JP2008107486A - トナー供給装置 - Google Patents

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雅美 池田
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Abstract

【課題】装置本体に衝撃等の外力が作用しても、トナー収納部からトナーが外部へ漏洩することを防止する、トナー供給装置を提供することである。
【解決手段】トナー供給装置100は、トナーが収納され、トナーを現像装置に供給するためのトナー供給口62を有するトナー収納ケース64と、トナー収納ケース64のケース壁面70aに配設された嵌合部71Aに挿通され、回動自在に支持される回転軸部80と、回転軸部80に配設され、ケース壁面70aと対向配置されるフランジ部106と、回転軸部80に嵌装されると共に、ケース壁面70aとフランジ部106との間に押圧挟持され、トナー収納ケース64からトナーが外部に漏洩することを防止する弾力性を備えたシール部材108と、嵌合部71aの周囲のケース壁面70aに配設され、シール部材108側に突出する環状の突起部110とを含む。
【選択図】図6

Description

本願発明は、トナー供給装置に関し、特に、たとえば複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの電子写真方式を利用した画像形成装置に適用され得る現像装置にトナーを供給するトナー供給装置に関する。
本願発明の背景となる従来の画像形成装置のトナー供給装置の一例としてのたとえばトナーカートリッジには、袋状軸受部が内部に形成され、これに対向する位置に挿通軸受部が形成されるトナー収納部と、一端が袋状軸受部に軸支される被軸支部を構成し、他端が挿通軸受部から外方に延設される駆動連結部を形成し、中間部は可撓性を有する攪拌棒およびスパイラルとを備えているものがあった(例えば、特許文献1参照)。なお、この従来の画像形成装置の現像装置には、トナーを供給するためのトナーホッパー(トナーコンテナ)が設けられていて、当該トナーホッパーにトナーカートリッジが着脱自在に装着されている。
この従来のトナーカートリッジの場合、攪拌棒には、側壁の内面と所定距離離間してフランジ部が設けられている。フランジ部と側壁の内面との間には、貫通孔からのトナー漏れを防止するシール部材が取り付けられている。同様に、スパイラルにも、トナー収納部の側壁の内面と所定間隔離間した位置に、周方向に突出するフランジ部が設けられている。フランジ部と側壁の内面との間には、貫通孔からのトナー漏れを防止するシール部材が取り付けられている。攪拌棒およびスパイラルのいずれのシール部材も、フランジ部と側壁との間で挟持されている
この従来のトナーカートリッジでは、攪拌棒およびスパイラルのいずれにおいても、フランジ部と側壁との間で挟持されるシール部材のシール構造によって、挿通軸受部のシールを簡単に行うことが可能であるとしている。
特開平8−314250号公報
しかしながら、この従来のトナーカートリッジのシール構造では、シール部材がフランジ部の平坦面と側壁の平坦面との2つの平坦面間で圧縮されつつ挟持されてその密封性が保たれている。そのため、トナーホッパーに何らかの外力が加わった場合、あるいは、トナーカートリッジを交換するときに不用意に落下させて当該トナーカートリッジに衝撃が掛かった場合、攪拌棒およびスパイラル等の部品が撓んでしまい、それに起因して、フランジ部および側壁間に挟持されたシール部材の圧縮力が低下する恐れが多分にあった。
その結果、フランジ部とシール部材との間、および/または、側壁とシール部材との間に生じた僅かな隙間から、トナー収納部内のトナーが外部に漏洩し飛散するという不具合を生じるものであった。
また、この従来のトナーカートリッジのシール構造では、フランジ部が攪拌棒と一体的に固定されているので、攪拌棒が回転すれば、フランジ部は攪拌棒と連動して回転するものとなり、シール部材は、フランジ部の平坦面および/または側壁の平坦面と摺接することになる。この場合、フランジ部および側壁によるシール部材に対する摺接面全体の圧縮力をあまり大きくしてしまうと、攪拌棒およびスパイラルの回転トルクが高くなり過ぎて攪拌棒およびスパイラルの回転動作に支障を来たす恐れがある。
反対に、回転トルクを低く抑えて摺接を円滑に行わせるためにシール部材に対する圧縮力をあまり小さくしてしまうと、密封性を長期にわたって維持することが難しくなり、この場合、収納部内のトナーは、フランジ部の回転に連動するシール部材の回転に誘導されて、フランジ部とシール部材との間、および/または、側壁とシール部材との間に生じた微細な間隙を通って外部に漏洩して飛散するという不具合が生じるものとなっていた。
それゆえに、本願発明の主たる目的は、装置本体に衝撃等の外力が作用しても、トナー収納ケースからトナーが外部へ漏洩することを比較的簡単な構造で防止することができる、トナー供給装置を提供することである。
請求項1にかかる本願発明は、画像形成装置の画像形成部に配置され、その表面に潜像が形成された像担持体にトナーを供給して、潜像をトナー像に現像する現像装置にトナーを供給するためのトナー供給装置であって、トナー供給装置は、トナーが収納され、トナーを現像装置に供給するためのトナー供給口を有するトナー収納ケースと、トナー収納ケースのケース壁に配設された嵌合部に挿通され、回動自在に支持される回転軸部と、回転軸部に配設され、嵌合部が備えられたケース壁と対向配置されるフランジ部と、回転軸部に嵌装されると共に、ケース壁とフランジ部との間に押圧挟持され、トナー収納ケースからトナーが外部に漏洩することを防止する弾力性を備えたシール部材と、嵌合部の周囲のケース壁あるいはフランジ部のいずれか一方に配設され、シール部材側に突出する環状の突起部とを含むことを特徴とする、トナー供給装置である。
請求項2にかかる本願発明は、請求項1にかかる発明に従属する発明であって、回転軸部は、トナー収納ケース内のトナーを撹拌するトナー撹拌部材の回転軸部を含む、トナー供給装置である。
請求項3にかかる本願発明は、請求項1にかかる発明に従属する発明であって、回転軸部は、トナー収納ケース内のトナーをトナー供給口に搬送するトナー搬送部材の回転軸部を含む、トナー供給装置である。
請求項1〜請求項3にかかる本願発明では、回転軸部がトナー収納ケースのケース壁に備えられた嵌合部に挿通され嵌装されることにより、嵌合部に回動自在に支持される。弾力性を備えたシール部材は、回転軸部に嵌装され、嵌合部の周囲のケース壁と、ケース壁と対向するフランジ部との間に、押圧挟持される。この場合、ケース壁あるいはフランジ部のいずれか一方に、シール部材側に突出する環状の突起部が形成されているので、当該突起部により押圧された部分のシール部材は、部分的に圧縮率が高くなる。
つまり、シール部材には、部分的に高い押圧圧縮力が作用して、シール部材の一部分に密着力が高くなった密閉領域が構成されるものとなる。そのため、トナー供給装置に衝撃等の外力が作用しても、ケース壁とシール部材との間に隙間が生じ難いものとなる。
また、仮に、隙間が生じたとしても、たとえば特許文献1に示すように、シール部材が2つの平坦面間で押圧挟持された従来のシール構造のものに比べて、本願発明では、突起部がトナー漏洩の障害物となっているため、トナー収納ケースから外部へのトナー漏洩が防止される。
請求項4にかかる本願発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにかかる発明に従属する発明であって、突起部は、シール部材の周縁端よりも内側の領域で、シール部材と対向するように配設され、且つ、突起部の突出高さは、ケース壁およびフランジ部間の間隔よりも小さく設定されている、トナー供給装置である。
請求項4にかかる本願発明では、シール部材の周縁端よりも内側の領域で、シール部材と対向するように突起部が配設され、且つ、突起部の突出高さが、ケース壁およびフランジ部間の間隔よりも小さく設定されているので、フランジ部とケース壁とが当接する恐れがなく、それらの当接によって、回転軸部の回転に支障を来たす心配がない。
すなわち、シール部材の周縁端よりも外側の領域と対向するように突起部が配設され、且つ、突起部の突出高さが、ケース壁およびフランジ部間の間隔よりも大きく設定されている場合には、フランジ部とケース壁とが当接してしまい、回転軸部の回転の支障を来たすものとなる。
なお、突起部の突出高さが小さくなり過ぎると、突起部の突出高さに比べて、シール部材の厚みが、必要以上に厚くなって、シール部材本来のシール効果が低減するものとなる。
本願発明によれば、装置本体に衝撃等の外力が作用しても、トナー収納ケースからトナーが外部へ漏洩することを比較的簡単な構造で防止することができる、トナー供給装置が得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1は、本願発明にかかるトナー供給装置が適用され得る画像形成装置の一実施形態を説明するための正面断面視の概略説明図である。本実施形態例では、先ず、本願発明にかかるトナー供給装置の一例としてのたとえばトナーカートリッジが適用された画像形成装置10について説明する。
本実施形態例の画像形成装置10は、たとえば複写機に用いられ、胴内排紙型の装置本体12、および、装置本体12の上に配設され、原稿画像を読み取る画像読取部14を含む。装置本体12は、画像読取部14で読み取られた原稿の画像情報に基づき画像を形成する画像形成部16と、画像形成部16によって形成され、記録媒体としてのたとえば記録用紙Pに転写された転写画像に定着処理を施す定着部18と、記録用紙Pを収納する記録用紙収納部20とを含む。
画像読取部14には、装置本体12の上面に開閉可能に形成された原稿押え部22と、装置本体12のハウジング内上部のコンタクトガラス24を介して原稿押え部22と対向して設けられた光学系ユニット26とを有する。コンタクトガラス24は、その上面に載置された原稿の原稿面を読み取るために原稿押え部22よりも僅かに小さな平面状に形成されている。原稿押え部22は、装置本体12の上面の一辺部に軸支され、所定の方向に正逆回転して開閉可能となっている。
また、画像読取部14には、原稿読み取りや複写処理等に関する処理条件を入力操作するための操作パネル(図示せず)が配設されている。操作パネル(図示せず)には、表示パネル,スタートボタン,テンキー,モード切換えキー等が適宜設けられている。
光学系ユニット26は、光源,複数のミラー,レンズユニット,CCD(Charge Coupled Device)[図示せず]等を備え、光源からの光が原稿面で反射され、その反射光が複数のミラーおよびレンズユニットを介し、原稿情報として、CCDに入力される。そして、アナログ量として、CCDに入力された原稿情報は、デジタル信号に変換され、所定の記憶装置(図示せず)に記憶される。
画像形成部16は、記録用紙収納部20から給紙された記録用紙にトナー画像を形成させるものであり、上流側(図1で見て右側)から下流側へ向けて順次配置されたマゼンタ用ユニット16A、シアン用ユニット16B、イエロー用ユニット16Cおよびブラック用ユニット16Dで構成されている。
4つのユニット16A,16B,16C,16Dには、それぞれ、感光体ドラム28および現像装置30を含み、各感光体ドラム28は、図1で見て、反時計方向に回転しながら、それぞれ、対応する現像装置30からトナーの供給を受ける構成となっている。各現像装置30には、装置本体12の前面側に配置されたトナーカートリッジ100からトナーが供給されるものとなっている。
さらに、4つの感光体ドラム28の下には、それぞれ、帯電装置32が配置され、帯電装置32の下には、露光装置34が配置されている。この場合、各感光体ドラム28の表面は、帯電装置32によって帯電され、画像読取部14で入力された画像データに基づいて、各色に対応したレーザー光が各露光装置34から帯電した後の感光体ドラム28の表面に照射される。それによって、各感光体ドラム28の表面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像に各現像装置30からトナーが供給されることにより、感光体ドラム28の表面にトナー像が形成される。
また、感光体ドラム28の上には、各感光体ドラム28に当接するように駆動ローラ36および従動ローラ38間には、無端環状の転写ベルト40が架け設けられている。転写ベルト40は、4つの感光体ドラム28に対応して配置された4つの1次転写ローラ42によって各感光体ドラム28の表面に押圧され当接された状態で、各感光体ドラム28と同期しながら駆動ローラ36と従動ローラ38との間を周回移動する構成となっている。
すなわち、転写ベルト40が周回移動することで、その表面に対しマゼンタ用ユニット16Aの感光体ドラム28によってマゼンタのトナー像の転写が行なわれ、次に、転写ベルト40の同一位置にシアン用ユニット16Bの感光体ドラム28によってシアンのトナー像の転写が重ね塗られる。さらに、転写ベルト40の同一位置にイエロー用ユニット16Cの感光体ドラム28によってイエローのトナー像の転写が重ね塗られ、最後に、ブラック用ユニット16Dの感光体ドラム28によってブラックのトナー像の転写が重ね塗られる。このようにして、転写ベルト40の表面にカラーのトナー像が形成される。転写ベルト40の表面に形成されたカラーのトナー像は、記録媒体収納部20から給紙・搬送されてきた記録用紙Pに順次転写される。
また、4つの感光体ドラム28には、それぞれ、各感光体ドラム28の表面の残留トナーを除去してクリーニングするクリーニング装置44が配設されている。クリーニング装置44でクリーニングされた感光体ドラム28の表面は、新たな帯電処理のために帯電装置32へと回転していく。クリーニング装置44によって感光体ドラム28の表面から除去された廃トナーは、所定の経路を通って、図2,図3および図4等に示した後述のトナー回収部66(図1では図示せず)で回収され、貯蔵される構成となっている。
一方、画像形成部16には、装置本体12の上下方向に延びる記録用紙搬送路46が形成されている。用紙搬送路46には、所定の位置に、適宜、1対の搬送ローラ48a,48bが設けられている。また、画像形成部16の下方には、記録用紙収納部20が配設され、この記録用紙収納部20には、露光装置34の下方に抜き差し自在に装着された記録用紙トレイ20Aが配設されている。記録用紙トレイ20Aには、多数積み重ねられた記録用紙の束が収納されている。そして、記録用紙トレイ20Aに収納された記録用紙の束からピックアップローラ21の駆動で記録用紙Pが1枚ずつ繰り出され、記録用紙搬送路46を通って画像形成部16へ向かって搬送される構成となっている。
記録用紙収納部20から給紙された記録用紙Pは、1対の搬送ローラ48a,48bの駆動により、駆動ローラ36に掛け回されている転写ベルト40に向けて搬送される構成になっている。記録用紙搬送路46には、駆動ローラ36と対向した位置に2次転写ローラ50が転写ベルト40の表面と当接するように設けられている。記録用紙搬送路46を搬送されてくる記録用紙Pは、転写ベルト40と2次転写ローラ50との間で押圧・挟持されることによって、転写ベルト40の表面のトナー像が記録用紙P上に静電気的に吸着されて転写されるものとなっている。
また、転写ベルト40には、転写ベルト40の表面に残留した残留トナーを除去する転写ベルト用クリーニング装置(図示せず)が配置されている。記録用紙Pへの転写処理を終えた転写ベルト40は、表面の残留トナーが当該転写ベルト用クリーニング装置(図示せず)によって除去されクリーニクングされた状態で、下流側の転写処理へ向けて周回移動されるものとなっている。
定着部18は、画像形成部16で転写された記録用紙P上のトナー像に対して、定着処理を行うものである。定着部18は、その内部に加熱源である発熱体を備えた定着ローラ18aと、定着ローラ18aと対向配置された加圧ローラ18bとを有する。
そして、帯電装置32を介して画像形成部16から搬送されてきた転写処理済の記録用紙Pは、これら定着ローラ18aおよび加圧ローラ18b間に押圧・挟持され、且つ、定着ローラ18bによる加熱処理でトナー画像が定着される。それによって、記録用紙P上には、カラー画像が安定した状態で形成されるものとなっている。
定着処理を終え、その表面にカラー画像が形成された記録用紙Pは、定着部18の上部から延び設けられた排紙搬送路52および1対の排紙ローラ54a,54bを介して、装置本体12に設けられた胴内排紙トレイ56へ向けて排出されるものとなっている。
次に、トナーカートリッジ100について、特に、たとえば図2,図3,図4,図5および図6を参照しながら、以下、説明する。なお、図2は、本願発明にかかるトナー供給装置の一例をその背面側から見た状態の斜視図解図であり、図3は、図2に示すトナー供給装置の正面図解図である。また、図4は、図3の線A−Aにおける断面図解図であり、図5は、図4のB部の拡大図解図である。さらに、図6(A)は、図4に示すトナー撹拌部材およびトナー搬送部材の回転軸部が嵌合される嵌合部の一例を示す要部拡大断面図解図であり、図6(B)は、図6(A)のトナー撹拌部材の回転軸部が嵌合部に嵌合された状態を示す要部拡大図解図である。
トナーカートリッジ100は、たとえば縦長略矩形状のフレーム58と、フレーム58の略上半分に配設され、その天面にトナー充填口部60を有すると共に、その底面にトナー供給口62を有するカートリッジ本体64と、フレーム58の略下半分に配設されたトナー回収部66とを含む。トナー充填口部60は、カートリッジ本体64内にトナーを充填するためのものであり、トナー供給口62は、現像装置30にトナーを供給・補給するためのものである。
本実施形態例では、カートリッジ本体64が、現像装置30にトナーを供給するためのトナー収納ケースとして構成されている。
カートリッジ本体64は、フレーム58の正面側に膨出したカートリッジ本体正面側ケース68と、フレーム58の背面側に膨出したカートリッジ本体背面側ケース70とを有する。カートリッジ本体正面側ケース68と、カートリッジ本体背面側ケース70との間には、フレーム58において仕切り等が無く、これにより、カートリッジ本体正面側ケース68とカートリッジ本体背面側ケース70との間に、カートリッジ本体64としてのトナー収納部が構成されている。
また、トナー回収部66は、フレーム58から正面側に向けて膨出する正面側回収ケース72と、フレーム58の背面側に配設された背面側回収ケース74とを有する。正面側回収ケース72と背面側回収ケース74との間には、フレーム58において仕切り等が無く、正面側回収ケース72と背面側回収ケース74とによって、トナー回収部のトナー収納部が構成されている。
このカートリッジ本体64のカートリッジ本体正面側ケース68には、カートリッジ本体前面側ケース68内のトナーを撹拌して解すトナー撹拌部材76と、撹拌されて解されたトナーをトナー供給口62へと搬送するトナー搬送部材78とが、上下方向に所定の間隔を隔てて内装されている。
トナー攪拌部材76は、回転軸部80を含む。回転軸部80は、その軸方向の一端部側がカートリッジ本体背面側ケース70のケース壁面の嵌合部71Aで回動自在に支持され、その軸方向の他端部側がカートリッジ本体前面側ケース68のケース壁面の装着部69に回動自在に支持されている。また、回転軸部80の軸方向には、所定の間隔を隔てて、回転軸部80の周囲には、回転軸部80と一体的に形成された撹拌スクレーパー82が設けられている。
トナー搬送部材78は、回転軸部84を含み、回転軸部84の周面には、回転軸部84と一体的に形成されたスパイラルフィン86が設けられている。回転軸部84は、その軸方向の一端部側がカートリッジ本体背面側ケース70のケース壁面の嵌合部71Bで回動自在に支持され、その軸方向の他端部側がカートリッジ本体前面側ケース68のケース壁面の装着部88に回動自在に支持されている。
トナー攪拌部材76およびトナー搬送部材78の回転軸部80には、駆動モータ(図示せず)等の駆動力が、カップリングギヤ,複数のアイドルギヤ,フィーダギヤ等を含む歯車列を有した駆動力伝動機構(図示せず)によって伝動されるものとなっている。
駆動力伝動機構(図示せず)によって、トナー撹拌部材76の撹拌スクレーパー82が回転軸部80の軸心回りに回転軸部80と共に一体的に回転すると、カートリッジ本体64内のトナーが撹拌されて解される。解されたトナーは、トナー搬送部材78へと導入される。それから、当該トナーは、トナー搬送部材78のスパイラルフィン86の回転に伴い誘導されて、カートリッジ本体正面側ケース68の正面側からカートリッジ本体背面側ケース70の背面側に向かって搬送される。そして、当該トナーは、トナー供給口62を介し、現像装置30へと供給されるものとなる。
そこで、次に、本実施形態例にかかるシール構造の一例について、図4,図5および図6(A),(B)等を参照しながら、以下、説明する。
すなわち、トナーカートリッジ100は、トナー収納ケースとしてのカートリッジ本体64内に収納されたトナーが外部に漏洩することを防止するためのシール構造102を有する。シール構造102は、カートリッジ本体背面側ケース70のケース壁面70aに配設された嵌合部71Aを含む。嵌合部71Aは、特に、たとえば図5および図6(A),(B)に示すように、当該ケース壁面70aに設けられた嵌合孔104を有する。この嵌合孔104には、トナー撹拌部材76の回転軸部80が挿通される。回転軸部80には、嵌合孔104が備えられたケース壁面70aと対向するように配置された円盤状のフランジ部106が、当該回転軸部80と一体的に形成されている。
また、シール構造102は、回転軸部80に嵌装されると共に、ケース壁面70aとフランジ部106との間に押圧挟持されるシール部材108を含む。シール部材108は、前述したフランジ部106および後述する突起部110と協働して、カートリッジ本体64内に収納されたトナーが外部に漏洩することを防止する構成部材として配設されている。
シール部材108は、弾力性を備え、たとえば円形環状に形成され、ケース壁面70aとフランジ部106との間に配置されるように、回転軸部80に嵌装される。
シール部材108の材料としては、弾力性を備えたシール材として一般的に用いられているニトリルゴム(以下、「NBR」と言う。)およびフッ素ゴム(以下、「FKM」と言う。)等の他、熱可塑性エラストマー等が用いられ得る。なお、熱可塑性エラストマーとしては、ウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、塩ビ系熱可塑性エラストマー、NBR系熱可塑性エラストマー、フッ素系熱可塑性エラストマー、シリコーン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマーなどの材料の中から適宜選択することができる。
この場合、シール部材がこのようなエラストマーによって形成されているため、容易に弾性変形することで、後述する突起部110との当接位置でのシール性が向上されるものとなる。
さらに、シール構造102には、嵌合孔104の周囲のケース壁面70aに配設され、シール部材108側に突出する、たとえば円形環状のリブで形成された突起部110が含まれる。突起部110は、たとえば合成樹脂材料で形成される。この突起部110は、シール部材108の周縁端よりも内側の領域で、シール部材108と対向するように配設され、且つ、突起部110の突出高さが、ケース壁面70aおよびフランジ部106間の間隔よりも小さくなるように設定されている。なお、突起部110は、円形環状以外にも、たとえば三角形,四角形等の多角形、楕円形等で環状に形成されたものであってもよい。
本実施形態例にかかるシール構造102では、回転軸部80がカートリッジ本体背面側ケース70のケース壁面70aに配設された嵌合部71Aの嵌合孔104に挿通され嵌装されることにより、嵌合部71Aに回動自在に支持される。シール部材108は、回転軸部80に嵌装され、嵌合部71Aの周囲のケース壁面70aと、ケース壁面70aと対向するフランジ部106との間に、押圧挟持される。
この場合、ケース壁面70aには、シール部材108側に突出する環状の突起部110が形成されているため、当該突起部110によって押圧された部分のシール部材108は、部分的に圧縮率が高くなる。すなわち、シール部材108には、部分的に高い押圧圧縮力が作用して、シール部材108の一部分に密着力が高くなった密閉領域が構成される。したがって、トナーカートリッジ100に衝撃等の外力が作用しても、ケース壁面70aとシール部材108との間には、隙間が生じ難いものとなっている。
なお、回転軸部80の回転トルクの観点で言うと、ケース壁面70aの一部に突起部110が配設されていて、ケース壁面70aと、当該ケース壁面70aと対向するシール部材108面とは、面全体で圧縮率を高めているわけではないので、回転軸部80の回転に支障を来たすことがないものとなっている。
ケース壁面70aおよびシール部材108間に、仮に、隙間が生じたとしても、シール部材が2つの平坦面間で押圧挟持された従来のシール構造のもの(たとえば特許文献1に示す従来技術)に比べて、本実施形態例にかかるシール構造102では、突起部110がトナー漏洩の障害物となっているため、カートリッジ本体64内から外部へのトナー漏洩
を防止することができる。
さらに、本実施形態例にかかるシール構造102では、シール部材108の周縁端よりも内側の領域で、シール部材108と対向するように突起部110が配設され、且つ、突起部110の突出高さが、ケース壁面70aおよびフランジ部106間の間隔よりも小さく設定されているため、フランジ部106とケース壁面70aとが当接する恐れがなく、それらの当接によって、回転軸部80の回転に支障を来たす恐れがない。
言い換えると、シール部材108の周縁端よりも外側の領域と対向するように突起部110が形成され、しかも、突起部110の突出高さが、ケース壁面70aおよびフランジ部106間の間隔よりも大きく形成されている場合には、フランジ部106とケース壁面70aとが当接してしまい、回転軸部80の回転に支障を来たすものとなる。
なお、突起部110の突出高さが小さくなり過ぎると、突起部110の突出高さに比べて、シール部材108の厚みが、必要以上に厚くなって、シール部材108の本来のシール効果が低減するものとなる。
なお、図5および図6(B)では、トナー撹拌部材76の回転軸部80のシール構造を示しているが、本実施形態例にかかるトナーカートリッジ100では、トナー搬送部材78の回転軸部80についても、トナー撹拌部材76の回転軸部80のシール構造と同様の構造であるため、トナー搬送部材78の回転軸部80シール構造の説明については割愛している。
上述の実施形態例にかかるシール構造102では、突起部110が嵌合孔104の周囲のケース壁面70aに配設されたが、当該突起部110は、たとえばフランジ部106に配設して、シール部材108側に突出するようにすることも適宜可能である。
また、上述の実施形態例にかかるシール構造102は、トナー撹拌部材76およびトナー搬送部材78の回転軸部80に適用されたが、当該シール構造102は、現像ユニットやプロセスカートリッジにおいて、アジテータ、現像ローラ、補給ローラなどの回転体の回転軸部と現像ユニット等のケース壁との間のシール構造にも、適宜、適用されうるものである。
本願発明にかかるトナー供給装置が適用され得る画像形成装置の一実施形態を説明するための正面断面視の概略説明図である。 本願発明にかかるトナー供給装置の一例をその背面側から見た状態の斜視図解図である。 図2に示すトナー供給装置の正面図解図である。 図3の線A−Aにおける断面図解図である。 図4のB部の拡大図解図である。 図6(A)は、図4に示すトナー撹拌部材およびトナー搬送部材の回転軸部が嵌合される嵌合部の一例を示す要部拡大断面図解図であり、図6(B)は、図6(A)のトナー撹拌部材の回転軸部が嵌合部に嵌合された状態を示す要部拡大図解図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 装置本体
14 画像読取部
16 画像形成部
16A マゼンタ用ユニット
16B シアン用ユニット
16C イエロー用ユニット
16D ブラック用ユニット
18 定着部
18a 定着ローラ
18b 加圧ローラ
20 記録用紙収納部
20A 記録用紙トレイ
21 ピックアップローラ
22 原稿押え部
24 コンタクトガラス
26 光学系ユニット
28 感光体ドラム
30 現像装置
32 帯電装置
34 露光装置
36 駆動ローラ
38 従動ローラ
40 転写ベルト
42 1次転写ローラ
44 クリーニング装置
46 用紙搬送路
48a,48b 1対の搬送ローラ
50 2次転写ローラ
52 排紙搬送路
54a,54b 排紙ローラ
56 胴内排紙トレイ
58 フレーム
60 トナー充填口部
62 トナー供給口
64 カートリッジ本体
66 トナー回収部
68 カートリッジ本体正面側ケース
69 装着部
70 カートリッジ本体背面側ケース
70a ケース壁面
71A,71B 嵌合部
72 正面側回収ケース
74 背面側回収ケース
76 トナー撹拌部材
78 トナー搬送部材
80 トナー撹拌部材の回転軸部
82 撹拌スクレーパー
84 トナー搬送部材の回転軸部
86 スパイラルフィン
88 装着部
P 記録用紙
100 トナーカートリッジ
102 シール構造
104 嵌合孔
106 フランジ部
108 シール部材
110 突起部

Claims (4)

  1. 画像形成装置の画像形成部に配置され、その表面に潜像が形成された像担持体にトナーを供給して、前記潜像をトナー像に現像する現像装置にトナーを供給するためのトナー供給装置であって、
    前記トナー供給装置は、
    前記トナーが収納され、前記トナーを前記現像装置に供給するためのトナー供給口を有するトナー収納ケース、
    前記トナー収納ケースのケース壁に配設された嵌合部に挿通され、回動自在に支持される回転軸部、
    前記回転軸部に配設され、前記嵌合部が備えられた前記ケース壁と対向配置されるフランジ部、
    前記回転軸部に嵌装されると共に、前記ケース壁と前記フランジ部との間に押圧挟持され、前記トナー収納ケースから前記トナーが外部に漏洩することを防止する弾力性を備えたシール部材、および
    前記嵌合部の周囲の前記ケース壁あるいは前記フランジ部のいずれか一方に配設され、前記シール部材側に突出する環状の突起部を含むことを特徴とする、トナー供給装置。
  2. 前記回転軸部は、前記トナー収納ケース内の前記トナーを撹拌するトナー撹拌部材の回転軸部を含む、請求項1に記載のトナー供給装置。
  3. 前記回転軸部は、前記トナー収納ケース内の前記トナーを前記トナー供給口に搬送するトナー搬送部材の回転軸部を含む、請求項1に記載のトナー供給装置。
  4. 前記突起部は、前記シール部材の周縁端よりも内側の領域で、前記シール部材と対向するように配設され、且つ、前記突起部の突出高さは、前記ケース壁および前記フランジ部間の間隔よりも小さく設定されている、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のトナー供給装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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