JP2008127272A - Method of yo-hen of clay tile or tile - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、瓦又はタイルの製造中に、瓦又はタイルの成分中の鉄分を炎により変化させて、各瓦又はタイルが夫々全面的に同じ色ではなく、各瓦又はタイルの色が部分的に変わるなどして瓦又はタイルごとに独特の外観を呈するように、各瓦又はタイルを変色させる窯変方法に関するものである。 In the present invention, during the production of tiles or tiles, the iron content in the tiles or tile components is changed by a flame so that each tile or tile is not entirely the same color, but the color of each tile or tile is partially The present invention relates to a kiln changing method for changing the color of each tile or tile so that the tile or tile has a unique appearance.
従来の窯変方法として、特許公報などの具体的な公知文献を挙げることはできないが、従来にあっては、焼成用バーナーを使用して瓦又はタイルを窯変させようとした場合に、バーナーのノズル先端部より炎が発生しているため、窯内の多数の瓦又はタイルの各々に炎が直接触れず、全ての瓦又はタイルの色が均一化し、変色させることができなかった。また古来より知られている茶碗や瓶などに窯変を施す手法は今もなお続けられているが、これは燃料として薪を使用し、茶碗や瓶などに直接炎を当てる技法で、この方法で瓦又はタイルを製造しようとした場合、寸法誤差や捩じれが生じ、また量産にはなじみにくく、工業的には不適当であった。 As a conventional kiln changing method, specific publicly known documents such as patent gazettes cannot be cited, but in the past, when a tile or tile was changed to a kiln using a burning burner, the burner Since the flame was generated from the nozzle tip of each of the nozzles, the flame did not directly touch each of the many tiles or tiles in the kiln, and the colors of all the tiles or tiles could not be uniformed and changed. In addition, the method of changing kilns to teacups and bottles, which has been known since ancient times, is still continuing, but this is a technique that uses firewood as fuel and directly flames teacups and bottles. When tiles or tiles were manufactured in this way, dimensional errors and twisting occurred, and they were not suitable for mass production, which was inappropriate industrially.
本発明は、上記のような問題点に鑑み、各瓦又はタイルを効率よく窯変させることができて、工業的に好適な瓦又はタイルの窯変方法を提供することを目的とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide an industrially suitable roof tile or tile kiln changing method that can efficiently change each roof tile or tile.
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照番号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、図2〜図5、図7及び図8に示すように、瓦K又はタイルを窯A,Bの中で焼成用バーナー5によって焼成した後、オイル冷却手段を備えたオイル投射器6によって、オイルOを冷却しながら投射器6のノズル8より、加熱されている炉床2b上にオイルOを投射することによってオイルOを燃焼させ、この炉床2b上で燃焼したオイルOの火炎17によって瓦K又はタイルを窯変させることを特徴とする。
Means for solving the above problems will be described with reference numerals of the embodiments described later. The invention according to
請求項2に係る発明は、図6に示すように、瓦K又はタイルを窯Dの中で焼成用バーナー5によって焼成した後、オイル冷却手段を備えたオイル投射器6によって、オイルOを冷却しながら投射器6のノズル8より、加熱されている炉壁面36aにオイルOを投射することによってオイルOを燃焼させ、この炉壁面36aで燃焼したオイルOの火炎17によって瓦K又はタイルを窯変させることを特徴とする。
In the invention according to
請求項3は、請求項1又2に記載の瓦又はタイルの窯変方法において、オイル投射器6は、基端にオイル供給口7を有し、先端にノズル8を有する投射管本体9と、投射管本体9を覆うように設けられたオイル冷却手段としての水冷ジャケット10とからなり、水冷ジャケット10の基端側には給水口11と排水口12とを設けてなることを特徴としている。
A third aspect of the present invention is the tile or tile kiln changing method according to the first or second aspect, wherein the
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照番号を付して説明すると、請求項1に係る発明の窯変方法によれば、オイル投射器6のノズル8からオイルOを、焼成処理によって加熱されている炉床2b上に投射することにより、この炉床2b上で燃焼したオイルOの火炎である還元炎17は、揺らめきながら炉床2b上の瓦K又はタイルに沿って上方へと上がってゆく過程で瓦Kに対し窯変を生ぜしめるから、瓦K又はタイルを効率よく窯変させることができて生産性が良く、工業的に好適である。特にトンネル窯Aを使用した場合は、窯変瓦Koを大量生産することができるので、工業的にきわめて有効である。
The effect of the invention by the above solution will be described with reference numerals in the embodiments described later. According to the kiln modification method of the invention according to
この窯変処理においては、オイルOがオイル冷却手段によって常時冷却されていて、窯A,B内部に突入するオイル投射器6の先端部側も常時冷却された状態にあるから、オイルOは、ノズル8から吐出して炉床2b上に投射されるまで燃焼することがなく、従って炉床2b上での燃焼により確実に還元炎を生ずることができる。
In this kiln changing process, the oil O is always cooled by the oil cooling means, and the tip of the
請求項2に係る発明によれば、オイル投射器6のノズル8からオイルOを、焼成処理により加熱された状態にある炉壁面36aに投射することにより、この炉壁面36aで燃焼したオイルOの火炎である還元炎17は、揺らめきながら窯D内にある瓦K又はタイルに沿って流動してゆく火炎17によって瓦K又はタイルに窯変処理を施すようになるから、瓦K又はタイルを効率よく窯変させることができて生産性が良く、工業的に好適である。この発明の方法は、単窯に有効である。
According to the invention which concerns on
この窯変処理においては、オイルOがオイル冷却手段によって常時冷却されていて、窯D内部に突入するオイル投射器6の先端部側も常時冷却された状態にあるから、オイルOは、ノズル8から吐出して炉壁面36a上に投射されるまで燃焼することがなく、従って炉壁面36aでの燃焼により確実に還元炎を生ずることができる。
In this kiln changing process, the oil O is always cooled by the oil cooling means, and the tip side of the
請求項3に係る発明によれば、オイル投射器6は、基端にオイル供給口7を有し、先端にノズル8を有する投射管本体9と、投射管本体9を覆うように設けられた水冷ジャケット10とからなり、水冷ジャケット10の基端側には給水口11と排水口12とを設けたものであるから、コンパクトな構造でありながら、オイルOを炉床2b又は炉壁面36aに対して有効に投射できると共に、オイルOを有効に冷却することができる。
According to the invention of
以下に本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明すると、図1は本発明に係る窯変方法を実施するのに使用されるトンネル窯Aの平面図であり、図2の(a) は図1のX−X線拡大断面図、(b) は図1のY−Y線拡大断面図であり、図3は図2の(b) の一部拡大図である。これら図1〜図3に示すトンネル窯Aにより瓦Kを製造する方法を、瓦Kの窯変方法と併せて以下に説明する。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a plan view of a tunnel kiln A used for carrying out a kiln modification method according to the present invention. ) Is an enlarged sectional view taken along line XX in FIG. 1, (b) is an enlarged sectional view taken along line YY in FIG. 1, and FIG. 3 is a partially enlarged view of FIG. 2 (b). A method of manufacturing the roof tile K by the tunnel kiln A shown in FIGS. 1 to 3 will be described below together with a method of changing the roof tile K.
トンネル窯Aは、工場の床Fに立設された左右の側壁3,3と、両側壁3,3の上端部をつなぐ天井壁4とからなるもので、多数の瓦Kを搭載した台車2・・・が、窯Aの入口(図示省略)からレール1の上を図1の矢印で示す方向にゆっくりとした速度で入っていって、この台車2が50〜60分程度かけて窯Aの出口Eを出るまでの間に、台車2上に搭載された瓦Kに対し焼成処理とその後の窯変処理とが施されるようになっている。このトンネル窯Aの側壁3及び天井壁4は、耐火レンガによって形成されるが、耐火レンガ以外に、鉄板の内側に耐熱ウールを配置したものによって形成されることもある。
The tunnel kiln A is composed of left and
このトンネル窯Aの長手方向中間部所要箇所には焼成用のバーナー5が、図2の(a) に示すように窯Aの左右の側壁3,3を横方向に貫通した状態で両側一対設置され、またこの焼成用バーナー5の設置箇所から出口E側へ所要長さ隔たった箇所には、窯変用のオイル投射器6が、図2の(b) に示すように窯Aの左右の側壁3,3を横方向に貫通した状態で両側一対設置されている。なお、焼成用バーナー5の設置箇所及びオイル投射器6の設置箇所では窯Aの側壁3が夫々肉厚に形成され、その肉厚部を3a,3bで示す。また、焼成用バーナー5としては、オイルバーナー又はガスバーナーが使用される。
A
各台車2は、鉄板からなる基板2aと、この基板2a上に耐火レンガによって形成された炉床2bと、基板2aの下部に軸着され、レール1上を転動する前後左右の車輪2cとから構成される。各台車2の左右各端部2oは、トンネル窯Aの側壁3の内面側に凹設された凹部3oに突入し、各端部2oの外端面から垂下された鉄板製シール板21を、側壁3の凹部3oと鉄板22とで形成される砂溜23内の砂24に突入させることによって、各台車2の炉床2bと窯Aの側壁3との間のシールを確保している。
Each
この台車2の炉床2b上には、トンネル窯Aに入る前に、前工程で乾燥処理された多数枚の瓦Kが1段〜数段に段積みされるが、この実施形態では2段積みされている。即ち、図2に例示するように、先ず、炉床2b上に耐火レンガ製のゲタ25を所要間隔おきに並べ、これらゲタ25の上に横桟26を所要間隔おきに掛け渡して、これらの横桟26の上に1段目の瓦Kを所要間隔おきに並べ、これら瓦Kの上に横桟26を所要間隔おきに掛け渡して、その上に2段目の瓦Kを所要間隔おきに並べることによって、瓦Kを2段積みするもので、この瓦Kの2段積み構造体をRで示す。なお、2段目の瓦Kの上に横桟26を架け渡してもよい。
On the
オイル投射器6について説明すると、このオイル投射器6は、図3から分かるように、基端にオイル供給口7を有し、先端にノズル8を有するステンレス製の投射管本体9と、この投射管本体9の外周面を覆うように設けられたオイル冷却手段としてのステンレス製水冷ジャケット10と、からなるもので、水冷ジャケット10の基端側には、給水口11と排水口12とが設けられている。
The
投射管本体9のオイル供給口7は、可撓性の給油管13及びポンプ(図示せず)を介して、オイルタンク(図示せず)に接続されると共に、それらの間には開閉コック、圧力ゲージ、圧力調整弁などが介設される。また、水冷ジャケット10の給水口11は、可撓性の給水管14及びポンプ(図示せず)を介して水タンク(図示せず)に接続され、排水口12は可撓性の排水管15、開閉コック、フィルター、ポンプ(図示せず)などを介して前記水タンクに接続されるようになっている。投射管本体9に供給するオイルとしては、石油又は重油を使用する。重油の場合はA重油が好ましい。
The oil supply port 7 of the projection tube
オイル投射器6を使用する時は、トンネル窯Aの所定箇所に側壁3及びその肉厚部3aを貫通して設けられた取付孔16にオイル投射器6を挿通して、その先端部が窯A内に突入するようにセットすればよく、しかしてこの状態で、投射管本体9に所定圧力のオイルを供給することによって、先端のノズル8からオイルOが図3に示すような弧状を成して台車2の炉床2b上に投射され、この投射中には水冷ジャケット10内に常温水Wが循環供給されていて、投射管本体9に供給されるオイルOが冷却されるようになっている。
When the
上記のような焼成用バーナー5と窯変用のオイル投射器6とが所定箇所に装備されるトンネル窯Aを使用して窯変瓦Kを製造するにあたっては、夫々所要枚数の瓦Kを搭載した台車2列の最後部を、プッシャーなどで押しながら、窯Aの入口からレール1の上を図1の矢印で示す方向にゆっくりとした速度で入れてゆき、そしてトンネル窯Aの中間部にある焼成用バーナー5によって図2の(a) に示すように各台車2上の瓦Kに対し焼成処理を施す。この焼成処理において、焼成用バーナー5の先端からは、十分な量の空気が混合した霧状のオイルが噴射され、しかしてこの霧状のオイルが燃焼するため、この焼成用バーナー5からの炎27は酸化炎となっており、この酸化炎によって焼成される瓦Kの温度は例えば1200℃程度である。
When manufacturing the kiln roof tile K using the tunnel kiln A equipped with the
トンネル窯A内に入ってゆっくり移動する先頭の台車2が焼成のための所定時間を経過することによって、その台車2の瓦Kの焼成処理を終える。なお、焼成用バーナー5は、そのまま後続の台車2上の瓦Kに対する焼成を継続する。この後、上記先頭の台車2がオイル投射器6の設置された位置に入って来た時点で、その先頭の台車2上に搭載された瓦Kに対して、オイル投射器6による窯変処理を開始する。
When the
この窯変処理においては、オイル投射器6の投射管本体9に所定圧力のオイルを供給することにより、投射管本体9先端のノズル8から、オイルOが、図3に示すような弧状を成して、焼成処理により加熱された状態にある台車2の炉床2b上に投射されて燃焼し、この炉床2b上で燃焼したオイルOの火炎17は、図2の(b) に示すように、ゆらゆらと揺らめきながら、台車2上に多段状に搭載された多数の瓦K・・・間を上方へと通過してゆき、こうして多数の瓦K・・・間を通過する火炎17によって各瓦Kに対し窯変処理が施される。窯変処理が施された窯変瓦Koを図9に示す。
In this kiln change processing, oil of a predetermined pressure is supplied to the
上記のようにして炉床2b上に弧状に投射されて燃焼した時のオイルOの火炎17は、一酸化炭素又は水素を含んで還元性を示す還元炎で、この還元炎17の温度が焼成用バーナー5の火炎27の温度よりも低いために、この還元炎17によって瓦Kは寸法誤差なく窯変されることになる。この還元炎17によって窯変される時の瓦Kの温度は、焼成時の温度(例えば1200℃)よりも低い例えば1100℃程度である。このような還元炎17によって窯変される窯変瓦Koは、瓦Kの成分中の鉄分が揺らめく火炎17との接触により部分的に強弱の還元炎で変色することによって形成されるもので、図9に示す一実施形態のように、瓦全体の地色である薄い茶色部分aの中に、この茶色部分aよりやや濃い茶色部分bが複数箇所形成され、さらにこの茶色部分bより若干濃い茶色部分cが複数箇所形成され、その茶色部分cよりさらに濃い茶色部分dが複数箇所形成されることにより、これら複数種類の茶色部分a〜dからなる例えば斑模様を呈するような窯変瓦Koとなる。
The
このオイル投射器6による窯変処理においては、投射管本体9がオイル冷却手段としての水冷ジャケット10により常時水冷されていて、トンネル窯A内部に突入する投射管本体9の先端部側も常時冷却された状態にあるから、オイルOは、ノズル8から吐出して炉床2b上に投射されるまで燃焼することがなく、従って炉床2b上での燃焼により確実に還元炎17を生ずることができる。
In the kiln changing process by the
図4は、図1及び図2に示すトンネル窯Aと同様なトンネル窯Bと、このトンネル窯B内で焼成処理された瓦Kを搭載した台車2に被せて窯変処理を行なうためのカプセルCとを示したもので、(a) は平面図、(b) は側面図である。トンネル窯Bは、窯変用のオイル投射器6を装備していない点を除いて、図1及び図2に示すトンネル窯Aと同じ構造であり、台車2及びこれに搭載される瓦Kの段積み構造体Rも図1及び図2に示される実施形態と同じであり、従って同一構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
FIG. 4 shows a capsule for performing a kiln changing process on a tunnel kiln B similar to the tunnel kiln A shown in FIGS. 1 and 2 and a
カプセルCは、図5に示すように、台車2に被せられて、台車2に搭載された瓦Kの段積み構造体Rをすっぽり覆うように前後左右の側壁部28,28,29,29と天井壁部30とからなる箱形のもので、左右側壁部29,29の下端部に肉厚部29a,29aが形成され、各肉厚部29aには、図1及び図2の実施形態に示されるものと同じオイル投射器6が側壁部29及び肉厚部29aを横方向に貫通した状態で設置されている。また、天井壁部30には排気口31が複数箇所に設けられている。
As shown in FIG. 5, the capsule C is placed on the
従って、図4及び図5に示す実施形態においては、トンネル窯Bの出口側近くにある焼成用バーナー5によって各台車2上の瓦Kに焼成処理を施し、この焼成処理を終え瓦Kを搭載した台車2がトンネル窯Bの出口Eを出た所定箇所において、図4の(a) ,(b) に示すように、台車2の上方よりカプセルCが下降してきて、台車2の炉床2b上に被せられる。なお、トンネル窯Bの出口Eとカプセル下降位置との間には、トンネル窯Bの出口Eを出た台車2上の瓦Kが急に冷えないように保護するための保護室Qを設けるとよい。
Therefore, in the embodiment shown in FIG. 4 and FIG. 5, the tile K on each
上記のようにトンネル窯Bを出た台車2にカプセルCが被せられた後、この台車2上に搭載された瓦Kに対し、カプセルCに装備されたオイル投射器6による窯変処理を開始する。この場合の窯変処理も、図1及び図2の実施形態と同様に、オイル投射器6の投射管本体9に所定圧力のオイルを供給することによって、投射管本体9先端のノズル8から、オイルOが、図3に示すような弧状を成して、焼成処理により加熱された状態にある台車2の炉床2b上に投射されて燃焼し、この炉床2b上で燃焼したオイルOの火炎17は、図5 に示すように、ゆらゆらと揺らめきながら、台車2上に多段状に搭載された多数の瓦K・・・間を上方へと通過してゆき、こうして多数の瓦K・・・間を通過する火炎17によって各瓦Kに対し窯変処理が施されるようになっている。
After the capsule C is put on the
図6はオイル投射器6を装備した単窯Dを示す。この単窯Dは、床Fに立設された前後左右の周側壁33と、天井壁34とからなるもので、周側壁33の所要部には扉付き出入り口(図示せず)が設けられると共に、周側壁33の所要高さ位置に複数個の焼成用バーナー(図示せず)が設置され、また周側壁33の下端部には図1及び図2の実施形態に示されるものと同じ複数個のオイル投射器6が側壁部33を横方向に貫通して設置されている。また、単窯D内部の床Fの中央部には多孔状又は格子状の炉床32が形成されると共に、炉床32の下方には漏斗状の排気口35が形成され、この排気口35の出口側には排気用の吸引ファン(図示せず)が設けられ、さらに炉床32の周囲には炉壁36が所要高さに周設されている。また炉床32上には瓦Kの段積み構造体Rが配置される。
FIG. 6 shows a single kiln D equipped with an
このような単窯Dによる瓦Kの製造において、図示は省略するが、焼成用バーナーによる段積み構造体Rの瓦Kに対する焼成処理を終了した後、図1〜図4の実施形態の場合と同様に、オイル投射器6による窯変処理を行なう。即ち、オイル投射器6の投射管本体9に所定圧力のオイルを供給することによって、投射管本体9先端のノズル8から、オイルOが、図6に示すような弧状を成して、焼成処理により加熱された状態にある炉壁36の外面36aに投射されて燃焼し、この炉壁外面36aで燃焼したオイルOの火炎17は、図6に示すようにゆらゆらと揺らめきながら段積み構造体Rを包み込むように流動しつつ多数の瓦K・・・間を通過して、下方の多孔状又は格子状炉床32から排気口35へと向かう。こうして段積み構造体Rの多数の瓦K・・・間を通過する火炎17によって各瓦Kに対し窯変処理を施すことができる。
In the manufacture of the roof tile K by such a single kiln D, although illustration is omitted, after finishing the firing treatment for the roof tile K of the stacked structure R by the firing burner, the case of the embodiment of FIGS. Similarly, the kiln change process by the
図7及び図8はオイル投射器6を装備したシャットル窯Sを示したもので、図7の(a) は平面図、(b) は側面図、図8の(a) は図7の(a) のM−M線拡大断面図、(b) は図7の(a) のN−N線拡大断面図である。このシャットル窯Sは、図7及び図8に示すように、床Fに立設された左右の側壁37,37と、両側壁37,37の上端部をつなぐ天井壁38と、一端側の閉塞壁39と、他端側の出入り口40に取り付けられた開閉扉41とからなる密閉可能な窯で、窯S内の床F上には台車2を走行させるレール1が敷設されると共に、このレール1は、窯Sの一端側から他端側の出入り口40を通ってシャットル窯Sの長さよりも長く敷設されている。
FIGS. 7 and 8 show a shuttle kiln S equipped with an
このシャットル窯S内には、段積み構造体Rの瓦Kを搭載し、レール1に沿って走行する所要台数の台車2、ここでは例えば4台の台車2を出入り口40より入れて、開閉扉41を閉じた状態で、台車2上に搭載した瓦Kに対し焼成処理とその後の窯変処理とが施されるようになっている。
In this shuttle kiln S, roof tiles K of stacked structures R are mounted, and a required number of
このシャットル窯Sの左右側壁37,37には、中に入っている台車2上の段積み構造体Rの瓦Kに焼成処理を施すための焼成用バーナー5が、図8の(a) に示すように一方側の側壁37では高位置に、他方側の側壁37では低位置に夫々設置されると共に、同じく中に入っている台車2上の段積み構造体Rの瓦Kに窯変処理を施すためのオイル投射器6(図3参照)が、低位置に設置されている焼成用バーナー5と同じ高さ位置に設置されている(図8の(b) 参照)。また図7の(a) ,(b) に示すように、シャットル窯Sの閉塞壁39には排気用ダクト42が設けてある。
On the left and
このシャットル窯Sの左右各側壁37は、鋼板製の外板37aと、この外板37aの内側に配設された耐熱ウール37bとによって形成され、また天井壁38も同様に、鋼板製の外板38aと、この外板38aの内側に配設された耐熱ウール37bとによって形成されている。開閉扉41は、詳細な図示は省略するが、側壁37及び天井壁38と同様な構造からなるものである。台車2及び段積み構造体Rについては、図1及び図2に示すトンネル窯Aと同じ構造である。また、各台車2の左右各外端面から垂下した鉄板製シール板43を、窯Sの側壁37の内側面下端部に設けた砂溜44内の砂45に突入させることによって、各台車2の炉床2bと窯Sの側壁37との間のシールを確保している。
The left and
上記のように構成されるシャットル窯Sの使用による瓦Kの製造にあたっては、図7に示すように、夫々瓦Kの段積み構造体Rを搭載した例えば4台の台車2…を窯S内に引き込み、開閉扉41を閉じて窯Sの内部を密閉状態とした後、窯Sの左右両側壁37,37に設置した焼成用バーナー5によって各台車2上の瓦Kに対し焼成処理を施す。この焼成処理においては、図8の(a) に示すように、高位置側のバーナー5から放射される火炎27と低位置側のバーナー5から放射される火炎27によって窯S内で対流を生じながら、その火炎(酸化炎)27の高熱によって各台車2上の瓦Kが焼成される。この酸化炎27によって焼成される瓦Kの温度は例えば1200℃程度である。
In the production of the tile K by using the shuttle kiln S configured as described above, for example, four
こうして焼成用バーナー5により各台車2上の瓦Kに対し焼成処理を所定時間行なった後、各バーナー5を止めて、オイル投射器6による窯変処理を行なう。即ち、オイル投射器6の投射管本体9に所定圧力のオイルを供給することによって、投射管本体9先端のノズル8から、オイルOが、図8の(b) に示すような弧状を成して、焼成処理により加熱された状態にある台車2の炉床2b上に投射されて燃焼し、この炉床2b上で燃焼したオイルOの火炎17は、ゆらゆらと揺らめきながら、台車2上に多段状に搭載された多数の瓦K・・・間を上方へと通過してゆき、しかして多数の瓦K・・・間を通過する火炎17によって各瓦Kに対し窯変処理が施される。
In this way, after firing the roof K on each
オイル投射器6による窯変処理を終えた後、窯Sの開閉扉41を開けて、図7の(a) ,(b) に仮想線で示すように内部の台車2…を窯Sから引き出し、所定の場所へ移動させればよい。
After finishing the kiln changing process by the
以上実施形態では、瓦Kの窯変処理について説明したが、タイルを窯変させる場合も、上述した実施形態の瓦Kの窯変処理と全く同様である。 In the above embodiment, the kiln changing process for the tile K has been described. However, when the tile is changed to the kiln, it is exactly the same as the kiln changing process for the tile K according to the above-described embodiment.
A トンネル窯
B トンネル窯
C カプセル
D 単窯
S シャットル窯
K 瓦
Ko 窯変瓦
O オイル
W 水
1 レール
2 台車
5 焼成用バーナー
6 窯変用のオイル投射器
7 投射管本体のオイル供給口
8 投射管本体のノズル
9 投射管本体
10 水冷ジャケット(オイル冷却手段)
11 給水口
12 排水口
17 火炎
A Tunnel kiln B Tunnel kiln C Capsule D Single kiln S Shuttle kiln K Tile Ko Kiln roof tile O
11
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---|---|
JP (1) | JP2008127272A (en) |
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