JP2008119394A - 部材の取付構造 - Google Patents

部材の取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008119394A
JP2008119394A JP2006309496A JP2006309496A JP2008119394A JP 2008119394 A JP2008119394 A JP 2008119394A JP 2006309496 A JP2006309496 A JP 2006309496A JP 2006309496 A JP2006309496 A JP 2006309496A JP 2008119394 A JP2008119394 A JP 2008119394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixture
engaged
extraction direction
mounting structure
duct
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006309496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5109153B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Terado
信幸 寺戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP2006309496A priority Critical patent/JP5109153B2/ja
Publication of JP2008119394A publication Critical patent/JP2008119394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5109153B2 publication Critical patent/JP5109153B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Abstract

【課題】一の部材の取付面に他の部材を取り付けるためのファスナを、取付面の法線方向から偏向した方向に沿って挿抜できるようにする。
【解決手段】ファスナを、一の部材4に保定される第一取付具7と、第一取付具7との間に他の部材6を保持する第二取付具8との組によって構成し、第一取付具7に、取付面の法線方向に対して交差する挿抜方向に延伸する挿入口部71を設け、第二取付具8に、前記挿入口部71に対して挿抜される挿入端部81を設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、主に家具、什器類の組み立てに適用される部材の取付構造に関する。
一の部材に他の部材を取り付けるための手法として最も典型的なのは、ビスやボルトを使用した螺着である。だが、ドライバーでビス等を締めたり緩めたりする作業は、ともすれば煩瑣である。
ビス等を使用しない手法として、一の部材の取付面に予め開口を穿設しておき、その開口に嵌挿される樹脂成形品等のファスナを以て他の部材を取り付けることが考えられる(例えば、下記特許文献を参照)。このような手法であれば、ファスナを開口に対して挿抜することで簡便に他の部材を着脱できる。
特開2006−141484号公報(6〜7頁、図8、図10)
上記例の如き手法を採用する場合、ファスナは取付面の法線方向に沿って挿抜されることになる。また、開口に挿入される挿入端部、及び人の手指で把持される把手部を含むことから、ファスナの外形も取付面の法線方向に沿って伸長したものとなる。それ故に、ファスナを取付面の法線方向に挿抜することが容易でない、換言すれば挿抜操作に必要なスペースを確保できない場合や、法線方向に伸長したファスナが別の部材に干渉してしまう場合には、当該手法を採用しづらかった。
以上に鑑みてなされた本発明は、一の部材の取付面に他の部材を取り付けるにあたり、ファスナを取付面の法線方向から偏向した方向に沿って挿抜できるようにすることを所期の目的としている。
上述した課題を解決するべく、本発明では、一の部材の取付面に他の部材を取り付けるために使用されるファスナを、前記一の部材に保定される第一取付具と、前記第一取付具との間に前記他の部材を保持する第二取付具と、前記第一取付具と前記第二取付具とのうちの一方に設けられ、前記取付面の法線方向に対して交差する挿抜方向に突出した挿入端部と、前記第一取付具と前記第二取付具とのうちの他方に設けられ、前記挿抜方向に沿って前記挿入端部が挿抜される挿入口部と、前記挿入口部に前記挿入端部が挿入された際にその挿入端部の抜出を阻む係止機構とを具備するものとした。これにより、ファスナの第二取付具を第一取付具に対し取付面の法線方向から偏向した挿抜方向に沿って挿抜することが可能となる。従って、取付面の方向にファスナを挿抜することが容易でない場合や、法線方向に伸長したファスナが別の部材に干渉してしまう場合にも問題なく適用できる。
具体的には、前記挿入端部に、前記挿抜方向とは直交する方向に拡張した係合部が設けられ、前記挿入口部に、前記係合部が係合する被係合部が設けられており、これら係合部と被係合部とを要素として前記係止機構が構成される。
前記挿入端部は、前記挿入口部に所定深度まで挿入された状態で、前記係合部が前記被係合部に係合せず挿抜が許容される挿抜位置と、係合部が被係合部に係合して挿抜が阻止される係止位置との間で前記挿抜方向に沿った軸回りに回動操作可能なものとすることが好ましい。
前記第二取付具に、前記挿抜方向とは直交する方向に拡張し、かつ前記第一取付具に近づくように曲折した弾性変形部が設けられており、前記弾性変形部が前記他の部材に当接して弾性変形した状態で前記他の部材を保持していれば、他の部材を取付面に圧着する作用を営ませることができる。
前記他の部材に、前記取付面に添接する添接面と、前記添接面に対し傾斜して前記挿抜方向を向く保持面とが設けられており、前記保持面が前記第二取付具に保持されるようにすれば、取り付けの安定性が向上する。
前記一の部材に、複数の方向を向いた複数の前記取付面が設けられており、前記挿抜方向が前記複数の方向の中間の方向に設定されているならば、他の部材を複数の取付面に同時に添接させてその位置決めを行い得る。
前記一の部材の前記取付面近傍に、前記挿抜方向から遮蔽された内部通路を包有し前記挿抜方向とは直交する方向に延伸するダクトと、前記挿抜方向に沿って前記ダクトの内外を連通する窓と、前記窓よりも大形で前記内部通路に対する前記第一取付具の出し入れを可能にする出入口とが設けられており、前記第一取付具が、前記出入口を介して前記ダクトの内部通路に配置され、ダクトの延伸方向に沿って所定の保定位置まで移動し、その保定位置で前記窓から前記挿入口部を露出させるものとすれば、ビスやボルト等を使用せずに第一取付具を保定できる。
本発明によれば、一の部材の取付面に他の部材を取り付けるにあたり、ファスナを取付面の法線方向から偏向した方向に沿って挿抜できる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。なお、説明中、デスクを使用するユーザが着席する使用端側を前方、反使用端側を後方と定義している。
図1に示すものは、本実施形態の取付構造の適用対象であるデスクである。このデスクは、脚2と、脚2に下方より支持させた天板1と、脚2または天板1にブラケット9を介して支持させたパネル3(幕板またはデスクトップパネル)とを備える。ブラケット9の存在により、天板1とパネル3との間は前後方向に所定寸法離間しており、天板1上に載置したパーソナルコンピュータや電話機、タスクライト等の機器に接続する給電コードや通信ケーブルをその間隙に挿通して配線することができる。間隙は、弾性変形可能なカバー5によって隠蔽する。本実施形態では、カバー5をパネル3の前面側に取り付けた上、パネル3を天板1の後背に設置することによって、天板1とパネル3との間隙にカバー5が配設されるようにしている。
詳述すると、パネル3は、図2ないし図8に示すように、パネル本体4と、パネル本体4に前面側から取り付けられる端縁部材6と、端縁部材6とともにパネル本体4に取り付けられるカバー部材5とを主な構成要素とする。
パネル本体4は、例えば板金材を折曲加工してなる正面視略矩形状をなす部材であり、その上端部位が先述の間隙を介して天板1の後端に対向する。パネル本体4は、パネル3の後面を形作る主面板41に副面板42を前方から溶接等により接合したものである。
主面板41は、上縁で屈曲して前方に延出した上端面411と、上端面411の前縁で若干下方に屈折した後再度前方に延出したカバー縁設定面412と、カバー縁設定面412の前縁で下方に垂下して前方を向く前端面413と、前端面413の下縁で屈曲して後方に退避した退避面414とを有する。
副面板42は、その上部が側断面視後方に開放するチャネル形状をなしている。主面板41と副面板42との接合により、チャネル形状の部位の後方が主面板41によって閉塞され、内部通路が専ら幅方向に延伸するダクト421となる。そのダクト421の前面には、ダクト421の内外を連通する窓422と、この窓422から幅方向に偏倚し窓422よりも大きく開口する出入口423とを穿設する。図示例では、窓422と出入口423とが連続した一つの孔となっている。
端縁部材6は、例えばアルミ押出成形品である。端縁部材6は、鉛直に垂下する立面61と、立面61の下縁で屈折して前下方を向く傾斜面62と、傾斜面62の後縁で屈曲して後方に延出する水平面63とを有する。傾斜面62には、前記窓422に対応させて挿通口621を穿設する。立面61の背後、立面61と水平面63との境界部近傍には、樋64を形成している。この樋64は、後方に延出した底壁641と、底壁641の後縁から上方に立ち上がった背壁642と、背壁642の上縁から前後に延出した縁片643とを有してなり、上方に開放している。加えて、傾斜面62と水平面63との境界部には、上方に突出した突条65を形成している。
カバー部材5は、例えば硬質樹脂と軟質樹脂とを素材とした二色成形品である。カバー部材5は、側断面視前方に進出した略C字型をなす軟質樹脂製の可撓体51と、可撓部の後端に接合して可撓体51を支持する硬質樹脂製の基体52とを有している。基体52は、後方に延出してカバー5の後縁を形作る後縁部521と、後縁部521から下方に垂下した垂下部522と、垂下部522の下縁から後方に延出した下端部523と、下端部523の後縁から上方に立ち上がった突片部524と、垂下部522の後面から後方に突出した突起部525とを有する。
本実施形態では、パネル本体4の取付面に、端縁部材6の添接面を添接させた状態で取り付ける。パネル本体4における、主面板41の前端面413、退避面414、副面板42のダクト421の下面及び前面がそれぞれ取付面として機能する。そして、端縁部材6における、立面61、樋64の縁片643の上向面、水平面63、突条65の後向面がそれぞれ添接面として機能する。
本実施形態の取付構造に使用するファスナは、第一取付具7と、第二取付具8との組である。第一取付具7、第二取付具8は、例えば樹脂成形品である。第一取付具7は、パネル本体4に保定可能であるとともに、第二取付具8を係止可能である。第二取付具8は、第一取付具7に係止された状態で、端縁部材6の傾斜面62を保持し、以て端縁部材6及びカバー部材5をパネル本体4の取付面に対して固定する。即ち、端縁部材6における傾斜面62が保持面として機能する。
第一取付具7は、パネル本体4のダクト421内に出入口423を介して挿入され、ダクト421の内部通路の延伸方向即ち幅方向に沿って摺動可能な形状のブロック体である。第一取付具7には、下記挿入端部81が挿抜される挿入口部71を設けている。挿入口部71は、前下方から後上方に向かう方向に延伸する筒孔711を有する。筒孔711の内周は、幅方向に拡大した略方形状をなす。筒孔711の延伸方向は、端縁部材6の傾斜面62の向きに略等しい。また、第一取付具7の上面を、筒孔711の延伸方向を向く傾斜面72とし、筒孔711の終端をこの傾斜面72に開口させている。筒孔711の終端側の開口縁の一部(図示例では、上下縁)には、小さな凹欠73を形成してある。
第二取付具8は、第一取付具7の挿入口部71に挿抜する挿入端部81と、挿入端部81の先端側に設けた係合部82と、挿入端部81の基端側に設けた弾性変形部83と、弾性変形部83を越えた最基端に設けた把手部84とを有する。挿入端部81は、筒孔711に挿入した状態で軸心回りに回動操作可能な程度に細身である。係合部82は、挿入端部81の延伸方向とは直交する方向に拡張しており、挿入端部81の延伸方向からみたときの外周形状が筒孔711の内周形状に略等しい。弾性変形部83は、挿入端部81の延伸方向とは直交する方向に大きく拡張するとともに、挿入端部81の先端方に向けて曲折(湾曲)した形状をなす薄帯体である。なお、弾性変形部83の拡張方向は、係合部82の拡張方向に対して略90度偏向している。把手部84は、第二取付具8を挿抜する際に手指で把持するための部位である。
ファスナを使用してパネル本体4に端縁部材6及びカバー部材5を取り付ける手順を説明する。まず、パネル本体4に第一取付具7を保定する。図6に示すように、第一取付具7を、出入口423からダクト421内に挿入し、しかる後に図7に示すように幅方向に摺動させて窓422の存在する位置に配置する。窓422は出入口423よりも小さく、この窓422から第一取付具7が脱落することはない。この保定位置で、第一取付具7の挿入口部71(の筒孔711の始端側の開口)が窓422を介して露出する。
次に、パネル本体4の取付面に端縁部材6及びカバー部材5を添接させる。より詳しくは、図4等に示すように、端縁部材6の立面61及びカバー部材5の後縁部521をパネル本体4の前端面413に添接させ、端縁部材6の樋64の縁片643をパネル本体4の退避面414に添接させる。同時に、端縁部材6の水平面63をパネル本体4のダクト421の下面に添接させ、端縁部材6の突条65をパネル本体4のダクト421の前面(の下縁部分)に添接させる。また、カバー部材5の後縁部521を、パネル本体4のカバー縁設定面412に上方より添接させる。
続いて、図4、図7、図8等に示すように、挿通口621及び窓422を介して、第二取付具8の挿入端部81を第一取付具7の挿入口部71に挿入する。手指で把手部84を把持し、挿入端部81の延伸方向に沿った軸回りに第二取付具8を回動させて、係合部82の外周形状と筒孔711の内周形状とを合わせる。図示例では、係合部82の拡張方向を幅方向に合わせる。そして、前下方から後上方に向かう斜め方向に沿って、挿入端部81を筒孔711に挿入する。挿入端部81の挿抜方向は、パネル本体4の取付面の方向(前向きまたは下向き)とは相異する。この状態で、弾性変形部83は端縁部材6の立面61及び水平面63に臨んでおり、傾斜面62には係合していない。
係合部82が筒孔711の終端近傍に到達する深度まで挿入端部81を挿入したら、最後に第二取付具8を、挿入端部81の延伸方向に沿った軸回りに回動させる、換言すれば、挿入端部81の挿抜方向に沿った軸回りに略90度回動させる。すると、図2、図3に示すように、係合部82が第一取付具7の傾斜面72に係合し、挿入端部81の挿入口部71からの抜出が阻まれる。このとき、係合部82が、筒孔711の終端側の開口縁に形成した凹欠73に嵌合し、いわゆるクリックストップの如き作用が発生する。さらに、第二取付具8の回動操作により、弾性変形部83の拡張方向が幅方向を向き、弾性変形部83が端縁部材6の傾斜面62に当接し、弾性変形しながらこの傾斜面62を保持する。
結果として、端縁部材6及びカバー部材5がパネル本体4に取り付けられる。カバー部材5(の垂下部522)は、パネル本体4(の前端面413)と端縁部材6(の立面61)とによって挟持される。カバー部材5の下端部523は、端縁部材6の樋64によって受けられる。カバー部材5の突起部525はパネル本体4の退避面414の直下に位置づけられ、カバー部材5の突片部524は端縁部材6の樋64の縁片643の直下に位置づけられる。これら突起部525及び突片部524が、カバー部材5の上方への抜出を抑制する。
端縁部材6及びカバー部材5をパネル本体4から取り外すには、上記と真逆の手順を踏めばよいことは言うまでもない。
本実施形態によれば、一の部材(パネル本体4)の取付面に他の部材(端縁部材6)を取り付けるために使用されるファスナを、前記一の部材に保定される第一取付具7と、前記第一取付具7との間に前記他の部材を保持する第二取付具8と、前記第二取付具8に設けられ、前記取付面の法線方向に対して交差する挿抜方向に突出した挿入端部81と、前記第一取付具7に設けられ、前記挿抜方向に沿って前記挿入端部81が挿抜される挿入口部71と、前記挿入口部71に前記挿入端部81が挿入された際にその挿入端部81の抜出を阻む係止機構とを具備するものとしたため、ファスナの第二取付具8を第一取付具7に対し取付面(前端面413、退避面414、ダクト421の下面及び前面)の法線方向から偏向した挿抜方向に沿って挿抜することが可能となる。従って、取付面の方向にファスナを挿抜することが容易でない場合や、法線方向に伸長したファスナが別の部材に干渉してしまう場合にも問題なく適用できる。本実施形態では、取付面の前方に天板1の後端部が存在しているため、第二取付具8を前後方向に挿抜することが難しく、また第二取付具8を前後方向に向けた姿勢で配置することも難しい。本実施形態では、挿抜方向を前下方から後上方に向かう斜め方向に設定して、この問題を回避している。
前記挿入端部81に、前記挿抜方向とは直交する方向に拡張した係合部82が設けられ、前記挿入口部71に、前記係合部82が係合する被係合部82(凹欠73を含む傾斜面72または筒孔711の終端側の開口縁)が設けられており、これら係合部82と被係合部82とを要素として前記係止機構が構成されている。前記挿入端部81は、前記挿入口部71に所定深度まで挿入された状態で、前記係合部82が前記被係合部82に係合せず挿抜が許容される挿抜位置(図4、図8)と、係合部82が被係合部82に係合して挿抜が阻止される係止位置(図2、図3)との間で前記挿抜方向に沿った軸回りに回動操作可能なものとしているため、簡便な操作で第二取付具8を係止せしめることができる。とりわけ、本実施形態のように、第二取付具8を係止するべき相手方の第一取付具7を直接視認できず、また、挿入端部81を挿し込むべき挿通口621が斜め下方を向いた傾斜面62に開口しておりこれもまた視認しにくいような状況下にあっても、手探りで挿入端部81を挿入して軸回りに回動させるだけで挿入端部81を確実に係止できることは、組立工程の簡便化に大きく貢献する。
前記第二取付具8に、前記挿抜方向とは直交する方向に拡張し、かつ前記第一取付具7に近づくように曲折した弾性変形部83が設けられており、前記弾性変形部83が前記他の部材に当接して弾性変形した状態で前記他の部材を保持しているため、他の部材を取付面に圧着する作用を営ませることができる。
前記他の部材に、前記取付面に添接する添接面と、前記添接面に対し傾斜して前記挿抜方向を向く保持面(傾斜面62)とが設けられており、前記保持面が前記第二取付具8に保持されるようにしたため、取り付けの安定性が向上する。
前記一の部材に、複数の方向を向いた複数の前記取付面が設けられており、前記挿抜方向が前記複数の方向の中間の方向(前後方向と上下方向との中間の斜め方向)に設定されているため、他の部材を複数の取付面に同時に添接させてその位置決めを行い得る。
前記一の部材の前記取付面近傍に、前記挿抜方向から遮蔽された内部通路を包有し前記挿抜方向とは直交する方向に延伸するダクト421と、前記挿抜方向に沿って前記ダクト421の内外を連通する窓422と、前記窓422よりも大形で前記内部通路に対する前記第一取付具7の出し入れを可能にする出入口423とが設けられており、前記第一取付具7が、前記出入口423を介して前記ダクト421の内部通路に配置され、ダクト421の延伸方向に沿って所定の保定位置まで移動し、その保定位置で前記窓422から前記挿入口部71を露出させるものとしているため、ビスやボルト等を使用せずに第一取付具7を保定できる。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。上記実施形態では、第一取付具に挿入口部を設け、第二取付具に挿入端部を設けていたが、これとは逆に、第二取付具に挿入口部を設け、第一取付具を挿入端部を設けるようにしたとしても、本発明特有の作用効果を奏し得る。
また、本発明の適用対象は、デスクのパネル3には限られない。即ち、請求項にいう「一の部材」はパネル本体4に限られず、「他の部材」は端縁部材6及びカバー部材5に限られない。他の種類の家具、または他の種類の部材の取り付けに本発明を適用することは当然に可能である。
その他各部の具体的構成は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態の取付構造の適用対象であるデスクを示す斜視図。 同実施形態の取付構造を示す要部斜視図。 同要部側断面図。 ファスナを使用した取り付けの手順を説明する要部側断面図。 ファスナを使用した取り付けの手順を説明する要部分解斜視図。 ファスナを使用した取り付けの手順を説明する要部分解斜視図。 ファスナを使用した取り付けの手順を説明する要部分解斜視図。 ファスナを使用した取り付けの手順を説明する要部斜視図。
符号の説明
4…一の部材
421…ダクト
422…窓
423…出入口
6…他の部材
7…第一取付具
71…挿入口部
8…第二取付具
81…挿入端部
82…係合部

Claims (7)

  1. ファスナを使用して一の部材の取付面に他の部材を取り付ける構造であって、
    前記ファスナが、
    前記一の部材に保定される第一取付具と、
    前記第一取付具との間に前記他の部材を保持する第二取付具と、
    前記第一取付具と前記第二取付具とのうちの一方に設けられ、前記取付面の法線方向に対して交差する挿抜方向に突出した挿入端部と、
    前記第一取付具と前記第二取付具とのうちの他方に設けられ、前記挿抜方向に沿って前記挿入端部が挿抜される挿入口部と、
    前記挿入口部に前記挿入端部が挿入された際にその挿入端部の抜出を阻む係止機構とを具備している
    ことを特徴とする部材の取付構造。
  2. 前記挿入端部には、前記挿抜方向とは直交する方向に拡張した係合部が設けられ、
    前記挿入口部には、前記係合部が係合する被係合部が設けられており、
    これら係合部と被係合部とを要素として前記係止機構が構成されている請求項1記載の部材の取付構造。
  3. 前記挿入端部は、前記挿入口部に所定深度まで挿入された状態で、前記係合部が前記被係合部に係合せず挿抜が許容される挿抜位置と、係合部が被係合部に係合して挿抜が阻止される係止位置との間で前記挿抜方向に沿った軸回りに回動操作可能である請求項2記載の部材の取付構造。
  4. 前記第二取付具には、前記挿抜方向とは直交する方向に拡張し、かつ前記第一取付具に近づくように曲折した弾性変形部が設けられており、
    前記弾性変形部が前記他の部材に当接して弾性変形した状態で前記他の部材を保持する請求項1、2または3記載の部材の取付構造。
  5. 前記他の部材には、前記取付面に添接する添接面と、前記添接面に対し傾斜して前記挿抜方向を向く保持面とが設けられており、
    前記保持面が前記第二取付具に保持される請求項1、2、3または4記載の部材の取付構造。
  6. 前記一の部材には、複数の方向を向いた複数の前記取付面が設けられており、
    前記挿抜方向が前記複数の方向の中間の方向に設定されている請求項1、2、3、4または5記載の部材の取付構造。
  7. 前記一の部材の前記取付面近傍には、前記挿抜方向から遮蔽された内部通路を包有し前記挿抜方向とは直交する方向に延伸するダクトと、前記挿抜方向に沿って前記ダクトの内外を連通する窓と、前記窓よりも大形で前記内部通路に対する前記第一取付具の出し入れを可能にする出入口とが設けられており、
    前記第一取付具は、前記出入口を介して前記ダクトの内部通路に配置され、ダクトの延伸方向に沿って所定の保定位置まで移動し、その保定位置で前記窓から前記挿入口部を露出させる請求項1、2、3、4、5または6記載の部材の取付構造。
JP2006309496A 2006-11-15 2006-11-15 部材の取付構造 Expired - Fee Related JP5109153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006309496A JP5109153B2 (ja) 2006-11-15 2006-11-15 部材の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006309496A JP5109153B2 (ja) 2006-11-15 2006-11-15 部材の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008119394A true JP2008119394A (ja) 2008-05-29
JP5109153B2 JP5109153B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=39504778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006309496A Expired - Fee Related JP5109153B2 (ja) 2006-11-15 2006-11-15 部材の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5109153B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03247313A (ja) * 1990-02-27 1991-11-05 Kokuyo Co Ltd

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03247313A (ja) * 1990-02-27 1991-11-05 Kokuyo Co Ltd

Also Published As

Publication number Publication date
JP5109153B2 (ja) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011042327A (ja) プルハンドル用装飾キャップの取付け構造
KR101491913B1 (ko) 미닫이문용 손잡이
JP5212709B2 (ja) 電気機器の取付け構造
JP5608029B2 (ja) 配線器具用取付枠
CN114498493A (zh) 深度可调环组件及安装方法
JP5109153B2 (ja) 部材の取付構造
JP6461717B2 (ja) 配線器具装置の隠ぺい方法、配線器具装置の隠ぺい装置、および配線器具装置の隠ぺい構造
JP2006325806A (ja) 把手の取付構造
JP2002203616A (ja) 端子台コネクタ、電子機器、および端子台コネクタと電子機器の取付構造
US10044178B2 (en) Notification appliance enclosure
JP2014116462A (ja) 制御装置
JP2004116209A (ja) 壁パネルの連結構造
JP4834854B2 (ja) 部材の取付構造
JP7316174B2 (ja) 配線接続装置
JP2007180278A (ja) エスカッションの取付構造
CN105276903A (zh) 冰箱门及具有该冰箱门的冰箱
JP2007022241A (ja) バンパ取付構造
JP3891242B2 (ja) サポート及び配線装置
JP4578351B2 (ja) キャビネットの枠体取り付け構造
JP2010115332A (ja) 隙間閉塞部材及び隙間閉塞部材の取付構造
KR100776652B1 (ko) 탈 장착 힌지를 구비한 커버
JP4411548B2 (ja) サポート及び配線装置
JP2008202272A (ja) 壁パネルのコーナー連結構造
JP2008251870A (ja) 電子機器の筐体
JP3888722B2 (ja) 板状ファスナーの被取り付け物への取り付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120917

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5109153

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

SZ03 Written request for cancellation of trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313Z03

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees