JP2008107144A - 屈折率分布測定装置及び測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定装置として大型化することなく、また測定が短時間で可能であって、測定対象物の三次元的な屈折率分布を定量的に求めることが可能な屈折率分布測定装置を提供する。
【解決手段】コヒーレンスの高い複数の光源を平面上に配して成る複数点光源、被検光路と参照光路、及び二次元イメージセンサー281を有する干渉計光学系を有し、前記被検光路には、測定対象物9をマッチング液11と共に内包する容器8が配設され、前記測定対象物9が前記被検光路の光軸6に沿って移動可能とされ、前記干渉計光学系において、前記複数点光源が、前記容器8内に結像され、更に、前記容器8内に生成された複数点光源像が前記二次元イメージセンサー281近傍に結像されるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズやプリズムなどの光透過性光学素子の屈折率分布を3次元的に測定する測定装置および測定方法に関するものである。
レンズやプリズムなどの光透過性光学素子においては、その内部に屈折率の不均一性があると、通過する光の波面が擾乱を受け、これらレンズやプリズムを用いた光学系が所望の性能を得られないことがある。特に、プラスティックやガラスを材料として成型によってレンズやプリズムなどを作る場合は、高温状態で成形し、これを常温に戻す工程が入るため、大きな屈折率の不均一性が生じ易い。この問題を解決するためにはまず、製作したこれら光学素子の屈折率の不均一性、換言すれば屈折率分布を測定する必要がある。
レンズやプリズムなどの光透過性光学素子の屈折率分布を測定する方法として、従来、以下の文献に示されているような方法が知られている。
特開2000−193553号公報 特開2003−98040号公報 特開平8−122210号公報 特表2004−520599号公報 特許文献1では、測定対象レンズに2つの可干渉光束を、測定対象レンズの光入射面の反対面の見かけの曲率中心で交差するよう入射せしめ、この反対面から反射する2光束の干渉縞を、測定対象レンズをその光軸の周りに回転させつつ観測することで、測定対象レンズ全周について光路長差が求まり、これより屈折率分布が計算される。 特許文献2では、まず測定対象レンズの形状を測定し、この形状データに基づいて光線追跡シミュレーションを行い、該測定対象レンズを透過した光の波面を計算する。次に、該測定対象レンズを透過した光と参照光を干渉させて、その干渉縞から該測定対象レンズを透過した光の波面を計算する。そして、光線追跡シミュレーションから求めた波面と干渉縞から求めた波面の差が、測定対象レンズの内部不均一に依るとみなして屈折率分布を求める。 特許文献3では、まず測定装置構成として、測定対象物をその平均屈折率に近い屈折率を有する試液(マッチング液)に浸漬し、この測定対象物および試液を透過した光を物体光とし、これと参照光を干渉させて、その干渉縞を検出器で検出するようにする。また、測定対象物を所定の軸の周りに回転できる機構を備えている。測定データは、測定対象物の複数の回転位置について干渉縞として取得され、この干渉縞から透過物体光の波面が求められる。そして、このようにして求まった測定対象物の複数の回転位置についての波面データから、CT(コンピュータートモグラフィー)の原理に基づき、測定対象物の3次元的屈折率分布が計算される。 特許文献4では、先ず、干渉計例えばフィゾー干渉計内に平行平板状の測定対象物を干渉計光軸(Z軸)に垂直に配置して、参照面と測定対象物の第1面の間の干渉測定、参照面と測定対象物の第2面の間の干渉測定、参照面と反射鏡の間の干渉測定、及び測定対象物を除いた参照面と反射鏡の間の干渉測定をそれぞれ行い、計算処理によって、2次元的な屈折率分布を求める。次に、干渉計内にZ軸に垂直に配置した測定対象物をX軸の周りに+45度回転して参照面と反射鏡の間の干渉測定を行う。次に同様に、−45度回転して干渉測定を行う。更に同様にY軸の周りに+45度、及び−45度回転してそれぞれ干渉測定を行う。そこで、先に求めた2次元的な屈折率分布の結果、及びこれら測定対象物を回転配置して得られた測定結果から計算処理によって3次元的な屈折率分布を求める。
しかしながら、特許文献1の構成では、測定できるのは、測定対象レンズの二次元的な屈折率分布であって、三次元的な屈折率分布を見ることはできない。また、測定対象レンズの全面について測定するためには、測定対象レンズを回転させるとともに、二光束の間隔を変えて多数の半径について測定する必要があるため測定に時間がかかる。また、測定対象レンズの面形状の誤差の影響を受け易い。
また、特許文献2の構成では、測定対象レンズを固定したままで測定が可能である。しかし別途、測定対象レンズの形状を測定し、さらにそれに基づいた光線追跡シミュレーションを行うことが必要になり、結局、最終的に屈折率分布を求めるまでに時間と労力がかかってしまう。更に、上記文献1同様、三次元的な屈折率分布を見ることができない。
また、特許文献3の構成では、測定対象物の三次元的な屈折率分布を定量的に測定することが可能である。しかし、測定対象物をマッチング液の中で所定の軸の周りに回転させる機構が必要であるから、測定装置として大型化し、よって高価格化を招く。また、対象物を所定の軸の周りに回転させて、多数の回転位置でデータを取る必要があるので、測定に時間がかかる。
また、特許文献4の構成では、測定対象物の三次元的な屈折率分布を定量的に測定することが可能である。しかし、測定対象物が平行平板状のものに限られるので、所定の形状を持つ成型レンズなどについては測定できない。また、測定対象物を配置しない状態、光軸(Z軸)に垂直に配置した状態、X軸、Y軸の周りにそれぞれ±45度回転配置した状態でそれぞれ干渉測定を行う必要があるので測定に時間がかかる。
そこで本発明は、上記のような状況に鑑みてなされたものであり、測定装置として大型化することなく、また測定が短時間で可能であって、測定対象物の三次元的な屈折率分布を定量的に求めることが可能な屈折率分布の測定装置及び測定方法を提供することをその主たる課題としたものである。
すなわち、本発明に係る屈折率分布測定装置は、コヒーレンスの高い複数の光源を平面上に配して成る複数点光源、被検光路と参照光路、及び二次元イメージセンサーを有する干渉計光学系を有し、前記被検光路には、測定対象物をマッチング液と共に内包する容器が配設され、前記測定対象物が前記被検光路の光軸に沿って移動可能とされ、前記干渉計光学系において、前記複数点光源が、前記容器内に結像され、更に、前記容器内に生成された複数点光源像が前記二次元イメージセンサー近傍に結像されることを特徴とする。
ここで、」コヒーレンスの高い光源」の具体例としては、例えば、レーザのように“高コヒーレント光”を放射する光源が挙げられる。
また、」マッチング液」とは、測定対象物とほぼ同一の屈折率を有するものを言い、ジェルのように水よりも粘度の大きいものを用いることもできる。
また、」複数点光源像が二次元イメージセンサー近傍に結像される」とは、二次元イメージセンサー上に結像されることを含む。
このようなものによれば、複数点光源からの光を、被検光と参照光とに分離し、そのうち被検光を容器内の仮想面(測定対象物を横断する一横断面)上の複数点でそれぞれ結像させたのち、二次元イメージセンサー近傍で前記参照光と干渉させ、それらの光路差に応じた明暗状態を有する複数のスポット状の干渉縞を生成させるようにしているため、この干渉縞から、前記仮想面における測定対象物の屈折率の値及び屈折率分布を求めることができる。そして、測定対象物を被検光路の光軸に沿って移動可能としているため、測定対象物を被検光路の光軸に沿って移動させれば、仮想面が測定対象物を横断する位置を変えることができ、その変えた位置(測定対象物を横断する他の横断面)における測定対象物の屈折率の値及び屈折率分布を求めることができる。
このように測定対象物を被検光路の光軸に沿って移動させるのは、例えばスライド機構により実現でき、しかも特許文献1、3のように所定軸の回りに回転させる機構や3次元方向全てに対する位置精度も特に要求されないため、装置の大型化を招くことも無い。そして、特許文献1のように、測定対象物の外側を保持したまま回転させることによる面形状の誤差の影響が、屈折率分布の測定結果に表れることを好適に防止できる。
容器内の仮想面上に結像される複数点光源像の全部を、測定対象物を横断しない位置(すなわちマッチング液の位置)に結像させると、これを屈折率分布がない基準面とできるため、光学系全体に起因する位相誤差を補正でき、精度の良い測定に資する。
さらに、特許文献4のように測定可能な形状が平行平板状のものに限られるといった特段の制限は無い。
本発明によれば、特許文献2のように、屈折率分布を求めるのに、測定対象レンズの形状を測定しさらにそれに基づいた光線追跡シミュレーションを行う必要もない。
すなわち、測定装置として大型化することなく、また測定が短時間で可能であって、測定対象物の三次元的な屈折率分布を定量的に精度良く求めることが可能な屈折率分布測定装置を提供することができる。
本発明の望ましい態様としては、前記複数点光源に対する、前記二次元イメージセンサー近傍に結像される複数点光源像の倍率と相等の倍率で、前記複数点光源が前記参照光路を経由して、前記二次元イメージセンサー近傍に結像されるように構成しているものが挙げられる。
本発明の他の屈折率分布測定装置の望ましい態様としては、コヒーレンスの高い複数の光源を平面上に配して成る複数点光源、被検光路と参照光路、及び二次元イメージセンサー有する干渉計光学系を有し、更に、該干渉計光学系は、該二次元イメージセンサー近傍に多点ピンホール開口板を有し、前記被検光路には、測定対象物をマッチング液と共に内包する容器が配設され、前記測定対象物が前記被検光路の光軸に沿って移動可能とされ、前記干渉計光学系において、前記複数点光源が、前記容器内に結像され、更に、前記容器内に生成された複数点光源像が前記多点ピンホール開口板近傍に結像されるようにしたものが挙げられる。
このようなものによれば、上述した屈折率分布測定装置が奏する効果に加え、多点ピンホール開口板によって、干渉計光学系に起因する収差、迷光を低減でき、干渉縞のより正確な位相測定が可能となり、より精度の高い屈折率分布測定が可能になる。
ところで、複数点光源の望ましい態様としては、例えば、コヒーレンスの高い一次光源から発せられた光ビームの入射を受け、各点が実質的に点光源とみなせる二次光源を生成する複数点二次光源生成部を具備し、該複数点光源が、この複数点二次光源生成部により生成される二次光源としたものが挙げられる。ここで、複数点二次光源生成部の具体的態様としては、レンズアレイとこの後段に配した複数のピンホールを有する多点ピンホール開口板とを具備して成るものが挙げられる。
各光路から来る光の干渉によって生じるスポット状の干渉縞に位相シフトを加え、各干渉縞スポットの位相を精度よく求められるようにするには、前記参照光路上に位相シフト機構が配されていることが好ましい。
このように本発明によれば、複数点光源を採用するとともに、レンズ等の測定対象物を被検光路の光軸に沿って移動させる構成としたため、従来の回転機構の不要化等に伴う構成簡単化や測定時間の短縮化、あるいは、屈折率測定の高精度化、省力化等を図ることができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の一実施形態について、図1、図2を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に基づく屈折率分布測定装置Aの全体構成を示す。1はコヒーレンスの高い光源(本発明の「一次光源」に相当)、例えばレーザーである。光源1から発せられる光は、実効的に単色とみなし得る光で、その波長λは、測定対象物が実使用される際に用いられる波長、もしくはそれに近い波長であることが望ましい。測定対象物がある波長帯域、例えば白色光に対して用いられる場合は、その波長帯域内の一つの波長とする。
2は、光源1から発せられた光ビームの光束径を所定の光束径に拡大するビームエキスパンダーである。図1ではビームエキスパンダー2は、凸レンズ群201と凸レンズ群202の組み合わせとして示しているが、凹レンズ群と凸レンズ群の組み合わせで構成することもできる。
3は多点二次光源生成部(本発明の「複数点二次光源生成部」に相当)で、レンズアレイ301と多点ピンホール開口板302とを含む。レンズアレイ301は同一特性の要素レンズ3011が二次元的に多数配列されたものであって、個別の要素レンズを組み合わせて一体的に保持したものとしてもよいし、初めからレンズアレイとして一体的に製作されたものでもよい。多点ピンホール開口板302は、平板状のものであり、所定の直径を有する多数のピンホール3021が、レンズアレイ301の個々の要素レンズ3011の後側焦点位置に配設されている。ピンホール3021の直径は、要素レンズ3011の開口数(NA)と波長から決まるエアリーディスクの直径と同程度から10倍程度の範囲内に設定するのが望ましい。レンズアレイ301と多点ピンホール開口板302は一体的に係止される。
4は、所定の焦点距離f1(>0)を有する第1のレンズであって、その前側焦平面が多点ピンホール開口板302の位置と一致するよう配設される。図1では第1のレンズ4は1枚のレンズ素子からなるように示しているが、一般的には必要な収差補正のため複数のレンズ素子より構成される。これは以下に記述するレンズにおいても同様である。
5は、所定の分岐比で、例えば透過約50%、反射約50%で入射光を分岐する第1のビームスプリッターである。図1では第1のビームスプリッター5は分岐面のみを示しているが、所定の厚さを有する透明性平行平板の一面に、ビーム分岐のための薄膜を具備したものでもよいし、2つのプリズム接合面にビーム分岐のための薄膜を具備したいわゆるキューブ型のものであってもよい。第1のビームスプリッター5はその分岐面が光軸6に対して約45度の角度となるよう配設される。
7は、所定の焦点距離f2(>0)を有する第2のレンズである。
8は、測定対象物9を内包する容器である。測定対象物9は、係止部材10により容器8の中で所定位置に係止される。容器8は、窓81、窓82を有する。窓81、及び窓82には、光源1が発する光の波長に対し透明であって、しかも均質性の十分高い部材、例えば高均質光学ガラスが材料として用いられる。更に窓81、及び窓82は、その両面が高い平面性を有する平面とされる。容器8と測定対象物9の空隙には、測定対象物9の平均屈折率に近い屈折率を有するマッチング液11が充填される。マッチング液11はまた、光源1が発する光の波長に対し透明である。
12は、測定対象物9を内包する容器7の全体的な温度の均一化、及び外部温度変化の補償を行う温度調節器である。但し、本測定装置全体が良好に温度調節された環境に置かれる場合などは、温度調節器12はなくともよい。
13は、容器8全体を、温度調節器12がある場合はこれも含め、光軸6の方向に沿って移動させる移動機構である。移動機構13はドライバー14を介して、コンピューター15により制御される。また、移動機構13は、容器8の位置調整を行う機構131を有する。尚、容器8は移動機構13に対して容易に着脱できる機構を有するのが望ましい。
16は、所定の焦点距離f3(>0)を有する第3のレンズである。
17は、第1の反射鏡であって、高い反射率と高い平面性を備えた反射面171を有する。第1の反射鏡17は、反射面171が光軸6に対して約45度の角度となるよう配設される。
18は、所定の焦点距離f4(>0)を有する第4のレンズである。
19は第2の反射鏡であって、高い反射率と高い平面性を備えた反射面191を有する。第2の反射鏡19は、反射面191が光軸20に対して約45度の角度となるよう配設される。第2の反射鏡19には、例えばピエゾ素子を用いた位相シフト機構である微小変位装置21が装着されており、反射面191の垂直方向に第2の反射鏡19を微小量変位させることができる。微小変位装置21は、駆動器22を介して、コンピューター14によって制御される。
23は所定の焦点距離f5(>0)を有する第5のレンズである。
24は、所定の分岐比、例えば透過約50%、反射約50%を有する第2のビームスプリッターである。図1では第2のビームスプリッター24は分岐面のみを示しているが、所定の厚さを有する透明性平行平板の一面に、ビーム分岐のための薄膜を具備したものでもよいし、2つのプリズム接合面にビーム分岐のための薄膜を具備したいわゆるキューブ型のものであってもよい。第2のビームスプリッター24はその分岐面が光軸25、及び26に対して約45度の角度となるよう配設される。尚、第2のビームスプリッター24は、名前に拘わらず、後述の通り光結合器として用いられる。
27は、所定の焦点距離f6(>0)を有する第6のレンズである。
28は、撮像装置であり、CCD(電荷結合素子)などの二次元イメージセンサー281、駆動回路282を含む。図1では、撮像装置28は光軸25上に配置した状態で示しているが、光軸26の延長上に配置してもよい。撮像装置28はコンピューター15に電気的に接続されている。
全体的に見ると、本装置の光学系の構成は、いわゆるマッハ・ツェンダー型干渉計と類似の構成となっていて、第1のビームスプリッター5から、測定対象物9を内包する容器8、第1の反射鏡17を経て、第2のビームスプリッター24に到る光路は被検光路であり、第1のビームスプリッター5から、第2の反射鏡19を経て、第2のビームスプリッター24に到る光路は参照光路である。
次に、上記のように構成した測定装置の動作について説明する。
光源1を発した光ビームは、ビームエキスパンダー2に入射し、光束径の拡大された平行光束29として、従って平面波としてこれを射出する。平行光束29は多点二次光源生成部3のレンズアレイ301に入射し、レンズアレイ301によって波面分割され、分割された各光束30はレンズアレイ301の各要素レンズ3011の後側焦点に収束する。各要素レンズ3011の後側焦点には所定の直径を持つピンホールが開いているから、収束した各光束30はエネルギーの大部分がここを通過するとともに、良好な波面形状を持った球面波31として射出する。即ち、多点二次光源生成部3では、各ピンホール3021に実質的に点光源とみなせる二次光源がそれぞれ生成され、全体として多点二次光源(本発明の」複数点光源」に相当)となる。尚、図1では、各光束30とこれに由来する以降の光束や波面は、分かりやすさのため、軸上のものと軸外の一つについてのみ示している。生成された各球面波31は第1のレンズ4に入射し、平行光束32となって第1のビームスプリッター5に入射する。
第1のビームスプリッター5に入射した平行光束32は、第1のビームスプリッター5の分岐比に応じて、透過光と反射光に分岐される。
透過した平行光束321は第2のレンズ7に入射し、収束光束33xとなって、測定対象物9が内部に係止された容器8に入射する。容器8に入射した収束光束33xは各々、測定対象物9を横断するある仮想面34上で、収束スポット331を形成する。これは、第1のレンズ4と第2のレンズ7の組み合わせで一つのレンズとみなしたとき、多点二次光源を仮想面34上に結像していると見ることができる。尚、後述の通り、測定の手順の中で、仮想面34が測定対象物9を横断しないこともある。また、仮想面34が測定対象物9を横断する場合であっても、多数ある収束スポット331のうちのいくつかは、測定対象物9を外れている。
測定対象物9と仮想面34の相対位置関係は移動機構13を動作させることで変えることができる。但し、このとき、収束光束33xはある屈折率をもったマッチング液11と測定対象物9の中を進み、その通過距離は移動機構13を動作させたとき変化するが、それに伴い収束光束33xの収差状態、特に球面収差が変化するので、第2のレンズ7に収差補正機構を付与しておくのが望ましい。
測定対象物9内で収束した光束33xは発散光束33yとなって容器8を射出する。このとき、一般に光は通過した領域の屈折率に応じた位相変調を受けるのであるが、光束33yの位相状態は光束の収束点近傍、即ち、仮想面近傍の屈折率の影響を最も強く受けている。
この後、光束33yは第3のレンズ16に入射して平行光束35に変換される。平行光束35は第1の反射鏡17で反射され、第2のビームスプリッター24に入射し、これを透過して第6のレンズ27に入射する。第6のレンズ27に入射した平行光束35は収束光束36となって、撮像装置28の二次元イメージセンサー281の近傍に収束する。このことは、第3のレンズ16と第6のレンズ27の組み合わせで一つのレンズとみなしたとき、仮想面34を二次元イメージセンサー281の近傍に結像していると見ることができる。尚、第2のレンズ7についてと同様の理由で第3のレンズ16にも収差補正機構を付与しておくのが望ましい。
一方、第1のビームスプリッター5に入射した平行光束32のうち、第1のビームスプリッター5で反射した平行光束322は、第4のレンズ18に入射し、その射出光束37は一旦収束した後発散光束となって、第2の反射鏡19での反射を経て、第5のレンズ23に入射する。尚、光束37が収束する前に第2の反射鏡19で反射を受ける構成であってもよい。光束37は第5のレンズ23によって平行光束38に変換され、第2のビームスプリッター24に入射し、ここで反射を受けて第6のレンズ27に入射する。第6のレンズ27に入射した平行光束38は収束光束39となって、撮像装置28の二次元イメージセンサー281の近傍に収束する。このことは、第1のレンズ4、第4のレンズ18、第5のレンズ23、及び第6のレンズ27の組み合わせで一つのレンズとみなしたとき、多点二次光源生成部3で生成される多点二次光源を二次元イメージセンサー281の近傍に結像していると見ることができる。
このとき、被検光路側のレンズ系の総合倍率と参照光路側のレンズ系の倍率を揃える構成とする。これは、第2から第5のレンズの焦点距離を概ね、f2/f3=f4/f5に従って選べば実現できる。これによって、二次元イメージセンサー281上に収束光束36が到達する位置とほぼ同じ位置に収束光束39も到達する。
以上のように、多点二次光源生成部3の各二次点光源を発した光は、被検光路と参照光路とに分かれ、二次元イメージセンサー281上の一点近傍で重なるから、干渉によって光路差に応じた明暗状態が生じる。即ち、多数のスポット状の干渉縞40が生成され、それを撮像装置28によって観測することができる。尚この場合、干渉縞という表現を用いたが、各スポット40内でいわゆる縞模様が形成されることを意味するものではない。
次に測定手順について、図2も参照しつつ説明する。図2は、容器8の近辺のみを示す。
容器8の中に測定対象物9を、係止部材10を使って所定の位置に保持し、測定対象物9の平均屈折率に近い屈折率を有するマッチング液11を容器8と測定対象物9の空隙に充填する。これを移動機構13上に設置し、位置調整機構131を用いて、容器8の光軸14に対する角度などを調整する。測定環境の温度が安定していない場合は、温度調節器12を動作させる。尚、マッチング液11の屈折率は別途測定しておく。但し、必ずしも高精度に測定する必要はない。
次に、移動機構13を動作させて容器8を、仮想面34が測定対象物9を外れた状態になる位置(34a)まで移動させる。このとき、仮想面34は、測定対象物9と窓81の間に位置している。この状態を第一状態と呼ぶ。この状態で、撮像装置28により、各干渉縞スポット40の明暗状態を観察する。さらにこのとき、微小変位装置21によって第2の反射鏡19を微小量変位させ、参照光路側の光路長を波長以下の微小量だけ数回変化させる。これにより、各干渉縞スポット40に位相シフトが加えられ、各干渉縞スポット40の位相を精度よく求めることができる。これは一般に位相シフト法として知られている方法であるから、詳説は省略する。このように各干渉縞スポット40の位相を求め、コンピューター14に記憶させる。
次に、容器8を、仮想面34が測定対象物9にわずかにかかる状態になる位置(34b)まで、左方に移動させる。この状態を第二の1番目の状態と呼ぶ。この状態で、第一状態におけるのと同様の方法で、各干渉縞スポット40の位相を求め、コンピューター14に記憶させる。
次に、更に容器8を所定量だけ、仮想面34が測定対象物9にかかっている範囲内で、左方に移動させ(34c)、第一状態におけるのと同様の方法で、各干渉縞スポット40の位相を求め、コンピューター14に記憶させる。更に、仮想面34が測定対象物9にかかっている範囲内で、同様の操作を繰り返す。このように仮想面34が測定対象物9にかかっている各状態を、第二のk番目の状態と呼ぶ(kは整数)。
以上の手順で、各状態の各収束スポット331に対応する位相が求まったことになる。即ち、仮想面34上の各収束スポット331の位置を(i,j)(i,jは整数)とし、第1状態のkを0とすると、各点(i,j,k)に対応する位相が求まったことになる。この位相をφ(i,j,k)と表す。また、第二のk番目の状態において、測定対象物9を外れた収束スポット331に対応する位相をφ(p,q,k)と表す。
次に、位相φ(i,j,k)、及び位相φ(p,q,k)から測定対象物9の屈折率分布を求める手順について説明する。
先ず、以下の計算を行う。
Ψ(i,j,k)=φ(i,j,k)―φ(i,j,0) ・・・(1)
Ψ(p,q,k)=φ(p,q,k)―φ(p,q,0) ・・・(2)
これは、第一状態はマッチング液11を見ているので、屈折率分布がなく基準面とおくことができるから、光学系全体に起因する位相誤差を補正することに相当する。
次に、測定対象物9内の各点(i,j,k)の屈折率をn(i,j,k),マッチング液11の屈折率をn、収束スポット331の実効作用長をLとし、以下の計算から求まる(5)式によって屈折率n(i,j,k)を求める。尚、実効作用長は結像光学系における焦点深度(=λ/NA2、NAは光学系の開口数)に比例する量であり、その比例係数は実験的に求めるのが望ましいが、高精度な屈折率分布測定を求めない場合は1とおいてもよい。本実施形態では、結像光学系は、第1のレンズ4と第2のレンズ7の組み合わせで一つのレンズとみなしたものが相当する。
各点(i,j,k)の屈折率と、マッチング液11の屈折率の差を∠n(i,j,k)とおくと、
(i,j,k)=n+∠n(i,j,k) ・・・(3)
一方、
(2π/λ)∠n(i,j,k)L=Ψ(i,j,k)−Ψ(p,q,k) ・・・(4)
と表せるから、
(i,j,k)=n+{1/(2πL/λ)}{Ψ(i,j,k)−Ψ(p,q,k)} ・・・(5)
このように本実施形態の屈折率分布測定装置Aに依れば、測定対象物9内の多数の点について屈折率も求まるのであるが、実用的には屈折率の値より、屈折率分布が求まることに意味がある。
以上のように本実施形態にかかる屈折率分布測定装置Aによれば、多点二次光源を生成する多点二次光源生成部3を設けるとともに、マッチング液11とともに容器8内に内包させた測定対象物9を、被検光路の光軸に沿って移動可能と構成していることにより、被検光路を進んできた光と参照光路を進んできた光とを二次元イメージセンサー281近傍で干渉させて、多数のスポット状の干渉縞を生成でき、また、測定対象物9を被検光路の光軸6に沿って移動させれば、容器8内の仮想面34上に結像される多点二次光源像の一部または全部を、測定対象物9を横断する位置や、その全部を、測定対象物9を横断しない位置に結像させることができる。
このように、測定対象物9を回転させることなくその測定対象物9の三次元的な屈折率分布を精度良く測定することができる。また、測定対象物9の形状に特段の制限もない。そして、屈折率分布を求めるのに、事前の形状測定やそれに基づく光線追跡シミュレーションが不要であり、屈折率分布を求めるのに短時間で且つ省労力で行える。
すなわち、測定装置として大型化することなく、また測定が短時間で可能であって、測定対象物9の三次元的な屈折率分布を定量的に精度良く求めることが可能な屈折率分布測定装置Aを提供することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではなく、例えば、以下の実施形態に示すような種々の変形例がありうる。
<第2実施形態>
なお、前述の実施形態と同様のものについては同様の符号を付すとともに説明を省略し、異なるものについてのみを説明する。
上記測定手順においては、測定対象物9を入れた容器8の設置・調整後、移動機構13を動作させて容器8を、仮想面34が測定対象物9の左側に外れた状態になる位置(34a)まで移動させ、位相測定を行いつつ順次左方に移動させたが、測定対象物9を入れた容器8の設置・調整後、移動機構13を動作させて容器8を、仮想面34が測定対象物9の右側に外れた状態になる位置(34x)まで移動させ、位相測定を行いつつ順次右方に移動させてもよい。屈折率n(i,j,k)を求める計算手順は同様である。これによれば、第1実施形態と同様の効果を得られる。
<第3実施形態>
なお、前述の実施形態と同様のものについては同様の符号を付すとともに説明を省略し、異なるものについてのみを説明する。
本発明によれば、測定対象物9の、空間的に離散的な位置(i,j,k)における屈折率が求まる。光軸6をZ軸、これに垂直な面内の互いに垂直な2軸をX軸、Y軸とすると、測定の空間分解能は、Z方向は容器8の移動ステップ距離で決まり、XY方向は多点二次光源生成部3のレンズアレイ301の隣接する要素レンズ3011間の距離に依存する。個々の要素レンズ3011を小さくし、その数を増せばXY方向の空間分解能は高まるが、個々の二次光源が暗くなり、撮像装置28によって観測される干渉スポットのS/N比(信号対雑音比)が悪化する。そこで、多点二次光源生成部3にXY移動機構303を付加し、多点二次光源生成部3のXY方向への移動を可能とする。そして、容器8がZ方向のある位置にある状態で、多点二次光源生成部3をXY方向に、隣接する要素レンズ3011間の距離の1/2以下のステップで順次移動させ、上記同様に位相測定を行う。これによれば、測定に要する時間は増すが、要素レンズ3011の数を増やすことなく、実効的に多点二次光源の間隔が狭くなったことになるので、XY方向の空間分解能を向上させることができる。
<第4実施形態>
なお、前述の実施形態と同様のものについては同様の符号を付すとともに説明を省略し、異なるものについてのみを説明する。
上記測定手順においては、測定対象物9を入れた容器8の設置・調整後、移動機構13を動作させて容器8を、左方、または右方に順次移動させ位相測定を行った。この際、上記説明の通り、収束光束33xはある屈折率をもったマッチング液11と測定対象物9の中を進み、その通過距離は移動機構13を動作させたとき変化し、それに伴い収束光束33xの収差状態、特に球面収差が変化するので、第2のレンズ7、更には第3のレンズ16にも収差補正機構を付与しておくのが望ましい。しかし、容器8を順次移動させる毎に、第2のレンズ7、第3のレンズ16の収差補正機構を動作させる必要がある。そこで、容器8は移動させず、測定対象物9を係止する係止部材10に移動機構を付加し、容器8内で測定対象物9をZ方向に移動可能とする。これによれば、測定対象物9を移動させても収束光束33xの収差状態はほとんど変化しないので、第2のレンズ7、第3のレンズ16に収差補正機構を持たせる必要がなくなる。
<第5実施形態>
なお、前述の実施形態と同様のものについては同様の符号を付すとともに説明を省略し、異なるものについてのみを説明する。
図3も参照しつつ説明する。図3は、二次元イメージセンサー281の近辺のみを示す。
本実施形態の上記説明による構成では、収束光束36および収束光束39は二次元イメージセンサー281近傍で収束する構成とした。本実施形態では、図3に示す如く、収束光束36および収束光束39の収束点近傍に第2の多点ピンホール開口板283が配設され、二次元イメージセンサー281は多点ピンホール開口板283と僅かの間隙をおいて配置される。第2の多点ピンホール開口板283は、収束光束36または収束光束39の収束点のおのおのに対応する位置に所定の直径を有するピンホールを有する。これらピンホールの直径は、第6のレンズ27の有効開口数(NA)と波長から決まるエアリーディスクの直径と同程度から10倍程度の範囲内に設定するのが望ましい。また、二次元イメージセンサー281はより感度の高いものとするのが望ましい。
このような構成によれば、各収束光束36およびそれに対応する収束光束39は、第2の多点ピンホール開口板283のあるピンホールを通過する際、光エネルギーの一部は失われるが、本装置の光学系に起因する収差、迷光が低減され、干渉縞のより正確な位相測定が可能となり、以って、より精度の高い屈折率分布測定が可能になる。
<第6実施形態>
なお、前述の実施形態と同様のものについては同様の符号を付すとともに説明を省略し、異なるものについてのみを説明する。
上記測定手順においては、光学系全体に起因する位相誤差を補正するため第一状態を基準として用いた。
本実施形態では、容器8がマッチング液11は内包しつつも測定対象物9を内包しない状態で同様の位相測定を行う手順を更に合み、これにより求まる各点(i,j,k)及び(p,q,k)の位相φo(i,j,k)、φo(p,q,k)を基準として用いる。測定対象物9内の各点(i,j,k)の屈折率をn(i,j,k)を求める計算手順では、上記(1)、(2)式において、φ(i,j,0)、φ(p,q,0)の代わりにそれぞれφo(i,j,k)、φo(p,q,k)を用いる。
このような測定方法によれば、測定容器8の順次移動に伴う収束光束33xの収差状態に起因する位相誤差も含め、その補正が行えるので、より正確な屈折率分布の測定が可能になる。また、第2のレンズ7、第3のレンズ16に収差補正機構を持たせる必要がなくなる。
また、第1〜第6実施形態では、多点光源を、多点二次光源生成部により生成される二次光源としているが、これに限られるものでなく、例えば、複数のレーザ光源を平面状に配した光源を用いることもできる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る屈折率分布測定装置を模式的に示す全体構成図。 同実施形態における容器に保持させた測定対象物の測定方法を説明するための図。 本発明の他の実施形態における二次元イメージセンサー近傍を拡大して示す図。
符号の説明
A・・・・・屈折率分布測定装置
1・・・・・光源(一次光源)
3・・・・・多点二次光源生成部(複数点二次光源生成部)
6・・・・・被検光路の光軸
8・・・・・容器
9・・・・・測定対象物
11・・・・マッチング液
21・・・・位相シフト機構(微小変位装置)
281・・・二次元イメージセンサー
283・・・多点ピンホール開口板(第2の多点ピンホール開口板)

Claims (9)

  1. コヒーレンスの高い複数の光源を平面上に配して成る複数点光源、被検光路と参照光路、及び二次元イメージセンサーを有する干渉計光学系を有し、
    前記被検光路には、測定対象物をマッチング液と共に内包する容器が配設され、前記測定対象物が前記被検光路の光軸に沿って移動可能とされ、前記干渉計光学系において、前記複数点光源が、前記容器内に結像され、更に、前記容器内に生成された複数点光源像が前記二次元イメージセンサー近傍に結像されることを特徴とする屈折率分布測定装置。
  2. 前記複数点光源に対する、前記二次元イメージセンサー近傍に結像される複数点光源像の倍率と相等の倍率で、前記複数点光源が前記参照光路を経由して、前記二次元イメージセンサー近傍に結像されることを特徴とする請求項1記載の屈折率分布測定装置。
  3. コヒーレンスの高い複数の光源を平面上に配して成る複数点光源、被検光路と参照光路、及び二次元イメージセンサー有する干渉計光学系を有し、更に、該干渉計光学系は、該二次元イメージセンサー近傍に多点ピンホール開口板を有し、
    前記被検光路には、測定対象物をマッチング液と共に内包する容器が配設され、前記測定対象物が前記被検光路の光軸に沿って移動可能とされ、前記干渉計光学系において、前記複数点光源が、前記容器内に結像され、更に、前記容器内に生成された複数点光源像が前記多点ピンホール開口板近傍に結像されることを特徴とする屈折率分布測定装置。
  4. 前記複数点光源に対する、前記二次元イメージセンサー近傍に結像される複数点光源像の倍率と相等の倍率で、前記複数点光源が前記参照光路を経由して、前記多点ピンホール開口板近傍に結像されることを特徴とする請求項3記載の屈折率分布測定装置。
  5. コヒーレンスの高い一次光源から発せられた光ビームの入射を受け、各点が実質的に点光源とみなせる二次光源を生成する複数点二次光源生成部を具備し、
    前記複数点光源が、この複数点二次光源生成部により生成される二次光源であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の屈折率分布測定装置。
  6. 前記参照光路上に位相シフト機構が配されていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の屈折率分布測定装置。
  7. 請求項1乃至6いずれか記載の屈折率分布測定装置を用いて測定対象物の屈折率分布を測定することを特徴とする屈折率分布測定方法。
  8. 前記測定対象物が前記被検光路の前記光軸に沿って順次移動され、このとき、前記複数点光源が結像される前記容器内の仮想面が、前記測定対象物を横断する前記光軸方向に関する複数の位置、更に前記測定対象物を横断しない少なくとも一つの位置を取り、これらの位置において順次干渉縞スポットの位相測定がなされることを特徴とする請求項7記載の屈折率分布測定方法。
  9. 前記測定対象物を内包する前記容器が前記被検光路の前記光軸に沿って順次移動され、このとき、前記複数点光源が結像される前記容器内の仮想面が、少なくとも前記測定対象物を横断する前記光軸方向に関する複数の位置を取り、これらの位置において順次干渉縞スポットの位相測定がなされる手順、前記容器が前記マッチング液を内包し、かつ前記測定対象物を内包しない状態で、前記手順において位相測定がなされる前記光軸方向に関する複数の位置において順次干渉縞スポットの位相測定がなされる手順、を含むことを特徴とする請求項7記載の屈折率分布測定方法。
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