4)。この処理は、本実施の形態では、統計データアプリケーション15により行われる。たとえば、前述した2つの方法のいずれかで実施される。第1の方法を用いる場合、統計データアプリケーション15により、簡易的にはパケットサイズの大きいのPingコマンドを用いて、平均往復時間を統計データとして取得する。また、前述した第2の方法を用いる場合、図3のチェックサーバ50としてUDPサーバを配置して、任意のファイルデータをUDPサーバにアップロードし、UDPサーバから同ファイルをダウンロードし元のファイルと比較する。こうすることにより、前述したエラー率と、工程完了時間とを統計データとして取得する。一方、上記ステップSt3にて自装置のデュプレックスが半二重接続でないと判断された場合(NO)、通信装置10は処理を終了する。
次いで、通信装置10は、予め設定された一定時間内に統計データの取得が完了したか否か、すなわち統計データを取得するまでにタイムアウトしなかったかどうかを判断する(ステップSt5)。この処理は、本実施の形態では、統計データアプリケーション15により行われる。
次いで、上記ステップSt5により一定時間内に統計データの取得が完了したと判断された場合(YES)、通信装置10は、半二重接続での統計データを自装置内のメモリ部(図示しない)に一時保存する(ステップSt6)。一方、上記ステップSt5にて一定時間内に統計データの取得が完了していないと判断された場合(NO)、通信装置10は処理を終了する。
次いで、通信装置10は、デュプレックスを半二重接続から全二重接続に切り替える(ステップSt7)。ここでのデュプレックスの変更処理は、統計データアプリケーション15からの要求により、イーサネットドライバ13にてデュプレックスを設定することにより行われる。
次いで、通信装置10は、全二重接続で図2の対向装置40または図3のチェックサーバ50に一定量のデータを流し、ネットワーク検証結果としての統計データを取得する(ステップSt8)。この処理は、上記ステップSt4と同様である。
次いで、通信装置10は、予め設定された時間内に統計データの取得が完了したか否か、すなわち統計データを取得するまでにタイムアウトしなかったかどうかを判断する(ステップSt9)。この処理は、本実施の形態では、統計データアプリケーション15により行われる。
次いで、上記ステップS9により所定時間内に統計データの取得が完了したと判断された場合(YES)、通信装置10は、全二重接続での統計データを自装置内のメモリ部(図示しない)に一時保存する(ステップSt10)。一方、上記ステップSt9にて一定時間内に統計データの取得が完了していないと判断された場合(NO)、通信装置10は、デュプレックスを半二重接続の設定に戻し(ステップSt11)、処理を終了する。ここでのデュプレックスの変更処理は、統計データアプリケーション15からの要求により、イーサネットドライバ13にてデュプレックスを設定することにより行われる。
次いで、通信装置10は、メモリ部に一時保存された全二重接続時の統計データと半二重接続時の統計データとをそれぞれのネットワーク検証結果として比較し(ステップSt12)、全二重接続時の統計データ(ネットワーク検証結果)の方が半二重接続時の統計データ(ネットワーク検証結果)よりも良いか否かを判断する(ステップSt13)。この場合、前述した第1の方法では、平均往復時間が小さい方を良い方とする。また、前述した第2の方法では、優先順位に従い、エラー率が異なる場合はエラー率が低い方を良い方とし、エラー率が等しければ、工程完了時間が短い方を良い方とする。
次いで、上記ステップSt12により全二重接続時の統計データの方が良いと判断された場合(YES)、通信装置10は、デュプレックスを全二重接続の設定のままにし、ネットワークを監視する(ステップSt14)。この処理は、監視アプリケーション16がイーサネットドライバ13にリンク状況を定期的に確認するか、あるいはイーサネットドライバ13自身が定期的にリンク状況を確認することにより行われる。
一方、上記ステップSt12により全二重接続時の統計データの方が良くない(半二重接続時の統計データの方が良い)と判断された場合(NO)、デュプレックスを半二重接続の設定に戻し(ステップSt11)、処理を終了する。ここでのデュプレックスの変更処理は、アプリケーション14からの要求により、イーサネットドライバ13にてデュプレックスを設定することにより行われる。
図6は、図5のステップSt14に示すネットワーク監視中の動作を説明するフローチャートである。
まず、通信装置10は、ネットワーク監視中、ネットワーク断等のネットワークエラーが発生したかどうか判断する(ステップSt21)。この判断は、監視アプリケーション16がイーサネットドライバ13にリンク状況を定期的に確認するか、あるいはイーサネットドライバ13自身が定期的にリンク状況を確認することにより行われる。
その結果、ネットワークエラーが発生したと判断された場合(YES)、通信装置10は、ステップSt14でデュプレックスを変更したか否かを判断する(ステップSt22)。一方、ネットワークエラーが発生していないと判断された場合(NO)、通信装置10は処理を終了する。
上記ステップSt22によりデュプレックスを変更したと判断された場合(YES)、通信装置10は、デュプレックスを半二重接続の設定に戻し(ステップSt23)、処理を終了する。一方、ステップSt22によりデュプレックスを変更していないと判断された場合(NO)、通信装置10は処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、通信装置10が対向装置30または対向ハブ40とリンクした場合、まず半二重でネットワーク検証(データ転送エラー、転送速度等のデータ取得)を行い、その後に全二重に切り替えて同様にネットワーク検証を行う。そして、両者を比較し、その結果の良い方に最終的なデュプレックス(接続方法)の設定を行う。また、このデュプレックスの設定で常用中にネットワーク障害が起きた場合、デュプレックスの設定を切り替え直し対処をする。
従って、本実施の形態によれば、通信装置10が最適なデュプレックスを選択するため、データ転送を改善することができる。また、その設定によりネットワーク障害が起きても、デュプレックス設定を切り替え直すことにより、それを回避することができる。よって、オートネゴシエーション機能を有する通信装置20に本発明の各手段に対応する機能を持たせることにより、デュプレックスの設定が不明または固定設定である対向装置30または対向ハブ40に接続した場合でも、たとえ対向装置30または対向ハブ40のデュプレックスが全二重に固定されていても、自装置のデュプレックスを半二重に設定されることなく最適値、すなわち全二重に設定することができる。
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は、代表的に例示した上述の実施の形態に限定されるものではなく、当業者であれば、特許請求の範囲の記載内容に基づき、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の態様に変形、変更することができる。これらの変形例や変更例も本発明の権利範囲に属するものである。
また、上記実施の形態では、制御プログラムを用いて本発明に係る通信装置の各手段およびそのデュプレックス設定方法の各ステップを実現しているが、この場合の制御プログラム及びこれを記録する記録媒体は、本発明の範疇に含まれる。また、制御プログラムは、オペレーティングシステムや他のアプリケーションソフト等と共同して上記機能が実現される場合は、それらのプログラムコードも含まれる。
本発明は、イーサネットのオートネゴシエーションに対応した通信装置、そのデュプレックス設定方法およびデュプレックス設定プログラムの用途に適用できる。
本発明の実施の形態に係る通信装置の全体構成を示す概略ブロック図である。 本実施の形態に係る通信装置をデュプレックス設定が不明な対向装置に接続した場合の構成例を示す図である。 本実施の形態に係る通信装置をデュプレックス設定が不明又は固定の対向ハブに接続した場合の構成例を示す図である。 本実施の形態に係る通信装置のデュプレックス検証および変更の動作を示すフローチャートである。 図4の続きを示すフローチャートである。 図5のステップSt14のネットワーク監視中の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 通信装置
11 イーサネットポート
12 装置本体
13 イーサネットドライバ
14 アプリケーション
15 統計データアプリケーション
16 監視アプリケーション
17 アプリケーション群
20 LANケーブル
30 対向装置
40 対向ハブ
50 チェックサーバ

Claims (8)

  1. ネットワークに接続された対向装置に応じて全二重および半二重のいずれかのデュプレックスを自動設定するオートネゴシエーション機能を有し、前記対向装置との間で前記ネットワークを経由して前記デュプレックスに基づく通信を行う通信装置であって、
    前記対向装置が前記ネットワーク上に通信可能に接続され、かつ前記オートネゴシエーション機能により当該対向装置との間の通信で用いるデュプレックスが自動設定される際に、前記半二重および前記全二重のそれぞれで所定量のデータを前記ネットワーク経由で前記対向装置に転送してネットワーク検証を行うネットワーク検証手段と、
    前記半二重のときのネットワーク検証結果と前記全二重のときのネットワーク検証結果とを比較し、その比較結果に応じて前記デュプレックスの設定を行うデュプレックス設定手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記ネットワークの障害発生時に前記デュプレックスの設定を切り替えるデュプレックス切り替え手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記ネットワーク検証手段は、前記データの転送速度を検証するものであり、
    前記デュプレックス設定手段は、前記2つのネットワーク検証結果のうち前記転送速度の大きい方のデュプレックスを設定するものであることを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。
  4. 前記ネットワーク検証手段は、前記データの転送エラーを検証するものであり、
    前記デュプレックス設定手段は、前記2つのネットワーク検証結果のうち前記転送エラーの少ない方のデュプレックスを設定するものであることを特徴とする請求項1または2記載の通信装置。
  5. ネットワークに接続された対向装置に応じて全二重および半二重のいずれかのデュプレックスを自動設定するオートネゴシエーション機能を有し、前記対向装置との間で前記ネットワークを経由して前記デュプレックスに基づく通信を行う通信装置のデュプレックス設定方法であって、
    前記対向装置が前記ネットワーク上に通信可能に接続され、かつ前記オートネゴシエーション機能により当該対向装置との間の通信で用いるデュプレックスが自動設定される際に、前記半二重および前記全二重のそれぞれで所定量のデータを前記ネットワーク経由で前記対向装置に転送してネットワーク検証を行うステップと、
    前記半二重のときのネットワーク検証結果と前記全二重のときのネットワーク検証結果とを比較し、その比較結果に応じて前記デュプレックスの設定を行うステップとを有することを特徴とする通信装置のデュプレックス設定方法。
  6. 前記ネットワークの障害発生時に前記デュプレックスの設定を切り替えるデュプレックス切り替えステップをさらに有することを特徴とする請求項5記載の通信装置のデュプレックス設定方法。
  7. ネットワークに接続された対向装置に応じて全二重および半二重のいずれかのデュプレックスを自動設定するオートネゴシエーション機能を有し、前記対向装置との間で前記ネットワークを経由して前記デュプレックスに基づく通信を行う通信装置のデュプレックス設定プログラムであって、
    前記対向装置が前記ネットワーク上に通信可能に接続され、かつ前記オートネゴシエーション機能により当該対向装置との間の通信で用いるデュプレックスが自動設定される際に、前記半二重および前記全二重のそれぞれで所定量のデータを前記ネットワーク経由で前記対向装置に転送してネットワーク検証を行う手順と、
    前記半二重のときのネットワーク検証結果と前記全二重のときのネットワーク検証結果とを比較し、その比較結果に応じて前記デュプレックスの設定を行う手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする通信装置のデュプレックス設定プログラム。
  8. 前記ネットワークの障害発生時に前記デュプレックスの設定を切り替えるデュプレックス切り替え手順をコンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項7記載の通信装置のデュプレックス設定プログラム。
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