JP2008130326A - ホリゾントライト - Google Patents

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Yoshimichi Yakuya
善道 役野
Katsumi Niihori
克己 新堀
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Panasonic Life Solutions Asahi Co Ltd
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Matsushita Electric Works Interior Lighting Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】ホリゾントライトにおいて、運搬性の向上を図る。
【解決手段】ホリゾントライト1は、斜め上向きの光出射口を有する筐体2と、筐体2の光出射方向前面24の下端部24aから外部に導出された電源コード3a、4aと、電源コード3a、4aを引掛けるための引掛部6と、を備え、床面90a上に載置される。この引掛部6は、筐体2における電源コード3a、4aの導出部位の下方に、筐体2から光出射方向前方に延設されている。ユーザUがホリゾントライト1を床面90aから持ち上げたとき、引掛部6は、電源コード3a、4aが上記導出部位の直下に垂れ下がることを防止し、電源コード3a、4aをこの引掛部6の延出方向へ導く。従って、電源コード3a、4aの先端部及びコネクタ31a、41aが上方へ移動するので、運搬時において、これらが床面90aに接することを防止できる。このため、運搬性の向上を図ることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、舞台を含む床面上に載置され、舞台等の後方に設けられたホリゾントに光を照射するホリゾントライトに関する。
従来から、ホリゾントライトは、ホリゾントすなわち舞台等の後方に設けられた幕に光を照射し、ホリゾントに空等の背景を表現する。このホリゾントライトは、天井付近からホリゾントに光を照射するアッパーホリゾントライトと、床面付近からホリゾントに光を照射するロアーホリゾントライトとに類別されている。通常、ロアーホリゾントライトは、他のロアーホリゾントライトと電気的に接続され、複数台が連接して使用される。
ロアーホリゾントライトとして、例えば、複数個のランプを有するものが知られている。図5は、このロアーホリゾントライト100の構成を示す。ロアーホリゾントライト100は、複数個のランプを内蔵し、斜め上向きの光出射口110aを複数個有する筐体110と、他のライトとの連接用のコネクタ120a、120bを有する電源コード121a、121bと、筐体110の上部に取り付けられた持ち運び用の把持部(不図示)とを備える。ランプの個数と光出射口の個数とは同数であり、1個のランプの光が1個の光出射口から出射される。それぞれの光出射口には、この光出射口を塞ぐようにカラーフィルタシート(不図示)が取り付けられる。このカラーフィルタシートの色により、出射光の色が決まる。上記の電源コード121a、121bは、筐体110の光出射方向前面の下端部から外部に導出されている。電源コード121aは、上記下端部の図中左側端部から導出されており、連接された他のロアーホリゾントライトからこの電源コード121aを介して電力が供給される。また、電源コード121bは、上記下端部の図中右側端部から導出されており、この電源コード121bを介して、電力が、連接された他のロアーホリゾントライトへ供給される。
上記構成を有するロアーホリゾントライト100は、図6に示されるように使用される。ロアーホリゾントライト100の載置場所は、舞台50等の床面50a上で、且つ、ホリゾント60近傍である。所定の場所に載置されたロアーホリゾントライト100は、ホリゾント60に対して均一に光(破線矢印で示す)を出射する。演技者Pは、床面50a上で、且つ、ロアーホリゾントライト100の背面側で演技する。観客Gは舞台50前方から演技者Pを観る。このとき、ロアーホリゾントライト100の背面が観客Gの視界に入る。ロアーホリゾントライト100は、舞台50等に常設されるのではなく、ユーザにより運搬され、上演される公演の内容に応じて舞台50等に出し入れされる。図7に示されるように、ユーザは、上記の把持部130を把持し、ロアーホリゾントライト100を床面50aから持ち上げて運搬する。
また、上記構成に加えて、光出射口を覆い、カラーフィルタシートのシート枠を着脱可能に保持するシート枠台を備えたロアーホリゾントライトが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシート枠台は、上記の斜め上向き方向に進退可能に筐体に取り付けられる。従って、シート枠台を進退させることにより、このシート枠台に保持されるカラーフィルタシートと光源との距離を調整できる。この構成においては、光源が高ワット数のランプであるとき、筐体を上方へ移動させることにより、カラーフィルタシートと光源との間の距離を長くできる。このため、カラーフィルタシートを熱から保護してこのシートの寿命向上を図ることができる。また、光源が低ワット数のランプであるとき、シート枠台を下方に移動させることにより、ロアーホリゾントライトの高さを低くできる。このため、ロアーホリゾントライトを目立たなくできる。
実開昭63−150408号公報
しかしながら、従来のロアーホリゾントライト100においては、図7に示されるように、ユーザUが把持部130を把持してロアーホリゾントライト100を床面50aから持ち上げた状態で、電源コード121a、121bが、筐体110から導出された部位の直下に垂れ下がる。このため、電源コード121a、121bやコネクタ120a、120bが床面50aに接することがあった。その結果、ロアーホリゾントライト100を持ち運び難いことがあり、ロアーホリゾントライト100は運搬性に劣っていた。また、特許文献2に記載の技術においては、カラーフィルタシートの寿命を向上させることやロアーホリゾントライトを目立たなくすることはできるが、該ライトの運搬性を向上させることはできなかった。
本発明は、上記の従来の問題を解決するためになされたものであり、運搬性の向上を図ることができるホリゾントライトを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、光源を内蔵し、斜め上向きの光出射口を有する筐体と、前記筐体の光出射方向前面の下端部から外部に導出され、先端部に他のライトとの連接用のコネクタを有する電源コードと、前記筐体の上部に取り付けられた持ち運び用の把持部と、を備え、舞台を含む床面上に載置されるホリゾントライトにおいて、前記筐体における前記電源コードの導出部位の下方に、該筐体から光出射方向前方に延設され、該電源コードを引掛けるための引掛部を備え、前記引掛部は、ユーザが前記把持部を把持してライトを床面から持ち上げた状態で、前記電源コードが前記導出部位の直下に垂れ下がることを防止するものである。
請求項1の発明によれば、ユーザがホリゾントライトを床面から持ち上げたとき、電源コードの筐体近傍部分が、引掛部の延出方向へ導かれるので、それに応じて電源コードの先端部が上方に移動する。さらに、上記先端部の上昇に伴い、コネクタが上方へ移動する。その結果、運搬時において、電源コードやコネクタが床面に接することを防止できる。このため、持ち運びがし易くなるので、運搬性の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るホリゾントライトについて図面を参照して説明する。図1及び図2(a)(b)は、ホリゾントライトの構成を示す。このホリゾントライト1は、ロアーホリゾントライトであり、舞台90等の床面90a上に載置され、一般に他のロアーホリゾントライトと連接して使用される。このとき、連接するホリゾントライト1は、側面が他のロアーホリゾントライトの側面と接するように設置される。以下、ロアーホリゾントライトをホリゾントライトという。
ホリゾントライト1は、光源である複数個の灯体11a乃至11d、12a乃至12d(以下、灯体11a等という)と、灯体11a等を内蔵し、斜め上向きの光出射口21a乃至21d、22a乃至22d(以下、光出射口21a等という)を複数有する筐体2と、灯体11a等への電力供給のための電源コード3a乃至3d(以下、電源コード3a等という)と、連接された他のホリゾントライトへの送電のための電源コード4a乃至4d(以下、電源コード4a等という)と、筐体2の上面23に取り付けられた持ち運び用の把持部5と、を備える。灯体11a等による光の出射方向は、図2(b)において破線矢印で示されている。電源コード3a等のそれぞれは、先端部30に、コネクタ31a乃至31d(以下、コネクタ31a等という)を有し、電源コード4a等は、先端部40に、コネクタ41a乃至41d(以下、コネクタ41a等という)を有する。これらの電源コード3a等及び電源コード4a等は、筐体2における光出射方向の前面24の下端部24aから外部に導出されている。コネクタ31a等及びコネクタ41a等は、ホリゾントライト1を他のホリゾントライトと連接するためのものである。さらに、ホリゾントライト1は、電源コード3a等の一群と、電源コード4a等の一群とを引掛けるための2個の引掛部6を有する。以下、ホリゾントライト1の構成を詳細に説明する。
灯体11a等は、例えばハロゲン電球を内装している。ハロゲン電球を用いることにより、ホリゾントを高照度で均一に照らすことができる。灯体11a等の個数は、図示されているように、例えば8個であり、光出射口21a等の個数と同数である。光出射口21a等は、筐体2に並んで形成されている。光出射口21a等の並び方は、筐体2の幅方向に、図1の図中左側から21a乃至21d、22a乃至22dの順で一列に並んだ形態である。灯体11a等は、光出射口21a等のそれぞれに、1個ずつ嵌め込まれている。
ここで、光出射口21a等のうち光出射口22cを例に挙げ、光出射口21a等のそれぞれの近傍に設けられる部品について説明する。光出射口22cは不図示のカラーフィルタシート(以下、シートという)により塞がれる。従って、光出射口22cに嵌め込まれた灯体12cの開口はこのシートにより塞がれる。このシートの色により、出射光の色が決まる。シートにより光出射口22cが塞がれるようにこのシートを保持するシート枠25が、筐体2前面に固定されている。このシート枠25は、光出射口22cに限らず、光出射口21a等のそれぞれの近傍に1つずつ固定されており、これらのシート枠25のそれぞれにはシートが保持されている。これらのシートの色には、赤、青、黄、緑が含まれ、例えば、赤色のシートが光出射口21a、22aを塞ぎ、青色のシートが光出射口21b、22bを塞ぐように配置されている。また、黄色のシートが光出射口21c、22cを塞ぎ、緑色のシートが光出射口21d、22dを塞ぐように配置されている。
電源コード3a等及び電源コード4a等は、筐体2の前面24、すなわち、ホリゾントライト1使用時において観客から見て背面となる面の下端部24aから導出されている。電源コード3a等の一群と、電源コード4a等の一群とは、上記下端部24aの両側端部のそれぞれから導出されている。電源コード3a乃至3dは、筐体2の長さ方向(図1の図中左右方向)に並んで、同図の図中左側端部24bから導出されている。また、電源コード4a乃至4dは、筐体2の長さ方向に並んで、同図の図中右側端部24cから導出されている。
電源コード3a等のうち、電源コード3aは、コネクタ31aにより接続された他のホリゾントライトから送られてきた電力を、灯体11a、12aに供給する。同様に、電源コード3bは灯体11b、12bに、電源コード3cは灯体11c、12cに、電源コード3dは灯体11d、12dに電力を供給する。上記構成おいては、例えば、光出射口21a、22aを赤色のシートで塞ぎ、電源コード3aを介して灯体11a、12aに電力を供給した場合、灯体11a、12aから出射された光は赤色のシートにより赤色光となり、この赤色光がホリゾントライト1から出射される。このように、電源コード3a等のうち、電力を供給する電源コードを選択することにより、ホリゾントライト1から出射させる光の色を制御できる。
電源コード4a等のうち、電源コード4aは、灯体11a、12aに供給された電力を、コネクタ41aにより接続された他のホリゾントライトへ送る。同様に、電源コード4bは灯体11b、12bに供給された電力を、電源コード4cは灯体11c、12cに供給された電力を、電源コード4dは灯体11d、12dに供給された電力を他のホリゾントライトへ送る。このようにして、電源コード4a等は送り配線として機能する。
把持部5は、ヒンジ51により筐体2の上面23に回転自在に取り付けられている。把持部5の回転方向は、光出射方向における前後方向である。また、把持部5の取付位置は、ユーザが把持部5を握り易く、把持部5を握った状態でホリゾントライト1を持ち上げ易く、且つ、持ち運び易い位置である。
引掛部6は、筐体2の前面24の下端部24aで、且つ、電源コード3a等の導出部位の下方と、電源コード4a等の導出部位の下方との2箇所に設けられている。この引掛部6は、筐体2の前面24から光出射方向の前方に延設されている。ホリゾントライト1が床面90a上に載置された状態において、引掛部6は床面90aと当接しないように形成されている。例えば、引掛部6は、筐体2の前面24から、この前面24に対して略直角に延出している。以下に、引掛部6の構成を示す。
図3(a)は、引掛部6の構成を示す。引掛部6は、1本の棒状部材で構成される。この棒状部材の材料は、例えばスチール、アルミ等の金属である。引掛部6は、この棒状部材を折り曲げることにより平面視略L字状に形成されており、直交する短辺部6aと長辺部6bとを有する。この短辺部6aの端部が筐体2の前面24に対して略直角に固定される。短辺部6aが筐体2に固定されている状態において、長辺部6bが引掛部6の先端部を構成する。また、この状態において、長辺部6bの端部は筐体2の幅方向中央に向いており、筐体2の長さ方向と水平である。電源コード3a等及び電源コード4a等は、この長辺部6b上に載り、長辺部6bに引掛けられる。上記の短辺部6aの固定は、例えば、筐体2内方から、短辺部6aの端部に形成された螺入孔に、筐体2の前面24を挟んで、ねじを螺入してねじ止めすることによりなされる。引掛部6の断面の外形は例えば円形である。引掛部6の断面の外形は、円形に限定されず、楕円形、三角形、四角形、多角形であってもよい。なお、同図に示される引掛部6においては、図中左右方向の長さが図中上下方向の幅より長いが、幅が長さより長くても、また、長さと幅とが略等しくても構わない。
図3(b)は、引掛部6の変形例を示す。この変形例においては、引掛部6の形状が上記実施形態による引掛部6のそれと異なる。この変形例に係る引掛部6は、1本の棒状部材を折り曲げることにより、平面視略L字状ではなく、平面視略U字状に形成されており、2つの短辺部6aと、長辺部6bとを有する。なお、同図に示される引掛部6においては、長さが幅より長いが、幅が長さより長くても、また、長さと幅とが略等しくても構わない。
図4は、ユーザによるホリゾントライト1の運搬時の様子を示す。同図において、電源コード3b乃至3d、4b乃至4d及びコネクタ31b乃至31d、41b乃至41dは不図示である。ユーザが、運搬時に、把持部5を把持してホリゾントライト1を床面90aから持ち上げた状態で、引掛部6には、電源コード3a等及び電源コード4a等が引掛けられる。引掛部6は、電源コード3a等及び電源コード4a等の筐体2近傍部分を、この引掛部6の延出方向へ導く。そして、電源コード3a等及び電源コード4a等は、引掛部6の先端部すなわち上記の長辺部6bから、この先端部の略直下に垂れ下がる。このようにして、引掛部6は、電源コード3a等及び電源コード4a等が、筐体2からの導出部位の直下に垂れ下がることを防止する。
上記構成においては、ユーザがホリゾントライト1を床面90aから持ち上げたとき、電源コード3a等及び電源コード4a等の筐体2近傍部分は、引掛部6の延出方向へ導かれるので、それに応じて電源コード3a等及び電源コード4a等の先端部が上方に移動する。さらに、上記先端部の上昇に伴い、コネクタ31a等及びコネクタ4a等が上方へ移動する。その結果、ホリゾントライト1運搬時において、電源コード3a等及び電源コード4a等やコネクタ31a等及びコネクタ4a等が床面90aに接することを防止できる。このため、持ち運びがし易くなるので、運搬性の向上を図ることができる。
また、図5に示される従来のロアーホリゾントライト100では、電源コード121a、121bの長さを長くし、コネクタ120aとコネクタ120bとを接続することにより、電源コード121a、121bやコネクタ120a、120bが床面に接することを防止することができた。しかしながら、そのためには電源コード121a、121bの長さを長くする必要があったので、コストが増加する虞があった。一方、本実施形態のホリゾントライト1では、電源コード3a等及び電源コード4a等を長くする必要がないので、コストの抑制を図りつつ、運搬性の向上を図ることができる。
本発明は、上記の実施形態の構成に限定されるものでなく、使用目的に応じ、様々な変形が可能である。例えば、引掛部6が設けられる位置は、筐体2の前面24の下端部24aに限定されず、筐体2において電源コード3a等及び電源コード4a等の下方となる部位で、且つ、これらを引掛けることができる部位であればよい。
本発明の一実施形態に係るホリゾントライトを示す正面図。 (a)は図1の破線枠A部分の拡大図、(b)は(a)の側面図。 上記ホリゾントライトの引掛部を示す平面図。 上記ホリゾントライトの運搬時の様子を示す図。 従来のホリゾントライトの構成を示す正面図。 上記ホリゾントライトの使用態様を示す図。 上記ホリゾントライトの運搬時の様子を示す図。
符号の説明
1 ホリゾントライト
11a〜11d、12a〜12d 灯体(光源)
2 筐体
21a〜21d、22a〜22d 光出射口
3a〜3d、4a〜4d 電源コード
30、40 先端部
31a〜31d、41a〜41d コネクタ
5 把持部
6 引掛部
90 舞台
90a 床面

Claims (1)

  1. 光源を内蔵し、斜め上向きの光出射口を有する筐体と、前記筐体の光出射方向前面の下端部から外部に導出され、先端部に他のライトとの連接用のコネクタを有する電源コードと、前記筐体の上部に取り付けられた持ち運び用の把持部と、を備え、舞台を含む床面上に載置されるホリゾントライトにおいて、
    前記筐体における前記電源コードの導出部位の下方に、該筐体から光出射方向前方に延設され、該電源コードを引掛けるための引掛部を備え、
    前記引掛部は、ユーザが前記把持部を把持してライトを床面から持ち上げた状態で、前記電源コードが前記導出部位の直下に垂れ下がることを防止することを特徴とするホリゾントライト。
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