JP2008128453A - Hydraulic control device for automatic transmission - Google Patents
Hydraulic control device for automatic transmission Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008128453A JP2008128453A JP2006317470A JP2006317470A JP2008128453A JP 2008128453 A JP2008128453 A JP 2008128453A JP 2006317470 A JP2006317470 A JP 2006317470A JP 2006317470 A JP2006317470 A JP 2006317470A JP 2008128453 A JP2008128453 A JP 2008128453A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- port
- reverse
- supply pressure
- coil
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、運転者のスイッチ操作による電気信号に従って前進変速段状態、後進変速段状態、ニュートラル状態、パーキング状態に切り換えられる自動変速機の油圧制御装置に関するものである。 The present invention relates to a hydraulic control device for an automatic transmission that can be switched to a forward shift state, a reverse shift state, a neutral state, and a parking state in accordance with an electrical signal generated by a driver's switch operation.
近年、運転者のスイッチ操作による電気信号に従って前進変速段状態、後進変速段状態、ニュートラル状態、パーキング状態に切り換えられる自動変速機の油圧制御装置が開発されている。特許文献1には、前進用油圧によって前進変速段が成立されるとともに後進用油圧によって後進変速段が成立される車両用自動変速機の油圧制御装置において、前進用油圧の出力、出力停止を切り換える前進用ソレノイド弁と、後進用油圧の出力、出力停止を切り換える後進用ソレノイド弁とを設けた油圧制御装置が開示されている。この油圧制御装置では、運転者のスイッチ操作によって発せられる前進切換信号のON、OFFに従って前記前進用ソレノイド弁が切り換えられ、後進切換信号のON、OFFに従って後進用ソレノイド弁が切り換えられる。従って、運転者のスイッチ操作により前進変速段が指令されると、前進用ソレノイド弁はコイルが励磁されて出力状態となり、且つ後進用ソレノイド弁はコイルが非励磁されて出力停止状態となって、前進変速段が成立可能な状態となる。後進変速段が指令されると、後進用ソレノイド弁はコイルが励磁されて出力状態となり、且つ前進用ソレノイド弁はコイルが非励磁されて出力停止状態となって、後進変速段が成立可能な状態となる。
特許文献1に記載のものでは、前進用ソレノイド弁と後進用ソレノイド弁を設けるとともに、前進用および後進用ソレノイド弁の出力をそれぞれ流量増幅するための2個油圧バルブを設けているので、油圧制御装置が複雑となり搭載スペースが大きくなる。
In the one described in
また、ソレノイド駆動トランジスタがオン状態で故障し、或いはハーネスがショートしてソレノイド駆動回路が故障モードとなった場合、前進用および後進用ソレノイド弁の両コイルが非励磁された状態、例えば、自動変速機をニュートラル状態にする必要がある。特許文献1に記載のものでは、例えば前進用ソレノイド弁のコイルを励磁、非励磁するソレノイド駆動トランジスタがオン状態で故障した場合、前進用油圧の出力状態が継続されるので、後進用ソレノイド弁のコイルを励磁、或いは非励磁しても自動変速機はニュートラル状態にならない。従って、前進用、後進用ソレノイド弁をそれぞれ駆動するソレノイド駆動トランジスタの他に、これらソレノイド駆動トランジスタと電源との間に故障モードに対応するトランジスタを設け、ソレノイド駆動回路が故障モードとなった場合、故障モードに対応するトランジスタにより両ソレノイド駆動トランジスタを電源から遮断し、前進用および後進用ソレノイド弁を出力停止状態とする必要がある。このため、故障モードに対応するトランジスタを余計に設けなければならず、装置がコスト高となる。
Also, when the solenoid drive transistor is turned on or fails, or when the harness is shorted and the solenoid drive circuit is in a failure mode, both the forward and reverse solenoid valve coils are de-energized, for example, automatic transmission The aircraft needs to be in a neutral state. In the device disclosed in
本発明は、運転者のスイッチ操作による電気信号に従って油圧制御装置が前進段状態、後進変速段状態、ニュートラル状態、パーキング状態に切り換えられる自動変速機において、構成が簡素であり、小型化可能で安価な油圧制御装置を提供することである。 The present invention is an automatic transmission in which a hydraulic control device is switched to a forward gear state, a reverse gear state, a neutral state, and a parking state in accordance with an electric signal generated by a driver's switch operation. Is to provide a simple hydraulic control device.
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、ポンプに接続された供給圧油路と、前進変速段状態を成立させるために前進用油圧を供給する前進油路と、後進変速段状態を成立させるために後進用油圧を供給する後進油路と、リザーバに接続された排油路を備えた自動変速機の油圧制御装置において、ばね力によって中立位置に保持されるプランジャが、第1、第2コイルの付勢によって第1、第2位置に移動されることによってスプールがシフトされ、前記供給圧油路、前記前進油路、前記後進油路および前記リザーバの連通関係を切り換えるPRNDソレノイド弁を備えたことである。
In order to solve the above problems, the structural features of the invention described in
請求項2に記載の発明の構成上の特徴は、ポンプに接続された供給圧油路と、前進変速段状態を成立させるために前進用油圧を供給する前進油路と、後進変速段状態を成立させるために後進用油圧を供給する後進油路と、リザーバに接続された排油路を備えた自動変速機の油圧制御装置において、ばねによって中立位置に保持されるプランジャと、前記プランジャを第1位置に移動させる第1コイルと、前記プランジャを第2位置に移動させる第2コイルとがケーシングに収納された複式ソレノイド部と、前記ケーシングに一体的に固定され、前記供給圧油路に接続される供給圧ポート、前記前進油路に接続される前進ポート、前記後進油路に接続される後進ポート、前記排油路に接続される排油ポートが設けられた弁ハウジングと、前記弁ハウジンに嵌合され、前記プランジャに連結されて前記供給圧ポート、前進ポート、後進ポートおよび排油ポートの連通関係を制御するスプールと、を備えたことである。 According to a second aspect of the present invention, there are provided a supply pressure oil passage connected to the pump, a forward oil passage for supplying a forward hydraulic pressure to establish a forward gear position, and a reverse gear stage state. In a hydraulic control device for an automatic transmission having a reverse oil passage for supplying reverse hydraulic pressure to establish the condition and a drain oil passage connected to a reservoir, a plunger held in a neutral position by a spring; A first solenoid that moves to a first position and a second coil that moves the plunger to a second position are housed in a casing, and are fixed integrally to the casing and connected to the supply pressure oil passage. A supply pressure port, a forward port connected to the forward oil passage, a reverse port connected to the reverse oil passage, a valve housing provided with an oil discharge port connected to the drain oil passage, and the valve housing And a spool that is fitted to the udine and connected to the plunger to control the communication relationship between the supply pressure port, the forward port, the reverse port, and the oil discharge port.
請求項3に記載の発明の構成上の特徴は、請求項2において、前記スプールは、前記第1および第2コイルが非励磁されているとき、前記供給圧ポートをブロックするとともに、前進ポートおよび後進ポートと排油ポートとを連通し、前記第1コイルが励磁され、かつ前記第2コイルが非励磁されているとき、前記供給圧ポートと前記前進ポートとを連通するとともに、前記後進ポートと前記排油ポートとを連通し、前記第1コイルが非励磁され、且つ前記第2コイルが励磁されているとき、前記供給圧ポートと前記後進ポートとを連通するとともに、前記前進ポートと前記排油ポートとを連通することである。 According to a third aspect of the present invention, in the second aspect, the spool blocks the supply pressure port when the first and second coils are de-energized, and further includes a forward port and a forward port. When the reverse port and the oil discharge port are communicated, and the first coil is excited and the second coil is de-energized, the supply pressure port and the forward port are communicated, and the reverse port When the oil discharge port is communicated, the first coil is de-energized and the second coil is energized, the supply pressure port communicates with the reverse port, and the forward port and the exhaust port communicate with each other. It is to communicate with the oil port.
請求項4に記載の発明の構成上の特徴は、請求項2において、前記スプールは、前記第1および第2コイルが非励磁されているとき、前記供給圧ポートと前記前進ポートとを連通するとともに、前記後進ポートと前記排油ポートとを連通し、前記第1コイルが非励磁され、かつ前記第2コイルが励磁されているとき、前記供給圧ポートと前記後進ポートとを連通するとともに、前記前進ポートと前記排油ポートとを連通し、前記第1コイルが励磁され、且つ前記第2コイルが非励磁されているとき、前記供給圧ポートをブロックするとともに、前記前進ポートと前記後進ポートとを前記排油ポートに連通することである。 According to a fourth aspect of the present invention, in the second aspect, the spool communicates the supply pressure port and the advance port when the first and second coils are de-energized. In addition, when the reverse port and the drain port are communicated, when the first coil is de-energized and the second coil is energized, the supply pressure port and the reverse port are communicated, When the forward port and the oil discharge port are communicated, and the first coil is excited and the second coil is not excited, the supply pressure port is blocked, and the forward port and the reverse port And communicating with the oil drain port.
請求項5に記載の発明の構成上の特徴は、請求項2乃至4のいずれか1項において、車両の駆動輪を機械的にロックするロック状態とアンロック状態とを有するパーキングロック装置の作動と機械的に連動される弁体を含み、前記パーキングロック装置がロック状態であるとき、前記弁体の移動により前記供給圧油路と前記供給圧ポートとの間を遮断し、前記供給圧ポートをリザーバに連通する弁装置を設けたことである。
The structural feature of the invention according to claim 5 is the operation of the parking lock device according to any one of
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、PRNDソレノイド弁の第1、第2コイルを励磁、非励磁することにより、前進変速段状態、後進変速段状態、ニュートラル状態を、言わば電気的に成立させることができるので、他の機器の制御との関連を容易にとることができる。
In the invention according to
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、ばねによって中立位置に保持されるプランジャおよび第1、第2コイルがケーシングに収納された複式ソレノイド部のプランジャに、弁ハウジングに嵌合されたスプールが連結されているので、独立したソレノイド弁を2個設けるものに比して、油圧制御装置が簡素になり小型化が可能で搭載スペースを小さくすることができる。
In the invention according to
ソレノイド駆動回路が故障モードになった場合、スプールを第1及び第2コイルが非励磁のときの中立位置に位置させて自動変速機を、例えばニュートラル状態にする必要がある。複式ソレノイド部では、例えば第1コイルを励磁、非励磁するソレノイド駆動トランジスタがオン状態で故障した場合、第2コイルを励磁、非励磁するソレノイド駆動トランジスタをオン状態とすれば、第1及び第2コイルが共に励磁されて吸引力がバランスし、プランジャが中立位置に停止される。これにより、ソレノイド駆動回路が故障モードとなったときに、プランジャを中立位置に保持させるために、両ソレノイド駆動トランジスタを電源から遮断するためのトランジスタを設ける必要がなく、コストを低減することができる。 When the solenoid drive circuit is in a failure mode, the automatic transmission needs to be in a neutral state, for example, by placing the spool in a neutral position when the first and second coils are not energized. In the double solenoid section, for example, when the solenoid driving transistor that excites and de-energizes the first coil fails in the on state, the first and second coils can be turned on if the solenoid driving transistor that energizes and de-energizes the second coil is turned on. The coils are excited together to balance the attractive force, and the plunger is stopped at the neutral position. Thus, when the solenoid drive circuit is in a failure mode, it is not necessary to provide a transistor for shutting off both solenoid drive transistors from the power source in order to hold the plunger in the neutral position, and the cost can be reduced. .
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、第1および第2コイルが非励磁されると、供給圧ポートがブロックされ、前進変速段状態を成立させるために前進用油圧を供給する前進油路および後進変速段状態を成立させるために後進用油圧を供給する後進油路がリザーバに接続された排油路と連通されるので、簡素な構成で自動変速機をニュートラル状態にすることができる。これにより、ソレノイド駆動回路の故障時に車両を牽引することができる。さらに、例えば第1コイルを励磁、非励磁するソレノイド駆動トランジスタがオン状態で故障した場合、第2コイルを励磁、非励磁するソレノイド駆動トランジスタをオン状態とするだけで、自動変速機をニュートラル状態にすることができる。
In the invention according to
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、第1および第2コイルが非励磁されると、ポンプに接続された供給圧油路が前進変速段状態を成立させるために前進用油圧を供給する前進油路と連通され、後進変速段状態を成立させるために後進用油圧を供給する後進油路がリザーバに接続された排油路と連通されるので、第1および第2コイルが非励磁のときに、簡素な構成で自動変速機を前進変速段状態にすることができる。これにより、ソレノイド駆動回路の故障時に車両を前進変速段状態とし、車両を走行可能な状態に維持することができる。さらに、例えば第1コイルを励磁、非励磁するソレノイド駆動トランジスタがオン状態で故障した場合、第2コイルを励磁、非励磁するソレノイド駆動トランジスタをオン状態とするだけで、自動変速機を前進変速段状態にすることができる。 In the invention according to claim 4 configured as described above, when the first and second coils are de-energized, the supply pressure oil passage connected to the pump establishes the forward shift stage state so as to establish the forward shift stage state. Since the reverse oil passage that communicates with the forward oil passage that supplies the reverse pressure and supplies the reverse hydraulic pressure to establish the reverse gear position is communicated with the drain oil passage that is connected to the reservoir, the first and second coils are connected to each other. When de-energized, the automatic transmission can be set in the forward shift stage state with a simple configuration. As a result, when the solenoid drive circuit fails, the vehicle can be set in the forward shift stage state and maintained in a state where the vehicle can travel. Furthermore, for example, if the solenoid drive transistor that excites and de-energizes the first coil fails, the automatic transmission can be moved forward by simply turning on the solenoid drive transistor that energizes and de-energizes the second coil. Can be in a state.
上記のように構成した請求項5に係る発明においては、パーキング状態はニュートラル状態と同じであり、第1および第2コイルが非励磁され、スプールが中立位置に保持されると、例えば、供給圧ポートがブロックされ、前進変速段状態を成立させるために前進用油圧を供給する前進油路および後進変速段状態を成立させるために後進用油圧を供給する後進油路がリザーバに連通される。他方、車両の駆動輪を機械的にロックするロック状態とアンロック状態とを有するパーキングロック装置は、スイッチ操作によりパーキング信号が送出されると、ロック状態にされる。パーキングロック装置の作動と機械的に連動された弁体を含む弁装置により、パーキングロック装置がロック状態になると、前記弁体の移動により供給圧油路と前記供給圧ポートとの間が遮断され、供給圧ポートがリザーバに連通されるので、パーキングロック装置がロック状態で、油圧制御装置が前進変速段状態または後進変速段状態になることが確実に防止され、エンジンからの駆動トルクが駆動輪を機械的にロックするロック状態のパーキングロック装置に作用することを防止することができる。 In the invention according to claim 5 configured as described above, the parking state is the same as the neutral state, and when the first and second coils are de-energized and the spool is held in the neutral position, for example, supply pressure The port is blocked, and a forward oil path for supplying forward hydraulic pressure to establish the forward shift speed state and a reverse oil path for supplying reverse hydraulic pressure to establish the reverse shift speed state are communicated with the reservoir. On the other hand, the parking lock device having a locked state and an unlocked state for mechanically locking the drive wheels of the vehicle is brought into a locked state when a parking signal is sent by a switch operation. When the parking lock device is locked by a valve device including a valve body mechanically interlocked with the operation of the parking lock device, the supply pressure oil passage and the supply pressure port are blocked by the movement of the valve body. Since the supply pressure port communicates with the reservoir, the parking lock device is locked, and the hydraulic control device is reliably prevented from entering the forward shift stage state or the reverse shift stage state, and the drive torque from the engine is driven by the drive wheels. Can be prevented from acting on a parking lock device in a locked state that mechanically locks.
以下、本発明の第1の実施形態に係る自動変速機の油圧制御装置を備えた自動変速機を図面に基づいて説明する。図1は自動変速機10の一例を示すスケルトン図で、自動変速機10は、図略のエンジンが入力側に連結されるトルクコンバータ11及びトルクコンバータ11の出力側に連結された前進6速、後進1速の遊星歯車変速装置12から構成されている。トルクコンバータ11は、ポンプインペラ13、タービンランナ14、ステータ15、ステータ15を自動変速機10のケース16に一方向の回転のみ許容して支承するワンウェイクラッチ17、ワンウェイクラッチ17のインナレースをケース16に固定するステータシャフト18を備えている。19はポンプインペラ13とタービンランナ14とを直結するロックアップクラッチである。
Hereinafter, an automatic transmission including a hydraulic control device for an automatic transmission according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a skeleton diagram showing an example of an
遊星歯車変速装置12の主要部である変速プラネタリギヤGは、ダブルピニオン型で、大径及び小径サンギヤS2,S3、大径サンギヤS2に直接噛合するとともに小径サンギヤS3にピニオンP3を介して噛合するロングピニオンP2、ロングピニオンP2及びピニオンP3を支持するキャリヤC2(C3)及びロングピニオンP2と噛合するリングギヤR2(R3)から構成されている。大径サンギヤS2は第1ブレーキB-1によりケース16に連結され、キャリヤC2(C3)は第2クラッチC-2を介して入力軸20に連結されるとともに、ワンウェイクラッチF-1及びブレーキB-2に並列にケース16に連結されている。入力軸20はトルクコンバータ11のタービンランナ14に連結されている。
The transmission planetary gear G, which is the main part of the
遊星歯車変速装置12の減速プラネタリギヤG1は、シングルピニオン型で、入力要素としてのリングギヤR1が入力軸20に連結され、出力要素としてのキャリヤC1が第1クラッチC-1を介して小径サンギヤS3に連結されるとともに、第3クラッチC-3を介して大径サンギヤS2に連結され、サンギヤS1がケース16に固定されて反力を受けるようになっている。
The planetary gear G1 of the
クラッチC1〜C3およびブレーキB1,B2が自動変速機10の各摩擦係合要素をなし、各クラッチ、ブレーキ及びワンウェイクラッチの係合、解放と自動変速機10の各変速段との関係は図2の作動表に示すようになる。作動表における○印は係合、×印は解放、△印はエンジンブレーキ時のみの係合を示す。
The clutches C1 to C3 and the brakes B1 and B2 constitute the friction engagement elements of the
即ち、前進変速段の1速段(1st)は、クラッチC-1の係合とワンウェイクラッチF-1の自動係合により達成される。入力軸20の回転が減速プラネタリギヤG1により減速され、キャリヤC1の回転がクラッチC-1を経由して変速プラネタリギヤGの小径サンギヤS3に入力され、ワンウェイクラッチF-1により逆転を阻止されたキャリヤC2(C3)が反力を受け、リングギヤR2(R3)が最大減速比で減速回転されて出力軸21に出力される。
That is, the first forward speed (1st) is achieved by engagement of the clutch C-1 and automatic engagement of the one-way clutch F-1. The rotation of the
2速段(2nd)は、クラッチC-1とブレーキB-1の係合により達成される。入力軸20の回転が減速プラネタリギヤG1により減速され、キャリヤC1の回転がクラッチC-1経由で変速プラネタリギヤGの小径サンギヤS3に入力され、ブレーキB-1の係合により回転を阻止された大径サンギヤS2が反力を受け、リングギヤR2(R3)が2速段に減速回転されて出力軸21に出力される。このときの減速比は、1速段(1st)より小さくなる。
Second speed (2nd) is achieved by engagement of clutch C-1 and brake B-1. The rotation of the
3速段(3rd)は、クラッチC-1とクラッチC-3との係合により達成される。入力軸20の回転が減速プラネタリギヤG1により減速され、キャリヤC1の回転がクラッチC-1及びC-3経由で小径サンギヤS3と大径サンギヤS2に同時に入力され、変速プラネタリギヤGが直結状態となってリングギヤR2(R3)がキャリヤC1と同一回転数で回転され出力軸21に出力される。
The third speed (3rd) is achieved by engagement of the clutch C-1 and the clutch C-3. The rotation of the
4速段(4th)は、クラッチC-1とクラッチC-2との係合により達成される。入力軸20の回転がクラッチC-2により変速プラネタリギヤGのキャリヤC2(C3)に直接入力され、入力軸20の回転が減速プラネタリギヤG1により減速され、キャリヤC1の回転がクラッチC-1経由で変速プラネタリギヤGのサンギヤS3に入力され、リングギヤR2(R3)が入力軸20とキャリヤC1との中間の回転数に減速されて出力軸21に出力される。
The fourth speed (4th) is achieved by engagement of the clutch C-1 and the clutch C-2. The rotation of the
5速段(5th)は、クラッチC-2とクラッチC-3との係合により達成される。入力軸20の回転がクラッチC-2により変速プラネタリギヤGのキャリヤC2(C3)に直接入力され、入力軸20の回転が減速プラネタリギヤG1により減速され、キャリヤC1の回転が変速プラネタリギヤGのクラッチC-3経由でサンギヤS2に入力され、リングギヤR2(R3)が5速段に増速回転されて出力軸21に出力される。
The fifth speed (5th) is achieved by engagement of the clutch C-2 and the clutch C-3. The rotation of the
6速段(6th)は、クラッチC-2とブレーキB-1との係合により達成される。入力軸20の回転がクラッチC-2により変速プラネタリギヤGのキャリヤC2(C3)に直接入力され、ブレーキB-1の係合により回転を阻止されたサンギヤS2が反力を受け、リングギヤR2(R3)が5速段より小さい変速比を持った6速段に増速回転されて出力軸21に出力される。
The sixth speed (6th) is achieved by engagement of the clutch C-2 and the brake B-1. The rotation of the
後進変速段(R)は、クラッチC-3とブレーキB-2との係合により達成される。入力軸20の回転が減速プラネタリG1により減速され、キャリヤC1の回転がクラッチC-3経由で変速プラネタリギヤGのサンギヤS2に入力され、ブレーキB-2の係合により回転を阻止されたキャリヤC2(C3)が反力を受け、リングギヤR2(R3)が逆転されて出力軸21に出力される。
The reverse speed (R) is achieved by engagement of the clutch C-3 and the brake B-2. The rotation of the
図3は、自動変速機の制御関係を示すブロック図で、CPUを内蔵した電子制御装置67には、運転者によって操作されるシフトレバー34がパーキング位置P、リバース位置R、ニュートラル位置N、またはドライブ位置Dにシフトされているか否かを示す電気信号を送出するPRND位置センサ35、自動トルクコンバータ21の入力側および出力側の回転数を検出する回転数センサ68,69、アクセルの踏み込み量を検出するスロットル開度センサ70、および後述する油圧制御装置22のソレノイド圧力制御弁SLC1〜SLC3,SLB1,SLT, SLU、PRNDソレノイド弁66等が接続されている。
FIG. 3 is a block diagram showing the control relationship of the automatic transmission. In the
シフトレバー34およびPRND位置センサ35は、運転者によって操作されるスイッチとして機能し、運転者によってシフトレバー34がN位置にシフトされるとニュートラル状態に切り換えることを要求するニュートラル信号、D位置にシフトされると前進変速段状態に切り換えることを要求する前進信号、R位置にシフトされると後進変速段状態に切り換えることを要求する後進信号、P位置にシフトされると、油圧制御装置22をパーキング状態に切り換えることを要求するパーキング信号がPRND位置センサ35から送出される。
The
自動変速機10に各変速段を成立させるための油圧制御装置22は、図4、図5に示すように、ポンプ23、プライマリレギュレータバルブ24、第1および第2モジュレータバルブ25,26、6個のソレノイド圧力制御弁SLC1〜SLC3,SLB1,SLT,SLU、クラッチC-1〜C-3、ブレーキB-1,B-2およびロックアップクラッチ19の油圧サーボ部28〜33、PRNDソレノイド弁66および油圧回路部36を含む。油圧回路部36は、油圧サーボ部28〜33へ供給する油圧を調圧するコントロールバルブ、油圧路を状態に合わせて断続するカットオフバルブ、フェールが発生した場合に最低限の走行を確保するために用いられるフェールセーフバルブ(図不示)などを有し、これらバルブを介して、PRNDソレノイド弁66、6個のソレノイド圧力制御弁SLC1〜SLC3,SLB1,SLT,SLU、油圧サーボ部28〜33、プライマリレギュレータバルブ24等を接続している。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
調圧弁である第1および第2モジュレータバルブ25,26は、弁体58が圧縮スプリング59により付勢され、プライマリレギュレータバルブ24により所定圧力に制御されたライン圧が入力ポート60に入力された後、ライン圧より減圧された油圧が出力ポート61より出力される。モジュレータバルブ25,26の出力ポート61からの出力油圧がフィードバックポート62から入力されて弁体58に作用しフィードバック力を生じる。弁体58は、圧縮スプリング59のバネ力とフィードバック力とが釣り合う位置に移動され、出力ポート61にモジュレータ圧を送出する。第1モジュレータバルブ25の出力ポート61はソレノイド圧力制御弁SLC1,SLC3,SLTの入力ポートに接続され、第2モジュレータバルブ26の出力ポート61はソレノイド圧力制御弁SLC2, SLB1,SLUの入力ポートに接続されている。
In the first and
油圧回路部36の一部であって、ソレノイド圧力制御弁SLC1〜SLC3,SLB1の出力油圧をコントロールバルブ40で調圧してクラッチC-1〜C-3、ブレーキB-1の油圧サーボ部28〜31に供給する部分は略同じであるので、ソレノイド圧力制御弁SLC1の制御油圧をコントロールバルブ40で調圧してクラッチC-1の油圧サーボ部28に供給する部分を図5に基づいて説明する。PRNDソレノイド弁66は、運転者がシフトレバー34を操作してN位置、D位置、R位置、P位置にシフトしたときの、PRND位置センサ35から送出されるニュートラル信号、前進信号、後進信号、パーキング信号に基づいて前進ポート91、後進ポート92を供給圧ポート88、排油ポート89に連通する。供給圧ポート88にプライマリレギュレータバルブ24からのライン圧が供給されている。シフトレバー34がD位置にシフトされたとき供給圧ポート88と連通される前進ポート91には、ソレノイド圧力制御弁SLC1のコントロールバルブ40の入力ポート41およびC1アプライリレーバルブ42のライン圧ポート43が夫々接続可能となっている。C1アプライリレーバルブ42のポート44には、第1モジュレータバルブ25によりライン圧を減圧して一定圧に制御された油圧(モジュレータ圧)が供給されている。
It is a part of the
ソレノイド圧力制御弁SLC1は、リニアソレノイド45が制御装置67から供給される制御電流に応じて作動し弁体46を圧縮スプリング47のバネ力とバランスする位置まで移動させることによって、入力ポート48から流入する一定圧に制御されたモジュレータ圧を調圧して制御装置67からの制御電流の減少につれて増大する制御油圧を出力ポート49から出力する。ソレノイド圧力制御弁SLC1の出力ポート49は、コントロールバルブ40の制御ポート50に接続されるとともに、C1アプライリレーバルブ42の切換ポート51に接続されている。コントロールバルブ40の弁体52は、制御ポート50から入力されるソレノイド圧力制御弁SLC1からの制御油圧による軸力が弁体52に作用する圧縮スプリング53のバネ力およびフィードバック油圧による軸力と釣り合う位置に移動されることで、入力ポート41に供給されたライン圧を制御電流の減少につれて増大する出力油圧に制御して出力し、出力ポート54からC1アプライリレーバルブ42の入力ポート55に供給する。
The solenoid pressure control valve SLC1 flows from the
C1アプライリレーバルブ42は、切換ポート51に供給される制御油圧に基づく軸力と圧縮スプリング39のバネ力との和が第1モジュレータバルブ25からポート44に供給される一定圧に基づく軸力より大きくなると、弁体56が図示右半分位置から図示左半分位置にシフトされる。C1アプライリレーバルブ42は、弁体56が図示右半分位置にあるときは、入力ポート55を出力ポート57に連通し、コントロールバルブ40からの出力油圧をクラッチC-1の油圧サーボ部28に供給し、図示左半分位置にシフトされると、ライン圧ポート43を出力ポート57に連通し、PRNDソレノイド弁66の前進ポートDからのライン圧をクラッチC-1の油圧サーボ部28に供給し、クラッチC-1をライン圧によって係合状態に維持する。
In the C1 apply
油圧回路部36内において、ソレノイド圧力制御弁SLC1,SLC2からの出力油圧を流量増幅してクラッチC-1,C-2の油圧サーボ部28,29に油圧を供給するためのコントロールバルブ40の入力ポート41は、図略の制御バルブを介して前進油路99に連通可能とされている。また、ソレノイド圧力制御弁SLC3,SLB1からの出力油圧を流量増幅してクラッチC-3、ブレーキB-1の油圧サーボ部30,31に油圧を供給するためのコントロールバルブ40の入力ポート41は、図略の制御バルブを介して供給圧油路97に連通可能とされている。また、ブレーキB-2の油圧サーボ部32は、油圧回路部36内で後進油路100と連通可能とされている。
In the
なお、ソレノイド圧力制御弁SLUは、所定の条件を満たしたときにトルクコンバータ11のポンプインペラ13とタービンランナ14とを直結するために油圧サーボ部33に油圧を供給する。ソレノイド圧力制御弁SLTはスロットルバルブの開度の増加に応じて増加する制御圧をプライマリレギュレータバルブ24に出力し、プライマリレギュレータバルブ24の所定圧力をスロットルバルブの開度の増加に応じて増加させる。
The solenoid pressure control valve SLU supplies hydraulic pressure to the
図6に示すように、PRNDソレノイド弁66は、主として、複式ソレノイド部71と、この複式ソレノイド部71の一端に固定されたスプール弁部72とによって構成されている。複式ソレノイド部71は、第1、第2コイル73a,73b、第1、第2コア74a,74b、ヨーク75、プランジャ76、およびプランジャ76を中立位置に保持する圧縮ばね77がケーシング78に収納されて構成されている。第1、第2コア74a,74b、ヨーク75、プランジャ76は磁性体で形成されている。第1、第2コア74a,74bは、円筒部および該円筒部の各外端部に突設されたフランジ部を有し、円筒部の軸線上には案内穴79a,79bが穿設されている。第1、第2コア74a,74bは、円筒部が円筒状のヨーク75の内側に位置するように、フランジ部でヨーク75の両端部に固定されている。ヨーク75の中央部には、磁性体で形成された環状の共通ヨーク80が固定されている。ヨーク75の内周側には、第1、第2コア74a,74bの円筒部の外周をそれぞれ取り囲む第1、第2コイル73a,73bが共通ヨーク80の両側に設けられている。
As shown in FIG. 6, the
プランジャ76の中央部分は、共通ヨーク80の中心穴に軸線方向に摺動可能に嵌合され、プランジャ76の両端面は、第1、第2コアの円筒部の内端面と所定距離だけ離間して対向している。プランジャ76の両端面には非磁性体からなる案内軸81a,81bがプランジャ76の軸線上に固定され、該案内軸81a,81bは第1、第2コア74a,74bの案内穴79a,79bに摺動可能に嵌合されている。
The central portion of the
ケーシング78の一端に設けられた基部には、スプール弁部72の弁ハウジング82が固定されている。弁ハウジング82には、ケーシング78側に開口するばね収納穴83と、ばね収納穴83より小径の弁穴84がプランジャ76と同軸に穿設されている。弁穴84には、スプール弁部72のスプール85が摺動可能に嵌合され、スプール85はプランジャ76に固定された案内軸81bと軸線方向の相対移動を規制されて半径方向にフローティング可能に連結されている。スプール85および案内軸81bは,ばね収納穴83内に位置する部分が小径に形成され、これら小径部分にばね座127,128がそれぞれ遊嵌されている。ばね座127,128間には圧縮ばね77が介在され、ばね座127,128は圧縮ばね77のばね力によりスプール85および案内軸81bの肩部に当接される。ばね座127,128は、ばね力によってスプール85および案内軸81bの肩部に当接するとき、ばね座127は,ばね収納穴83の底面と当接し、ばね座128はケーシング78の基部端面と当接する。これにより、プランジャ76は、ばね力によって中立位置に保持される。
A
弁ハウジング82の弁穴84には、第1、第2環状溝86,87が間隔を置いて刻設され、弁ハウジング82には、第1、第2環状溝86,87間に開口する供給圧ポート88、第1、第2環状溝86,87の外側に開口する排油ポート89,89、第1、第2環状溝86,87に開口する前進ポート91、後進ポート92が穿設されている。
First and second
スプール85には、第1乃至第4ランド93〜96が間隔をおいて設けられ、スプールが中立位置に保持されるとき、供給圧ポート88が第2、第3ランド94,95間でブロックされ、前進ポート91と排油ポート89とが第1、第2ランド93,94間で第1環状溝86を介して連通され、後進ポート92と排油ポート89とが第3、第4ランド95,96間で第2環状溝87を介して連通される。第1コイル73aが励磁され、かつ第2コイル73bが非励磁されてプランジャ76、延いてはスプール85が第1位置に位置されると、前進ポート91は、第2、第3ランド94,95間で第1環状溝86を介して供給圧ポート88と連通され、排油ポート89との連通を第2ランド94によって遮断される。後進ポート92は、第3、第4ランド95,96間で第2環状溝87を介して排油ポート89と連通される。第1コイル73aが非励磁され、かつ第2コイル73bが励磁されてプランジャ76、延いてはスプール85が第2位置に位置されると、後進ポート92は、第2、第3ランド94,95間で第2環状溝87を介して供給圧ポート88と連通され、排油ポート89との連通を第3ランド95によって遮断される。前進ポート91は、第1、第2ランド93,94間で第1環状溝86を介して排油ポート89と連通される。
The
供給圧ポート88は、プライマリレギュレータバルブ24を介してポンプ23に接続された供給油路97に、排油ポート89は、リザーバに接続された排油路98に、前進ポート91は、前進変速段状態を成立させるために前進用油圧を供給する前進油路99に、後進ポート92は、後進変速段状態を成立させるために後進用油圧を供給する後進油路100にそれぞれ接続されている。
The
図7に示すように、パーキングロック装置101は、主として、駆動輪と回転連結されたパーキングギヤ102と、パーキングギヤ102と係合して駆動輪を機械的にロックするパーキングポール103と、パーキングポール103をパーキングギヤ102に係脱させる係脱装置104とから構成されている。
As shown in FIG. 7, the
パーキングポール103は自動変速機10のケース16に揺動可能に支承され、図略の捩りばねのばね力によってパーキングギヤ102から離脱する方向に付勢されている。105はパーキングポール103を捩りばねのばね力に抗してパーキングギヤ102と噛合させるためのカムで、パーキングロッド106に摺動可能に嵌合され、圧縮スプリング107のばね力によりパーキングロッド106の前端部に形成された段部に当接されている。パーキングロッド106はケース6に案内部108によって軸線方向に移動可能に装架されている。109はケース16に取り付けられたパーキングシリンダで、ピストン110がパーキングロッド106に一体的に固定されている。パーキングロッド106はピストン110とシリンダ109の後室底面との間に介在された圧縮スプリング111のばね力で前方に付勢され、シリンダ109の前室に圧油が供給されるとピストン110とともに後退される。
The
シフトレバー34がパーキング位置にシフトされ、PRND位置センサ35からパーキング信号が送出されると、シリンダ109の前室がリザーバに連通され、パーキングロッド106が圧縮スプリング111のばね力によって前方に移動され、カム105がパーキングポール103を押圧してパーキングギヤ102と係合させる。このとき、パーキングポール103がパーキングギヤ102の歯の山部に当接して回動できない場合、カム105は前進移動をパーキングポール103によって阻止されるが、パーキングロッド106は圧縮スプリング107を圧縮させて圧縮スプリング111のばね力によって前進される。そして、駆動輪の回転によりパーキングギヤ102が僅かに回転してパーキングポール103がパーキングギヤ102と噛合可能な状態になると、カム103が圧縮スプリング107のばね力によって前進され、パーキングポール103を押圧してパーキングギヤ102と係合させる。
When the
このように構成された自動変速機の油圧制御装置において、シフトレバー34がN位置にシフトされ、PRND位置センサ35からニュートラル信号が送出されると、制御装置67は、第1、第2コイル73a,73bを非励磁する。これにより、プランジャ76、延いてはスプール85が圧縮ばね77のばね力によって中立位置に保持され、第2、第3ランド94,95は、前進ポート91、後進ポート92の供給圧ポート88との連通を遮断し、排油ポート89との連通を許容するので、供給圧油路97に接続された供給圧ポート88がブロックされるとともに、前進油路99に接続された前進ポート91および後進油路100に接続された後進ポート92がリザーバに接続された排油路98に連通される。
When the
従って、ニュートラル状態で、前進油路99および後進油路100がリザーバに接続されると、クラッチC-1,C-2の油圧サーボ部28,29に油圧を供給するためのコントロールバルブ40の入力ポート41に油圧回路部36内で連通可能な前進油路99、ブレーキB-2の油圧サーボ部32に油圧回路部36内で連通可能な後進油路100がリザーバに連通されるので、油圧サーボ部28,29,32に油圧が供給されることがなく、クラッチC-1,C-2、ブレーキB-2が接続されることはない。
Therefore, when the
シフトレバー34がD位置にシフトされ、PRND位置センサ35から前進信号が送出されると、制御装置67は、第1コイル73aを励磁し、第2コイル73bを非励磁する。これにより、プランジャ76、延いてはスプール85が圧縮ばね77のばね力に抗して第1位置に移動され、第2ランド94は前進ポート91の供給圧ポート88との連通を許容し、排油ポート89との連通を遮断し、第3ランド95は後進ポート92の供給圧ポート88との連通を遮断し、排油ポート89との連通を許容するので、供給圧油路97が前進油路99に連通し、後進油路100がリザーバに連通する。
When the
この結果、前進変速段状態で、クラッチC-1,C-2がオンされる場合は、ソレノイド圧力制御弁SLC1,SLC2の作動に応じてコントロールバルブ40の入力ポート41に前進ポート91から前進油路99を介して油圧が供給され、コントロールバルブ40の出力ポート54からの出力油圧がC1又はC2アプライリレーバルブ42を介してクラッチC-1,C-2の油圧サーボ部28,29に供給されてクラッチC-1,C-2が係合される。クラッチC-3、ブレーキB-1がオンされる場合は、ソレノイド圧力制御弁SLC3,SLB1の作動に応じてコントロールバルブ40の入力ポート41にポンプ23に接続された供給圧油路97から油圧が供給され、コントロールバルブ40の出力ポート54からの出力油圧がC3又はB1アプライリレーバルブ42を介してクラッチC-3、ブレーキB-1の油圧サーボ部30,31に供給されてクラッチC-3、ブレーキB-1が係合される。ブレーキB-2の油圧サーボ部32に油圧回路部36内で連通可能な後進油路100は、排油ポート89を介してリザーバに連通されるので、油圧サーボ部32に油圧が供給されることがなく、ブレーキB-2が接続されることはない。
As a result, when the clutches C-1 and C-2 are turned on in the forward shift state, the forward oil from the
シフトレバー34がR位置にシフトされ、PRND位置センサ35から後進信号が送出されると、制御装置67は、第1コイル73aを非励磁し、第2コイル73bを励磁する。これにより、プランジャ76、延いてはスプール85が圧縮ばね77のばね力に抗して第2位置に移動され、第3ランド95は後進ポート92の供給圧ポート88との連通を許容し、排油ポート89との連通を遮断し、第2ランド94は前進ポート91の供給圧ポート88との連通を遮断し、排油ポート89との連通を許容するので、供給圧油路97が後進油路100に連通し、前進油路99がリザーバに連通する。
When the
この結果、後進変速段状態では、後進ポート92から後進油路100を介して油圧がブレーキB-2の油圧サーボ部32に供給されてブレーキB-2が係合される。そして、ソレノイド圧力制御弁SLC3の作動に応じてコントロールバルブ40の入力ポート41に供給圧油路97を介して油圧が供給され、コントロールバルブ40の出力ポート54からの出力油圧がC3アプライリレーバルブ42を介してクラッチC-3の油圧サーボ部30に供給されてクラッチC-3が係合される。前進油路99はリザーバに接続されるので、油圧サーボ部28,29に油圧が供給されることがなく、クラッチC-1,C-2が接続されることはない。
As a result, in the reverse gear position, the hydraulic pressure is supplied from the
シフトレバー34がP位置にシフトされ、PRND位置センサ35からパーキング信号が送出されると、制御装置67は、第1、第2コイル73a,73bを非励磁する。これにより、ニュートラル状態と同様に、供給圧油路97に接続された供給圧ポート88がブロックされるとともに、前進油路99に接続された前進ポート91および後進油路100に接続された後進ポート92がリザーバに接続された排油路89,89に連通される。これと同時に、パーキングロック装置101のシリンダ109の前室がリザーバに連通され、パーキングロッド106が圧縮スプリング111のばね力によって前方に移動され、カム105がパーキングポール103を押圧してパーキングギヤ102と係合させ、パーキングロック装置101がロック状態にされる。
When the
上記第1の実施形態では、ニュートラル状態およびパーキング状態において、第1、第2コイル73a,73bは非励磁され、プランジャ76、延いてはスプール85が圧縮ばね77のばね力によって中立位置に保持され、供給圧油路97に接続された供給圧ポート88がブロックされるとともに、前進油路99に接続された前進ポート91および後進油路100に接続された後進ポート92がリザーバに接続された排油路89に連通されるようにしているが、第2の実施形態のように、前進変速段状態において、第1、第2コイル73a,73bが非励磁され、スプール85が中立位置に保持されると、供給圧ポート88と前進ポート91とが連通され、後進ポート92と排油ポート89とが連通されるようにしてもよい。
In the first embodiment, in the neutral state and the parking state, the first and
図8に示すように、弁ハウジング115の弁穴116には、117〜121が所定間隔をおいて刻設されている。第1、第5環状溝117,121に供給圧ポート88が分岐して開口し、第2環状溝118に前進ポート91が開口し、第3環状溝119に排油ポート89が開口し、第4環状溝120に後進ポート92が開口している。
As shown in FIG. 8, 117 to 121 are engraved in the
スプール122には第1乃至第4ランド123〜126が設けられ、スプール122が中立位置に保持されると、第1、第2環状溝117,118が第1、第2ランド123,124間で連通し、第2、第3環状溝119,120が第2、第3ランド124,125間で連通し、第5環状溝121が第3、第4ランド125,126間でブロックされるようになっている。
The
これにより、第1および第2コイル73a,73bが非励磁されてスプール122が中立位置に保持されると、供給圧ポート88と前進ポート91とが連通され、後進ポート92と排油ポート89とが連通される。第1コイル73aが励磁され、かつ第2コイル73bが非励磁されてプランジャ76、延いてはスプール122が第1位置に位置されると、第2乃至第4環状溝118〜120が第2、第3ランド124,125間で連通され、前進ポート91と後進ポート92とが排油ポート89に連通されるとともに、第1、第5環状溝117,121が第1と第2ランド123,124間、第3と第4ランド125,126間でブロックされる。第1コイル73aが非励磁され、かつ第2コイル73bが励磁されてプランジャ76、延いてはスプール122が第2位置に位置されると、第2、第3環状溝118,119が第1と第2ランド123,124間で連通され、第4と第5環状溝120,121が第2と第3ランド124,125間で連通され、第1環状溝117が第1ランド123でブロックされて、供給圧ポート88と後進ポート92とが連通されるとともに、前進ポート91と排油ポート89とが連通される。これにより、ソレノイド駆動回路の故障時に第1、第2コイル73a,73bを非励磁にして車両を前進変速段状態とし、車両を走行可能な状態に維持することができる。
Thus, when the first and
上記第1の実施形態では、シフトレバー34がP位置にシフトされ、PRND位置センサ35からパーキング信号が送出されると、自動変速機10の油圧制御装置22がパーキング状態にされるとともに、パーキングロック装置101がロック状態になる。油圧制御装置22をパーキング状態にするためのシフトレバー34の移動と、パーキングロック装置101のパーキングポール103をパーキングギヤ102に係合させるための移動とが機械的に連動されていないので、パーキング信号が送出された状態で、例えば、油圧制御装置22のフェールにより前進油路99に油圧が供給されて前進変速段のいずれかの速度段が成立すると、エンジンの駆動トルクが駆動輪を機械的にロックするために係合されたパーキングポール103とパーキングギヤ102とに作用するという不具合を生じる。このような不具合は、例えば、特開平4−63750号公報に記載された自動変速機のパーキング装置のように、自動変速機の油圧制御装置をパーキング状態にするためのシフトレバーの移動と、パーキングロック装置をロック状態にするロック機構の移動とが機械的に連動されていないパーキング装置を有する自動変速機においては同様の不具合を生じる可能性がある。
In the first embodiment, when the
かかる不具合を解消するために、図9に示す第3の実施形態においては、車両の駆動輪を機械的にロックするロック状態とアンロック状態とを有するパーキングロック装置101の作動と機械的に連動する弁体130を有する弁装置131を設け、該弁装置131は、パーキングロック装置101がロック状態であるとき、弁体130の移動により供給圧油路97とPRNDソレノイド弁66の供給圧ポート88との間を遮断して供給圧ポート88をリザーバに連通するようになっている。
In order to eliminate such inconvenience, in the third embodiment shown in FIG. 9, it is mechanically interlocked with the operation of the
弁装置131は、弁体130が弁ハウジング132に穿設された弁穴133に摺動可能に嵌合され、パーキングロッド106の後端に軸線方向の相対移動を規制して半径方向にフローティング可能に連結されている。弁穴133には、PRNDソレノイド弁66の供給圧ポート88に接続される第1ポート134と、ポンプ23に接続された供給圧油路97が接続される第2ポート135と、リザーバに接続される第3ポート136とが開口している。弁体130には、パーキングロック装置101をアンロック状態にするためのパーキングロッド106の後退移動に連動してNotP位置に移動されると、第1ポート134と第2ポート135を連通するとともに、第3ポート136を遮断し、パーキングロック装置101をロック状態にするためのパーキングロッド106の前進移動に連動してP位置に移動されると、第1ポート134と第3ポート136を連通するとともに、第2ポート135を遮断する第1、第2ランド137,138が形成されている。これにより、パーキングロッド106が前進移動してパーキングロック装置101がロック状態であるとき、弁体130はP位置に移動して供給圧油路97とPRNDソレノイド弁66の供給圧ポート88との間を遮断し供給圧ポート88をリザーバに連通する。第3の実施形態は、弁装置131を設けたこと以外は、第1の実施形態と同じである。
The
シフトレバー34がP位置にシフトされ、PRND位置センサ35からパーキング信号が送出されると、制御装置67は、第1、第2コイル73a,73bを非励磁する。これにより、ニュートラル状態と同様に、弁装置131を介して供給圧油路97に接続された供給圧ポート88がブロックされるとともに、前進油路99に接続された前進ポート92および後進油路100に接続された後進ポート92がリザーバに接続された排油路98に連通される。パーキング信号に基づいてパーキングロック装置101のシリンダ109前室がリザーバに連通され、パーキングロッド106が圧縮スプリング111のばね力によって前方に移動され、カム105がパーキングポール103を押圧してパーキングギヤ102と係合させ、パーキングロック装置101がロック状態にされる。パーキングロッド106のロック位置への移動に連動して弁装置131の弁体130がP位置に移動され、第1ポート134が第3ポート136と連通されるとともに、第2ポート135がブロックされる。これにより、万一、パーキング状態において、PRNDソレノイド弁66、油圧制御装置22のフェールにより前進変速段のいずれかの速度段または後進変速段が成立する状態になっても、ソレノイド圧力制御弁SLC1,SLC2、またはブレーキB-2の油圧サーボ部28,29,32に油圧が供給されることがないので、前進変速段のいずれかの速度段または後進変速段が成立することはなく、エンジンの駆動トルクが駆動輪を機械的にロックするために係合されたパーキングポール103とパーキングギヤ102とに作用することが防止できる。
When the
図10に示す第4の実施形態においては、前進用油圧によって前進変速段が成立されるとともに後進用油圧によって後進変速段が成立される車両用自動変速機の油圧制御装置22において、前進用油圧の出力、出力停止を切り換える前進用ソレノイド弁140と、後進用油圧の出力、出力停止を切り換える後進用ソレノイド弁141と、前進用および後進用ソレノイド弁140,141の出力をそれぞれ流量増幅するための前進用及び後進用油圧バルブ142,143を設けている。
In the fourth embodiment shown in FIG. 10, in the
シフトレバー34がN位置にシフトされ、PRND位置センサ35からニュートラル信号が送出されると、制御装置67は、前進用および後進用ソレノイド弁140,141のコイル144,145を非励磁する。前進用油圧バルブ142は、ポンプ23に接続された供給圧油路97が接続された供給圧ポート146をブロックし、前進用油圧を供給する前進油路99が接続された前進ポート148を、リザーバに接続された排油路150が接続された排油ポート150と連通する。後進用油圧バルブ143は、供給圧ポート147をブロックし、後進変速段状態を成立させるために後進用油圧を供給する後進油路100が接続された後進ポート149を、排油ポート151と連通する。これにより、油圧制御装置22はニュートラル状態になる。
When the
シフトレバー34がD位置にシフトされ、PRND位置センサ35から前進変速段信号が送出されると、制御装置67は、前進用ソレノイド弁140のコイル144を励磁し、後進用ソレノイド弁141のコイル145を非励磁する。これにより、前進用油圧バルブ142は、供給圧ポート146を前進ポート148と連通し、排油ポート150をブロックする。後進用油圧バルブ141は、供給圧ポート147をブロックし、後進ポート149を排油ポート151と連通する。
When the
シフトレバー34がR位置にシフトされ、PRND位置センサ35から後進変速段信号が送出されると、制御装置67は、前進用ソレノイド弁140のコイル144を非励磁し、後進用ソレノイド弁141のコイル145を励磁する。これにより、前進用油圧バルブ142は、供給圧ポート146をブロックし、前進ポート148を排油ポート150と連通する。後進用油圧バルブ143は、供給圧ポート147を後進ポート149と連通し、排油ポート151をブロックする。
When the
シフトレバー34がP位置にシフトされ、PRND位置センサ35からパーキング信号が送出されると、制御装置67は、前進用及び後進用ソレノイド弁140,141のコイル144,145を非励磁し、油圧制御装置22はニュートラル状態と同じ状態になる。パーキングロック装置101をロック状態にするためのパーキングロッド106の前進移動に連動して弁体130はP位置に移動して供給圧油路97と、前進用及び後進用油圧バルブ142,143の供給圧ポート146,147との間を遮断し、供給圧ポート146,147をリザーバに連通することは第3の実施形態と同じである。
When the
図11に示す第5の実施形態においては、シフトレバー34の移動に連動してマニュアルバルブ152のスプール153が移動され、シフトレバー34がP位置、D位置、R位置、P位置にシフトされると、スプール153はニュートラル位置、前進変速段位置、後進変速段位置、パーキング位置に移動され、第1の実施形態と同様に、供給圧油路97、前進油路99、後進油路100、排油路98の連通関係を制御する。この場合も、シフトレバー34がパーキング位置にシフトされ、PRND位置センサ35からパーキング信号が送出されると、パーキングロッド106がロック位置に移動される。このパーキングロッド106の移動に連動して弁装置131の弁体130はP位置に移動し、第1ポート134と第3ポート136を連通し第2ポート135ブロックすることにより、供給圧油路97とマニュアルバルブ152供給圧ポート88との間を遮断し、供給圧ポート88をリザーバに連通する。なお、実施例においてパーキングロック装置101の弁体130を有する弁装置131を設け、弁装置131は、弁体130が弁ハウジング132に穿設された弁穴133に摺動可能に嵌合され、パーキングロッド106の後端に軸線方向の相対移動を規制して半径方向にフローティング可能に連結されるようにしたが、弁装置131を別途配設したソレノイドにより駆動して実施例で示したようにパーキングロック装置としてもよい。
In the fifth embodiment shown in FIG. 11, the
21…出力軸、22…油圧制御装置、23…ポンプ、28〜33…油圧サーボ部、34…シフトレバー、35…PRND位置センサ、36…油圧回路部、40…コントロールバルブ、42…C1アプライリレーバルブ、66…PRNDソレノイド弁、67…電子制御装置、71…複式ソレノイド部、72…スプール弁部、73a,73b…第1、第2コイル、74a,74b…第1、第2コア、75…ヨーク、76…プランジャ、77…圧縮ばね、78…ケーシング、80…共通ヨーク、82…弁ハウジング、84…弁穴、85…スプール、86,87…第1、第2環状溝、88…供給圧ポート、89…排油ポート、91…前進ポート、92…後進ポート、94,95…第2、第3ランド、97…供給圧油路、98…排油路、99…前進油路、100…後進油路、101…パーキングロック装置、102…パーキングギヤ、103…パーキングポール、105…カム、106…パーキングロッド、107,111…圧縮スプリング、109…シリンダ、115…弁ハウジング、116…弁穴、117〜121…第1乃至第5環状溝、
122…スプール、123〜126…第1乃至第4ランド、130…弁体、131…弁装置、132…弁ハウジング、133…弁穴、134…第1ポート、135…第2ポート、136…第3ポート、137,138…第1、第2ランド、140,141…前進用および後進用ソレノイド弁、142,143…前進用及び後進用油圧バルブ、144,145…コイル、146,147…供給圧ポート、148…前進ポート、149…後進ポート、150,151…排油ポート、152…マニュアルバルブ、153…スプール。
DESCRIPTION OF
122 ... Spool, 123 to 126 ... First to fourth lands, 130 ... Valve body, 131 ... Valve device, 132 ... Valve housing, 133 ... Valve hole, 134 ... First port, 135 ... Second port, 136 ... First 3 ports, 137, 138 ... first and second lands, 140, 141 ... forward and reverse solenoid valves, 142, 143 ... forward and reverse hydraulic valves, 144, 145 ... coils, 146, 147 ... supply pressure Ports, 148 ... forward ports, 149 ... reverse ports, 150, 151 ... oil drain ports, 152 ... manual valves, 153 ... spools.
Claims (5)
ばね力によって中立位置に保持されるプランジャが、第1、第2コイルの付勢によって第1、第2位置に移動されることによってスプールがシフトされ、前記供給圧油路、前記前進油路、前記後進油路および前記リザーバの連通関係を切り換えるPRNDソレノイド弁を備えたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。 A supply pressure oil path connected to the pump, a forward oil path for supplying forward hydraulic pressure to establish a forward shift stage state, and a reverse oil path for supplying reverse hydraulic pressure to establish a reverse shift stage state In a hydraulic control device for an automatic transmission having an oil discharge path connected to a reservoir,
The plunger held in the neutral position by the spring force is moved to the first and second positions by the bias of the first and second coils to shift the spool, and the supply pressure oil path, the forward oil path, A hydraulic control device for an automatic transmission, comprising a PRND solenoid valve for switching a communication relationship between the reverse oil passage and the reservoir.
ばねによって中立位置に保持されるプランジャと、前記プランジャを第1位置に移動させる第1コイルと、前記プランジャを第2位置に移動させる第2コイルとがケーシングに収納された複式ソレノイド部と、
前記ケーシングに一体的に固定され、前記供給圧油路に接続される供給圧ポート、前記前進油路に接続される前進ポート、前記後進油路に接続される後進ポート、前記排油路に接続される排油ポートが設けられた弁ハウジングと、
前記弁ハウジンに嵌合され、前記プランジャに連結されて前記供給圧ポート、前進ポート、後進ポートおよび排油ポートの連通関係を制御するスプールと、を備えたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。 A supply pressure oil path connected to the pump, a forward oil path for supplying forward hydraulic pressure to establish a forward shift stage state, and a reverse oil path for supplying reverse hydraulic pressure to establish a reverse shift stage state In a hydraulic control device for an automatic transmission having an oil discharge path connected to a reservoir,
A plunger held in a neutral position by a spring; a first coil that moves the plunger to a first position; and a second solenoid that houses a second coil that moves the plunger to a second position;
A supply pressure port fixed integrally to the casing and connected to the supply pressure oil passage, a forward port connected to the forward oil passage, a reverse port connected to the reverse oil passage, and connected to the oil discharge passage A valve housing provided with a drainage port,
And a spool that is fitted to the valve housing and connected to the plunger to control the communication relationship between the supply pressure port, the forward port, the reverse port, and the oil discharge port. Control device.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006317470A JP2008128453A (en) | 2006-11-24 | 2006-11-24 | Hydraulic control device for automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006317470A JP2008128453A (en) | 2006-11-24 | 2006-11-24 | Hydraulic control device for automatic transmission |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008128453A true JP2008128453A (en) | 2008-06-05 |
Family
ID=39554474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006317470A Pending JP2008128453A (en) | 2006-11-24 | 2006-11-24 | Hydraulic control device for automatic transmission |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008128453A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011033723A1 (en) * | 2009-09-18 | 2011-03-24 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | Vehicle hydraulic fluid pressure control device |
JP2013502549A (en) * | 2009-08-24 | 2013-01-24 | 上海華普国▲潤▼汽車有限公司 | Hydraulic control device for hybrid transmission |
DE102015008709A1 (en) * | 2014-07-10 | 2016-01-14 | Daimler Ag | Parking lock module |
-
2006
- 2006-11-24 JP JP2006317470A patent/JP2008128453A/en active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013502549A (en) * | 2009-08-24 | 2013-01-24 | 上海華普国▲潤▼汽車有限公司 | Hydraulic control device for hybrid transmission |
WO2011033723A1 (en) * | 2009-09-18 | 2011-03-24 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | Vehicle hydraulic fluid pressure control device |
CN102449352A (en) * | 2009-09-18 | 2012-05-09 | 爱信艾达株式会社 | Vehicle hydraulic fluid pressure control device |
DE102015008709A1 (en) * | 2014-07-10 | 2016-01-14 | Daimler Ag | Parking lock module |
DE102015008709B4 (en) | 2014-07-10 | 2022-07-14 | Mercedes-Benz Group AG | Parking lock module and motor vehicle transmission |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2689421B2 (en) | Hydraulic control device for automatic transmission for vehicles | |
US20110308649A1 (en) | Hydraulic circuit device | |
WO2009145176A1 (en) | Solenoid valve device | |
JP5321631B2 (en) | Hydraulic control device for automatic transmission | |
US8210990B2 (en) | Hydraulic control device for multi-speed automatic transmission | |
JP5164895B2 (en) | Hydraulic control device for automatic transmission | |
WO2010044200A1 (en) | Range change device | |
WO2011111435A1 (en) | Automatic transmission hydraulic control device | |
JP4524568B2 (en) | Hydraulic control device for automatic transmission | |
JP2010169249A (en) | Power transmission device and vehicle having the same | |
JP5423710B2 (en) | Hydraulic control device | |
JP2005024083A (en) | Hydraulic control device for hydraulic mechanical equipment | |
JP2008128453A (en) | Hydraulic control device for automatic transmission | |
JP3834270B2 (en) | Hydraulic control device for automatic transmission | |
WO2015046607A1 (en) | Oil pressure control unit for automatic transmission | |
JP2008128472A (en) | Hydraulic control device for automatic transmission | |
JP3988509B2 (en) | Control device for automatic transmission | |
JP3791684B2 (en) | Hydraulic control device for automatic transmission | |
JP4048815B2 (en) | Control device for automatic transmission | |
JP2004028277A (en) | Hydraulic control device for automatic transmission | |
JP4735215B2 (en) | Hydraulic control device for automatic transmission for vehicle | |
JP5051149B2 (en) | Power transmission device | |
JP2013096533A (en) | Hydraulic control device of automatic transmission | |
JP2000310325A (en) | Control device for automatic transmission | |
JPH023727A (en) | Hydraulic controller for automatic transmission for vehicle |