JP2008124967A - イーサoamスイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】OAMパケットの挿入を行ったとしても、Egress側イーサOAM部におけるパケット遅延が発生すること無いイーサOAMスイッチ装置を提供する。
【解決手段】イーサOAMスイッチ装置は、イーサOAMパケットの挿入を行うEgress側イーサOAM部40と、スイッチ部30とを備えている。スイッチ部30は、所定のタイミングでパケット間において、イーサOAMパケットの挿入を行うことができる空き間隔を設けることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、イーサOAMスイッチ装置に係る発明であり、特に、イーサOAMパケットの挿入を行うことができるイーサOAMスイッチ装置に関する。
イーサOAM(Ethernet(登録商標) Operation And Maintenance)スイッチ装置は、LANに広く用いられているイーサネット(登録商標)を、キャリアクラスに適用するために普及しつつある。ここで、イーサOAMスイッチ装置は、少なくとも、Ingress側イーサOAM部、スイッチ部、Egress側イーサOAM部とを備えている。IEEE802.1agおよびITU−T Y.1731で規定される当該イーサOAMスイッチ装置では、可変長・可変間隔のイーサネット(登録商標)パケット(以下、単にパケットと称する)が対象となっている。また、従来では、Egress側イーサOAM部が、スイッチ部から随時送信されてきたパケットを一時的に保持(格納)するパケットメモリを有していた。
当該構成において、Egress側イーサOAM部においてイーサOAMパケットを挿入する場合には、当該イーサOAMパケットを挿入させるために、スイッチ部から送信されてくるパケットを上記パケットメモリが一時的に格納する。その後、Egress側イーサOAM部は、自機において生成したイーサOAMパケットを挿入する。その後、Egress側イーサOAM部は、パケットメモリに格納されていたパケットを随時読み出し、出力する。
しかし、上記イーサOAMパケットの挿入処理から分かるように、スイッチ部側から送信されてくるパケットをEgress側イーサOAM部において一時的に格納するため、Egress側イーサOAM部からのパケット出力が遅延してしまう。つまり、イーサOAMパケットが挿入されることにより、Egress側イーサOAM部では、当該イーサOAMパケット以降のパケットにおいて、パケット遅延が発生する。
ここで、パケット長が可変長であり、パケット間隔が可変であり、かつ最大パケット長が1500byte以上となるイーサOAMの場合、上記パケットメモリのバッファ溢れを避けるためには、大容量(たとえば、バースト性の許容時間が10msecの場合に、GbEインターフェース当たり最低でも10Mbit必要)のパケットメモリが必要となる。そして、パケットメモリの容量が大きくなると、それに比例して上記パケット遅延も大きくなる。
したがって、イーサOAMスイッチ装置では一般的に、Egress側イーサOAM部におけるパケット遅延が上記の如く大きく。よって、スイッチ部等でシェーピング機能(シェーパ機能)などで帯域を制限したとしても無意味となる。
さらに、従来のイーサOAMスイッチ装置の場合には、ATMのCLP(Cell Loss Priority)と異なり、挿入するパケットに優先度を付与する機能が無い。したがって、最高優先と分類されたパケットが上記イーサOAMパケットの挿入処理の際に、パケットメモリのバッファ溢れ等により廃棄されてしまう可能性が生じ得る。このため、スイッチ部におけるQoS(Quality of Service)機能が、有効に働かなくなるといった問題が生じる。
そこで、本発明は、イーサOAMパケットの挿入を行ったとしても、Egress側イーサOAM部におけるパケット遅延が発生すること無いイーサOAMスイッチ装置を提供することを目的とする。さらに好ましくは、イーサOAMパケットの挿入を行ったとしても、優先度の高いパケットが廃棄されてしまうことを防止できるイーサOAMスイッチ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のイーサOAMスイッチ装置は、イーサOAMパケットの挿入を行うEgress側イーサOAM部と、入力されてきたパケットを一時的に保持するパケットメモリを有しており、前記パケットメモリに保持されている前記パケットを順次読み出し、前記Egress側イーサOAM部に送信するスイッチ部とを、備えており、前記スイッチ部は、所定のタイミングで前記パケット間において、前記イーサOAMパケットの挿入を行うことができる空き間隔を設けることができる。
また、請求項7に記載のイーサOAMスイッチ装置は、第1のイーサOAMパケットの挿入を行うEgress側イーサOAM部と、入力されてきたパケットを一時的に保持するパケットメモリを有しており、前記パケットメモリに保持されている前記パケットを順次読み出し、前記Egress側イーサOAM部に送信するスイッチ部と、入力されてきた第2のイーサOAMパケットの検出を行い、前記スイッチ部の前段に配置されているIngress側イーサOAM部とを、備えており、前記Ingress側イーサOAM部は、空き間隔用パケットを生成し、当該空き間隔用パケットに対して所定の優先度情報を付すことができ、既に優先度情報が付されている前記パケットおよび、前記所定の優先度情報が付された前記空き間隔用パケットを前記スイッチ部に送信し、前記スイッチ部は、前記優先度情報および前記所定の優先度情報に従って、前記メモリパケットから前記パケットおよび前記空き間隔用パケットを順次読み出すことにより、所定のパケット間に前記空き間隔用パケットを配置させることができ、前記Egress側イーサOAM部40は、前記空き間隔用パケットを廃棄、当該廃棄により生じた空き間隔に、前記第1のイーサOAMパケットを挿入する。
本発明の請求項1に記載のイーサOAMスイッチ装置は、イーサOAMパケットの挿入を行うEgress側イーサOAM部と、入力されてきたパケットを一時的に保持するパケットメモリを有しており、前記パケットメモリに保持されている前記パケットを順次読み出し、前記Egress側イーサOAM部に送信するスイッチ部とを、備えており、前記スイッチ部は、所定のタイミングで前記パケット間において、前記イーサOAMパケットの挿入を行うことができる空き間隔を設けることができる。
このように、より前段のスイッチ部において上記空き間隔を設けているので、イーサOAMパケットを挿入したとしても、Egress側イーサOAM部において、パケット遅延が生じることを防止できる。
また、請求項7に記載のイーサOAMスイッチ装置は、第1のイーサOAMパケットの挿入を行うEgress側イーサOAM部と、入力されてきたパケットを一時的に保持するパケットメモリを有しており、前記パケットメモリに保持されている前記パケットを順次読み出し、前記Egress側イーサOAM部に送信するスイッチ部と、入力されてきた第2のイーサOAMパケットの検出を行い、前記スイッチ部の前段に配置されているIngress側イーサOAM部とを、備えており、前記Ingress側イーサOAM部は、空き間隔用パケットを生成し、当該空き間隔用パケットに対して所定の優先度情報を付すことができ、既に優先度情報が付されている前記パケットおよび、前記所定の優先度情報が付された前記空き間隔用パケットを前記スイッチ部に送信し、前記スイッチ部は、前記優先度情報および前記所定の優先度情報に従って、前記メモリパケットから前記パケットおよび前記空き間隔用パケットを順次読み出すことにより、所定のパケット間に前記空き間隔用パケットを配置させることができ、前記Egress側イーサOAM部40は、前記空き間隔用パケットを廃棄、当該廃棄により生じた空き間隔に、前記第1のイーサOAMパケットを挿入する。
このように、より前段のスイッチ部において所定のパケット間に空き間隔用パケットが挿入される。そして、当該空き間隔用パケットの位置にイーサOAMパケットを挿入(代入)する。したがって、イーサOAMパケットを挿入したとしても、Egress側イーサOAM部において、パケット遅延が生じることを防止できる。
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置の内部構成の一部を示すブロック図である。
図1に示すように、イーサOAMスイッチ装置は、Ingress(入力)側MAC(Media Access Control)部10、Ingress側イーサOAM部20、スイッチ部30、Egress(出力)側OAM部40、およびEgress側MAC部50を、少なくとも備えている。ここで、パケットは、Ingress側MAC部10からEgress側MAC部50の方向に向かって伝送される。
Ingress側MAC部10では、IEEE802.3で規定される入力側の処理(主に、パケットに付与されるFCS(Frame Check Sequence)や規定外のフレームのチェック等)を行う。
これに対して、Egress側MAC部50では、IEEE802.3で規定される出力側の処理(主に、パケットに対する、FCS、プリアンブルやSFD(Start Frame Delimiter)の付与等)を行う。
Ingress側イーサOAM部20では、入力側の処理として主に、イーサOAMパケット(第2のイーサOAMパケットと把握できる)の検出および他のノードとの接続性が正常か否か等の検出を行う。
これに対して、Egress側イーサOAM部40では、出力側の処理として主に、イーサOAMパケット(第1のイーサOAMパケットと把握できる)生成、および当該生成したイーサOAMパケットの挿入を行う。本発明では、Egress側イーサOAM部40は、後述する空き間隔にイーサOAMパケットを挿入する。
図1に基づいて、当該Egress側イーサOAM部40内の各ブロックの説明を行う。図1に示すように、Egress側イーサOAM部40は、イーサOAMパケット生成部41、イーサOAMパケットメモリ42、およびセレクタ43を少なくとも備えている。
イーサOAMパケット生成部41は、イーサOAMパケットの生成を行う部分である。ここで、イーサOAMパケットとは、IEEE802.1agおよびITU−TY.1731で規定されている、通信装置において必要とされるOAM機能を実現するためのパケットである。当該イーサOAMパケットとして、たとえば、ETH−LBパケット(ループバック機能により、ユーザの指示により両装置間の正常性を確認するためのパケット)やETH−CCパケット(接続性確認機能により、両装置間の正常性を常時確認するためのパケット)等がある。
イーサOAMパケットメモリ42は、イーサOAMパケットがイーサOAMパケット生成部41で生成された後、イーサOAMパケットの挿処理が行われるまでの間、当該生成されたイーサOAMパケットを一時的に保持(格納)する。
セレクタ43は、イーサOAMパケット生成部41から出力されるセレクト信号に基づいて、スイッチ部30から送信されてきたパケットおよびイーサOAMパケットを順次Egress側MAC部50に送信する。ここで、スイッチ部30から送信されてくるパケット群において、所定のパケット間に後述する空き間隔が存する場合には、イーサOAMパケットメモリ42からイーサOAMパケットが読み出され、当該空き間隔に当該イーサOAMパケットを挿入し、後段のEgress側MAC部50に出力する。
さて次に、スイッチ部30について説明する。スイッチ部30は、データリング層でネットワーク同士を接続するための部分である。なお、当該スイッチ部30の一般的な機能は、いわゆる周知のスイッチングハブで実現される機能と同じである。つまり、要約的に言えば、複数の入出力間の電気的な接続の変更を行う。
また、本発明では、スイッチ部30は、所定のタイミングでパケット間において、イーサOAMパケット(第1のイーサOAMパケットと把握できる)の挿入を行うことができる空き間隔(以下、単に空き間隔と称する)を設けることができる。
ここで、イーサネット(登録商標)では、パケットとパケットの間の間隔は一般的に可変であり、当該パケット間隔は、IFG(インターフレームギャップ)+プリアンブル+SFDで構成される。IFGの最小値は12byte(96bit)であり、最大値の規定は無い。プリアンブルは、7byte(固定)である。またSFDは、1byte(固定)である。したがって、一般的にはパケット間の間隔は、最小値20byteで、IFGのバイト数が増えると、これに応じて大きくなる。
これに対して、上記空き間隔は固定であり、以下のバイト数程度である。つまり、当該空き間隔は、イーサOAMパケットのパケット長(固定)+40byteである。ここで、当該「40byte」は、イーサOAMパケット一方端と先行するパケットの後端との間の間隔と、イーサOAMパケット他方端と後続するパケットの先端との間の間隔との合計(より具体的には、合計の最小値)である。なお、以降の各実施の形態においても、空き間隔(実施の形態5においては、空き間隔用パケットの廃棄後に生じる空き間隔)として、上記バイト長を採用することができる。
また、図1に示すように、スイッチ部30は、少なくとも1以上のパケットメモリ(Queue)31a〜31n、読み出し制御部32、およびセレクタ33を少なくと備えている。
当該パケットメモリ31a〜31nは、Ingress側イーサOAM部20から出力され、スイッチ部30に入力されてきたパケットを一時的に保持(格納)する部分である。たとえば、イーサOAMスイッチ装置において、一方の入力部と他方の入力部とから同時に、所定の出力部と電気的に接続すべき事象が生じたとする。当該場合には、いずれか一の入力部からのパケットを所定の出力部に伝送している間、残りの入力部からのパケットをパケットメモリ31a〜31nで一時的に格納しておく(なお、前述のパケット伝送終了後、当該格納されていたパケットの前記所定の出力部に対する伝送を開始する)。
また、IEEE802.1agおよびITU−T Y.1731で規定されるイーサOAM機能が適用されたイーサOAMスイッチ装置では、QoS機能を実現するために、スイッチ部30には複数のパケットメモリ31a〜31nが配設される。つまり、当該イーサOAMスイッチ装置では、スイッチ部30のパケットメモリ31a〜31nからのパケット読み出し時に、読み出し制御部32で上記IFGを増減させることにより、上記QoS機能やシェーパ機能を実現している。したがって、パケットメモリ31a〜31nの数が多くなるほど、高度なQoS機能を実現することができる。
ここで、上記各動作を可能せしめる観点から、パケットメモリ31a〜31nの容量は、最大で約数百MByteである。
なお、パケットに付されている優先度情報に応じて、各パケットは、異なるパケットメモリ31a〜31nにおいて一時格納される。たとえば、パケットメモリ31aには最も優先度の高いパケットが一時格納され、パケットメモリ31bには2番目に優先度の高いパケットが一時格納され、パケットメモリ31nには最も優先度の低いパケットが一時格納される。
読み出し制御部32は、上記したようにQoS機能等を実現するために、各パケットメモリ31a〜31nからパケットを読み出す制御、パケット間の間隔を増減する制御等を行っている。また、読み出し制御部32は、所定のタイミングでパケット間において、上記空き間隔を設ける制御も行う。読み出し制御部32のこれらの制御は、パケットメモリ31a〜31nからのパケットの読み出し時期を制御することにより実現される(たとえば、読み出し制御部32は、所定のタイミングでパケット間において上記空き間隔を設けることができるように、パケットの読み出し時期を制御する)。
ここで、全てのパケット間に上記空き間隔を設ける制御を行うと、ユーザデータのパケットのための有効帯域が削減してしまう。したがって、当該空き間隔の形成は、必要最小限の制御で行う必要である。たとえば、Egress側イーサOAM部40において空き間隔に挿入されるイーサOAMパケットの数が、10個/秒であると予め設定されていたとする。当該場合には、読み出し制御部32の制御の下、100msec毎に空き間隔が設けられる(各空き空間のバイト数は、上記の通り固定(一定)である)。
つまり、読み出し制御部32は、自機に予め設定されている設定情報に従って、パケットメモリ31a〜31nからのパケットの読み出し時期を制御することにより、上記空き間隔を設ける。
読み出し制御部32は、従来より、QoS機能やシェーパ機能を実現するために、帯域計算機能を有している。したがって、読み出し制御部32の多少の設計変更のみで、当該読み出し制御部32に上記空き間隔を設けるための制御機能(つまり、通常は帯域計算に基づいて可変であるパケット間の間隔を、100msec毎に上記空き間隔を設ける制御を行う機能)を追加することができる。
なお、読み出し制御部32の制御の下でパケットメモリ31a〜31nから読み出された各パケットは、セレクタ33を介して、Egress側イーサOAM部40に送信される。
上記のように、本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置では、スイッチ部30(より具体的には、読み出し制御部32)は、所定のタイミングでパケット間において上記空き間隔を設ける。その後スイッチ部30は、当該空き間隔を含めて各パケットを後段のEgress側イーサOAM部30に向けて出力する(図2の上段)。そして、Egress側イーサOAM部30は、当該空き間隔にイーサOAMパケット(第1のイーサOAMパケットと把握できる)を挿入する(図2の下段)。
したがって、図2に示すように、スイッチ部30から出力されるパケットに対して、Egress側OAM部40においてパケットが遅延が生じることが無い。
なお、比較のために、パケット遅延が生じる構成(図3に示す構成)について言及する。図3に示すイーサOAMスイッチ装置は、スイッチ部130(具体的に読み出し制御部132)の動作、およびEgress側イーサOAM部140(具体的にパケットメモリ144)の構成・動作の点において、図1のイーサOAMスイッチ装置と異なる。
つまり、図3に示す構成では、読み出し制御部132は、上記空き間隔を設ける機能を有していない。したがって、図4の上段に示すように、スイッチ部30からは、QoS機能およびシェーパ機能の観点から帯域調整された各パケットが出力される。そして、Egress側イーサOAM部140では、イーサOAMパケットを挿入すべき時期がきたら、当該挿入のために、パケットメモリ144で後続のパケットを一時格納する。そして、セレクタ143においてイーサOAMパケットを挿入した後、パケットメモリ144は格納していたパケットを出力する(図4の下段)。
図3に示すイーサOAMスイッチ装置の場合には、上記のようにイーサOAMパケットの挿入処理を行うので、図4に示すように、Egress側イーサOAM部において後続のパケットは遅延する。
これに対して、本実施の形態では、上記のように、Egress側イーサOAM部40の前段に配置されているスイッチ部30(読み出し制御部32)における空き間隔形成後、Egress側イーサOAM部40において、イーサOAMパケットを挿入している。したがって、図3に示したパケットメモリ144を具備しなくとも、当該イーサOAMパケットの挿入を行える。さらに、当該挿入を行ったとしてEgress側イーサOAM部40においてパケット遅延が発生しない(図2)。
なお、上記の通り、図1に示す構成では、上記パケットメモリ144を省略できるので、本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置では、装置コストの削減も図ることができる。
なお、上記空き間隔の形成は、パケットメモリ31a〜31nからの読み出し時に制御を行うため、空き帯域がない場合でもQoS機能によりパケットの廃棄を行い、空き間隔を設けることができる。したがって、通信ネットワークに対して悪影響を与えないることなく、またEgress側イーサOAM部40にて優先度を判定するといった機能を追加することなく、本実施の形態を実現可能である。
また、図1に示す構成では、パケット伝送方向において、Igress側MAC部10、Igress側イーサOAM部20が当該順に配設されており、同じくパケット伝送方向において、Egress側イーサOAM部40、Egress側MAC部50が当該順に配設されている。
しかし、MAC部とイーサOAM部との順序を逆にしても良い。つまり、パケット伝送方向において、Igress側イーサOAM部20、Igress側MAC部10の順の配設を採用しても良い。同様に、パケット伝送方向において、Egress側MAC部50、Egress側イーサOAM部40の順の配設を採用しても良い。
また、本実施の形態で示すパケットメモリ31a〜31n,42は、パケットを蓄積するためにある程度の容量が必要であり、FIFO等の小容量のメモリを示すものではない。
<実施の形態2>
図5は、本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置は、実施の形態1に係るイーサOAMスイッチ装置と下記の点において異なる。
つまり、本実施の形態では、スイッチ部30において上記空き間隔を設ける所定のタイミングは、Egress側イーサOAM部40から送信される空き位置要求信号により、制御することができる。
具体的に、イーサOAMパケット生成部41が、イーサOAMパケットを生成する。すると、当該イーサOAMパケットを挿入するための空き間隔を所定のパケット間に設ける旨の命令(これを空き位置要求信号と称する)を、イーサOAMパケット生成部41は読み出し制御部32に対して送信する。
ここで、たとえばイーサOAMパケットとしてETH−LBを挿入する場合には、読み出し制御部32は、ETH−LBを挿入すべきイベント時(通常は、ユーザからの外部指示を受けた時)に、上記空き位置要求信号を送信する。また、イーサOAMパケットとしてETH−CCを挿入する場合には、読み出し制御部32は、ETH−CCを挿入すべき周期の時(定周期であり、規定されている当該周期の最小値は3.3msec)に、上記空き位置要求信号を送信する。
当該空き位置要求信号を受信した読み出し制御部32は、空き位置要求信号の内容に従って、所定のパケット間に上記空き間隔が生成されるように、各パケットメモリ31a〜31nからのパケット読み出し時期を調整(制御)する。ここで、空き位置要求信号を送出してから実際に空き間隔が設けられるまでには、処理遅延などの関係で若干の遅延が生じる場合もある。当該遅延が生じる場合には、エラスティックストアなどによりタイミング調整を行う。
また、スイッチ部30で設けられた上記空き間隔には、イーサOAM部40においてイーサOAMパケットが挿入される。
なお、本実施の形態に係る読み出し制御部32は、空き位置要求信号に従って上記空き間隔を形成すると共に、実施の形態1で示すように、自機に設定されている設定条件に従い上記空き間隔を作成しても良い。他方、本実施の形態に係る読み出し制御部32は、空き位置要求信号を受信したときのみに、上記空き間隔を形成するように構成されていても良い。
上記のように、本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置では、スイッチ部30は、Egress側イーサOAM部40から送信される空き位置要求信号に従って、上記空き間隔を設けている。
つまり、空き位置要求信号を発信しているので、Egress側イーサOAM部40は、イーサOAMパケットの挿入時期を自機において予め認識することができる。したがって、図1に示すような、生成後のイーサOAMパケットを一時的に格納しておくイーサOAMパケットメモリ42を、本実施の形態に係るEgress側イーサOAM部40では省略することができる(図1で示したイーサOAMパケットメモリ42が削減されるので、イーサOAMスイッチ装置全体のコストダウンにも繋がる)。
なお、実施の形態1に係る構成において、イーサOAMパケットとしてETH−LBを採用することは容易であるが、イーサOAMパケットとしてETH−CCを採用することは容易ではない。しかし、実施の形態2に係る構成の場合には上記空き位置要求信号の送信が行われるので、イーサOAMパケットとしてETH−LBを採用することも、ETH−CCを採用することも容易である。
また、本実施の形態においても、QoS機能やシェーパ機能を実現するために帯域計算機能を有している読み出し制御部32を有効活用しているため、本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置を、より低コストにて提供することができる。
Egress側イーサOAM部40で任意の時間位置に空き位置要求を行うことにより、パケットの廃棄が発生しやすくなる可能性がある。ここで、上記空き間隔を設ける機能は、実施の形態1と同様にスイッチ部30のパケットメモリ31a〜31nでの読み出し制御を用いて実現される。そのため、QoS機能を実現した状態で実現可能で、イーサOAMパケットの挿入を実現することができる。したがって、IEEE802.1agで規定されているETH−CCの最小間隔である3.3msec周期に対しても適用可能である。
<実施の形態3>
図6は、本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置は、実施の形態2に係るイーサOAMスイッチ装置と下記の点において異なる。
つまり、本実施の形態では、Egress側イーサOAM部40から送出される空き位置要求信号には、優先度情報が含まれている。そして、当該空き位置要求信号を受信したスイッチ部30(より具体的には、QoS機能を有する読み出し制御部32)は、上記優先度情報に従った所定のタイミングで、上述した空き間隔を設ける。
たとえば、イーサOAMパケット生成部41において最高優先度のOAMパケットを生成したとする(当該最高優先度のOAMパケットとして、定期的に挿入する必要性があるETH−CC等が考えられる)。当該場合には、Egress側イーサOAM部40は(より具体的には、イーサOAMパケット生成部41)は、最高優先度を示す優先度情報を含む空き位置要求信号を生成し、送出する。
当該空き位置要求信号を受信したスイッチ部30(より具体的には、読み出し制御部32)は、当該最高優先度を示す優先度情報に従って(つまり、如何なるパケットの読み出しより優先して)所定のタイミングで上述した空き間隔を設ける。具体的に、当該空き位置要求信号を受信した読み出し制御部32は、その後直ぐに、いずれのパケットメモリ31a〜31nからのパケットの読み出しを一時停止する。そして、一定時間経過後、読み出し制御部32は、優先度高いパケットメモリ31a〜31nから順にパケットの読み出し処理を再開する。これにより、スイッチ部30では所定のパケット間に上記空き間隔を設けることができる。
他方たとえば、イーサOAMパケット生成部41において最低優先度のOAMパケットを生成したとする(当該最低優先度のOAMパケットとして、イベントドリブン的に挿入する必要性があるETH−LCKやETH−LB等が考えられる)。当該場合には、Egress側イーサOAM部40は(より具体的には、イーサOAMパケット生成部41)は、最低優先度を示す優先度情報を含む空き位置要求信号を生成し、送出する。
当該空き位置要求信号を受信したスイッチ部30(より具体的には、読み出し制御部32)は、当該最低優先度を示す優先度情報に従った所定のタイミングで上述した空き間隔を設ける。具体的に、当該空き位置要求信号を受信した読み出し制御部32は、より優先度高いパケットメモリ31a〜31nから順にパケットの読み出し処理を実施した後に、上記空き間隔を設ける。
また、たとえば、イーサOAMパケット生成部41において所定の優先度のOAMパケットを生成したとする(当該所定の優先度のOAMパケットは、読み出しの優先度が第2の優先度であるパケットと、読み出し優先度が第3の優先度であるパケットとの間に挿入されるとする)。当該場合には、Egress側イーサOAM部40は(より具体的には、イーサOAMパケット生成部41)は、当該所定の優先度を示す優先度情報を含む空き位置要求信号を生成し、送出する。
当該空き位置要求信号を受信したスイッチ部30(より具体的には、読み出し制御部32)は、上記所定の優先度を示す優先度情報に従った所定のタイミングで上述した空き間隔を設ける。つまり、当該空き位置要求信号を受信した読み出し制御部32は、読み出し優先度が第2の優先度であるパケットメモリからのパケットの読み出しを終了した後、読み出し優先度が第3の優先度以下である他のパケットメモリからのパケット読み出し処理を一時停止する。
そして、一定時間経過後、読み出し制御部32は、読み出し優先度が第3の優先度であるパケットメモリからのパケット読み出し処理を再開する。なお、読み出し優先度が第3の優先度であるパケットメモリからのパケットの読み出し処理が終了すると、次に、読み出し優先度が第4の優先度であるパケットメモリからのパケットの読み出しが実施される。以後、読み出し優先度の高いパケットメモリから順にパケットの読み出し処理が実施される。
当該読み出し制御部32の制御により、スイッチ部30では所定のパケット間(つまり、第2の優先度のパケットの最後と、第3の優先度のパケットの最初との間)に上記空き間隔を設けることができる。
本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置では、空き位置要求信号に優先度情報が含まれている。したがって、空き間隔を設けることにより、より優先度の高いパケットが廃棄されることを防止することができる。
つまり、空き位置要求信号に優先度情報を含めず、常に、空き間隔の設ける優先度が最も高い場合を想定する。すると、スイッチ部30からのパケット伝送の帯域最適化の観点から、パケットメモリ31a〜31nに蓄積されるパケットが必要以上に廃棄されてしまうことがある。
そこで、本実施の形態のように、空き位置要求信号に優先度情報を含めることにより、適正な優先度に従ったタイミングで空き間隔を設けることができる。したがって、所定のパケット間に空き間隔を設けることにより、優先度の高いパケットがむやみに廃棄されることを防止できる。つまり、イーサOAMパケットとユーザデータのパケットと間の優先度を適切に管理することができる。
<実施の形態4>
図7は、本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置は、実施の形態1に係るイーサOAMスイッチ装置と下記の点において異なる。
つまり、本実施の形態では、読み出し制御部32による制御では無く、バックプレッシャー機能を利用して、スイッチ部30において上記空き間隔を設ける。したがって、本実施の形態に係るEgress側イーサOAM部は、バックプレッシャー信号を送信する入力インターフェース46を備えており、本実施の形態に係るスイッチ部30は、当該バックプレッシャー信号を受信する出力インターフェース36を備えている。
ここで、各インターフェース36,46は、高速なLSI間のインターフェースであり、従来よりスイッチ装置に用いられているものである。バックプレッシャー機能を有する当該インターフェース36,46として、SPI−4.2インターフェースなどを採用することができる。
上記構成において、スイッチ部30(より具体的には、出力インターフェース36)は、Egress側イーサOAM部40の入力インターフェース46から送信されるバックプレッシャー信号を受信することにより、上記空き間隔を設ける。以下、本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置のより詳細な動作の説明を行う。
イーサOAMパケット生成部41が、イーサOAMパケットを生成する。すると、図8の2段目に示すように、入力インターフェース46は、後段の出力インターフェース36に対してハイレベルのバックプレッシャー信号を送信する。
当該バックプレッシャー信号を受信したスイッチ部30(出力インターフェース36)は、当該バックプレッシャー信号がハイレベルの間、パケットの送出を一時的に行わなくなる。そして、バックプレッシャー信号がローレベルに戻る時期同期して、出力インターフェース36は、パケットの送出を再開する。このように、一時パケットの送出を停止することにより、所定のパケット間に上記空き間隔を設けることができる(図8の上段参照)。
スイッチ部30で設けられた上記空き間隔には、イーサOAM部40においてイーサOAMパケットが挿入される(図8の下段参照)。
ここで、バックプレッシャー信号を発信しているので、Egress側イーサOAM部40は、イーサOAMパケットの挿入時期を自機において予め認識することができる。したがって、図1に示すような、生成後のイーサOAMパケットを一時的に格納しておくイーサOAMパケットメモリ42を、本実施の形態に係るEgress側イーサOAM部40では省略することができる(図1で示したイーサOAMパケットメモリ42が削減されるので、イーサOAMスイッチ装置全体のコストダウンにも繋がる)。
上記のように、本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置では、スイッチ部30は、入力インターフェース46から送信されるバックプレッシャー信号に従って、上記空き間隔を設けている。
したがって、従来から使用されているインターフェースおよびLSIを活用して、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
つまり、実施の形態1〜3の場合には、スイッチ部30の読み出し制御部32は、専用設計が必要となる。したがって、当該読み出し制御部32は、専用LSI等に空き空間を設けるための制御機能をインプリメントする必要がある。しかし、当該専用LSIの開発には費用を要する。
そこで、本実施の形態では、インターフェースのバックプレッシャー機能を利用して、上記空き間隔を設ける構成を採用する。当該構成により、Egress側イーサOAM部40からバックプレッシャー信号を送信すると、当該バックプレッシャー信号(ハイレベルと把握できる)を受信している期間、スイッチ部30はパケットを送出しなくなる。
したがって、Egress側イーサOAM部40が、所定の期間ハイレベルのバックプレッシャー信号を送出するだけで、以下の効果を発揮しつつ、実施の形態2と同様な効果を得ることができる。つまり、既に市販されているスイッチ部30のLSI(つまり、上記のような特別な設計を要さないLSI)および市販の各インターフェース36,46を使用しつつ、実時間性能良く、かつ専用LSIの開発費を要することなく、実施の形態2と同様な効果を得ることができる。
<実施の形態5>
図9は、本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置は、実施の形態1に係るイーサOAMスイッチ装置と下記の点において異なる。
つまり、本実施の形態では、読み出し制御部32による制御では無く、Ingress側イーサOAM部20において空き間隔用パケットを挿入することにより、結果として、上記空き間隔を設ける。ここで、上記各実施の形態1〜4では、スイッチ部30において空き間隔が形成されていた。しかし、本実施の形態では、Egress側イーサOAM部40において上記空き間隔用パケットを廃棄することにより、所定のパケット間に上記空き間隔が形成される。
スイッチ部30の前段側には、入力されてきたイーサOAMパケット(第2のイーサOAMパケットと把握できる)の検出を行い、以下の動作を行うIngress側イーサOAM部20が配設されている。当該Ingress側イーサOAM部20は、空き間隔用パケットを生成し、当該空き間隔用パケットに対して所定の優先度情報を付すことができる。そして、当該Ingress側イーサOAM部20は、既に優先度情報が付されているユーザデータであるパケットおよび上記所定の優先度情報が付された空き間隔用パケットを、スイッチ部30に対して送信する。
Ingress側イーサOAM部20内に配設されているパケットメモリ21は、Ingress側MAC部10から送出された、ユーザデータであるパケットを受信し、各パケットを一時的に格納する。ここで、当該パケットには、既に優先度情報が付されている。
また、当該Ingress側イーサOAM部20内に配設されている空き間隔用パケット生成部22では、所定のデータ幅を有する空き間隔用パケットを生成する。ここで、空き間隔用パケット生成部22において、当該空き間隔用パケットには所定の優先度情報が付される。
また、当該Ingress側イーサOAM部20は、パケットメモリ21に一時格納されている各パケットおよび空き間隔用パケット生成部22に生成された空き間隔用パケットを、当該Ingress側イーサOAM部20内に配設されているセレクタ23を介して、スイッチ部30に向けて送信する。
スイッチ部30には、各優先度毎に複数のパケットメモリ31a〜31nが配設されている。したがって、当該Ingress側イーサOAM部20から送出されたパケットおよび空き間隔用パケットは各々、それらに付されている優先度情報(所定の優先度情報を含む)に従って、該当するパケットメモリ31a〜31nに配信される。
スイッチ部30では、優先度情報および所定の優先度情報に従って、メモリパケット31a〜31nからパケットおよび空き間隔用パケットを順次読み出す。これにより、図10の上段に示すように、空き間隔用パケットの位置に空き間隔と把握できる領域を設けることができる。ここで、各パケットメモリ31a〜31nからのパケットおよび空き間隔用パケットの上記読み出し処理は、QoS機能やシェーパ機能を有する読み出し制御部32の制御の下、実施される。
スイッチ部30から送出された各パケット(図10の上段のパケット群)を受信したEgress側イーサOAM部40では、既に、イーサOAMパケット生成部41において、空き間隔に挿入されるイーサOAMパケット(第1のイーサOAMパケットと把握できる)が生成されている。そして、当該生成されたイーサOAMパケットは、上記空き間隔用パケットの位置に挿入されるまで、イーサOAMパケットメモリ42に一時格納されている。
Egress側イーサOAM部40において図10の上段に示すパケット群を受信すると、当該Egress側イーサOAM部40は、上記空き間隔用パケットを廃棄する。そして、図10の下段に示すように、当該廃棄処理により形成された空き間隔に、イーサOAMパケットメモリ42に一時格納されていたイーサOAMパケットを挿入する。
以上のように、本実施の形態に係るイーサOAMスイッチ装置は、Ingress側イーサOAM部20で、所定の優先度付きの空き間隔用パケットを生成し、スイッチ部30の所定のパケットメモリに送信している。スイッチ部30では、優先度情報および所定の優先度情報に基づいて、優先度の高い順に、パケットおよび空き間隔用パケットをEgress側イーサOAM部40に送信している。そして、Egress側イーサOAM部40では、空き間隔用パケットを廃棄して、その位置にイーサOAMパケットを挿入している。
したがって、既に市販されているスイッチ部30のLSI(つまり、スイッチ部30の読み出し制御部32を構成するLSIであり、実施の形態1から3で説明した空き間隔を形成するために、特別な設計(専用設計)を必要としないLSI)を使用しつつ、実施の形態1で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
また、上記の通り空き間隔用パケットには、所定の優先度情報を付すことができる。したがって、実施の形態3と同様に、空き間隔用パケットを挿入させることにより、優先度の高いパケットがむやみに廃棄されることを防止できる。つまり、イーサOAMパケットとユーザデータのパケットと間の優先度を適切に管理することができる。
実施の形態1に係るイーサOAMスイッチ装置の構成を示すブロック図である。 所定のパケット間に空き間隔が形成され、当該空き間隔の位置にイーサOAMパケットが挿入されることを示す図である。 他のイーサOAMスイッチ装置の構成を示すブロック図である。 所定のパケット間に空き間隔が形成され、当該空き間隔の位置にイーサOAMパケットが挿入されることを示す図である。 実施の形態2に係るイーサOAMスイッチ装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るイーサOAMスイッチ装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係るイーサOAMスイッチ装置の構成を示すブロック図である。 所定のパケット間に空き間隔が形成され、当該空き間隔の位置にイーサOAMパケットが挿入されることを示す図である。 実施の形態5に係るイーサOAMスイッチ装置の構成を示すブロック図である。 所定のパケット間に空き間隔用パケットが形成され、当該空き間隔用パケットの位置にイーサOAMパケットが挿入されることを示す図である。
符号の説明
10 Ingress側MAC部、20 Ingress側イーサOAM部、21,31a〜31n パケットメモリ、22 空き間隔用パケット生成部、23,33,43 セレクタ、30 スイッチ部、32 読み出し制御部、40 Egress側イーサOAM部、41 イーサOAMパケット生成部、42 イーサOAMパケットメモリ、50 Egress側MAC部。

Claims (7)

  1. イーサOAMパケットの挿入を行うEgress側イーサOAM部と、
    入力されてきたパケットを一時的に保持するパケットメモリを有しており、前記パケットメモリに保持されている前記パケットを順次読み出し、前記Egress側イーサOAM部に送信するスイッチ部とを、備えており、
    前記スイッチ部は、
    所定のタイミングで前記パケット間において、前記イーサOAMパケットの挿入を行うことができる空き間隔を設けることができる、
    ことを特徴とするイーサOAMスイッチ装置。
  2. 前記スイッチ部は、
    前記パケットメモリからのパケットの読み出しを制御する読み出し制御部を、さらに備えており、
    前記読み出し制御部は、
    前記パケットの読み出し時期を制御することにより、前記所定のタイミングで前記パケット間において前記空き間隔を設ける、
    ことを特徴とする請求項1に記載のイーサOAMスイッチ装置。
  3. 前記読み出し制御部は、
    自機に予め設定されている設定情報に従って前記パケットの読み出し時期を制御することにより、前記空き間隔を設ける、
    ことを特徴とする請求項2に記載のイーサOAMスイッチ装置。
  4. 前記空き間隔を設ける前記所定のタイミングは、
    前記Egress側イーサOAM部から送信される空き位置要求信号により、制御することができる、
    ことを特徴とする請求項2に記載のイーサOAMスイッチ装置。
  5. 前記空き位置要求信号には、優先度情報が含まれており、
    前記空き位置要求信号を受信した前記スイッチ部は、
    前記優先度情報に従った前記所定のタイミングで、前記空き間隔を設ける、
    ことを特徴とする請求項4に記載のイーサOAMスイッチ装置。
  6. 前記スイッチ部は、
    前記Egress側イーサOAM部の入力インターフェースから送信されるバックプレッシャー信号を受信することにより、前記空き間隔を設ける、
    ことを特徴とする請求項1に記載のイーサOAMスイッチ装置。
  7. 第1のイーサOAMパケットの挿入を行うEgress側イーサOAM部と、
    入力されてきたパケットを一時的に保持するパケットメモリを有しており、前記パケットメモリに保持されている前記パケットを順次読み出し、前記Egress側イーサOAM部に送信するスイッチ部と、
    前記スイッチ部の前段に配置されており、入力されてきた第2のイーサOAMパケットの検出を行うIngress側イーサOAM部とを、備えており、
    前記Ingress側イーサOAM部は、
    空き間隔用パケットを生成し、当該空き間隔用パケットに対して所定の優先度情報を付すことができ、既に優先度情報が付されている前記パケットおよび、前記所定の優先度情報が付された前記空き間隔用パケットを前記スイッチ部に送信し、
    前記スイッチ部は、
    前記優先度情報および前記所定の優先度情報に従って、前記メモリパケットから前記パケットおよび前記空き間隔用パケットを順次読み出すことにより、所定のパケット間に前記空き間隔用パケットを配置させることができ、
    前記Egress側イーサOAM部40は、
    前記空き間隔用パケットを廃棄、当該廃棄により生じた空き間隔に、前記第1のイーサOAMパケットを挿入する、
    ことを特徴とするイーサOAMスイッチ装置。
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