JP2008136057A - 動画ファイル生成装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【目的】携帯電話において動画を見やすくする。
【構成】高画質の動画を見る場合には,(A)に示すように携帯電話横向きに持った場合に横向きとなった携帯電話の表示画面に内接するように動画が表示される。携帯電話を縦向きに持った場合には,(B)に示すように縦向きとなった携帯電話の表示画面41に内接するような動画43が表示される。携帯電話を持ちやすい状態で動画43を閲覧できる。
【選択図】図7
【構成】高画質の動画を見る場合には,(A)に示すように携帯電話横向きに持った場合に横向きとなった携帯電話の表示画面に内接するように動画が表示される。携帯電話を縦向きに持った場合には,(B)に示すように縦向きとなった携帯電話の表示画面41に内接するような動画43が表示される。携帯電話を持ちやすい状態で動画43を閲覧できる。
【選択図】図7
Description
この発明は,動画ファイル生成装置およびその制御方法に関する。
サーバから携帯電話などのユーザ端末に動画を配信することが考えられている。携帯電話は機種によって能力が異なることから,動画を配信するユーザ端末の能力に応じて動画ファイルの圧縮率を変えるものがある(特許文献1)。
特開2006-121614号公報
また,受信装置に動画像データを配信するときに高精細な画像であっても画質低下を起こさないようにするものもある(特許文献2)。
特開2005-176068号公報
携帯電話においては,画像の大きい動画を表示する場合には携帯電話を横向きにして動画が表示される。しかしながら,携帯電話を横向きにしなければならないので動画が見づらいことがある。
この発明は,動画を見やすくすることを目的とする。
この発明による動画ファイル生成装置は,与えられる動画ファイルから,携帯電話に設けられている縦長の表示画面を横向きにした場合に表示される横向き画像の大きさおよびアスペクト比に対応した横向き用動画を表わす横向き用動画ファイルを生成する横向き用動画ファイル生成手段,上記与えられる動画ファイルから,上記携帯電話に設けられている縦長の表示画面を縦向きにした場合に表示される縦向き画像であって,上記表示画面を横向きにした場合の上記表示画面の縦方向の長さが横方向の長さとなり,かつ上記横向き画像のアスペクト比と同じアスペクト比をもつ縦向き画像から構成される縦向き用動画を表わす縦向き用動画ファイルを生成する縦向き用動画ファイル生成手段,複数種類の携帯電話について,上記横向き用動画ファイル生成処理および上記縦向き用動画ファイル生成処理を行うように,上記横向き用動画ファイル生成手段および上記縦向き用動画ファイル生成手段を制御する制御手段,ならびに上記制御手段の制御のもとに生成された横向き用動画ファイルおよび縦向き用動画ファイルを,携帯電話の種類に対応して動画ファイル記憶装置に記憶する記憶制御手段を備えていることを特徴とする。
この発明は,上記動画ファイル生成装置に適した制御方法も提供している。すなわち,この方法は,横向き用動画ファイル生成手段が,与えられる動画ファイルから,携帯電話に設けられている縦長の表示画面を横向きにした場合に表示される横向き画像の大きさおよびアスペクト比に対応した横向き用動画を表わす横向き用動画ファイルを生成し,縦向き用動画ファイル生成手段が,上記与えられる動画ファイルから,上記携帯電話に設けられている縦長の表示画面を縦向きにした場合に表示される縦向き画像であって,上記表示画面を横向きにした場合の上記表示画面の縦方向の長さが横方向の長さとなり,かつ上記横向き画像のアスペクト比と同じアスペクト比をもつ縦向き画像から構成される縦向き用動画を表わす縦向き用動画ファイルを生成し,制御手段が,複数種類の携帯電話について,上記横向き用動画ファイル生成処理および上記縦向き用動画ファイル生成処理を行うように,上記横向き用動画ファイル生成手段および上記縦向き用動画ファイル生成手段を制御し,記憶制御手段が,上記制御手段の制御のもとに生成された横向き用動画ファイルおよび縦向き用動画ファイルを,携帯電話の種類に対応して動画ファイル記憶装置に記憶するものである。
この発明によると,与えられる動画ファイルから,携帯電話に設けられている縦長の表示画面を横向きにした場合に表示される横向き画像の大きさおよびアスペクト比に対応した横向き動画を表わす横向き動画ファイルと,その縦長の表示画面を縦向きにした場合に表示される縦向き画像であって,表示画面を横向きにした場合の表示画面の縦方向の長さが横方向の長さとなり,かつ横向き画像のアスペクト比と同じアスペクト比をもつ縦向き画像の縦向き用動画を表わす縦向き用動画ファイルとが複数の携帯電話について生成される。生成された横向き用動画ファイルおよび縦向き用動画ファイルとは携帯電話の種類に対応して記憶される。携帯電話の種類に対応して横向き用動画ファイルおよび縦向き用動画ファイルが生成されるので,必要に応じて横向き用動画ファイルまたは縦向き用動画ファイルを,携帯電話に送信できる。携帯電話において,画質の高い横向き用動画を見ることもできるし,見やすい縦向き用動画を見ることもできる。
携帯電話から送信される動画ファイル・リクエストを受信する受信手段,上記受信手段によって受信した動画ファイル・リクエストを送信した携帯電話を識別する識別手段,および上記識別手段によって識別された携帯電話に対応する横向き動画ファイルまたは縦向き動画ファイルを,上記動画ファイル記憶装置から読み出して,上記動画ファイル・リクエストを送信した携帯電話に送信する動画ファイル送信手段を備えてもよい。
図1は,この発明の実施例を示すもので,動画通信システムの概要を示している。
動画通信システムには,インターネットなどのようなネットワークを介して互いに通信可能なn個の携帯電話1〜n,コンテンツ・サーバ10および動画サーバ20が含まれている。
コンテンツ・サーバ10には,動画を表わす動画ファイルが格納されている。この動画ファイルがコンテンツ・サーバ10から動画サーバ20に与えられて,動画サーバ20から携帯電話1〜nに送信される。携帯電話1〜nに設けられている表示画面は,一般的には縦長である。このために,高画質の動画を表示する場合には,横向きに表示される動画を表わす動画ファイルが携帯電話1〜nに送信される。携帯電話1〜nの表示画面には横向きの動画が表示されるので,携帯電話1〜nのユーザは,携帯電話1〜nを横向きにして表示画面に表示される動画を見ることとなる。しかしながら,携帯電話1〜nを横向きにしなければならないので,携帯電話1〜nを持ちながら動画を見る場合には見づらいことがある。この実施例においては,縦向きの動画を表わす動画ファイルを携帯電話1〜nに送信できるようにするものである。
図1においては,動画ファイルの送信対象として携帯電話1〜nが図示されているが,携帯電話に限らず,PDA(Personal Digital Assistants)のような携帯型情報端末に動画ファイルを送信するようにしてもよい。
図2は,動画サーバ20の電気的構成を示すブロック図である。
動画サーバ20には,コンテンツ・サーバ10から,コンテンツ・サーバ10に格納されている原動画ファイル,変換パラメータおよび送信パラメータが与えられる。動画サーバ20に与えられた原動画ファイル,変換パラメータおよび送信パラメータは,変換情報管理回路21に入力し,一時的に記憶される。変換情報管理回路21に記憶された原動画ファイル,変換パラメータおよび送信パラメータは,動画変換回路22に与えられる。
図3は,変換パラメータの一例であり,図4は,送信パラメータの一例である。
図3を参照して,変換パラメータは,原動画ファイルを携帯電話1〜nに送信する場合の変換ロジックを決定するものである。変換パラメータの項目には,優先設定,ステレオ設定および表示設定の処理がある。
優先設定は,携帯電話1〜nに動画ファイルを送信する場合に動画ファイルによって表わされる動画をどのような質のものにするかを設定するものである。優先設定には,標準画質,画質優先,動き優先および音声優先のそれぞれの設定がある。画質優先は,動画のフレーム・レートを少なくし,映像ビット・レートを多くするように設定するものである。動き優先は,映像ビット・レートを多くし,音声ビット・レートを少なくするように設定するものである。音声優先は,映像ビット・レートを少なくし,音声ビット・レートを多くするように設定するものである。
ステレオ設定は,自動ステレオ音声出力または強制的にモノラル音声出力とするかを設定するものである。表示設定は,動画の縦表示または横表示を設定するものである。縦表示は,携帯電話1〜nを縦向きにして見る場合に適した表示である。横表示は,携帯電話1〜nを横向きにして見る場合に適した表示である。
図4を参照して,送信パラメータは,動画ファイルを送信する携帯電話が契約している携帯電話会社(送信先キャリア)および送信方法(動画ファイルのストリーミングに限られるか,動画ファイルのダウンロードを許可するか)を設定するものである。
図2に戻って,動画サーバ20には端末情報管理回路23も含まれている。この端末情報管理回路23には,送信対象となる携帯電話1〜nについての端末情報が格納されている。端末情報管理回路23において格納されている端末情報は,動画変換回路22に与えられる。
図5は,端末情報の一例である。
端末情報には,携帯電話の動画ファイル・フォーマット,携帯電話に設けられている表示画面に表示できる画像の解像度(画像の規格),上限の映像ビット・レート,下限の映像ビット・レート,フレーム・レート,音声コーデックの種類,上限の音声ビット・レート,下限の音声ビット・レート,サンプリング周波数,表示サイズ,240画素×180画素の表示の向きなどがある。
これらの端末情報のうち,主要なものについて述べる。映像ビット・レートは,画像データの1秒当たりのデータ量を表わすものである。携帯電話においては,映像ビット・レートの上限と下限とが決まっているために,端末情報に上限映像ビット・レートおよび下限映像ビット・レートが規定されている。フレーム・レートは,動画を構成する画像の1秒当たりの駒数である。音声ビット・レートは,音声データの1秒当たりのデータ量を表わすものである。音声ビット・レートについても,携帯電話において上限と下限とが決まっているために上限音声ビット・レートと下限音声ビット・レートとが端末情報に規定されている。
表示サイズは,携帯電話に設けられている表示画面のサイズである。96×80は,横96画素,縦80画素を示す。Sub-QCIF(Quarter Common Intermediate Format)は,128画素×96画素である。QCIFは,176×144画素である。QVGA(Quarter Video Graphics Array)は,320画素×240画素である。図5に示されている例では,携帯電話1の表示サイズは,96×80の一つであり,携帯電話2の表示サイズは,Sub-QCIFの一つであり,携帯電話3から携帯電話5の表示サイズは,QCIFであるが,携帯電話6および7は,240画素×180画素とQVGAの二つである。携帯電話1〜5は,対応するいずれかの大きさの動画のみを表示することができるが,携帯電話6および7は,240画素×180画素の大きさをもつ動画またはQVGAの大きさをもつ動画を表示できることを示している。携帯電話6または7のように,240画素×180画素の大きさをもつ動画またはQVGAの大きさをもつ動画をいずれも表示できる携帯電話の場合,QVGAの大きさをもつ動画は,携帯電話を横向きにしなければ表示できないが,240画素×180画素の大きさをもつ動画は,携帯電話を縦向きにしても横向きにしても表示することができる。240画素×180画素の表示の向きは,携帯電話において240画素×180画素の大きさをもつ動画を表わす動画ファイルが与えられた場合に,表示される向きを示すものである。この表示の向きが縦向きの場合には,240画素×180画素の大きさをもつ動画ファイルが与えられると,携帯電話を縦向きにした場合に動画が見やすいように90度の回転処理が行われる。これに対して,この表示の向きが横向きの場合には,240画素×180画素の大きさの動画ファイルが与えられると,QVGAの大きさの動画が与えられる場合と同様に,動画の回転処理は行われない。携帯電話を横向きにする必要がある。このために,この実施例では,表示の向きが横向きの携帯電話については,動画サーバ20において90度の回転処理が行われたものが送信される。回転処理が行われない携帯電話であっても縦向きの状態で240画素×180画素の動画を見ることができる。
再び図2にもどって,動画変換回路22において,変換情報管理回路21から与えられた原動画ファイル,変換パラメータおよび送信パラメータならびに端末情報管理回路23から与えられた端末情報にもとづいて,携帯電話1〜nのそれぞれの表示サイズに対応した動画ファイルを生成するように動画変換処理が行われる。この動画変換処理について詳しくは後述する。
動画変換回路22において携帯電話1〜nのそれぞれに対応した動画ファイルは,変換動画管理回路24に与えられて,格納される。
動画サーバ20に携帯電話1〜nのうちいずれかの携帯電話からアクセスされると,アクセスした携帯電話を識別するための端末情報が動画サーバ20の機種判別回路25に入力する。機種判別回路25において,動画サーバ20にアクセスした携帯電話の機種が判別され,判別された機種を表わすデータが動画送信回路26に入力する。アクセスした携帯電話に対応した動画ファイルが変換動画管理回路24から読み取られて動画送信回路26に入力する。アクセスした携帯電話に対応した動画ファイルが動画送信回路26によって,そのアクセスした携帯電話に送信される。
図6(A)および(B)は,携帯電話の外観を示している。
図6(A)は携帯電話40において横表示により動画を表示している様子を示し,図6(B)は携帯電話40において縦表示により動画を表示している様子を示している。
図6(A)および(B)を参照して,携帯電話40は上半体41と下半体46とが折り曲げ自在に構成されている。上半体41の上部にはアンテナ42が形成されている。また,上半体41の正面にはほぼ前面に表示画面41Aが設けられている。下半体46には,テン・キーパッドなどの操作部47が形成されている。
横表示により動画が表示される場合には,携帯電話40のユーザは,図6(A)に示すように,横向きとなるように携帯電話40をもつ。携帯電話40が横方向となっている状態で表示画面41に動画43が表示される。
縦表示により動画が表示される場合には,携帯電話40のユーザは,図6(B)に示すうように,縦向きとなるように携帯電話40をもつ。携帯電話40が縦方向となっている状態で表示画面41に動画43が表示される。動画43の上下には動画43が表示されていないことを示すようにハッチング45および46が示されている。
図7(A)は,横表示において表示画面41に表示されている動画43を示している。
携帯電話40が横向きに持たれている場合には表示画面41の幅はw1,高さはh1で表される。アスペクト比(横対縦)は,w1:h1である。表示画面がQVGAの表示サイズをもつものであれば,幅w1=320画素,高さh1=240画素である。幅320画素,高さ240画素の画像から構成される動画(横向き用動画)が与えられると,図7(A)に示すように携帯電話を横向きにすることにより,その動画を表示できる。
図7(B)は,縦表示において動画が表示される場合の動画と表示画面41との関係を示している。
携帯電話40が縦向きにされると,表示画面41Aの幅はh1,高さはw1となる(横向きにおける縦方向の長さh1が縦向きにおける横方向の長さh1となる)。このような状態において,表示画面41Aに縦向きの動画43が表示画面41内に収まるように表示すると,図7(B)に示すように,動画43の幅は携帯電話40が縦向きにされたときの幅h1と一致することとなる(すなわち,240画素)。動画43のアスペクト比はQVGAでのアスペクト比と同じである。したがって,動画43の高さh2は180画素となる。240画素×180画素の動画であれば,図7(B)に示すように携帯電話40を縦向きにした場合に,表示画面41に丁度収まることとなる。
表示画面41において動画43が表示されている領域の上の領域45および46(いずれもハッチングで示されている)には上述のように動画43は表示されない。
図8は,動画サーバ20の処理手順を示すフローチャートである。
上述のように,コンテンツ・サーバ10から与えられた原動画ファイル,変換パラメータおよび送信パラメータは,変換情報管理回路21を介して動画変換回路22に入力する(ステップ31)。入力した変換パラメータにもとづいて変換ロジックが決定される(ステップ32)。すなわち,優先設定の項目にもとづいて,どのような質の動画ファイルに変換するのか,ステレオ設定をどうするか,表示設定を縦表示にするのか横表示にするのかなどが決定される。
表示設定が縦表示でなければ(ステップ33でNO),送信用の動画ファイルを生成しようとする携帯電話において表示可能なサイズの動画ファイルが生成される(ステップ36)。
表示設定が縦表示であれば(ステップ33でYES),送信用の動画ファイルを生成しようとする携帯電話における240画素×180画素の表示の向きが,縦向きかどうかが確認される(ステップ34)。240画素×180画素の動画を表示できない携帯電話については,240画素×180画素の表示の向きについての情報は端末情報に含まれていないので,この表示の向きは縦向きでは無いと判定される。
縦向きであれば(ステップ34でYES),上述したように,240画素×180画素の縦表示用動画ファイルが生成される(ステップ35)。縦向きでなければ(ステップ34でNO),240画素×180画素の横表示用動画ファイルが生成される(ステップ37)。縦表示用の動画ファイルが携帯電話に与えられると,回転処理することなく,携帯電話を縦向きに持った状態で見やすい動画が表示される。横表示用の動画ファイルが携帯電話に与えられると,回転処理が行われなければ携帯電話を横向きに持たなければ動画が見づらくなるので,携帯電話において,携帯電話を縦向きに持った状態で見やすくなるように動画ファイルに対して90度回転処理される。もっとも表示設定にかかわらず,縦表示用の動画ファイルと横表示用の動画ファイルとの2種類を生成するようにしてもよい。
生成処理された動画ファイルが携帯電話に対応して変換動画管理回路24に格納される(ステップ41)。すべての携帯電話1〜nについてステップ32から38の処理が繰り返される(ステップ42)。
図9および図10は,動画通信システムの処理手順を示すフローチャートである。
動画サーバ20の変換動画管理回路24には,上述したように送信対象の携帯電話1〜nのすべてに対応した動画ファイルが格納されているものとする。
動画サーバ20からコンテンツ・サーバ10に動画送信用リンク・データが送信される(ステップ81)。動画サーバ20から送信された動画送信用リンク・データがコンテンツ・サーバ10において受信される(ステップ71)。すると,コンテンツ・サーバ10のHTML(Hyper Text Markup Language)ページに記述される。
携帯電話によってコンテンツ・サーバ10のHTMLページにアクセスすると(ステップ51),コンテンツ・サーバ10から携帯電話に動画送信用リンク・データが送信されることとなる(ステップ72)。
携帯電話の表示画面にはHTMLページが表示され,そのHTMLページに動画送信用リンクが埋めこめられていることとなる。携帯電話によってリンクがクリックされ,動画送信用リンクにアクセスされると(ステップ52でYES),携帯電話からそのリンク先の動画サーバ20にhttpリクエスト・ファイルが送信される。このhttp(Hyper Text Transfer Protocol)リクエスト・ファイルのヘッダには携帯電話の機種等を特定するUser-Agentが含まれている。これにより機種情報が携帯電話から動画サーバ20に送信されることとなる(ステップ53)。動画サーバ20において携帯電話の機種情報等が受信されると(ステップ82),携帯電話会社および機種に応じた動画表示用HTMLファイルが生成されて携帯電話に送信される(ステップ83)。
図11(A)および(B)は,生成されたHTMLファイルに記述されるスクリプトの一例である。図11(A)は,A社の携帯電話会社であって,3gpp(Generation Partnership Project)2形式の携帯電話において動画をダウンロード再生する場合のものである。図11(B)は,B者の携帯電話会社の携帯電話において動画をダウンロード再生する場合のものである。いずれにしても携帯電話会社および機種に応じた動画表示用HTMLファイルが生成されて携帯電話に送信されることとなる。
図9を参照して,動画サーバ20から送信されたHTMLファイルが携帯電話において受信され,動画表示用HTMLページが携帯電話の表示画面に表示される(ステップ54)。携帯電話の表示画面に表示されている動画表示用HTMLページにはダウンロード・リンクが埋めこめられており,そのダウンロード・リンクが携帯電話のユーザによってクリックされると(ステップ55でYES),携帯電話の機種情報,動画リクエストなどが携帯電話から動画サーバ20に送信される(ステップ56)。
携帯電話から送信された機種情報,動画リクエストなどが動画サーバ20において受信されると,その機種に応じた動画ファイルが変換動画管理回路24から読み取られて携帯電話に送信される(ステップ85)。
動画サーバ20から送信された動画ファイルが携帯電話において受信されると(ステップ58),その受信した動画ファイルによって表される動画が240画素×180画素のものかどうが確認される(ステップ59)。240画素×180画素のものであれば(ステップ59でYES),上述のように90度の回転処理が行われている動画かどうかが確認される(ステップ60)。90度の回転処理が行われている場合には,動画ファイルのヘッダにその旨の情報が記録されていることとなろうから,その情報から90度の回転処理が行われているかどうかが確認される。90度の回転処理が行われていなければ(ステップ60でNO),上述のように携帯電話を縦向きに持った場合に見やすくなるように90度の回転処理が行われる(ステップ61)。この90度の回転処理は,表示画面の表示位置を90度回転させることにより実現できる。90度の回転処理が行われている場合には(ステップ60でYES),ステップ61の処理はスキップされる。また,受信した動画ファイルが240画素×180画素のものでなければ(ステップ59でNO),ステップ60および61の処理はスキップされる。
その後,受信した動画ファイルによって表される動画が携帯電話の表示画面に表示されることとなる(ステップ62)。縦表示の動画であれば,携帯電話を縦にした状態で見やすいものとなる。
20 動画サーバ
22 動画変換回路
23 端末情報管理回路
24 変換動画管理回路
25 機種判別回路
26 動画送信回路
22 動画変換回路
23 端末情報管理回路
24 変換動画管理回路
25 機種判別回路
26 動画送信回路
Claims (3)
- 与えられる動画ファイルから,携帯電話に設けられている縦長の表示画面を横向きにした場合に表示される横向き画像の大きさおよびアスペクト比に対応した横向き用動画を表わす横向き用動画ファイルを生成する横向き用動画ファイル生成手段,
上記与えられる動画ファイルから,上記携帯電話に設けられている縦長の表示画面を縦向きにした場合に表示される縦向き画像であって,上記表示画面を横向きにした場合の上記表示画面の縦方向の長さが横方向の長さとなり,かつ上記横向き画像のアスペクト比と同じアスペクト比をもつ縦向き画像から構成される縦向き用動画を表わす縦向き用動画ファイルを生成する縦向き用動画ファイル生成手段,
複数種類の携帯電話について,上記横向き用動画ファイル生成処理および上記縦向き用動画ファイル生成処理を行うように,上記横向き用動画ファイル生成手段および上記縦向き用動画ファイル生成手段を制御する制御手段,ならびに
上記制御手段の制御のもとに生成された横向き用動画ファイルおよび縦向き用動画ファイルを,携帯電話の種類に対応して動画ファイル記憶装置に記憶する記憶制御手段,
を備えた動画ファイル生成装置。 - 携帯電話から送信される動画ファイル・リクエストを受信する受信手段,
上記受信手段によって受信した動画ファイル・リクエストを送信した携帯電話を識別する識別手段,および
上記識別手段によって識別された携帯電話に対応する横向き動画ファイルまたは縦向き動画ファイルを,上記動画ファイル記憶装置から読み出して,上記動画ファイル・リクエストを送信した携帯電話に送信する動画ファイル送信手段,
を備えた請求項1に記載の動画ファイル生成装置。 - 横向き用動画ファイル生成手段が,与えられる動画ファイルから,携帯電話に設けられている縦長の表示画面を横向きにした場合に表示される横向き画像の大きさおよびアスペクト比に対応した横向き用動画を表わす横向き用動画ファイルを生成し,
縦向き用動画ファイル生成手段が,上記与えられる動画ファイルから,上記携帯電話に設けられている縦長の表示画面を縦向きにした場合に表示される縦向き画像であって,上記表示画面を横向きにした場合の上記表示画面の縦方向の長さが横方向の長さとなり,かつ上記横向き画像のアスペクト比と同じアスペクト比をもつ縦向き画像から構成される縦向き用動画を表わす縦向き用動画ファイルを生成し,
制御手段が,複数種類の携帯電話について,上記横向き用動画ファイル生成処理および上記縦向き用動画ファイル生成処理を行うように,上記横向き用動画ファイル生成手段および上記縦向き用動画ファイル生成手段を制御し,
記憶制御手段が,上記制御手段の制御のもとに生成された横向き用動画ファイルおよび縦向き用動画ファイルを,携帯電話の種類に対応して動画ファイル記憶装置に記憶する,
動画ファイル生成装置の制御方法。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015090630A (ja) * | 2013-11-07 | 2015-05-11 | 日立アプライアンス株式会社 | 印刷物、およびサーバ装置 |
CN106028095A (zh) * | 2016-06-07 | 2016-10-12 | 北京奇虎科技有限公司 | 控制视频播放的方法及装置 |
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- 2006-11-29 JP JP2006321553A patent/JP2008136057A/ja active Pending
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