JP2008117000A - キャッシュデータ保護装置およびキャッシュデータ保護方法 - Google Patents

キャッシュデータ保護装置およびキャッシュデータ保護方法 Download PDF

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Abstract

【課題】異常シャットダウン動作発生時にキャッシュメモリ内のデータ消失を防止する。
【解決手段】本発明にかかるキャッシュデータ保護装置は、ホストシステム1および記憶装置4とともにコンピュータシステムまたはサーバー装置を構成し、ホストシステム1から受け取った記憶装置4への書き込みデータを一時的に格納しておくためのキャッシュメモリ23と、ホストシステム1および記憶装置4へ電源を供給する電源装置3と、記憶装置4への電源供給停止を許可するか否かの判断結果を電源装置3へ通知するマイクロコンピュータ21とを備え、電源装置3は、電源遮断要求をホストシステム1から受けた場合、その旨をマイクロコンピュータ21へ通知し、マイクロコンピュータ21は、キャッシュメモリ23内に記憶装置4へ未だ書き込まれていないデータが存在しなければ電源遮断許可を電源装置3へ通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディスクキャッシュシステムに保持しているデータ(キャッシュデータ)の消失防止方法に関するものであり、たとえば、ライトバック方式のディスクキャッシュシステムを備えたコンピュータシステムにおいて、当該ディスクキャッシュシステムへの給電が遮断される場合に、保持しているデータを消失することなく、ハードディスクユニットなどへ確実に格納するキャッシュデータ保護装置およびキャッシュデータ保護方法に関するものである。
一般的なライトバック方式のディスクキャッシュシステムを搭載したパーソナルコンピュータやサーバー装置における電源遮断(シャットダウン)動作は、まずOS(Operating System)がホストシステム(マザーボード)とキャッシュメモリを搭載したディスク制御装置に対してシステムシャットダウンの指示を行う。システムシャットダウン指示を受けた、ハードディスク制御装置は、ハードディスクユニット(以下、ハードディスクと呼ぶ)へ書き込む必要があるデータ(未書込みデータ)をキャッシュメモリに保持していれば、それをすべて書き込む。続いてシャットダウン指示を受けた、ホストシステムは電源装置に電源遮断指示を出し、給電を停止するシャットダウン動作を実行する。このような手順でシステムシャットダウンを行うことにより、キャッシュメモリ内に保持している未書込みデータを消失してしまうのを防止している。
しかしながら、上述したような正常なシャットダウン処理とは異なり、たとえばWindows(登録商標)をOSに利用したコンピュータシステムにおいてシステムがフリーズした場合、OSはホストシステムとキャッシュメモリを搭載したディスク制御装置に対してシステムシャットダウンの指示を行うことができない。このような場合には、手動で電源ボタンを長押しするなどして、強制的に電源を遮断する。このとき、電源遮断指示はホストシステムから電源装置のみへ出され、各部への給電が停止する。
また、Linux(登録商標)をOSに利用したコンピュータシステムにおいてカーネルパニックが発生した場合、OSによるシステムシャットダウンが強制的に実行される。この場合は、システムシャットダウンの指示はOSからホストシステムのみへ出され、ホストシステムは電源装置に電源遮断指示を出し、給電を停止するシャットダウン動作を実行し、各部への給電が停止する。
上記システムフリーズ発生に伴う電源遮断およびカーネルパニック発生に伴う電源遮断は、いずれも異常シャットダウン動作である。このときディスク制御装置にとっては、不意に電源供給が停止されることとなるので、キャッシュメモリ内に未書込みデータを保持している場合、その未書込みデータは消失され、問題となる。
特に、会計事務所などにおいては、顧客の経営情報、監査情報など非常に重要な情報を共有化している場合が多く、共有データを管理するサーバー装置においてデータの消失が発生すると、大きな問題となる。
このような問題点を解決する技術の一例として、下記特許文献1に記載のディスクキャッシュ装置が存在する。下記特許文献1に記載のディスクキャッシュ装置においては、メモリ内の一部の領域をバッテリーバックアップし、この領域を書き込みデータ用のバッファとして使用することにより、不意に電源供給が停止した場合であっても未書込みデータを消失しないようにしている。
特開平1−175051号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術においては、未書込みデータを一時的に救済するためのものであるため、電源の供給再開が遅れるとバックアップ用のバッテリーが消耗し、未書込みデータが揮発してしまう、という問題があった。一方、この問題を解決するために大容量のバッテリーを搭載すると、装置の大型化、コストアップにつながる、などの別の問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異常シャットダウン動作が発生した場合において、揮発性のキャッシュメモリ内に保持している未書込みデータを確実にハードディスクなどの記憶装置へ記憶させ、未書込みデータを消失してしまうのを防止するキャッシュデータ保護装置およびキャッシュデータ保護方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ホストシステムおよび記憶装置とともにコンピュータシステムまたはサーバー装置を構成し、当該ホストシステムから受け取った当該記憶装置への書き込みデータを一時的に格納しておくためのキャッシュメモリと、当該ホストシステムおよび当該記憶装置へ電源を供給する電源装置と、当該記憶装置への電源供給停止を許可するか否かの判断結果を当該電源装置へ通知する制御部と、を備えたキャッシュデータ保護装置であって、前記電源装置は、電源遮断要求を前記ホストシステムから受けた場合、その旨を前記制御部へ通知し、前記制御部は、前記ホストシステムから電源遮断要求を受けた旨の通知を前記電源装置から受けた場合、前記キャッシュメモリ内に前記記憶装置へ未だ書き込まれていない未書込みデータが存在しなければ前記記憶装置への電源供給停止を許可する旨(電源遮断許可)を当該電源装置へ通知することを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護装置において、制御部は、前記ホストシステムから電源遮断要求を受けた旨の通知を前記電源装置から受けた場合であって、かつ前記キャッシュメモリ内に未書込みデータが存在している場合には、当該未書込みデータを前記記憶装置へ書き込むように制御を行い、未書込みデータの書込処理が終了後、電源遮断許可を当該電源装置へ通知することを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護装置において、前記記憶装置が内部にローカルキャッシュメモリを備えている場合、前記制御部は、電源遮断許可を前記電源装置へ通知する前に、前記記憶装置へ前記ローカルキャッシュメモリ内のデータを書き戻すように指示を行い、データの書き戻し処理が終了した後に電源遮断許可を前記電源装置へ通知することを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護装置は、ホストシステムおよび記憶装置とともにコンピュータシステムまたはサーバー装置を構成し、当該ホストシステムから受け取った当該記憶装置への書き込みデータを一時的に格納しておくためのキャッシュメモリと、当該ホストシステムおよび当該記憶装置へ電源を供給する電源装置と、当該ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合、それを当該電源装置へ転送する制御部と、を備えたキャッシュデータ保護装置であって、前記制御部は、前記ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合であって、かつ前記キャッシュメモリ内に前記記憶装置へ未だ書き込まれていない未書込みデータが存在しない場合、当該電源遮断要求を前記電源装置へ転送することを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護装置において、前記制御部は、前記ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合であって、かつ前記キャッシュメモリ内に未書込みデータが存在している場合には、当該未書込みデータを前記記憶装置へ書き込むように制御を行い、未書込みデータの書込処理が終了後、前記電源遮断要求を前記電源装置へ転送することを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護装置において、前記記憶装置が内部にローカルキャッシュメモリを備えている場合、前記制御部は、電源遮断要求を前記電源装置へ転送する前に、前記記憶装置へ前記ローカルキャッシュメモリ内のデータを書き戻すように指示を行い、データの書き戻し処理が終了した後に電源遮断要求を前記電源装置へ転送することを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護装置は、前記記憶装置をRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成のハードディスクとすることを特徴とする
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護装置は、財務会計処理業務用として利用されるコンピュータシステムまたはサーバー装置を構成することを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護方法は、ホストシステムおよび記憶装置とともにコンピュータシステムまたはサーバー装置を構成し、当該ホストシステムから受け取った当該記憶装置への書き込みデータを一時的に格納しておくためのキャッシュメモリと、当該ホストシステムおよび当該記憶装置へ電源を供給する電源装置と、当該記憶装置への電源供給停止を許可するか否の判断結果を当該電源装置へ通知する制御部と、を備えたキャッシュデータ保護装置において、当該電源装置が当該ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合に、当該キャッシュメモリ内のデータ消失を防止するためのキャッシュデータ保護方法であって、前記電源装置が、前記ホストシステムから電源遮断要求を受けた旨を前記制御部へ通知する電源遮断要求通知ステップと、前記制御部が前記キャッシュメモリのデータ保持状態を確認するデータ保持状態確認ステップと、前記データ保持状態確認ステップにおける確認の結果、前記キャッシュメモリ内に前記記憶装置へ未だ書き込まれていない未書込みデータが存在しないと判断した場合、前記制御部が、前記記憶装置への電源供給停止を許可する旨(電源遮断許可)を前記電源装置へ通知する電源遮断許可通知ステップと、を含むことを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護方法において、前記電源遮断許可通知ステップでは、前記データ保持状態確認ステップにおける確認の結果、前記キャッシュメモリ内に未書込みデータが存在すると判断した場合、前記制御部は、当該未書込みデータを前記記憶装置へ書き込むように制御を行い、未書込みデータの書込処理が終了後、電源遮断許可を前記電源装置へ通知することを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護方法において、前記記憶装置が内部にローカルキャッシュメモリを備えている場合、前記電源遮断許可通知ステップでは、前記制御部が、電源遮断許可を前記電源装置へ通知する前に、前記記憶装置へ当該記憶装置自身が備えているキャッシュメモリ内のデータを書き戻すように指示を行い、データの書き戻し処理が終了した後に電源遮断許可を前記電源装置へ通知することを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護方法は、ホストシステムおよび記憶装置とともにコンピュータシステムまたはサーバー装置を構成し、当該ホストシステムから受け取った当該記憶装置への書き込みデータを一時的に格納しておくためのキャッシュメモリと、当該ホストシステムおよび当該記憶装置へ電源を供給する電源装置と、当該ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合、それを当該電源装置へ転送する制御部と、を備えたキャッシュデータ保護装置において、当該制御部が当該ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合に、当該キャッシュメモリ内のデータ消失を防止するためのキャッシュデータ保護方法であって、前記制御部が、前記ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合、前記キャッシュメモリのデータ保持状態を確認するデータ保持状態確認ステップと、前記データ保持状態確認ステップにおける確認の結果、前記キャッシュメモリ内に前記記憶装置へ未だ書き込まれていない未書込みデータが存在しないと判断した場合、前記制御部が前記電源遮断要求を前記電源装置へ転送する電源遮断要求転送ステップと、を含むことを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護方法において、前記電源遮断要求転送ステップでは、前記データ保持状態確認ステップにおける確認の結果、前記キャッシュメモリ内に未書込みデータが存在すると判断した場合、前記制御部は、当該未書込みデータを前記記憶装置へ書き込むように制御を行い、未書込みデータの書込処理が終了後、前記電源遮断要求を前記電源装置へ転送することを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護方法において、前記記憶装置が内部にローカルキャッシュメモリを備えている場合、前記電源遮断要求転送ステップでは、電源遮断要求を前記電源装置へ転送する前に、前記記憶装置へ前記ローカルキャッシュメモリ内のデータを書き戻すように指示を行い、データの書き戻し処理が終了した後に電源遮断要求を前記電源装置へ転送することを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護方法は、前記記憶装置をRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成のハードディスクとするコンピュータシステムまたはサーバー装置において使用することを特徴とする。
つぎの発明にかかるキャッシュデータ保護方法は、財務会計処理業務用として利用されるコンピュータシステムまたはサーバー装置において使用することを特徴とする。
本発明にかかるキャッシュデータ保護装置は、電源遮断を行う場合、キャッシュメモリが未書込みデータ(記憶装置へ書き込む必要のあるデータであって未だ書込みが完了していないデータ)を保持していないことを確認してから電源を遮断する。また、キャッシュメモリが未書込みデータを保持している場合には、未書込みデータを記憶装置へ書き込んでから電源を遮断する。これにより、たとえば、システムがフリーズし、ユーザが電源ボタンを長押しするなどして、強制的に電源を遮断するような異常シャットダウン動作が発生した場合であっても、キャッシュ内に保持している未書込みデータを消失してしまうのを回避できる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかるキャッシュデータ保護装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明にかかるキャッシュデータ保護装置を含み、キャッシュデータ保護方法を実現するコンピュータシステムの構成例を示す図である。このコンピュータシステムは、ホストシステム1と、ディスク制御装置2と、電源装置3と、記憶装置4(たとえば、ハードディスクユニット)と、通信部5と、により構成される。また、ディスク制御装置2は、マイクロコンピュータ(制御部)21、コントローラ22およびキャッシュメモリ23を備える。なお、マイクロコンピュータ21は、CPU,RAM,ROMなどを含んでいる。
図1において、ホストシステム1は、OSからの指示などに従い、電源装置3の制御を行う。なお、信号S1が電源装置3を制御するための信号である。また、ホストシステム1は、ディクス制御システム2を介して、記憶装置4に対するデータの書込み,読み出し,などを行う。
ディスク制御装置2は、ホストシステム1の指示に従い、記憶装置4に対するデータの書込み,読み出し,などを行う。データ書込み時は、キャッシュメモリ23を利用して、たとえばライトバック方式で書き込みを行う。ここで、マイクロコンピュータ21は、ディスク制御装置2の全体を制御する。コントローラ22は、ホストシステム1に対するインタフェイスであり、ホストシステム1との間の指示や応答の信号,記憶装置4への書き込みデータや記憶装置4からの読み出しデータ、などは、すべてコントローラ22を介してやりとりされる。キャッシュメモリ23は、ホストシステム1から記憶装置4に対する見かけ上のデータ書込み速度を高速化するため、ホストシステム1から受け取った記憶装置4への書き込みデータを一時的に格納しておく。
また、ディスク制御装置2は、電源装置3から電源遮断要求を受けた場合には、電源遮断要求に応じることが可能かどうかを確認し、要求に応じることが可能であればその旨(電源遮断許可)を電源装置3へ通知する。このとき、記憶装置4へ書き込む必要のあるデータであって未だ書込みが完了していないデータ(以下、「未書込みデータ」と呼ぶ)をキャッシュメモリ23などが保持していれば、すべての未書込みデータを記憶装置4へ書き込んでから電源遮断許可を通知する。なお、電源遮断許可は信号S4を使用して通知する。また、ホストシステム1からの指示はコントローラ22を介してマイクロコンピュータ21へ通知され、一方、電源装置3からの指示(電源遮断要求)は直接マイクロコンピュータ21へ通知される。
電源装置3は、ホストシステム1、ディスク制御装置2および記憶装置4に対して電源を供給する。また、ホストシステム1から電源遮断要求を受けた場合には、その旨をディスク制御装置2に対して通知し、ディスク制御装置2から電源遮断許可の通知を受けるとホストシステム1、ディスク制御装置2および記憶装置4に対する電源供給を停止する。なお、ホストシステム1から電源遮断要求を受けた旨の通知は、信号S3を使用して行う。
記憶装置4は、ディスク制御装置2のコントローラ22を介してホストシステム1から受け取ったデータの格納しておき、ディスク制御装置2の指示に従い格納しているデータを出力する。なお、記憶装置4は内部にキャッシュを備えた構成のものであってもよい。
通信部5は、インターネットやイントラネットなどのネットワークへ接続する機能を有し、ネットワークを介して、このコンピュータシステムを他のコンピュータシステムなどと接続する。
図2は、実施例1の電源装置3の機能ブロックの構成例を示す図である。電源装置3は、電源遮断要求検出部31、電源制御部32および状態通知部33を含んでいる。なお、信号S1〜S4は、図1に示した信号S1〜S4に対応している。
電源遮断要求検出部31は、ホストシステム1からの制御信号S1を入力とし、この入力信号S1の状態に基づいて、ホストシステム1が電源の遮断を要求しているかどうかを判断する。また、ホストシステム1からの電源遮断要求を検出した場合には、その旨を信号ディスク制御装置2に対して通知する。電源制御部32は、制御信号S1および制御信号S4を入力とし、これらの入力信号の状態に基づいて、電源供給を開始するかどうか、停止するかどうか、の判定を行う。そして、判定結果に従い、必要であれば図示していない電源装置3内の各部の制御を行い、ホストシステム1、ディスク制御装置2および記憶装置4に対する電源供給の開始/停止を行う。状態通知部33は、電源装置3から各部(ホストシステム1、ディスク制御装置2および記憶装置4)に対する電源供給の状態を、信号S2を使用してホストシステム1へ通知する。
また、図3は、キャッシュデータ保護装置の動作説明を行うための図であり、信号S1〜S4の状態と、キャッシュデータ保護装置の動作状態との対応関係を示している。以下、図2および図3を用いて、電源装置3が各部(ホストシステム1、ディスク制御装置2および記憶装置4)に対して行う電源供給動作を説明する。なお、ホストシステム1は、図1に示した“ホスト電源”以外に別系統で電源が供給されており、電源装置3からの給電(ホスト電源の供給)が停止している場合であっても、ユーザによる電源投入操作(電源装置3からの給電を開始させるための操作)を受け付け可能であるものとする。また、信号S1の制御および信号S2の監視が可能であるものとする。
まず、電源装置3が各部(ホストシステム1、ディスク制御装置2および記憶装置4)への電源供給を開始する場合の動作を説明する。電源装置3が各部に対して電源供給を行っていない状態において、信号S1およびS4の状態は、それぞれ‘H’、‘L’となっている。また、電源装置3からの出力信号S2およびS3の状態は、共に‘L’となっている。この状態で電源投入指示(ユーザによる電源投入操作)を受け付けると、ホストシステム1は、信号S1の状態を‘L’へ変化させ、電源装置3に対して電源供給要求を通知する(電源の供給開始を要求する)。電源制御部32は、信号S1の状態が‘L’へ変化したことを検出すると、電源供給要求を受けたと判定する。そして、図示していない電源装置3内の各部を制御し、ホストシステム1、ディスク制御装置2および記憶装置4に対する電源供給を開始する。電源供給を開始すると、状態通知部33は、信号S2の状態を‘H’へ変化させて、各部への電源供給を開始した旨(各部へ電源を供給中である旨)をホストシステム1に対して通知する。このとき、電源遮断要求検出部31は、ホストシステム1からの電源遮断要求を検出していないため(信号S1の状態が‘L’のため)、信号S3の状態を‘L(電源遮断依頼なし)’に保ち続ける。
つづいて、本発明にかかるキャッシュデータ保護装置の特徴的な動作である電源装置3が各部への電源供給を停止する場合の動作を図4に示したフローチャートに基づいて説明する。図4は、上述した電源供給開始動作が実行され、システムが起動中の状態から電源供給を停止する(シャットダウンを行う)場合の動作例を示したフローチャートである。
図3に示したように、電源装置3が各部へ電源供給を行い、かつホストシステム1から電源遮断要求を受けていない状態(システム起動中の状態)では、電源装置3への入力信号S1およびS4の状態は、それぞれ‘L’、‘H’となっている。また、電源装置3からの出力信号S2およびS3の状態は、それぞれ‘H’、‘L’となっている。この状態において、ホストシステム1は、電源を遮断する必要があるかどうかを監視している(ステップS11)。このステップS11では、たとえば、ユーザによる電源遮断操作(正常な操作およびシステムフリーズなどに伴う強制的な電源遮断操作)の有無,カーネルパニックの発生に伴う強制的な電源遮断の必要性の有無,などを監視する。監視の結果、電源を遮断する必要がないと判断した場合(ステップS11,No)、監視を継続する。一方、電源を遮断する必要があると判断した場合(ステップS11,Yes)、ホストシステム1は、信号S1の状態を‘H’へ変化させることにより、電源装置3に対して電源遮断要求を通知する(ステップS12)。
また、システム起動中の状態において、電源装置3の電源遮断要求検出部31は入力信号S1の状態を監視することにより、ホストシステム1からの電源遮断要求の有無を監視している(ステップS31)。監視の結果、電源遮断要求がないと判断した場合(ステップS31,No)、監視を継続する。一方、電源遮断要求があったと判断した場合(ステップS31,Yes)、電源遮断要求検出部31は、信号S3の状態を‘H’へ変化させることにより、電源遮断要求を受けた旨をディスク制御装置2へ通知する(ステップS32)。ステップS32を実行後、電源装置3の電源制御部32は、ディスク制御装置2からの電源遮断許可の有無を監視する(ステップS33)。電源遮断許可の有無は、信号S4の状態を監視することにより行い、信号S4が‘L’であれば電源遮断許可を受けた(電源供給停止を許可された)と判断する。
一方、システム起動中の状態において、ディスク制御装置2(マイクロコンピュータ21)は、入力信号S3の状態を監視することにより、電源装置3がホストシステム1から電源遮断要求を受けたかどうかを監視している(ステップS21)。監視の結果、電源装置3が電源遮断要求を受けていないと判断した場合(ステップS21,No)、監視を継続する。一方、電源遮断要求を受けたと判断した場合(ステップS21,Yes)、マイクロコンピュータ21は、キャッシュメモリ23が、記憶装置4へ書き込む必要がある未書込みデータを保持しているかどうかを確認する(ステップS22)。キャッシュメモリ23が未書込みデータを保持している場合(ステップS22,Yes)、マイクロコンピュータ21は、未書込みデータを記憶装置4へ書き込むように制御を行う(ステップS23)。そして、未書込みデータの記憶装置4への書き込処理が終了すると、マイクロコンピュータ21は、記憶装置4に対して、記憶装置4自身が備えているキャッシュ内のデータ書き戻し作業を実行するように依頼する(ステップS24)。なお、上記ステップS22において、キャッシュメモリ23が未書込みデータを保持していないと判断した場合には(ステップS22,No)、直ちにステップS24を実行する。また、記憶装置4がキャッシュメモリ(ローカルキャッシュメモリ)を備えていない場合には、ステップS24は省略される。そして、記憶装置4におけるデータ書き戻し処理が終了したことを確認後、マイクロコンピュータ21は、信号S4の状態を‘L’に変化させることにより、電源を遮断しても問題ない(未書込みデータを消失する恐れがない)状態である旨(電源遮断許可)を電源装置3に対して通知する(ステップS25)。
ディスク制御装置2からの電源遮断許可の有無を監視している電源装置3の電源制御部32は、信号S4の状態が‘L’に変化したことを検出すると、電源遮断許可を受けたと判断し(ステップS33,Yes)、図示していない電源装置3内の各部を制御することにより、ホストシステム1、ディスク制御装置2および記憶装置4に対する電源供給を停止する(ステップS34)。
なお、図2において破線矢印で示したように、電源遮断要求検出部31へ信号S4が入力されるような構成とすれば、信号S4を操作することでループバックになり信号S3に反映されることになるので、S3およびS4の結線チェックも可能となる。
このように、本実施例においては、電源遮断を行う場合、ホストシステムは、電源装置のみへ電源遮断要求を行う。そして、電源装置は、電源遮断要求を受けると、その旨をディスク制御装置に対して通知し、ディスク制御装置から電源を遮断しても問題ない旨を通知されてから電源を遮断することとした。これにより、たとえばシステムがフリーズしてしまい、ユーザにより強制的な電源遮断操作が行われたなどの異常シャットダウン動作が発生した場合において、キャッシュ内に保持している未書込みデータ(記憶装置へ書き込む必要のあるデータであって未だ書込みが完了していないデータ)の消失を回避することができる。
つづいて、実施例2のキャッシュデータ保護装置について説明する。上述したように、実施例1のキャッシュデータ保護装置においては、ホストシステムが電源装置に対して直接電源遮断要求を行こととした。これに対して、本実施例においては、ディスク制御装置がホストシステムから電源遮断要求を一旦受け取り、キャッシュメモリ内の未書込みデータを消失するおそれがなくなった時点で電源装置に対して電源遮断要求を転送する手順を使用する事によりキャッシュデータ(未書込みデータ)の保護を行う。
図5は、実施例2のキャッシュデータ保護装置を含んだコンピュータシステムの構成例を示す図である。このキャッシュデータ保護装置は、上述した実施例1のキャッシュデータ保護装置のディスク制御装置2および電源装置3に代えてディスク制御装置2aおよび電源装置3aを備える。なお、その他の部分は、実施例1のキャッシュデータ保護装置が備えるものと同じものである。また、ディスク制御装置2aは、実施例1で説明したディスク制御装置2に対して電源遮断要求遅延部24が追加されたものである。ディスク制御装置2aにおいて、電源遮断要求遅延部24以外の部分はディスク制御装置2の各部と同様である。そのため、同じ符号を付してその説明は省略する。
図6は、電源遮断要求遅延部24の構成例を示す図であり、この電源遮断要求遅延部24は、要求内容判別部41、要求内容転送部42および状態通知転送部43を備える。なお、信号S11〜S16は、図5に示した信号S11〜S16に対応している。また、図7は、電源装置3aの構成例を示す図であり、電源装置3aは、電源制御部32aと状態通知部33を備える。また、実施例2のディスク制御装置2aが備える電源遮断要求遅延部24は、ホストシステム1との間の通信線(S11およびS12)の状態監視および制御を常に行う必要がある。そのため、電源遮断要求遅延部24へは、電源装置3aからディスク制御装置2aへ供給されるメイン電源とは別系統の電源が常に供給されているものとする。
以上のような構成のキャッシュデータ保護装置を含んだコンピュータシステムの動作について、図8を参照しながら説明する。図8は、キャッシュデータ保護装置を含んだコンピュータシステムの動作説明を行うための図であり、信号S11〜S16の状態と、キャッシュデータ保護装置の動作状態との対応関係を示している。なお、ここでは、実施例1の動作と異なる部分を中心に説明を行う。
電源遮断要求遅延部24において、要求内容判別部41は、ホストシステム1からの信号S11を入力とし、信号S11の状態からホストシステム1からの要求内容(電源供給要求、電源遮断要求のいずれに該当するか)を判別する。具体的には、信号S11が‘H’の場合には電源遮断要求と判断し、一方、‘L’の場合には電源供給要求と判断する。そして、電源供給要求を受けた場合には、その旨を要求内容転送部42へ通知する。一方、電源遮断要求を受けた場合には、その旨をマイクロコンピュータ21へ通知する。マイクロコンピュータ21への通知は、信号S13の状態を‘H’とすることにより行う。
マイクロコンピュータ21は、ホストシステム1から電源遮断要求を受けた旨の通知を電源遮断要求遅延部24から受けると(信号S13が‘H’に変化したことを検出すると)、実施例1の場合と同様の処理を実行して、キャッシュメモリ23などに保持している未書込みデータを記憶装置4へ書き込む。また、記憶装置4に対して、キャッシュ内のデータ書き戻し処理を依頼する。そして、消失するおそれがある未書込みデータが無くなると、信号S14を‘L’とすることにより、電源遮断許可を電源遮断要求遅延部24に対して通知する。
要求内容転送部42は、要求内容判別部41から電源供給要求を受けた場合およびマイクロコンピュータから電源遮断許可を受けた場合、その内容を電源装置3aへ通知(転送)する。電源装置3aへの通知は、信号S15を使用して行う。具体的には、電源供給要求を通知する場合は信号S15を‘L’とし、電源遮断要求を通知する場合には信号S15を‘H’とする。
電源装置3aにおいて、電源制御部32aは、ディスク制御装置2a(電源遮断要求遅延部24)からの入力信号S15の状態変化を監視し、変化内容に応じて、電源装置3a内の図示していない各部を制御して、外部(ホストシステム1、ディスク制御装置2a、記憶装置4)への電源供給開始/停止を行う。上述したように、電源遮断許可は、キャッシュメモリ23などに存在する未書込みデータが無くなってから(未書込みデータをすべて記憶装置へ書き込んでから)ディスク制御装置2aが通知するものである。そのため、電源遮断許可を通知された後、電源装置3aが直ちに電源供給を停止させても必要なデータを消失することはない。
状態通知部33は、実施例1の電源装置3が備える状態通知部33と同じものであり、信号S16の状態を変化させて、各部への電源供給を開始/停止した旨を、ディスク制御装置2aを介してホストシステム1へ通知する。なお、実施例2の電源装置3aは、特段変わった機能を有しているわけではなく、既存の汎用電源装置(たとえばパーソナルコンピュータ用の電源装置)と同様のものである。
電源遮断要求遅延部24の説明に戻り、状態通知転送部43は、電源装置3aからの入力信号S16と同じ内容を示す信号S12を出力することにより、電源装置3aから通知された電源供給の状態(電源供給中、電源供給停止中)をホストシステム1へ通知する(電源装置3aからの通知内容を転送する)。なお、状態通知転送部43は、信号S12の状態が入力信号S16と同じ状態になるように制御を行っているだけであるため、互いの信号線同士を電源遮断要求遅延部24内で直結すればよい。または、電源遮断要求遅延部24(ディスク制御装置2a)を介さずに、電源装置3aがホストシステム1へ電源供給の状態を直接通知するようにしてもよい。
本実施例の電源遮断動作を、図9に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、実施例1と同じ処理に関しては同じステップ番号を付してその説明は省略する。
本実施例においては、ユーザによる電源遮断操作などがあると(ステップS11,Yes)、ホストシステム1はディスク制御装置2aへ電源遮断要求を通知する(ステップS12a)。このとき、ディスク制御装置2aの電源遮断要求遅延部24は、上述したようにマイクロコンピュータ21に対して電源遮断要求を受けた旨を通知する。ステップS22〜S24を実行後、ディスク制御装置2aは、電源装置3aへ電源遮断要求を転送する(ステップS25a)。具体的には、マイクロコンピュータ2からの信号S14が‘L’に変化したことを検出した電源遮断要求遅延部24の要求内容転送部42が電源装置3aへの出力信号S15を‘H’とすることにより電源遮断要求を通知する。
システム起動中の状態においてディスク制御装置2aから電源遮断要求が通知されたかどうかを監視している電源装置3aは、電源遮断要求を受けると(ステップS31a,Yes)、ディスク制御装置2a、ホストシステム1および記憶装置4への電源供給を停止する(ステップS34)。
このように、本実施例においては、電源遮断を行う場合、ホストシステムは、ディスク制御装置のみへ電源遮断要求を行う。そして、ディスク制御装置は、キャッシュ内に未書込みデータ(記憶装置へ書き込む必要のあるデータであって未だ書込みが完了していないデータ)を保持している場合、それを記憶装置4へ書き込んでから電源装置へ電源遮断要求を転送することとした。これにより、異常シャットダウン動作が発生した場合であっても、キャッシュ内に保持している未書込みデータの消失を回避することができる。
なお、上記説明において、記憶装置4は通常のハードディスクとして説明を行ったが、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成のハードディスクに対しても本発明を適用可能である。
以上のように、本発明にかかるキャッシュデータ保護装置は、ライトバック方式を使用したディスクキャッシュシステムを備えたコンピュータシステムに有用であり、特に、会計事務所などの財務会計処理業務において使用されるサーバー装置のキャッシュデータ消失防止に適している。
本発明にかかるキャッシュデータ保護装置を含み、キャッシュデータ保護方法を実現するコンピュータシステムの構成例を示す図である。 実施例1の電源装置の機能ブロック構成例を示す図である。 キャッシュデータ保護装置の動作説明を行うための図である。 実施例1のシャットダウン動作例を示したフローチャートである。 実施例2のキャッシュデータ保護装置を含んだコンピュータシステムの構成例を示す図である。 電源遮断要求遅延部の構成例を示す図である。 実施例2の電源装置の構成例を示す図である。 キャッシュデータ保護装置の動作説明を行うための図である。 実施例2のシャットダウン動作例を示したフローチャートである。
符号の説明
1 ホストシステム
2、2a ディスク制御装置
3、3a 電源装置
4 記憶装置
21 マイクロコンピュータ
22 コントローラ
23 キャッシュメモリ
24 電源遮断要求遅延部
31 電源遮断要求検出部
32、32a 電源制御部
33 状態通知部
41 要求内容判別部
42 要求内容転送部
43 状態通知転送部

Claims (16)

  1. ホストシステムおよび記憶装置とともにコンピュータシステムまたはサーバー装置を構成し、当該ホストシステムから受け取った当該記憶装置への書き込みデータを一時的に格納しておくためのキャッシュメモリと、当該ホストシステムおよび当該記憶装置へ電源を供給する電源装置と、当該記憶装置への電源供給停止を許可するか否かの判断結果を当該電源装置へ通知する制御部と、を備えたキャッシュデータ保護装置であって、
    前記電源装置は、
    電源遮断要求を前記ホストシステムから受けた場合、その旨を前記制御部へ通知し、
    前記制御部は、
    前記ホストシステムから電源遮断要求を受けた旨の通知を前記電源装置から受けた場合、前記キャッシュメモリ内に前記記憶装置へ未だ書き込まれていない未書込みデータが存在しなければ前記記憶装置への電源供給停止を許可する旨(電源遮断許可)を当該電源装置へ通知することを特徴とするキャッシュデータ保護装置。
  2. 前記制御部は、
    前記ホストシステムから電源遮断要求を受けた旨の通知を前記電源装置から受けた場合であって、かつ前記キャッシュメモリ内に未書込みデータが存在している場合には、当該未書込みデータを前記記憶装置へ書き込むように制御を行い、未書込みデータの書込処理が終了後、電源遮断許可を当該電源装置へ通知することを特徴とする請求項1に記載のキャッシュデータ保護装置。
  3. 前記記憶装置が内部にローカルキャッシュメモリを備えている場合、
    前記制御部は、電源遮断許可を前記電源装置へ通知する前に、前記記憶装置へ前記ローカルキャッシュメモリ内のデータを書き戻すように指示を行い、データの書き戻し処理が終了した後に電源遮断許可を前記電源装置へ通知することを特徴とする請求項1または2に記載のキャッシュデータ保護装置。
  4. ホストシステムおよび記憶装置とともにコンピュータシステムまたはサーバー装置を構成し、当該ホストシステムから受け取った当該記憶装置への書き込みデータを一時的に格納しておくためのキャッシュメモリと、当該ホストシステムおよび当該記憶装置へ電源を供給する電源装置と、当該ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合、それを当該電源装置へ転送する制御部と、を備えたキャッシュデータ保護装置であって、
    前記制御部は、
    前記ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合であって、かつ前記キャッシュメモリ内に前記記憶装置へ未だ書き込まれていない未書込みデータが存在しない場合、当該電源遮断要求を前記電源装置へ転送することを特徴とするキャッシュデータ保護装置。
  5. 前記制御部は、
    前記ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合であって、かつ前記キャッシュメモリ内に未書込みデータが存在している場合には、当該未書込みデータを前記記憶装置へ書き込むように制御を行い、未書込みデータの書込処理が終了後、前記電源遮断要求を前記電源装置へ転送することを特徴とする請求項4に記載のキャッシュデータ保護装置。
  6. 前記記憶装置が内部にローカルキャッシュメモリを備えている場合、
    前記制御部は、電源遮断要求を前記電源装置へ転送する前に、前記記憶装置へ前記ローカルキャッシュメモリ内のデータを書き戻すように指示を行い、データの書き戻し処理が終了した後に電源遮断要求を前記電源装置へ転送することを特徴とする請求項4または5に記載のキャッシュデータ保護装置。
  7. 前記記憶装置をRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成のハードディスクとすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のキャッシュデータ保護装置。
  8. 財務会計処理業務用として利用されるコンピュータシステムまたはサーバー装置を構成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のキャッシュデータ保護装置。
  9. ホストシステムおよび記憶装置とともにコンピュータシステムまたはサーバー装置を構成し、当該ホストシステムから受け取った当該記憶装置への書き込みデータを一時的に格納しておくためのキャッシュメモリと、当該ホストシステムおよび当該記憶装置へ電源を供給する電源装置と、当該記憶装置への電源供給停止を許可するか否の判断結果を当該電源装置へ通知する制御部と、を備えたキャッシュデータ保護装置において、当該電源装置が当該ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合に、当該キャッシュメモリ内のデータ消失を防止するためのキャッシュデータ保護方法であって、
    前記電源装置が、前記ホストシステムから電源遮断要求を受けた旨を前記制御部へ通知する電源遮断要求通知ステップと、
    前記制御部が前記キャッシュメモリのデータ保持状態を確認するデータ保持状態確認ステップと、
    前記データ保持状態確認ステップにおける確認の結果、前記キャッシュメモリ内に前記記憶装置へ未だ書き込まれていない未書込みデータが存在しないと判断した場合、前記制御部が、前記記憶装置への電源供給停止を許可する旨(電源遮断許可)を前記電源装置へ通知する電源遮断許可通知ステップと、
    を含むことを特徴とするキャッシュデータ保護方法。
  10. 前記電源遮断許可通知ステップでは、
    前記データ保持状態確認ステップにおける確認の結果、前記キャッシュメモリ内に未書込みデータが存在すると判断した場合、前記制御部は、当該未書込みデータを前記記憶装置へ書き込むように制御を行い、未書込みデータの書込処理が終了後、電源遮断許可を前記電源装置へ通知することを特徴とする請求項9に記載のキャッシュデータ保護方法。
  11. 前記記憶装置が内部にローカルキャッシュメモリを備えている場合、
    前記電源遮断許可通知ステップでは、前記制御部が、電源遮断許可を前記電源装置へ通知する前に、前記記憶装置へ当該記憶装置自身が備えているキャッシュメモリ内のデータを書き戻すように指示を行い、データの書き戻し処理が終了した後に電源遮断許可を前記電源装置へ通知することを特徴とする請求項9または10に記載のキャッシュデータ保護方法。
  12. ホストシステムおよび記憶装置とともにコンピュータシステムまたはサーバー装置を構成し、当該ホストシステムから受け取った当該記憶装置への書き込みデータを一時的に格納しておくためのキャッシュメモリと、当該ホストシステムおよび当該記憶装置へ電源を供給する電源装置と、当該ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合、それを当該電源装置へ転送する制御部と、を備えたキャッシュデータ保護装置において、当該制御部が当該ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合に、当該キャッシュメモリ内のデータ消失を防止するためのキャッシュデータ保護方法であって、
    前記制御部が、前記ホストシステムから電源遮断要求を受けた場合、前記キャッシュメモリのデータ保持状態を確認するデータ保持状態確認ステップと、
    前記データ保持状態確認ステップにおける確認の結果、前記キャッシュメモリ内に前記記憶装置へ未だ書き込まれていない未書込みデータが存在しないと判断した場合、前記制御部が前記電源遮断要求を前記電源装置へ転送する電源遮断要求転送ステップと、
    を含むことを特徴とするキャッシュデータ保護方法。
  13. 前記電源遮断要求転送ステップでは、
    前記データ保持状態確認ステップにおける確認の結果、前記キャッシュメモリ内に未書込みデータが存在すると判断した場合、前記制御部は、当該未書込みデータを前記記憶装置へ書き込むように制御を行い、未書込みデータの書込処理が終了後、前記電源遮断要求を前記電源装置へ転送することを特徴とする請求項12に記載のキャッシュデータ保護方法。
  14. 前記記憶装置が内部にローカルキャッシュメモリを備えている場合、
    前記電源遮断要求転送ステップでは、電源遮断要求を前記電源装置へ転送する前に、前記記憶装置へ前記ローカルキャッシュメモリ内のデータを書き戻すように指示を行い、データの書き戻し処理が終了した後に電源遮断要求を前記電源装置へ転送することを特徴とする請求項12または13に記載のキャッシュデータ保護方法。
  15. 前記記憶装置をRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成のハードディスクとするコンピュータシステムまたはサーバー装置において使用することを特徴とする請求項9〜14のいずれか一つに記載のキャッシュデータ保護方法。
  16. 財務会計処理業務用として利用されるコンピュータシステムまたはサーバー装置において使用することを特徴とする請求項9〜15のいずれか一つに記載のキャッシュデータ保護方法。
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