JP2008126234A - スポット溶接装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の電流値だけでなく幅広い電流領域で複数の電流値が設定されても最適な巻数比が自動的に設定されることによって、設置環境、据付状態等に起因して損失がばらついても教示した溶接電流を得ることのできるスポット溶接装置を提供する。
【解決手段】スポット溶接ガンの溶接トランスに入力される1次電流と、スポット溶接ガンに出力される2次電流である溶接電流とを電流検出手段によって検出する。溶接電流と巻数比との対応関係を定めるためのテーブルを備え、テーブル内に予め定めた複数の溶接電流設定値に基づいてテスト通電を行い、1次電流と溶接電流の各々の検出値に基づいて実質的な巻数比を算出し、テーブル内に予め定められた設計仕様上の巻数比を補正する。溶接条件の教示に際しては、入力された溶接電流に応じてテーブルから実質的な巻数比を算出して教示データとして自動設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スポット溶接ロボットの手首部に取り付けられたスポット溶接ガンを加圧・通電動作させるスポット溶接装置に関するものである。
従来から、自動車の製造ライン等で使用されるティーチングプレイバック方式のスポット溶接装置が知られている。スポット溶接装置は、溶接トランスが備えられたスポット溶接ガンを把持するマニピュレータ、このマニピュレータの動作及びスポット溶接ガンの電極チップの開閉動作を制御するロボット制御装置、スポット溶接ガンに対して溶接電流の供給制御、加圧通電時間の制御等を行うタイマコンタクタから大略構成される。そして、ロボット制御装置に接続されたティーチペンダントから、溶接電流、溶接トランスの巻数比、加圧力、通電時間等の溶接条件を入力してタイマコンタクタを制御することによってスポット溶接ガンを加圧・通電動作させてワークに対するスポット溶接を行う。
タイマコンタクタは、教示された溶接電流と巻数比とに基づいて1次電流を算出して溶接トランスに供給する。溶接トランスは供給された1次電流を2次電流に変換する。この2次電流が溶接電流としてスポット溶接ガンの電極部に供給される。なお、タイマコンタクタは自身で1次電流を検出するとともに、安定した1次電流が供給できるようフィードバック制御を行っている。
ところで、溶接条件として教示する巻数比は、溶接トランスの設計仕様上の巻数比(以下、仕様値という。)を使用するのが一般的である。ところが、仕様値を使用した場合、溶接トランスの鉄損等、各種損失の影響によって教示した2次電流(溶接電流)が得られないという問題があった。
この問題を解決するために、従来は、スポット溶接装置の据え付け後の調整作業時に、溶接トランスの2次側にあたるスポット溶接ガンの適当な部位に電流センサを一時的に取り付け、テスト通電した際の1次側及び2次側の電流値から実際の巻数比(2次電流÷1次電流)を算出する。そして、溶接工程においては2次側の電流センサを取り外し、巻数比として仕様値ではなく算出した実際の巻数比を使用することによって教示した溶接電流が出力されるようにしている。
なお、電流センサを調整作業時にのみ取り付け、溶接工程で取り外す理由は、以下に述べるとおりである。スポット溶接ガンはマニピュレータに取り付けられているために、マニピュレータの動作に伴って移動する。スポット溶接ガンに取り付けた電流センサには、電流値を電流検出器に取り込むためのケーブルが接続されている。このケーブルもまた、マニピュレータの動作に伴って激しく引き回されてしまう。大地に固定された定置式のスポット溶接装置であれば2次側に電流センサを常設しておいてフィードバック制御を行うことも可能であるが、マニピュレータにスポット溶接ガンを取り付けた移動式のスポット溶接装置の場合は、上記した理由から2次側の電流センサは常設せずに調整作業時にのみ取り付け、溶接工程で取り外すという手段を講じているのである。
上記したように、溶接トランスの2次側の電力は1次側の電力から各種損失を差し引いた値となるために、この損失を考慮した実際の巻数比を算出し、溶接条件として教示することによって、正確な溶接電流を得ることができるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−076371号公報
しかしながら、特許文献1においては、特定の溶接電流値のみを使用して通電した際の溶接トランスの1次側及び2次側の電流値から実際の巻数比を算出している。ところが、溶接工程において作業者が設定する溶接電流値は、特定の値ではなく低い電流値であったり高い電流値であったりと、その範囲は幅広いことが多い。低い電流値と高い電流値のそれぞれで通電した場合、設置環境、据付状態等によって損失が異なるので、特定の溶接電流値のみで実際の巻数比を算出して使用していたとしても、教示した溶接電流が得られないという課題を依然有していた。
本発明は、特定の溶接電流値だけでなく溶接電流値が幅広い範囲で複数設定されても、最適な巻数比が自動的に設定されることによって、設置環境、据付状態等に起因して損失がばらついても教示した溶接電流を得ることのできるスポット溶接装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明は、溶接電流及び溶接トランスの巻数比を含む予め教示された溶接条件に従ってスポット溶接ロボットの手首部に取り付けられたスポット溶接ガンを加圧・通電動作させるスポット溶接装置において、
1次電流を検出するための1次電流検出手段と、
2次電流である溶接電流を検出するためにテスト通電時にのみ取り付けられる溶接電流検出手段と、
前記溶接電流と前記巻数比との対応関係を定めるための溶接電流−巻数比テーブル記憶部と、
予め定めた複数の溶接電流設定値に基づいて前記テスト通電を行い、前記溶接電流の検出値と前記1次電流の検出値とによって巻数比を算出して前記溶接電流−巻数比テーブルを補正する巻数比補正部と、
前記溶接条件の教示に際し、入力された前記溶接電流に応じて前記溶接電流−巻数比テーブルから巻数比を算出して設定する巻数比算出設定部と、
を備えたことを特徴とするスポット溶接装置である。
第2の発明は、前記巻数比補正部は、1回の加圧動作で前記溶接電流設定値を自動的に順次変化させて通電し巻数比を算出することを特徴とする第1の発明記載のスポット溶接装置である。
第3の発明は、前記複数の溶接電流設定値は、最小電流値、最大電流値及び調整間隔を指定することによって自動的に算出されることを特徴とする第1〜2の発明記載のスポット溶接装置である。
第4の発明は、前記巻数比算出設定部は、前記溶接条件の教示に際し、選択された前記スポット溶接ガンに応じた前記溶接電流−巻数比テーブルを選択するとともに、入力された前記溶接電流に応じて前記溶接電流−巻数比テーブルから巻数比を算出して設定することを特徴とする第1〜3の発明に記載のスポット溶接装置である。
第1の発明によれば、溶接電流が幅広い範囲で複数指定されても、最適な巻数比が自動的に設定されるようにしたので、設置環境、据付状態等に起因して損失がばらついても常に教示した溶接電流を得ることができる。また、溶接電流を教示するだけで巻数比を自動的に算出する溶接電流−巻数比テーブルを備えている。溶接電流−巻数比テーブルの調整はスポット溶接装置の据え付け時にのみ行うだけよく、教示時に都度巻数比を設定する必要がないので、教示作業時間を低減することもできる。
第2の発明によれば、1回の加圧動作で巻数比の補正を行うようにしているので、第1の発明が有する効果に加えて、据え付け時に必要な調整を迅速に行うことができる。
第3の発明によれば、溶接電流−巻数比テーブルで指定する複数の溶接電流設定値は、最小電流値、最大電流値及び調整間隔を指定するだけで自動的に算出されるようにしているので、第1及び第2の発明が有する効果に加えて、作業工数を低減することができる。
第4の発明によれば、複数のスポット溶接ガンを切り替えて使用可能なスポット溶接ロボットの制御装置においても、第1〜第3の発明が有する効果を奏することができる。
[実施の形態1]
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1は、本発明におけるスポット溶接装置のブロック図である。同図において、スポット溶接装置80は、溶接トランス11が備えられたスポット溶接ガン12を把持するマニピュレータ10、マニピュレータ10の動作及びスポット溶接ガン12の電極チップ開閉動作を制御するロボット制御装置1、スポット溶接ガン12に対して溶接電流の供給制御を行うコンタクタ60から大略構成される。
ロボット制御装置1は、マニピュレータ10の動作を制御するロボット制御部20と、加圧通電時間等の溶接条件を制御する溶接タイマ30と、マニピュレータ10及びスポット溶接ガン12を教示操作する作業プログラムを作成するためのティーチペンダント40とを備えている。ロボット制御部20と溶接タイマ30とは、データバス50により接続されており、デュアルポートRAM51を介して互いにデータ通信できるように構成されている。なお、本実施例においては、従来のタイマコンタクタを溶接タイマ30とコンタクタ60とに分離してロボット制御装置1の内外にそれぞれ配置した実施形態としているが、もちろん溶接タイマとコンタクタとが一体になった従来のタイマコンタクタを使用してもよい。
ロボット制御部20は、マニピュレータ10の制御を司るCPU21と、CPU21を動作させるための制御ソフトウェアが格納されるROM22と、作業プログラム、溶接条件等の教示データが格納されるRAM23とを有する。CPU21は、入力される作業プログラムの教示内容に従って、マニピュレータ10及びスポット溶接ガン12の動作を制御するとともに、溶接タイマ30に対して溶接条件を送信する。
また、図示していないが、ロボット制御部20は、溶接電流と巻数比との対応関係を定めるための溶接電流−巻数比テーブル記憶部と、通電結果に基づいて巻数比を算出して溶接電流−巻数比テーブル内の巻数比を補正する巻数比補正部と、教示された溶接電流に応じて溶接電流−巻数比テーブルから巻数比を算出して設定する巻数比算出設定部とを備えている。これらの詳細については後述する。
溶接タイマ30は、溶接条件の制御を司るCPU31と、CPU31を動作させるための制御ソフトウェアが格納されるROM32と、ロボット制御部20からデュアルポートRAM51を介して受け取った溶接条件等が格納されるRAM33とを有する。CPU31は、ロボット制御部20から受け取った溶接条件から、スポット溶接ガン12に供給される溶接電流、加圧通電時間等の制御を行う。コンタクタ60は、CPU31の指令に基づいてスポット溶接ガン12が直結された溶接トランス11へ電力供給を行う。
ティーチペンダント40は、ロボット制御部20に接続されており、入力手段としての操作入力部41と表示画面42とを有する。ティーチペンダント40は、操作入力部41から、溶接電流、加圧通電時間、巻数比等の溶接条件を入力することができ、表示画面42に溶接結果等を表示できるように構成されている。
電流センサ61及びADコンバータ63は、1次電流を検出するための1次電流検出手段である。電流センサ61で検出された1次電流値はケーブルを介してロボット制御部20のADコンバータ63に送信される。1次電流値はAD変換されてデジタル値としてロボット制御部20での演算に用いられる。
電流センサ62及びADコンバータ64は、2次電流である溶接電流を検出するための溶接電流検出手段である。電流センサ62で検出された溶接電流値はケーブルを介してロボット制御部20のADコンバータ64に送信される。溶接電流値はAD変換されてデジタル値としてロボット制御部20での演算に用いられる。なお、この溶接電流検出手段は、スポット溶接装置80の据え付け後の調整作業時にのみ取り付けておく。
次に、調整作業時に行われる巻数比の補正方法について説明する。
まず、溶接電流と巻数比との対応関係を定めるための溶接電流−巻数比テーブル(以下、単にテーブルという)を作成する。図2は、溶接電流−巻数比テーブル記憶部に作成されるテーブルの一例である。同図に示すように、テーブルは、溶接電流設定値とそれに対応する巻数比とをセットにして複数登録できるデータフォーマットになっている。作業者は、まず溶接施工時に使用する溶接電流領域及び調整間隔を決定する。例えば、溶接電流領域を5000〜15000A、調整間隔を500Aに決定する。そして、入力に際しては、図1で示したティーチペンダント40を用い、最小電流値として5000A、最大電流値として15000A、調整間隔として500Aを入力すればよい。入力が完了すると、図示するように5000A〜15000Aの間が500A刻みで算出されて溶接電流設定値としてテーブルに記憶される。続いて、溶接電流設定値に対応する仮の巻数比として仕様値を入力する。仕様値は溶接電流設定値毎に複数入力する必要はなく、1回入力すれば図示するように巻数比が各溶接電流設定値に対応して記憶される。
次に、テスト通電を行ってテーブルの巻数比を補正する。巻数比の補正は、巻数比補正部としての巻数比補正プログラムを起動することによって行われる。図3は、巻数比補正プログラムのフローチャートである。同図において、マニピュレータ10を加圧通電できる位置まで手動で誘導する、安全を確保する等の前準備については省略している。以下、上記前準備が全て完了しているものとして説明する。
同図のステップS1において、スポット溶接ガンの電極チップを作動させて加圧動作を行う。
ステップS2において、テーブルに記憶された最初の溶接電流設定値と巻数比とのセットを読み出し、溶接タイマ30に指令を与えて電極チップ間を通電する。
ステップS3において、コンタクタ60の電流センサ61で検出した一次電流値、及びスポット溶接ガン12に取り付けた電流センサ62で検出した二次電流値としての溶接電流値をそれぞれのADコンバータ63、64を介して読み出す。
ステップS4において、読み出した一次電流値と溶接電流値とによって実際の巻数比を算出する。すなわち、(溶接電流値÷1次電流値)の計算結果を巻数比とする。
ステップS5において、算出した巻数比をテーブルの対応する位置に記憶する。これで最初の溶接電流設定値に対応した巻数比が、仕様値から実際の巻数比に補正されたことになる。
ステップS6において、テーブル内の全ての溶接電流設定値について巻数比の補正を完了したか否かを判定する。完了していない場合は、ステップS2に戻り、次の溶接電流設定値と巻数比のセットを溶接条件として通電し、巻数比の算出及びテーブルの補正を継続する。完了している場合は、ステップS7に移り、加圧動作を終了してスポット溶接ガンの電極チップを開放する。
このように、1回の加圧動作によってテーブルに記憶された複数の溶接電流設定値を自動的に順次変化させて通電して巻数比を算出していく。巻数比の補正が完了すると、図4で示すように溶接電流設定値毎に対応する実際の巻数比が全て記憶されたテーブルが完成する。
次に、溶接条件の教示の際に、巻数比算出設定部において巻数比が自動的に算出される動作を説明する。
テーブルの作成が完了すれば、溶接電流・巻数比のデータ間を1次式でつなぐことで、溶接電流と巻数比の関係を容易に求めることが可能である。したがって、作業者が溶接条件の教示の際に溶接電流値を入力したときに、1次式によって容易に巻数比を算出することができる。例えば、図4で示したテーブルの場合、溶接電流値として5100Aが入力された場合は、「溶接電流値:5000A、巻数比:35.0」と「溶接電流値:5500A:巻数比36.0」とを入力として算出される一次式に当てはめることができる。すなわち、巻数比として「35.2」を容易に求めることができる。算出した巻数比は教示データとして自動的に設定されるようにしておく。
このように、溶接電流が幅広い範囲で複数指定されても、最適な巻数比が自動的に設定されるようにしたので、設置環境、据付状態等に起因して損失がばらついても常に教示した溶接電流を得ることができる。また、溶接電流を教示するだけで巻数比を自動的に算出する溶接電流−巻数比テーブルを備えている。溶接電流−巻数比テーブルの調整はスポット溶接装置の据え付け時にのみ行うだけよく、教示時に都度巻数比を設定する必要がないので、教示作業時間を低減することもできる。
また、1回の加圧動作で巻数比の補正を行うようにしているので、据え付け時に必要な調整を迅速に行うことができる。
また、溶接電流−巻数比テーブルで指定する複数の溶接電流設定値は、最小電流値、最大電流値及び調整間隔を指定するだけで自動的に算出されるようにしているので、作業工数を低減することができる。
[実施の形態2]
近年では、1台のロボット制御装置によって複数のスポット溶接ガンを切り替えて使用するケースも少なくない。図5は、複数のスポット溶接ガンの切り替えを示す図である。同図において、スポット溶接ガン12を取り付けたマニピュレータ10、溶接トランス11は、図1と同符号を付与した同一のものであり、図1と同様、マニピュレータ10はロボット制御装置1へ、溶接トランス11はコンタクタ60に、それぞれ接続されている。
複数のスポット溶接ガン12A、12B、12Cは、ツールチェンジャ25で切り替えることが可能であり、あるときはスポット溶接ガン12Aを、そしてまたあるときはスポット溶接ガン12Bを、といったようにワークの相違、目的等に応じて使い分けている。
上記のような、1台のロボット制御装置によって複数のスポット溶接ガンを切り替えて使用するケースにおいては、スポット溶接ガン毎にテーブルを備える構成としておけばよい。図6は、スポット溶接ガンとテーブルとの関係を示す図である。同図に示すようにスポット溶接ガン12Aに対応するテーブル13A、スポット溶接ガン12Bに対応するテーブル13B、スポット溶接ガン12Cに対応するテーブル13Cをそれぞれ作成できるようにしておく。具体的には、スポット溶接ガンに(1)、(2)、(3)等の番号を付与しておき、同様の番号をテーブルにも付与して溶接電流−巻数比テーブル記憶部24に識別可能に記憶しておく。そして、巻数比の補正の際には、選択されたスポット溶接ガン12A〜12Cに応じたテーブル13A〜13Cのいずれかを選択して巻数比を補正する。
溶接条件の教示に際しては、まず選択されたスポット溶接ガン12A〜12Cに応じたテーブル13A〜13Cを選択し、次に入力された溶接電流に応じて、選択されたテーブルから巻数比を算出して自動的に設定するようにしておく。
このように、複数のスポット溶接ガンを切り替えて使用可能なスポット溶接装置においても、第1〜第3の発明が有する効果を発揮することができる。
本発明におけるスポット溶接装置のブロック図である。 溶接電流−巻数比テーブル記憶部に作成されるテーブルの一例である。 巻数比補正プログラムのフローチャートである。 溶接電流設定値毎に対応する実際の巻数比が全て記憶されたテーブルである。 複数のスポット溶接ガンの切り替えを示す図である。 複数のスポット溶接ガンを切り替えて使用する場合のスポット溶接ガンとテーブルとの関係を示す図である。
符号の説明
1 ロボット制御装置
10 マニピュレータ
11 溶接トランス
12 スポット溶接ガン
12A スポット溶接ガン
12B スポット溶接ガン
12C スポット溶接ガン
13A テーブル
13B テーブル
13C テーブル
20 ロボット制御部
21 (ロボット制御部の)CPU
22 (ロボット制御部の)ROM
23 (ロボット制御部の)RAM
24 溶接電流−巻数比テーブル記憶部
25 ツールチェンジャ
30 溶接タイマ
31 (溶接タイマの)CPU
32 (溶接タイマの)ROM
33 (溶接タイマの)RAM
40 ティーチペンダント
41 操作入力部
42 表示画面
50 データバス
51 デュアルポートRAM
60 コンタクタ
61 電流センサ
62 電流センサ
63 ADコンバータ
64 ADコンバータ
80 スポット溶接装置


Claims (4)

  1. 溶接電流及び溶接トランスの巻数比を含む予め教示された溶接条件に従ってスポット溶接ロボットの手首部に取り付けられたスポット溶接ガンを加圧・通電動作させるスポット溶接装置において、
    1次電流を検出するための1次電流検出手段と、
    2次電流である溶接電流を検出するためにテスト通電時にのみ取り付けられる溶接電流検出手段と、
    前記溶接電流と前記巻数比との対応関係を定めるための溶接電流−巻数比テーブル記憶部と、
    予め定めた複数の溶接電流設定値に基づいて前記テスト通電を行い、前記溶接電流の検出値と前記1次電流の検出値とによって巻数比を算出して前記溶接電流−巻数比テーブルを補正する巻数比補正部と、
    前記溶接条件の教示に際し、入力された前記溶接電流に応じて前記溶接電流−巻数比テーブルから巻数比を算出して設定する巻数比算出設定部と、
    を備えたことを特徴とするスポット溶接装置。
  2. 前記巻数比補正部は、1回の加圧動作で前記溶接電流設定値を自動的に順次変化させて通電し巻数比を算出することを特徴とする請求項1記載のスポット溶接装置。
  3. 前記複数の溶接電流設定値は、最小電流値、最大電流値及び調整間隔を指定することによって自動的に算出されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスポット溶接装置。
  4. 前記巻数比算出設定部は、前記溶接条件の教示に際し、選択された前記スポット溶接ガンに応じた前記溶接電流−巻数比テーブルを選択するとともに、入力された前記溶接電流に応じて前記溶接電流−巻数比テーブルから巻数比を算出して設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスポット溶接装置。


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