JP2008104913A - 磁気水製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】事前の付帯措置を必要とすること無しに、貯水槽の水中に簡単、容易に設置でき、槽内の水全体を磁気水化することができる磁気水製造装置を提供する。
【解決手段】装置全体が貯水槽の水中に設置されるもので、装置は水中ポンプとこのポンプの吐出口に接続された磁気水化器とからなり、ポンプから吐出される水を、磁気水化器の導水用パイプと、このパイプの内部中央部に配置した棒状永久磁石体との間隙に流す間に棒状永久磁石体表面に接触させて磁気水化するものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、飲料水等を貯える貯水槽例えば、地上設置型あるいは高層建造物の屋上設置型貯水槽の水中に設置して用いる磁気水製造装置であり、長期使用により発生する配管や槽自体の赤錆、水垢等を防止するもので、簡単に設置でき、かつ貯水を容易に磁気水化できるものである。
これまで、飲料水の赤錆や水垢による汚染を防止するために、水を磁気水化することが提案され、そのための装置が市販されている。
例えば、水道の蛇口に磁気水化器を取り付けることや、高層建造物の地上部に設けた貯水槽と屋上の高置水槽とを連結する送水管路や水槽の注水口あるいは吐出口に磁気水発生装置を取り付けることが行われている(特許文献1)。
特開平7−51678号公報
しかし、これらの磁気水化器や磁気水発生装置は、蛇口、送水管、水槽の注水口や吐出口に取り付けるため、蛇口を取り替えることや、既設の送水管や水槽の内部に加工の手を加える必要があった。そしてこの取り替え、取り付けのために給水を一時中断することや、水槽内の水を抜き出すなど事前の付帯措置が必要となって、施工には時間とかなりのコストがかかり、簡単かつ容易に実施できるものではなかった。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、新設は勿論のこと既設の貯水槽に対しても、簡単かつ容易にしかも短時間、低コストで設置することのできる磁気水製造装置を提供することを主たる目的としたものである。
本発明は、飲料水等を貯える地上設置型あるいは高層建造物の屋上設置型貯水槽の水中に設置して用いる磁気水製造装置であり、水中ポンプと、このポンプの吐出口に接続された磁気水化器の2部分からなり、磁気水化器は導水用パイプと、このパイプの内部にパイプ内壁とは間隙をおいて同軸をなすように設けた棒状永久磁石体とで構成され、棒状永久磁石体は耐食性のある第2の導水用パイプと、その内部に一列状態に配置された複数の棒状永久磁石片とからなり、第2の導水用パイプはその前後の端部に取り付けた間隙保持具により、導水用パイプと連結されているものである。
この発明の磁気水製造装置は、貯水槽の水中に設置するだけでよいことが最大の特徴であり、貯水槽はその新設、既設にかかわらず、保守点検用ハッチや上部開口部を利用してワイヤーまたはチェーンでの吊り下げや、槽内底部に架台を設けて据え付ければよいものである。
このため、設置にあたって上記のように給水を一時中断することや、水槽内の水を抜き出すなどの事前の付帯措置は全く必要が無く、短時間に簡単かつ容易に施工できるものである。
そして、貯水槽内の水全体を磁気水化できるため、赤錆や水垢の発生防止は勿論のこと、飲料水として飲めば健康維持に役立つものでもある。このことは、宮崎大学の「水の磁気処理に関する基礎研究」、農業機械学会九州支部誌 第40号 1991年9月「新型磁力活性装置」で検証されている。
水の磁気水化にあたって、本発明では磁気水化器の複数の棒状永久磁石片をその極性、すなわちN極とS極とが互いに反発するようN極とN極、S極とS極が対峙するように配列しているので、磁力吸着で相殺される磁力は無く、殆どの磁力が水の磁気水化に働き、磁気水化を効率化できる。
さらに水の磁気水化を効率化するために、導水用パイプと、その内部にパイプ内壁とは間隙をおいて配置された棒状永久磁石体のうち、少なくとも一方、例えば棒状永久磁石体の、複数の棒状永久磁石片を内部に収容した第2の導水用パイプの外面に、流水を螺旋状に捻り、第2のパイプを介して棒状永久磁石体表面に導く案内用の羽根を複数枚設けることが望ましい。
このような本発明の磁気水製造装置では、貯水槽になんら加工を加えること無しに、槽の水中に吊り下げるなどで設置して水中ポンプを動作させることで、貯えた水を循環させつつ磁気水化でき、赤錆や水垢の発生を防止するとともに飲料水の磁気水化を簡単に達成することができる。
以下、本発明の磁気水製造装置の実施例を説明する。
図1は、貯水槽の水中に配置した本発明の磁気水製造装置を示す構成略図である。図中1は貯水槽であり、これは通常ステンレス鋼製や、いわゆるFRPと言われる繊維強化プラスチックなどで形成されている。図中2はその水中に設置した磁気水製造装置であり、これは水中ポンプ3と、その吐出口に接続された磁気水化器4とからなっている。この磁気水製造装置の槽1内への設置は、貯水槽が大型で点検用ハッチ5を備えたものや点検用の槽内梯子6を有するものでは、ハッチを利用して金属ワイヤーやチェーンで吊り下げても良いし、架台をおいてこれに取り付けることもできる。この例では、最低水位よりも下側に位置するように梯子6の下部にワイヤーで縛って固定した。7は水中ポンプ3に給電するための防水型電気ケーブルである。
図2は、水中ポンプ3と磁気水化器4とを一体化させた磁気水製造装置2の3つの例を示す。これは水槽1の保有水量、入水量、出水量等の変化に磁気水製造装置が対応できるように、その能力を増大変化させた例であり、(A)は1個の磁気水化器4を水中ポンプ3の吐出口に直結したものである。図中8は磁気水が真上に噴出して点検時に作業員が濡れることのないよう吐出方向を横方向に変更するエルボである。
(B)は水中ポンプ3の吐出口に分岐用コネクタ9を取り付け、これに2個の磁気水化器4を並列に連結したものである。(C)は2個の磁気水化器4を雄ネジパイプで直列に連結し、これを水中ポンプ3の吐出口に接続したものである。(B)、(C)の例は、(A)と比べて水槽1の保有水量が大きく、多くの量の水を短時間で磁気水化する場合に有効である。勿論、並列あるいは直列に連結する磁気水化器4の本数は、保有水量やその磁気水化処理時間に応じて増減は可能であり、水中ポンプの吐出能力もこれに見合ったものにする。
図3は水中ポンプに接続される磁気水化器4を示し、(A)はその断面概略図であり、(B)はその側面図である。図中、10は導水用パイプで、これは長さ約350mm、直径約40mmのポリ塩化ビニール樹脂パイプで構成されていて、その前後の端部にはポンプ3、磁気水化器相互あるいは分岐用コネクタとの連結用雌ネジソケット11が形成されている。12はパイプ11の外側を覆った保護チューブである。このパイプはソケット部分を除いて、その内径寸法は約38mmである。この導水用パイプの内側中央部には、棒状永久磁石体13がその前後端部に取り付けた間隙保持具であるポリ塩化ビニール樹脂製の小判型プレート14で、パイプ10の内壁とは間隙15をおいてパイプ10の中心と同軸をなすように配置されている。16はプレート14を棒状永久磁石体13に固定したステンレス鋼製のボルトである。
棒状永久磁石体13は、長さ約250mm、直径約25mm、肉厚約0.5mmのステンレス鋼からなる第2のパイプ17の内部に、7個の棒状永久磁石片18を一列状態で封入したものである。図3(C)に示すように7個の棒状永久磁石片18は、磁力吸着が生じないでその極性すなわち、N極とS極が互いに反発するようN極とN極、S極とS極を対峙するように配列した。
この棒状永久磁石体13と、これを内部に配置した導水用パイプ10の内壁との間には約6mmの間隙15が形成され、ポンプ3の吐出口から送り出される水は、この間隙15を流れる間に第2のパイプ17を介して棒状永久磁石体13と接し、その磁力により磁気水化される。間隙15を流れる水は、ステンレス鋼製の第2のパイプ17の入水側端部に打ち当って生じる乱流による攪拌作用を除けば、第2のパイプ17の表面に沿った流れ、間隙中央部の流れ、導水用パイプの内壁に沿った流れの層流になり易い。
そこで、間隙15を流れる水を攪拌し、第2のパイプ17の表面に沿って流れる水の量を多くするために、図4(A)、(B)に示すように棒状永久磁石体13の第2のパイプ17表面に水攪拌用の案内羽根19を2組、相互の間隔約120mmを置いて取り付けた。なお、(B)は棒状永久磁石体を前方から見た端面図である。案内羽根19は、第2のパイプ17の外周にはまるステンレス鋼製のリング20に同じくステンレス鋼製の長さ60mm、幅5mm、厚さ3mmの短冊状羽根板21を2枚、180度の間隔を置いて溶接したものである。この案内羽根19のパイプ17表面への取り付けはステンレス鋼製のビス22で行った。
2枚の短冊状羽根板21は、第2のパイプ17の軸線方向の表面に対する傾斜角約5度でリング20に取り付けられていて、傾斜した羽根板に間隙15を流れる水が打ち当ることで、水に捻りと乱流を生じさせ、第2のパイプ17の表面に沿って流れる水の量を多くすることができる。
このように棒状永久磁石体13の第2のパイプ表面に沿って流れる水の量を多くすると、間隙15を流れる水の磁気水化を効率化でき、貯水槽内全体の水の磁気水化を短時間で行うことができる。
水の磁気水化をより効率よく行うには、図5に示すように棒状永久磁石体13の入水側端部をほぼ円錐形状23に尖らせると良い。また間隙保持具14は、小判型プレートに換えて排水口用目皿のように通水抵抗の小さなものにすると、円錐形状23に水を導き易くなってより好ましい。この例の場合、ポンプから吐出された水はその多くが円錐形状23に沿って流れ、入水側に近い第1の案内羽根19と導水用パイプの内壁に向けて拡散してゆく。そして羽根と導水用パイプの内壁に打ち当った水は、乱流、捻れやうねりを生じて棒状永久磁石体13と多く接する。さらに水は第2の案内羽根に到達してここでも再度乱流、捻れやうねりを生じる。水は導水用パイプの内壁と棒状永久磁石体との間隙15を通過するまでに何回かの捻れやうねりを繰り返して棒状永久磁石体の表面により多く接することになる。このため、流れる水の磁気水化は高効率で行われ、磁気水化の処理時間も短縮できる。
さらに磁気水化の効率をより高めるには、図2の(B)、(C)で示したように磁気水化器4を複数個並列あるいは直列接続して用いるとよい。この場合、吐出ポンプから吐出されこの磁気水化器を流れる水の量を多くするか、あるいは流れる水に作用する永久磁石からの磁力を多くするかの一方または両方が働くので、単位時間当たりの磁気水化率を大幅に高めることができる。勿論、前記したように貯水槽の保有水量や磁気水化の処理時間を考慮して、用いる磁気水化器の本数と接続形態や水中ポンプの吐出能力を変化させることは可能であり、利用状態に見合って迅速に磁気水化を達成できる。
以上のように、本発明は新設は勿論のこと既設の貯水槽に対しても、磁気水化器を設置するための事前の付帯措置を必要とすることなく、簡単かつ容易に設置することができ、貯水槽内の水全体を効率よく磁気水化できる磁気水製造装置であり、貯水槽や送水管路での水の赤錆、水垢等の発生防止し、かつ飲めば健康維持に役立つ磁気水を提供するので、飲料水用貯水槽に適用して効果の大きいものである。
本発明の磁気水製造装置を示す構成略図 (A)、(B)、(C)は本発明の磁気水製造装置の3つの例を示す図 本発明の磁気水化器を示し、(A)は断面概略図、(B)は側面図、(C)は棒状永久磁石体を構成する棒状永久磁石片の配列を示す図 本発明の磁気水化器の別な例を示し(A)は側面図、(B)は端面図 本発明のさらに別な磁気水化器を示す側面図
符号の説明
1 貯水槽
2 磁気水製造装置
3 水中ポンプ
4 磁気水化器
10 導水用パイプ
11 連結用雌ネジソケット
13 棒状永久磁石体
14 小判型プレート
15 間隙
18 棒状永久磁石片
19 案内羽根
20 リング
21 短冊状羽根板
22 固定用ビス
23 円錐形状部
本発明は、飲料水等を貯える貯水槽例えば、地上設置型あるいは高層建造物の屋上設置型貯水槽の水中に設置して用いる磁気水製造装置であり、長期使用により発生する配管や貯水槽自体の赤錆、水垢等を防止するもので、簡単に設置でき、かつ貯水を容易に磁気水化できるものである。
これまで、飲料水の赤錆や水垢による汚染を防止するために、水を磁気水化することが提案され、そのための装置が市販されている。
例えば、水道の蛇口に磁気水化器を取り付けることや、高層建造物の地上部に設けた貯水槽と屋上の高置水槽とを連結する送水管路や、貯水槽の水口あるいは吐出口に磁気水発生装置を取り付けることが行われている。(特許文献1)
特開平7−51678号公報。
しかし、これらの磁気水化器や磁気水発生装置は、蛇口、送水管、水槽の水口や吐出口に取り付けるため、蛇口を取り替えることや、既設の送水管や水槽の内部に加工の手を加える必要があった。
そしてこの取り替え、取り付けのために給水を一時中断することや、水槽内の水を抜き出すなど事前の付帯措置が必要となって、施工には時間とかなりのコストがかかると共に、装置が高価であったり、ランニングコスト面で、簡単かつ容易に実施できるものではなかった。
本発明は上記の課題を解決するものであり、新設は勿論のこと既設の貯水槽に対しても、簡単かつ容易にしかも短時間、低コストで設置することのできる、磁気水製造装置を提供することを主たる目的としたものである。
本発明は、飲料水等を貯える地上設置型あるいは高層建造物の屋上設置型貯水槽の水中に設置して用いる磁気水製造装置であり、水中ポンプと、このポンプの吐出口に接続された磁気水化器の2部分からなり、磁気水化器は第1の導水用パイプと、このパイプの内部にパイプ内壁とは間隙をおいて同軸をなすように設けた棒状永久磁石体とで構成され、棒状永久磁石体は、耐食性のある第2の導水用パイプと、その内部に一列状態に配置された複数の棒状永久磁石片とからなり、第2の導水用パイプはその前後の端部に取り付けた間隙保持具により、第1の導水用パイプにそのパイプ内壁との隙間が約6mmになるよう連結されているものである。
この発明の磁気水製造装置は、貯水槽の水中に設置するだけでよいことが最大の特徴であり、貯水槽はその新設、既設にかかわらず、保守点検用ハッチや上部開口部を利用して、ワイヤーまたはチェーンでの吊り下げや、貯水槽内底部に架台を設けて据え付ければよいものである。
このため、設置にあたって上記のように給水を一時中断することや、水槽内の水を抜き出すなどの事前の付帯措置は全く必要が無く、短時間に簡単かつ容易に施工できるものである。
そして、貯水槽内の水全体を磁気水化できるため、赤錆や水垢の発生防止は勿論のこと、飲料水として飲めば健康維持に役立つものでもある。このことは、宮崎大学の「水の磁気処理に関する基礎研究」、農業機械学会九州支部誌 第40号 1991年9月「新型磁力活性装置」で検証されている。
水の磁気水化にあたって、本発明では磁気水化器の複数の棒状永久磁石片をその極性、すなわちN極とS極とが互いに反発するようにN極とN極、S極とS極が対峙するように配列しているので、磁力吸着で相殺される磁力は無く、殆どの磁力が水の磁気水化に働き、磁気水化を効率化できる。
さらに、水の磁気水化を効率化するために、第1の導水用パイプと、その内部にパイプ内壁とは間隙をおいて配置された棒状永久磁石体のうち、少なくとも一方、例えば棒状永久磁石体の、複数の棒状永久磁石片を内部に収容した第2の導水用パイプの外面に、流水を螺旋状に捻り、導く案内用の羽根を複数枚設けている
その案内羽根は、ステンレス鋼製のリングに、ステンレス鋼製の短冊状羽根を、約5度の傾斜角をつけて等間隔に2枚を固定し、かつその複数組を相互に間隔をおいた状態で、前記の第2の導水用パイプの外面にはめて、ビスで固定できるようにしたもので、取り付け位置は自由に選択できる。
また、第2の導水用パイプの入水側先端部の間隙保持具は、通水抵抗が小さく多数の穴が開いた目皿状のものを取り付けて流水を粉砕させ、さらに前記パイプの入水側先端は、流水が拡散されやすい尖った円錐形状の構造であって、前記間隙保持具を通った流水を、第2の導水用パイプの表面に抵抗なく接触させる役割を担っている
このような本発明の磁気水製造装置では、貯水槽になんら加工を加えること無しに、貯水槽の水中に吊り下げるなどで設置して、水中ポンプを動作させることで、貯えた水を循環させつつ磁気水化でき、赤錆や水垢の発生を防止するとともに、飲料水の磁気水化を簡単に達成することができる。
以下、本発明の磁気水製造装置の実施例を説明する。
図1は、貯水槽の水中に配置した本発明の磁気水製造装置を示す構成略図である。
図中1は貯水槽であり、これは通常ステンレス鋼製や、いわゆるFRPと言われる繊維強化プラスチックなどで形成されている。図中2はその水中に設置した磁気水製造装置2であり、これは水中ポンプ3と、その吐出口に接続された磁気水化器4とからなっている。この磁気水製造装置の貯水槽1内への設置は、貯水槽が大型で点検用ハッチ5を備えたものや点検用の槽内梯子6を有するものでは、点検用ハッチを利用して金属ワイヤーやチェーンで吊り下げても良いし、架台をおいてこれに取り付けることもできる。この例では、最低水位よりも下側に位置するように梯子6の下部にワイヤーで縛って固定した。図中7は水中ポンプ3に給電するための防水型電気ケーブルである。
図2は、水中ポンプ3と磁気水化器4とを一体化させた磁気水製造装置2の3つ例を示す。
これは水槽1の保有水量、入水量、出水量等の変化に磁気水製造装置が対応できるように、その能力を増大変化させた例であり、()は1個の磁気水化器4を水中ポンプ3の吐出口に直結したものである。
図中8は磁気水が真上に噴出して点検時に作業員が濡れることのないよう吐出方向を横方向に変更するエルボ8である。
)は水中ポンプ3の吐出口に分岐用コネクタ9を取り付け、これに2個の磁気水化器4を並列に連結したものである。()は2個の磁気水化器4を雄ネジパイプで直列に連結し、これを水中ポンプ3の吐出口に接続したものである。()、()の例は、()と比べて水槽1の保有水量が大きく、多くの量の水を短時間で磁気水化する場合に有効である。勿論、並列あるいは直列に連結する磁気水化器4の本数は、保有水量やその磁気水化処理時間に応じて増減は可能であり、水中ポンプの吐出能力もこれに見合ったものにする。
図3は、水中ポンプに接続される磁気水化器4を示し、(A)はその断面略図であり、(B)1はその吐出側側面図、(B)2は入水側側面図である。図中10は第1の導水用パイプで、これは長さ約350mm、直径約40mmのポリ塩化ビニール樹脂パイプで構成されていて、その前後の端部には水中ポンプ3、磁気水化器相互あるいは分岐用コネクタとの連結用雄ネジソケット11が形成されている。12は第1の導水用パイプ10の外側を覆った保護チューブである。この第1の導水用パイプ10はソケット部分を除いて、その内径寸法は約38mmである。この第1の導水用パイプ10の内側
中央部に位置するよう、第2の導水用パイプ19の前後端部に取り付けた間隙保持具は、その入水側先端部には、多数の穴の開いた目皿状のステンレス鋼製間隙保持具17、吐出側後端部にはポリ塩化ビニール樹脂製の小判型プレート間隙保持具14で、第1の導水用パイプ10の内壁とは間隙15をおいて、第1の導水用パイプ10の中心と同軸をなすように配置されている。
16は間隙保持具14と17を第2の導水用パイプ19に固定したステンレス鋼製のボルトである。
棒状永久磁石体13は、長さ約250mm、直径約25mm、肉厚約0.5mmのステンレス鋼からなる第2の導水用パイプ19内部に、7個の棒状永久磁石片18を一列状態で封入したものである。図3の(D)に示すように7個の棒状永久磁石片18は、磁力吸着が生じないでその極性すなわち、N極とS極が互いに反発するようN極とN極、S極とS極を対峙するように配列した。
この棒状永久磁石体13と、これを内部に配置した第2の導水用パイプ19と第1の導水用パイプ10の間には間隙保持具によって約6mmの間隙15が形成され、ポンプ3の吐出口から送り出される水は、この間隙15を流れる間に、第2の導水用パイプ19と接し、その磁力により磁気水化される。
そこで、間隙15を流れる水を撹拌し、第2の導水用パイプ19の表面に沿って流れる水の量を多くするために、第2の導水用パイプ19の表面に水撹拌用の案内羽根21(図3の(A)、(C)で示す)を2組、相互の間隔約120mmを置いて取り付けた。案内羽根21は、第2の導水用パイプ19の外周にはまるステンレス鋼製のリング20に同じくステンレス鋼製の長さ60mm、幅5mm、厚さ3mmの短冊状羽根板21を2枚、180度の間隔を置いて溶接したものである。この案内羽根21第2の導水用パイプ19表面への取り付けはステンレス製のビス22で行った。2枚の短冊状羽根板21は、第2の導水用パイプ19の軸線方向の表面に対する傾斜角約5度でリング20に取り付けられていて、傾斜した羽根板に間隙15を流れる水が打ち当たることで、水に捻りと乱流を生じさせ、第2の導水用パイプ19の表面に沿って流れる水の量を多くすることができる。
このように棒状永久磁石体13の第2の導水用パイプ19表面に沿って流れる水の量を多くすると、間隙15を流れる水の磁気水化を効率化でき、貯水槽内全体の水の磁気水化を短時間で行うことができる。
水の磁気水化をより効率よく行うためには、図3の(A)に示すように第2の導水用パイプ19の入水側先端部をほぼ円錐形状23に尖らせ、また間隙保持具は入水側を小判型プレート14に換えて多数の穴の開いた、排水口用目皿のよう通水抵抗の小さなもの17にすると円錐形状23に水を導き易くな
水中ポンプから吐出された水はその多くが円錐形状23に沿って流れ、入水側に近い第1の案内羽根21第1の導水用パイプ10の内壁に向けて拡散してゆく。そして案内羽根21第1の導水用パイプ10の内壁に打ち当たった水は、乱流、捻りやうねりを生じて第2の導水用パイプ19と多く接する。さらに水は第2の案内羽根21に到達してここでも再度乱流、捻りやうねりを生じる。水は第1の導水用パイプ10の内壁と第2の導水用パイプ19のとの間隙15を通過するまでに何回かの捻りやうねりを繰り返して、第2の導水用パイプ19の表面により多く接することになる。このため、流れる水の磁気水化は高効率で行われ、磁気水化の処理時間も短縮できる。
さらに磁気水化の効率をより高めるには、図2の()、()で示したように磁気水化器4を複数個並列あるいは直列接続して用いるとよい。この場合、水中ポンプから吐出されたこの磁気水化器を流れる水の量を多くするか、あるいは流れる水に作用する永久磁石からの磁力を多くするかの一方または両方が働くので、単位時間当たりの磁気水化率を大幅に高めることができる。
勿論、前記したように貯水槽の保有水量や磁気水化の処理時間を考慮して、用いる磁気水化器の本数と接続形態や水中ポンプ3の吐出能力を変化させることは可能であり、利用状態に見合って迅速に磁気水化を達成できる。
以上のように、本発明品は新設は勿論のこと既設の貯水槽に対しても、磁気水化器を設置するための事前の付帯措置を必要とすることなく、簡単にかつ容易に設置することができ、貯水槽内の水全体を効率よく磁気水化できる磁気水製造装置であり、貯水槽や送水管路での水の赤錆、水垢等の発生防止し、かつ飲めば健康維持に役立つ磁気水を提供するので、飲料用貯水槽に適用して効果の大きいものである。
本発明の磁気水製造装置を示す構成略図 )、()、()は本発明の磁気水製造装置の3つの例を示す図 本発明の磁気水化器を示し、(A)は断面概略図、(B)1は吐出側側面図、(B)2は入水側側面図、(C)は案内羽根とリング、(D)は棒状永久磁石体を構成する棒状永久磁石片の配列をそれぞれ示す図
符号の説明
1 貯水槽
2 磁気水製造装置
3 水中ポンプ
4 磁気水化器
保守点検用ハッチ
点検用梯子
防水型電気ケーブル
エルボ
分岐用コネクタ
10 第1の導水用パイプ
11 連結用ソケット
12 保護チューブ
13 棒状永久磁石体
14 小判型プレート間隙保持具
15 間隙
16 間隙保持具取り付けのボルト
17 目皿状間隙保持具
18 棒状永久磁石片
19 第2の導水用パイプ
20 リング
21 短冊状羽根板 (案内羽根)
22 固定用ビス
23 円錐形状部
本発明は、飲料水等を貯える貯水槽例えば、地上設置型あるいは高層建造物の屋上設置型貯水槽の水中に設置して用いる磁気水製造装置であり、長期使用により発生する配管や貯水槽自体の赤錆、水垢等を防止するもので、簡単に設置でき、かつ貯水を容易に磁気水化できるものである。
これまで、飲料水の赤錆や水垢による汚染を防止するために、水を磁気水化することが提案され、そのための装置が市販されている。
例えば、水道の蛇口に磁気水化器を取り付けることや、高層建造物の地上部に設けた貯水槽と屋上の高置水槽とを連結する送水管路や、貯水槽の水口あるいは吐出口に磁気水発生装置を取り付けることが行われている。(特許文献1)
特開平7−51678号公報。
しかし、これらの磁気水化器や磁気水発生装置は、蛇口、送水管、水槽の水口や吐出口に取り付けるため、蛇口を取り替えることや、既設の送水管や水槽の内部に加工の手を加える必要があった。
そしてこの取り替え、取り付けのために給水を一時中断することや、水槽内の水を抜き出すなど事前の付帯措置が必要となって、施工には時間とかなりのコストがかかると共に、装置が高価であったり、ランニングコスト面で、簡単かつ容易に実施できるものではなかった。
本発明は上記の課題を解決するものであり、新設は勿論のこと既設の貯水槽に対しても、簡単かつ容易にしかも短時間、低コストで設置することのできる、磁気水製造装置を提供することを主たる目的としたものである。
本発明は、飲料水等を貯える地上設置型あるいは高層建造物の屋上設置型貯水槽の水中に設置して用いる磁気水製造装置であり、水中ポンプと、このポンプの吐出口に接続された磁気水化器の2部分からなり、磁気水化器は第1の導水用パイプと、このパイプの内部にパイプ内壁とは間隙をおいて同軸をなすように設けた棒状永久磁石体とで構成され、棒状永久磁石体は、耐食性のある第2の導水用パイプと、その内部に一列状態に配置された複数の棒状永久磁石片とからなり、第2の導水用パイプはその前後の端部に取り付けた間隙保持具により、第1の導水用パイプにそのパイプ内壁との隙間が約6mmになるよう連結されているものである。
この発明の磁気水製造装置は、貯水槽の水中に設置するだけでよいことが最大の特徴であり、貯水槽はその新設、既設にかかわらず、保守点検用ハッチや上部開口部を利用して、ワイヤーまたはチェーンでの吊り下げや、貯水槽内底部に架台を設けて据え付ければよいものである。
このため、設置にあたって上記のように給水を一時中断することや、水槽内の水を抜き出すなどの事前の付帯措置は全く必要が無く、短時間に簡単かつ容易に施工できるものである。
そして、貯水槽内の水全体を磁気水化できるため、赤錆や水垢の発生防止は勿論のこと、飲料水として飲めば健康維持に役立つものでもある。このことは、宮崎大学の「水の磁気処理に関する基礎研究」、農業機械学会九州支部誌 第40号 1991年9月「新型磁力活性装置」で検証されている。
水の磁気水化にあたって、本発明では磁気水化器の複数の棒状永久磁石片をその極性、すなわちN極とS極とが互いに反発するようにN極とN極、S極とS極が対峙するように配列しているので、磁力吸着で相殺される磁力は無く、殆どの磁力が水の磁気水化に働き、磁気水化を効率化できる。
さらに、水の磁気水化を効率化するために、第1の導水用パイプと、その内部にパイプ内壁とは間隙をおいて配置された棒状永久磁石体のうち、少なくとも一方、例えば棒状永久磁石体の、複数の棒状永久磁石片を内部に収容した第2の導水用パイプの外面に、流水を螺旋状に捻り、導く案内用の羽根を複数枚設けている
その案内羽根は、ステンレス鋼製のリングに、ステンレス鋼製の短冊状羽根を、約5度の傾斜角をつけて等間隔に2枚を固定し、かつその複数組を相互に間隔をおいた状態で、前記の第2の導水用パイプの外面にはめて、ビスで固定できるようにしたもので、取り付け位置は自由に選択できる。
また、第2の導水用パイプの入水側先端部の間隙保持具は、通水抵抗が小さく多数の穴が開いた目皿状のものを取り付けて流水を粉砕させ、さらに前記パイプの入水側先端は、流水が拡散されやすい尖った円錐形状の構造であって、前記間隙保持具を通った流水を、第2の導水用パイプの表面に抵抗なく接触させる役割を担っている
このような本発明の磁気水製造装置では、貯水槽になんら加工を加えること無しに、貯水槽の水中に吊り下げるなどで設置して、水中ポンプを動作させることで、貯えた水を循環させつつ磁気水化でき、赤錆や水垢の発生を防止するとともに、飲料水の磁気水化を簡単に達成することができる。
以下、本発明の磁気水製造装置の実施例を説明する。
図1は、貯水槽の水中に配置した本発明の磁気水製造装置を示す構成略図である。
図中1は貯水槽であり、これは通常ステンレス鋼製や、いわゆるFRPと言われる繊維強化プラスチックなどで形成されている。図中2はその水中に設置した磁気水製造装置2であり、これは水中ポンプ3と、その吐出口に接続された磁気水化器4とからなっている。この磁気水製造装置の貯水槽1内への設置は、貯水槽が大型で点検用ハッチ5を備えたものや点検用の槽内梯子6を有するものでは、点検用ハッチを利用して金属ワイヤーやチェーンで吊り下げても良いし、架台をおいてこれに取り付けることもできる。この例では、最低水位よりも下側に位置するように梯子6の下部にワイヤーで縛って固定した。図中7は水中ポンプ3に給電するための防水型電気ケーブルである。
図2は、水中ポンプ3と磁気水化器4とを一体化させた磁気水製造装置2の3つ例を示す。
これは水槽1の保有水量、入水量、出水量等の変化に磁気水製造装置が対応できるように、その能力を増大変化させた例であり、()は1個の磁気水化器4を水中ポンプ3の吐出口に直結したものである。
図中8は磁気水が真上に噴出して点検時に作業員が濡れることのないよう吐出方向を横方向に変更するエルボ8である。
)は水中ポンプ3の吐出口に分岐用コネクタ9を取り付け、これに2個の磁気水化器4を並列に連結したものである。()は2個の磁気水化器4を雄ネジパイプで直列に連結し、これを水中ポンプ3の吐出口に接続したものである。()、()の例は、()と比べて水槽1の保有水量が大きく、多くの量の水を短時間で磁気水化する場合に有効である。勿論、並列あるいは直列に連結する磁気水化器4の本数は、保有水量やその磁気水化処理時間に応じて増減は可能であり、水中ポンプの吐出能力もこれに見合ったものにする。
図3は、水中ポンプに接続される磁気水化器4を示し、(A)はその断面略図であり、(B)1はその吐出側側面図、(B)2は入水側側面図である。図中10は第1の導水用パイプで、これは長さ約350mm、直径約40mmのポリ塩化ビニール樹脂パイプで構成されていて、その前後の端部には水中ポンプ3、磁気水化器相互あるいは分岐用コネクタとの連結用雄ネジソケット11が形成されている。12は第1の導水用パイプ10の外側を覆った保護チューブである。この第1の導水用パイプ10はソケット部分を除いて、その内径寸法は約38mmである。この第1の導水用パイプ10の内側
中央部に位置するよう、第2の導水用パイプ19の前後端部に取り付けた間隙保持具は、その入水側先端部には、多数の穴の開いた目皿状のステンレス鋼製間隙保持具17、吐出側後端部にはポリ塩化ビニール樹脂製の小判型プレート間隙保持具14で、第1の導水用パイプ10の内壁とは間隙15をおいて、第1の導水用パイプ10の中心と同軸をなすように配置されている。
16は間隙保持具14と17を第2の導水用パイプ19に固定したステンレス鋼製のボルトである。
棒状永久磁石体13は、長さ約250mm、直径約25mm、肉厚約0.5mmのステンレス鋼からなる第2の導水用パイプ19内部に、7個の棒状永久磁石片18を一列状態で封入したものである。図3の(D)に示すように7個の棒状永久磁石片18は、磁力吸着が生じないでその極性すなわち、N極とS極が互いに反発するようN極とN極、S極とS極を対峙するように配列した。
この棒状永久磁石体13と、これを内部に配置した第2の導水用パイプ19と第1の導水用パイプ10の間には間隙保持具によって約6mmの間隙15が形成され、ポンプ3の吐出口から送り出される水は、この間隙15を流れる間に、第2の導水用パイプ19と接し、その磁力により磁気水化される。
そこで、間隙15を流れる水を撹拌し、第2の導水用パイプ19の表面に沿って流れる水の量を多くするために、第2の導水用パイプ19の表面に水撹拌用の案内羽根21(図3の(A)、(C)で示す)を2組、相互の間隔約120mmを置いて取り付けた。案内羽根21は、第2の導水用パイプ19の外周にはまるステンレス鋼製のリング20に同じくステンレス鋼製の長さ60mm、幅5mm、厚さ3mmの短冊状羽根板21を2枚、180度の間隔を置いて溶接したものである。この案内羽根21第2の導水用パイプ19表面への取り付けはステンレス製のビス22で行った。2枚の短冊状羽根板21は、第2の導水用パイプ19の軸線方向の表面に対する傾斜角約5度でリング20に取り付けられていて、傾斜した羽根板に間隙15を流れる水が打ち当たることで、水に捻りと乱流を生じさせ、第2の導水用パイプ19の表面に沿って流れる水の量を多くすることができる。
このように棒状永久磁石体13の第2の導水用パイプ19表面に沿って流れる水の量を多くすると、間隙15を流れる水の磁気水化を効率化でき、貯水槽内全体の水の磁気水化を短時間で行うことができる。
水の磁気水化をより効率よく行うためには、図3の(A)に示すように第2の導水用パイプ19の入水側先端部をほぼ円錐形状23に尖らせ、また間隙保持具は入水側を小判型プレート14に換えて多数の穴の開いた、排水口用目皿のよう通水抵抗の小さなもの17にすると円錐形状23に水を導き易くな
水中ポンプから吐出された水はその多くが円錐形状23に沿って流れ、入水側に近い第1の案内羽根21第1の導水用パイプ10の内壁に向けて拡散してゆく。そして案内羽根21第1の導水用パイプ10の内壁に打ち当たった水は、乱流、捻りやうねりを生じて第2の導水用パイプ19と多く接する。さらに水は第2の案内羽根21に到達してここでも再度乱流、捻りやうねりを生じる。水は第1の導水用パイプ10の内壁と第2の導水用パイプ19のとの間隙15を通過するまでに何回かの捻りやうねりを繰り返して、第2の導水用パイプ19の表面により多く接することになる。このため、流れる水の磁気水化は高効率で行われ、磁気水化の処理時間も短縮できる。
さらに磁気水化の効率をより高めるには、図2の()、()で示したように磁気水化器4を複数個並列あるいは直列接続して用いるとよい。この場合、水中ポンプから吐出されたこの磁気水化器を流れる水の量を多くするか、あるいは流れる水に作用する永久磁石からの磁力を多くするかの一方または両方が働くので、単位時間当たりの磁気水化率を大幅に高めることができる。
勿論、前記したように貯水槽の保有水量や磁気水化の処理時間を考慮して、用いる磁気水化器の本数と接続形態や水中ポンプ3の吐出能力を変化させることは可能であり、利用状態に見合って迅速に磁気水化を達成できる。
以上のように、本発明品は新設は勿論のこと既設の貯水槽に対しても、磁気水化器を設置するための事前の付帯措置を必要とすることなく、簡単にかつ容易に設置することができ、貯水槽内の水全体を効率よく磁気水化できる磁気水製造装置であり、貯水槽や送水管路での水の赤錆、水垢等の発生防止し、かつ飲めば健康維持に役立つ磁気水を提供するので、飲料用貯水槽に適用して効果の大きいものである。
本発明の磁気水製造装置を示す構成略図 )、()、()は本発明の磁気水製造装置の3つの例を示す図 本発明の磁気水化器を示し、(A)は断面概略図、(B)1は吐出側側面図、(B)2は入水側側面図、(C)は案内羽根とリング、(D)は棒状永久磁石体を構成する棒状永久磁石片の配列をそれぞれ示す図 本発明の磁気水化器の別な例を示し(A)は側面図、(B)は端面図 本発明のさらに別な磁気水化器を示す側面図
符号の説明
1 貯水槽
2 磁気水製造装置
3 水中ポンプ
4 磁気水化器
保守点検用ハッチ
点検用梯子
防水型電気ケーブル
エルボ
分岐用コネクタ
10 第1の導水用パイプ
11 連結用ソケット
12 保護チューブ
13 棒状永久磁石体
14 小判型プレート間隙保持具
15 間隙
16 間隙保持具取り付けのボルト
17 目皿状間隙保持具
18 棒状永久磁石片
19 第2の導水用パイプ
20 リング
21 短冊状羽根板 (案内羽根)
22 固定用ビス
23 円錐形状部
本発明は、飲料水等を貯える貯水槽例えば、地上設置型あるいは高層建造物の屋上設置型貯水槽の水中に設置して用いる磁気水製造装置であり、長期使用により発生する配管や貯水槽自体の赤錆、水垢等を防止するもので、簡単に設置でき、かつ貯水を容易に磁気水化できるものである。
これまで、飲料水の赤錆や水垢による汚染を防止するために、水を磁気水化することが提案され、そのための装置が市販されている。
例えば、水道の蛇口に磁気水化器を取り付けることや、高層建造物の地上部に設けた貯水槽と屋上の高置水槽とを連結する送水管路や、貯水槽の水口あるいは吐出口に磁気水発生装置を取り付けることが行われている(特許文献1)。
特開平7−51678号公報
しかし、これらの磁気水化器や磁気水発生装置は、蛇口、送水管、水槽の水口や吐出口に取り付けるため、蛇口を取り替えることや、既設の送水管や水槽の内部に加工の手を加える必要があった。
そしてこの取り替え、取り付けのために給水を一時中断することや、水槽内の水を抜き出すなど事前の付帯措置が必要となって、施工には時間とかなりのコストがかかり、簡単かつ容易に実施できるものではなかった。
本発明は上記の課題を解決するものであり、新設は勿論のこと既設の貯水槽に対しても、簡単かつ容易にしかも短時間、低コストで設置することができ、貯水槽内の水全体を短時間で効率よく磁気水化できる磁気水製造装置を提供することを主たる目的としたものである。
本発明は、飲料水等を貯える地上設置型あるいは高層建造物の屋上設置型貯水槽の水中に設置して用いる磁気水製造装置であり、水中ポンプと、このポンプの吐出口に接続された磁気水化器の2部分からなり、磁気水化器は第1の導水用パイプと、このパイプの内部にパイプ内壁とは間隙をおいて同軸をなすように設けた棒状永久磁石体とで構成され、棒状永久磁石体は、耐食性のある第2の導水用パイプと、その内部に一列状態に配置された複数の棒状永久磁石片とからなり、第2の導水用パイプはその前後の端部に取り付けた間
隙保持具により、第1の導水用パイプにそのパイプ内壁との隙間が約6mmになるよう連結されているものである。
この発明の磁気水製造装置は、貯水槽の水中に設置するだけでよいことが最大の特徴であり、貯水槽はその新設、既設にかかわらず、保守点検用ハッチや上部開口部を利用して、ワイヤーまたはチェーンでの吊り下げや、貯水槽内底部に架台を設けて据え付ければよいものである。
このため、設置にあたって上記のように給水を一時中断することや、水槽内の水を抜き出すなどの事前の付帯措置は全く必要が無く、短時間に簡単かつ容易に施工できるものである。
そして、貯水槽内の水全体を磁気水化できるため、赤錆や水垢の発生防止は勿論のこと、飲料水として飲めば健康維持に役立つものでもある。このことは、宮崎大学の「水の磁気処理に関する基礎研究」、農業機械学会九州支部誌 第40号 1991年9月「新型磁力活性装置」で検証されている。
水の磁気水化にあたって、本発明では磁気水化器の複数の棒状永久磁石片をその極性、すなわちN極とS極とが互いに反発するようにN極とN極、S極とS極が対峙するように配列しているので、磁力吸着で相殺される磁力は無く、殆どの磁力が水の磁気水化に働き、磁気水化を効率化できる。
さらに、水の磁気水化を効率化するために、第2の導水用パイプの外面に、水攪拌用の案内羽根を複数組相互に間隔をおいて取り付けている。案内羽根は、ステンレス鋼製のリングに、ステンレス鋼製の短冊状羽根板を、第2の導水用パイプの軸線方向の表面に対して約5度の傾斜角をつけて等間隔に2枚固定してあり、リングを第2の導水用パイプの外周にはめてビスで固定できるようにしたもので、取り付け位置は自由に選択できる。
さらに、第2の導水用パイプの入水側先端部の間隙保持具を通水抵抗の小さい目皿状間隙保持具とし、第2の導水用パイプの入水側先端部を尖った円錐形状とすることで、ポンプから吐出された水を間隙にスムーズに導くことができ、磁気水化をより効率化できる。
このような本発明の磁気水製造装置では、貯水槽になんら加工を加えること無しに、貯水槽の水中に吊り下げるなどで設置して、水中ポンプを動作させることで、貯えた水を循環させつつ磁気水化でき、赤錆や水垢の発生を防止するとともに、飲料水の磁気水化を簡単に達成することができる。水中ポンプから吐出された水は、通水抵抗の小さい目皿状間隙保持具を通過し、第2の導水用パイプの入水側先端部の尖った円錐形状により拡散されて第1の導水用パイプと第2の導水用パイプの間の間隙に導かれ、第2の導水用パイプの外面に取付けた案内羽根の傾斜した短冊状羽根板に打ち当たることで攪拌され、水に乱流、捻りやうねりが生じ、第2の導水用パイプの表面に沿って流れる水が多くなることから、間隙を流れる水の磁気水化を効率化でき、よって貯水槽内の水全体を短時間で効率よく磁気水化できる。
以下、本発明の磁気水製造装置の実施例を説明する。
図1は、貯水槽の水中に配置した本発明の磁気水製造装置を示す構成略図である。図中1は貯水槽であり、これは通常ステンレス鋼製や、いわゆるFRPと言われる繊維強化プラスチックなどで形成されている。図中2はその水中に設置した磁気水製造装置2であり、これは水中ポンプ3と、その吐出口に接続された磁気水化器4とからなっている。
この磁気水製造装置の貯水槽1内への設置は、貯水槽が大型で点検用ハッチ5を備えたものや点検用の槽内梯子6を有するものでは、点検用ハッチを利用して金属ワイヤーやチェーンで吊り下げても良いし、架台をおいてこれに取り付けることもできる。この例では、最低水位よりも下側に位置するように梯子6の下部にワイヤーで縛って固定した。図中7は水中ポンプ3に給電するための防水型電気ケーブルである。
図2は、水中ポンプ3と磁気水化器4とを一体化させた磁気水製造装置2の3つの例を示す。これは水槽1の保有水量、入水量、出水量等の変化に磁気水製造装置が対応できるように、その能力を増大変化させた例であり、()は1個の磁気水化器4を水中ポンプ3の吐出口に直結したものである。図中8は磁気水が真上に噴出して点検時に作業員が濡れることのないよう吐出方向を横方向に変更するエルボである。
)は水中ポンプ3の吐出口に分岐用コネクタ9を取り付け、これに2個の磁気水化器4を並列に連結したものである。()は2個の磁気水化器4を雄ネジパイプで直列に連結し、これを水中ポンプ3の吐出口に接続したものである。()、()の例は、()と比べて水槽1の保有水量が大きく、多くの量の水を短時間で磁気水化する場合に有効である。勿論、並列あるいは直列に連結する磁気水化器4の本数は、保有水量やその磁気水化処理時間に応じて増減は可能であり、水中ポンプの吐出能力もこれに見合ったものにする。
図3は、水中ポンプに接続される磁気水化器4を示し、(A)はその断面概略図であり、(B)はその側面図である。図中、10は第1の導水用パイプで、これは長さ約350mm、直径約40mmのポリ塩化ビニール樹脂パイプで構成されていて、その前後の端部には水中ポンプ3、磁気水化器相互あるいは分岐用コネクタとの連結用雄ネジソケット11が形成されている。12は第1の導水用パイプ10の外側を覆った保護チューブである。この第1の導水用パイプ10はソケット部分を除いて、その内径寸法は約38mmである。この第1の導水用パイプ10の内側中央部には、棒状永久磁石体13がその前後端部に取り付けた間隙保持具であるポリ塩化ビニール樹脂製の小判型プレート14で、第1の導水用パイプ10の内壁とは間隙15をおいて第1の導水用パイプ10の中心と同軸をなすように配置されている。16は小判型プレート14を棒状永久磁石体13に固定したステンレス鋼製のボルトである。
棒状永久磁石体13は、長さ約250mm、直径約25mm、肉厚約0.5mmのステンレス鋼からなる第2の導水用パイプ17の内部に、7個の棒状永久磁石片18を一列状態で封入したものである。図3(C)に示すように7個の棒状永久磁石片18は、磁力吸着が生じないでその極性すなわち、N極とS極が互いに反発するようN極とN極、S極とS極を対峙するように配列した。
この棒状永久磁石体13と、これを内部に配置した第1の導水用パイプ10の内壁との間には約6mmの間隙15が形成され、水中ポンプ3の吐出口から送り出される水は、この間隙15を流れる間に第2の導水用パイプ17を介して棒状永久磁石体13と接し、その磁力により磁気水化される。間隙15を流れる水は、ステンレス鋼製の第2の導水用パイプ17の入水側端部に打ち当たって生じる乱流による攪拌作用を除けば、第2の導水用パイプ17の表面に沿った流れ、間隙15中央部の流れ、第1の導水用パイプ10の内壁に沿った流れの層流になり易い。
そこで、間隙15を流れる水を撹拌し、第2の導水用パイプ17の表面に沿って流れる水の量を多くするために、図4(A)、(B)に示すように棒状永久磁石体13の第2の導水用パイプ17表面に水撹拌用の案内羽根19を2組、相互の間隔約120mmを置いて取り付けた。なお、(B)は棒状永久磁石体13を前方から見た端面図である。案内羽根19は、第2の導水用パイプ17の外周にはまるステンレス鋼製のリング20に同じくステンレス鋼製の長さ60mm、幅5mm、厚さ3mmの短冊状羽根板21を2枚、180度の間隔を置いて溶接したものである。この案内羽根19の第2の導水用パイプ17表面への取り付けはステンレス製のビス22で行った。
2枚の短冊状羽根板21は、第2の導水用パイプ17の軸線方向の表面に対する傾斜角約5度でリング20に取り付けられていて、傾斜した羽根板21に間隙15を流れる水が打ち当たることで、水に捻りと乱流を生じさせ、第2の導水用パイプ17の表面に沿って流れる水の量を多くすることができる。
このように棒状永久磁石体13の第2の導水用パイプ17表面に沿って流れる水の量を多くすると、間隙15を流れる水の磁気水化を効率化でき、貯水槽内全体の水の磁気水化を短時間で行うことができる。
水の磁気水化をより効率よく行うためには、図5に示すように棒状永久磁石体13の第2の導水用パイプ17の入水側先端部をほぼ円錐形状23に尖らせるとよい。また入水側の間隙保持具は、小判型プレート14に換えて排水口用目皿のように通水抵抗の小さな目皿状間隙保持具24にすると、円錐形状23に水を導き易くなってより好ましい。この場合、水中ポンプから吐出された水はその多くが円錐形状23に沿って流れ、入水側に近い第1の案内羽根19と第1の導水用パイプ10の内壁に向けて拡散してゆく。そして案内羽根19第1の導水用パイプ10の内壁に打ち当たった水は、乱流、捻りやうねりを生じて棒状永久磁石体13の第2の導水用パイプ17と多く接する。さらに水は第2の案内羽根19に到達してここでも再度乱流、捻りやうねりを生じる。水は第1の導水用パイプ10の内壁と棒状永久磁石体13との間隙15を通過するまでに何回かの捻りやうねりを繰り返して、棒状永久磁石体13の表面により多く接することになる。このため、流れる水の磁気水化は高効率で行われ、磁気水化の処理時間も短縮できる。
さらに磁気水化の効率をより高めるには、図2の()、()で示したように磁気水化器4を複数個並列あるいは直列接続して用いるとよい。この場合、水中ポンプから吐出されこの磁気水化器を流れる水の量を多くするか、あるいは流れる水に作用する永久磁石からの磁力を多くするかの一方または両方が働くので、単位時間当たりの磁気水化率を大幅に高めることができる。勿論、前記したように貯水槽の保有水量や磁気水化の処理時間を考慮して、用いる磁気水化器の本数と接続形態や水中ポンプの吐出能力を変化させることは可能であり、利用状態に見合って迅速に磁気水化を達成できる。
以上のように、本発明は新設は勿論のこと既設の貯水槽に対しても、磁気水化器を設置するための事前の付帯措置を必要とすることなく、簡単にかつ容易に設置することができ、貯水槽内の水全体を効率よく磁気水化できる磁気水製造装置であり、貯水槽や送水管路での水の赤錆、水垢等の発生防止し、かつ飲めば健康維持に役立つ磁気水を提供するので、飲料用貯水槽に適用して効果の大きいものである。
本発明の磁気水製造装置を示す構成略図 )、()、()は本発明の磁気水製造装置の3つの例を示す図 本発明の磁気水化器を示し、(A)は断面略図、(B)は側面図、(C)は棒状永久磁石体を構成する棒状永久磁石片の配列を示す図 本発明の磁気水化器の別な例を示し(A)は側面図、(B)は端面図 本発明のさらに別な磁気水化器を示す側面図
符号の説明
1 貯水槽
2 磁気水製造装置
3 水中ポンプ
4 磁気水化器
10 第1の導水用パイプ
11 連結用雌ネジソケット
13 棒状永久磁石体
14 小判型プレート(間隙保持具)
15 間隙
17 第2の導水用パイプ
18 棒状永久磁石片
19 案内羽根
20 リング
21 短冊状羽根板
22 固定用ビス
23 円錐形状
24 目皿状間隙保持具

Claims (4)

  1. 貯水槽の水中に設置して用いる磁気水製造装置であって、水中ポンプと、このポンプの吐出口に接続された磁気水化器とからなり、
    磁気水化器は導水用パイプと、このパイプの内部にパイプ内壁とは間隙をおいて同軸をなすように配置された棒状永久磁石体とで構成され、
    棒状永久磁石体は耐食性に優れた第2の導水用パイプと、その内部にN極とS極が互いに反発しあうように一列状態に配置された複数の棒状永久磁石片とからなり、
    第2の導水用パイプは、その前後の端部に取り付けられた間隙保持具によって、導水用パイプ内に固定されている磁気水製造装置。
  2. 導水用パイプの内部にパイプ内壁とは間隙をおいて配置された第2の導水用パイプの外面には、流水を螺旋状に捻り、この第2の導水用パイプを介して磁石体表面に導く案内羽根が複数枚設けられている請求項1記載の磁気水製造装置。
  3. 棒状永久磁石体の第2の導水用パイプはステンレス鋼製であり、その入水側の端部がほぼ円錐形状に形成されていて、導水用パイプの内部中央部に、パイプ内壁とは間隙をおいて同軸をなすように配置されている請求項1または2記載の磁気水製造装置。
  4. 磁気水化器は、導水用パイプの前後両端部にこの磁気水化器自体を直列あるいは並列いずれにも連結できるソケットを備えている請求項1記載の磁気水製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013000730A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Mitsuhiro Motoi 流体処理装置

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