JP2008112914A - 回転型変圧器 - Google Patents

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忠弘 中山
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剛 篠原
Mitsuyuki Yokoyama
光之 横山
Masato Nagata
正人 永田
Kenichi Ito
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Abstract

【課題】電力伝送効率を低下させることなく、極力軽量化した回転型変圧器を提供する。
【解決手段】回転型変圧器1は、全体として環状に形成された1つの鉄心2と、この鉄心2に配された一次巻線5p及び二次巻線5sとを備え、鉄心2には、その全周にわたって開放部3を有する中空部4が形成されていると共に、中空部4に、周方向に沿って一次巻線5p及び二次巻線5sが同心円状に収容配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、一次側または二次側が他方に対し相対的に回転(移動)する回転型変圧器に関する。
上記変圧器は、一次側と二次側との間に隙間(ギャップ)が設けられている。図11は略環状をなす変圧器101の周方向に対する断面を拡大して示しており、一次鉄心102(一次側)と二次鉄心103(二次側)とが、ギャップ104を有して対向配置されている。一次鉄心102及び二次鉄心103には、夫々一次巻線105p及び二次巻線105sが巻装されていて、一次鉄心102は固定され二次鉄心103は軸線の回りに回転自在に配置されている。
この変圧器101は、ギャップ104が無い通常の鉄心を備えた変圧器に比し電力の伝送効率が低くなる問題がある。ギャップ104は鉄心102,103に比べて磁気抵抗が大きいので、一次巻線105pに流れる電流によって生じた磁束が両鉄心102,103内を通る際に、その磁束の一部が鉄心102,103外に漏れて周回(ショートカット)し、二次巻線105sと鎖交する磁束が少なくなるからである。
そこで、この種の変圧器においては、ギャップによって生じる漏れ磁束を少なくするため、一次鉄心及び二次鉄心の夫々に磁束の方向に沿って導体層を設けるなどの工夫がされている(例えば特許文献1参照)。当該変圧器の一次鉄心及び二次鉄心はE型あるいは中空状をなし、前記導体層は銅板から構成されている。この銅板は、両鉄心の内側(及び外側)に沿って張られていて、一次巻線及び二次巻線と鎖交する鉄心内の主磁束の方向に対して平行に配置されている。
特開2001−338820号公報
上記構成によれば、鉄心外に漏れようとする磁束が銅板を横切る際に、銅板にその磁束を打ち消すような渦電流が発生するので、漏れ磁束を減少させることができる。しかし、その反面、渦電流によってジュール損失が生じるため、依然として電力伝送効率の低下の問題を孕んでいる。
更に、この変圧器や前記変圧器101にあっては、鉄心は比較的重量物とされる(積層した電磁鋼板などから構成される)ため、回転体としての二次側の重量化が不可避となり、二次鉄心が取り付けられる回転本体部の重量化を招く問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力伝送効率を低下させることなく、極力軽量化した回転型変圧器を提供することにある。
上記の目的を達成するために請求項1記載の発明は、全体として環状に形成された1つの鉄心と、この鉄心に配された一次巻線及び二次巻線とを備え、前記一次巻線に交流電源が接続されると共に前記二次巻線に負荷が接続される回転型変圧器であって、前記鉄心には、その全周にわたって開放部を有する中空部が形成されており、前記中空部に、周方向に沿って前記一次巻線及び前記二次巻線が同心円状に収容配置されていることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、全体として環状に形成された1つの鉄心と、この鉄心に配された一次巻線及び二次巻線とを備え、前記一次巻線に交流電源が接続されると共に前記二次巻線に負荷が接続される回転型変圧器であって、前記鉄心に前記一次巻線が巻装されて固定部とされ、前記鉄心に連なるように配置された磁性樹脂に前記二次巻線が一体的に設けられて回転部とされており、前記回転部は、軸線の回りに回転自在に配設されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、回転型変圧器の鉄心を、前述した一次鉄心と二次鉄心とに隔てることなく単体の鉄心で構成し、且つ一次巻線と二次巻線とが一続きの鉄心で囲まれるように前記中空部に配置したので、二次巻線と鎖交する磁束を増加させ電力伝送効率を向上させることができる。そして、二次側を回転体とした場合、その回転体を鉄心が省かれた二次巻線のみの構成とすることができ軽量化を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記回転部における磁路を磁性樹脂により構成することができるので、電力伝送効率を低下させることなく、回転体としての二次側を軽くすることができる。
<第1の実施例>
以下、本発明の第1の実施例について図1乃至図6を参照しながら説明する。
図2は回転型変圧器全体の概略的な斜視図を示し、図1はこの変圧器の周方向に対する断面を拡大して示している。回転型変圧器(以下、変圧器と略す)1は、積層された電磁鋼板から全体として円環状に形成された鉄心2を備えている。鉄心2には、その全周にわたって内周側(図1中、左側)に開放部3を有する中空部4が形成されている。中空部4の下面4aには、図示しない絶縁材を介して、一次巻線5pが周方向に沿って巻装されている。これら一次側としての鉄心2及び一次巻線5pは、本発明の固定部6を構成する。尚、鉄心2は、磁路の幅すなわち鉄心2の厚みTが一定となるように形成されている。
また、中空部4には、周方向に沿って巻回された二次巻線5sが収容配置されており、二次巻線5sの引出し線7は、前記開放部3から鉄心2の外部に引き出されている。二次側としての二次巻線5s及び引出し線7は、非磁性体の樹脂8で覆われて回転部9とされている。非磁性樹脂8は、合成樹脂材料からなり、二次巻線5s全体の表面を被覆する巻線被覆部8aと引出し線7を被覆する保持部8bとを一体に備えて構成されている。
詳しい図示は省略するが、保持部8bは、巻線被覆部8aの内周側に軸線を中心として90度間隔で突設されると共に図示しない回転本体部に連結されることにより、回転部9が軸線の回りに回転自在に配設されている。
前記巻線被覆部8aの表面のうち、中空部4の上面4bおよび一次巻線5pの上面に臨む上下の対向面8c,8dには、夫々「V」の字状の溝(以下、へリングボーン溝と称す)10が形成されている。図3は、巻線被覆部8aの概略的な上面図(つまり対向面8c)を、へリングボーン溝10と共に示している。空気雰囲気において、回転部9が図3中、矢印D方向に回転する場合、へリングボーン溝10の動圧効果(ポンプ作用)により発生する圧力で流体としての空気が永続的な空気層を形成する。これにより、回転部9は、中空部4の上面4bおよび一次巻線5pの上面と接触することなく回転するようになっている。
図4は、非接触電力伝送装置としての変圧器1を用いた電力伝送形態の一例を示している。変圧器1の一次巻線5pにはインバータ装置11が接続され、二次巻線5sには負荷12が接続されている。インバータ装置11は、ブリッジ接続されたダイオード13a〜13dからなる整流回路13、平滑用のコンデンサ14、およびブリッジ接続されたIGBT15a〜15dからなるインバータ回路15から構成されており、その入力端子はリアクトル16を介して交流電源17に接続されている。IGBT15a〜15dの各ゲートには図示しない制御回路からPWM信号が与えられ、インバータ装置11は、変圧器1に対し正弦波状の単相交流電圧(例えば100V)を出力するようになっている。一次巻線5pに電流が流れると、鉄心2には図1に破線で示すような磁束が発生し、変圧器1を介して交流電源17から負荷12に電力が伝送される。
次に、図5、図6を参照しながら、上記構成を有する変圧器1及び従来構成の変圧器101の電力伝送効率について説明する。
図5は、数値計算により得られた空気雰囲気中における磁束分布図である。図5(a)及び(b)は、ともに縦横比が2対3に設定された同一の外形寸法を有し、磁路の幅や、巻装状態が同じように設定された巻数比1対1の変圧器であって、一次側の交流電源が100Vの場合の磁束の分布を示している。このうち、図5(a)は開放部3の間隙が1.5mmに設定された変圧器(モデルA)であり、図5(b)はギャップ104(ギャップ長)が0.5mmに設定された従来構成の変圧器(モデルB)である。
図6は、モデルA、Bの変圧器について、無負荷の状態から順次負荷を増大させたときの、一次側の電圧に対する二次側の電圧の比率(変圧比)を数値計算により求めたものである。モデルAの変圧器1は、モデルBの変圧器101に比べ高い変圧比(1に近い変圧比)を有し、電力伝送効率が向上している。
このような結果が得られたのは、以下のように考えられる。
空気は鉄に比べ透磁率が極端に低いため、磁路を構成する鉄心の間にギャップ(空隙)が存在すると、当該ギャップにおける磁気抵抗が高くなる。磁気抵抗が高くなると、磁束の一部がギャップ部分から鉄心外に漏れ易くなり、二次巻線と鎖交する磁束が減少して変圧比が低下する。
磁気抵抗は、ギャップ長に比例するため、回転型変圧器で電力伝送効率を高めるには、ギャップ長を極力短くすることが有効となる。しかし、一次鉄心102と二次鉄心103とが相対的に回転する構成を持つ従来構成の変圧器101では、相互の接触を防ぐために所定の最小ギャップ長を確保する必要があり、磁気抵抗の低減には限界がある。
変圧器1の鉄心は単体の鉄心2で構成されており、一次巻線5pと二次巻線5sとが一続きの鉄心2で囲まれるように前記中空部4に収容されているため、一次巻線5pに流れる電流によって発生する磁束が、一続きの鉄心2を通って二次巻線5sと鎖交する。その結果、二次巻線5sに鎖交する磁束が増加して、変圧比が向上する。
以上のように本実施例によれば、回転型変圧器の鉄心を一つの鉄心2から構成し、中空部4に、周方向に沿って一次巻線5p及び二次巻線5sを同心円状に収容配置したので、上述のように二次巻線5sと鎖交する磁束を増加させ電力伝送効率を高めることができる。
前記特許文献1に記載の変圧器や前記変圧器101においては、2つの鉄心(一次鉄心,二次鉄心)を対向させることにより周回する磁路(例えば断面「ロ」の字状の磁路)を形成するため、2つ以上のギャップ(図11中、ギャップ104,104参照)が必要的に形成される。これに対し、本実施例の変圧器1の鉄心は、単体の鉄心2から構成されているためギャップとしての開放部3を1箇所に形成すれば足り、従来の変圧器に比し、ギャップ長(の総和)を短くして開放部3における漏れ磁束を減少させることが可能となり、変圧器1の電力伝送効率をより高めることができる。
また、特許文献1に記載の変圧器は、漏れ磁束の低減を図るべく鉄心の側面に銅板を設けた構成であるが、当該銅板に渦電流が発生するため、そのジュール損失によって電力伝送効率が低下する問題を孕んでいた。これに対し本実施例の変圧器1によれば、銅板を不要としながらも漏れ磁束を減少させることができると共に、簡単な構成で電力伝送効率を向上させることができる。
巻線被覆部8aの表面のうち固定部6との対向面8c,8dに、へリングボーン溝10を形成したので、高速回転時においても動圧効果により回転部9を固定部6に接触させることなく安定的に回転させることができる。従って、回転型変圧器1を安定して動作させることができると共に、回転部9と固定部6の接触を防ぐための最小ギャップ長(開放部3における間隙)を短縮することが可能となる。
前記回転部9を、二次巻線5s及び引出し線7と、これらを覆う非磁性樹脂8により構成したので、従来構成における二次鉄心を不要とすることができ、回転体としての二次側を大幅に軽くすることができる。また、前記回転本体部に連結する保持部8bを、比較的比重の小さい合成樹脂から構成したので、回転部9を含めた回転本体部の総重量を軽くすることができる。つまり、回転本体部が重いと、その回転に必要なエネルギーが増大すると共に定格回転数に到達するまでの所要時間が長くなるが、回転部9とその連結手段に相当する保持部8bを大幅に軽くすることができるため、前記エネルギーの消費を極力抑えることができると共に前記所要時間を極力短縮することができる。
<第2の実施例>
図7は、本発明の第2の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。図7は、変圧器18の周方向に対する断面を拡大して示しており、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。
変圧器18の鉄心2と回転部9の外周との間には、回転部9を保持する軸受19が設けられている。この軸受19は、深溝玉軸受からなり、主として回転部9のラジアル加重を支持するように構成されている。
本実施例の変圧器18によれば、軸受19によって回転部9の回転により生じる遠心力を支持し、その遠心力に伴う回転部9の変形を防止することができると共に、回転部9の固定部6に対する相対的な位置関係を一定に保つことができる。
また、回転部9を、保持部8b及び軸受19の両者で保持することで、保持部8bの肉厚を薄く済ませて開放部3をより狭めることができ、開放部3における磁気抵抗を一層低減させることが可能となる。
<第3の実施例>
図8及び図9は、本発明の第3の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。図8は、変圧器20の断面図を示しており、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。
変圧器20は全体として環状をなし、同心状に配置された環状をなす鉄心21と磁性樹脂22とを備えて構成されている。鉄心21は、内周側が開放された断面「コ」の字状に形成されており、その内壁21a中央に絶縁材(図示せず)を介し一次巻線5pが巻装されて固定部6とされている。
磁性樹脂22は、磁性粉を含有した合成樹脂材料からなり、図8に示すように、鉄心21の開放(内周)側に掛け渡されるように配置されている。磁性樹脂22は、軸線からの内径寸法が鉄心21の内径寸法と一致するように設定されていると共に、その外周壁22aに二次巻線5sが巻装されて回転部9とされている。図示は省略するが、磁性樹脂22の表面のうち、鉄心21に臨む上下の対向面22b、22cには、夫々へリングボーン溝10(図3参照)が形成されている。
上記構成により、一次巻線5pに流れる電流によって発生する磁束が、一次巻線5p及び二次巻線5sを囲む鉄心21と磁性樹脂22とを通るようになっている。図9は、外形寸法や巻数比など前述の数値計算と同様に設定された変圧器20の磁束の分布を示す図5相当図である。
このように、回転部9を鉄心21に連なるように配置することにより、一次巻線5p及び二次巻線5sを、磁性樹脂22と鉄心21とで囲む磁路が形成される。また、磁性樹脂22は、通常の鉄心の材料より比重が小さい磁性体であるので、その分、回転部9の重量が軽くなる。従って、電力伝送効率の低下を最小限に止めながら、回転部9ひいては変圧器20の軽量化を図ることができる。
磁性樹脂22にヘリングボーン溝10を形成したので、回転部9を固定部6に接触させることなく安定的に回転させることができる。磁性樹脂22は、磁性粉を含有した合成樹脂材料から構成されているので、樹脂成形等によって任意の形状に容易に形成することができる。また、この樹脂成形によって、磁性樹脂22を周方向に複数に分割可能な形状に形成することで、鉄心21に対する磁性樹脂22の組み付け時の作業性を向上させることができる。尚、鉄心を、上側あるいは下側が開放された断面「コ」の字状に形成すると共に、その開放側に磁性樹脂を掛け渡すように配置してもよい。この場合の鉄心に対する組み付けは、回転部を開放側から一方向(軸方向)に移動させて収容すれば足りるので、この構成においても組み付け作業性を向上させることができる。
<第4の実施例>
図10は、本発明の第4の実施例を示すものであり、第3の実施例と異なるところを説明する。図10は、変圧器23の断面を拡大して示しており、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。
前記一次巻線5pは、鉄心21の内壁21aに上部と下部の2つに分けて巻装されている。これら一次巻線5p,5pは、その間に二次巻線5sが入り込むよう軸方向の寸法が狭められ、径方向の幅寸法が磁性樹脂22側まで拡大されるように形成されている。磁性樹脂22の外周中央部に配設された二次巻線5sは、外径寸法が鉄心21の内壁21aの手前まで拡大されるように巻装されており、その上下面において一次巻線5p,5pと対向するようなっている。これら分割された一次巻線5p,5pは、互いに直列に接続してもよいし並列に接続してもよい。
このように、一次巻線5p及び二次巻線5sを交互に入り組むように配置することで、一次側と二次側とを密に結合することができ、電力伝送効率をより高めることができる。
なお、本発明は上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
本発明は、単相の一次巻線5p及び二次巻線5sに限られず、三相の一次巻線及び二次巻線を備えた変圧器にも適用できるものである。
前記鉄心2の開放部3は、その形成位置を内周側に限定するものではなく、環状をなす鉄心2に全周にわたって形成されたものであればよい。具体的には、開放部3を鉄心2の上部に(軸方向に)全周にわたって形成する等、適宜変更が可能である。
また、前記電源電圧、巻数比、鉄心の寸法などは、一例を示すものであり適宜変更してもよい。前記非接触電力伝送装置は、変圧器1とインバータ装置11等を一体化した構成にしてもよい。へリングボーン溝10は、樹脂8,22の表面のうち固定部6との対向面の一部または全部に形成されていればよい。
第4の実施例において、一次巻線5p及び二次巻線5sの配設位置などは、これに限定するものではなく、一次巻線5p及び二次巻線5sが磁性材に囲まれるように配置され、且つこれら巻線5p及び5sが相互に入り組む構成であればよい。より具体的には、一次巻線5p及び二次巻線5sのうち何れか一方の巻線を奇数(例えば3つ)に分けると共に、他方の巻線を偶数(例えば2つ)に分けて、これら一次巻線5p及び二次巻線5sを互い違いとなるよう巻装することで、磁路を構成する磁性材に偏りの無い対称な磁束を発生させるようにしてもよい。また、一次巻線5p及び二次巻線5sを同数に分けて配設するようにしてもよい。
上記実施例において、一次側と二次側の関係を入れ替えたうえで、一次側を回転可能に設けるように
してもよい。このほか、本発明は、軸受19を、ころ軸受や滑り軸受等、他の種類の軸受により構成してもよいし、鉄心2をフェライトコア等の磁性材により構成する等、要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施し得る。
本発明の第1の実施例を示すものであり、本発明の要部を拡大して示す変圧器の断面図 変圧器の全体を示す概略的な斜視図 へリングボーン溝と共に示す巻線被覆部の概略的な上面図 電力伝送形態の一例を示す概略図 (a)は変圧器(モデルA)の磁束分布図、(b)は変圧器(モデルB)の磁束分布図 負荷と変圧比との関係を示す図 本発明の第2の実施例を示す図1相当図 本発明の第3の実施例を示す図1相当図 変圧器の磁束分布図 本発明の第4の実施例を示す図1相当図 従来構成の変圧器の図1相当図
符号の説明
図面中、1,18,20,23は変圧器(回転型変圧器)、2,21は鉄心、3は開放部、4は中空部、5pは一次巻線、5sは二次巻線、6は固定部、7は引出し線、8は非磁性樹脂、8c,8dは対向面、9は回転部、10はヘリングボーン溝、12は負荷、17は交流電源、19は軸受、22は磁性樹脂、22b,22cは対向面である。

Claims (7)

  1. 全体として環状に形成された1つの鉄心と、この鉄心に配された一次巻線及び二次巻線とを備え、前記一次巻線に交流電源が接続されると共に前記二次巻線に負荷が接続される回転型変圧器であって、
    前記鉄心には、その全周にわたって開放部を有する中空部が形成されており、
    前記中空部に、周方向に沿って前記一次巻線及び前記二次巻線が同心円状に収容配置されていることを特徴とする回転型変圧器。
  2. 前記鉄心に前記一次巻線が巻装されて固定部とされ、
    前記二次巻線および前記開放部から外部に引き出された前記二次巻線の引出し線は、非磁性樹脂で覆われて回転部とされており、
    前記回転部は、軸線の回りに回転自在に配設されていることを特徴とする請求項1記載の回転型変圧器。
  3. 全体として環状に形成された1つの鉄心と、この鉄心に配された一次巻線及び二次巻線とを備え、前記一次巻線に交流電源が接続されると共に前記二次巻線に負荷が接続される回転型変圧器であって、
    前記鉄心に前記一次巻線が巻装されて固定部とされ、
    前記鉄心に連なるように配置された磁性樹脂に前記二次巻線が一体的に設けられて回転部とされており、
    前記回転部は、軸線の回りに回転自在に配設されていることを特徴とする回転型変圧器。
  4. 前記鉄心は断面「コ」の字状に形成され、その開放側に前記回転部の磁性樹脂が掛け渡されるように配置されていると共に、前記一次巻線及び前記二次巻線が、当該鉄心と当該磁性樹脂とに囲まれるように配設されていることを特徴とする請求項3記載の回転型変圧器。
  5. 前記樹脂の表面のうち前記固定部との対向面の一部または全部に、へリングボーン溝が形成されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の回転型変圧器。
  6. 前記鉄心と前記回転部の外周との間に、当該回転部を支持する軸受が設けられていることを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の回転型変圧器。
  7. 前記一次巻線は前記鉄心に2つに分けて巻装されていると共に、これら一次巻線の間に前記二次巻線が配置されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の回転型変圧器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2537449B (en) * 2015-01-09 2020-04-29 Carl Mahr Holding Gmbh Inductive rotary transmitter
DE102022205618A1 (de) 2022-06-01 2023-12-07 Mahle International Gmbh Elektrischer Drehtransformator induktiven Energieübertragung

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